JPS6210637B2 - - Google Patents

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JPS6210637B2
JPS6210637B2 JP15094479A JP15094479A JPS6210637B2 JP S6210637 B2 JPS6210637 B2 JP S6210637B2 JP 15094479 A JP15094479 A JP 15094479A JP 15094479 A JP15094479 A JP 15094479A JP S6210637 B2 JPS6210637 B2 JP S6210637B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
column
immobilized enzyme
bubble
port
Prior art date
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Expired
Application number
JP15094479A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5672687A (en
Inventor
Takao Nakajima
Masabumi Terada
Tooru Mori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP15094479A priority Critical patent/JPS5672687A/ja
Publication of JPS5672687A publication Critical patent/JPS5672687A/ja
Publication of JPS6210637B2 publication Critical patent/JPS6210637B2/ja
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 この発明は、臨床検査において血清中または尿
中などに含まれる物質を酵素を利用して分析する
化学自動分析装置に用いられる固定化酵素カラム
に関する。 従来技術とその問題点 固定化酵素カラムには、その後端にサンプル供
給チユーブが接続せられ、その前端にサンプル排
出チユーブが接続せられる。従来各チユーブは、
カラムの近くにおいて2つに分けられており、こ
れらが3方継手の2つの接続部を介して接続され
ている。サンプル供給チユーブ側の継手の残り1
つの接続部には、気泡抜取チユーブが接続せら
れ、サンプル排出チユーブ側の継手の残り1つの
接続部には、気泡供給チユーブが接続せられてい
る。サンプル供給チユーブの後寄りには、サンプ
ルを気泡により分節するため、空気を間けつ的に
供給する空気供給チユーブが接続せられている。
サンプルを気泡により分節する理由は、カラムに
供給されるサンプルが異なつたさい、先行サンプ
ルとこれとは異種の後続サンプルが混合し、分析
値が不正確になるのを防止するためである。とこ
ろで、先行サンプルと後続サンプルの境界に、正
確に気泡を介在させることは実際上困難を伴う。
またサンプルが固定化酵素を通過するさい、気泡
が存在すると、これがサンプル中に分散し、分析
値に悪影響を与えるため、カラム内の固定化酵素
収容部の手前でサンプルから気泡を抜取り、サン
プルが固定化酵素を通過した後再び気泡を供給す
る必要があるが、気泡を抜取ると先行サンプルと
後続サンプルが混合し、気泡をサンプルに導入し
た意味がなくなる。このような問題をなくするた
めに、同一のサンプルに対して幾つかの分節用気
泡が所定間隔おきに存在するよう、空気が供給せ
られる。ところで、カラム内の固定化酵素収容部
と気泡抜取チユーブとの間、固定化酵素収容部と
気泡供給チユーブとの間には間隔がそれぞれ存在
するが、各間隔は短ければ短い程よい。何故な
ら、各間隔が長ければ長い程先行サンプルと後続
のサンプルとが混ざり合う区間が長くなり、それ
だけ信頼しうるサンプルの分析部分が少なくなる
からである。これを補うにはサンプル量を多くし
なければならず、ひいては分析時間が長くなるこ
とになる。 この発明の目的は、短時間で高精度の分析結果
が得られる固定化酵素カラムを提供することにあ
る。 問題点を解決するための手段 この発明による固定化酵素カラムは、上記の目
的を達成するために、サンプル供給口からサンプ
ル排出口に至る通路を備えたカラム本体に、通路
と連通するようにサンプル排出口寄りに気泡供給
口が設けられ、同通路と連通するようにサンプル
供給口寄りに気泡抜取口が設けられ、気泡供給口
と気泡抜取口との間の通路中に両端がフイルタで
仕切られた固定化酵素収容部が形成せられている
ものである。 実施例 この発明の実施例を従来例と比較しつつ以下図
面を参照して説明する。 第1図は、化学自動分析装置全体を示す。同図
の固定化酵素カラム1は従来のものであつて、そ
の中央に貫通状に形成せられた水平通路よりなる
固定化酵素収容部2に、ポーラス・ガラスなどの
担体に固定化せられた酵素3が充填せられてい
る。サンプラ4は周縁部に多数のサンプル・カツ
プ5を有しかつ間けつ回転する円形台6よりな
る。カラム1の後端には、サンプル供給チユーブ
7の前端が接続せられ、その後端は吸上げ部材8
を介してサンプル・カツプ5に連絡せられてい
る。カラム1の前端には、サンプル排出チユーブ
9の後端が接続せられており、その前端の排出口
と後端との中間に比色計10配置せられ、これで
測定せられた値が電気信号11として記録計12
に送られる。供給チユーブ7の後端寄りの位置に
は、サンプル13を気泡14により分節するた
め、空気を間けつ的に供給する空気供給チユーブ
15が接続せられている。チユーブ7,8は、カ
ラム1の近くにおいて2つに分けられており、こ
れらが3方継手の2つの接続部を介して接続され
ている。サンプル供給チユーブ7側の継手の残り
1つの接続部には、気泡抜取チユーブ16が接続
せられ、サンプル排出チユーブ9側の継手の残り
1つの接続部には、気泡供給チユーブ17が接続
せられている。チユーブ7,15,16,17に
定量ポンプ18が関与せられている。固定化酵素
収容部2と気泡抜取チユーブ16との間には間隔
D1があり、固定化酵素収容部2と気泡供給チユ
ーブ17との間には間隔D2がある。 第2図および第3図は、この発明による固定化
酵素カラムを示す。カラム本体44は直方体状で
あり、これらの中央に水平中空状固定化酵素収容
部20が形成せられている。カラム本体44の前
後には固定化酵素収容部20に続きかつこれより
径の大きい円形凹部47が形成せられている。各
円形凹部47には、筒状部材45の基端に設けら
れた直筒状の嵌入部46が密にはめ込まれてい
る。嵌入部46は凹部47から抜くことができる
ようになつている。カラム本体44の頂部には、
気泡抜取口25と気泡供給口28を有するノズル
48が上向きに突き出すようにねじ込まれてい
る。筒状部材45の基端面には、ノズル48に向
かつて溝49が形成せられている。カラム本体4
4には、溝49とノズル48をつなぐ連通孔50
があけられている。カラム本体44の後側の筒状
部材45の先端はサンプル供給口24となされ、
同前側の筒状部材45の先端はサンプル排出口2
7となされている。凹部47の奥にはフイルタ2
9および環状パツキング30が順次収められてい
る。カラム本体44の前後に筒状部材45がはめ
止められることにより、カラムにはサンプル供給
口24からサンプル排出口27に至る通路31が
形成せられ、この通路31中に両端がフイルタ2
9により仕切られた固定化酵素収容部30が形成
せられていることになる。この収容部20にはあ
らかじめ固定化酵素3を収容しておいてもよい
し、使用時に固定化酵素3を収容してもよい。カ
ラム本体44、筒状部材45およびノズル48
は、すべて透明硬質合成樹脂でつくられている
が、カラム本体44中の酵素の種類を識別できる
ように、酵素の種類に対応して筒状部材45およ
びノズル48に着色を施し、色わけしておくこと
が好ましい。カラムを分析装置に組込む前は、酵
素3の失活を防止するために、第3図に鎖線で示
されているように、サンプル供給口24およびサ
ンプル排出口27には軟質合成樹脂製キヤツプ3
2が施され、気泡供給口28および気泡抜取口2
5には逆U形に折曲げられた軟質合成樹脂製チユ
ーブ33の端部がそれぞれはめられている。もち
ろん、気泡供給口28および気泡抜取口25にも
チユーブの代わりにキヤツプ32を施してもよ
い。また円形凹部47を雌ねじ部となし、直筒状
の嵌入部46を雄ねじ部となし、筒状部材45を
カラム本体44にねじ止めるようにしてもよい。
また溝49を形成する代わりに孔をあけてもよ
い。 この発明によるカラムを分析装置に組込むさい
には、キヤツプ32およびチユーブ33を外し、
サンプル供給口24にサンプル供給チユーブ7
が、サンプル排出口27にサンプル排出チユーブ
9が、気泡供給口28に気泡供給チユーブ17
が、気泡抜取口25に気泡抜取チユーブ16がそ
れぞれ接続される。 カラムに供給されるサンプルが異なつた場合、
先行サンプルが後続サンプルに影響を与えるが、
いまぶどう糖水溶液をサンプルとして用い、下表
に示されているように、その濃度を変えて測定す
ると、第4図のグラフのようになる。第4図の縦
軸には濃度がとられ、横軸には時間がとられてい
る。このグラフは、従来の固定化酵素カラムが使
用され、洗浄液(水)とサンプルが交互に供給さ
れかつ同じ濃度のサンプルが3回宛供給された場
合の濃度曲線を示す。サンプルの濃度が低いもの
から高いものに移る場合、第1回目に供給される
濃いサンプルは、先行の濃度の低いサンプルの影
響を受け、所定濃度より低くなる。逆にサンプル
の濃度が高いものから低いものに移る場合、第1
回目に供給される薄いサンプルは、先行の濃度の
高いサンプルの影響を受け、所定濃度より高くな
る。濃度の高いサンプルのつぎに低いサンプルを
供給する間には、をちろん洗浄液が供給されるの
であるが、その洗浄液は濃度の低いサンプルより
濃度が高くなつている。下表は、従来の固定化酵
素カラムと、この発明によるカラムとにおける先
行サンプルの後続サンプルに対する影響を比較し
たものである。第3回目に供給されたサンプルの
濃度は所定の濃度を有するので、これを基準と
し、第1回目に供給されたサンプルが先行のサン
プルの影響を受け、濃度がどの程度の割合で低く
なつたり、高くなつたりするかをみたものであ
る。固定化酵素収容部と、気泡抜取チユーブおよ
び気泡供給チユーブとのそれぞれの間隔は、従来
のカラムで10cm、この発明のカラムで0.5mmであ
つた。
【表】 上表から明らかなように、先行サンプルの後続
サンプルに対する影響割合は、従来のカラムに較
べ、この発明によるカラムの方がはるかに小さ
い。 この発明による固定化酵素カラムは、サンプル
供給口からサンプル排出口に至る通路を備えたカ
ラム本体に、通路と連通するようにサンプル排出
口寄りに気泡供給口が設けられ、同通路と連通す
るようにサンプル供給口寄りに気泡抜取口が設け
られ、気泡供給口と気泡抜取口との間の通路中に
両端がフイルタで仕切られた固定化酵素収容部が
形成せられているので、カラム内の固定化酵素収
容部と気泡抜取チユーブとの間の間隔、および固
定化酵素収容部と気泡供給チユーブとの間の間隔
が最小限になり、従来より少ない量のサンプルで
精度の高い分析ができかつ分析時間を短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は化学自動分析装置全体の概略を示す説
明図、第2図はこの発明による固定化酵素カラム
の平面図、第3図は第2図の―線にそう断面
図、第4図は分析時における先行サンプルの後続
サンプルに対する影響を示すグラフである。 44……カラム本体、20……固定化酵素収容
部、25……気泡抜取口、28……気泡供給口、
24……サンプル供給口、27……サンプル排出
口、29……フイルタ、31……通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 サンプル供給口24からサンプル排出口27
    に至る通路31を備えたカラム本体44に、通路
    31と連通するようにサンプル排出口寄りに気泡
    供給口28が設けられ、同通路31と連通するよ
    うにサンプル供給口寄りに気泡抜取口25が設け
    られ、気泡供給口28と気泡抜取口25との間の
    通路中に両端がフイルタ29で仕切られた固定化
    酵素収容部20が形成せられている固定化酵素カ
    ラム。
JP15094479A 1979-11-20 1979-11-20 Column containing immobilized enzyme Granted JPS5672687A (en)

Priority Applications (1)

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JP15094479A JPS5672687A (en) 1979-11-20 1979-11-20 Column containing immobilized enzyme

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JP15094479A JPS5672687A (en) 1979-11-20 1979-11-20 Column containing immobilized enzyme

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Publication Number Publication Date
JPS5672687A JPS5672687A (en) 1981-06-16
JPS6210637B2 true JPS6210637B2 (ja) 1987-03-07

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JPS5672687A (en) 1981-06-16

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