JPS62100764A - 電子写真式像形成部材 - Google Patents

電子写真式像形成部材

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JPS62100764A
JPS62100764A JP61247301A JP24730186A JPS62100764A JP S62100764 A JPS62100764 A JP S62100764A JP 61247301 A JP61247301 A JP 61247301A JP 24730186 A JP24730186 A JP 24730186A JP S62100764 A JPS62100764 A JP S62100764A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は一般に静電写真技術に関し、特にカール防止
裏当層を有する可撓性の光導電性像形成部材に関する。
(従来の技術) ゼログラフィ(電子写真)の技術分野では、光導電性絶
縁層から成るゼログラフインクプレートが、まずゼログ
ラフィツクプレートの像形成表面上に静電電荷を一様に
被着し、次いで光等の活性化電磁放射のパターンにプレ
ートを露光し、非照射領域に静電潜像を残しながらプレ
ートの照射領域中の電荷を選択的に消失させることによ
って像形成される。その後静電潜像が、微細に分割され
た検電性マーキング粒子を像形成表面上に被着すること
によって現像され、可視像を形成する。
ゼログラフィで使われる光導電層は、ガラス質セレン等
単一物質の均質層から成るか、あるいは光導電体と他の
物質を含む複合層とし得る。電子写真技術で使われる1
つの複合導電層が、米国特許N14.265,990に
例示されている。同特許には、少くとも2つの電気的作
動層を有する感光性部材が記されている。2層のうち一
方が、ホール(正孔)を光生成し、その光生成ホールを
隣接の電荷輸送層に注入可能な光導電層から成る。一般
に、2つの電気的作動層が導電層上に配置され、光導電
層が隣接の電荷輸送層と導電層の間に挾まれる場合には
、通常電荷輸送層の外表面が一様な静電電荷によって帯
電され、導電層が電極として使われる。可撓性の電子写
真式像形成部材において、電極は通常熱可塑性樹脂ウェ
ブ上に支持された薄い導電コーティングである。電荷輸
送層が導電層と電子を光生成し且つ光生成電子を電荷輸
送層内に注入可能な光導電層との間に挟まれる場合、導
電層が電極としても機能し得ることは明らかであろう。
この実施例における電荷輸送層は勿論、光導電層からの
光生成電子の注入をサポート可能であるとともに、電荷
輸送層を通じて電子を輸送可能でなければならない。
電荷生成層と電荷輸送層用の物質については、各種の組
み合わせが検討されてきた。例えば、米国特許11m4
,265,990に記された感光性部材は、ポリカーボ
ネート樹脂と1つ以上の一定の芳香族アミン化合物とか
ら成る電荷輸送層と隣接接触する電荷生成層を用いてい
る。ホールの光生成と電荷輸送層内へのホールの注入が
可能な光導電層から成る各種の生成層も検討されてきた
。生成層で使われる代表的な光導電性物質には非晶質セ
レン、三方晶系セレン、セレン−テルリウム、セレンー
テルリウムーヒ素、セレンーヒ素等のセレン合金、及び
これらの混合物がある。電荷生成層は均質の光導電性物
質、あるいはバインダ中に分散された粒状の光導電性物
質で構成し得る。均質性でバインダを用いた電荷生成層
の他の例は米国特許隘4、265.990に開示されて
いる。ポリ (ヒドロキシエーテル)樹脂等バインダ物
質の別の例は、米国特許m4,439.507に教示さ
れている。上記両米国特許11m4,265,990及
び814,439,507の開示は、それらの全体がこ
\に含まれるものとする。例えば上記米国特許N14,
265,990に開示されているような少くとも2つの
電気的作動層を有する感光性部材は、一様な負の静電電
荷で帯電され、光像に対して露光され、その後微細に分
割された検電性マーキング粒子で現像されることで優れ
た像を与える。
(発明が解決しようとする問題点) 1つ以上の光導電層を可撓性の支持基村上に施す場合、
得られる光轟電性部はカールし易いことが認められてい
る。カールの発生は、電子写真的な像形成プロセス中に
光導電性部材の像形成表面の異なった部分が、帯電装置
、現像器アプリケータ等から異なった距離に位置するよ
うになり、最終的な現像後の像の品質に悪影響を及ぼす
ので望ましくない。例えば、非一様な帯電距離は、静電
潜像の現像時に高いバックグランド被着に変化をもたら
すことが実証されている。カールの傾向を打ち消すため
、光導電層と反対側の支持基板面にコーティングを施し
得る。しかし、こうしたカール防止コーティングには困
難が伴う。例えば、高温・高温というストレスの強い条
件下では、1.500回の像形成サイクルで光受容体の
カールが生じることがある。さらに、電子写真像形成シ
ステムにおける光導電性像形成部材のサイクル中、カー
ル防止コーティングの比較的急速な摩損が光導電性像形
成部材のカールを引き起すことも認められている。一部
のテストでは、15〜20万サイクルでカール防止コー
ティングが完全に除去されていた。この消耗問題は、ウ
ェブまたはベルト状の光導電性像形成部材がその一部で
固定ガイド面によって支持される場合、カール防止層が
極めて急速に摩損してデブリスを生じ、これがレンズ、
コロナ帯電装置等重要な機械装置部品に散乱付着し、装
置の性能に悪影響を及ぼすためよりいっそう顕著となる
。また、長期に及ぶサイクル中カール防止コーティング
は支持基板から分離してしまうことがあり、その光導電
性像形成部材で高品質の像を形成できなくなる。さらに
、支持基板の片側にカール防止コーティング、他側に光
導電層を有する長いウェブ状の可撓性光導電体が大きい
ロールに巻かれる場合には、凹みやしわが光導電層上に
形成され最終的な現像後の像にプリント欠陥をもたらす
ことも認められている。またウェブがベルト状に形成さ
れる場合も、高温下での輸送や保管時に相互に接触する
カール防止ベルトの外表面部分で凹みやしわが生じ、最
終的なプリント像で望ましくない歪みとして現われる。
カール防止コーティングが互いに接触するのを防ぐには
、高価で手の掛かる梱包が必要である。さらに、被覆を
施した光導電性像形成部材の冬期製造時における連続コ
ーティング装置では、しばしば詰まって動かなくなり下
流側での処理のたコーティング装置を通じて被覆ウェブ
を搬送するのを妨げるという難点を伴う。
またカール防止層は、支持基板への接着不完全によって
しばしば剥離する。活性化電磁放射に対する後での露光
のため支持基材とカール防止層が透明なことが必要な静
電写真式像形成システムにおいては、支持基材またはカ
ール防止層の不透明化による透明度の減少が光導電性像
形成部材の性能を劣化させる。透明度の減少は電磁放射
の強度を増すことで補償し得る場合もあるが、これは発
生熱量の増大及びより高い強度を達成するのに必要なコ
ストの上昇を招くので一般に望ましくない。
つまり、片側に少くとも1つの光導電層が被覆され、他
側にカール防止層が被覆された支持基材から成る静電写
真像形成部材は、自動サイクリック形の静電写真式コピ
ー(複写機)及びプリンタにおいて望ましくない欠点を
有する。
本発明の目的は、上記した欠点を解消する電子写真式像
形成部材を提供することにある。
本発明の別の目的は、凹みやしわの形成に対する抵抗が
向上した電子写真式像形成部材を提供することにある。
本発明の別の目的は、光生成層を活性化する電磁放射に
対して実質上透明なカール防止層を持った電子写真式像
形成部材を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、摩損に対する抵抗の強い電子
写真像形成部材を提供することにある。
本発明の別の目的は、連続的なウェブコーティング装置
内で容易に搬送可能な電子写真式像形成部材を提供する
ことにある。
本発明の更に別の目的は、支持基板に対する接着が改善
されたカール防止層を有する電子写真式像形成部材を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記及びその他の目的は本発明によれば、少くとも1つ
の可撓性の光導電性像形成層、導電表面を有する可撓性
の支持基材層、及びカール防止層を備え、該カール防止
層がフィルム形成バインダ、該フィルム形成バインダ中
に分散された結晶粒子、及び2機能化学的結合剤のフィ
ルム形成バインダと結晶粒子両方との反応生成物を含ん
で成る像形成部材を提供することによって達成される。
(作 用) 導電表面を有する可撓性の支持基材層は、任意の適切な
可撓性ウェブまたはシートで形成し得る。
導電性表面を有する可撓性の支持基材層は不透明または
実質上透明どちらでもよく、必要な機械的特性を持った
複数の適切な物質からも形成し得る。
例えば、ベースの可撓性絶縁支持層の上に可撓性の導電
層を被覆して形成してもよいし、あるいは光導電層とカ
ール防止層を支持するのに充分な内部強度を有する可撓
性の導電層だけで形成してもよい。全体が支持基材から
成るかあるいはベースの可撓性ウェブ部材上のコーティ
ングとしてだけ存在する可撓性の導電層は、例えばアル
ミ、チタン、ニッケル、クロム、真ちゅう、金、ステン
レス鋼、カーボンブラック、黒鉛等を含む任意の適切な
導電材料で形成し得る。また可撓性導電層の厚さは、光
導電部材の所望な用途に応じてかなり広い範囲にわたっ
て変化可能である。つまり、導電層の厚さは一般に、約
50オングストローム(人)から数センチメータまでの
範囲を取り得る。
可撓性の高い光応答像形成装置が所望な場合、導電層の
厚さは約100〜750オングストロームの間である。
ベースの可撓性支持層は、金属及びプラスチック等を含
む任意の通常材料で形成し得る。ベースの可撓性支持層
の代表的な材料には、この目的で周知なポリエステル、
ポリカーボネート、ポリアミド、ポリウレタン等を含む
各種樹脂から成る非導電材料がある。被覆されるかまた
は被覆されない可撓性支持基材層は通常それ自体可撓性
で、例えばシート、円筒体、スクロール、無端可撓性ベ
ルト等任意の異なった形状を取り得る。
絶縁性ウェブは無端可撓性ベルトの形状で、E、 I。
du Pont de Nemous & Co、から
マイラー(Mylar)として市販されている周知のポ
リエチレン・テレフタレート・ポリエステルから成るの
が好ましい。
所望なら、導電層と電子写真像形成層の間に任意の適切
な電荷阻止層を介設し得る。一部の物質は、接着層及び
電荷阻止層の両方として機能する層を形成し得る。電荷
キャリヤをトラップ可能な任意の適切な阻止層物質を使
える。代表的な阻止層にはポリビニルブチラル、オルガ
ノシラン、エポキシ樹脂、ポリエステル、ポリアミド、
ポリウレタン、シリコーン等が含まれる。ポリビニルプ
チラル、エポキシ樹脂、ポリエステル、ポリアミド及び
ポリウレタンは接着層としても作用可能である。接着及
び電荷阻止層は約20〜約2. OO0人の転摩を有す
るのが好ましい。
米国特許N14.464,450に記されたシラン反応
生成物は、周期的安定性が延長されるので阻止層物質と
して特に好ましい。米国特許11h4.464.450
の開示全体は参照によってこ\に含まれる。好ましい阻
止層を形成するのに使われる特定のシランは、この発明
の結晶粒子を処理するのに好ましいシランと同じである
。つまり、シランは下記の構造式但しR1は1〜20個
の炭素原子を含むアルキリデン基、R2とR1はH11
〜3個の炭素原子を含む低級アルキル基、フェニル基及
びポリ (エチレン・アミノ)基から成る群から独立に
選択されたもの、R,、R,及びR2は1〜4個の炭素
原子を含む低級アルキル基から独立に選択されたもの。
代表的な加水分解可能なシランには、3−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、N−アミノエチル−3−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、N−アミノエチル−3−
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−アミノエ
チル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2
−アミノエチル−3−アミノプロピルトリス(エチルエ
トキシ)シラン、p−アミノフェニル・トリメトキシシ
ラン、3−アミノプロピルジエチルメチルシラン、(N
、N’−ジメチル・3−アミノ)プロピルトリエトキシ
シラン、3−アミノプロピルメチルジェトキシシラン、
3−アミノプロピル・トリメトキシシラン、N−メチル
アミノプロピルトリエトキシシラン、メチル(2−(3
−)リメトキシシリルプロピルアミノ)エチルアミノコ
−3−プロプリオネート、(N、N’−ジメチル−3−
アミノ)プロピルトリエトキシシラン、N、N−ジメチ
ルアミノフェニルトリエトキシシラン、トリメトキシシ
リルプロピルジエチレントリアミン、及びこれらの混合
物が含まれる。阻止層を形成する加水分解シラン溶液は
、ケイ素原子に付着したアルコキシ基を加水分解するの
に充分な水を加え、溶液を形成することによって作成で
きる。水が不充分だと、加水分解シランは通常望ましく
ないゲルを形成する。一般に、薄いコーティングを得る
には希釈溶液が好ましい。溶液の総重量に対して約0.
1〜約1重量%のシランを含む溶液から、満足できる反
応生成物層が得られる。溶液の総重量に対して約0.0
1〜約2.5重量%のシランを含む溶液が、一様な反応
生成物層を形成する安定な溶液とする上で好ましい。最
適な電気安定性を得るため、加水分解シラン溶液のp旧
よ慎重に制御される。約4〜約10の間の溶液pHが好
ましい。最適な阻止層は、約7〜約8のpHを有する加
水分解シラン溶液で達成される。これは、結果として得
られる処理後光受容体のサイクルアップ及びサイクルダ
ウン特性の抑制が最大化されるためである。
加水分解シラン溶液のp HIII ?3flは、任意
の適切な有機または無機の酸または酸性塩によって行な
われる。代表的な有機及び無機の酸及び酸性塩には、酢
酸、クエン酸、蟻酸、ヨー化水素、リン酸、塩化アンモ
ニウム、フッフ化水素ケイ酸、Bromocresol
 Green、  Bron+ophenol Blu
e、 p −)ルエン・スルフォン酸等がある。
加水分解シラン溶液を導電層上に施すには、任意の適切
な方法を使える9代表的な被覆方法には、スプレー、浸
fliコーティング、ロールコーティング、ワイヤ巻付
ロッドコーティング等が含まれる。
一般に、加水分解シランの反応生成物が約20〜約2.
 OO0人の厚さを持つ阻止層を形成するとき、満足で
きる結果が得られる。
好ましい阻止層は加水分解シランと導電層の金属酸化物
層との反応生成物から成り、加水分解シランは次の一般
式を有する: またはこれらの混合物、但しR,は1〜20個の炭素原
子を含むアルキリデン基、R2、R3及びR7はR51
−=3個の炭素原子を含む低級アルキル基及びフェニル
基から成る群から独立に選択されたもの、Xは酸または
酸性塩またはこれらの塩のツリー塩基の陰イオン、nは
1.2.3または4、yは1.2.3または4である。
像形成部材は、pi(約4〜約10の間の加水分解シラ
ンの水溶液コーティングを金属酸化物の導電層上に被着
し、反応生成物層を乾燥してシロキサンフィルムを形成
し、シロキサンフィルムに電荷生成層と電荷輸送層を施
すことによって作製される。
加水分解シランは、次の構造式を持つシランを加水分解
することによって得られる: 但しR1は1〜20個の炭素原子を含むアルキリデン基
、R2とR8はH11〜3個の炭素原子を含む低級アル
キル基、フェニル基及びポリ (エチレン・アミノ)基
から成る群から独立に選択されたもの、Ra、Rs及び
R6は1〜4個の炭素原子を含む低級アルキル基から独
立に選択されたもの。代表的な加水分解可能なシランに
は、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、(N−N
’−ジメチル・3−アミノ)プロピルトリエトキシシラ
ン、N5N−ジメチルアミノ・フェニル・トリエトキシ
シラン、N−フェニル・アミノプロピル・トリメトキシ
シラン、トリメトキシ・シリルプロピル・ジエチレント
リアミン、及びこれらの混合物が含まれる。
R1が長鎖に拡張されると、化合物は不安定になる。分
子がより安定化し、より可撓性となり、ひずみが小さく
なるので、R,が約3〜約6個の炭素原子を含むシラン
が好ましい。R,が3個の炭素原子を含むとき、最適の
結果が達成される。
R2とR3がアルキル基のとき、満足できる結果が達成
される。R2とR3が水素である加水分解シランによっ
て、最適に滑らかで一様なフィルムが形成される。R4
、R%及びR6が1〜4個の炭素原子を含むアルキル基
であるとき、シランの満足できる加水分解が得られる。
アルキル基の炭素原子数が4個を越えると、加水分解が
非実用的に遅くなる。特に、2個の炭素原子を含むアル
キル基によるシランの加水分解が、最良の結果を得る上
で好ましい。
上記のアミノシランの加水分解中に、アルコキシ基が水
酸基によって置換される。加水分解が進むにつれ、加水
分解シランは下記の一般的な中間構造を取る: 乾燥後、加水分解シランから形成されたシロキサン反応
生成物フィルムはnが6以上の大きい分子を含む。加水
分解シランの反応生成物は部分的に架橋された鎖状の二
量体、三量体等である。
加水分解シラン溶液は、ケイ素原子に付着したアルコキ
シ基を加水分解するのに充分な水を加え、溶液を形成す
ることによって作成できる。水が不充分だと、加水分解
シランは通常望ましくないゲルを形成する。一般に、薄
いコーティングを得るには希釈溶液が好ましい。溶液の
総重量に対して約0.1〜約5重量%のシランを含む溶
液から満足できる反応生成物層が得られる。溶液の総重
量に対して約O,OS〜約0.2重量%のシランを含む
溶液が一様な反応生成物層を形成する安定な溶液とする
上で好ましい。最適な電気安定性を得るため、加水分解
シラン溶液のpHは慎重に制御することが重要である。
約4〜約10の間の溶液pHが好ましい。約10より大
きい溶液pHでは、厚い反応生成物層を形成するのが難
しい。また、約10より大きいpHを持つ溶液を使うと
、反応生成物フィルムの可撓性も悪影響を受ける。さら
に、約10より大きいかまたは約4より小さいpHを持
つ加水分解シラン溶液は、最終的な先受容体製品の保管
中に、アルミを含む等金属の導電陽極層をひどく消耗し
易い。最適な阻止層は、約7〜約8のpHを有する加水
分解シラン溶液で達成される。これは、結果として得ら
れる処理後光受容体のサイクルアップ及びサイクルダウ
ン特性の抑制が最大化されるためである。約4より小さ
いpHを有する加水分解アミノシラン溶液について、一
部許容可能なサイクルダウンが観測されている。
加水分解シラン溶液のpH制御は、任意の適切な有機ま
たは無機の酸または酸性塩によって行なわれる。代表的
な有機及び無機の酸及び酸性塩には、酢酸、クエン酸、
蟻酸、ヨー化水素、リン酸、塩化アンモニウム、フッ化
水素ケイ酸、BromocresolGreer+ B
romophenol Blue+ p −)ルエン・
スルフォン酸等がある。
所望なら、金属導電性陽極層中の金属酸化物層の湿潤性
向上を促進するため、加水分解シランの水溶液に水板外
の極性溶媒等の添加物を含めてもよい。湿潤性の向上は
、加水分解シランと金属酸化物層との反応の一様性増大
を保証する。任意の適切な極性溶媒添加物が使える。代
表的な極性溶媒にはメタノール、エタノール、イソプロ
パツール、テトラヒドロフラン、メチルセルロース、エ
チルセルロース、エトキシエタノール、酢酸エチル、蟻
酸エチル、及びこれらの混合物が含まれる。
最適な湿潤性は、エタノールを極性溶媒添加物としたと
きに達成される。一般に、加水分解シラン溶液に加えら
れる極性溶媒の量は、溶液の総重量に対して約95%以
下である。
加水分解シラン溶液を金属導電性陽極層の金属酸化物層
上に施すには、任意の適切な方法を使える。代表的な被
覆方法には、スプレー、浸漬コーティング、ロールコー
ティング、ワイヤ巻付ロッドコーティング等が含まれる
。加水分解シランの水溶液は金属酸化物層へ施す前に調
整されるのが好ましいが、シランを直接金属酸化物層に
施し、被着したシランコーティングを水蒸気で処理して
シランをその場で加水分解し、上記したpH範囲内の加
水分解シラン溶液を金属酸化物層の表面上に形成するこ
ともできる。一般に、加水分解シランと金属酸化物層と
の反応生成物が約20人〜約2、 OO0人の間の厚さ
を持つ層を形成するとき、満足し得る結果が得られる。
反応生成物の層が薄くなると、サイクル上の不安定性が
増大し始める。
逆に反応生成物層の厚さが増大すると、反応生成物層の
非導電性が強まり、電子のトラップによって残留電荷が
増す傾向を生じ、残留電荷の増大が許容し得なくなる前
に、厚くなった反応生成物フィルムが砕は易くなる。砕
けたコーティングは勿論、特に高速、高容量のコピー(
複写機)及びプリンタにおける可撓性の光受容体用とし
て適さない。
金属酸化物層上における加水分解シランの乾燥つまり硬
化は、より一様な電気的特性、加水分解シランからシロ
キサンへのより完全な変換及びより少い未反応のシラノ
ールを有する反応生成物層を与えるため、約室温よりも
高い温度で行なわれるべきである。一般に、電気化学的
特性を最大に安定化する上で、約り00℃〜約150℃
の間の反応温度が好ましい。選択すべき温度は、使用す
る個々の金属酸化物層にもある程度依存し、基材の温度
感度によって¥1tlJ限される。最適な電気化学的安
定性を有する反応生成物層は、約135℃の温度で反応
が行なわれるときに得られる。反応温度はオーブン、強
制エア式オーブン、放射熱ランプ等任意の適切な方法で
維持できる。
反応時間は、用いる反応温度に依存する。つまり、高い
反応温度を使えば、必要な反応時間はそれだけ短くなる
。一般に、反応時間を延ばすと、加水分解シランの架橋
度が増大する。高温における約0.5分〜約45分の間
の反応時間で、満足し得る結果が達成されている。実用
の目的上、水溶液のpHが約4〜約10の間に維持され
れば、反応生成物層が乾く時までに充分な架橋が得られ
る。
反応は、大気圧または真空中を含む任意の適切な圧力下
で行ない得る。反応を大気圧以下で行なえば、必要な熱
エネルギーが少くて済む。
装置環境下で安定な電気化学的特性を持っシロキサン反
応生成物フィルムを形成するのに充分な縮合及び架橋が
生じたかどうかは、水、トルエン、テトラヒドロフラン
、塩化メチレンまたはシクロヘキサノンでシロキサン反
応生成物フィルムを洗浄し、洗浄後のシロキサン反応生
成物フィルムを赤外分析にかけ、約1.000 cm−
’と約1.200am−’との5i−0−波長バンドの
赤外吸収を比較するだけで容易に判定できる。2つの5
i−0−波長バンドが見分けられれば、反応度は充分で
ある、つまり充分な縮合及び架橋が生じたことを意味し
、両バンドのピークが1回の赤外吸収テストから次の赤
外吸収テストへと細くなっていなければ、部分的に重合
された反応生成物が同じ分子中にシロキサンとシラノー
ルの両半体を含んでいると考えられる。こ\で“部分的
重合”という表現は、最も厳格な乾燥または硬化条件下
でも完全な重合は通常達成し得ないことから用いた。加
水分解シランは金属水酸化物の分子と、金属酸化物層の
孔内で反応するものと思われる。かかるシロキサンコー
ティングは1984年8月7日付でLeon八、 Te
uscherに発行された米国特許11h4,464,
450に記されており、同特許の開示はその全体がこ\
に含まれるものとする。
場合によっては、接着性を改善したりまたは電気バリヤ
層として機能させるため、阻止層と隣接の電荷生成つま
り光生成物質との間に中間層を設けるのが望ましい。こ
のような中間層を使うときは、約0.01μmと約5μ
mの間の転摩を有するのが好ましい。代表的な接着層に
は、ポリエステル、ポリビニルブチラル、ポリビニルピ
ロリドン、ポリウレタン、ポリメチル・メタクリル酸塩
等のフィルム形成重合体が含まれる。
一般に、この発明の光導電性像形成部材はカール防止層
、支持基材層及び電子写真像形成層を備えて成る。電子
写真式像形成層は単層または多層で形成し得る。咳像形
成層は同質、異質、無機または有機の合成物を含むこと
ができる。異質合成物を含む電子写真式像形成層の一例
は米国特許隘3.121,006に記されており、そこ
では光導電性無機化合物の微細分割粒子が電気絶縁性の
有機樹脂バインダ中に分散されている。同特許の開示全
体が参照によってこ\に含まれるものとする。その他の
周知な電子写真式像形成層には、非晶質セレン、ハロゲ
ンをドープした非晶質セレン、セレンヒ素、セレンテル
ル、セレンヒ素、アンチモン及びハロゲンをドープした
セレン合金を含む非晶質セレン合金、硫化カドミウム等
がある。一般に、これらの光導電性無機材料が比較的均
質な層として被着される。
この発明は特に、2つの電気的作動層、つまり電荷生成
層及び電荷輸送層を備えて成る電子写真像形成層の場合
に望ましい。
この発明の多層光導体中における2つの電気的作動層の
一方としては、任意の適切な電荷生成つまり光生成物質
が使える。代表的な電荷生成物質には米国特許11m3
,357,989に記された金属を含まないフタロシア
ニン、DuPon を社から商標MonastralR
ed、 Monastral Violet及びMon
astral Red Yで市販されている銅フタロシ
アニン、キナクリドン等の金属フタロシアニン、米国特
許N[L3.442,781に開示されている置換2.
4−ジアミノ−トリアジン、更にA11ied Che
mica1社から商標1ndofastDouble 
5carlet、Indofast Violet L
ake B、IndofastBrilliant 5
carlet及びIndofast Orangeで市
販されている多核芳香族キノンがある。電荷生成層のそ
の他の例は米国特許N14.265,990 、米国一
特許11m4,233,384 、米国特許魚4,47
1,041 、米国特許魚4,489,143 、米国
特許11m4,507,480 、米国特許11m4,
306,008 、米国特許11h4,299,897
 、米国特許隊4,232,102 、米国特許隘4,
233,383 、米国特許11m4,415.639
及び米国特許N14.439.507に開示されている
。これら特許の開示内容は、その全体が参照によってこ
\に含まれるものとする。
電荷生成層中には、任意の適切な不活性樹脂バインダ物
質を含めてもよい。代表的な有機樹脂質バインダにはポ
リカーボネート、アクリル酸塩重合体、ビニル重合体、
セルロース重合体、ポリエステル、ポリシロキサン、ポ
リアミド、ポリウレタン、エポキシ等がある。多くの無
機樹脂質バインダは、例えば米国特許11h3.121
,006及び米国特許It 4 、439 、507に
記されており、これら特許の開示内容全体が参照によっ
てこ\に含まれるものとする。無機の樹脂質重合体はブ
ロック、ランダムまたは交代いずれの共重合体でもよい
。光生成合成物または顔料は、樹脂質のバインダ合成物
内にさまざまな量で存在する。電気的に不活性つまり絶
縁性の樹脂を使うときは、光導電性粒子間で粒子−粒子
接触が生じなければならない。このためには、光導電性
物質がバインダ層中に少くとも約15容量%の量存在す
る必要があり、バインダ層中の光導電性物質の最大量に
制限はない。マトリクスつまりバインダが例えばポリ−
N−ビニルカルバゾール等の活性物質から成るとき、光
導電性物質はバインダ層中に約1容量%以下含まれれば
よ(、バインダ層中における光導電性物質の最大量に制
限はない。一般に、ポリビニル・カルバゾールまたはポ
リ (ヒドロキシエーテル)等の電気的に活性なマトリ
クスつまりバインダを含む電荷生成層の場合、約5容量
%〜約60容量%の光生成顔料が約40容量%〜約95
容量%のバインダ中に分散され、好ましくは約7容量%
〜約30容量%の光生成顔料が約70容量%〜約93容
量%のバインダ中に分散される。選択する特定の比率は
、電荷生成層の厚さにもある程度依存する。
光生成バインダ層の厚さは特に重要でない。約0.05
μm〜約40.0μmの層厚が満足し得るものと認めら
れている。光導電性合成物質及び/又は顔料及び樹脂質
のバインダ材料を含む光生成バインダ層は約0.1μm
〜約5.0μmの厚さ範囲であるのが好ましく、最良の
光吸収性とダーク減衰の安定性及び機械的特性向上のた
めの最適厚は約0、3μm〜約3μmである。
その他の代表的な光導電層には、非晶質セレンあるいは
セレンーヒ素、セレンーテルルーヒ素、セレン−テルル
等のセレン合金が含まれる。
活性の電荷輸送層は、光生成ホール及び電子の三方晶系
セレンバインダ層からの注入をサポート可能であるとと
もに、これらホールまたは電子の有機層を通じた輸送を
可能として表面電荷を選択的に除電し得る任意の適切な
透明の有機重合体または非重合物質から成り得る。活性
電荷輸送層はボールまたは電子を輸送するだけでなく、
光導電層を摩損や化学的攻撃から保護して、先受容体像
形成部材の作動寿命を延長する。電荷輸送層は、ゼログ
ラフィで使われる光の波長、例えば4 、000人〜8
.000人にさらされたとき、生じたとしても無視でき
る除電しか生ずべきでない。このため、電荷輸送層は光
受容体が使われる領域の放射に対して実質上透明とする
。つまり、活性の電荷輸送層は、光生成されたホールの
生成層からの注入をサポートする実質上非光導電性の物
質である。活性輸送層は通常、効率的な光生成のため入
射光線の大部分がベースの電荷キャリヤ生成層で利用さ
れるのを保証すべく、活性層を通じて露光が行われる場
合透明である。透明な基材と組み合わせて使われる場合
には、基材を介して像形成の露光が    成され、全
ての光が基材を通過する。この場合、活性輸送物質は使
用する波長領域を吸収する必要はない。本発明で生成層
と組み合わされる電荷輸送層は、活性輸送層上に置かれ
た静電電荷が照射の不在下では静電潜像のそこでの形成
保持を防ぐのに充分なほど伝導性とならない程度の絶縁
性物質から成る。
ホールを輸送可能である等上記の特性を持った重合体は
、例えば窒素、酸素またはイオウ等の異種原子を含んで
もよい多核芳香族炭化水素の反復単位を含むことが認め
られている。代表的な重合体には、ポリ−N−ビニルカ
ルバゾール;ポリ−1−ビニルピレン;ポリ−9−ビニ
ルアントラセン;ポリエースナフタレン;ポリ−9−(
4−ペンテニル)−力ルバゾール;ポIJ−9−(5−
へキシル)−カルバゾール;ポリメチレン・ピレン;ポ
リ−1−(ピレニル)−ブタジェン;ピレンのN置換重
合性アクリル酸アミド、N、N’−ジフェニル−N、N
’−ビス(フェニルメチル)−(1,1’−バイフェニ
ル)−4,4’−ジアミン;N、N’−ジフェニル−N
、N’−ビス(3−メチルフェニル)−2,2’−ジメ
チル−1゜1′−ハイフェニル−4,4′−ジアミン;
等が含まれる。
活性電荷輸送層中に、電気的に不活性な重合体物質内に
分散されてそれらの物質を電気的に活性とする添加物と
して働く活性化化合物を含めてもよい。これらの化合物
は、光生成されたホールの生成物質からの注入をサポー
トできず、またそれらのホールをそこを通じて輸送でき
ない重合体物質に加えられる。これによって、電気的に
不活性な重合体物質は、光生成されたホールの生成物質
からの注入をサポート可能であるとともに、それらホー
ルの活性層を通じた輸送を可能として活性層の表面電荷
を除電し得る物質へと変換される。
好ましい電気的活性層は、下記の化合物の1種以上を加
えて電気的に活性化されたポリカーボネート等の電気的
に不活性な樹脂物質から成る;ポリ−N−ビニルカルバ
ゾール;ポリ−1−ビニルピレン;ポリ−9−ビニルア
ントラセン;ポリエースナフタレン;ポリ−9−(4−
ペンテニル)−力ルバゾール;ポリ−9−(5−ヘキシ
ル)−力ルバゾール;ポリメチレン・ピレン;ポリ−1
−(ピレニル)−ブタジェン;ピレンのN置換重合性ア
クリル酸アミド、N、N’ジフェニル−N。
N′−ビス(フェニルメチル)−(1,1’−バイフェ
ニル)−4,4’−ジアミン、N、N’−ジフェニル−
N、N’−ビス(3−メチルフェニル)−2,2’−ジ
メチル−1,1’−バイフェニル−4,4′−ジアミン
;等。
この発明の多層光導電体中における2つの電気的作動層
の一方で使われる特に好ましい輸送層は、約25重量%
〜約75重量%の少くとも1つの電荷輸送用芳香族アミ
ン化合物と、約75重量%〜約25重量%の芳香族アミ
ンが可溶な重合フィルム形成樹脂とから成る。
電荷輸送層の形成混合物は、次の一般式を有する1種以
上の化合物で形成された芳香族アミン化合物から成るの
が好ましい: 但しRt 、Rzは置換または非置換フェニル基、ナフ
チル基及びポリフェニル基から成る群から選ばれた芳香
族基、R1は置換または非置換アリル基、1〜18個の
炭素原子を有するアルキル基、及び3〜18個の炭素原
子を有する脂環式化合物から成る群から選ばれたもの。
置換基はNO□基、CN基等自由状態の電子を取り除い
た基であるべきである。上記の構造式で表わされる代表
的な芳香族アミン化合物は次のものを含む: ■、下記等のトリフェニルアミル: ■、下記等のビス及びポリ・トリアリルアミン:■、下
記等のビス・アリルアミン・エーテル:■、下記等のビ
ス・アルキル−アリルアミン:好ましい芳香族アミン化
合物は次の一般式を有する: 但しRt、Rzは前記の定義通り、R4は置換または非
置換ビフェニル基、ジフェニル・エーテル基、1〜18
個の炭素原子を有するアルキル基、3〜12個の炭素原
子を有する脂環基から成る群から選ばれたもの。置換基
はNO□基、CN基等自由この発明に従ってドープされ
電荷生成層を備えて成る像形成部材の光導電性物質の層
と、分子量が約20,000〜約120.000で、約
25〜約75重量%の次の一般式を有する1種以上の化
合物が分散されたポリカーボネート樹脂物質から成る隣
接の電荷輸送層とから成るとき、ダーク減衰及びバック
グランド電圧効果の制御において優れた結果が達成され
ている: 但しR,、R2及びR4は前記の定義通り、Xは1〜約
4個の炭素原子及び塩素を有するアルキル基から成る群
から選ばれたもので、光感電層がホールの光生成及びホ
ールの注入を可能であり、光導電層が光生成ホールを発
生して注入するスペクトル領域で電荷輸送層が実質上非
吸収性であるが、光生成ホールの光導電層からの注入を
サポート可能であるとともに、電荷輸送層を通じてホー
ルを輸送可能である。
上記の構造式で表わされ、光生成ホールの電荷生成層か
らの注入をサポート可能で且つ電荷輸送層を通じてホー
ルを輸送可能な電荷輸送層のための電荷輸送芳香族アミ
ンの例には、トリフェニルメタン、ビス(4−ジエチル
アミン−2−メチルフェニル)フェニルメタン;4−4
“−ビス(ジエチルアミノ)−2’、2“−ジメチルト
リフェニル−メタン、N、N”−ビス(アルキルフェニ
ル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン
、但しアルキルは例えばメチル、エチル、プロピル、n
−ブチル等、N、N’−ジフェニル−N、N’−ビス(
クロロフェニル”)−(1,1’ビフェニル1−4.4
’−ジアミン、N、N’−ジフェニル−N、N’−ビス
(3“−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)
−4,4’−ジアミン等で不活性の樹脂バインダ中に分
散されたものが含まれる。
この発明のプロセスでは、塩化メチレンまたはその他適
切な溶媒中に可溶な任意の適切な樹脂バインダが使える
。塩化メチレンに可溶な代表的な不活性樹脂バインダに
はポリカーボネート樹脂、ポリビニルカルバゾール、ポ
リエステル、ポリアリル酸塩、ポリアクリル酸塩、ポリ
エーテル、ポリスルフォン等が含まれる。分子量は約2
0,000から約1,500,000の範囲で変化し得
る。
好ましい電気的に不活性な樹脂物質は、約20.000
〜約100.000より好ましくは約50.000〜約
100,000の分子量を持つポリカーボネート樹脂で
ある。電気的に不活性な樹脂物質として最適な物質は、
General Electric社からLexan 
145として市販されている分子量約35.000〜約
40.000のポリ(4,4’−ジプロピリデンージフ
エニレン・カーボネート);General Elec
tric社からLexan  141として市販されて
いる分子量約40,000〜約45,000のポリ (
4,4’イソプロピリデン−ジフェニレン・カーボネー
1−)  ; Farbenfabricken Ba
yer社からMakrolonとして市販されている分
子量約50,000〜約100,000のポリカーボネ
ート樹脂;及びMobay Chemica1社からM
erlonとして市販されている分子量約20,000
〜約50,000のポリカーボネート樹脂である。全て
の成分を適切に溶解させる点及び沸点が低いという点で
、塩化メチレン溶媒が電荷輸送層用コーティング混合物
の望ましい成分である。
あるいは前述のごとく、例えばトリニトロフルオレノン
、モル比1:1のポリ−N−ビニル・カルバゾール/ト
リニトロフルロレノン等の光生成電子輸送物質を活性層
に含めてもよい。
上記電荷輸送層の全てにおいて、電気的に不活性な重合
体物質を電気的に活性とする活性化化合物は約15〜7
5重量%の量で存在すべきである。
電荷輸送層用のコーティング混合物を混合し、次いでそ
れを電荷生成層上に施すには、任意の適切な従来の方法
を使える。代表的な被覆方法には、スプレー、浸漬コー
ティング、ロールコーティング、ワイヤ巻付ロッドコー
ティング等が含まれる。
酸をドープした塩化メチレンは電荷生成層へ施す前に調
整されるのが好ましいが、その代りにコーティングの前
に芳香族アミン、樹脂バインダあるいは輸送層成分の任
意の組み合わせに酸を加えてもよい。被着コーティング
の乾燥は、オーブン乾燥、赤外線放射乾燥、エア乾燥等
任意の適切な従来の方法で行なえる。一般に、輸送層の
厚さは約5μm〜約100μmの間であるが、この範囲
外の厚さも使える。
電荷輸送層は、電荷輸送層上に置かれた静電電荷が照射
の不在下では静電潜像のそこでの形成保持を防ぐのに充
分なほど伝導性とならない程度の絶縁体から成るべきで
ある。一般に、電荷輸送層の厚さ対電荷生成層の厚さの
比は約2:1から200:lの間に維持されるのが好ま
しく、場合によっては400:1までも可能である。電
荷輸送層を形成する代表的な組成は、約8.5重量%の
電荷輸送芳香族アミン、約8.5重量%の重合体バイン
ダ、及び約83重量%の塩化メチレンである。
塩化メチレンはその全重量に対して、約0.1 ppm
〜約1.000ppmの陽子またはルイス酸を含むこと
ができる。
オプションとして、摩損に対する抵抗を向上するため、
保護被覆を施してもよい。これらの保護被覆層は、電気
的に絶縁性またはわずかに半導体性の有機重合体あるい
は無機重合体で形成し得る。
カール防止層には、任意の適切なフィルム形成バインダ
が使える。フィルム形成バインダは、結合剤分子の反応
基と反応する反応基を持った可撓性の熱可塑性樹脂であ
るべきである。代表的な熱可塑性樹脂にはポリカーボネ
ート、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル酸塩重合
体、ビニル重合体、セルロース重合体、ポリシロキサン
、ポリアミド、ポリウレタン、エポキシ、ナイロン、ポ
リブタジェン、天然ゴム等が含まれる。良好なはり強度
、曲げ強度及び非粘着性を有する被覆フィルムを達成す
るため、熱可塑性樹脂は少(とも約40℃のTgを持つ
べきである。また熱可塑性樹脂は、結合剤分子の反応基
と反応する反応基を含べきである。樹脂中の代表的な反
応基には、COO11、OH,ビニル、アミノ、アミド
、エポキシド、カルボニル等がある。反応基を含む代表
的な熱可塑性樹脂にはポリカーボネート、ポリエステル
、ポリウレタン、アクリル酸塩重合体、セルロース重合
体、ポリアミド、ナイロン、ポリブタジェン、ポリ (
塩化ビニル)、ポリイソブチレン、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリテレフタル酸塩、ポリスチレン、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体等、及びこれらの混合
物がある。熱可塑性樹脂は、C0OHとOH基から成る
群から選ばれた反応基を含むのが好ましい。2機能結合
剤と反応する反応基を持った樹脂の特定例には、Gen
era IElectric社から市販されているLe
xanやMobayChemica1社から市販されて
いるMerlon等のOH反応基を含むポリカーボネー
ト樹脂、OH及びC00N反応基を含むセルロース樹脂
、C0OH又はOH基を含むポリエステル樹脂等、及び
これらの混合物がある。これらの中でも、隣接層に対す
る優れた接着性及び活性化放射に対する透明性の点で、
ポリカーボネート樹脂のフィルム形成バインダが特に好
ましい。
粒子外表面の金属または半金属(メタロイド)に化学的
に付着した反応性水酸基を有する任意の適切な結晶粒子
が使える。こ\で“結晶”という表現は、順序正しい3
次元の原子格子によって決まる規則的な形状を有する無
機物質として定義される。代表的な金属及び半金属原子
にはシリコン、チタン、ジルコン、アルミ等が含まれる
。結晶粒子は任意の適切な外形を持ち得る。代表的な外
形には不規則状、粒状、楕円状、立方体状、フレーク状
等がある。ガラス、金属、複合物等の材料との機械的接
触に対する摩耗抵抗を充分に向上するため、結晶粒子は
約2.5 Mohs (モース硬度)より大きい硬度を
持つべきである。最適な動作寿命を得るには、約4.5
 Mohsより大きい硬度が好ましい。
代表的な結晶粒子には自形水晶結晶、砂岩、珪岩砂、水
晶、ツバキュライト、二酸化シリコン、酸化アルミ、酸
化チタン等が含まれる。好ましくは、カール防止層が不
規則な外表面を持つのを避けるため、結晶粒子はカール
防止層の厚さより小さい粒径を持つべきである。約5μ
mより小さい粒子によればカール防止層の外表面からの
粒子突出が最小限化または除去され、また約0.3μm
より大きい粒径では粒子間の凝集が最小限化されるので
、約0.3μmと約5μmの間の平均結晶粒子径が好ま
しい。最適な透明性を得るには、処理後の結晶粒子が硬
化後のフィルム形成バインダの反射屈折率の約0.5以
内の反射屈折率を持つべきである。
一般に、カール防止層はその全重量に対して約0、1重
量%〜約30重量%の結晶粒子を含んで成る。約30重
量%より大きい結晶粒子の濃度は、カール防止コーティ
ングを施すのをより困難とし、巻き及び解き時における
カール防止層との接触で電荷輸送層が傷つき易くなり、
さらにカール防止コーティングが分散体としてより不安
定になる。
約20重量%を越える量では、光学的な透明度が降下し
始める。また使用する結晶粒子が約5重量%より小さい
と、摩耗抵抗の向上は比較的わずかだが、0.1重量%
程度の低い結晶シリカ粒子濃度でもコーティング装置を
通じたウェブの搬送において若干の向上が達成される。
従って、カール防止層の総重量に対して約5重量%〜約
20重量%の結晶粒子が好ましい。
結晶粒子の表面を処理するには、任意の適切な2機能化
学的結合剤が使える。2機能化学的結合剤は単一の分子
中に、結晶粒子表面上の水酸基と反応する少くとも1つ
の反応基と、フィルム形成バインダ分子の反応基と反応
する少(とも1つの有機官能反応基とを含んで成る。2
機能結合剤分子のためにどんな有機官能反応基を選択す
るかは、用いるフィルム形成樹脂分子に含まれる反応基
に依存する。熱可塑性樹脂の反応基と反応する2機能化
学的結合剤の代表的な反応基には、ビニル、アミノ、ア
ジド、エポキシド、ハロゲン、亜硫酸塩等がある。つま
り、結晶粒子と2機能結合剤は酸素原子を介して化学的
に相互に結合され、2機能結合剤とフィルム形成バイン
ダも化学的に相互に結合される。結晶粒子表面の水酸基
と反応する2機能結合剤の代表的な反応基には、アルコ
キシ、アセトキシ、ヒドロキシ、カルボキシ等がある。
結合剤の加水分解可能な基は直接反応して、自らを結晶
粒子へ化学的に付着させる。例えば、結晶シリカ粒子の
場合、2機能シラン結合剤の加水分解可能な末端基が、
加水分解可能基の加水分解によって形成されるシラノー
ル(SiOH)基を介して結晶粒子の外表面に水酸基を
付着する。こうした特性を有する有機シラン含んだ代表
的な2機能化学結合剤には、3−アミノプロピルトリエ
トキシシラン、(N−N’−ジメチル・3−アミノ)プ
ロピルトリエトキシシラン、N、N−ジメチルアミノ・
フェニル・トリエトキシシラン、N−フェニル・アミノ
プロピル・トリメトキシシラン、トリメトキシ・シリル
プロピル・ジエチレントリアミン、N−アミノエチル−
3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−ア
ミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン
、N−2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリス(
エチルヘトキシ)シラン、p−アミノフェニル・トリメ
トキシシラン、3−アミノプロピルジェトキシシラン、
3−アミノプロピルメチルトリエトキシシラン、N−メ
チルアミノプロピルトリエトキシシラン、メチル(2−
(3−)リメトキシシリルプロピルアミノ)エチルアミ
ノ〕 −3−プロプリオネート、(N−N’−ジメチル
−3アミノ)プロピルトリエトキシシラン、及び3 〔
2(ビニル・ベンジルアミノ)エチルアミノコプロピル
トリメトキシシラン等のアミノシラン;クロロプロピル
トリエトキシシラン及び(3−クロロプロピル)トリメ
トキシシラン等のハロシラン;ビニルトリエトキシシラ
ン、トリアセトキシビニルシラン、トリス(2−メトキ
シエトキシ)ビニルシラン及び3−メタアクリルオキシ
プロピルトリメトキシシラン等のビニルシラン;  (
2−(3,4−エポキシシクロ)ヘキシルエチルコ ト
リメトキシシラン等のエポキシシラン、AX−CMP 
 MCアジドシラン及びアジドメトキシシランを始めと
するアジド化合物等のメルカプトシラン;ネオアルコキ
シ・トリ (ジオクチルリン酸塩チタン酸塩)、ネオア
ルコキシ・トリ (N−エチルアミノエチルアミノ)チ
タン酸塩、ネオアルコキシ・トリ (m−アミノ)フェ
ニルチタン酸塩及びイソプロピル・ジ(4アミノ・ベン
ゾイル)イソステアロイルチタン酸塩等の有機チタン酸
塩;ネオアルコキシ・トリネオデカノイルジルコン酸塩
、ネオアルコキシ・トリス(ジオクチル)リン酸塩ジル
コン酸塩、ネオアルコキシ・トリス(ジオクチル)ピロ
リン酸塩ジルコン酸塩、ネオアルコキシ・トリス(エチ
レンジアミノ)エチルジルコン酸塩、ネオアルコキシ・
トリス(m−アミノ)フェニルジルコン酸塩等の有機ジ
ルコン酸塩;等及びこれらの混合物がある。
こうした結合剤は通常、結晶粒子をフィルム形成バイン
ダ内へ分散する前に結晶粒子へ施される。
結合剤を施して結晶粒子の表面と反応させるには、任意
の適切な方法が使える。結晶粒子上に被若される結合剤
のコーティングは連続状で薄く、単層であるのが好まし
い。2機能化学結合剤を結晶粒子に施す好ましい工程は
、加水分解シランの水溶液中で結晶粒子を撹拌すること
である。結合剤分子の反応基と結晶粒子外表面の水酸基
とを確実に反応させるため結晶粒子の表面を水溶液で充
分に湿潤した後、処理後の結晶粒子は濾過等任意の適切
な方法で水溶液から分離できる。次いで処理後の結晶粒
子は、オーブン乾燥、強制エア乾燥、真空及び加熱乾燥
の組み合わせ等通常の手段で乾燥し得る。結晶粒子の外
表面に2機能結合剤の蒸気またはスプレーを接触させる
等別のシラン化(silyation)方法も使える。
例えばシラン化は結晶粒子を高温の高強度ミキサー内で
撹拌しながら、2機能化学的結合剤を結晶粒子上に注ぐ
かまたはスプレーすることによって得られる。この混合
方法では、結晶粒子の表面で金属または半金属原子に直
接付着した水酸基と結合剤が反応して反応生成物を形成
し、この反応生成物中では結晶粒子と21a能結合剤が
酸素原子を介して相互に化学的に結合している。かかる
プロセスは例えば米国特許N13,915,735に記
されており、その開示内容全体が参照によってこ\に含
まれる。
一般に、処理溶液中における2機能結合剤の濃度は、結
晶粒子の表面上に少くとも連続的な単分子層の結合剤を
与えるのに充分でなければならない。溶液の重量に対し
て約1重量%〜約5重足%の結合剤を含む水溶液で、満
足し得る結果が得られる。乾燥後、2機能結合剤と結晶
粒子の外表面で金属または半金属原子に付着した水酸基
との反応生成物で被覆された結晶粒子がフィルム形成バ
インダ中に分散され、そこで2機能結合剤の反応有機官
能基とフィルム形成バインダ分子の反応基との間で反応
がさらに生じる。分散は、処理後のシリカ粒子を溶融状
態の熱可塑性樹脂あるいは溶媒中の樹脂溶液とブレンド
する等、任意の適切な通常の混合方式で行なえる。
2機能化学的結合剤と反応基を有するフィルム′形成バ
インダ重合体との代表的な組み合わせには、3−アミノ
プロプリトリエトキシシランとポリカーボネート;トリ
ス(2−メトキシエトキシ)ビニルシランとポリエチレ
ン;4−アミノプロピルトリエトキシシランとナイロン
;  C3−(2−アミノエチルアミノ)プロピル〕 
トリメトキシシランとナイロン;3−メタクリルオキシ
プロピルi・リメトキシシランとポリエステル; (3
−グリシドオキシプロビル)トリメトキシシランとポリ
カーボネート;4−アミノプロピルトリエトキシシラン
とポリ (塩化ビニル);ビニルトリス(2−メトキシ
エトキシ)シランとポリスチレン;等がある。
アミン官能基がフィルム形成バインダ重合体のC0OH
及びOHMとの反応を介しを優れた化学的結合を形成し
且つ酸素原子を介して結晶粒子と優れた化学的結合を形
成するので、アミノシラン系の21a能化学的結合剤が
好ましい。これらのシランは、シランのOH5が結晶粒
子表面のシラノール基と容易に縮合し、シランの有機官
能アミン基をフィルム形成バインダ重合体の反応基と反
応するように位置させるため、加水分解された形で施さ
れる。
好ましい加水分解シランは次の一般式を有する:または
これらの混合物、但しR3は1〜20個の炭素原子を含
むアルキリデン基、R2、R3及びR1はH,1〜3個
の炭素原子を含む低級アルキル基及びフェニル基から成
る群から独立に選択されたもの、Xは水酸基あるいは酸
または酸性塩の陰イオン、nは1.2.3または4、y
は1、2.3または4である。
加水分解シランは、下記の構造式を持つアミノシランを
加水分解することによって形成できる:但しR1は1〜
20個の炭素原子を含むアルキリデン基、R2とR3は
H,1〜3個の炭素原子を含む低級アルキル基、フェニ
ル基及びポリ (エチレン・アミノ)基から成る群から
独立に選択されたもの、R4、R3及びR6は1〜4個
の炭素原子を含む低級アルキル基から独立に選択された
もの。代表的な加水分解可能なアミノシランには、3−
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−アミノエチル
−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−ア
ミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、
N−2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリス(エ
チルエトキシ)シラン、p−アミノフェニル・トリメト
キシシラン、3−アミノプロピルジエチルメチルシラン
、(N。
N′−ジメチル・3−アミン)プロピルトリエトキシシ
ラン、3−アミノプロピルメチルジェトキシシラン、3
−アミノプロピル・トリメトキシシラン、N−メチルア
ミノプロピルトリエトキシシラン、メチル(2−(3−
トリメトキシシリルプロピルアミノ)エチルアミノコ−
3−プロプリオネート、(N、N’−ジメチル・3−ア
ミノ)プロピルトリエトキシシラン、N、N−ジメチル
アミノフェニルトリエトキシシラン、トリメトキシシリ
ルプロピルジエチレントリアミン、及びこれらの混合物
が含まれる。好ましいシラン物質は、3−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、N−アミノエチル−3−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、(N、N’−ジメチル・
3−アミノ)プロピルトリエトキシシラン、またはこれ
らの混合物である。何故なら、これら物質の加水分解溶
液は高度の塩基性と安定を示し、またこれら材料は容易
に入手できるからである。
R,が長鎖に拡張されると、化合物は不安定になる。オ
リゴマー(低重合体)がより安定化するので、R3が約
3〜約6個の炭素原子を含むシランが好ましい。R,が
3個の炭素原子を含むとき、最適の結果が達成される。
R2とR1がアルキル基のとき、満足できる結果が達成
される。R2とR:lが水素である加水分解シランによ
って、最適に安定な溶液が形成される。R4、Rs及び
R1が1〜4個の炭素原子を含むアルキル基であるとき
、シランの満足できる加水分解が得られる。アルキル基
の炭素原子数が4個を越えると、加水分解が非実用的に
遅くなる。特に、2個の炭素原子を含むアルキル基によ
るシランの加水分解が、最良の結果を得る上で好ましい
上記のアミノシランの加水分解中に、アルコキシ基が水
酸基によって置換される。加水分解が進むにつれ、加水
分解シランは下記の一般的な中間構造を取る: 乾燥後、加水分解シランから形成された反応生成物の層
はnが6以上の大きい分子を含む。加水分解シランの反
応生成物は部分的に架橋された鎖状の二量体、三量体等
である。
結晶粒子を処理するのに使われる加水分解シラン溶液は
、ケイ素原子に付着したアルコキシ基を加水分解するの
に充分な水を加え、溶液を形成することによって作成で
きる。水が不充分だと、加水分解シランは通常望ましく
ないゲルを形成する。
一般に、薄いコーティングを得るには希釈溶液が好まし
い。溶液の総重量に対して約0.1〜約lO重量%のシ
ランを含む溶液から、満足できる反応生成物層が得られ
る。溶液の総重量に対して約0.1〜約2.5重量%の
シランを含む溶液が、結晶粒子上に一様な反応生成物層
を形成する安定な溶液とする上で好ましい。反応生成物
層の厚さは、約20人〜約2.000人の間と推定され
る。
約4〜約14の間の溶液pHが使える。結晶粒子上にお
ける最適な反応生成物層は、約9〜約13の間のpHを
持つ加水分解シランによって得られる。
加水分解シラン溶液のpH制御は、任意の適切な有機ま
たは無機の酸または酸性塩によって行なわれる。代表的
な有機及び無機の酸及び酸性塩には、酢酸、クエン酸、
蟻酸、ヨー化水素、リン酸、塩化アンモニウム、フッ化
水素ケイ素、BromocresolGreen、 B
romophenol Blue % p−トルエン0
スルフオン酸等がある。
5所望なら、結晶粒子を含むシラン化プロセスを促進す
るため、加水分解シランの水溶液に水以外の極性溶媒等
の添加物を含めてもよい。水以外の任意な適切な極性溶
媒を使える。代表的な極性溶媒にはメタノール、エタノ
ール、イソプロパツール、テトラヒドロフラン、メトキ
シエタノール、エトキシエタノール、酢酸エチル、蟻酸
エチル、及びこれらの混合物が含まれる。
加水分解シランの反応生成物で結晶粒子を処理するのに
は、任意の適切な方法が使える。例えば、洗浄した結晶
シリカを約1分〜約60分の開展水分解シランの溶液中
で撹拌した後、固体を沈澱させ、約1分〜約60分の開
展水分解シランと接触したままにしておく。次いで、上
清み液を注ぎ出して、処理後の結晶シリカを濾紙で濾過
する。結晶シリカは約り0℃〜約165℃の間の温度で
、強制エアオーブン内において約5〜約20分間で乾燥
し得る。所望なら、例えば米国特許隘3.915.73
5の例2に記されているように、結晶粒子の表面でシラ
ンの加水分解を行なうこ七もできる。
2機能シラン結合剤で処理した結晶粒子も市販されてい
る。例えば、アミノシランと反応した結晶シリカ粒子は
Pe trarch −Sys tends社から5S
O212として入手でき、3−クロロプロピルトリメト
キシシランと反応した結晶シリカ粒子はPetrarc
h Systems社から5SO214として入手でき
る。
カール防止層を支持基材層へ施すには、任意の適切な従
来のコーティング方法を使える。代表的なコーティング
方法には溶媒コーティング、押出しコーティング、スプ
レーコーティング、積層化、浸漬コーティング、溶液ス
ピンコーティング等がある。被着したカール防止層は、
オーブン乾燥、強制エア乾燥、循環エアオーブン乾燥、
放射熱乾燥等任意の従来の乾燥方法で乾燥し得る。
カール防止層の厚さは、支持基材層の反対側における単
数または複数の層の合計力を実質上バランスさせるのに
充分な大きさとすべきである。電子写真用像形成部材が
全ての層の乾燥後に認知し得るカールの傾向を持つとき
、合計力は実質上バランスされている。例えば、像形成
部材の光受容体側におけるコーティング厚の大部分が主
にポリカーボネート樹脂を含み且つ厚さ約76μmのマ
イラー(Mylar)基材上に約24μmの厚さを持っ
た電荷輸送層である電子写真式像形成部材の場合、力の
充分なバランスは、99重重星のポリカーボネート樹脂
と、1重量%のポリエステルと、2ja能結合剤で処理
された約5〜約20重景%の本発明の結晶粒子とを含む
13.5μm厚のカール防止層で達成された。但し上記
の重量%は、乾燥後のカール防止層の全重量に対するも
のである。輸送層が約31μmの厚さで、マイラーフィ
ルムの反対側におけるカール防止層が約17μmの厚さ
のときも同様の結果が得られている。
カール防止コーティング混合物がその総重量に対して約
0.9重量%〜約0.45重量%の結晶粒子濃度と、高
い蒸気圧を持つ樹脂用の溶媒とを含むときに、優れた結
果が得られる。このコーティング混合物を支持基材に施
すと、溶媒が薄いフィルムから急速に蒸発し、結晶粒子
を重合体マトリクス内に固定して、フィルムの厚さ全体
にわたって結晶粒子が均質に分散された層を形成する。
この点は特に、電子写真式像形成部材の寿命中に摩損速
度を一様とし、カール防止層で高い透明特性を達成する
上で望ましい。乾燥したカール防止コーティング内で得
られる結晶粒子の含有量は、乾燥の総重量に対して約2
0重量%〜約5重量%の範囲となる。含有量が約20重
量%を越えると光学的な透明性が降下し始め、約5重量
%より低いと、摩耗に対するシリカの抵抗が比較的わず
かになる。
(発明の効果) 驚くべきことに、この発明による2機能結合剤で処理し
た結晶粒子を使うと、処理された結晶粒子を含まないカ
ール防止層つまり非処理の結晶粒子を含むカール防止層
と比べ、著しく優れた結果がカール防止層において得ら
れる。また、アミノシランで処理した結晶シリカ等、2
機能結合剤で処理した結晶粒子を使うと、非晶質シリカ
等の結晶質粒子より極めて良好な結果を与える。例えば
、2機能結合剤で処理したシリカ粒子は、Cabosi
1、5ylox Tx、 Lovel # 27及びA
erosil R972等の非晶質シリカ粒子と比べ、
カール防止層の支持基板層に対する接着性を2倍以上改
善した。また、処理した結晶シリカの追加後でもカール
防止層を通じて光透過が維持され、電子写真のサイクル
中電子写真用像形成部材の背面から静電潜像の消去を可
能とするという事実も驚異に値する。さらに、2機能結
合剤で処理した本発明の結晶シリカ粒子を含むカール防
止コーティングの場合、サイクル中でのカールに対する
抵抗は、処理した結晶シリカ粒子を含まないカール防止
コーティングで得られる抵抗の約10倍大きかった。1
つのテストにおいて、本発明のカール防止コーティング
は330.000回の摩耗サイクル後、摩損を10μm
かられずか1μmへと減じた。最初のコーティング総厚
が13.5μmであったことを考慮すれば、この点は特
に重要である。さらに、本発明のカール防止コーティン
グは装置の汚れ形成も減少した。また、2機能結合剤で
処理した本発明の結晶シリカ粒子は、カール防止コーテ
ィングのポリエステル基材に対する接着性を2倍以上改
善した。
しかも、改良光受容体の摩擦係数値の減少は、詰まりの
問題による生産ラインのスピードダウンを防ぐとともに
、摩擦係数値が高いとベルトの製造機中を移動し得ない
ロール状光受容体の使用を可能とする。また、カール防
止コーティングはそれにしわや凹みをつけて光受容体を
使えなくしてしまわずに接触可能なので、高価で手の掛
かる梱包は必要ない。光受容体ロールのコストと巻きに
ついても、それに伴う利点が得られる。さらに、例えば
ローラベルトの案内装置を回転する代りに固定可能とす
ることによって、ハードウェアのコストが減少される。
固定円筒状ベルトの案内バーは特にカール防止コーティ
ングに対して特に摩耗作用を及ぼすが、本発明の改良像
形成部材はこの種の案内バーと組み合わせて使えば、よ
り清浄な装置環境を与え、装置の信頌性向上が促進され
る。
また、本発明のカール防止コーティングの改善された装
置寿命は、光受容体のカールに対するサイクル抵抗を著
しく延長することによって、プリント上の欠陥を減少せ
しめる。
以下に多数の例を述べ、発明を実施する際に使用可能な
異なった組成及び条件を例示する。特に指示がなければ
、比率は全て重量%である。但し、上記の開示及び以下
の記載に基づき、発明がその他多種類の組成で実施でき
、また多くの異なった用途奇持ち得るのは明らかであろ
う。
例■ 厚さ3m1lsのチタン被覆ポリエステル喧Melin
ex %IC1社から市販)を用意し、これに2.59
2gの3−アミノプロピルトリエトキシシラン、0、7
84 gの酢酸、180gの190’  (プルーフ)
変性アルコール及び77.3 gのへブタンを含む溶液
をBird塗布器を使って施すことにより、光導電性像
形成部材を作製した。次いでこの層を、室温で5分間と
強制エアオープン内において135℃で10分間乾燥し
た。こうして得られた防止層は、0.01μmの転摩で
あった。
次に、温厚0.5m1lで、総重量に対し約0.5重量
%のポリエステル接着剤(DuPont 49,000
、ti、1. duPont de Nemours 
& Co、から市販)を含むコーティングをテトラヒド
ロフラン/シクロヘキサノンの70:30容量比混合物
としてBird塗布器により阻止層に施し、接着境界層
を形成した。
この接着境界層を、室温で1分間と強制エアオープン内
において100℃で10分間乾燥した。こうして得られ
た接着境界層は、0.05μmの乾厚であった。
その後、7.5容量%の三方晶系Se、25容量%のN
、N’−ジフヱニルーN、N’−ビス(3−メチルフェ
ニル)−1,1’−ビフェニル−44′−ジアミン、及
び67.5容量%のポリビニルカルバゾールを含む光生
成層を、接着境界層に被着した。この光生成層は、0.
8gのポリビニルカルバゾールと14m1!のテトラヒ
ドロフラン/トルエンの1:1容量北部合物を2オンス
のコハク色のビン内へ入れて作製した。この溶液中に0
.8gの三方晶系セレンと100gの1i8インチ径の
ステンレス鋼性小球を加えた。そしてこの混合物を、7
2〜96時間の間ボールミル内に入れた。
次いで、この結果得られた5gのスラリーを、0、36
 gのポリビニルカルバゾールと、0.20 gのN、
N’−ジフヱニルーN、N’−ビス(3−メチルフェニ
ル)−1,1’−ビフェニル−4,4′−ジアミンを7
.5m6のテトラヒドロフラン/トルエンの1:1容量
比中に溶かした溶液に加えた。
次にそのスラリーをシェーカー上に10分分間−た。こ
うして得たスラリーをBird塗布器によって接着境界
層に施し、温厚0.5nlO層を形成した。この層を強
制エアオーブン内において5分間135℃で乾燥し、転
摩2.θμmの光生成層を形成した。
上記の光生成層に電荷輸送層を被覆した。電荷輸送層は
、重量比1:1ON、N’−ジフェニル−N、N’−ビ
ス(3−メチルフェニル)−1゜1′−ビフェニル−4
,4′−ジアミンとLarbensabricken 
Bayer社から市販されている分子量が約so、oo
o〜ioo、oooのポリカーボネート樹脂であるMa
krolon Rをコハク色のガラスビン内に入れて作
成した。こうして得られた混合物を15重量%の塩化メ
チレン中に溶解した。
この溶液をBird塗布器を使って光生成層上に施し、
転摩25μmのコーティングを形成した。このコーティ
ング形成の工・程中、湿度は15%以下とした。こうし
て得た上記の層全てを含む先受容体装置を、強制エアオ
ーブン内において6分間135℃で焼きなました。
8.82ポンドのポリカーボネート樹脂(Makrol
on5705.8.18固体重量%、Bayer社から
市Ui)と、0.09ボンドのポリエステル樹脂(Vi
tel PE100 、 Goodyear Tire
 and Rubber社から市販)と、90.07ボ
ンドの塩化メチレンをかご入りの大型ガラス容器内で化
合し、8.9固体重量%を含むコーティング溶液を形成
することによって、カール防止コーティングを作成した
。次いで大型ガ ・ラス容器を密閉カバーし、ポリカー
ボネートとポリエステルが塩化メチレン中に溶解するま
で、約24時間の間ロールミル上に置いた。このカール
防止コーティング溶液を押出しコーティングによって光
導電性像形成部材の裏面(光生成層及び電荷輸送層の反
対側)に施し、約5分間135℃で乾燥して厚さ13.
5μmの乾フィルムを形成した。
使用するカール防止コーティングの種類を除き、本例で
述べた手順は以下の例■〜XVfに記す光受容体を作成
するのにも用いた。
例■ 例■に記したカール防止コーティングに代えて本発明の
カール防止コーティングを用いた点を除き、例Iで述べ
たような2つの電気的作動層を有する光導電性像形成部
材を同じ手順及び材料を用いて作製した。代りに用いた
カール防止コーティングは、8.82ポンドのポリカー
ボネート樹脂(Makrolon 5705 、Bay
er社から市販)と、0.09ボンドのポリエステル樹
脂(Vitel PE 100、Goodyear T
ire and Rubber社から市販)と、90、
07ポンドの塩化メチレンをかご入りの大型ガラス容器
内で化合して作成した。次いで大型ガラス容器を密閉カ
バーし、ポリカーボネートとポリエステルが塩化メチレ
ン中に溶解するまで、約24時間の間ロールミル上に置
いた。こうして得た溶液に、0.99ボンド(カール防
止コーティングの総固体含有量の10重量器)のCl 
(C)lx) 3−3i−(OCH3) x (クロロ
プロピルトリメトキシシラン)で処理した結晶シリカ粒
子(Petrarch Systems社から市販)を
、高剪断分散ロータ付の容器(TckmarDispa
x Disperser )内で混合した。結晶シリカ
粒子は不規則な形状で、平均粒径は約3.2μmであっ
た。処理済のシリカ粒子は、加水分解シランとシリカ粒
子表面上のシラノール基との反応生成物を含んでいた。
過熱と溶媒の損失を防ぐため、上記の混合容器はフタと
水ジャケットを備えていた。
ロータは15〜30分間高速で駆動され、内部の材料を
分散させた。(カール防止コーティングの組成を除き)
例■で述べた手順及び材料を用い、上記の結果得られた
分散体を濾過した後光導電性像形成部材上に施し、10
%のシリカを含むカール防止コーティングを形成した。
乾燥したカール防止コーティングの厚さは約13.5μ
mであった。
例■ 例■に記した処理済シリカに代えて0.495ポンド(
カール防止コーティングの固体総合有量の5重量%)の
CIl (CHz)i−5i−(OCH+)、(クロロ
プロピルトリメトキシシラン)で処理した結晶シリカ粒
子(Petrarch Systems社から市販)を
用いた点を除き、例■で述べたような2つの電気作動層
を有する光導電性像形成部材を同じ手順及び材料を用い
て作製した。結晶シリカ粒子は不規則な形状で、平均粒
径は約3.2μmであった。処理済のシリカ粒子は、加
水分解シランとシリカ粒子表面上のシラノール基との反
応生成物を含んでいた。
次いで(カール防止コーティングの組成を除き)例Iで
述べた手順及び材料を用い、上記の結果得られた分散体
を濾過した後光導電性像形成部材上に施し、カール防止
コーティングを形成した。乾燥したカール防止コーティ
ングはその総重量に対して5重量%の処理済シリカ粒子
を含み、約13.5μmの厚さであった。
例■ 例■に記した処理済シリカに代えて0.25ボンドのC
1’ (CHg)3−5i−(OCR+)3(クロロプ
ロピルトリメトキシシラン)で処理した結晶シリカ粒子
(Petrarcb Systems社から市Ui)を
用いた点を除き、例■で述べたような2つの電気的作動
層を有する光導電性像形成部材を同じ手順及び材料を用
いで作製した。結晶シリカ粒子は不規則な形状で、平均
粒径は約3.2μmであった。処理済のシリカ粒子は、
加水分解シランとシリカ粒子表面、上のシラノール基と
の反応生成物を含んでいた。次いで(カール防止コーテ
ィングの組成を除き)例Iで述べた手順及び材料を用い
、上記の結果得られた分散体を濾過した後光導電性像形
成部材上に施し、乾燥カール防止コーティングの総重量
に対して2.5重量%の処理済シリカ粒子を含むカール
防止コーティングを形成した。乾燥後のカール防止コー
ティングは約13.5μmの厚さであった。
例V 例Hに記した処理済シリカに代えて0.99ボンドの未
処理結晶シリカ粒子(Malvern 337、Mal
vern  Minerals社から市販)を用いた点
を除き、例■で述べたような2つの電気的作動層を有す
る光導電性像形成部材を同じ手順及び材料を用いて作製
した。結晶シリカ粒子は不規則な形状で、平均粒径は約
2.8μmであった。処理済のシリカ粒子は、加水分解
シランとシリカ粒子表面上のシラノール基との反応生成
物を含んでいた。次いで(カール防止コーティングの組
成を除き)例■で述べた手順及び材料を用い、上記の結
果得られた分散体を濾過した後光導電性像形成部材上に
施し、乾燥カール防止コーティングの総重量に対して1
0重量%の未処理シリカ粒子を含むカール防止コーティ
ングを形成した。乾燥後のカール防止コーティングは約
13.5μmの厚さであった。
例■ 例■に記した処理済シリカに代えて0.495ボンドの
未処理結晶シリカ粒子(Malverr+ 337、M
alvern  Minerals社から市販)を用い
た点を除き、例■で述べたような2つの電気的作動層を
有する光導電性像形成部材を同じ手順及び材料を用いて
作製した。結晶シリカ粒子は不規則な形状で、平均粒径
は約2.8μmであった。処理済のシリカ粒子は、加水
分解シランとシリカ粒子表面上のシラノール基との反応
生成物を含んでいた。次いで(カール防止コーティング
の組成を除き)例Iで述べた手順及び材料を用い、上記
の結果得られた分散体を濾過した後光導電性像形成部材
上に施し、乾燥カール防止コーティングの総重量に対し
て5重量%の未処理シリカ粒子を含むカール防止コーテ
ィングを形成した。乾燥後のカール防止コーティングは
約13.5μmの厚さであった。
例■ 例■に記した処理済シリカに代えて0.25ボンドの未
処理結晶シリカ粒子(Malvern 337、Mal
vern  Minerals社から市販)を用いた点
を除き、例■で述べたような2つの電気的作動層を有す
る光導電性像形成部材を同じ手順及び材料を用いて作製
した。結晶シリカ粒子は不規則な形状で、平均粒径は約
2.8μmであらた。処理済のシリカ粒子は、加水分解
シランとシリカ粒子表面上のシラノール基との反応生成
物を含んでいた。次いで(カール防止コーティングの組
成を除き)例■で述べた手順及び材料を用い、上記の結
果得られた分散体を濾過した後光感電性像形成部材上に
施し、乾燥カール防止コーティングの総重量に対して2
.5重量%の未処理シリカ粒子を含むカール防止コーテ
ィングを形成した。乾燥後のカール防止コーティングは
約13.5μmの厚さであった。
例■ 例■に記した処理済シリカに代えて0.99ポンドの Ns−3−R−Si−(OCH3)z(アジドトリメト
キシシラン)で処理した結晶シリカ粒子を用いた点を除
き、例■で述べたような2つの電気的作動層を有する光
導電性像形成部材を同じ手順及び材料を用いて作製した
。シリカ粒子(Malvern 337 % Malv
ernMinerals社から未処理状態で市販)は不
規則な形状で、平均粒径は約2.8μmであった。処理
済のシリカ粒子は、加水分解シランとシリカ粒子表面上
のシラノール基との反応生成物を含んでいた。
次いで(カール防止コーティングの組成を除き)例Iで
述べた手順及び材料を用い、上記の結果得られた分散体
を濾過した後光導電性像形成部材上に施し、乾燥カール
防止コーティングの総重量に対して10重量%の処理済
シリカ粒子を含むカール防止コーティングを形成した。
乾燥後のカール防止コーティングは約13.5μmの厚
さであった。
例■ 例■に記した処理済シリカに代えて0.495ボンドの で処理した結晶シリカ粒子を用いた点を除き、例■で述
べたような2つの電気的作動層を有する光導電性像形成
部材を同じ手順及び材料を用いて作製した。シリカ粒子
(Malvern 337、MalvernMiner
als社から未処理状態で市販)は不規則な形状で、平
均粒径は約2.8μmであった。処理済のシリカ粒子は
、加水分解シランとシリカ粒子表面上のシラノール基と
の反応生成物を含んでいた。
次いで(カール防止コーティングの組成を除き)例■で
述べた手順及び材料を用い、上記の結果得られた分散体
を濾過した後光感電性像形成部材上に施し、乾燥カール
防止コーティングの総重量に対して5重量%の処理済シ
リカ粒子を含むカール防止コーティングを形成した。乾
燥後のカール防止コーティングは約13.5μmの厚さ
であった。
例X 例■に記した処理済シリカに代えて0.25ボンドの Nz−S−R−5i−(OCHz) z (アジドトリ
メトキシシラン)I で処理した結晶シリカ粒子を用いた点を除き、例■で述
べたような2つの電気的作動層を有する光導電性像形成
部材を同じ手順及び材料を用いて作製した。シリカ粒子
(Malvern 337 、MalvernMine
rals社から未処理状態で市販)は不規則な形状で、
平均粒径は約2.8μmであった。処理済のシリカ粒子
は、加水分解シランとシリカ粒子表面上のシラノール基
との反応生成物を含んでいた。
次いで(カール防止コーティングの組成を除き)例Iで
述べた手順及び材料を用い、上記の結果得られた分散体
を濾過した後光導電性像形成部材上に施し、乾燥カール
防止コーティングの総重量に対して2.5重量%の処理
済シリカ粒子を含むカール防止コーティングを形成した
。乾燥後のカール防止コーティングは約13.5μmの
厚さであった。
例XI 例■に記した処理済シリカに代えて0.99ボンドのN
th(CHz)i−Si−(OCJs)+ (3アミノ
プロピルトリエトキシシラン)で処理した結晶シリカ粒
子を用いた点を除き、例■で述べたような2つの電気的
作動層を有する光導電性像形成部材を同じ手順及び材料
を用いて作製した。シリカ粒子(Malvern337
 、Malvern  Minerals社から未処理
状態で市販)し1不規則な形状で、平均粒径は約2.8
μmであった。処理済のシリカ粒子は、加水分解シラン
とシリカ粒子表面上のシラノール基との反応生成物を含
んでいた。次いで(カール防止コーティングの組成を除
き)例■で述べた手順及び材料を用い、上記の結果得ら
れた分散体を濾過した後光導電性像形成部材上に施し、
乾燥カール防止コーティングの総重量に対して10重量
%の処理済シリカ粒子を含むカール防止コーティングを
形成した。乾燥後のカール防止コーティングは約13゜
5μmの厚さであった。
例XII 例■に記した処理済シリカに代えて0.495ボンドの
NHz (CI(z) z−Si−(OC21(S) 
! (3アミノプロピルトリエトキシシラン)で処理し
た結晶シリカ粒子を用いた点を除き、例■で述べたよう
な2つの電気的作動層を有する光導電性像形成部材を同
じ手順及び材料を用いて作製した。シリカ粒子(Mal
vern 337、Malvern  Mineral
s社から未処理状態で市販)は不規則な形状で、平均粒
径は約2.8μmであった。処理済のシリカ粒子は、加
水分解シランとシリカ粒子表面上のシラノール基との反
応生成物を含んでいた。次いで(カール防止コーティン
グの組成を除き)例Iで述べた手順及び材料を用い、上
記の結果得られた分散体を濾過した後光導電性像形成部
材上に施し、乾燥カール防止コーティングの総重量に対
して5重量%の処理済シリカ粒子を含むカール防止コー
ティングを形成した。乾燥後のカール防止コーティング
は約13.5μmの厚さであった。
例XIII 例■に記した処理済シリカに代えて0.25ボンドのN
Hz (CHz) :+−5i−(OCzHs) 3 
(3アミノプロピルトリエトキシシラン)で処理した結
晶シリカ粒子を用いた点を除き、例■で述べたような2
つの電気的作動層を有する光導電性像形成部材を同じ手
順及び材料を用いて作製した。シリカ粒子(Malve
rn337 、Malvern  Minerals社
から未処理状態で市Ui)は不規則な形状で、平均粒径
は約2.8μmであった。処理済のシリカ粒子は、加水
分解シランとシリカ粒子表面上のシラノール基との反応
生成物を含んでいた。次いで(カール防止コーティング
の組成を除き)例Iで述べた手順及び材料を用い、上記
の結果得られた分散体を濾過した後光導電性像形成部材
上に施し、乾燥カール防止コーティングの総重量に対し
て2.5重量%の処理済シリカ粒子を含むカール防止コ
ーティングを形成した。乾燥後のカール防止コーティン
グは約13,5μmの厚さであった。
例xrv 例Hに記した処理済シリカに代えて0.99ボンドの未
処理非晶質シリカ粒子(Lovel # 27、P P
 G Industries社から市販)を用いた点を
除き、例■で述べたような2つの電気的作動層を有する
光導電性像形成部材を同じ手順及び材料を用いて作製し
た。未処理の非晶質シリカ粒子は球状で、約300人の
平均粒径であったが、約100μmの平均径を有する団
粒を含んでいた。次いで(カール防止コーティングの組
成を除き)例Iで述べた手順及び材料を用い、上記の結
果得られた分散体を濾過した後光導電性像形成部材上に
施し、乾燥カール防止コーティングの総重量に対して1
0重世%の未処理シリカ粒子を含むカール防止コーティ
ングを形成した。乾燥後のカール防止コーティングは約
13.5μmの厚さであった。
例XV 例■に記した処理済シリカに代えて0.495ボンドの
未処理非晶質シリカ粒子(Lovel # 27、PP
G Industries社から市販)を用いた点・を
除き、例■で述べたような2つの電気的作動層を有する
光導電性像形成部材を同じ手順及び材料を用いて作製し
た。未処理の非晶質シリカ粒子は球状で、約300人の
平均粒径であったが、約100μmの平均径を有する団
粒を含んでいた。次いで(カール防止コーティングの組
成を除き)例■で述べた手順及び材料を用い、上記の結
果得られた分散体を濾過した後光導電性像形成部材上に
施し、乾燥カール防止コーティングの総重量に対して5
重量%の未処理シリカ粒子を含むカール防止コーティン
グを形成した。乾燥後のカール防止コーティングは約1
3.5μmの厚さであった。
例XVI 例■に記した処理済シリカに代えて0.25ポンドの未
処理非晶質シリカ粒子(Lovel # 27、PPG
 Industries社から市販)を用いた点を除き
、例■で述べたような2つの電気的作動層を有する光導
電性像形成部材を同じ手順及び材料を用いて作製した。
未処理の非晶質シリカ粒子は球状で、約300人の平均
粒径であったが、約100μmの平均径を有する団粒を
含んでいた。次いで(カール防止コーティングの組成を
除き)例Iで述べた手順及び材料を用い、上記の結果得
られた分散体を濾過した後光導電性像形成部材上に施し
、乾燥カール防止コーティングの総重量に対して2.5
重量%の未処理シリカ粒子を含むカール防止コーティン
グを形成した。乾燥後のカール防止コーティングは約1
3.5μmの厚さであった。
例にvri 例I−XVIの光導電性像形成部材のカール防止層につ
いて、ヤング率(伸び弾性率)、破壊応力、剥離強度及
び摩擦係数についてテストを行なった。
ヤング率は最小5個の1.27ca+X 10.16a
mの像形成部材サンプルを切断し、各サンプルを5.0
8備のゲージ長づつIn5tron Ten5ile 
Te5terの各ジョー内に挿入し、クロスヘッド速度
0.51m/+11jnsチャート速度50.8 cm
及び最大目盛453.6gでサンプルを最大目盛まで引
っ張って求めた。
下記の関係を用いて最良の直線が描かれた:E=σ/ε Δl  F=453.6gでの変化長 破壊応力は最小5個の1.27cmX10.16c+n
の像形成部材サンプルを切断し、各サンプルを5.O8
Cmのゲージ長づつIn5tron Ten5ile 
Te5terの各ジョー内に挿入し、クロスヘッド速度
5.1■m/minで、50.8 cmのチャート速度
を維持しながらサンプルを破壊するまで引っ張ることに
よって求めた。
裂開応力は、破壊時の印加力をサンプルの断面積で割っ
た値に等しかった。
剥離強度は、最小5個の0.5インチ×6インチの像形
成サンプルを切断して求めた。各サンプル毎に、カール
防止層を一端から約3.5インチの位置まで部分的に支
持ポリエステル基材から引き剥し、ベースのポリエステ
ル基材の一部を露出させた。ポリエステル基材の露出面
は両面接着テープで1インチ×6インチ×0.5インチ
のアルミ製裏当プレートに固定し、こうして得た組体の
カール防止層が引き剥がされなかった端部と反対側の端
部を、In5tron Ten5ile Te5ter
の上側ジョー内に挿入した。部分的に引き剥がされたカ
ール防止層の自由端は、In5tron Ten5il
e Te5terの下側ジョー内に挿入した。次いで、
クロスヘッド速度1インチ/分、チャート速度2インチ
、負荷範囲200gでジョーを作動し、サンプルを少く
とも2インチ引き剥した。剥離強度に対して負荷をプロ
ットし、引き剥に必要な最小負荷として剥離強度を求め
た。
摩擦係数テストは、水平に摺動する200gのおもりの
平らな底面に、テストすべき光導電性像形成部材を固定
して行なった。おもりはカール防止層の外表面を下側に
向け、平らな水平テスト面上で直線に沿って引きずった
。おもりは、一端をおもりに固定し他端を低摩擦プーリ
の周囲に通したケーブルで移動した。おもりとプーリ間
のケーブル部分が平らで水平なテスト面の表面と平行に
なるように、プーリを位置決めした。ケーブルはIn5
tron Ten5ile Te5terで、プーリか
ら垂直上方に引っ張った。ストンレス鋼及び電荷輸送層
で用いたのと同じ材料を含め、異なった摩擦テストのた
め異なった材料(第1表参照)を平らで水平なテスト面
として使用した。
例      ヤング率(psi)   破壊ひずみ%
I (対照>     2.5X10’      1
0.3n         2.2X10’     
 8.3ml         2.7X10’   
    8,6rl/         3.lX10
’       ?、5V         2,6x
lO’       6.8Vl         2
.4xlO’      17.3■        
2.6X10’      1.5.5■      
  2.6X10’      10.OIX    
     2.4X10’      10.6X  
       2.6X10’      14.0X
I         3.lX10’      30
.7X11       2.6X10S12.0Xl
ll        2.5 X l O’     
 10.0XIV        2.8X10’  
    10.OXV        2.6xlO’
      9.3XVI        2.2X1
0’      11.0表 剥^ (am 19    3.0   1.0    0.23  
0.2036    0.74  0.5    0,
25  0.1845    0.87  0.6  
  0,24  0.2042    0.95  0
.8    0.26  0.2454    0.5
4  0.53   0.21  0.2040   
 0.54  0,54   0.18  0.163
7    0.53  0,52   0.18  0
.1681    0.56  0.50   0.1
7  0.16125    0.55  0.53 
  0.16  0.1585    0.60  0
.54   0.18  0.1656    0.5
7  0.57   0.18  0.1755   
 0.56  0.56   0.19  0.1?4
5    0.56  0.55   0.19  0
.184.5   0.54  0.54   0.1
8  0.1B13    0.55  0.54  
 0.1?   0.1646    0.57  0
.54   0.19  0.17第1表のデータは、
カール防止コーティングに対するミクロ結晶シリカの追
加がカール防止コーティングのヤング率を維持し、破壊
ひずみに対するカール防止コーティングの抵抗を大部分
のケースで保持するかまたは一部のケースで増大し、基
材に対するカール防止コーティングの接着度を少くとも
90%向上し、さらにカール防止コーティングの光透過
特性を保ちながら、カール防止コーティングと電荷輸送
材及びステンレス鋼との間の接触摩擦係数を著しく減少
せしめることを示している。
例XVIII 例I (対照)、■、■、■、■、■、X、XLXII
 、 X1l1、 XIV 、 XV及びXVI (7
)光導電性像形成部材にフいて、光透過特性の評価を行
なった。反射率の測定は積分球によって行なった。鏡面
反射と散乱両成分を集めた。全サンプルがはり同じ反射
スペクトルを示したので、透過度の変化はカール防止層
自体で吸収される光の変化と解釈された。
このテストは、カール防止層を通って基面/生成層に達
する光量を表わしている。例■〜■とXI〜XIIIの
像形成部材は、対照と比べ透過度に差異がなかった。例
XV、 XVI 、IX及びXの像形成部材は、対照と
比べ透過度にわずかなズレを示した。例■とXIVO像
形成部材は、対照と比ベスペクトルの可視部における透
過度でわずか5%の減少を示した。
例XIX 例■に記したカール防止コーティングに代えて本発明の
カール防止コーティングを用いた点を除き、例■で述べ
たような2つの電気的作動層を有する光導電性像形成部
材を同じ手順及び材料を用いて作製した。代りに用いた
カール防止コーティングは、8.82 gのポリカーボ
ネート樹脂(Makrolon5705、Bayer社
から市販)と、0.09gのポリエステル樹脂(Vit
el PH100、Goodyear Tire an
d Rubber社から市販)と、90.07gの塩化
メチレンをかご入りの大型ガラス容器内で化合し、8.
9固体重量%を含むコーティング溶液を形成することに
よって作成した。次いで大型ガラス容器を密閉カバーし
、ポリカーボネートとポリエステルが塩化メチレン中に
溶解するまで、約24時間の間ロールミル上に置いた。
こうして得た溶液に、0.495 gの3アミノ・プロ
ピルトリエトキシシランで処理した結晶シリカ粒子を、
高剪断分散ロータ付の容器(Tekmar Dispa
xr)ispenser )内で混合した。こうして被
覆された不規則形状の結晶シリカ粒子(Novakup
 GA  1、Malvern Minerals社か
ら市販)は、2mm粘結剤と結晶シリカ粒子表面上のケ
イ素原子とが酸素原子を介して相互に化学的に結合され
ている薄い単分子反応生成物コーティングを有していた
。3アミノ・プロピルトリエトキシシランで処理した結
晶シリカ粒子は、約0.3μmと約4.9μmの間の粒
径範囲を得るため混合前に分級された。過熱と溶媒の損
失を防ぐため、上記の混合容器はフタと水ジャケットを
備えていた。ロータは15〜30分間高速で駆動され、
内部の材料を分散させた。
(カール防止コーティングの組成を除き)例■で述べた
手順及び材料を用い、上記の結果得られた分散体を濾過
した後光導電性像形成部材上に施した。乾燥後のカール
防止コーティングはその重量に対して5重量%の処理済
結晶シリカを含み、約13.5μmの厚さであった。
例XX 例■に記したカール防止コーティングに代えて本発明の
カール防止コーティングを用いた点を除き、例■で述べ
たような2つの電気的作動層を有する光導電性像形成部
材を同じ手順及び材料を用いて作製した。代りに用いた
カール防止コーティングは、8.82 gのポリカーボ
ネート樹脂(Makrolon 5705 、Baye
r社から市FJii)と、0.09g+pポリエステル
樹脂(Vitel PE 100、Goodyear 
Tire and Rubber社から市販)と、90
.07gの塩化メチレンをかご入りの大型ガラス容器内
で化合して形成した。次いで大型ガラス容器を密閉カバ
ーし、ポリカーボネートとばりエステルが塩化メチレン
中に溶解するまで、約24時間の間ロールミル上に置い
た。こうして得た溶液に、0.3μm〜約4.9μmの
粒径範囲を有する0、75gの37ミノ・プロピルトリ
エトキシシランで処理した結晶シリカ粒子を、高剪断分
散ロータ付の容器(Tekmar Dispax Di
spenser )内で混合した。
こうして被覆された不規則形状の結晶シリカ粒子(No
vakup GA −1、Malvern Miner
als社から市販)は、2機能結合剤と結晶シリカ粒子
表面上のケイ素原子とが酸素原子を介して相互に化学的
に結合されている薄い単分子反応生成物コーティングを
有していた。3アミノ・プロピルトリエトキシシランで
処理した結晶シリカ粒子は、約0.3μmと約4.9μ
mの間の粒径範囲を得るため混合前に分級された。過熱
と溶媒の損失を防ぐため、上記の混合容器はフタと水ジ
ャケットを備えていた。ロータは15〜30分間高速で
駆動され、内部の材料を分散させた。(カール防止コー
ティングの組成を除き)例Iで述べた手順及び材料を用
い、上記の結果得られた分散体を濾過した後光導電性像
形成部材上に施し、7.5重量%のシリカを含むカール
防止コーティングを形成した。乾燥後のカール防止コー
ティングは約13.5μmの厚さであった。
例XXI 例■に記したカール防止コーティングに代えて本発明の
カール防止コーティングを用いた点を除き、例Iで述べ
たような2つの電気的作動層を有する光―電性像形成部
材を同じ手順及び材料を用いて作製した。代りに用いた
カール防止コーティングは、8.82 gのポリカーボ
ネート樹脂(Makrolon 5705 、Baye
r社から市販)と、0.09gのポリエステル樹脂(V
itel PH100、Goodyear Tire 
and Rubber社から市販)と、90.07gの
塩化メチレンをかご入りの大型ガラス容器内で化合して
形成した。次いで大型ガラス容器を密閉カバーと、ポリ
カーボネートとポリエステルが塩化メチレン中に溶解す
るまで、約24時間の間ロールミル上に置いた。こうし
て得た溶液に、0.3μm〜約4.9μmの粒径範囲を
有する0、99gの37ミノ・プロピルトリエトキシシ
ランで処理した結晶シリカ粒子を、高剪断分散ロータ付
の容器(Tek+++ar Dispax Dispe
nser )内で混合した。
こうして被覆された不規則形状の結晶シリカ粒子(No
vakup GA −1、Malvern Miner
als社から市販)は、2機能結合剤と結晶シリカ粒子
表面上のケイ素原子とが酸素原子を介して相互に化学的
に結合されている薄い単分子反応生成物コーティングを
有していた。3アミノ・プロピルトリエトキシシランで
処理した結晶シリカ粒子は、約0.3μmと約4.9μ
mの間の粒径範囲を得るため混合前に分級された。過熱
と溶媒の損失を防ぐため、上記の混合容器はフタと水ジ
ャケットを備えていた。ロータは15〜30分間高速で
駆動され、内部の材料を分散させた。(カール防止コー
ティングの組成を除き)例■で述べた手順及び材料を用
い、上記の結果得られた分散体を濾過した後光導電性像
形成部材上に施し、10重量%のシリカを含むカール防
止コーティングを形成した。乾燥後のカール防止コーテ
ィングは約13.5μmの厚さであった。
例XXII 例■及びχVlll〜XXの光導電性像形成部材のカー
ル防止層について、摩擦係数と剥離強度をテストして比
較した。摩擦係数テストは例XVIIで述べたのと同じ
方法で行ない、摺動おちりの底部は例■に記した電荷輸
送層の組成物で被覆した。剥離強度テストは例XVII
で述べたのと同じ方法で行なった・ 第■表 ■ (対照)   2,83    0.91    
39XVIII    O,620,4380XIX 
    O,610,4382XX     O,62
0,4379 第■表のデータ■は、対照例Iにおけるカール防止層と
電荷輸送層間の静的摩擦係数は゛例XVIII、XIX
及びXXより約356%大きがったことを示している。
また、カール防止層と電荷輸送層間の接着度は約100
%増加した。
例XXIII 例■及びXIχ〜XXIのカール防止コーティングにつ
いて摩擦抵抗をテストした。テストは、各光導電性像形
成部材上のカール防止コーティングの外表面を横切って
ガラス管を置いた動的な機械的サイクル装置を用いて行
なった。すなわち、ベルトの一端を固定ポストにクラン
プ止めし、そこからベルトを上向きに3本の水平なガラ
ス管の周囲に通した後下向きに固定ガイド管へとはり逆
“U”字状の経路を描いて巻き、ベルトの自由端は1イ
ンチ中当り1ポンドの張力をベルトに与えるおもりに固
定した。電子写真用像形成部材の面のうちカール防止コ
ーティングする側を、ガラス管に接触させた。ガラス管
は1インチの直径であった。
各ガラス管はそれぞれの端部で一対のディスクの隣接垂
直面に固定し、ディスクはそれらの中心を連結するシャ
フトを中心に回転可能とした。またガラス管は相互に平
行に且つ等距離の間隔とし、両ディスクの中心を連結す
るシャフトから等距離とした。ディスクはシャフトを中
心に回転する一方、各ガラス管はディスクに固着し、個
々の管軸を中心とした管の回転を防いだ。つまりディス
クの回転時、ディスクがシャフトを中心に回転するにつ
れ、2本のガラス管はカール防止層の表面と摺動接触す
る状態に維持された。各ガラス管の軸はシャフトが約4
cmの距離に位置した。カール防止層に沿ったガラス管
の移動方向は、ベルトの重み印加端から固定ポストにク
ランプ止めされた端部へ向かう方向とした。3本のガラ
ス管をテスト装置内に設けたので、ディスクの各サイク
ルは、各ゼログラフィツクサイクル中にカール防止コー
ティングの表面が1つの固定支持管と摺動接触する3回
のマシンサイクルと等しい。スピンディスクの回転は、
毎秒11.3インチのベルト速度を与えるように調整し
た。このテストは、ベルトを支持するのに固定支持バー
を用いた高速の電子写真複写機における状態をシュミレ
ートするものであった。この摩擦テストの結果を以下の
第m表に示す。
第■表 1 (対照)310 XVITI      1.5      5XIX 
     O,52 XX       0.3       ≦11回表の
データは、2機能結合剤で処理した結晶シリカ粒子の追
加がカール防止層の摩擦抵抗を著しく向上することを示
している。対照例のカール防止層は、10重量%の処理
済シリカを含むカール防止層より900%以上大きい摩
損を示した。
例XXIV 例×■に記した2m能化学的結合剤で処理した結晶シリ
カ粒子に代えて2機能化学的結合剤で処理した4種の結
晶シリカ粒子のバッチを用いた点を除き、例X【で述べ
たような2つの電気的作動層を有する光導電性像形成部
材を同じ手順及び材料を用いて作成した。代りに使った
各シリカバッチのシリカ粒子径範囲だけが、例XIで用
いたシリカと異なっていた。2機能化学的結合剤で処理
した4種の異なる結晶シリカ粒子の各粒子径範囲は次の
通り: バッチA=0.0〜110l1 バッチB = 0.0〜7.5 p mバッチC= 0
.0〜4.9 p m バッチD = 0.0〜4.1 μm カール防止コーティング露出面の表面粗さは粒径の増大
につれ増すことが認められたが、それらは全て電子写真
式像形成装置におけるリサイク上許容し得るものと見な
された。
以下の例は、フィルム形成バインダ、8’A フィルム
形成バインダ中に分散された結晶粒子、及び2機能化学
的結合剤とフィルム形成バインダ及び結晶粒子両方との
反応生成物から成るカール防止裏当層を用いた電子写真
用像形成部材を作製するために提案される定式と手順で
ある。
例XXV 例Iに記したカール防止コーティングに代えて本発明の
下記のカール防止コーティングを用いる点を除き、例I
で述べたような2つの電気的作動層を有する光導電性像
形成部材を同じ手順及び材料を用いて作製する。代りに
用いるカール防止コーティングは、8.82 gのポリ
アリルレート樹脂(Ardel D 100、Unio
n Carbide社から市販)と、0.09 gのポ
リエステル樹脂(Vitel PE 100、Good
year Tire and Rubber社から市販
)と、90.07gの塩化メチレン溶媒とをかご入りの
大型ガラス容器内で化合して作成できる。次いで大型ガ
ラス容器を密閉カバーし、ポリアリルレートとポリエス
テルが溶媒中に溶解するまで、約24時間の間ロールミ
ル上に置く。こうして得た溶液に、0.99gの3アミ
ノ・プロピルトリエトキシシランで処理した結晶シリカ
粒子を、高剪断分散ロータ付の容器(Tekmar D
ispax Dispenser )内で混合する。
こうして被覆された不規則形状の結晶シリカ粒子(No
vakup GA−1、Malv、ern Miner
als社から市販)は、2機能シラン結合剤と結晶シリ
カ粒子表面上のケイ素原子とが酸素原子を介して相互に
化学的に結合されている薄い単分子反応生成物コーティ
ングを有する。3アミノ・プロピルトリエトキシシラン
で処理した結晶シリカ粒子は、約0.3μmと約4.9
μmの間の粒径範囲を得るため混合前に分級される。過
熱と溶媒の損失を防ぐため、上記の混合容器はフタと水
ジャケットを備えている。
ロータは15〜30分間高速で駆動され、内部の材料を
分散させる。(カール防止コーティングの組成を除き)
例■で述べた手順及び材料を用い、上記の結果得られた
分散体を濾過した後光導電性像形成部材上に施してカー
ル防止コーティングを形成する。湿状態のコーティング
は、10重量%のシリカを含み且つ約13.5μmの厚
さを有する乾燥後のカール防止コーティングを与えるの
に充分な厚さとできる。
例XXH 例Iに記したカール防止コーティングに代えて本発明の
下記のカール防止コーティングを用いる点を除き、例!
で述べたような2つの電気的作動層を有する光導電性像
形成部材を同じ手順及び材料を用いて作製する。代りに
用いるカール防止コーティングは、8.82 gのポリ
カーボネート樹脂(Lexan 3250 、Gene
ral Electric社から市販)と、0.09g
のポリエステル樹脂(Vitel PE 100、Go
odyear Tire and Rubber社から
市販)と、90.07gの塩化メチレン溶媒とをかご入
りの大型ガラス容器内で化合して作成できる。次いで大
型ガラス容器を密閉カバーし、ポリカーボネートとポリ
エステルが溶媒中に溶解するまで、約24時間の間ロー
ルミル上に置く。こうして得た溶液に、0.99gの3
アミン・プロピルトリエトキシシランで処理した結晶シ
リカ粒子を、高剪断分散ロータ付の容器(Tekmar
 Dispax Dispenser )内で混合する
こうして被覆された不規則形状の結晶シリカ粒子(No
vakup GA −1、Malvern Miner
als社から市販)は、2機能シラン結合剤と結晶シリ
カ粒子表面上のケイ素原子とが酸素原子を介して相互に
化学的に結合されている薄い単分子反応生成物コーティ
ングを有する。3アミノ・プロピルトリエトキシシラン
で処理した結晶シリカ粒子は、約0.3μmと約4.9
μmの間の粒径範囲を得るため混合前に分級される。過
熱と溶媒の損失を防ぐため、上記の混合容器はフタと水
ジャケットを備えている。
ロータは15〜30分間高速で駆動され、内部の材料を
分散させる。(カール防止コーティングの組成を除き)
例Iで述べた手順及び材料を用い、上記の結果得られた
分散体を濾過した後光導電性像形成部材上に施してカー
ル防止コーティングを形成する。湿状態のコーティング
は、10重四%のシリカを含み且つ約13.5μmの厚
さを有する乾燥後のカール防止コーティングを与えるの
に充分な厚さとできる。
例XXVII 例Iに記したカール防止コーティングに代えて本発明の
下記のカール防止コーティングを用いる点を除き、例1
で述べたような2つの電気的作動層を有する光導電性像
形成部材を同じ手順及び材料を用いて作製する。代りに
用いるカール防止コーティングは、8.82 gのポリ
エーテルスルフォン樹脂(Vitrex  300 P
、 IC1社から市Uj、)と、0.09g(7)ポリ
エステル樹脂(Vitel PE 100、Goody
ear Tire and Rubber社から市販)
と、90.07gの塩化メチレン溶媒とをかご入りの大
型ガラス容器内で化合して作成できる。次いで大型ガラ
ス容器を密閉カバーし、ポリエーテルスルフォンとポリ
エステルが溶媒中に溶解するまで、約24時間の間ロー
ルミル上に置く。こうして得た溶液に、0、99 gの
37ミノ・プロピルトリエトキシシランで処理した結晶
シリカ粒子を、高剪断分散ロータ付の容器(Tekma
r Dispax Dispenser )内で混合す
る。こうして被覆された不規則形状の結晶シリカ粒子(
Novakup 、GA −1、Malvern Mi
nerals社から市販)は、2機能シラン結谷剤と結
晶シリカ粒子表面上のケイ素原子とが酸素原子を介して
相互に化学的に結合されている薄い単分子反応生成物コ
ーティングを有する。3アミノ・プロピルトリエトキシ
シランで処理した結晶シリカ粒子は、約0.3μmと約
4.9μmの間の粒径範囲を得るため混合前に分級され
る。過熱と溶媒の損失を防ぐため、上記の混合容器はフ
タと水ジャケットを備えている。ロータは15〜30分
間高速で駆動され、内部の材料を分散させる。(カール
防止コーティングの組成を除き)例rで述べた手順及び
材料を用い、上記の結果得られた分散体を濾過した後光
導電性像形成部材上に施してカール防止コーティングを
形成する。湿状態のコーティングは、10重量%のシリ
カを含み且つ約13.5μmの厚さを有する乾燥後のカ
ール防止コーティングを与えるのに充分な厚さとできる
例XXVIII 例■に記したカール防止コーティングに代えて本発明の
下記のカール防止コーティングを用いる点を除き、例I
で述べたような2つの電気的作動層−を有する光導電性
像形成部材を同じ手順及び材料を用いて作製する。代り
に用いるカール防止コーティングは、8.82 gのポ
リスルフォン樹脂(Udel P l 700 、Lf
nion Carbide社から市販)と、0.09 
gのポリエステル樹脂(Vitel ’PH100、G
oodyear Tire and Rubber社か
ら市販)と、90.07gの塩化メチレン溶媒とをかご
入りの大型ガラス容器内で化合して作成できる。次いで
大型ガラス容器を密閉カバーし、ポリスルフォンとポリ
エステルが溶媒中に溶解するまで、約24時間の間ロー
ルミル上に置く。こうして得た溶液に、0.99gの3
7ミノ・プロピルトリエトキシシランで処理した結晶シ
リカ粒子を、高剪断分散ロータ付の容器(Tekmar
 Dispax Dispenser )内で混合する
こうして被覆された不規則形状の結晶シリカ粒子(No
vakup GA −1、Malvern Miner
als社から市販)は、2B能シラン結合剤と結晶シリ
カ粒子表面上のゲイ素原子とが酸素原子を介して相互に
化学的に結合されている薄い単分子反応生成物コーティ
ングを有する。3アミノ・プロピルトリエトキシシラン
で処理した結晶シリカ粒子は、約0.3μmと約4.9
μmの間の粒径範囲を得るため混合前に分級される。過
熱と溶媒の損失を防ぐため、上記の混合容器はフタと水
ジャケットを備えている。
ロータは15〜30分間高速で駆動され、内部の材料を
分散させる。(カール防止コーティングの組成を除き)
例■で述べた手順及び材料を用い、上記の結果得られた
分散体を濾過した後光導電性像形成部材上に施してカー
ル防止コーティングを形成する。湿状態のコーティング
は、10重量%のシリカを含み且つ約13.5μmの厚
さを有する乾燥後のカール防止コーティングを与えるの
に充分な厚さとできる。
例XXIX 例■に記したカール防止コーティングに代えて本発明の
下記のカール防止コーティングを用いる点を除き、例■
で述べたような2つの電気的作動層を有する光導電性像
形成部材を同じ手順及び材料を用いて作製する。代りに
用いるカール防止コーティングは、8.82 gのポリ
エーテルイミド樹脂(Often 1000 、Gen
eral Electric社がら市販)と、0.09
 gのポリエステル樹脂(Vitel PE1005G
oodyear Tire and Rubber社か
ら市販)と、90.07 gの塩化メチレン溶媒とをか
ご入りの大型ガラス容器内で化合して作成できる。次い
で大型ガラス容器を密閉カバーし、ポリエーテルイミド
とポリエステルが溶媒中に溶解するまで、約24時間の
間ロールミル上に置(。こうして得た溶液に、0.99
 gの37ミノ・プロピルトリエトキシシランで処理し
た結晶シリカ粒子を、高剪断分散ロータ付の容器(Te
kn+ar Dispax Dispenser)内で
混合する。こうして被覆された不規則形状の結晶シリカ
粒子(Novakup GA −1、MalvernM
inerals社から市販)は、2機能シラン結合剤と
結晶シリカ粒子表面上のケイ素原子とが酸素原子を介し
て相互に化学的に結合されている薄い単分子反応生成物
コーティングを有する。3アミノ・プロピルトリエトキ
シシランで処理した結晶シリカ粒子は、約0.3μmと
約4.9μmの間の粒径範囲を得るため混合前に分級さ
れる。過熱と溶媒の損失を防ぐため、上記の混合容器は
フタと水ジャケットを備えている。ロータは15〜30
分間高速で駆動され、内部の材料を分散させる。(カー
ル防止コーティングの組成を除き)例■で述べた手順及
び材料を用い、上記の結果得られた分散体を濾過した後
光導電性像形成部材上に施してカール防止コーティング
を形成する。湿状態のコーティングは、10重量%のシ
リカを含み且つ約13.5μmの厚さを有する乾燥後の
カール防止コーティングを与えるのに充分な厚さとでき
る。
例XXX 例Iに記したカール防止コーティングに代えて本発明の
下記のカール防止コーティングを用いる点を除き、例■
で述べたような2つの電気的作動層を有する光導電性像
形成部材を同じ手順及び材料を用いて作製する。代りに
用いるカール防止コーティングは、8.82 gのポリ
カーボネート樹脂(Merlon、 Mo1ray C
hemica1社から市販)と、0、09 gのポリエ
ステル樹脂(Vitel PH100、Goodyea
r Tire and Rubber社から市販)と、
90.07gの塩化メチレン溶媒とをかご入りの大型ガ
ラス容器内で化合して作成できる。次いで大型ガラス容
器を密閉カバーし、ポリカーボネートとポリエステルが
溶媒中に溶解するまで、約24時間の間ロールミル上に
置く。こうして得た溶液に、0.99gの37ミノ・プ
ロピルトリエトキシシランで処理した結晶シリカ粒子を
、高剪断分散ロータ付の容器(Tekmar Disp
ax Dispenser )内で混合する。
こうして被覆された不規則形状の結晶シリカ粒子(No
vakup GA −1、Malvern Miner
als社から市販)は、2機能シラン結合剤と結晶シリ
カ粒子表面上のケイ素原子とが酸素原子を介して相互に
化学的に結合されている薄い単分子反応生成物コーティ
ングを有する。3アミノ・プロピルトリエトキシシラン
で処理した結晶シリカ粒子は、約0.3μmと約4.9
μmの間の粒径範囲を得るため混合前に分級される。過
熱と溶媒の損失を防ぐため、上記の混合容器はフタと水
ジャケットを備えている。
ロータは15〜30分間高速で駆動され、内部の材料を
分散させる。(カール防止コーティングの組成を除き)
例Iで述べた手順及び材料を用い、上記の結果得られた
分散体を濾過した後光導電性像形成部材上に施してカー
ル防止コーティングを形成する。湿状態のコーティング
は、10重量器のシリカを含み且つ約13.5μmの厚
さを有する乾燥後のカール防止コーティングを与えるの
に充分な厚さとできる。
例XXXI 例!に記したカール防止コーティングに代えて本発明の
下記のカール防止コーティングを用いる点を除き、例■
で述べたような2つの電気的作動層を有する光導電性像
形成部材を同じ手順及び材料を用いて作製する。代りに
用いるカール防止コーティングは、8.82 gのポリ
スチレンアクリロニトリル樹脂(SAN 31 、Mo
n5anto社から市販)と、0.09gのポリエステ
ル樹脂(Vitel PE 100、Goodyear
 Tire and Rubber社から市販)と、9
0.07gの塩化メチレン溶媒とをかご入りの大型ガラ
ス容器内で化合して作成できる。次いで大型ガラス容器
を密閉カバーし、ポリカーボネートとポリエステルが溶
媒中に溶解するまで、約24時間の間ロールミル上に置
く。こうして得た溶液に、0.99gの37ミノ・プロ
ピルトリエトキシシランで処理した結晶シリカ粒子を、
高剪断分散ロータ付の容器(Tekmar Dispa
x Dispenser )内で混合する。
こうして被覆された不規則形状の結晶シリカ粒子(No
vakup GA −1% Malvern Mine
rals社から市販)は、2R能シラン結合剤と結晶シ
リカ粒子表面上のケイ素原子とが酸素原子を介して相互
に化学的に結合されている藩い単分子反応生成物コーテ
ィングを有する。3アミノ・プロピルトリエトキシシラ
ンで処理した結晶シリカ粒子は、約0.3μmと約4.
9μmの間の粒径範囲を得るため混合前に分級される。
過熱と溶媒の損失を防ぐため、上記の混合容器はフタと
水ジャケットを備えている。
ロータは15〜30分間高速で駆動され、内部の材料を
分散させる。(カール防止コーティングの組成を除き)
例Iで述べた手順及び材料を用い、上記の結果得られた
分散体を濾過した後光導電性像形成部材上に施してカー
ル防止コーティングを形成する。湿状態のコーティング
は、10重量%のシリカを含み且つ約13.5μmの厚
さを有する乾燥後のカール防止コーティングを与えるの
に充分な厚さとできる。
以上特定の好ましい実施例を参照して発明を説明したが
、発明の精神及び特許請求の範囲に記載の範囲内で各種
の変形及び変更が可能なことば当業者にとって明らかで
あろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少くとも1つの電子写真式像形成層、導電表面を有
    する支持基材層、及びカール防止層を備え、該カール防
    止層がフィルム形成バインダ、該フィルム形成バインダ
    中に分散された結晶粒子、及び2機能化学的結合剤の上
    記フィルム形成バインダと結晶粒子両方との反応生成物
    を含んで成る可撓性の電子写真式像形成部材。 2、前記結晶粒子がカール防止層の厚さより小さい粒径
    を有する結晶シリカから成る特許請求の範囲第1項記載
    の可撓性の電子写真式像形成部材。 3、前記カール防止層がその総乾重量に対して約0.1
    重量%と約30重量%の間の結晶粒子を含む特許請求の
    範囲第1項記載の可撓性の電子写真式像形成部材。 4、前記2機能化学的結合剤がアミノシランである特許
    請求の範囲第1項記載の可撓性の電子写真式像形成部材
    。 5、前記2機能化学的結合剤が下記の一般式を有する加
    水分解シランである特許請求の範囲第1項記載の可撓性
    の電子写真式像形成部材: ▲数式、化学式、表等があります▼ I 、 または ▲数式、化学式、表等があります▼II またはこれらの混合物、但しR_1は1〜20個の炭素
    原子を含むアルキリデン基、R_2、R_3及びR_7
    はH、1〜3個の炭素原子を含む低級アルキル基及びフ
    ェニル基から成る群から独立に選択されたもの、Xは水
    酸基あるいは酸または酸性塩の陰イオン、nは1、2、
    3または4、yは1、2、3または4である。 6、前記2機能化学的結合剤が下記の構造式を有するア
    ミノシランである特許請求の範囲第1項記載の可撓性の
    電子写真式像形成部材: ▲数式、化学式、表等があります▼ 但しR_1は1〜20個の炭素原子を含むアルキリデン
    基、R_2とR_3はH、1〜3個の炭素原子を含む低
    級アルキル基、フェニル基及びポリ(エチレン−アミノ
    )基から成る群から独立に選択されたもの、R_4、R
    _5及びR_6は1〜4個の炭素原子を含む低級アルキ
    ル基から独立に選択されたもの。 7、前記電子写真式像形成層が電荷生成層と電荷輸送層
    とから成る特許請求の範囲第1項記載の可撓性の電子写
    真式像形成部材。 8、前記電荷輸送層が有機重合体と下記の一般式を有す
    る芳香族アミン化合物とから成る特許請求の範囲第7項
    記載の可撓性の電子写真式像形成部材: ▲数式、化学式、表等があります▼ 但しR_1、R_2は置換または非置換フェニル基、ナ
    フチル基及びポリフェニル基から成る群から選ばれた芳
    香族基、R_3は置換または非置換アリル基、1〜18
    個の炭素原子を有するアルキル基、及び3〜18個の炭
    素原子を有する脂環式化合物から成る群から選ばれたも
    の。 9、前記結晶粒子と2機能結合剤が酸素原子を介して相
    互に化学的に結合される特許請求の範囲第1項記載の可
    撓性の電子写真式像形成部材。 10、前記フィルム形成バインダが少くとも約40℃の
    Tgを有する熱可塑性樹脂である特許請求の範囲第1項
    記載の可撓性の電子写真式像形成部材。 11、前記結晶粒子が約2.5Mohs(モーズ硬度)
    より大きい硬度を有する特許請求の範囲第1項記載の可
    撓性の電子写真式像形成部材。 12、前記結晶粒子の外表面が、前記化学反応生成物の
    形成物前に金属または半金属原子へ化学的に付着した反
    応水酸基を含む特許請求の範囲第1項記載の可撓性の電
    子写真式像形成部材。 13、像形成表面を有する少くとも1つの電子写真式像
    形成層、導電表面を有する支持基材層、及びカール防止
    層を備え、該カール防止層がフィルム形成バインダ、該
    フィルム形成バインダ中に分散された結晶粒子、及び2
    機能化学的結合剤の上記フィルム形成バインダと結晶粒
    子両方との反応生成物を含んで成る可撓性の電子写真式
    像形成部材を作製し、上記像形成表面上に静電潜像を形
    成し、該静電潜像に従って像形成表面上にトナー像を形
    成し、該トナー像を受取部材上に転写することから成る
    電子写真式像形成方法。 14、前記トナー像の受取部材上への転写後、前記可撓
    性の電子写真式像形成部材を、カール防止層を貫いて指
    し向けられた活性化磁気放射に一様に露出することを含
    む特許請求の範囲第13項記載の電子写真式像形成方法
    。 15、前記像形表面上に静電潜像を形成しながらカール
    防止層を固定支持部材に対して摺動し、前記トナー像を
    形成し、該トナー像を受取部材上に転写することを含む
    特許請求の範囲第13項記載の電子写真式像形成方法。
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