JPS6211440Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は葉たばこの調理室の改良に関するもの
である。

［従来の技術］ 従来一般に使用されている葉たばこ調理室は箱
型になつているため、取付け、取外し操作に手数
を要し、材質の硬いサニークロスなどを使用した
調理室は折畳んで収納するのが容易でなかつた。

又蚊帳式のものは風で周面シートが動き安定し
ない共に吊下げる場合吊紐を放射状に緊張する必
要があり、吊下するために別の支持枠を立設しな
ければならない。

［考案が解決しようとする問題点］ 本考案の課題は安定して吊下され、組立分解操
作も容易にできる葉たばこ調理室を得ることにあ
る。

［問題を解決するための手段］ 本考案の手段は、遮光性、保温性に富む軟質の
方形天井シートと、天井シートの全周辺に一体又
は別体に連設した同素材の４枚の周面シートと、
天井シートの下面に適合して施こす方形の吊枠と
から構成され、吊枠に結びつけた吊下紐の挿通孔
を天井シートに設け、周面シートとこれに連設し
た継合せ片とにホツクボタン等の止具を取付けた
ものである。

［実施例］ 図面は本考案に係る葉たばこ調理室の実施例を
示したもので、図中１は天井シート、２は周面シ
ートで図示実施例のシートはいづれもアルミ箔の
粉末を軟質合成樹脂シートに密に付着させた遮光
性及び保温性に富む素材を用いて構成してある。

天井シート１の周辺に複数のはとめ３を所要の
間隔を存して取付け吊枠４の紐挿通孔３′を形成
する。吊枠４は天井シートに適合する大きさのも
ので、これに紐５を結びつけ、紐挿通孔３′から
引出して第１図に示すように全体を吊天井式に吊
下する。尚第４図の例は周面シート２の一部を天
井シートより分離したもので、天井シート１に接
続片８を連設し、周面シート２には継合せ片６を
連設してホツクボタン７で止める。又天井シート
１に適合する大きさの吊枠４は金属杆或には木材
等任意の資材により成形する。

［考案の効果］ 本考案によれば調理室は上方より吊下げられ、
材質も軟らかいものを用いるから取扱上頗る有利
で収納、運搬にも嵩張らず、組立、分解操作も容
易にできる。殊に本考案のものは天井シートの内
面に適合する吊枠を用い、この吊枠に紐を結びつ
けその紐を挿通孔から引出して吊り下げるから全
体に無理がかからず、均等に吊り下げられ吊枠に
より天井シートも周面シートも安定し、更に周面
シートは止具で互いに連絡させてあるから、風に
より動揺することがない。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る葉たばこ調理室の実施例を
示したもので、第１図は第１実施例の斜視図、第
２図は展開平面図、第３図は吊枠の平面図、第４
図は第２実施例の展開平面図である。 １……天井シート、２……周面シート、３′…
…紐挿通孔、４……吊枠、５……紐。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 遮光性、保温性に富む軟質の方形天井シート
   と、天井シートの全周辺に一体又は別体に連設し
   た同素材の４枚の周面シートと、天井シートの下
   面に適合して施こす方形の吊枠とから構成され、
   吊枠に結びつけた吊下紐の挿通孔を天井シートに
   設け、周面シートとこれに連設した継合せ片とに
   ホツクボタン等の止具を取付けた葉たばこ調理
   室。