JPS6193533A - マグネトロン用フイルタケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマグネトロン用フィルタケースに関する。

〔従来の技術〕

一般に、マグネトロンは第１図に示すような構造よりな
る。すなわち、マグネトロン本体１は、その出力部２側
および端子部３側にそれぞれ磁石４（図には一方の磁石
のみ図示）が配置され、これら磁石４を挟持する形状で
磁気回路を構成する上ヨーク５および下ヨーク６がねじ
７で固定されて保持されている。また下ヨーク６には開
放部に蓋８が取付けられたフィルタケース９が同定され
ており、このフィルタケース９の内部にはマグネトロン
本体１の端子部３に接続されたチョークコイル［Ｏが配
置され、更にフィルタケース９の側壁部９ａには一端が
チョークコイル１０に接続され他端が外部端子（図示せ
ず）に接続されるコンデンサ１１が取付けられている。

またマグネトロン本体１の外周には冷却フィン１２が配
設され、この冷却フィン１２の外周にダクト１３を配設
し。

このダクト１３の外周をバンド１４で締付は固定してな
る。

前記フィルタケース９は第２図に示すように、下ヨーク
６に固定される底面９ｂの中心に端子部３の挿入孔９ｃ
が形成され、また底面９ｂの四方より直角に折曲げられ
て側壁部９ａを形成している。そして、側壁部９８同志
の角の固定は、一方の側壁部９ａの端部をフラット９ｄ
に形成し、他方の側壁部９ａの端部を前記フラット部９
ｄを抱き込む形状に折曲げられた折曲部９ｅを形成し、
この折曲部９ｅの外側をかしめ跡（かしめ部）９ｆが底
面９ｂと平行になるようにかしめ打ちして固定してなる
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように、従来のフィルタケース９はかしめ部９ｆの
かしめ方向が底面９ｂと平行であるので、コンデンサ端
子装着方向の強度が弱く、コンデンサ端子引張時にかし
め部９ｆが外れてしまう欠点があった。

本発明の目的はかしめ部の引張り強度を大幅に向上させ
ることができるマグネトロン用フィルタケースを提供す
ることにある。

〔問題を解決するための手段〕

本発明はフィルタケース部の側壁部同志の角を固定する
に際し、そのかしめ方向をフィルタケース底面に対して
傾斜させることを特徴とするものである。

〔作用〕

かしめ部に引張り強度が働いても、かしめ方向が傾斜し
ているので、強力な固定が保持される。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第３図により説明する。なお
、第２図と同じ部分には同一符号を付しその説明を省略
する。本発明は底面９ｂに対してかしめ方向を傾斜させ
たかしめ部９ｇで側壁部９８同志の角を固定してなる。

この、ため、コンデンサ端子引抜き方向の引張り強度が
増し、コンデンサ端子引抜時にかしめ部９ｇがはずれる
ことが防止された。

なお、傾斜したかしめ部９ｇは全ての角の固定に行なっ
てもよいが、少なくともコンデンサ１１（第１図参照）
が取付けられる側壁部９ａの両側の角にのみ行ない、他
の角の固定は従来と同様に底面９ｂに平行なかしめ部９
ｆを行なってもよい。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかな如く、本発明によれば、かしめ
部の強度が向上し、信頼性の高いマグネトロンが得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のマグネトロンの一部切欠き正面図′、第
２図は従来のフィルタケースを示し、（ａ）は底面図、
（’ｂ）は正面図、第３図は本発明になるフィルタケー
スの一実施例を示す正面図である。 ９・・・フィルタケース、９ａ・・・側壁部、９ｂ・・
・底面、９ｄ・・・フラット、９ｅ・・・折曲部、９ｆ
、９ｇ・・・かしめ部。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 底面の四方より直角に折曲げて隣接する一方の側壁部の
   端部をフラットに形成し、他方の側壁部の端部を前記フ
   ラット部を抱き込む形状に折曲部を形成し、この折曲部
   をかしめ固定してなるマグネトロン用フィルタケースに
   おいて、前記かしめ部はかしめ方向をフィルタケースの
   底面に対して傾斜させることを特徴とするマグネトロン
   用フィルタケース。