JPS62107732A - 小家畜のための給水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は小さい家畜、特に肥育用ニワトリ若しくは繁殖
用ニワトリ等の家禽に飲用水を供給するための装置に関
する。

背景技術 かかる装置はいくつかの自己閉塞性の給水部材若しくは
給水用ニップルを宵するパイプを有し、且つ該ニップル
・パイプは水供給パイプに接続され且つ該ニップル・パ
イプの下方には排水路が配設され且つ該ニップル・パイ
プは該排水路と共に高さの調節が自在である。ニワトリ
を飼うケージ内のどこにおいても事実上用いることが出
来るタイプのニップルやパイプに関する従来技術は米国
特許第１９１８５６６号の明細書に開示されている。こ
のような小さい家畜に水を供給するための給水装置とし
て用いられるニップル・パイプを有する装置の利点は水
が汚染されないので家畜の間に病気の起る可能性が減少
することである。

かかる公知の給水装置の欠点は該給水装置は家禽の大き
さによって調整しなければならず、この結果、ニワトリ
には適さない点である。従って、生れたばかりのヒヨコ
は以前として飲用水の入った容器を与えられ、彼らは水
を捜さなければならない。ヒヨコは該ニップル・パイプ
のニップルから水を飲むことを覚えなければならず、こ
れには多少時間がかかる。ヒヨコ用の給水装置にとって
重要なことはその中でヒヨコが溺れないように設計する
ことである。更にかかる給水装置は汚染されるのが早く
且つ規則正しく水を補給し且つ清掃する必要があり、多
くの余分な仕事を含む。

また、米国特許第２５９４９６８号には高さが調整自在
な小家畜用の給水装置を開示している。

該装置においては、給水装置を家禽の高さに調整するこ
とが出来る。該高さ調整自在な給水装置はニワトリがニ
ップルから水を飲むためには正しい高さに配置せしめら
れなければならない。かかる公知の装置の欠点は生れた
ばかりのヒヨコには適さないことである。なぜなら上記
したようにヒヨコは水を捜し且つニップルから水を飲む
ことを覚えなければならないからである。上記の米国特
許第２５９４９６８号に開示された装置においては、水
は給水路のいかなる場所にも常に存在することはないと
考えられる。

発明の目的 本発明の目的は生れたばかりのヒヨコ及びニワトリに対
してその成長を通じて、同一装置を用いることが出来る
小家畜のための給水装置を提供することである。

発明の要点 本発明による装置によって、ヒヨコの成長を通じて常に
彼らが容易に届く位置に該ニップルを保持することが可
能である。このことは特にニワトリの肥育用ケージ及び
繁殖用ケージにおいて重要である。

上記目的は本発明による装置においては該ニップル・パ
イプが最も低位置に配設せしめられた場合に該排水路に
所望の最大高さまで水を満たす手段が設けられ、これに
よって該排水路が常に水で満され且つヒヨコのための給
水装置の役目を果すことによって達成される。このよう
にして、本発明による装置はヒヨコが郷化した直後から
彼らが成長して食肉用として段数されるか若しくは売ら
れる時までヒヨコのために用いることが出来る。

本発明による装置の１つの利点は該装置がヒヨコのため
の給水装置として用いられる場合に、該装置においては
、ヒヨコが該給水装置の中に登らないように該ニップル
・パイプが該装置の全長に亘って給水装置の上方に配設
せしめられることによってヒヨコは簡単に水を汚すこと
がないという点である。

該排水路に水を満たすためには、該排水路内の水位が所
望の高さになるまで該給水装置を開放状態に保持し且つ
その後該給水用ニップルを再び閉塞せしめる位置に配置
せしめられる部材を含む手段を用いることが好ましい。

該給水用ニップルにおける上記作動部材は軸の周りを揺
動若しくは回動自在なレバーによって形成され、該レバ
ーは、その一端に該揺動軸から伸長し且つその先端に浮
揚部材を有するアームを有し、その他端に該揺動軸から
伸長し且つその先端が該ニップルのニップル・ピンを作
動せしめるアームを有する。

本発明によるかかる手段の利点は該ニップル・パイプの
ニップルが該給水装置内に常に水を満たすための該給水
装置に対する水の流入用開口部の役目をも果し、従って
、弁の如き別個の装置を用いる必要がないという点であ
る。更に、ヒヨコは水がどこから滴下するのか見ること
が出来、従って、ヒヨコは該ニップルを利用することを
素早く覚え、その結果、もはや排水路内に立って水を飲
む必要はない。

本発明による好ましい実施例においては、該ニップル・
ピンと接触する該アームの先端付近は先端に向って傾斜
して水平線に対しである角度をなしている。このように
して、ヒヨコは水の滴下口として働く該ニップルから水
が滴下するのを見ることができ、水が飲みたくなり、従
って、ヒヨコはケージに入れられる前からこのことに慣
れているのである。該給水用ニップルを有するニップル
・パイプは事実上あらゆる飼育ケージにおいて用いられ
るので、このことは極めて重要である。

本発明による装置を用いた場合、ニワトリは該ニップル
を押すことによって多量の水を飲むことが出来ることを
極めて早急に覚え、該排水路に水を満たす装置はすぐに
作動しなくなる。

このために、該装置は該ニップル・パイプが該排水路と
共に該装置の底部より高い位置に配設せしめられた場合
に該レバーが作動しなくならしめる手段を有している。

ヒヨコがまだ非常に小さい時にのみ用いられる該排水路
が底位置に配設せしめられる状態においてのみ該排水路
に水が満たされ、その後ヒヨコか大きくなった時は該ニ
ップル・パイプのニップルからのみ水を飲むことが出来
る。

該レバーを作動しなくすることを目的として、該手段は
長孔とストッパとを存し、該長孔内において該レバーの
軸は垂直方向にある距離だけ移動することが出来、該作
動アームは該軸が最も高位置に配設せしめられた場合に
該ストッパに対して当接せしめられ、従って、該軸が最
高位置にある状態において該アームの先端は該ニップル
のニップル・ピンに接触しなくなる。従って、該排水路
は底部に位置せしめられる場合にのみ生れたばかりのヒ
ヨコのための給水装置として働く。もし該ニップル・パ
イプが高位置に位置せしめられる場合には該排水路から
なる給水路には水が満されず、排水路として働く。

該ニップルの下方に排水路を配設することは極めて重要
であり且つヒヨコが濡れるのを防止し且つニワトリの糞
をケージ上において完全に乾燥せしめるのに役立つので
ある。

実施例 第１図は本発明による装置の一部を示している。

ニップル２を宵するニップル・パイプ１の下方には、排
水路、若しくは給水路３が配設されている。

ニップル・パイプ１が最下部に位置せしめられた状態に
おいては、排水路３には、手段４によって特定の水位ま
で水が満される。排水路３はヒョコ５のための給水路の
役割を果す。

第１図に示す装置においては、ニップル・バイブ１は最
下部になく、ヒョコ５は充分大きいのでニップル２から
水を飲むことが出来る。

第２図、第３図及び第４図は本発明による装置の断面図
である。

第２図は第３図における線分ａ−ｔｔに沿った断面図で
あり、第３図は第２図における線分■−■に沿った断面
図である。

第２図及び第３図においては、ニップル・バイブ１は最
も低位置に配設されている。手段４は該排水路を所望の
高さまで水で満すべくなされ且つその内部にレバー８が
固定されたハウジング６を有し、該レバーは軸７の周り
を回動自在になされている。

レバー８は浮揚部材１０を有するアーム９とニップル２
のニップル・ビン１２を押し下げる作動アーム１１とを
有し、該ニップル・ビンを押し下げることによって水は
該ニップルから流れ出すことが出来る。レバー８をハウ
ジング６の中央に保持すべく、該レバーには該レバーが
揺動軸７を中心に回動する位置の両側に突起部１３．１
４が設けられている。

軸７はハウジング６の両側に配設せしめられ且つ垂直方
向に配設せしめられた長孔１５内に配設せしめられてい
る。軸７をこのように配置せしめることによってレバー
８は底部（第２図及び第３図）及び頂部（第４図）に位
置せしめられるのである。

レバー８を有するハウジング６は一方では２つの突起部
１６．１７によって及び他方では端部部材２０から突出
した２つの突起部１９によって該ニップル・バイブの周
りに把持せしめられ、端部部材２０はまた排水路３を該
ニップル・バイブに固定する役割をも果している。ハウ
ジング６の一部２１はニップル２の周りに嵌合せしめら
れており、これによってレバー８は常にニップル２に対
して正しい位置に配置せしめられる。

第４図はニップル・バイブ１が底部よりも高位置に配設
せしめられた本発明による装置を示している。

軸７は長孔１５の頂部に移動せしめられ、この結果、ニ
ップル２を作動せしめるアーム１１はストッパ１８に対
して当接せしめられ、レバー８は作動しない。従って、
排水路３はもはや給水路の役目を果さず、排水路として
のみ働く。

排水路３を有するニップル・バイブ１はその底部をケー
ジの底部２３上に載置せしめられてもよい。ニップル・
バイブ１はまたケージ仕切２５に設けられた溝２４の底
部の両側に載置せしめられてもよい。

ニップル・バイブ１を高位置に移動せしめるために、軸
７には担持コード２６が固定せしめられ、該担持コード
が牽引されると軸７は垂直長孔１５内を低位置から高位
置に移動せしめられ、レバー８は作動しなくなる。

ニワトリを肥育し且つ繁殖せしめるための肥育ケージに
おいては、ニップル・バイブ１は好ましくは多数のケー
ジを貫通して配設せしめられる。

排水路３は該排水路が貫通するケージの長さより長くな
い方が好ましい。従って、該ケージの仕切内に設けられ
た溝の幅は該ニップル・バイブの幅より広い必要はなく
且つその高さはニップル・バイブの高さ及び該ニップル
・バイブが低位置がら高位置に移動せしめられる際に移
動する距離よりも長い必要はない。

本発明による装置によって、ケージの全長に亘って連続
する給水路の代りに各ケージごとに別個の給水路を配設
することが可能となるので、ケージの全長に亘って分離
不可能な給水路が用いられる場合に必要とされるように
正確な高さに配役せしめられる必要はない。

第５図はニップル・バイブ１が最も低位置に配設せしめ
られた場合に排水路３に所望の最高位まで水を満たすべ
くなされた手段４の実施例を示している。

手段４は給水用ニップル２を開放状態に保持する作動部
材８を有する。該実施例における作動部材８は好ましく
は主にプラスチックによって形成されたレバーからなる
。

該好ましい実施例においては、該レバーは縦棒２７から
なり、縦棒２７上には横棒２８が該縦棒に対して直角に
且つその中央部付近に形成されている。横棒２８はその
中央部近辺において縦棒２７に対して固定せしめられ且
つその両端部には２つの引掛部２９が配設せしめられ、
引掛部２９内には軸７が固定されている。軸７は浮揚ハ
ウジング６０２つの垂直壁３０，３１上に配設された２
つの長孔を貫通している。

軸７は２つの長孔１５内を自由に回動することが出来且
つ該長孔内を所定距離だけ上下に移動することも出来る
。横棒２８上の縦棒２７が固定せしめられた位置には２
つの垂直棒３２が配設されている。該２つの垂直棒３２
の間においてプラスチックからなる把持リング３３が軸
７上に締結されており、上記レバーが軸７に沿って移動
するのを防止している。

ハウジング６は２つの把持部材３４によってニップル・
バイブ１に対して締結せしめられる。

第７図は本発明による装置の浮揚ハウジング６の後部付
近の断面を示している。

浮揚ハウジング６の上壁には把持部材３４が固定せしめ
られる。該把持部材はその後壁３６の上壁３５上に設け
られた孔に対して固定され且つ回転せしめられることに
よって該孔内に堅固に保持される。把持部材３４はその
一側面に開口部を有し、これによって把持部材３４は該
ニップル・バイブを保持しつつその周りを滑動自在とな
る。

把持部材３４の上端部付近には、孔３７が配設されてお
り、懸垂部材として用いることが出来且つ留め金をその
中に貫通するのに用いることも出来る。

浮揚ハウジング６は孔４１と突起部３８によって該浮揚
ハウジングの２つの垂直壁３０．３１に固定される後壁
３６によってその後面を閉塞される。

後壁３６の下端付近には２つの壁３９が配設せしめられ
、該２つの壁は互いにある角度をなして結合せしめられ
且つ排水路３を担持する役目を果す。

後壁３６はまた該浮揚ハウジングに取り付けない状態で
把持部材３４と共に排水路３の他端を支持するために用
いることもできる。

第８図は第５図において示した本発明による装置の浮揚
ハウジング６及び把持部材３４の長手方向断面図を示し
ている。

該図面においては、把持部材３４は把持部材３４が後壁
３６に対して固定されるのと同様の方法によって浮揚ハ
ウジング６の上壁４０に対して固定せしめられる。該断
面図には浮揚ハウジング６をニップル２の周りを滑動可
能とする開口部４２が示されている。

浮揚ハウジング６の内側にはその全幅に亘って垂直壁４
３が配設せしめられ、該垂直壁はレバー８に対するスト
ッパとして働き且つ上壁４０上において下方に向って形
成されている。

縦棒２７の一端付近には林状突起部４４が配設せしめら
れ、該林状突起部には浮揚部材１０として働くビンポン
球４５が装着せしめられる。縦棒２７の他端には円形若
しくはスプーン形状の端部４６が設けられ、スプーン状
端部４６は縦棒２７の長手軸に対しである角度をもって
配置せしめられ且つニップル２を開放状態に保持するた
めに該ニップルを押圧する。

該好ましい実施例においては、スプーン状端部４６の平
面はその端部付近が下方に傾斜せしめられており、これ
によって水は給水ニップル２から端部に向って該平面に
沿って流れ、端部において滴下する。

このことはニワトリに水を飲む方法を覚えさせるために
は重要なことである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置の一部を示す正面図であり、
第２図は本発明による装置を第３図における線分■−Ｈ
に沿った横断面図であり、第３図は本発明による装置を
第３図における線分■−■に沿った断面図であり、第４
図は第２図及び第３図に示された装置においてレバーの
位置が異なった状態を示す断面図であり、第５図は本発
明による装置の他の実施例の一部を示す斜視図であり、
第６図は第５図における装置の作動部材であるレバーを
示す正面図であり、第７図は第５図に示したニップル・
パイプのニップルを開放せしめる部材の後部の横断面図
であり、第８図は第５図に示した作動部材の縦断面図で
ある。主要部分の符号の説明 １・・・・・・ニップル・パイプ　２・・・・・・ニッ
プル３・・・・・排水路 ４・・・・・・水位調節手段

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）小家畜、特に、肥育用ニワトリ若しくは繁殖用ニ
   ワトリの如き家禽に飲用水を供給する装置であり、いく
   つかの自己閉塞性給水部材若しくは給水用ニップルを有
   するパイプを有し、前記ニップル・パイプは水供給部若
   しくは給水パイプに接続され、前記ニップル・パイプの
   下方には排水路が配設せしめられ、前記ニップル・パイ
   プは前記排水路と共に高さ調節自在になされた給水装置
   であり、前記ニップル・パイプ（１）が最も低位置に配
   設せしめられた状態において前記排水路（３）に所望の
   最高位まで水を満たすべくなされた手段（４）を有し、
   前記状態においては前記排水路は前記手段によって水で
   満され且つヒヨコのための給水装置の役割を果すことを
   特徴とする給水装置。
2. （２）前記手段（４）は前記排水路（３）内の水位が所
   望の水位に上昇するまで前記給水用ニップル（２）を開
   放状態に保持する部材を有し、前記保持部材はその後フ
   ロート若しくは浮揚部材（１０）の如き手段によって前
   記給水用ニップル（２）を再び閉塞せしめる位置に配置
   せしめられることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の給水装置。
3. （３）前記給水用ニップル（２）の作動部材が孔（１５
   ）内を回動すべく配設された軸の周りを揺動若しくは回
   動自在に固定されたレバー（８）からなり、前記孔（１
   ５）の各々は前記ニップル・パイプ（１）に固定された
   ハウジング若しくは浮揚ハウジングの壁面上に配設され
   、前記レバー（８）はその一端に前記揺動軸（７）から
   伸長し且つその先端に浮揚部材を有するアーム（９）を
   有し且つその他端に前記揺動軸（７）から伸長し且つそ
   の先端が前記ニップル（２）のニップル・ピン（１２）
   を作動せしめるアーム（１１）を有することを特徴とす
   る特許請求の範囲第２項記載の給水装置。
4. （４）所定の位置において前記ニップル・ピンに接触す
   る前記アーム（１１）の先端付近が先端に向って傾斜し
   、水平線に対して角度をなすことを特徴とする特許請求
   の範囲第３項記載の給水装置。
5. （５）前記ニップル・パイプ（１）が前記排水路（３）
   と共に前記最低位置より高い位置に移動せしめられた場
   合に前記レバー（８）を非作動とする手段を有すること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第４項のうち
   のいずれかに記載の給水装置。
6. （６）前記レバー（８）を非作動とする前記手段が前記
   レバー（８）の揺動軸（７）がその内部を垂直方向に所
   定距離だけ移動可能な長孔（１５）と前記揺動軸（７）
   が最も高位置にある場合に前記作動アーム（１１）が当
   接せしめられるストッパ（１８）とからなり、前記揺動
   軸（７）が最も高位置にある場合に前記作動アーム（１
   １）は前記ニップル（２）の前記ニップル・ピン（１２
   ）に対して接触しないことを特徴とする特許請求の範囲
   第５項記載の給水装置。