JPS6199227A

JPS6199227A - パツフア形ガス遮断器

Info

Publication number: JPS6199227A
Application number: JP21992184A
Authority: JP
Inventors: 克己鈴木; 均溝口; 悟柳父
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1984-10-19
Filing date: 1984-10-19
Publication date: 1986-05-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の技術分野１本発明は、バッファ形ガス遮断器に係り、特に消弧室を
改良して遮断性能の向上を図ったバッファ形ガス遮断器
に関する。

［発明の技術的背景］第２図は従来のバッファ形ガス遮断器における消弧室を
示している。即ち、ＳＦ６ガス等の消弧性ガスが封入さ
れた図示しない容器の中に第２図の消弧室は収納されて
いる。

第２図において３は上記容器に図示しない絶縁物を介し
て固定されたバッファピストンであり、これの１周囲に
は、該ピストン外周を摺動するバッファシリンダ２、内
面にはバッフ７ピストン３の内周□面を摺動する操作ロ
ッド６が夫々設けられている。操作ロッド６の一端は、
図示しない操作磯構に接続され、その他端には、可動電
極１とバッファシリンダ２が固定されている。この操作
Ｏラド６は図示しない操作薇慣によって開閉動作を行な
うようになっている。この操作ロッド６の開閉動作に伴
って可動電極１は、これと対応する固定電極５との間で
電気的開閉を行なう。

また、バッファシリンダ２は、バッファピストン３との
間の相対運動で圧縮ガスを生成し、この圧縮ガスを可動
電極１の周囲にｌ！ｉｌ！置され、且つバッファシリン
ダ２に固定された絶縁ノズル４を通して吹き出して高速
のガス流を作る。この絶縁ノズル４は、可動電極１の固
定電極５に対向する側に、径最小部４ａ　　（スロート
）が形成されている。

電流遮断時にはこの固定、可動電極５，１間に生じたア
ーク７に高速カス流を作用させて遮断する。

第３図は可動電極１の近隣を示した図である。

即ち、絶縁ノズル４は、一般に、加工が容易で、しかも
耐熱性の良い絶縁材料であることからポリテトラフルオ
ロエチレン（ＰＴＦＥ）がよく用いられている。また、
このＰＴＦＥは、カーボン、７　　　　　フッ素の材料
であることから、この絶縁ノズル４を用いると容器に充
填した消弧性ガスの遮断性能への影響が比較的小さいと
いう特徴を有している。

尚、この絶縁ノズル４は、シールド及び通電を兼ねそな
えた取付は用の金具８によってバッファシリンダ２に取
り付けられている。

［背景技術の問題点］上記構成の従来のバッファ形ガス遮断器においでは、高
電圧化を図ろうとする程、即ち、遮断点１点当りの電圧
が高くなると、極間の電界緩和を図るためにシールド兼
用の金具８の外径が大きくなる傾向にある。そのため、
金具８、及び？８縁ノズル４の肉厚寸法が増大し、可動
部重量が増加することになる。

また、金具８と絶縁ノズル４との接合部付近４ｂにおけ
るノズル沿面の電界強度が高くなり、この付近が原因と
なって、遮断性能の低下をまねく場合もある。

更に、可動部重量が増加することにより、操作礪構の駆
動力を大きくする必要がでてくる等の問題があった。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１［発明の
目的］本発明は上記事情に基づいてなされたもので、その目的
は、絶縁ノズルの電気的、重量的な影響が少ない信頼性
の高いバッファ形ガス遮断器を提供することにある。

［発明の概要］かかる目的を達成するために本発明では、絶縁ノズルに
、フランジ部を構成し、このフランジ部を、通電部とシ
ールド部を兼用する金属部とは異なったリング状の金具
によってバッファピストンへ取付けるようにしたことを
特徴としている。

［発明の実施例］以下本発明に係るバッファ形ガス遮断器を、第２図及び
箇３図と同一部分には同一符号を付した第１図に示す一
実施例について説明する。第１図は、第２図と同様に消
弧室を示している。即ち、可動電極１は操作ロッド６に
バッファシリンダ２と共に固定されている。パンツ１シ
リンダ２にはその内部にバッファピストン３が摺動自在
に配置されている。

操（ｔロット６の図中右方端部は図示されていない操作
＋１構に接続され、この操作ロッド６の開閉動作に伴な
って可動電極１が開閉動作を行ない、対向する固定電極
５との間で電気的開閉を行なうようになっている。

絶縁ノズル４は可動電極１の周囲に配置されると共にガ
ス下流側の先端にスロート４ａが形成されている。この
絶縁ノズル４は、ポリテトラフルオロエチレン（ＰＴＦ
Ｅ）で作られている。また、絶縁ノズル４の取付は部は
、フランジ部９を構成している。フランジ部９は、リン
グ状の取付金具１０によって操作ロッド６に固定されて
いる。

取付金具１０は、通電接触部１１に囲まれている。通電
接触部１１の一方は、バッファシリンダ２に取り付けら
れ、その他方には、ネジ部１１ａが設けられている。シ
ールド１２にはネジ部１２ａが設けられ、両ネジ部１１
ａ、１２ａによりシールド１２は通電接触部１１に取り
付けられている。

絶縁ノズル４、通電接触部１１、取付は金具１０、シー
ルド１２によって囲まれている部分１３は、空間となっ
ておりＳＦｓガス等の消弧性カスが自由に出入できる構
成となっている。

次に上記の如く構成された本実施例の作用について説明
する。即ち、絶縁ノズル４をおさえている取付金具１０
は、通電接触部１１とシールド１２とによって囲まれて
いるので、絶縁ノズル４と取付金具１０との接合部は、
完全に電界緩和が図られ、この接合部の電界強度が原因
となって生ずる放電が無くなる。

また、上記構成によれば、シールド１２と絶縁ノズル４
との沿面との間の距離を十分に取ることができるので、
絶縁ノズル４の沿面に局部的な電界集中が起こるのを防
止することができる。

さらに、上記構成によれば、シールド１２の曲率を大き
くとることができ、高電圧遮断器の消弧至を構成するの
に、電界緩和を十分に行なうことができる。そして、シ
ールド１２の曲率を大きくすることによって、空間１３
を取ることができ１、　　　　可動部重量をほとんど増
加しないで実施することが可能である。

本発明は上述し且つ図示した実施例に限定されずに本発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。

［発明の効果］以上述べたように本発明によれば、絶縁ノズルを取り付
ける金具と通電接触子及びシールドを兼用した金属部と
を分離し、上記絶縁ノズルと取り付は金具との接合面と
をシールドによって囲み、上記金属部と絶縁ノズルとに
よって囲まれる空間を構成するようにしたので、上記絶
縁ノズルと取り付は金具の接合面の電界集中が防止でき
ると共に、上記絶縁ノズル沿面の電界の均等化が図られ
、且つ高電圧によってシールドの曲率が大きくなり、そ
れによる可動部重量の増加がなく、従来の操作瀕構でも
十分駆動することができる信頼性の高いバッファ形ガス
遮ＩＩｉ器・が提供できる。

・ｉ

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係□るバッファ形ガス遮断器の一実施
例の消弧空を示す断面図、第２図は従来の　　　　　１
バッファ形ガス遮断器の消弧苗を示す断面図、第３図は
第２図における可動電極通例を示す断面図である。１・・・可動’Ｒ１１，２・・・バッファシリンダ、３
・・・バッファピストン、４・・・絶縁ノズル、５・・
・固定電極）、６・・・操作ロンド、７・・・アーク、
８・・・取付は金具、９・・・フランジ部、１０・・・
取り付は金具、１１・・・通電接触部、１１ａ・・・ネ
ジ部１．１２・・・シールド、１３・・・空間。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第１　閃

Claims

【特許請求の範囲】

消弧性ガスを密封した容器内に、接離自在に対向する固
定及び可動電極を配置し、開離時の上記可動電極の移動
に伴って上記可動電極に固定したバッファシリンダとこ
のバッファシリンダ内に収納されたバッファピストンと
により上記バッファシリンダ内の上記消弧性ガスを圧縮
し、上記固定、可動電極間に発生するアークを上記バッ
ファシリンダに固着された絶縁ノズルにより案内して吹
付け消弧するものであって、上記絶縁ノズルにフランジ
部を設け、そのフランジ部を上記バッファシリンダに固
定したバッファ形ガス遮断器において、上記フランジ部
はリングにて固定し、このリングの外周には一端を上記
バッファシリンダに固着した通電接触部と、この通電接
触部の他端に固着したシールドとを設け、上記通電接触
部とシールドとによって上記リングの周囲を包囲してな
る構成としたことを特徴とするバッファ形ガス遮断器。