JPS62103355A - プレス用樹脂金型の製造方法 - Google Patents
プレス用樹脂金型の製造方法Info
- Publication number
- JPS62103355A JPS62103355A JP24179885A JP24179885A JPS62103355A JP S62103355 A JPS62103355 A JP S62103355A JP 24179885 A JP24179885 A JP 24179885A JP 24179885 A JP24179885 A JP 24179885A JP S62103355 A JPS62103355 A JP S62103355A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- dies
- metal
- mold
- underlayers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、金属粉を充填した樹脂型表面に金属を溶射す
る薄板プレス金型の製造法に関する。
る薄板プレス金型の製造法に関する。
薄板プレス用の金型として、ボリウレクン樹脂に鋳鉄粉
を充填した樹脂型を作り、これによって金型の耐摩耗性
を高め、更にこの樹脂型左面に１３クロム鋼のような比
較的高硬度の金属を溶射することによって表面のカジリ
を防止したものがある。
を充填した樹脂型を作り、これによって金型の耐摩耗性
を高め、更にこの樹脂型左面に１３クロム鋼のような比
較的高硬度の金属を溶射することによって表面のカジリ
を防止したものがある。
この樹脂金型は型素材としての樹脂に鋳鉄粉を充填する
ことによって、表面に溶射する高硬度の金属の型素材に
対する密着性が得られ、これによって樹脂金型への金属
の溶射被覆層の形成が可能になり、従来の金属製金型に
比べ、製作のための時間、工数を軽減せしめることがで
きたものである。
ことによって、表面に溶射する高硬度の金属の型素材に
対する密着性が得られ、これによって樹脂金型への金属
の溶射被覆層の形成が可能になり、従来の金属製金型に
比べ、製作のための時間、工数を軽減せしめることがで
きたものである。
しかしながら、金型の素材そのものが樹脂を基材とする
ものであるため、金型表面へ溶射される硬質金属の樹脂
素材との密着性は充分ではなく、溶射金属の種類、厚み
、溶射条件に制限を受けることになり、金属素材による
金型と比較して、強度的に劣り、このためプレス加工に
制限を受けるという問題があった。
ものであるため、金型表面へ溶射される硬質金属の樹脂
素材との密着性は充分ではなく、溶射金属の種類、厚み
、溶射条件に制限を受けることになり、金属素材による
金型と比較して、強度的に劣り、このためプレス加工に
制限を受けるという問題があった。
本発明の目的は、北記の樹脂金型の製造において金型表
面に溶射する硬質金属の金型生地への密着性を改善して
、高硬度、高融点物質のよりＩＮみの大きい溶射被覆層
の形成を可能にして従来の金型並、或いはそれ以上の強
度を有する金型の製造を可能にするものである。
面に溶射する硬質金属の金型生地への密着性を改善して
、高硬度、高融点物質のよりＩＮみの大きい溶射被覆層
の形成を可能にして従来の金型並、或いはそれ以上の強
度を有する金型の製造を可能にするものである。
［問題点を解決するための手段］
上記目的は、金型表面の高硬度溶射被覆層を形成するに
当たって、樹脂中に混合する金属と表面溶射層と相互に
密着性の良い材料による下地層を形成することによって
達成することができる。
当たって、樹脂中に混合する金属と表面溶射層と相互に
密着性の良い材料による下地層を形成することによって
達成することができる。
本発明においても、金型素材の樹脂としては、従来金型
の模型に使用されていたエポキソ樹脂を使用することが
できるが、金属粉末との混合充填のためには、取扱いが
便利なポリウレタン樹脂が好適に利用できる。
の模型に使用されていたエポキソ樹脂を使用することが
できるが、金属粉末との混合充填のためには、取扱いが
便利なポリウレタン樹脂が好適に利用できる。
また、上記樹脂に混合すべき金属としては任意のものが
利用できるが、コストと耐酸化性と取扱いの面から通常
のアルミニウム扮や鋳鉄粉が使用される。
利用できるが、コストと耐酸化性と取扱いの面から通常
のアルミニウム扮や鋳鉄粉が使用される。
混合粉末としては、その上に溶射される下地層に対して
のアンカー効果を発揮せしめるために、粒子径が１００
〜２００μｍの多角形を有するものが望ましい。また、
混合金属の樹脂への混合量は、樹脂型表面への金属粉の
露出量を多くするために、樹脂量に対して、重量比で２
０倍以上含有せしめる。
のアンカー効果を発揮せしめるために、粒子径が１００
〜２００μｍの多角形を有するものが望ましい。また、
混合金属の樹脂への混合量は、樹脂型表面への金属粉の
露出量を多くするために、樹脂量に対して、重量比で２
０倍以上含有せしめる。
しかしながら、本発明の場合には、金型表面に形成され
る溶着硬質層は樹脂型素地の上に直接形成されるもので
はなく、素地との密着性の良い下地層が形成されるので
樹脂材へ混合される金属粉の量は従来に比し少なくて済
み、また、金属粉を含有した樹脂素材の調製を簡単に行
なうことができる。
る溶着硬質層は樹脂型素地の上に直接形成されるもので
はなく、素地との密着性の良い下地層が形成されるので
樹脂材へ混合される金属粉の量は従来に比し少なくて済
み、また、金属粉を含有した樹脂素材の調製を簡単に行
なうことができる。
溶射による下地層の形成に当たっては、樹脂型表面に露
出する金属わ）の態様にもよるが、通常の防食用として
用いられているＡ１． Ｚｎやこれらの合金、或いはＮ
ｉ−Ａｌ合金等の材料が好適に使用でき、下地層の１７
みは樹脂素材表面の金属粉末の分布の状態と表面の硬質
金属被覆層の状態にもよるが、３０〜５０μｍの厚みに
形成する。
出する金属わ）の態様にもよるが、通常の防食用として
用いられているＡ１． Ｚｎやこれらの合金、或いはＮ
ｉ−Ａｌ合金等の材料が好適に使用でき、下地層の１７
みは樹脂素材表面の金属粉末の分布の状態と表面の硬質
金属被覆層の状態にもよるが、３０〜５０μｍの厚みに
形成する。
さらに、上記下地層の上に形成するトップコーティング
層のための硬質金属としては、任意の金属、或いはセラ
ミックを用いることができるが、通常の板金加工のため
には、クロム或いはモリブデン含を鉄合金、高クロム鋼
を用いる。
層のための硬質金属としては、任意の金属、或いはセラ
ミックを用いることができるが、通常の板金加工のため
には、クロム或いはモリブデン含を鉄合金、高クロム鋼
を用いる。
かかるトップコーティング層は、接着性の良好な下地層
が形成されているので任意の厚みに形成できるが、通常
の場合１００μｍもあれば充分である。
が形成されているので任意の厚みに形成できるが、通常
の場合１００μｍもあれば充分である。
かかる金型の耐久性を調べるために、ポリウレタン樹脂
にＡｌ粉末を５０重量％混合した素材に、それぞれＡＩ
、 Ｎｉ−Ａｌ とからなる下地層を５０μｍの厚みに
形成し、その上に１３Ｃｒｊｌｉｉｌ粉末を溶射して１
００μｍ厚のトップコーティング層を形成してテスト試
料Ａ、Ｂを作成した。また、比較のために同等下地層を
形成せず同様の条件で同し厚みの１３Ｃｒ鋼の溶射被膜
を有する試料Ｃを作成した。
にＡｌ粉末を５０重量％混合した素材に、それぞれＡＩ
、 Ｎｉ−Ａｌ とからなる下地層を５０μｍの厚みに
形成し、その上に１３Ｃｒｊｌｉｉｌ粉末を溶射して１
００μｍ厚のトップコーティング層を形成してテスト試
料Ａ、Ｂを作成した。また、比較のために同等下地層を
形成せず同様の条件で同し厚みの１３Ｃｒ鋼の溶射被膜
を有する試料Ｃを作成した。
これらの試料のエツジ部にハンマーによる打撃を与え、
トップ層の割れが発生するまでの打撃回数を調べた。
トップ層の割れが発生するまでの打撃回数を調べた。
添付の図はこれらの試料によるテスト結果を示す。同図
から明らかなように、本発明による試料Ａ、：！：Ｂは
、比較例として挙げた試料Ｃよりも３〜４倍の耐割れ性
を有することが判る。
から明らかなように、本発明による試料Ａ、：！：Ｂは
、比較例として挙げた試料Ｃよりも３〜４倍の耐割れ性
を有することが判る。
〔発明の効果］
本発明により、樹脂型の上に高硬度、高融点金属の溶射
被覆層を、材料の種類、厚みの制限を受けることなく形
成でき、形成された被膜は靭性を有し、耐衝撃性も高く
なり、金型の素材である樹脂材への衝撃も緩和されるの
で、従来の樹脂金型に比べ、格段の強度と耐久性を有す
るものが得られる。
被覆層を、材料の種類、厚みの制限を受けることなく形
成でき、形成された被膜は靭性を有し、耐衝撃性も高く
なり、金型の素材である樹脂材への衝撃も緩和されるの
で、従来の樹脂金型に比べ、格段の強度と耐久性を有す
るものが得られる。
添付の図は本発明の試料と比較試料とのテスト結果を示
す。
す。
Claims (1)
- １、樹脂に金属粉を充填した樹脂型を作り、更にこの樹
脂型表面に高硬度金属の溶射被覆層を形成するプレス用
樹脂金型の製造方法において、高硬度金属による溶射被
覆層の形成前に、３０〜５０μｍの厚みに溶射下地層を
形成することを特徴とするプレス用樹脂金型の製造方法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24179885A JPS62103355A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | プレス用樹脂金型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24179885A JPS62103355A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | プレス用樹脂金型の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62103355A true JPS62103355A (ja) | 1987-05-13 |
| JPH036987B2 JPH036987B2 (ja) | 1991-01-31 |
Family
ID=17079666
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24179885A Granted JPS62103355A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | プレス用樹脂金型の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62103355A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007268999A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Sakae Chuzosho:Kk | 金型及びその製造方法 |
| WO2023176450A1 (ja) * | 2022-03-17 | 2023-09-21 | 株式会社プロテリアル | 複合材及び複合材の製造方法並びに金型 |
-
1985
- 1985-10-28 JP JP24179885A patent/JPS62103355A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007268999A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Sakae Chuzosho:Kk | 金型及びその製造方法 |
| WO2023176450A1 (ja) * | 2022-03-17 | 2023-09-21 | 株式会社プロテリアル | 複合材及び複合材の製造方法並びに金型 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH036987B2 (ja) | 1991-01-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DK152179B (da) | Stoebt aluminiumemne med indstoebt del af en austenitisk ferrolegering. | |
| JPS6233037B2 (ja) | ||
| JPH02502736A (ja) | 冷間加工鋼 | |
| US4389251A (en) | Powder mixture for thermal spraying | |
| US2966423A (en) | Method of producing metal deposits | |
| CN107116138B (zh) | 用于高强钢板热冲压的自润滑异质材料模具及其制备方法 | |
| CN104797722A (zh) | 低碳钢和硬质合金耐磨部件 | |
| CN106481705A (zh) | 一种芯板无镀铜铜基喷撒摩擦片及其制备方法 | |
| JPS62234576A (ja) | 耐食性に優れた溶接可能塗装鋼板 | |
| CA1042321A (en) | High temperature abrasion resistant coatings | |
| JPS62103355A (ja) | プレス用樹脂金型の製造方法 | |
| US5039477A (en) | Powdered metal spray coating material | |
| DE102010055162A1 (de) | Beschichtung sowie beschichtetes Eingussbauteil | |
| JPS6483676A (en) | Wear resistant al alloy member | |
| GB1338088A (en) | Method of providing a surface with a wear resistant facing | |
| US3053610A (en) | Flame-sprayed metal article | |
| US3398448A (en) | Process for coating steel with nickel | |
| JP3240459B2 (ja) | 硬化肉盛り用溶接材料の成分決定方法 | |
| JP2003001344A (ja) | プレス成形用金型 | |
| JP2001062595A (ja) | 錠剤成形用杵および臼とその製造方法 | |
| JPS62187560A (ja) | 金属被覆鋳造法 | |
| CN109822209A (zh) | 一种基于铝热反应的复合钢板制备方法 | |
| JPH0517306B2 (ja) | ||
| Timoshchenko | Improvement in the wear resistance of a die for hot die forging | |
| CN114836598A (zh) | 热轧粉末高速钢-不锈钢复合钢板及其制造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |