JPS62115205A - 水田に於る肥料等の施用方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的） 本発明は、水田に於る肥料、Ｉｋ薬等の施用方法に関す
るものである。

近年、我国に於る水田の構造改革は進展し、水田の単位
面積は増大すると共に（大抵の場合３０ア一ル以上）、
水田用水もパイプライン化され、蛇口をひねることによ
って給水を行うことも可能となってきた。　他方、現在
水田に於て肥料拳農薬の撒布は、動力撒布機の使用が普
及しつつあるが、広大な水田に於て、均一・に撒布する
ことｔｍ兼であり、増してや人力によって撒布する場合
には、更に均一な撒布は困難であり、しかも労力は量り
知れない程大きい。

本発明は、水田に於る肥料φ農薬の撒布の労力をなくし
、自然力によって肥料・農薬を自動的にしかも均一に施
用することを目的とするものである。

（発明の構成） 本発明の肥料又は農薬の撒布方法は、着色剤を混入した
肥料又は農薬を液体状にして、水田の給水口に於て潅水
用の水と共に水田に流すことによってなる。

即ち、第１図に示すように、水田２の給水口に於て染料
、顔料、水面展開剤等によって着色した肥料又は農薬を
容器ｌ中に溶かし、これを水田の灌漑用水３と共に水田
に供給する。これによって第２図に示すように、着色し
た肥料又は農薬は水面中を潅扉用水と共に拡散していく
ことになる。

（発明の作用） 第２図は、本発明の方法による１−又は農薬辺り拡散方
法を示すが、肥料又は農薬は、着色されているので、水
田の如何なる部分に拡散していったかを確認することが
可能となる。

そして、このような拡散の状況を確かめながら供給する
肥料又は農薬が、全域に拡散した後に、所定の量を供給
することによって、自然力を利用しながら自動的で均一
、な施用ができる。

ところで、水田に土壌表面には凹凸及び割目があり、水
田が湛水状態で乾いている場合には、装置用水と本発明
の着色した肥料又は農薬の水溶液とを当初から供給した
場合には、肥料又は農薬は四部に溜ったり、割目に染み
いったりして必ずしも均一の施用が可能となる訳ではな
い。

従って、最も均一な施用を可能とするには、予め水田に
温浸用水を供給した上で施用することである。水田が乾
いており湛水状態の場合には、予め温浸用水を土壌表面
の割れ目に染み込み、凹んだ部分に溜る程度に供給して
おいた後、施用を行うのが良い。又、仮に湛水状態の田
に、当初から温浸用水と共に着色した肥料又は農薬の水
ｄを供給した場合には、前述のとおり、必ずしも均一な
施用はできないが、肥料又は農薬を供給した後に、温浸
用水のみを水田に供給すれば、一時的には、給水口付近
は、着色した肥料又は農薬は、流されて存在しないが、
後に給水の流れが鎮静化するに伴い、着色した肥料又は
農薬は、戻ってきて可成均一な施用が得られることも実
験上確認できた。

（発明の効果） 本発明に於ては、第３図に示すように、肥料又は農薬を
着色しこれを水溶液とすることは不可欠であるが、この
ような本発明によって、水田内の肥料又は農薬の施用の
為の作業効率は飛躍的に増大し、しかも着色した肥料又
は農薬の水溶液を自然落下することによって施用ができ
るので、天候時間に関係なく、自動的な供給も可能とな
る。

又、灌漑用水の水田内の分布は殆ど均一なので人力又は
機械による農薬の撒布よりもはるかに、均一な施用が可
能となり、しかも予め施用する量を設定できるので、微
量な調整も可能となり、少種の生育むらを防ぎ、且つ増
収を期待することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図：本発明の方法を示す見取図 第２図：着色した肥料又は農薬が拡散していく状況を示
す平面図 第３図：肥料又は農薬に着色剤を混入したミクロな状態
を示す模式的な見取図 （尚、第１図、第２図における矢印は、温浸用水の流れ
る方向を示す。） ｌ・着色した肥料又は農薬の水溶液を供給する容器 ２１１水田の給水口 ３・温浸用水 ４・着色した肥料又は農薬を含んだ灌漑用水５１・肥料
又は農薬 ５２・着色剤 ６・水稲

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）水田の給水口に於て、着色剤を混入し、肥料又は
   農薬を液体状として灌漑用水と共に水田に流すことによ
   る水田に於る肥料又は農薬の施用方法
2. （２）水田の給水口に於て液体状にして灌漑用水と共に
   水田に流す為に着色剤を混入した肥料又は農薬