JPS6210364B2 - - Google Patents

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JPS6210364B2
JPS6210364B2 JP55500686A JP50068680A JPS6210364B2 JP S6210364 B2 JPS6210364 B2 JP S6210364B2 JP 55500686 A JP55500686 A JP 55500686A JP 50068680 A JP50068680 A JP 50068680A JP S6210364 B2 JPS6210364 B2 JP S6210364B2
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axis
gyro
coil
phase
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Resutaa Aaru Gurooe
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Northrop Grumman Corp
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Publication date
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Publication of JPS6210364B2 publication Critical patent/JPS6210364B2/ja
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    • G01C19/02Rotary gyroscopes
    • G01C19/04Details
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    • G01C19/08Rotors electrically driven
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01C19/02Rotary gyroscopes
    • G01C19/04Details
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    • G01C19/20Suspensions; Bearings in fluid
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
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Description

請求の範囲 1 プラツトホームに結合された第1、第2及び
第3の2自由度ジヤイロ102,104,106
と計算手段108とを具備した加速度計100に
おいて、前記ジヤイロのおのおのが、 A 位相が90゜異なつた状態で巻かれた2組の隣
接する直列接続コイル39a―dを含み、各組
のコイルはスピン基準軸2のまわりに実質上環
状に配置されると共に第1の入力軸4と第2の
入力軸によつて規定される平面に対して実質上
平行であり、該第1の入力軸4と第2の入力軸
とスピン基準軸2とは相互に直交し且つ共通の
交点6を有し、各コイルの軸は前記スピン基準
軸2に対して実質上平行である固定子39と、 B スピン軸のまわりに回転可能で且つ前記第1
の入力軸4及び第2の入力軸のまわりに転位可
能な回転子40であつて、前記スピン軸のまわ
りに実質上環状に配置された1組あるいは2組
の永久磁石46,48,127〜130を含
み、該環状の磁石46,48,127〜130
は前記環状のコイル139a―dと実質的に同
じ平均半径を有し、各磁石の磁気モーメントが
前記スピン軸2に実質上平行であり、また、前
記磁石において近接する磁石の磁気モーメント
が互いに逆向きである回転子40と、 C 前記環状の磁石46,48,127〜130
が前記環状のコイルのコイル39a―dに近接
し、該磁石からの磁束が該コイルに結合される
ように前記回転子40を前記固定子39に対し
て位置決めするための手段16と、 D 前記コイルを通る磁束の通路を完了する磁束
復路を形成するための、前記回転子40に接続
されたリターン手段50,51,52と、 E 前記コイルの組39a―dにおける逆起電力
を検出し、その逆起電力に応じて前記コイルの
組のおのおのに、相対的に位相が90゜シフトし
ており且つ前記コイルの組のおのおのに関して
検出された逆起電力と同相である交番電流を生
じさせるための制御信号を発生するサーボ手段
を含む、前記コイルの組39a―dを励起する
ための手段と、 F 前記固定子39に対する前記第1の入力軸及
び第2の入力軸のまわりの前記回転子の転位量
を検出し、各転位量を表わす第1及び第2の均
合い制御信号を発生する第1及び第2の手段6
0,62と、 G ハウジング部材14に連結されており、前記
第1及び第2の均合い制御信号に応じて前記回
転子40に対し前記第1及び第2の入力軸のま
わりにトルクを与え、これによつて前記スピン
基準軸2と前記スピン軸とが実質上同軸に維持
されるようにする第1及び第2のトルク発生手
段70,72,74,76,132,134,
136,138とを具備してなり、前記第1の
ジヤイロ102のスピン基準軸2は第1の基準
軸と一致すると共に該第1のジヤイロ102の
回転子40は非振子型であり、該第1のジヤイ
ロは第2及び第3の基準軸のまわりの前記プラ
ツトホームの角速度を表わす第1のジヤイロ信
号を発生するための手段を含み、前記第1、第
2及び第3の基準軸は相互に直交しており、前
記第2のジヤイロ104のスピン基準軸は前記
第2の基準軸と一致すると共に該第2のジヤイ
ロの回転子は振子型であり、該第2のジヤイロ
は前記第1及び第3の基準軸のまわりの前記プ
ラツトホームの角速度と前記第1及び第3の基
準軸に沿う前記プラツトホームの直線加速度と
を表わす第2のジヤイロ信号を発生するための
手段を含み、前記第3のジヤイロ106のスピ
ン基準軸は前記第3の基準軸と一致すると共に
該第3のジヤイロの回転子は振子型であり、該
第3のジヤイロは前記第1及び第2の基準軸の
まわりの前記プラツトホームの角速度と前記第
1及び第2の基準軸に沿う前記プラツトホーム
の直線加速度とを表わす第3のジヤイロ信号を
発生するための手段を含み、該第3のジヤイロ
信号の加速度部分は前記第2のジヤイロ信号の
対応する部分と極性が反対であり、前記計算手
段108は前記第1、第2及び第3のジヤイロ
信号に応答して、前記第1、第2及び第3の基
準軸のおのおのに関する前記プラツトホームの
加速度及び角速度を表わす別々の出力信号を発
生するようになつている加速度計100。
2 前記第2及び第3のジヤイロ104,106
の振子型回転子はそれぞれのスピン軸に沿つて質
量が不平衡である特許請求の範囲第1項記載の加
速度計100。
3 前記ジヤイロのおのおのが前記回転子40と
前記固定子39とを結合するためのガスベアリン
グを具備し、該ガスベアリングは内側部材16の
まわりに配置された中空の外側部材42,44を
含み、該外側部材は前記第1の入力軸4と第2の
入力軸とスピン基準軸2との交点6に曲率中心が
位置する実質上球形の凹状内面を有し、前記固定
子39は前記内側部材16を含み、該内側部材は
前記外側部材42,44の凹状内面より曲率半径
が小さい実質上球形の外面を有し、更に、前記内
側部材と前記外側部材との間にガス媒体を保持す
るガス手段を具備する特許請求の範囲第1項ある
いは第2項記載の加速度計100。
発明の背景 本発明は加速度計に関し、特に、軸方向空隙型
永久磁石モータを用いた加速度計に関する。
加速度計に用いられる精密航法ジヤイロ及び戦
術用ジヤイロのための従来のホイールスピンモー
タは多相ヒステリシス同期モータである。このモ
ータは、高ヒステリシスの磁性鋼製のリングを有
するホイール、すなわち回転子を備え、このリン
グは2相または3相の重ね巻きまたは波巻き積層
電動モータの固定子と相互作用することにより停
止状態から同期速度までトルクを与えられる。そ
のリングは、一定周波数の供給基準から固定子巻
線を励磁することによつて駆動される。
このようにして得られたモータは、鋼製の回転
子リングにヒステリシストルクが生ずる結果とし
て自己始動する。同期した時、回転子の磁界と固
定子の磁界とは同じ速度で回転する。ただし、回
転子の磁気リングはもはやそのヒステリシス曲線
に従わず、リングに形成された磁極によつて同期
速度を維持する。ホイールが始動する毎に新しい
極が形成される。しかし、リングは一般に磁気的
に軟質であるので、回転子の磁極の正確な形は固
定子の磁束と回転子位置との磁気履歴の複雑な関
数となる。代表的なジヤイロの応用では、磁気履
歴はジヤイロのドリフトに相当寄与する。かかる
問題を解決するためには、回転子の磁化を系統的
にランダムにするため固定子に複雑なシーケンス
制御の電圧振幅を加えることがしばしば必要とな
る。
従来のヒステリシスモータは、構造は比較的簡
単であるが、電気的効率が比較的低い(代表的に
は60%程度)。この効率の問題に加えて、ヒステ
リシスモータには次のような問題がある。すなわ
ち回転子と固定子の間に強い吸引力が働くため空
隙の同心性の厳密な制御が要求されること、電気
的損失をできる限り低くするためには多層構造が
要求されること、そして最大効率を保証するため
には小さい空隙が要求されることである(構成部
品については結果的に極端な公差規格をもつてい
る)。
他の加速度計に用いられるジヤイロに関する従
来技術は、ジヤイロホイールを駆動するために誘
導モータを使用するものである。しかしながら、
この方式は特に積層内に渦電流損が生ずる点で充
分なものでなく、しかも渦電流損は比較的高い温
度状態をもたらし、その結果として揮発性物質が
巻線から沸騰してベアリング表面上に凝縮する。
また、誘導モータは滑りが比較的大きく、ホイー
ルが電源と厳密に同期しない。この誘導モータを
用いた装置は電力消費が比較的多いという問題も
ある。
最近では、半径方向空隙型モータに硬質永久磁
石回転子を使用した永久磁石ジヤイロスピンモー
タが開発されている。この構造において、従来の
ヒステリシスモータとの主な相違はヒステリシス
回転子の代わりに硬質の磁気材料(例えばアルニ
コ)の滑らかなリングを使用していることであ
る。例を挙げると、GI―G6ジヤイロ(マサチユ
ーセツツ州Norwood在のノースロツプ・コーポレ
ーシヨンによつて製造された)ホイールモータの
ヒステリシスリングは、非磁気材料によつて支承
される多相固定子巻線と共に、アルニコ製の永久
磁石リングに置き換えることができる。更にこの
ようなモータの例は、マサチユーセツツ州
Cambridge在のCharles Stark Draper
Laboratory,Inc.の1976年6月報告書R―980に
D.E.Fultonによつて記載されている。この構造
では、永久磁石回転子は、例えば一定周波数で作
動する補助誘導モータにより、同期速度またはこ
れに近い速度で回転するように制御される。閉ル
ープ回路が、逆起電力の角度(永久磁石回転子の
位置を表わす)を連続的に検出して固定子磁界の
角度を連続的に制御することにより、固定子磁界
の振幅を制御し、これによつてモータを整流す
る。
閉ループ整流回路は回転子の位置に対する固定
子電流の周波数角度に従うので、逆起電力検出回
路を駆動するに充分な逆起電力を生成する任意の
周波数にて回転子に充分なトルクを与えることが
できる。この閉ループ構造では、トルク角は90゜
すなわち固定子と回転子との間の磁界角度差で作
動できる。
この方法は比較的効率がよく(例えば90%のオ
ーダー)、しかも固定子と回転子との間に強い磁
力を有する構造を回避するが、従来の半径方向空
隙型永久磁石モータは、構成部品の入手が相当に
困難な複雑な形態である。更に、公知の半径方向
空隙型永久磁石モータは、自由回転子(すなわち
2自由度)ジヤイロのためのホイールスピンモー
タのような応用にはあまり適していない。
本発明の目的は、比較的コンパクトな永久磁石
モータを用いた加速度計を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、軸方向空隙型永久
磁石モータ用いた加速度計を提供することであ
る。
本発明の更にもう一つの目的は、軸方向空隙型
永久磁石ホイールスピンモータを有する自由回転
子ジヤイロを用いた加速度計を提供することであ
る。
本発明の更にもう一つの目的は、入力軸まわり
の慣性モーメントに対するスピン軸まわりの慣性
モーメントの比が大きい永久磁石モータを用いた
加速度計を提供することである。
発明の概要 要約すると、本発明は軸方向空隙型永久磁石ホ
イールスピンモータを有する自由回転子(すなわ
ち2自由度)ジヤイロを用いた加速度計に関する
ものである。ここで用いられるジヤイロは、ジヤ
イロハウジングに取り付けられた固定子を備えて
いる。固定子は位相が90゜異なつた状態で巻かれ
た2組の直列接続コイルを有する。このようなコ
イル配置は軸方向空隙型永久磁石モータに関して
は、本出願前に知られていない各コイルの組は、
同じスピン基準軸(Z軸)のまわりに環状に、且
つ、2つの(X及びY)入力軸によつて規定され
る平面に対し実質的に平行に配置される。X,Y
及びスピン基準軸は相互に直交し共通の交点を有
する。各コイルの主軸はZ軸に対し実質的に平行
である。
ジヤイロは更に、スピン軸のまわりに連続的に
回転すると共に2つの入力軸(X及びY軸)のま
わりに限定された回転移動をするホイールすなわ
ち回転子を備えている。回転子は環状の支持部材
内に1組の永久磁石を有し、その磁石はスピン軸
のまわりに実質上環状に配置される。環状の磁石
は、環状のコイルと実質的に同じ平均半径を有す
る。上記の組を構成する各磁石の磁気モーメント
はスピン軸に実質上平行で、これらの近接する磁
石の磁気モーメントは互いに逆向きである。
回転子は固定子に対し、環状の磁石が環状のコ
イルに近接するように配置される。その結果、磁
石からの磁束がコイルに結合される。
上記回転子は更に、コイルを通る磁束の回路を
完了させるため、磁束復路を形成するように配置
された比較的高い透磁率の磁気材料から成るリタ
ーンリング(すなわち背部の鉄)を備えている。
本発明に用いられるジヤイロの1つの態様によれ
ば、磁石はすべてコイルの一方の側にあり、リタ
ーンリングは、コイルから最も遠い磁石の極に結
合された第1の環状部分と、磁石から最も遠いコ
イル面に近接した第2の環状部分とを含んでい
る。また、上記回転子は、磁石に最も近いコイル
面と磁石それ自体との間、及び磁石から最も遠い
コイル面とリターンリングとの間に軸方向空隙を
形成するように配置される。この態様において、
コイルを通る磁束の復路は、そのコイルに近接し
た第1の磁石と、リターンリングの第2の部分
と、前記第1の磁石に近接した磁石と、この磁石
に近接したコイルと、リターンリングの第1の部
分とを含む。本発明に用いられるジヤイロのもう
一つの態様では、リターンリングは第1の部分と
第2の部分とを連結する第3の環状部分を有す
る。この態様において、コイルを通る磁束の復路
は、コイルに近接した第1の磁石と、リターンリ
ングの第2,第3、そして第1の部分とを含む。
本発明に用いられるジヤイロの好ましい態様に
おいては、回転子は球形のガスベアリングを介し
てジヤイロハウジングに結合される。この球形の
ベアリングを形成するため、回転子は、外側ベア
リング部材と、この外側ベアリング部材に取り付
けられた環状部材(前記磁石の組を支持する)と
を有する。外側ベアリング部材は中空で、且つ曲
率中心をX軸とY軸とZ軸との交点に位置させた
実質的に球形の凹状内面(ホイツプル溝
(Whipple grooves)を含む)を有する。内側ベ
アリング部材は、外側ベアリング部材の内面より
半径が小さい実質的に球形の外面を有する。この
内側ベアリング部材は、その球面が外側ベアリン
グ部材の凹状内面の中に位置するように、シヤフ
ト(Z軸と同軸)によつてジヤイロハウジングに
取り付けられる。この構造では、回転子がZ軸の
まわりに連続的に回転可能で且つX軸とY軸のま
わりに転位し得る自由度を有するように、ガス媒
体が外側ベアリング部材の内面と内側ベアリング
部材の外面との間に供給される。
上記ジヤイロは更に、各コイルの組における逆
起電力を検出すると共に、検出した逆起電力に応
じて各コイルの組に交番電流を生じさせるための
制御信号を発生する回路を含む、2組のコイルの
ための励磁回路を備えている。電流は相対的に位
相が90゜シフトしており、各組のコイルに関して
検出された逆起電力と同相である。
上記ジヤイロはまた、ジヤイロハウジングに対
するX軸及びY軸まわりの回転子の転位量を検出
すると共に、その転位量を表わす均合い制御信号
を発生する検出回路を備えている。ハウジング部
材に連結されたトルク発生器が前記均合い制御信
号に応答して回転子にX軸及びY軸まわりのトル
クを与え、回転子を実質的にX―Y平面内に維持
する(すなわち転位を零にする)。かくして、閉
ループサーボ回路が回転子のリムをZ軸に垂直な
平面内に拘束する。回転子がX―Y平面から転位
すると、前記検出回路が偏差信号を発生する。こ
の信号は従来どおり処理され、トルク発生器に加
えられる電流が、X―Y平面に関して回転子に対
しホイール角モーメントとジヤイロハウジングの
入力角速度との積を相殺する方向にトルクを生じ
させる。サーボループは、偏差信号が零になるま
で回転子をX―Y平面へ向けて駆動し続ける。偏
差信号が零になつたとき、スピン基準軸とスピン
軸は実質的に同軸である。
この構造により、慣性ホイールすなわち回転子
は軸方向空隙型永久磁石モータによつてスピン軸
(Z軸)のまわりに同期速度まで駆動される。モ
ータは、例えば95%程度の高い電気効率を有す
る。固定子から回転子まで軸方向の磁気吸引力は
ないので、回転している回転子に作用する不確実
なトルクは最小である。更に、軸方向に短かく、
半径方向に幅が広く平たい“パンケーキ”形状の
軸方向空隙型モータにより、慣性極モーメントは
慣性スピンモーメントが慣性入力モーメントの2
倍という理想に近づき、これにより章動する傾
向、即ち回転子がZ軸の周りを歳差運動する際
に、その回転軸が上下にわれたり、首を振る現象
を最適に抑制する。
上記ジヤイロには唯一の可動部品すなわち回転
子アセンブリがある。ジヤイロユニツト全体は密
封され、低粘性のガス、好ましくは水素が充填さ
れる。ガスはスピンベアリング支持のための流体
力学的な媒体となると共に、ジヤイロハウジング
の外壁に熱を伝達する働きがある。このようにし
て電気的巻線の全てが非有機的缶の中に封入され
るので、ベアリングの寿命を縮める汚染の原因と
なる有機材料の自由表面は存しない。
永久磁石(PM)モータは、ヒステリシスモー
タに悪影響を及ぼす外乱によつてそれほど影響さ
れない。PMモータの回転子は磁気的に硬質であ
るため、固定子の磁束と過渡的な電源変動につい
ては比較的高い許容度がある。また、固定子の構
造はヒステリシスモータの構造と比較して、鉄の
積層及びスロツトシールのいずれも不要であり、
単に位相のためのコイルアセンブリ及びコイル支
持体のみが必要であるという点で簡単である。代
表的には、心部には鉄がなく、従つてモータ効率
を低下させるコイル損失が最小である。PMモー
タのための磁気復路を形成する背部の鉄はジヤイ
ロホイールと同期した速度で回転する。従つて、
自由回転子には磁気抵抗効果が生じない。
閉ループサーボ構造において、永久磁石モータ
は比較的高い、例えば95%程度の効率を有するこ
とを特徴とする。このような高い効率は、トルク
角が90゜であるとき、与えられたトルクに対する
銅損が最小であることによるものである(本発明
によつて可能となつた)。これに対し、ヒステリ
シスモータは30゜またはこれより小さいトルク角
で作動するのが一般的である。要約すると、本発
明に用いられるのモータは従来のものと比較し
て、少ない重量及び電力(I2R)損失で所望のト
ルクを得るものである。本発明に係る加速度計
は、一組の直交軸に関して2つの振子ジヤイロお
よび1つの非振子ジヤイロをプラツトホームに取
り付けたもので、非振子ジヤイロは上記のジヤイ
ロと実質的に同じもので、一方振子ジヤイロは回
転子アセンブリが2つの軸に関して不平衡である
ことを除けば上記のジヤイロと同じである。
この直線加速度計は3つのジヤイロからそれぞ
れ出力されるジヤイロ信号に応答して、3つの基
準軸の各々に関するプラツトホームの加速度及び
角速度を表わす別々の出力信号を発生する計算手
段を備えている。
【図面の簡単な説明】
本発明の上述した目的及び他の目的、並びに本
発明のいくつかの特徴、更には本発明それ自体
も、添付図面を参照しての以下の説明から充分理
解されよう。
第1図は本発明に用いられる軸方向空隙型永久
磁石モータの具体的実施例を示す断面図である。
第2図は第1図の軸方向空隙型永久磁石モータの
ための具体的な制御系統を示すブロツクダイヤグ
ラムである。第3図は本発明の2軸加速度計を示
すブロツクダイヤグラムである。第4図は本発明
に用いられる軸方向空隙型永久磁石モータのもう
一つの好ましい態様を示す断面図である。
最良の形態の説明 第1図は、本発明に用いられる自由回転子ガス
ベアリングジヤイロ10の具体的実施例を示す。
図示の態様では、スピン基準軸Zは鉛直軸2で示
され、第1の入力軸Xは符号4で示される一方、
図示されていない第2の入力軸Yは点6にてZ軸
と交わつている。X,Y及びZ軸は相互に直交し
ている。
ジヤイロ10は、円筒形の外側ケーシングすな
わちジヤイロハウジング14を備えている。この
ハウジング14には静止球体16が固定して連結
されている。より詳細には、球体16はこれに圧
入されたスタブシヤフト18及び20を介して支
承されている。シヤフト18及び20は、気密封
止された電気ピンヘツダー28及び30の凹部に
ナツト22及び24によつて固定されている。ヘ
ツダーは、外側ケーシング14に溶着されたエン
ドハウジング32及び34を介して結合されてい
る。ジヤイロ10の各構成要素への電気的接続
は、ヘツダー28及び30のコネクタピンによつ
てなされる。第1図にはピン35〜38が示され
ている。
ハウジング14はこれに固定連結された固定子
アセンブリを含み、この固定子アセンブリは位相
が90゜異なつた状態で直列接続された2組のコイ
ルを含んでいる。以下ではこの2組のコイルをそ
れぞれ“位相A”の組及び“位相B”の組と称す
る。この実施例においては、各組はスピン基準Z
軸2のまわりに環状に配置された12個のコイルか
ら成る。第1図の断面図には4個のコイル(位相
Aのコイル39a,39bと位相Bのコイル39
c,39d)が示されている。位相Aのコイル3
9a及び39bへの電気的接続は、それぞれピン
37及び38からのワイヤ37a及び38aによ
つてなされている。
慣性ホイールすなわち回転子40は上記球体1
6を包囲している。このホイールは、(第1図で
スピン基準軸と同軸のものとして示される)スピ
ン軸のまわりに連続回転し、且つ2つの入力軸の
まわりに転位するようになつている。ホイール4
0は、球体16を包囲するように接合された帽子
状の部材42及び44によつて形成されている。
この実施例では、部材42及び44は、球形ベア
リングのための第1のベアリング面を形成する球
形の凹状内面を備えている。球体16の外面は、
ガスベアリングのためのもう一つのベアリング面
を形成している。このホイールアセンブリは、従
来技術を用いた自動潤滑流体力学的ガスベアリン
グとして、ガスの薄膜の上でスピン軸のまわりに
回転するようになつている。この構造により、回
転しているホイールアセンブリによつて発生する
支持力は相当大きく、これに取り付けられた慣性
部材を非常に小さい摩擦で懸架し且つ拘束するも
のである。ホイールは、重力及び加速度が作用し
ている状態でのX軸、Y軸及びスピン軸に沿う変
位が比較的小さい、例えば1ポンドの力に対し数
マイクロインチ程度であるように拘束される。ホ
イールと後述の環状要素部材及びリングによつて
形成される回転慣性要素の質量はガスベアリング
の剛性と比較して小さいので、回転慣性要素は球
体に接触している回転子を損ずることなく比較的
高い衝撃と一様な加速に耐えることができる。か
くして、ホイール40はX軸、Y軸及びスピン軸
に沿う直線運動に関しては非常に制限されるが、
スピン軸のまわりに連続的に回転することがで
き、更に、X軸及びY軸のまわりに限定された範
囲で回転することができる。従つて、この回転子
は慣性測定回転子要素のための2自由度要素を与
えるものである。
回転子40の周縁部分42a及び44aは、ス
ピン軸のまわりに実質上環状に支承される1組の
真円筒状の永久磁石(そのうちの2つが第1図に
符号46と48で示されている)のための支持部
を形成している。これらの1組の永久磁石は、そ
れらの磁気モーメントガスピン軸に対して実質上
平行であり、しかも近接し合う磁石は互いに逆向
きの磁気モーメントをもつように、かつ固定子ア
センブリの位相Aおよび位相Bの環状コイルの下
に位置するようにスピン軸2のまわりに実質上環
状に支承される。回転子40は更に、部分42a
及び44aの周縁に取り付けられた比較的高い透
磁率のリターンリング部材50,51,52を含
んでいる。このリターンリング部材50は、各磁
石の一方の極の下に位置してこれに近接した第1
の部分50と、磁石から最も離れた位相Aのコイ
ル面の上に位置してこれに近接した第2の部分5
1と、第1の部分と第2の部分とを結合している
第3の部分52とから成る実質上“C”字状の断
面形状を有する。
上記の部分42a及び44aは、環状の磁石が
固定子アセンブリの位相A及び位相Bの環状コイ
ルの下に位置するように上記磁石の組を支承して
いる。また、回転子40のリターンリング部材5
0,51,52はコイル及び磁石と共に各磁石の
磁束の通路を形成するもので、この磁束通路は、
各磁石の一方の極からその磁石に最も近いリング
部材50の部分を通り、リング部材52,51を
経てその磁石から最も遠い位相Aのコイル面に入
り、位相Aのコイルと位相Bのコイルを通つて磁
石に最も近い位相Bのコイルの面から出て磁石の
他方の極に至る磁気回路を構成している。
動作の際には、磁石から出た磁束は磁石の回転
に対して直角にコイルを通る。後に第2図を参照
して説明するように、固定子のコイルは前記ヘツ
ダー内の電気的接続を介して2相高周波電源によ
り励磁される。12個の磁石からの磁束は、12個の
位相Aのコイルと12個の位相Bのコイルによつて
発生した2相回転磁界と相互作用し、回転子を電
源と同期して駆動する。
ジヤイロアセンブリ10はまた、X軸及びY軸
まわりの回転子の転位量を検出するセンサアセン
ブリを備えている。第1図の実施例においては、
慣用形式の静電容量性センサ60及び62が、各
センサの最下端部の導電板とリング51との間に
空隙があることを示す信号を発生し、これにより
回転子のY軸まわりの転位を表わす。センサ60
及び62からの信号はヘツダー28のピン(図示
せず)に結合される。同様のセンサ(図示せず)
がY軸に沿つて配置され、X軸まわりの転位を検
出する。他の実施例として、センサは容量性ピピ
ツクオフではなく、光学的或いはホール効果ピツ
クオフを使用してもよい。
ジヤイロアセンブリ10は更に、回転子の検出
転位量に応じて回転子を変化させるために電気的
強制装置(forcer)すなわちトルク発生器
(torquer)を備えている。第1図は、Y軸まわり
の転位を零にするための一対のソレノイドトルク
発生器を示す。第1のトルク発生器は心72のま
わりに巻かれたコイル70を含み、第2のトルク
発生器は心76のまわりに巻かれたコイル74を
含む。コイル70及び74は(ヘツダー30内の
ピンを介して)外部の慣用形のトルク均合いルー
プ回路(torque―to―balance―loop networks)
(図示せず)に結合されており、このトルク均合
いループ回路は(ヘツダー30内のピンを介し
て)センサ60及び62にそれぞれ結合されてい
る。同様のトルク発生器(図示せず)がY軸に沿
つて配置され、上記と同様にトルク均合い回路を
介してY軸に沿つたセンサに結合されている。こ
れらの閉ループトルク均合い構造により、X軸及
びY軸まわりの回転子の転位量を連続的に零にす
ることができる。
動作の際には、ジヤイロ10はハウジング14
を取り付けた本体の角速度を測定する。速度はX
軸及びY軸に関するものである。ジヤイロ10が
入力X軸及びY軸のまわりに運動するとき、次の
ような事象が生ずる。回転する回転子の角モーメ
ントが、ケーシング14の受ける角速度と相互作
用する。その結果生ずるトルクが、回転子をX軸
とY軸のいずれか一方または両方に関して運動さ
せる。X軸及びY軸のセンサ(ハウジング14に
取り付けられている)は、センサに対する回転子
40の変位を表わす偏差信号を発生し、それらの
信号を外部のトルク均合い回路に印加する。その
結果得られた信号がトルク発生器に加えられ、リ
ング50の磁気材料に作用する磁束を発生する。
いくつかの例としてトルク発生器へのフイードバ
ツク電流は交流、直流或いはアナログもしくはパ
ルスの形状でよい。
フイードバツク回路の閉ループサーボ作用がト
ルク発生器によつて発生するトルクを制御して、
ジヤイロ10の回転によつて発生する回転子の歳
差運動トルクを相殺し、これにより回転中の回転
子がZ(スピン基準)軸に垂直な平面内に維持さ
れるようにする。回転子の転位を零に保持するた
めに必要なトルク発生器の電流を表わす出力信号
は、ジヤイロ10の出力として使用される。この
信号は、ジヤイロ10がレートジヤイロとして作
用し且つ測定電流がハウジング14の角速度に比
例するように測定され検出される。この実施例で
はトルク発生器は鉄心製であるが、他の例として
慣用のダルソンバール(D’Arsonval)トルク
発生器或いはマイクロシン(microsyn)トルク
発生器を使用することもできる。
第2図は、ジヤイロ10の回転子スピンモータ
のための制御系統を示すブロツクダイヤグラム1
40を示す。図においてモータは符号142で示
される。制御系統140は、逆起電力回復回路1
44と、周波数/位相比較回路146と、制御電
流源78と、120V直流電源80と、位相Aの
“H”スイツチ84及び位相Bの“H”スイツチ
86と、始動回路88と、位相Aの整流回路92
及び位相Bの整流回路94と、ガング形の制御ス
イツチ96及び98とで構成されている。
動作の際には、スイツチ96及び98を“通常
走行”モード位置(第2図に示す)に設定するこ
とにより、回復回路144が、位相A及び位相B
の各コイルの電圧EA及びEBと各コイルを流れる
電流IA及びIBとから、位相Aのコイルと位相B
のコイルの逆起電力(ESA及びESB)を検出す
る。比較回路146は、ESBをパルスに形成し得
られた信号を基準周波数信号f0に位相固定するこ
とによつて速度偏差電圧VSEを発生する。電流源
78は、各Hスイツチに加えられる位相A及び位
相Bのコイル駆動電流(IDA及びIDB)の大きさ
を制御して、速度偏差電圧(VSE)に比例する振
幅をもつようにする。
逆起電力信号ESA及びESBは整流回路92及び
94に印加される。整流回路92及び94はこれ
らの信号を使用して、位相A及び位相Bの電流
(IA及びIB)が各コイルに90゜だけ磁束を生じ
させるようにHスイツチ84及び86の作用を制
御することにより、モータ142を整流する。こ
れは、コイル電流を各コイルについて検出した逆
起電力と同じ位相になるように制御することによ
つて達成される。この回路構成によりモータは90
゜のトルク角度に整流される。
モード制御スイツチ96及び98を“始動”位
置に設定すると、始動時は逆起電力がないので始
動回路88が回転子に対して初期駆動信号を供給
する。この始動回路88は、デイジタル信号とし
て発生する周波数ランプを用いて回転子を比較的
低い速度、例えば公称運転速度の20%まで駆動す
る。この点で十分な逆起電力が生じ、制御系統1
40を始動モードから通常モードへ切り換えるこ
とができる。
第3図は、本発明に係る直線加速度計100を
ブロツク図で示すものである。この加速度計10
0は、一組の直交軸X′,Y′,Z′、に関して振子状
にプラツトホームに取り付けられた2つの振子ジ
ヤイロ102及び104と1つの非振子ジヤイロ
106とを備えている。非振子ジヤイロ106は
第1図に示されたジヤイロ10と実質的に同じも
ので、そのスピン基準軸はX′軸に一致させてあ
る。また、振子ジヤイロ102及び104は、回
転子アセンブリが2つの軸に関して振子型(すな
わち不平衡)であることを除けば第1図のジヤイ
ロ装置と同じである。この構成により、各ジヤイ
ロ102,104は2軸直線加速度センサとな
る。ジヤイロ102はそのスピン基準軸がZ′軸と
一致し、その回転子はX′軸及びY′軸に関して揺
動する。ジヤイロ104はそのスピン基準軸が
Y′軸と一致し、その回転子はX′軸及びZ′軸に関し
て揺動する。
好ましい実施例において振子回転子は、ジヤイ
ロ10の部分42及び44に対応する回転子部分
を密度が異なる材料からつくることによつて形成
される。この構成によれば、回転子はジヤイロ1
02に関してはX′軸及びY′軸に沿う直線加速度
を感知し、ジヤイロ104に関してはX′軸及び
Z′軸に沿う直線加速度を感知する。3つのジヤイ
ロ102,104及び106の全てにおいて、回
転子位置センサ、トルク均合い回路及びトルク発
生器はジヤイロ10の対応する各構成要素と実質
的に同一である。
上記加速度計100は、以下で詳細に説明する
如く出力信号を計算して発生するようにプログラ
ムされたコンピユータ108を備えている。
第3図の態様において、2つの振子ジヤイロ1
02及び104と非振子ジヤイロ106は同時に
作動する。ジヤイロ102及び104は、与えら
れた直線加速度の方向に関して出力信号の加速度
部分の符号が互いに反対である(すなわちジヤイ
ロ102と104は互いに逆の極性を有する)よ
うに配置される。この配置により、振子ジヤイロ
102は、X′軸及びY′軸に沿う加速度計100
の直線加速度AX 及びAX を表わす信号、並び
にX′軸及びZ′軸まわりの加速度計100の角速度
(WX及びWY)を表わす信号を発生する。振子ジ
ヤイロ104は、X′軸及びZ′軸に沿う加速度計1
00の直線加速度AY 及びAY を表わす逆符号
の信号、並びにX′軸及びZ′軸まわりの加速度計1
00の角速度(WX及びWZ)を表わす信号を発生
する。非振子ジヤイロ106は、Y′軸及びZ′軸ま
わりの加速度計100の角速度(WY及びWZ)を
表わす出力信号を発生する。これらのジヤイロ1
02,104及び106からの出力信号はコンピ
ユータ108に印加される。コンピユータ108
はこれらの信号に応じて慣用のマトリクス計算を
実行し、X′軸、Y′軸及びZ′軸に関する角速度成分
と加速度成分とを分離して同定する。従つて、第
3図の態様は最小の吊下げ形態で一緒に設置する
ことができる非振子2軸ジヤイロ106と2つの
振子2軸ジヤイロ102及び104(極性は互い
に反対)とから成る3センサ吊下げパツケージを
形成するものである。この態様は、加速度感知素
子または回転子ないしホイールが、相対的に低い
ノイズの流体力学的ガスベアリング上に懸架さ
れ、しかも振子要素を妨害する固有の磁気吸引力
をもたないモータによつて駆動されるという点
で、従来技術を改良したものである。従つて低レ
ベルの加速度測定に関しより高い可能性が得られ
る。
第4図は、本発明に用いられるジヤイロ10の
もう一つの実施例120を示すものである。図に
おいて、第1図に示された構成要素に対応するも
のは同じ符号で示されている。基本的には、第4
図の実施例は、X軸とY軸によつて規定されるX
―Y平面に関して実質的に対称である。固定子は
ジヤイロ10と同様に2組の直列コイルを備え、
各組のコイルはZ(スピン基準)軸に関して環状
に配置されると共に2組のコイルは位相が90゜異
つた状態で配置されている。この実施例では、第
4図に示すように、位相AのコイルはX―Y平面
の上方にあり、位相BのコイルはX―Y平面の下
方にある。第4図にはコイル39a〜19dが示
されている。
ジヤイロ120は2組の真円筒状永久磁石を備
えており、各組の磁石はスピン軸のまわりに環状
に配置されている。この実施例では、各組は同数
の磁石から成る。各磁石の磁気モーメントはスピ
ン軸に平行であり、各組の中で近接し合う磁石の
モーメントは互いに逆向きである。部材44の部
分44aは、位相Aのコイルと環状の比較的高い
透磁率のリターンリング部材126との間で一組
の磁石を支承し、部材42の部分42aは、位相
Bのコイルと環状の比較的高い透磁率のリング部
材124との間でもう一組の磁石を支承してい
る。部分42a及び44aは、一つの組の各磁石
が他の組の対応する磁石と同軸で、しかも対応す
る磁石の対が同じ方向に磁気モーメントをもつよ
うに磁石を支承している。第4図の断面図には磁
石127〜130が示されている。この形態によ
り、磁束通路が1つの磁石から延びて位相A及び
位相Bのコイルを通り、更には他の磁石と、これ
に近接したリターンリングの部分と、近接する磁
石―コイル―磁石の組合せと、もう1つのリター
ンリングの部分とを通つて、元の磁石に戻る磁気
回路が形成される。
ジヤイロ120はまた、コイル70及び74
(並びに対応する心72及び76)によつて形成
されるトルク発生器に加えて、コイル132(及
び対応する心134)とコイル136(及び対応
する心138)とによつて形成されるトルク発生
器を有し、更にはY軸に沿つて対応するトルク発
生器(第4図には図示せず)を備えている。ま
た、ジヤイロ120はX軸及びY軸まわりの回転
子の角度変位を表わす信号を発生するためのセン
サをも備えている。例を挙げれば、これらのセン
サは回転子と固定子の対向する表面上に付着せし
められた薄膜状のピツクオフを有するブリツジ構
造にすることができる。
全体として第4図の形態はジヤイロ10と類似
の方法で作動するが、ジヤイロ120は第1の形
態のトルク発生能力の2倍の能力を有する。ジヤ
イロ120が対称的な形態であるため、種々の不
確実なパラメータが平均化され別個の断片的な部
品はほとんど不要である。
本発明は、その精伸または本質的特徴から離れ
ることなく他の特定態様で実施することができ
る。従つて、上述した実施例は全ての点において
例示であつて、限定的なものではなく、本発明の
範囲は上述した説明ではなく請求の範囲の記載に
よつて定められる。そして請求の範囲の記載及び
均等な範囲に入る変形はすべて本発明の範囲に含
まれるものである。
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