JPS6211566Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、食器洗い機用食器かごに関するもの
で、従来、プラスチツク等の成型品で作られた小
物入れがかご線材に固定されていたものを、食器
かごを構成する線材自身により小物入れ部を形成
することを目的とするものである。

以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。第１図において、１は食器洗い機本
体、２は本体１内に設置された洗浄槽、３は洗浄
水を加熱するヒーター、４は洗浄水を回転噴射さ
せる洗浄ノズル、５は食器をセツトするための食
器かご、６は中心部に垂直に立つたタワーノズル
である。７は洗浄水を循環させるポンプで、モー
タ８により回転駆動される。また９は排水ポンプ
で、１０は開閉自在な蓋、１１は排気口である。
そして、１２は注水口で、外部より水を供給する
ものである。

第２図および第３図は食器かご５を示す。ま
ず、食器かご５の中心部まで位置してタワーノズ
ル６をさける、中心部の凹状部１３は、逆Ｕ字形
線材１４を平行して設け、かつ、後面から前面に
達するまで伸びた長いＵ字形線材１５を複数本、
縦方向に並べ、前記逆Ｕ字形線材１４にスポツト
溶接することにより構成されている。また前記長
いＵ字形ピン１５で構成された中心から前面のス
ペース１６部分で横方向仕切り線材１７と、縦方
向仕切り線材１８により小物入れ上部を構成して
いる。

また底部においては、小物食器を支える底板１
９が食器かごの前面スペース１６部分の底部に固
定され、小物入れ部２０を構成するものである。

以上のように本考案によれば、従来と同様なタ
ワーノズルをさけた凹状空間を設ける一方、後面
から前面に達するまで伸びた長いＵ字形線材を複
数本スポツトすることにより、中心部分で、線材
の壁部を設けたものであるため、強度の確保が確
実に行え、さらに、前記凹状空間の延長部分に、
小物入れ部を設けるべく、長いＵ字形線材を共用
して、小物入れ部を構成することにより、新たに
プラスチツク製の小物入れを装着する必要がな
く、経済的であるとともに、食器かご中心部の強
度の向上を図ることができるものである。また小
物入れ底部においては、簡単な底板を設けること
により、小物食器を支えるものであり、食器かご
全体として、中心部のスペースを小物入れ部に利
用し、左右の空間は、皿類等が十分にかつ容易に
セツトできる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は食器洗い機の構成を示す概略縦断面
図、第２図は本考案の実施例における食器かごの
構成を示す外観斜視図、第３図はその食器かごの
平面図である。 １……食器洗い機本体、２……洗浄槽、５……
食器かご、１５……長いＵ字形線材、１７……横
方向仕切り線材、１８……縦方向仕切り線材、１
９……底板、２０……小物入れ部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 洗浄槽内に位置し、食器類をセツトすべく設け
   られた食器かごにおいて、食器かご収納時に、洗
   浄槽中央に設けられたタワーノズルをさけるべく
   食器かご後面から中央部に至る凹状の空間を設
   け、かつ、中心部に後面から前面に伸びるＵ字形
   の補強線材を複数本設け、前記凹状の空間部に位
   置し、前記Ｕ字形の補強線材より上方へ突出した
   逆Ｕ字形線材を前記Ｕ字形補強線材に連結させ、
   中心部から前面に前記Ｕ字形補強線材で形成した
   長方形スペースに仕切り線材を複数本設け、前記
   スペース底面側に底板を固定し、小物入れ部を形
   成してなる食器洗い機用食器かご。