JPS6191641A

JPS6191641A - 可変式カメラ支持機構

Info

Publication number: JPS6191641A
Application number: JP21265884A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Mizuno; 博之水野
Original assignee: Aero Asahi Corp
Current assignee: Aero Asahi Corp
Priority date: 1984-10-12
Filing date: 1984-10-12
Publication date: 1986-05-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、上下左右にカメラの踊影方向を自在に操作し
得る可変式カメラ支持装置に関し、より具体的には、ヘ
リコプタ−等の飛行体の機体外にカメラを装置して航空
顕彰を行なうのに適したカメラ支持装置に関する。

［従来の技術］従来、空中から地上を顕彰する場合には、ヘリコプタ−
の機体外部にカメラを据えイ」け、ヘリコタブターの搭
乗者がそのカメラ及びその踊彰方向を遠隔操作する方法
が採られているが、そのカメラは、ヘリコプタ−の機体
側部で脚よりも上方に装備されているので、仮に撮影方
向を変更し得る機構を付けたとしても、水平方向に　１
８０°までしか操作側（卸できなかった。また、垂直方
向でも、真下の撮影をすることができなかった。従って
、従来の可変式カメラ支持装置では、水平方向に３６０
’に亘って圀影するためには、ヘリコプタ−の両側に当
該支持装置を装備し、２つのカメラを切換えて使用する
か、又は、ヘリコプタ−の片側にのみ当該支持装置を装
備し、カメラでは無く機体の向きを変える他なかった。

他に、気体の揺れを検知するための３つのジャイロと、
その揺れからカメラを防ぐためのジンバルｌｆｉ造とを
具備する支持装置上にカメラを装着し、そのユニットを
ヘリコプタ−の機体内、例えば後部座席部分に据えつけ
る装置も開発されているが、この装置は縦、横及び奥行
がそれぞれ１ｍ程度もあり、大型且つ重量のあるもので
あるばかりか、機体内に装備されるため、自ずと、カメ
ラの撮影方向を、）ｆ右で各４５°、上に５°、下に５
０’程度しか変更できない。

［発明が解決しようとする問題点］これでは、効果的・印象的な撮影は無理であり、ただ単
に、被写体を撮影フレーム内におさめているというに過
ぎない。また垂直面での撮影方向の変化に限界があるこ
とから、高度差のある場所（断崖、絶壁、ダム、山岳建
築現場など）を効果的に撮影することができない。

本発明は、これらの問題点を解決すべくなされたもので
あり、一台のカメラで水平面で３６０°全方位に関して
任意、に撮影可能な可変式カメラ支持装置を提示するこ
とを目的とする。

本発明の第２の目的は、垂直面内で真下から、機体に遮
られない限度で上方まで、広い角度に亘り１ｌｉｉ影方
向を操作できる可変式カメラ支持装置を提示することで
ある。

［問題点を解決するための手段］本発明に係る可変式カメラ支持機構は、ヘリコプタ−等
の飛行体の機体下部、好ましくはノーズ下部に！Ｉ￥架
してあり、しかも、カメラを収納するカプセルを支持す
るジンバルを水平面内で回動自在に機体に取付けるので
、当該ジンバルをモータにより左右３６０°に亘り自在
に回動させることができる。また、カプセルをジンバル
に対して垂直面で回動させるモータを、当該ジンバルに
固定しである。そして、これらモータを機体内又は地上
から遠隔操作する。

［実施例］第１図は、本発明に係るカメラ支持装置を組込んだ１最
影装置を示す。この撮影装置は、機体外部に装着されて
カメラを支持するカメラ支持機構１０と、機体内部にあ
って当該カメラの向きを操作制御する制御部５０とから
なる。第１図で一点鎖線で示すのはベル式２０６Ｂ型ヘ
リコプタ−１２であり、当該支持機構１０は、ヘリコプ
タ−１２のノーズ下部に取付けられる。支持機構１０の
部分断面図を第２図に詳細に示す。第３図は、第２図の
■−■線の断面図である。ヘリコプタ−１２のノーズ下
部は、補助アングル１４で補強してあり、その下に、ブ
ラケット１６を取付けである。ブラケット１Ｇ内には、
カメラの向きを水平面内で変えるためのモータ１８を組
込んである。ブラケット１６の下には、水平面内で回動
自在に逆Ｕ字形のジンバル２０を垂架してあり、その支
軸２２は、ブラケット１６内の上端に歯車２３を取付け
てあり、他方、下端は、ジンバル２０に固定しである。

当該歯車２３は、モータ１８の回動軸の歯車と噛咬し、
従って、モータ１８の回動により、ジンバル２２が水平
面内で回動し、向きを変える。

ジンバル２０の内側に、カメラ２４を装（イーしたカプ
セル２６を、垂直面内で回動自在に取付けである。

その回動支軸の一つにはモータ２８を連結してあり、当
該モータ２８の回転により、カプセル２０の仰角及び俯
角を調節する。３０は、撮影用の窓である。カメラ２４
は、カプセル２６内で、防霜を施した支持台３２に固定
しである。防霜機構としては、ゴムを敷く方法や、ジャ
イロを用いる方法等の、公知機構を採用し得る。カメラ
２４としては、代表的にはビデオカメラである。その駆
動電力は、機体内から、支軸２０内の公知の電気接続機
描く例えば、ブラシと同心環状の複数の電極との組合せ
による（幾構）を介して当該カメラ２４に供給してしよ
いし、電源が軽量ならば、カプセル２６内に組込んでも
よい。

モータ２８の駆動電力は、この公知の電気接続機構を介
し機体内から供給する。

第１図乃至第３図では、カプセル２６として、両端を球
面にした円柱状のものを例示したが、それは、カメラ２
４の形状に合わせるためである。カプセル２６が下を向
くときに、カプセル２６の後端がジンバル２２に衝突し
ない程度にジンバル２２の脚を長くしであるので、この
実施例では、カメラの向きを、上方４０度から下後方３
０度の範囲に亘り変更することができる。バランス及び
空気抵抗の点から、カプセル２６は、出来るだけ球形で
あることが望ましい。

この支持機構１０の装着箇所としては、ヘリコプタ−の
機体ノーズ下面である場合を例示したが、機体中央下面
、即ち腹部でもよい。ただし、その場合には、当然のこ
とながら、上向きの撮影が機体によって制限される。

制御部５０において、５２はカメラ２４の１最影映像を
映し出すモニター・テレビ、５４は、モータ１８及び同
２８の回転及び回転速度を指示するジョイスティック、
５６は、ジョイスティック５４からの指示をモータ１８
及び同２８に伝える制御回路である。制御回路５６はま
た、カメラ２４のズーミング、フォーカシング等の諸機
能を指示する信号をカメラ２４に出力する。５８は、こ
れら信号を支持機構１０及びカメラ２４に伝達するリレ
ー・ボックスであり、６０はモ二゛ター・テレビの架台
である。制御回路５６の具体的構成は、ジョイスティッ
ク５４に関して、及びカメラのズーミング等に関して、
個々に周知であり、本発明の内容とは直接関連しないの
で、説明を省略する。カメラ２４の制御信号及び映像信
号用の各線路は、萌述の電気接続機構を介して制御回路
５６又はモニター・テレビ５２に至る。

また、送受信器を別体内又は支持機構１０に設け、この
制御部５０の代わりにこれと同等の移動式装置を地上に
設置してもよい。そうすれば、撮影に際して、ヘリコプ
タ−を所定の位置にホバリングさせてあくだけで、地上
から、任意の箇所及び向きの撮影を行なうことができる
。

支持機構１０のモータ１８及び同２８の回転によるカプ
セル２６の向きを監視する機構（例えば、歯車２３の回
転位置を監視する機構等）を設け、これの監視結果を制
御部に送信してモニター・テレビ５２上に表示するよう
にすれば、蹟影者が容易に現在の撮影方向を知ることが
でき、便利である。

なお、支持ＲＮ　１０の各部材は、軽量化を図るため、
アルミ製であるのが好ましい。

上記説明ではヘリコプタ−に例をとって説明したが、そ
の他の低速飛行体（飛行船、プロペラ機等）にも適用で
きる。

以上説明した実施例では、ジョイスティック５４の操作
に従い、制御部５０が、水平方向ではモータ１８の回転
方向及び回転速度並びに駆動時間を指示することにより
、カプセル２６の向きを左右３６０”の任意の向きに変
更することができる。また、同様にして、制御部５０は
、垂直方向ではモータ２８の回転方向及び回転速度並び
に駆動時間を指示することにより、カプセル２６の向き
を上方４０°乃至下後方３０°に亘る任意の向きに変更
する口とができる。

また、カプセル内のカメラを交換することで、各社のカ
メラに適応でき、また、異なる大きさのカプセルを用意
することで、大きさの異なるカメラにも容易に適応でき
る。

［発明の効果］以上の説明から容易に理解できるように、本発明によれ
ば、機体に遮られる領域を除いて、全方向の日影が可能
であり、しかも、そのＶｒＩｉ影方向の変更も、両モー
タの回転速度の制御により容易に且つスムーズに行なえ
る。

また、機体内部又は支持機構に送受信器を設けることで
、地上からカメラを遠隔制御できるので、よりきめ細か
い撮影が行なえる。従って、本発明は、ダム等の大規模
建築及びその建築現場の航空撮影や、映画・テレビにお
ける航空＠影に、茗しい映像効果を与えることができる
。

更には、小型の部品で構成出来るので、全体として、軽
量化・小型化を達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のカメラ支持装置を組込んだ撮影装置
の構成図を示し、第２図は、本発明に係るカメラ支持装
置の部分を示す部分断面図を示し、第３図は、第２図の
■−■線から見た断面図を示す。１０・・・カメラ支持機構　　１２・・・ヘリコプタ−
１４・・・補強アングル　　１６・・・ブラケット　　
１８・・・モータ　　２０・・・ジンバル　　２２・・
・支軸　　２３・・・歯車２６・・・カプセル　　２８
・・・モータ　　３０・・・窓５０・・・制御部　　５
２・・・モニター・テレビ　　５４・・・ジョイスティ
ック　　５６・・・制御回路　　５８・・・リレー・ボ
ックス

Claims

【特許請求の範囲】

（１）飛行体の下部に装着され、２つの異なる面方向に
独立にカメラの向きを変更できる可変式カメラ支持機構
であって、カメラを収納したカプセルと、当該カプセルを前記２つの異なる面方向の一方の方向に
回動自在に軸支する逆Ｕ字形のカプセル支持部材と、当該カプセル支持部材に固定され、駆動信号に応じて当
該カプセルを回動する第１のモータと、当該カプセル支
持部材を前記２つの異なる面方向の他方の方向に回動自
在に軸支し、ヘリコプターの機体に固定されたブラケッ
トと、駆動信号に応じて回転し、当該カプセル支持部材を回動
させる第２のモータとからなることを特徴とする可変式カメラ支持機構。
（２）防震装置を介して前記カメラを前記カプセルに固
定してあることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項
に記載の可変式カメラ支持機構。
（３）飛行体のノーズ下部に取付けてあることを特徴と
する特許請求の範囲第（１）項又は第（２）項に記載の
可変式カメラ支持機構。
（４）前記飛行体がヘリコプターであることを特徴とす
る特許請求の範囲第（１）項乃至第（３）項のいずれか
１項に記載の可変式カメラ支持機構。