JPS62113597A - 筆記具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の利用分野） 本発明は、鉛筆芯やクレヨン等の摩耗性がある固形状の
芯体を用いる新規な筆記具に関する。

（発明が解決しようとする問題点） 従来、摩耗性がある固形状の芯体をもちいる筆記具とし
て鉛筆やシャープペンシルが知られている。

これらの筆記具は芯体の先端が直接筆圧により紙面に圧
接され、運筆による紙面との摩擦抵抗により芯体が削り
とられるように摩耗し、その粉体が紙面にのりあるいは
紙の繊維中に押し込まれ、′ｉ跡となる。

このため筆跡がこなっぽく、筆跡が汚れやすい。

また、粉が紙の繊維中、特に水平方向に押し込まれるの
で、消しゴムでの消去性が悪（なる問題点がある。

本発明はこれらの問題点を解消し、またクレヨン等の粘
着性ある芯体も使用できる従来にない効果が得られる新
規な筆記具を得ることを目的とする。

（発明の構成） 本発明は、先端保持孔（２）　、　　（１０２）に転動
体（３）　、　　（１０３）が転動自在に保持された保
持筒（１）　、　　（、１０１）と、保持筒（１）　、
　　（１０１）が先端部に装着された本体軸筒（５）　
　、　（１０５）と、軸筒（５）　、　　（１０５）内
に装着される芯体（９）、（１０９）の先端が転動体（
３）　、　　（１０３）に圧接するよう芯体（９）　、
　　（１０９）を固定する固定手段（１１）、　　（Ｉ
ＩＩ）より構成される筆記具であって、筆記による転動
体（３）　、　　（１０３）の転動により転動体（３）
　、　　（１０３）に圧接される芯体（９）　、　　（
１０９）の先端が摩耗し、摩耗により生じた微細な粉体
が転動体（３）　、　　（１０３）によって２紙面に転
写されるよう構成される。

（実施例） 第１図は第１の実施例である。

（１）はポリアセタールやステンレス鋼などの耐摩耗性
に富む材料よりなり、先端雄状に形成された保持筒であ
る。

その先端部には保持孔（２）が形成され、スチールやセ
ラミックスなどよりなる球形の転動体（３）が転動自在
かつ、脱落不可に装着され、後部には小径の螺子筒（４
）が形成されている。

図示省略するが、転動体（３）は表面に多数の微細な凹
凸部あるいは溝等が形成され梨地状などの粗面とされて
いる。

（５）は軸筒である。中空部（６）は断面多角形となっ
ており、先端部には螺子孔（７）が１後端部には環状溝
（８）が形成されている。

螺子孔（７）には保持筒（１）の螺子筒（４）が螺合さ
れ、保持筒（１）が固着されている。

（９）は鉛筆芯やパステルなどの摩耗性ある芯体であり
、軸筒（５）内に摺動自在な保持部材（１０）を介して
装着された固定手段（１１）であるスプリング（Ｉｔ″
）により、　＋！退不可に固定されると共に、　ＯＴＩ
方に弾発され先端が転動体（３）に圧接されている。

（１２）はスプリング（１１’）の後部に装着された前
進装置であり２把持部（１３）　、環状凸条（１４）を
有する基部（１５）螺子杆（１６）が一体に連設された
回動体（１７）と、外形が中空部（６）の断面形状より
やや小なる相似形であり、軸心部に螺子杆（１６）に螺
合する螺子孔（１７“）が形成された摺動筒（１８）よ
り構成される。

回動体（１７）は基部（１５）の環状凸条（１４）が環
状溝（８）に遊嵌され軸筒（５）に対して回動自在であ
り、また摺動筒（１８）　は多角形であって、軸筒（５
）に対して回動不可であるため５回動体（１７）の回動
により摺動筒（１８）は、スプリング（１１″）の後部
を支承して前後にｔｇ動される。

この筆記具を使用するには、まずスプリング（１１’）
がやや圧縮されるよう回動体（１７）を回動し摺動体（
１８）を前進させ芯体（９）を弾発、その先端を転動体
（３）に圧接させる。

ついで筆記すると、運筆により転動体（３）が転動し圧
接される芯体（９）の先端を両者の摩擦抵抗により摩耗
させる。

そして、摩耗により生じた微細な粉体を保持孔（２）と
の間隙より、転動体（３）に付着した状態で筆記面に導
出、筆正により転写し筆跡とする。

筆記により芯体（９）は摩耗し短くなってゆくがスプリ
ング（１１’）により弾発されているので１弾発力が解
除されるまで連続して筆記できる。

弾発力が解除されると、或いは弾発力が解除されるまえ
に順次前進装Ｈ（＋２）を作動させスプリング（１１）
を再度前進させることにより前記の通り筆記−ごきる。

芯体（９）の消耗により筆記不可となったときは１保持
筒（１）と軸筒（５）の螺合を解除して残芯を除去し、
摺動筒（１８）を後退させた状態で新しい芯体（９）を
装着すれば繰り返し使用することができる。

尚２本実施例の場合は前進装置（１２）により芯体（９
）への弾発力を＃整することにより、筆跡の濃淡調整が
可能である。

即ち９弾発力を大とすれば芯体（９）と転動体（３）と
の摩擦抵抗が大となり、摩耗により生じる粉体の量が多
（なるので筆跡の濃度が大となる。

弾発力を小とすればその逆となる。

第３図は第２の実施例である。

本実施例の保持筒（＋０１）は、ステンレス鋼などの細
管よりなり５その先端部には絞り加工により保持孔（１
０２）が形成され第１の実施例と同様の転動体（１０３
）が転動自在に保持され、その後輪部には挿通される芯
体（＋０９）の外径よりやや大なる内径の通孔（１０４
）が貫設されたゴム等弾性材製の保持体（１０６）が圧
入などの手段により装着されている。

そして、保持筒（１０１）は、中継金具（１０７）を介
して連設された後輪（１０８）および先軸（１１０）よ
りなる軸筒（１０５）の先端部摺動孔（１１２）内に。

その先端部が先軸（１１０）より突出するよう摺動自在
に装着されている。

（１１１）は芯体（１０９）を繰出し可能にかつ、後退
不可に固定する固定手段であり、公知のノック式シャー
プペンシルの繰出装置（１１１’）に構成されている。

繰出装置（１１１’）は、中継金具（１０７）の通孔（
１０７゛）にクラッチ（１１３）を介して摺動自在に挿
通されたチャック（１１４）　、チャック（＋１４）後
部に中継筒（１１５）を介して連設された芯体（１０９
）の収納筒（１１６）　、収納筒（１１６）に嵌着され
軸筒（１０５）より突出するノック杆（１１７）および
、収納筒（１１６）とチャック（１１４）を後方に弾発
するスプリング（１１８）より構成される。

繰出装置（１１１’）の作用は公知のノック式シャープ
ペンシルと同様である。

この筆記具を使用するには、まず繰出装置（１１１’）
を作動し芯体（１０９）を収納筒（１１６）より第３図
の状態、即ち芯体（１０９）の先端が転動体（１０３）
に圧接される位置まで繰出す。

ついで筆記すると、芯体（１０９）はチャック　（１１
４）に挟持され後退不可に固定されており、がっ保持筒
（、１０１）が軸筒（１０５）の先端部に摺動自在に装
着されるため、筆圧により常時芯体（１０９）先端が転
動体（１０３）に圧接されると共に、運筆により転動体
（＋０３）が転動し、第１の実施例と同様の作用で筆記
できる。

そして筆記により芯体（１０９）が摩耗すると、筆圧に
よって保持体（１０１）が芯体（＋０９）と保持体（１
０４）の摩擦抵抗に打ち勝って軸筒（＋０５）内に摺動
後退するので、保持筒（＋０１）が摺動しうるチャック
（１１４）と保持体＜　１１４）後端間の距離（ａ）の
間連続して筆記することができる。

筆記が中断され筆圧が解除されたときは、保持体（１０
６）が芯体（＋０９）との摩擦抵抗により軽（芯体（１
０９）を保持するため保持筒（＋０１）のみが落下する
ことはなく、つねに芯体（１０９）先端が転動体（１０
３）と圧接しうる状態を維持する。

筆記により保持筒（１０１）が後退してしまったときは
、繰出装置（１１１’）を作動させ再度第３図の状態に
芯体（１０９）を繰出せば繰返し使用できる。

本実施例の場合は筆圧の大小により芯体（１０９）と転
動体（１０３）の摩擦抵抗をＩＪｆ！整し、筆跡の濃淡
を凋整することができる。

本発明においては、第１の実施例の前進装置（１２）を
省略してスプリング（１１’）の後部を単に固定し、ス
プリング（１１’）を圧縮状態で芯体（９）を装着する
よう構成する。第２の実施例の固定手段（１１１）を第
１の実施例の固定手段（１１）にかえる。或いは第２の
実施例の固定手段（ＩＩＩ）を公知シャープペンシルの
所謂旋回式繰出装置や自動繰出装置などにかえて構成す
ることもできる。自動繰出装置を採用するときは保持筒
（１０１）をスプリングにより先端方向へ弾発すること
も可能である。

また、芯体（９）　、　　（１０９）がクレヨン等のよ
うな粘着性を有するものを用いるときは２表面が平滑な
転動体（３）　、　　（１０３）を採用してもよい。

転動体（３）　、　　（１０３）はローラー状であって
もよい。

（効果） 本発明は１以上のように構成され７紙面に転写される微
細な粉体は、筆圧が負荷された転動体により紙面に対し
て垂直方向に押圧され転写されるので、筆跡につやがあ
り、筆跡が汚れ難い。

また特に、用いる芯体が鉛筆芯のような消去性を有する
ものである場合は、粉体が前記の通り転写されるもので
あるため、消ゴムによる消去性が非常に良好である。

その他、芯体がクレヨンのような粘着性を有するものも
使用することができ、従来これらの芯体では不可能であ
った一定線幅の筆記やカーボン複写が可能である。また
芯体が折損しがたい効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１の実施例筆記具のＩ便所面図、第２図は第
１図のａ−ａ部所面図である。第３図は第２の実施例筆
記具の縦＠面図である。 １．１０１　　　保持筒 ２．１０２　　　保持孔 ３．１０３　　　転動体 ５．１０５　　　軸筒 ９．１０９　　　芯体 １１　、Ｉｌｌ　　　固定手段 １１″　　　　スプリング Ｉ１１’　　　　　繰出装置

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）先端保持孔に転動体が転動自在に保持された保持
   筒と、保持筒が先端部に装着された軸筒と、軸筒内に装
   着される芯体の先端が転動体に圧接するよう芯体を固定
   する固定手段より構成される筆記具。
2. （２）転動体が球体である特許請求の範囲第１項の筆記
   具。
3. （３）転動体の表面が粗面に形成された特許請求の範囲
   第１項および第２項の筆記具。
4. （４）保持筒が軸筒先端部に固着された特許請求の範囲
   第１項の筆記具。
5. （５）保持筒が軸筒先端部に摺動自在に装着された特許
   請求の範囲第１項の筆記具。
6. （６）固定手段が芯体を前方に弾発するスプリングであ
   る特許請求の範囲第１項、第４項および第５項の筆記具
   。
7. （７）固定手段が芯体を前方に繰出し可能に固定する繰
   出装置である特許請求の範囲第１項および第５項の筆記
   具。
8. （８）スプリングの後部にスプリングの前進装置が装着
   された特許請求の範囲第４項および第６項の筆記具。
9. （９）保持筒の内端部に弾性材よりなり軸方向に芯体の
   外径よりやや小なる内径の通孔を有する保持体が装着さ
   れた特許請求の範囲第１項、第４項、第５項、第６項、
   第７項および第８項の筆記具。