JPS6192658A - 超音波映像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は映像装置、特に生体を対象として超音波を送波
し、透過法或いは反射法によって受波さ振幅 れる信号から、　　検波１位相検波等によって得られる
減衰情報、音速情報等をカラーブラウン管・ンて定量的
に色分けして表示する。改良された映像装置に関するも
のである。

〔従来の技術〕

従来より、超音波を用いて被検体中の断層像を画像表示
する超音波映像装置が周知であり、Ｂモード像表示が得
られる超音波診断装置やＣモード像表示が得られる超音
波顕微鏡等は、非破壊的に被検体中の構成と定性的な音
響的な性質の差違を表示することを可能とする利点を有
する。

この種の装置においては、信号のレベル差は輝度変調さ
れており、グレイスケール表示法によって定性的にはレ
ベル差の判定が可能である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

これら従来の装置によって信号のレベル差を定量的に読
みとるためには、減衰器を介して、この減衰器の値を変
えて２回以上映像を取ることや。

画像を画像メモリーに一旦記憶してスライスレベルを順
次切り換えて再生することなどが必要であった。このよ
うにこれらの従来装置によれば、１枚の画像から信号の
強度分布を定量的に読み取ることは困難であるという問
題があった。。

〔問題を解決するための手段〕

上記問題を解決するために１本発明は、振幅、検波や位
相検波された出力に対して、オフセット調整を行ない、
またブラウン管に表示する減衰または位相の範囲をデシ
ベル（減衰）または度（位相）の単位で定量的に設定し
、その設定された表示範囲の信号を各電圧レベルに応じ
て色を割り当ててカラーブラウン管に表示することを特
徴とする。

〔作　　用〕

本発明は上記手段によって、受波、および検波された信
号を１表示電圧９表示スケールに過不足を生じることな
く、減衰の差２位相の差を目的と嶋する色で以て定量的
に表示するという作用があることを特徴とする。

〔実　施　例〕

以下２本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する
。

第１図には本発明に係わる映像装置のプロ、り図が示さ
れており９例えば超音波顕微鏡のとときＣモード映像装
置に好適である。測定に供される被検体は超音波振動子
１０．１１の間に置かれる。

前記振動子１０からバースト波または連続波の超音波を
送波し１反射法の場合はバースト波を使用し同振動子１
０によって、また透過法の場合は。

バースト波または連続波を使用し振動子１１によって受
波する。振動子１０は基準信号発生器２０および励振器
６０によって、たとえば２００　ＭＨ２の周波数で励振
される。受波された信号は増幅器４０によって増幅され
たのち、減衰器５０および振幅検波器６０を経て、また
は位相検波器７０を経て９次段に伝えられる。ここで振
幅検波によって超音波の減衰情報、また１位相検波によ
って音速情報が伝えられる。本発明においては、検波出
力を強度音速情報処理器８０を経て２表示器９０に送る
。また走査に関しては従来の方法のごとく振動子１０　
、１’１または被検体をＸＹ方向に走査させ、この動き
に同期した走査を表示器９０においても行なうためにＸ
Ｙスキャナ１００を備えている。

従来は表示器に伝える信号電圧の調整は主に形態描写を
目的として行なった。定量測定を行なう場合はたとえば
減衰器５０の値を変えて画面を再構成して輝度を比較す
る方法や、別途信号をメモリーに一旦記憶してから計算
処理して定量を行なう方法をとらざるを得なかった。従
って、１枚の画面で以て、減衰の分布や位相の分布を定
量的に把握することは困難であった。

本発明においては、前述のごとく１強度音速情報処理器
８０を備え、１枚の画面でたとえば病変部を特徴づけて
表示し、かつ定量的に他の部分或いは基準の部分と区別
するよう表示することを特徴とする。

第２図とともに強度音速情報処理器８０の詳細を説明す
る。波形１１０は第１図における振幅検波器６０の出力
波形であり、ｂ部に被検体の特徴がありａ部と７デ／ベ
ル（以下ｄＢとする）の差７つ；あるとした場合、これ
を特徴づけて表示し、かつ基準に対し何ｄＢの差である
かの判定を容易にするために、第２図における減衰器５
０またはオ示レベルが丁度７ｄ１３範囲になるように設
定すると波形１１１になる。表示レベルの１〜８は色指
定器８６で決められる色で、たとえばそれぞれ。

赤、橙、黄、緑、ンアン、青、紺、黒とした場合。

赤と黒は７ｄ１３の違いがち５ｂ部は赤（、ａ部は黒く
、その他は１ｄＢずつ変化がある毎に色が変わって表示
される。かかる処理を経て、第３図のごとく表示される
ことになる。

この結果第６図のごとき画像から全体の強度分布が定量
的に把握できる。

なお、オフセット調整器８１．ダイナミ、り調整器８２
は原理的には各々加算、増幅であるため周知のアナログ
またはデジタルの回路で構成可能であり、また色指定器
、も周知のカラー表示技術で構成可能である。

一方、第２図における波形１１０が位相検波出力である
場合は、縦軸は位相軸となり所望の位相毎に色分けされ
ることになる。

また、第２図において色指定は８色としたが。

被検体の種類に応じ４色や１６色のごとくレベルの段階
を変えた方が好都合の場合でも１本発明は適用可能であ
る。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、従来の表示方法で
は不可能であった超音波の減衰、音速等の定量測定を、
複数の画像メモリーや画面の演算処理装置等を必要とせ
ずに、一枚の画面を使用することによって可能にするも
のである１、また、この画面が１枚であることは写真に
よる記録や、ディスク旬テープ等によるデジタル記録に
おいて極めて好都合である。

生体組織のごとく、数ＭＨｚ帯超帯波音波る巨視的観察
から数百Ｍ　Ｈｚの微視的観察に至るまで。

音響的な性質が均一でない被検体に対しては分布でとら
え、かつ性質の違う部分を定量的に判定することが極め
て重要な課題である。本発明はかかる課題に対して極め
て有用な装置である。

なお１本発明の説明においては超音波顕微鏡のととくＣ
モード装置をとりあげたが、その他、たとえばＢモード
の超音波映像装置に対しても、振幅検波出力信号の処理
に関しても本発明は適用可能である。また、４色のごと
く階調が少ない場合は、白黒のグレイスケール表示を用
いても１階調差を識別できるため、定量測定が可能であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る装置を示す実施例のブロック図 第２図は本発明の見本的実施例を示す機能図第６図は本
発明によって得られる二次元像１０．１１は超音波振動
子　２０は基準信号発生器　３０は励振器　４０は増幅
器　５０は減衰器　６０は振幅検波器　７０は位相検波
器８０は強度音速情報処理器　９０は表示器１００はＸ
Ｙスキャナ 代表出願人　１）中　元　直

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 映像信号に所望のオフセット電圧を与えるオフセット電
   圧調整器と、映像信号の表示範囲を所望の範囲に定める
   ダイナミックレンジ調整器と、設定された電圧範囲の信
   号をカラーブラウン管に表示する際に各電圧に従つて色
   指定する色指定器を備えたことを特徴とする超音波映像
   装置。