JPS62103185A - 熱転写型複写方法 - Google Patents

熱転写型複写方法

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JPS62103185A
JPS62103185A JP60244803A JP24480385A JPS62103185A JP S62103185 A JPS62103185 A JP S62103185A JP 60244803 A JP60244803 A JP 60244803A JP 24480385 A JP24480385 A JP 24480385A JP S62103185 A JPS62103185 A JP S62103185A
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JP
Japan
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sheet
thermal transfer
color
dye
heat
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JP60244803A
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English (en)
Inventor
Naoyasu Katsumata
勝又 直豈
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/025Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein by transferring ink from the master sheet
    • B41M5/035Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein by transferring ink from the master sheet by sublimation or volatilisation of pre-printed design, e.g. sublistatic
    • B41M5/0356Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein by transferring ink from the master sheet by sublimation or volatilisation of pre-printed design, e.g. sublistatic characterised by the inks used for printing the pattern on the temporary support or additives therefor, e.g. dyes, transferable compounds, binders or transfer promoting additives

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野〕 本発明は熱昇華性又は熱気化性アゾの色素を転写色素と
して用いる熱転写型複写方法に関するものである。
〔従来技術〕
従来、カラー複写に対する要望は強く、数多くの斬究が
このカラー複写方式の開発に向けられているが、従来の
カラー複写方式の場合、(1)複写時間がかかり多数枚
複写には向かない、(2)画像が粗く1階調性において
劣る、(3)装置が複雑でコストが高く、同時に複写一
枚当りのコストも高い1等の共通の欠点を有し、これら
の欠点の改良が強く要望されている。
本発明者らは、従来のカラー複写方式とは異った原理に
より、前記従来法に見られる欠点の克服された新しいカ
ラー複写方法として先に、熱昇華性又は熱気化性アゾ色
素と共にハロゲン化銀を含有する感光材料に対し、像露
光、現像及び色素漂白からなる一連の処理を施して、ア
ゾ色素からなるポジ画像を有する熱転写用カラーマスタ
ーシートを作成すると共に、該熱転写用カラーマスター
シートのポジ画像の上に受容シートを重ね、熱転写を行
って受容シート上にアゾ色素からなる転写画像を形成さ
せることを特徴とする熱転写型複写方法を提案した(特
願昭59−234474号)。
このカラー複写方法の原理は、簡単に言えば、銀色素漂
白法によるカラー写真作成原理と、アゾ色素を転写色素
として用いる熱転写複写原理とを結合させたものであり
、その感光材料としては、例えば、支持体上に、ハロゲ
ン化銀と共に熱昇華性又は熱気化性のアゾ色素を含むシ
アン色の赤感光層、マゼンタ色の緑感光層及びイエロー
色の青感光層をその順に積層させた構造を有するものが
用いられる。
ところで、このような感光材料においては、ハロゲン化
銀と併用されるアゾ色素が、ハロゲン化銀を感光すべき
光を吸収するため、マゼンタ色の緑感光層の光感度が低
下するという欠点があった。
〔目  的〕
本発明は、前記感光材料に見られる緑感光層の感度不足
の欠点を補い、鮮明なカラー画像を与える熱転写型複写
方法を提供することを目的とする。
〔構  成〕。
本発明によれば、支持体上に熱昇華性又は熱気化性アゾ
色素と共に、ハロゲン化銀を含有するマゼンタ色緑感光
層を少なくとも有し、かつマゼン(式中、R1,R” 
、 R’は低級アルキル基、例えば、メチル、エチル、
プロピル、ブチル等を示し、Xはハロゲン、例えば、塩
素、臭素等を示す)で表わされる増感材料を含有させた
感光材料に対し、像露光、現像及び色素漂白からなる一
連の処理を施して形成したアゾ色素からなるポジ画像を
有する熱転写用カラーマスターシートのポジ画像の上に
、受容シートを重ね、熱転写を行って受容シート上にア
ゾ色素からなる転写画像を形成させることを特徴とする
熱転写型複写方法が提供される。
本発明のカラー複写方法の原理は簡単に言えば銀色素漂
白法によるカラー写真作成原理とアゾ色素を転写色素と
して用いる熱転写複写原理とを結合させたものである。
次に本発明の熱転写型カラー複写方法の原理について示
す。
(a)カラーマスターシート(第1図)本発明のカラー
複写方法においては、支持体上に熱昇華性又は熱気化性
アゾ色素と共にハロゲン化銀を含有するマゼンタ色の緑
感光層を積層させた構造を有し、かつ前記マゼンタ色の
緑感光層に前記式(1)で表わされる増感材料を、ハロ
ゲン化銀中に、ハロゲン化銀1モル当り15〜400m
 gの割合で添加したものをカラーマスターシートとし
て用いる。第1図にこのカラーマスタシーシート層構成
例を示す。第1図においてYはイエロー色素層で青感光
層を示し、Hはマゼンタ色素層で緑感光層を示し、Cは
シアン色素層で赤感光層を示し、これらの各層Y、 M
及びCは支持体1上に積層されて積層感光層Xを形成す
る。なお、各感光層Y、M、Cは必ずしも積層型にする
必要はなく、支持体上にモザイク状又はストライプ状に
並列配置させることもできる。
(b)露光工程(第2図) この工程は、前記カラーマスターシートに対し、原稿か
らの直接作像光又は反射作像光で露光し、感光層X内に
潜像を形成する工程である。この場合の露光原理説明図
を第2図に示す。第2図において、υは白色、8Lは青
色、Gは緑色、Rは赤色及びBRは黒色の光を示す。感
光層内に形成される潜像の位置は、露光色の色調によっ
て決まり、潜像は、白色光(W)の場合、青感光層(Y
)、緑感光層(M)及び赤感光層(C)の各層に形成さ
れ、青色(BL)の場合、青感光層(Y)に形成され、
緑色(G)の場合は。
緑感光層(M)に形成され、赤色(R,)の場合、赤感
光層(C)に形成され、一方、黒色の場合、感光層には
潜像は形成されない。
(C)黒白現像工程(第3図) この工程は、前記露光工程で得られた露光カラーマスタ
ーシートを黒白現像する工程で、この工程によって感光
層X内に形成された潜像は黒化銀の画像として現像され
る。第3図に黒白現像の原理説明図を示す。第3図にお
いて、X印は現像された黒化銀画像を示す。この黒白現
像の反応式は次の通りである。
Ag” X−+DP 4 Ag+X−+OX IDP:
 現像液 OX■:現像液の酸化形成体 (d)色素漂白工程(第4図) この工程は、前記黒白現像工程で得られた黒化銀を触媒
とし1強酸性の液で黒化銀の量に比例し、黒化銀の存在
する部分のアゾ色素を分解させ還元漂白させる工程であ
る。第4図に色素漂白の原理説明図を示す。第4図にお
いて、斜線のないX印を含む白抜きの部分は色素漂白さ
れた部分を示す。
この色素漂白の反応式は次の通りである。
4Ag+RN=NR’ +4H” →4Ag+ +RNH2+R’ NH2RN=NR’ 
 :アゾ色素 (c)定着工程(第5図) この工程は、前記色素漂白工程で得られた分解色素を定
着液で処理し、不必要なハロゲン化銀を除去し、アゾ色
素のポジ画像を得る工程である。
第5図に定着工程の原理説明図を示す、第5図において
、斜線のない完全白抜きの部分は定着された色素漂白部
分を示す、このようにして得られたカラーマスターシー
トは、露光したカラー画像に対応したカラーポジ画像(
但し、原稿の画像に対し鏡像)を有するもので、第5図
に示すように、第2図に示した色調の光による露光に応
じて、それぞれ、白色(W)、青色(BL)、緑色(G
)、赤色(R)及び黒色(BR)の色調の画像を与える
(f)熱転写工程(第6図) この工程は、前記定着工程で得られたポジ画像のカラー
マスターシートに形成されたアゾ色素の画像を受容シー
ト上に転写させる工程である。第6図にこの熱転写工程
の原理説明図を示す。第6図において、Aはカラーマス
ターシートを示し、2は受容シートを示す。この工程は
、カラーマスターシート(A)上に受容シート(2)を
重ね、熱エネルギー(H)を加えて加熱することにより
、カラーマスターシート上に存在するアゾ色素を昇華又
は気化させて、受容シート(2)上に転写させる。この
ようにして得られる熱転写複写物(コピー)は、カラー
原稿に対応するカラー画像を有するもので、第7図にそ
のカラーコピーの断面説明図を示す。この第7図におい
て、BR,R,G、 BL及びすは、カラーマスターシ
ート(A)に対応して受容シート上に形成された転写画
像を示すもので、それぞれ黒色、赤色、緑色、青色及び
白色の転写画像を示す。即ち、受容シート上に形成され
る画像の色は、カラーマスターシートから転写されるア
ゾ色素の混色からなる。
本発明において、第1図に示す前記カラーマスターシー
トの構造や、そのカラーマスターシートの露光工程、黒
白現像工程、色素漂白工程及び定着工程はいずれも、従
来よく知られている銀色素漂白法(silver dy
e bleach process)を基本原理とする
カラー写真法における技術を適用することができる。例
えば、カラーマスターシートは、イエロー、マゼンタ、
シアンの各色を示すアゾ色素を含有する臭化銀乳剤を塗
布乾燥して各感光層を形成することによって作成するこ
とができ、表面に保護層や、支持体と感光層との間に下
引層を設けることができる。また、必要であれば、各感
光層間に中間層を設け、各感光層を隔離してもよく、こ
れらの中間層は、フィルター染料、酸化剤を含むことも
できる。また1本発明では、支持体にマゼンタ色の緑感
光層のみを設けたものであってもよく、この場合には、
受容シートの地色を青色とした単色画像が形成される。
本発明の感光層のバインダーとしては、ポリビニルアル
コールを始め種々の親木コロイドが用いられ、その際ポ
リビニルアルコールとしてはポリビニルアルコールのみ
ならずポリビニルアルコールの各種誘導体も包含され、
ポリビニルアルコール誘導体としては、ポリビニルアル
コールと酸無水物との反応生成物、あるいはポリビニル
アルコールと活性ハロゲン原子を有する化合物との反応
生成物等が包含される。また前記したポリビニルアルコ
ールおよびその誘導体の他に、ゼラチン、コロイド状ア
ルブミン、寒天、アラビアゴム、アルギン酸、たとえば
アセチル含有19〜26%にまで加水分解させたセルロ
ースアセテートの如きセルロース誘導体、ポリアクリア
ミド、イミド化ポリアクリルアミド、カゼインたとえば
、ビニルアルコールビニルシアノアセテートコポリマー
の如きウレタンカルボン酸基またはシアノアセチル基を
含むビニルアルコールポリマー、ポリビニルアルコール
/ポリビニルピロリドン、加水分解ポリビニルアセテー
ト、蛋白質または飽和アシル化蛋白質とビニル基を有す
るモノマーとの重合で得られるポリマー、ポリビニルピ
リジン、ポリビニルアミン、ポリアミノエチルメタクリ
レート、ポリエチレンイミン等を使用することができる
又、各感光層に必要に応じて添加剤を添加することが好
ましく、紫外線吸収剤としてチアゾリン、ベンゾトリア
ゾール、アクリロニトリル、ベンゾフェノン系化合物を
用いることができ、安定剤として、アザインデン類、ト
リアゾール類、テトラゾール類、イミダゾリウム塩、テ
トラゾリウム塩、ポリヒドロキシ化合物等が用いられる
。又、硬膜剤としてアルデヒド系、アジリン系、イノオ
キサゾール系、ビニルスルホン系、アクリロイル系、ア
ルボジイミド系、マレイミド系、メタンスルホン酸エス
テル系、トリアジン系等が用いられる。
又、ベンジルアルコール、ポリオキシエチレン系化合物
等の現像促進剤、クロマン系、クマラン系、ビスフェノ
ール系、亜リン酸エステル系の画像安定剤、ゼラチン可
塑剤として、グリセリン、グリマール系化合物が用いら
れる。又、増粘剤としてスチレン−マレイン酸ソーダ共
重合体、アルキルビニルエーテル−マレイン酸共重合体
が用いられる。
さらに増感剤として水溶性金塩、水溶性白金塩、水溶性
パラジウム塩、水溶性ロジウム塩、水溶性イリジウム塩
等の貴金属増感剤や硫黄増感剤、セレン増感剤、ボラア
ミン、塩化第1スズ等の還元増感剤を用いることができ
、さらに、光学増感剤として、ゼロメチン色素、モノメ
チン色素、ジメチン色素、トリメチン色素等のシアニン
色素あるいは、メロシアニン色素等がアゾ色素と併用で
きる。
又、本プロセスの漂白用触媒として、層中番こ適当なピ
ラジン、キノキサリンまたはフェナジン(例えば、2,
3−ジメチルキノキサリン、2,3−ジアミノフェナジ
ン、2−ヒドロキシ−3−アミノフェナジン等)、アン
トラキノンスルホン酸、ピラジン−2,3−ジカルボン
酸、ピラジン、2,5−ジメチルピラジン、2,6−ジ
メチルピラジン、ジフェニルピラジン、アシルアミノピ
ラジン等を使うことも好ましい。また、感光層は色素積
層型の他、色素混合型のもの等を用いることができる。
このような銀色素漂白法における感光材料及びそれを用
いたポジ画像の形成については、従来公知の文献、例え
ば、菊池真−著「写真化学」(共立出版KK刊、共立全
書21、昭和43年度版)292〜293項、笹井明著
「写真の化学」(写真工業出版社昭和53年度版)29
3〜297項;  A、 Meyer、J、 Phot
、 Sci、、20.81(1972) : L、 F
、 A、 Mason、 Photographic 
ProccosSingchemistry、 Foc
al Press、 London、1966、P、 
275等に詳記されている他、特公昭43−24143
号公報。
特開昭47−8979号公報、特開昭46−68808
号公報、特公昭43−1611115号公報及びその他
の数多くの特許文献に記載されている。
本発明においては、カラー原稿と鏡像の関係にあるポジ
画像を有するカラーマスターシートに対し、受容シート
を重ね、加熱し、カラーマスターシート上のアゾ色素画
像を受容シート上に転写することを特徴とするが、この
場合、この熱転写工程を実用性あるものにするには、ア
ゾ色素の選定は重要で、本発明の場合、加熱部/l!8
0〜250℃。
好ましくは120〜180℃で熱昇華性又は熱気化性を
示すアゾ色素の使用が有利である。
本発明の場合、次のような一般式で表わされる構造のア
ゾ色素の使用が好ましい。
前記一般式において、x、■及び2は次のような置換基
を示す。
H3 So □CH3、Cn)+2n+、(n=1〜5)等を
示し、DはH,83等を示す) (式中、R1,R2はH,CnH2n+ t (nは1
〜5の整数)、(CH2)nOH(nは1〜5の整数)
等を示す)Z;HlOH,CQ 、 Br、 NO2、
鉗、So 2 CH3、Co 2CH3CnH2n+ 
1 (nは1〜5の整数)前記のような色素としては、
例えば次の如き化合物が挙げられる。
又、前記アゾ色素は、これに界面活性剤や分散剤を色素
に対し0.O1〜1.0重量の範囲で加えて水に充分混
合分散させて用いることができる。この場合、分散色素
の粒径は、0.1〜6.0μm程度、好ましくは0.1
〜1.0μmが良い。
本発明において用いる受容シートとしては、普通紙を用
いることができ、この場合、普通紙としては、表面平滑
なもの、例えば、平滑度が20〜150、好ましくは、
50〜150のものの使泪が有利である。また、この受
容シー1−としては、表面加工シート、例えば、アゾ色
素に対して可染性を示す熱軟化溶融性樹脂と有機系フィ
ラーとの混合物からなる受容層を有するシートを用いる
ことも好ましい。この場合、そ′の受容層の形成に用い
る樹脂としては、昇華性又は気化性アゾ色素によって容
易に染色される熱軟化溶融性のものであれば任意のもの
が適用され、昇華捺染の分野においてよく知られている
種々の高分子が用いられる。このようなものとしては、
例えば、アミノアルキッド樹脂、ポリアミド、ポリウレ
タン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエステル
、アクリル系樹脂、アセタール樹脂、ポリビニルアルコ
ール、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアセタール、ポ
リスチレン、ポリカーボネート、エポキシ樹脂等が挙げ
られる。本発明の場合、軟化点60〜120℃の樹脂を
用いるのがよい、有機系フィラーとしては、種々の高分
子微粒子が採用されるが、その粒子直径は10μm以下
にするのがよい。有機系フィラーを構成する高分子とし
ては、例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、
ポリスチレン、ポリウレタン、尿素/ポリマリン樹脂、
メラミン樹脂、フェノール樹脂、イソ(又はジイソ)ブ
チレン/無水マレイン酸共重合体、スチレン/無水マレ
イン酸共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩
化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリア
クリル酢エステル、ポリメタクリル酸エステル、スチレ
ン/ブタジェン/アクリル系共重合体等が挙げられる。
また、基材シートとしては、紙、合成紙、プラスチック
フィルム、金属箔等を用いることができる。このような
受容シートを用いて熱転写を行う場合、受容シートの受
容層を形成する樹脂表面が軟化溶融し、蒸気状アゾ色素
はこの溶融樹脂中に入り込んで染着する。従って、転写
終了後、色素分子は樹脂中に取り込まれた形となるため
、得られる色素画像の褪色性、保存性は著しく改善され
、また色素の吸着も多く、画像の濃度及び鮮明度も非常
にすぐれている。可染性樹脂は、通常、有機系フィラー
を含む水性エマルシコンの形で基材シート上に塗布され
るが、もちろん場合によっては、ホットメルト法等で塗
布することもできる。樹脂と有機系フィラーとの使用割
合は、重量比で、1ノ9〜9/1の割合にするのがよい
この受容シートにおいて、受容層の樹脂と混合させる有
機系フィラーは、転写終了後、受容シートを転写シート
から剥離させる場合に、その剥離を容易にさせるという
効果を示す。受容層の樹脂は、軟化点の低いもの程すぐ
れた着色画像を与えるが、一方、軟化点の低い樹脂程転
写層と受容層を強く接着させ、受容シートの転写シート
から剥離を著しく困難にする。有機系フィラーの使用は
このような剥離上の問題を解決する。また、有機系フィ
ラーは、転写層から受容層に伝達された熱が、基質の方
へ逃散するのを防ぎ、樹脂の軟化溶融に有効に利用され
る熱の有効利用割合を高める効果も示す、このような受
容シートに形成される色素画像は、褪色性、保存性にす
ぐれ、かつ濃度及び鮮明度において著しくすぐれたもの
である。また、本発明で受容シートとして用いる他の表
面加工シートとして、炭酸カルシウムや、シリカ、カオ
リン等の填料を含有する樹脂層を基材シート上に設けた
ものが挙げられる。この場合の樹脂としては、前記のよ
うな各種のものを用いることができる。
さらに、本発明における受容シートとしては、片面に感
熱接着面を有する染着性フィルムを支持体シートと組合
せたものを用いるのが好ましい。
この場合、染着性フィルムとしては、昇華又は気化した
色素に対して染着性を有するものであればよく、一般に
は、プラスチックフィルムが好適である。本R明の場合
、特に、Ioo〜200’Cの温度範囲に軟化点を有す
るものが好ましく、例えば、ポリエステルフィルム、ポ
リサルフォン、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリアミドフ
ィルム等があり、その厚みは、通常、20〜150μm
、好ましくは30〜80μmである。本発明においては
、この染着性フィルムの片面には、感熱接着層を形成さ
せ、感熱接着面に加工する。この場合の感熱接着層は従
来公知の方法によって形成することができ1例えばホッ
トメルト型接着剤として一般に用いられているものをコ
ーティング剤として用い、これを塗布することによって
形成することができる。このようなコーティング剤とし
ては、例えば、エチレン/酢酸ビニル共重合体系、ポリ
酢酸ビニル系、ポリビニルブチラール系、ポリエチレン
系、ポリアミド系のものが挙げられ、またアイオノマー
樹脂を基材とするもの等も使用される。これらのコーテ
ィング剤の感熱接着温度は、一般に60〜120’Cで
あるが、染着性フィルムの融点以下の加熱により接着性
を生じるものであればよい。また、感熱接着層は、前記
したコーティング剤を用いて形成し得る他、前記したコ
ーティング樹脂のフィルム、例えば、ポリエチレンフィ
ルム等をドライラミネートすることによって形成するこ
とができる。この感熱接着剤層は、染着性フィルム面の
一部又は全面に形成することができる。染着性フィルム
と組合せて用いる支持体シートの種類は制約されず、任
意のものが使用可能であり、例えば、紙、合成紙、プラ
スチックフィルム、金属箔等の種々のものが用いられる
前記のような染着性フィルムを支持体シートと組合せた
受容シートを用いて熱転写を行う場合、ポジ画像を有す
るカラーマスターシートのポジ画像側に、染着性フィル
ム、及び支持体シートをその順に、かつ染着性フィルム
に設けた感熱接着面が支持体シートに接触するように重
ねて加熱転写を行う。このような熱転写により、カラー
マスターシートの表面から熱昇華又は熱気化したアゾ色
素が染着性フィルムに染着して画像を与えると同時に、
染着性フィルムは支持体シートに熱接合し、コピーとし
て、支持体シートと染着性フィルムと一体になり、表面
(染着性フィルム面)にアゾ色素画像を有するシートが
得られる。
本発明において、アゾ色素からなるポジ画像を有するカ
ラーマスターシートと受容シートとを重ねて熱転写を行
う場合、一対になった加熱ロールとカラーマスターシー
ト支持体ドラムとからなる転写機構を用い、カラーマス
ターシートをその支持体ドラムの表面に巻付けて固定化
し、その支持ドラムと加熱ロールとの間、その一方向か
ら受容シートを連続的に供給する。このようにして受容
シートを供給する時には、受容シートは、支持ドラムと
加熱ロールとの間において、支持ドラムに巻付けたカラ
ーマスターシートと重ね合せられると同時に熱圧着され
、カラーマスターシート上のポジ画像が受容シート上に
転写され、そのカラーコピーが連続して得られる。即ち
、通常の複写機と同様に、1枚のカラーマスターシート
を用いて、そのカラーコピーを多数枚連続して得ること
ができる。この場合、得られるカラーコピ一枚数は、使
用するカラーマスターシート上にポジ画像として形成さ
れたアゾ色素の量に比例する。即ち、第1図に示された
カラーマスターシートにおいて、Y、に及びCで示され
たアゾ色素を含む層の層厚を厚くすることにより、より
多くの枚数のカラーコピーを得ることができる。各アゾ
色素を含む感光層Y、阿及びCの厚さは、一般的には0
.5〜3.0μm、好ましくは0.5〜2.0μm程度
である。
〔効  果〕
本発明のカラー複写原理は前記の通りであり、従来のカ
ラーコピーに比べて簡単な構造の複写機により高解像度
、高階調性及び高感度でしかも高速でカラーコピーを得
ることができる。従って本発明によれば得られるカラー
コピーは低コストであるという利点を有する。また、本
発明ではマゼンタ色の緑感光層に特別の増感材料を添加
したことから、緑感光層の感度不足の問題は改善される
〔実施例〕
次に本発明の実施例について詳細に説明する。
(1)感光材料の作成 支持体として厚さ165μmのバライタ紙(三菱製紙工
業)を用いて、その上に以下に示す緑感光層を順次形成
し、マゼンタ色のアゾ色素を有する感光材料を作成した
〔実施例1〕 Sumikaron Rcd E−3BR(住人化学工
業(製))のマゼンタ色のアゾ色素を含有している緑色
増感されたポリビニルアルコール中の臭化銀乳剤に前記
式%式% ンブロマイド)で示されるマゼンタ増感色素300mg
1モルハロゲン化銀を含有させた乳剤 〔実施例2〕 実施例1において、ポリビニルアルコール中の臭化銀乳
剤に含有するマゼンタ増感色素を500+og1モルハ
ロゲン化銀とした以外は実施例1と同じ。
〔実施例3〕 実施例1において、ポリビニルアルコール中の臭化銀乳
剤にマゼンタ増感色素を15mg1モルハロゲン化銀と
した以外は実施例1と同じ。
〔比較例1〕 実施例Iにおいて、ポリビニルアルコール中の臭化銀乳
剤に含有するマゼンタ増感色素を除去した以外は実施例
1と同じ。
(2)露光、現像、漂白及び定着 前記感光材料に対し、緑色を有する透過原稿をとおして
白色光により露光した後、下記の現像液で20℃、4分
間現像した。
く現像液〉 水                      75
0ccエロン(メトル)             1
g無水亜硫酸ナトリウム       75gハイドロ
キノン            9g炭酸ナトリウム 
         30g臭化カリウム       
     5gに水を加えて全量をIQとした。
次いで水洗い後、下記の色素漂白液で24℃、5分間処
理した。
〈色素漂白液〉 水                      SO
O曽Qスルファミン酸           135 
gコハク酸               20gチオ
尿素              3gエチレンチオ尿
素          22g臭化カリウム     
       15g2−アミノ−3−ヒドロキシフェ
ナジン 3mg前記前記物に水を加えてlQとした。
次いで水洗い後、通常の発色現像法で使用する下記の漂
白定着液で24℃、4分間処理した。
〈漂白定着液〉 エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩 2gエチレンジ
アミン四酢酸の鉄塩    60g炭酸ナトリウム(1
水塩)         4g亜硫酸ナトリウム(無水
)20g チオ硫酸アンモニウム        60gリン酸2
ナトリウム塩         12g沃化カリウム 
            5g前記混合物に水を加えて
全量lQとした。
このようにして表面にマゼンタ色のポジ画像を有するカ
ラーマスターシートを得た。
(3)受容シートの作成 ポリエステル樹脂エマルジョン  40重量部(樹脂濃
度50%) スチレン樹脂微粒子       20〃水     
                40〃上記組成物を
1時間攪拌混合し坪量50g/n−rの上質紙に乾燥重
量4gIrdとなるように塗布乾燥して受容シートを作
成した。
(4)熱転写 前記で得たカラーマスターシートに、前記受容シートを
重ね、これを熱ロール間を通し、熱転写を行った。その
結果を次表に示す。
表−1
【図面の簡単な説明】
第1図はカラーマスターシートの層構成例を示す説明図
、第2図は露光原理説明図、第3図は黒白現像説明図、
第4図は色素漂白原理説明図、第5図は定着原理説明図
、第6図は熱転写原理説明図、第7図はカラーコピーの
断面説明図を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に熱昇華性又は熱気化性アゾ色素と共に
    、ハロゲン化銀を含有するマゼンタ色の緑感光層を少な
    くとも有し、かつ該マゼンタ色の緑感光層に式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1、R^2及びR^3は低級アルキル基を
    示し、Xはハロゲンを示す) で表わされる増感材料を含有させた感光材料に対し、像
    露光、現像及び色素漂白からなる一連の処理を施して形
    成したアゾ色素からなるポジ画像を有する熱転写用カラ
    ーマスターシートのポジ画像の上に、受容シートを重ね
    、熱転写を行って受容シート上にアゾ色素からなる転写
    画像を形成させることを特徴とする熱転写型複写方法。
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