JPS62108508A - 超電導マグネツト - Google Patents
超電導マグネツトInfo
- Publication number
- JPS62108508A JPS62108508A JP24697785A JP24697785A JPS62108508A JP S62108508 A JPS62108508 A JP S62108508A JP 24697785 A JP24697785 A JP 24697785A JP 24697785 A JP24697785 A JP 24697785A JP S62108508 A JPS62108508 A JP S62108508A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frp
- superconducting magnet
- superconducting
- spacer
- water absorption
- Prior art date
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- Pending
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- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の属する技術分野〕
この発明は超電導マグネット特に大屋超電導マグネット
において超電導線材間を電気絶縁するFRP製スバスペ
ーサ材質を限定して製作した超電導マグネットに関する
。
において超電導線材間を電気絶縁するFRP製スバスペ
ーサ材質を限定して製作した超電導マグネットに関する
。
一般に超電導マグネット1を製作する場合、第1図に示
すように超電導線2を巻わく3に巻1.Nていくが、そ
のときに線材間4の電気絶縁のために絶縁材5を入れて
いる。この絶縁材はスペーサ材5と言われ主に複合材料
の一つである繊維強化プラスチック(以下FRPと略す
)が用いられている。FRPは基材と結合材から成って
いる。基材にはガラス繊維、布i紙等が用いられ結合材
にはエポキシ樹脂フェノール樹脂、シリコーン樹脂。
すように超電導線2を巻わく3に巻1.Nていくが、そ
のときに線材間4の電気絶縁のために絶縁材5を入れて
いる。この絶縁材はスペーサ材5と言われ主に複合材料
の一つである繊維強化プラスチック(以下FRPと略す
)が用いられている。FRPは基材と結合材から成って
いる。基材にはガラス繊維、布i紙等が用いられ結合材
にはエポキシ樹脂フェノール樹脂、シリコーン樹脂。
メラミン樹脂等があげられる。FRPはガラス繊維や紙
等の基材を積層し結合材で含浸し成形したものである。
等の基材を積層し結合材で含浸し成形したものである。
ところでこれらの材料は水分の吸収を起こしやすい。た
とえば第2図に示すように各FRPの材質によって厚さ
に対する吸湿量に違いが見られる。吸湿した材料は膨張
や収縮等の変形を起こしやすい。実際の超電導マグネッ
トに吸水率の大きい材料ガスペーサ材として用いられた
場合、液体ヘリウム中に存在していた超電導マグネット
が常温に昇温したときに大気の湿気を吸着しスペーサ材
は大量の水に付着される。このときに吸水率の高いスペ
ーサ材たとえば基材が紙で結合材がフェノール樹脂でで
きているFRP(JIS規格PL−PEM)は吸湿によ
って大きな変形を起こしそれにともなって超電導線材に
大きな歪を及ぼマグネットの特性低下を引き起こす。
とえば第2図に示すように各FRPの材質によって厚さ
に対する吸湿量に違いが見られる。吸湿した材料は膨張
や収縮等の変形を起こしやすい。実際の超電導マグネッ
トに吸水率の大きい材料ガスペーサ材として用いられた
場合、液体ヘリウム中に存在していた超電導マグネット
が常温に昇温したときに大気の湿気を吸着しスペーサ材
は大量の水に付着される。このときに吸水率の高いスペ
ーサ材たとえば基材が紙で結合材がフェノール樹脂でで
きているFRP(JIS規格PL−PEM)は吸湿によ
って大きな変形を起こしそれにともなって超電導線材に
大きな歪を及ぼマグネットの特性低下を引き起こす。
本発明は、超電導マグネットの超電導線材間のFRP製
電製電気絶バスペーサ材て吸水率の小さい材料を用いる
ことにより信頼性の高い超電導マグネットを提供するも
のである。
電製電気絶バスペーサ材て吸水率の小さい材料を用いる
ことにより信頼性の高い超電導マグネットを提供するも
のである。
本発明はFRP製スパスペーサ材て用いるときのFRP
は吸水率が小さい材料(結合材がエポキシ樹脂またはシ
リコン樹脂、基材はガラスクロス)を用いることを特徴
としている。
は吸水率が小さい材料(結合材がエポキシ樹脂またはシ
リコン樹脂、基材はガラスクロス)を用いることを特徴
としている。
本発明による吸水率が小さいFRPをスペーサ材として
超電導マグネットに用いれば、吸湿した材料が極低温に
浸漬されたときに起こる材料の変形を極力押えられるた
め、超電導線材に及ぼす歪は軽減することができるので
超電導マグネットの特性低下は起こらない。
超電導マグネットに用いれば、吸湿した材料が極低温に
浸漬されたときに起こる材料の変形を極力押えられるた
め、超電導線材に及ぼす歪は軽減することができるので
超電導マグネットの特性低下は起こらない。
吸水率の違うスペーサ材が超電導線に及ぼす影響を調べ
た。実験材料として吸水率の高いスペーサ材たとえば基
材が紙詰合材はフェノール樹脂でできているFRP(J
IS規格PL−PEM )と吸水率の小さいスペーサ材
たとえば基材がガラスクロス、結合材はエポキシ樹脂(
JIS規格EL −GEM)を用いた。スペーサ材が線
材に及ぼす影響を模擬するために超電導線の臨界電流(
以下にと略す)測定装置6を用いた。ここでIc測定装
置のホルダー材13を超電導マグネットのスペーサ材5
とみなした。ホルダー材の材質をPL−PEMとEL−
GEMに変えてそれぞれ同一条件で熱処理した超電導線
12をセットした。それを水中に24時間漬けた後Ic
測定し吸水したホルダー材(すなわちスペーサ材)が超
電導線のIcに及ぼす影響を調べた。この実験結果を図
4に示す。これによると結合材がエポキシ樹脂で基材が
ガラスクロスであるF’RP (以下EL−GEMと略
す)で測定した超電導線の吸水によるIc値の変化は起
こらなかった。しかし結合材がフェノール樹脂で基材が
紙であるPRP(以下PC−PBMと略す)をホルダー
材(すなわちスペーサ材)として測ったIc値はばらつ
きが太き(EL−OEMで測ったときよりも約20%の
Ic値が低下している。これらの原因はホルダー材によ
って吸水量に大きな差があるためである。それは第5図
に示すように各材料によって吸水量に大きな差が見られ
る。たとえば結合材がシリコーン樹脂やエポキシ樹脂で
基材がガラスクロスの材料は吸水率が厚さ6w当り約0
.3%以下であるのに対し結合材がフェノール樹脂やメ
ラミン樹脂で基材が紙や布でできている材料は、吸水率
が前者と比べ3〜6倍も多い。多量に吸水した材料を極
低温領域で用いると吸水によって起こりつる材料自身の
収縮(または膨張)が超電導線材に大きな歪を及ぼし線
材の特性低下及びマクネットとしての信頼性の低下を引
き起こす。
た。実験材料として吸水率の高いスペーサ材たとえば基
材が紙詰合材はフェノール樹脂でできているFRP(J
IS規格PL−PEM )と吸水率の小さいスペーサ材
たとえば基材がガラスクロス、結合材はエポキシ樹脂(
JIS規格EL −GEM)を用いた。スペーサ材が線
材に及ぼす影響を模擬するために超電導線の臨界電流(
以下にと略す)測定装置6を用いた。ここでIc測定装
置のホルダー材13を超電導マグネットのスペーサ材5
とみなした。ホルダー材の材質をPL−PEMとEL−
GEMに変えてそれぞれ同一条件で熱処理した超電導線
12をセットした。それを水中に24時間漬けた後Ic
測定し吸水したホルダー材(すなわちスペーサ材)が超
電導線のIcに及ぼす影響を調べた。この実験結果を図
4に示す。これによると結合材がエポキシ樹脂で基材が
ガラスクロスであるF’RP (以下EL−GEMと略
す)で測定した超電導線の吸水によるIc値の変化は起
こらなかった。しかし結合材がフェノール樹脂で基材が
紙であるPRP(以下PC−PBMと略す)をホルダー
材(すなわちスペーサ材)として測ったIc値はばらつ
きが太き(EL−OEMで測ったときよりも約20%の
Ic値が低下している。これらの原因はホルダー材によ
って吸水量に大きな差があるためである。それは第5図
に示すように各材料によって吸水量に大きな差が見られ
る。たとえば結合材がシリコーン樹脂やエポキシ樹脂で
基材がガラスクロスの材料は吸水率が厚さ6w当り約0
.3%以下であるのに対し結合材がフェノール樹脂やメ
ラミン樹脂で基材が紙や布でできている材料は、吸水率
が前者と比べ3〜6倍も多い。多量に吸水した材料を極
低温領域で用いると吸水によって起こりつる材料自身の
収縮(または膨張)が超電導線材に大きな歪を及ぼし線
材の特性低下及びマクネットとしての信頼性の低下を引
き起こす。
実機の超電導マグネットのスペーサ材の吸水は次に述べ
る状況で起こりつる。超電導マグネットを極低温から常
温に昇温しつつある時に大気の湿分が付着するためスペ
ーサ材は水に浸される。このとき吸水しゃすいFRPの
スペーサ材にたとえばフェノール系のPC−PEMを用
いていると多くの水を吸収しスペーサ材自体が膨張また
は収縮を起こす。吸水したままのスペーサ材から成る超
電導マグネットを再び極低温の液体ヘリウムに浸漬する
と吸水したスペーサ材は常温時よりもさらに大きい膨張
または収縮の変形を起こす。この力は超電導線に大きな
歪を及ぼす、したがって超電導線材は特性の低下を起こ
し超電導マグネットの特性低下また信頼性の低下を引き
起こす。
る状況で起こりつる。超電導マグネットを極低温から常
温に昇温しつつある時に大気の湿分が付着するためスペ
ーサ材は水に浸される。このとき吸水しゃすいFRPの
スペーサ材にたとえばフェノール系のPC−PEMを用
いていると多くの水を吸収しスペーサ材自体が膨張また
は収縮を起こす。吸水したままのスペーサ材から成る超
電導マグネットを再び極低温の液体ヘリウムに浸漬する
と吸水したスペーサ材は常温時よりもさらに大きい膨張
または収縮の変形を起こす。この力は超電導線に大きな
歪を及ぼす、したがって超電導線材は特性の低下を起こ
し超電導マグネットの特性低下また信頼性の低下を引き
起こす。
以上のようなことから超電導マグネットのスペーサ材に
は吸水率の極力少ないFRP材すなわち結合材がエポキ
シ樹脂あるいはシリコーン樹脂であり基材がガラスクロ
スであるもの(JIS規格EL−GEM、EL−GEF
、5L−GSH等)をスペーサ材として用いれば吸水に
よる変形は起こらないので超電導線に歪を及ぼさない。
は吸水率の極力少ないFRP材すなわち結合材がエポキ
シ樹脂あるいはシリコーン樹脂であり基材がガラスクロ
スであるもの(JIS規格EL−GEM、EL−GEF
、5L−GSH等)をスペーサ材として用いれば吸水に
よる変形は起こらないので超電導線に歪を及ぼさない。
したがって信頼性の高い超電導マグネットを提供できる
。
。
第1図は超電導マグネットの斜視図、第2図は各FRP
の吸水率の厚さ依存性の特性図、第3図は、臨界電流測
定装置の概略図、第4図は吸湿させたホルダー材がIc
値に及ぼす影響を示す特性図、第5図は各種FRPの吸
水率の変化(厚さ一定)の特性図である。 1・・・超電導マグネット 2・・・超電導線(導体) 3・・・巻わく 4・・・線間スペーサ 5・・・スペーサ材 6・・・臨界電流測定装置 7・・・電流リード 8・・・電圧リード 9・・・液体ヘリウム 10・・・超電導マグネット 11・・・銅端子 12・・・超電導線 13・・・ホルダー材(スペーサ材の模擬)第1図 n及水$ 、彦、、z 4jc4fL第 2 図 第 3 図
の吸水率の厚さ依存性の特性図、第3図は、臨界電流測
定装置の概略図、第4図は吸湿させたホルダー材がIc
値に及ぼす影響を示す特性図、第5図は各種FRPの吸
水率の変化(厚さ一定)の特性図である。 1・・・超電導マグネット 2・・・超電導線(導体) 3・・・巻わく 4・・・線間スペーサ 5・・・スペーサ材 6・・・臨界電流測定装置 7・・・電流リード 8・・・電圧リード 9・・・液体ヘリウム 10・・・超電導マグネット 11・・・銅端子 12・・・超電導線 13・・・ホルダー材(スペーサ材の模擬)第1図 n及水$ 、彦、、z 4jc4fL第 2 図 第 3 図
Claims (1)
- 超電導マグネットの超電導線材間を電気絶縁するFRP
(繊維強化プラスチック)製スペーサ材においてFRP
の基材はガラス繊維がクロス(織布)されておりかつF
RPの結合材はエポキシ樹脂またはシリコン樹脂である
ことを特徴とする超電導マグネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24697785A JPS62108508A (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 超電導マグネツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24697785A JPS62108508A (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 超電導マグネツト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62108508A true JPS62108508A (ja) | 1987-05-19 |
Family
ID=17156532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24697785A Pending JPS62108508A (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 超電導マグネツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62108508A (ja) |
-
1985
- 1985-11-06 JP JP24697785A patent/JPS62108508A/ja active Pending
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