JPS6187762A - 熱硬化性被覆剤 - Google Patents

熱硬化性被覆剤

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JPS6187762A
JPS6187762A JP60128430A JP12843085A JPS6187762A JP S6187762 A JPS6187762 A JP S6187762A JP 60128430 A JP60128430 A JP 60128430A JP 12843085 A JP12843085 A JP 12843085A JP S6187762 A JPS6187762 A JP S6187762A
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amine
acid
polyamine
binder
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JP60128430A
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フリツ、エルドマン、ケムプター
ハロー、ペテルゼン
エーバーハルト、シユプ
ギユンター、ザベルス
ホルスト、シユミト
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BASF SE
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    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/44Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for electrophoretic applications
    • C09D5/4419Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for electrophoretic applications with polymers obtained otherwise than by polymerisation reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アミノ−及びフェノプラストで硬化されかつ
特に金属部材の陰極電着塗装のために適当である熱硬化
性の水性被覆剤に関する。
従来の技術 前記種類の架橋剤を有する系は開示されたが、提供され
るアミノ−及びフェノゲラスト樹脂の数が多いことに基
づき予想され得た実地の適用性は従来達成されなかった
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2737375号明細
書には、アダクト1モル当りモノエポキシ化合物又はモ
ノカルボ/酸(鎖長C8〜Cu)にの場合にはモノエポ
キシ化合物が有利である)を反応させた、ポリエポキシ
樹脂とポリアミンとから成る反応生成物が記載されてい
る。この場合の焼付は条件は30分間/190℃である
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2426996号明細
書には、ジェポキシ樹脂と多及び単官能性アミンとの反
応生成物から製造された陰極析出浴が記載されており、
この場合に多官能性アミンはカップリング剤としてかつ
単官能性アミンは連鎖停止剤として作用する。架橋剤と
しては、同様にアミノ−及びフェノプラストが利用され
る。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2936356号明細
書によれば、第−級及び/又は第二級及び場合により第
三級アミノ基を含有する結合剤と架橋剤とから成る初期
縮合した熱硬化性被覆剤が得られ、該被覆剤は末端位K
 C0OH基を有しかつ一部分モノアルコールでエステ
ル化され′″C?す(エステル価〉30)、かつ中性範
囲内で安定であり、塩基性媒体中でアミノ基に対して反
応性である。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2936411号明細
書には、自体で架橋する熱硬化性の水性被覆剤が記載さ
れており、該被覆剤は第−級及び/又は第二級及び場合
によりまた第三級アミノ基、並びに末端位のエステル化
されたカルボキシル基を含有する合成樹脂を含有する。
この若干の実施例には、市販のフェノール樹脂を共用す
ることが記載されている。
ヨーロッパ特許第4090号明細書は、陰極析出可能な
水性電着被覆剤に関し、該被覆剤はアミノ基を含有する
有機合成樹脂と、エステル化された末端位のカルボキシ
ル基を有する架橋剤とから成る。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3014290号明細
書から、モノアクリレートと共重合せしめられるエポキ
シ樹脂/アミンアダクトが公知である。
コモノマーとしては、アクリル酸が挙げられ℃いる。こ
の生成物はアミノ−及びフェノプラストと初期重合させ
られろ。
米国特許第3,716.402号明細書は、多官能性エ
ポキシ化合物と第一級アミン、ポリカルボン酸又は無水
物との反応生成物に関し、この場合には若干の場合アミ
ノプラスト樹脂と組合わされる。
最後に、ドイツ連邦共和国特許出願公開第300881
0号明細書には、エポキシ化合物、半又は部分ブロック
されたジ−又はポリイソシアネート、及びオキサゾリジ
ン基を有するポリアミンから成る第−級及び/又は第二
級アミノ基を含有する反応生成物が記載されている。
発明が解決しようとする問題点 本発明の課題は、市販のアミノ−及びフェノプラストを
用いて少なくとも2成分系において電気泳動塗装系の種
々の用途例えば下塗り塗料、工業用ラッカー(白色及び
銀色ラッカーを含むンをカバーすることができる結合剤
を提供jることである。この課題設定は、水性被覆剤が
pH@囲7〜8で申し分なく分散されるべきであり、必
要な硬化温度ができるだけ低く(約160℃)、かつ被
覆剤が良好なつきまわり性、並びに所定の焼付は温度が
達成されない工作物部分のいわゆる“アンダー焼付け”
においても弾性を有することを包含する。
問題点を解決するための手段 前記課題は、本発明による熱硬化性被覆剤によって有利
に解決される。
本発明の対象は、酸でプロトン化することにより水で希
釈可能な有機塩基性結合剤及び架橋剤、並びに場合によ
り顔料、充填剤、腐食抑制剤、触媒、酸化防止剤又はそ
の他のラッカー助剤、及び被覆剤の全重量に対して40
%以下の量の有機溶剤を含有する熱硬化性被覆剤におい
て、有機塩基性結合剤として、ジカルボン酸及び/又は
ジカルボン酸エステル、又は(メタ)アクリル酸エステ
ル−オリゴマ−又は−ポリマ−と、ジ−又はトリグリシ
ジルエーテル及びポリアミンから成るアダクトとの反応
生成物を使用し、その際上記ジカルボン酸(エステル)
は一部分モノカルボン酸及び/又はモノカルボン酸エス
テルで代用され曵いてもよ(、かつ上記ポリアミンは1
分子当り少なくとも2個のアミン窒素及びアミノ基の闇
に少なくとも3個の炭素原子を有する少なくとも1個の
アルキレン鎖を含有し、しかもジ−又はトリグリシジル
エーテル/ポリアミン−アダクトを製造するためにジ−
又はトリグリシジルエーテルのエポキシ当量に対し工ボ
リアミン2〜l0NH当量を使用し、有機塩基性結合剤
がNHアミン価KOH50〜15umg/f並びにイン
デカノール中で88±1%の固形物を肩する溶液で15
0℃で測定した粘度1〜6000 mPa、5を有しか
つ架橋剤としてアミノ−及び/又はフェノプラストと組
合せたことを特徴とする。
ジ−又はトリグリシジルエーテル/ポリアミン−アダク
トを製造するためのポリアミンとしては、n−ヘキサン
−1,6−ジアミン、4,7−ジオキサデカン−1 、
10−ジアミン又は4.9−ジオキサドデカン−1,1
2−ジアミンが有利である。
更に、本発明の対象は、本発明による被覆剤を酸でプロ
トン化した後に陰極電着塗装用の結合剤として使用する
ことである。
架橋剤として役立つアミノ−及び/又はフェノプラスト
樹脂は、一般に20〜45重量%の量で有機塩基性結合
剤と組合せる。
前記刊行物、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2737
375号明細書、同第308081υ号明細書及びヨー
ロッハ%許第4090号明細書に記載された、例えばビ
スフェノールAのグリシジルエーテル及び第一級ジアミ
ンから成るエポキシ樹脂/アミン−アダクトは、従来公
知の化合物でありかつ例えばエポキシ樹脂化合物として
使用される。C8の鎖長からのモノカルボン酸と反応し
た生成物は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2737
375号明細書に記載されている。ドイツ連邦共和国特
許出願公開第3080810号明細書に記載された、ウ
レタン基を有する自己架橋性結合剤の製法の範囲内で、
ジカルボン酸との反応生成物も記載されている。
それにもかかわらず、本発明による被覆剤が有するべき
特徴の組合せは特殊であり、それにより得られる有利な
効果は上記刊行物の記載から想到されるものではない。
例工ばエチレンジアミン又はジエチレントリアミンのよ
うなアミン基の間に02−アルキレン鎖を有するジ−及
びポリアミンを使用することは、本発明の範囲内には明
らかに包含されない。この種の生成物は、フェノプラス
トと組合せるとその分散液安定性に関する安定性が不十
分になる水性製剤を生じる。このことは特殊なメラミン
樹脂と組合せた浴安定性に関してなお一層明らかになる
この場合には浴の老化中に完全に認容されないpI(値
低下が生じる。更に、この種の生成物は本発明による被
覆剤と比較すると著しく低い浴pH値を有し、従って既
に7〜8の好ましい値のpH範囲内での所望の用途のた
めに七適当でない。
本発明による被覆剤の構成成分には、詳細Vこは以下の
ものが挙げられる。
本発明による水性被覆剤は、アミン基の間に少なくとも
1個のC3−アルキレン鎖を含有する、ポリエポキシ樹
脂及びジ−又はポリアミンから成るアダクトと、場合に
より僅少量のモノカルボン酸ないしはそのエステル及び
/又はオリゴマーもしくはポリマーのアクリル酸エステ
ル又はメタクリル酸と混合した、ジカルボン酸ないしは
そのエスチルとの反応生成物から製造されかつ架橋剤と
してのアミノ−及び/又はフェノプラストと組合せられ
る。
ポリアミンは1分子当り少なくとも2個のアミン窒素原
子及びアミン基の間に少なくとも3個の炭素原子、並び
に有利には2個の第一級アミノ基ないしは少なくとも4
個のアミン水素原子を含有する。一般には最高1モルの
アミンをポリエポキシ樹脂の夫々のエポキシ基と反応さ
せる。場合によりモノカルボン酸ないしはそのエステル
及び/又はオリゴマーもしくはポリマーのアクリレート
又はメタクリレートと混合した、ジカルボン酸ないしは
そのエステルとの反応は、反応生成物が有機塩基性結合
剤(固体;架橋剤を含まない)に対してKOH50〜1
50 %’? 、 有利iC+X KoH100〜13
0吟りの冊アミン価を有するように制御する。
第三級窒素の量はできるだけ少なく保持すべきである。
この含量は、本発明による結合剤においては、実質的に
エポキシm脂と反応させられる過剰のアミンの量によっ
て決定され、この場合ジ−又はトリグリシジルエーテル
のエポキシ当量に対してポリアミン2.0−11J、0
、有利には2.5〜8 NH当量を使用する。一般に、
全窒素含有率はエポキシ樹脂/アミン−アダクトに対し
てほぼ5%、第三級アミンの含有率は<0.5%である
エポキシ樹脂/アミン−アダクト(=EA)の組成は、
以下の式によって衣わすことができるニ−A−B B−A−B−A−B 結合剤組成物は実質的に以下に示す式:%式% で示され、該式中人はエポキシ樹脂の基、Bはポリアミ
ン又はジアミンの基、EAはエポキシ樹脂/アミン−ア
ダクトの基、Cはジカルボン酸ないしはオリゴマーもし
くはポリマーのアクリレートの基及びDは場合によりモ
ノカルボン酸の基を表わし、この場合第三級窒素原子並
びに按分比例で存在するトリカルボン酸を介して例えば
二量体脂肪酸並びにオリゴマー又はポリアクリレートに
枝分れすることも可能である。
場合により共用されるモノカルボン酸は、例工ばICI
板/円錐粘度計を用いてインデカノール中に固形分(D
IN 53216ベ基づ()88±1%を有する溶液で
150℃で測定した結合剤の所望の粘度範囲1〜600
0 mPa、s 、有利には50〜5000 mPa、
sを維持するためのいわゆる連鎖遮断剤として役立つ。
ジ−又はトリグリシジルエーテル/ポリアミン−アダク
トを製造するためのジ−又はトリグリ7ジルエーテルと
しては、1#分子当り1個よりも多く3個までの、有利
には2個の1.2−エポキシ基な有する多価フェノール
の常用のグリシジルポリエーテルが適当である。この種
のポリエポキシ樹脂はエビハロゲンヒドリン及び少なく
とも2価(7)フェノールから誘導されかつ約190〜
約4000 。
有利には2500以下のエポキシ当量を有する。適当な
エビハロゲンヒドリンの特殊な例は、エピクロルヒドリ
ン、エビブロムヒドリン及びエビヨードヒドリンであり
、この場合エピクロルヒドリンが有利である。2価のフ
ェノール(ジフェノール)の特殊な例は、レゾルシン、
ヒドロキノン、p。
pl−ジヒドロキシフェニルプロパン(ビスフェノール
A)、p−p’−ジヒドロキシベンゾフェノン、p−p
l−ジヒドロキシジフェニル、p−p’−ジヒドロキシ
ジフェニルエタン、ビス−(2−ヒ)’ロキシナフチル
)−メタン、1.5−ジヒドロキシナフチレン及びノボ
ラックであり、ビスフェノールAが有利である。これら
のポリエポキシ樹脂は公知でありかつ一般にエビハロゲ
ンヒドリンと2価のフェノールを種々の量比で反応させ
ろか又は2価のフェノールと低分子量を有するポリエポ
キシ樹脂を反応させることにより所望の分子量で得られ
る。特に有利なポリエポキシ樹脂は、エポキシ当量約1
90〜約2500を有するビスフェノールへのグリシジ
ルポリエーテルである。
本発明に基づきポリエポキシ樹脂と反応させるべきポリ
アミンは、有利にはジアミン、特に1分子当り2個のア
ミン基及び少なくとも1個のC3−アルキレン鎖を有す
るアミンである。ジアミンは脂肪族もしくは脂環式であ
ってよい。この例はl。
3−プロピレンジアミン、1,4−ブチレンジアミン、
1.5−ペンタメチレンジアミン、並びに更に特に有利
なヘキサメチレンジアミン、4,7゜lO−トリオキサ
トリデカン−1,13−ジアミン、4.5−ジオキサデ
カン−1tlυ−ジアミン、4゜9−ジオキサドデカン
−1,12−ジアミン、4゜41−メチレンビスシクロ
ヘキサンアミン、■、4−シクロヘキサンジアミン及び
イソホロンジアミンである。一連のポリアミンからは、
例えばジグロピレントリアミンが挙げられる。
ジ−又はトリグリフ′)ルエーテル/ポリアミンーアダ
クトを製造するには、エポキシ樹脂とアミンとを、エポ
キシ当量に対して2〜10.有利には2.5〜8.ON
H当量を使用して反応させ、その際一般にはアミンを装
入しかつエポキシ樹脂を溶融状で又は溶液で40−15
0℃の温度で加えるように操作する。引続き、過剰のア
ミンを除去する。このためには、少なくとも比較的高沸
点のジアミンの完全ではないにしでも十分な除去を保証
する、落下皮膜及び薄層蒸発器を使用する通常の工業的
方法が有利である。
本発明に基づき使用可能なジカルボン酸ないしはそのエ
ステルは、酸成分中に3〜38個の炭素原子を含有する
。例えばアジピン酸、セパシン酸、ノナン−、デカン−
、ドデカンジカルボン酸、二量体脂肪酸例えばユニレバ
ー社(Firma Unilever)のブリポール(
■Pr1pol )他並びにフタル酸及びテンフタル酸
又はこれらのジカルボン酸の混合物である。
相応するエステルは、遅くとも進行する反応との十分に
大きな相容性が保証される場合にのみ使用することがで
きる。
場合により前記のジカルボン酸(エステル〕と混合して
、モノカルボン酸ないしはそのエステルを共用すること
ができるが、その量はカルボキシル基の当量で弄現して
、ジカルボン酸の量を一般に上回るべきでな(ぐ。これ
らは化合物の酸成分中に2〜24個の炭素原子を含有し
、この場合には例えばα−エチルヘキサン酸、イソ−ノ
ナン酸、カプリル−、カプリン−、ステアリン酸、リノ
ール−、リノーレン酸並びに安息香酸が該当する。
適当な(メタ)アクリル酸エステル−オリゴマ−又は−
ポリマ−は、分子量300〜2500 、有利には50
0〜1500を有する。これらは通常の重合法により(
メタ)アクリルエステル、(メタ)アクリル酸、芳香族
ビニルモノマー及びこれらと共重合可能な不飽和化合物
(この共重合能力は共重合パラメータによって規定され
る)からの単独又は共重合体として製造される〔共重合
パラメータ:“J、 of pol、5cience”
第54巻、411〜455頁(1961年)〕。
アミド基が形成される反応温度は、その都度のカルボニ
ル活性度に基づき120〜200℃の間で変動スる。こ
れらのモノカルボン酸の作用効果は既に処理した。更に
、例えばステアリン酸のような長鎖状分子は、結合剤に
より顔料湿潤性にプラスに作用する。
二量体脂肪酸/モノ脂肪酸(カルボキシル基の当量)系
については、結合剤分子へのジカルボン酸の導入は、モ
ノカルボン酸の導入よりも弾性被膜を生じることが判明
した。
ジ−又はトリク9シジルエーテル/ポリアミン−アダク
トとジカルボン酸ないしはそのエステルとの反応は一般
に10(1〜200℃で実施し、この場合低い方の温度
範囲がエステルアミノ分解のために有利な温度範囲であ
る。
この反応では実際に専らエポキシ樹脂/アミン−アダク
トの第一級アミンが反応すると見なされる。ジカルボン
酸と反応させろためには、反応生成物にとって酸価5〜
10未満が好ましく、相応するエステルのためには相応
する範囲のエステル範囲及びオリゴマー及びアクリレー
トとの反応のためにはエステル価<20が好ましい。
有機塩基性結合剤は、NHアミン価KOH5(J〜15
o1有利には8O−13ONVグ並びにインデカノール
中で88±1%の溶液で150℃で測定した溶融粘度1
〜6000 mPat4/s  を有しかつ酸、特に有
機酸、有利にはカルボン酸、例えば酢酸、乳酸又は蟻酸
でプロトン化することにより水で希釈可能である。
本発明によれば、有機塩基性結合剤をアミノ−及び/又
はフェノプラストと組合せかつ特に化学的に前処理され
ていてもよい金属部材、例えば鉄、鋼、銅又はアルミニ
ウムの導電性表面を陰極電着塗装するために有利に使用
される。
従って、陰極で析出可能な電着浴は、塩に転化された有
機塩基性結合剤の水性分散液又は溶液の他にアミノプラ
スト−又はフェノプラスト樹脂を含有する。適当なアミ
ノプラスト樹脂は、尿素及びメラミンとアルデヒドとの
反応生成物であり、該生成物は更にアルコールでエステ
ル化されていてもよい。適当なアミノプラスト樹脂成分
の例は、尿素、エチレン尿素、2−オキソ−4−ヒドロ
キシ−へキサヒドロピリミジン、チオ尿素、メラミン、
ベンゾグアナミン及びアセトグアナミンであり、使用可
能なアルデヒドの例は、ホルムアルデヒド、アセトアル
デヒド、イソブチルアルデヒド及びプロピオンアルデヒ
ド、有利にはホルムアルデヒド及びイノブチルアルデヒ
ドである。アミノプラスト樹脂ハアルキレン形で使用す
ることができるが、但しこれらはエーテル形で使用する
のが有利であり、この場合のエーテル化剤は1〜約8個
の炭素原子を有する1価のアルコールである。
適当なアミノプラスト樹脂の例は、メチロール尿素、ジ
メトキシメチロール尿素、ブチル化された重合体の尿素
/ホルムアルデヒド樹脂、ヘキサメトキシメチルメラミ
ン、メチル化された重合体のメラミン/ホルムアルデヒ
ド樹脂及びブチル化された重合体のメラミン/ホルムア
ルデヒド樹脂である。好適なものは、例えば低メチロー
ル化され、高エーテル化された生成物タイプである。ア
ミノプラスト樹脂及びその製法は、“エンサイクロペデ
ア・オプ・ポリマー・サイエンス・アンド・テクノロジ
−(Encyclopedia of Polymer
 5cienceand Technology )”
、第2巻(1965年)、1〜91頁、インターサイエ
ンス出版社に記載、されている。
フェノプラスト樹月旨とし℃は、フェノールとアルデヒ
ドとの通常の反応生成物が挙げられ、該生成物は反応性
メチロール基を有するか又はそのアルデヒドとアミン、
例えば第二級アミンから成るアザ類似体である(例えば
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2320536号明細
書、同国特許第2320301号、同第2357075
号及び同第2554080号明細書参照)。これらの樹
脂は最初の縮合の際に適用されるフェノール/アルデヒ
ドモル比に依存してモノマーもしくはポリマーの性質を
有する。
フェノプラスト樹脂を製造するために使用されたフェノ
ールの特別の例は、フェノール、0−lm−又はp−ク
レゾール、2,4−キシレール、3゜4−キシレノール
、2,5−キシレノール、カルダノール及びp−t−ブ
チルフェノールである。
これらの反応のために使用可能なアルデヒドは、ホルム
アルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド
及びイソブチルアルデヒド、有利にはホルムアルデヒド
及びイノブチルアルデヒドである。特に良好に枝分れ可
能なフェノプラスト樹脂は、フェノール基がアルキル基
(例えばメチル基又はエチル基)でエーテル化されたポ
リメチロールフェノールである。アリルエーテル基を有
する生成物を使用するのが有利である。フェノプラスト
樹脂及びその製法は、“エンサイクロペデア・オプ・ポ
リマー・サイエンス・アンド・テクノロジ−(Ency
clop@dta of Polymer 5cian
e andTechnology )”第1O巻(19
69年)、1〜68頁、インターサイエンス出版社に記
載されている。ビスフェノール例工ばビスフェノールA
及びノボラック、ないしはそのメチール基が少なくとも
部分的にフルコールでエーテル化された生成物が有利で
ある。
アミノブラストないしはフェノプラスト樹脂の本発明に
基づき使用すべき割合は、有機被覆剤(=有機塩基性結
合剤+アミノプラスト及び/又はフェノプラスト樹脂)
の全固体重量の約20〜50重量%、有利には約25〜
約40重量%である。
該結合剤の利点は、本発明で使用すべき大量の架橋剤と
も組合せることができることである。このためには、有
機塩基性結合剤をアミノ−又はフェノゲラスト樹脂と室
温で又は僅かに高めた温度で混合する。しかしながら、
工業技術もしくは適用技術的理由から、例えばアミノ−
又はフエノプラスト樹脂を除去するために、樹脂コンパ
ウンドを高い温度(約70−120℃に)保持すること
が必要である場合には、縮合が開始することを考慮すべ
きである。これはNH2官能価のロス、すなわちラッカ
ー浴のpH値の相応する低下と結び付いている。従って
、器差の所定の含量の下限(エポキシ樹脂/ポリアミン
−アダクトとジカルボン酸の反応生成物に対して、KO
H80mV? )は、下回るべきでない。この部分縮合
反応は、有機塩基性結合剤を下方の粘度範囲(88%の
イソデカノール溶液として150℃で測定して、約< 
2000 mPa5/a )から使用する際に特に推奨
される。
更に、水性被覆剤は、顔料、充填剤、カップリング剤、
溶剤、腐食抑制剤、触媒及びラッカー助剤、例えば酸化
防止剤及び表面活性剤を含有することができる。顔料と
しては、常用のものか該当し、1種以上の顔料、例えば
酸化鉄、酸化鉛、硫酸ストロンチウム、カーボンブラッ
ク、二酸化チタン、滑石、硫酸バリウム、バリウムエロ
ー(BaCr04)、カドミウムレッド(CdS又はC
dSe )、クロムグリーン又は珪酸塩が適当である。
使用顔料は顔料/結合剤重量比2:2、有利には約l二
6までであってよい。更に、浴内には重金属イオン、什
  ++  ++   ++   ++   ++  
 ++例えばPb  、Cu  1lSn  %Zn 
 、Zr  、Co  、Zrを例えばその酢酸塩、ナ
フテン酸塩又は油酸塩の形で含有されていてもよい。
カップリング溶剤は、本発明で使用すべき樹脂成分用の
水溶性もしくは部分水溶性の有機溶剤である。このよう
な溶剤の特別の例は、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレンクリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモツプチルエーテル、エチレングリコー
ルモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモツプ
チルエーテル、フェニルグリコール、ベンジルアルコー
ル、エタノール、イングロパノール及びl−ブタノール
である。該カップリング溶剤は、被覆浴の全重量に対し
て0〜8重量%の割合で使用する。
電着浴の全固形分は、夫々全浴重量に対して、約5〜約
25重量%、有利には約10〜約20重量%の範囲にあ
る。
本発明による被覆剤の硬化を促進したい場合には、簡単
にエポキシ樹脂/アミン−アダクトにスルホネート基を
U、01−1.5%、有利には0.1−1.3%、特に
0.2〜1.0%で導入することにより実現することが
できる。
このためにはエポキシ樹脂/アミンーアダクトをアミド
スルホン酸と反応させる。この反応は140−180℃
で行ないかつアンモニア分離下に実施する。
エポキシ樹脂/アミン−アダクト−NH2+ NZN 
−8O3H−+ NH3+エポキシ樹月旨/アミン−ア
ダクト−HNSO3” + Hの 接触的に作用するスルホネート基の目的量か結合剤中に
導入されることを保証するためには、完全な反応、すな
わち完全なNH3分離に留意すべきである。
本発明によるプロトン化した被覆剤から得られた陰極で
析出可能なラッカー製剤(これは常法でスプレー、浸漬
又は流展等によって加工することもできる)は、電導度
700〜2500、有利には1000〜2000μsで
pH値6.5〜8.7、有利には6.8〜8.5特に7
.0〜8.2(ドイツ連邦共和国特許出願公開第273
7375号明細書、第12頁、第1段、7〜9行目参照
)を有する。
陰極として接続可能な導電性被塗物に塗膜を析出させる
には、200〜500 Vの直流を約1〜3分間印加す
る。なお付着した浴材料を洗浄した後に、導電性被塗物
に陰極析出した被膜を約140−190℃、有利には1
50〜175℃で10〜30分間硬化させる。
発明の効果 本発明による被覆剤は、陰極析出において、その都度使
用した架橋剤に基づき、無色ないし僅かに着色された被
膜を形成し、かつ例えば白色又は銀色ラッカーを製造す
るためにメラミンm脂と組合せるのが適当である。これ
らはエポキシ樹脂/アミン−アダクトを製造するために
ヘキサメチレンジアミンを使用すると、下塗り塗料とし
て使用するために必要な極めて良好なつきまわり性を有
する。更に、これらは優れた機械的特性、特に弾性、並
びにまたメラミン樹脂と組合せると、例えば塩水噴霧試
験で極めて良好な腐食安定性を有する。
実施例 以下の実施例に記載の「部」及び「予」は、他にことわ
りのない限り、「重量部」及び「重量%」である。
ジグリシジルエーテル/ポリアミン−アダクトの製造体
) エポキシ価0.5を有するエピクロルヒドリン及び
ビスフェノールAから成るジグリフジルエーテル 11
53部及びエポキシ価0.2を有する同様な樹脂288
.0部をトルエン617.5部中に70℃で溶かす。
この溶液1912.0部に2.5時間以内で1.3−ジ
アミノプロパン462.0部を70℃で調合する。過剰
のアミン及び溶剤を真空中で最後に200〜210℃で
十分に除去する。
該アダクトはアミン価KOH235aVtを有し、この
うちKOH9,U Q/fが第三アミノ基である。該ア
ダクトは全窒素含有率5.3%であり、そのうち2.3
%は第一級アミノ基、2.8%は第二級アミノ基及び0
.2%は第三級アミノ基である。
■) エポキシ価0.5を有するエピクロルヒドリン及
びビスフェノールAから成るジグリフジルエーテル 1
614.6部及びエポキシ価0.2を有する同様な樹脂
4υ3.0部をトルエン864.5部中に70℃で溶解
する。
この溶液 2678.0部に2.5時間以内でヘキサメ
チレンジアミン869.2部を70℃で調合する。過剰
のアミンを真空中150℃で部分的に除去しかつその濃
縮物を薄層蒸発器で190℃及び圧力0.3wnHgで
過剰のアミンを除去する。
この生成物は軟化点70℃及ヴ全窒素含有率4.7饅を
有し、そのうち1.9%は第一級アミノ基、2.6チは
第二級アミン基及び0.2%は第三級アミン基である。
鋤 エポキシ価0.5を有するエビクロルヒト】パノ及
びビスフェノール人から放るジグリシジルエーテル80
7.3部及びエポキシ価0.2を有する同様な樹脂20
1.6部をエチレングリコール150.0部中に80℃
で溶かす。
この溶液 1076.0部に2時間以内で4,9−ジオ
キサドデカン−1,2−ジアミン764.0部を70℃
で調合する。引続き、幾分か濃縮した生成物から薄層蒸
発器を弁して210℃及び0.37(gで過剰のアミン
を除去する。
得られた生成物は、軟化点<35℃、アミン価KOH1
65冨vy及び第三級アミノ基の含量KOH8,81g
/rを有する。
■) エポキシ価0.5を肩するエピクロルヒドリン及
びビスフェノールAから成るジグリシジルエーテル 1
920.(,1部をトルエン48t1.0部中に浴かす
この溶液 200υ、0部に2時間以内でヘキサメチレ
ンジアミン1485部を70℃で調合する。この生成物
をBに記載したと同様に後処理する。
得られたアダクトは軟化点69℃及び全窒素含有率4.
2%を肩し、このうち2.0%は第一級アミノ基、2.
1%は第二級アミノ基及び0.1%は第三級アミン基で
ある。
(へ) エポキシ価0.5を有するエピクロルヒドリン
及びビスフェノールAから成るジグリシジルエーテル 
2099.0部及びエポキシ価U、2を有する同様な樹
脂524.2部をトルx y 1124.0部中に70
Cで溶かす。
この溶液3481部に70℃で2.5時間以内でエチレ
ンジアミン682部を調合する。
供給後に、過剰のアミンを真空蒸留により最終的に19
0℃で十分に除去する。この生成物はアミ:y 価KO
H210aVtを有する。
ポリアクリレートの製造 イングロバノール800部を圧力容器内でNz下に18
5℃に加熱する。2時間以内で、ブチルアクリレート1
404部、エチルへキシルアクリレート1152部、メ
チルアクリレート792部及びアクリル酸252部から
成るモノマー混合物をポンプを介して185″Cで調合
する。引続き、インプロパツール100部中に溶かした
ジ−t−ブチルペルオキシド144 部を加えかつ更に
1時間重合させる。次いで、なお2回イソプロパツール
 12.5部中のジ−t−ブチルペルオキシド 18.
0部を調合しかつその都度1時間重合させる。次いで、
溶剤をできるだけ留去する。この樹脂の固形分は97.
9%であり、分子量はsioである。
有機塩基性結合剤の製造及び電着塗装 実施例A1 前記体)に記載したジグリシジルエーテル/ポリアミン
−アダクト234.fJ部にNz下で10t) ℃で、
水中に溶かしたアミドスルホン酸4.5部を加える。
このバッチから140℃までH2Oを除去し、次いで1
60℃に、実際にアンモニアがもはや逃散しなくなるま
で加熱する。引続き、二量体脂肪酸(例えばプリポール
1014 ) 66部を加えかつ更に170 ℃で水を
除去しながら、酸価 10.5及びICI板/円錐粘度
計で測定した粘度、150 ℃で23(10mPa、s
が達成されるまで加熱する。この反応生成物をブチルク
リコール40.0部、エチルクリコール80.0及びエ
タノール4(1,0部で希釈する。その際、これは固形
分66%及びアミン価KOH62,41FFを有する。
t−アミン価は6.0の値を有する。
電着塗装のために、この樹脂288.0部をトリノチロ
ールフェノールアリルエーテル54.0部、例えばゼネ
ラル・エレクトリック社(Fa、GeneralEle
ctric )のメチロン樹脂(Methylon−h
arz)GE75108 54.0部、エタノール15
.0部及び酢酸6.3部と混合し、完全に脱塩した水と
徐々に2000部に希釈しかつ25℃で24時間攪拌す
る。この浴はpH値7.3を有する。電導度は1400
μSである。
燐酸亜鉛で被覆した陰極として接続した鋼板に250 
V/2分間で析出させることにより、焼付け(160℃
で20分間)後に優れた弾性特性を有する約17μm厚
さの塗膜が得られる。腐食試験(DIN50021 )
値は、20日間抜3〜511III+である。
実施例Bl 前記の)に記載したジグリシジルエーテル/ポリアミン
ーアダク) 400.0部に、二量体脂肪酸(例えばプ
リポール1015 ) 55.0部、ステアリン酸20
部、トリフェニルホスフィン7部、インデカノール80
.0部及びトルエン 25sを加えかつ100 ℃に加
熱し、引続きH2O3部中に熱溶解したアミドスルホン
酸 2.15部を加えかつ160℃に1.5時間加熱し
、この場合トルエン、添加水及び反応水の一部、並びに
140℃からアンモニアを除去する。
このバッチを粘度が150℃で1650 mPa、s 
(エプレヒト(Epprecht)粘度計で測定〕にな
るまで、[70℃に保持する。酸価は6.3である。こ
のバッチを夫々ブチルグリコール、エチルグリコール及
びトルエン66.5部並びにエタノール41.5部から
成る混合物で希釈する。
固形分は60.5%及びアミン価はKOH73mVfで
ある。t−アミン価はKOH4,5mVfである。
電着塗装のために、結合剤466部をメラミン/ホルム
アルデヒド樹脂I(メラミン:ホルムアルデヒド:メト
キシル=約1:4:3;固形分:約70%、例えばシア
ンアミド社Fa、Cyanamid)のキメール(■C
ymel) ) 128.0部及びメラミン/ホルムア
ルデヒド樹月旨■(メタノール、エタノールで完全にエ
ーテル化したヘキサメチロールメラミン、固形公約95
%、例えばキメール1116)、イソデカノール 20
部及び酢酸8.4部と混合しかつ完全脱塩水で固形分1
0チで浴容量40(30部に希釈しかつ23℃で24時
間攪拌する。この浴はpH値7.8及び電導度は120
0μsである。燐酸で被覆した、陰極として接続した鋼
板に300 V72分間で析出させた場合、焼付け(1
60℃で30分間)後に優れた弾性を有する約18μm
厚さの実際に無色の塗膜が得られる。
つきまわり性(フォード法)は18鴎である。腐食試験
値(DIN 50021 )は20日後3mmである。
実施例B2 ■)に記載したジグリシジルエーテル/ボリアミンーア
ダク) 400,0部に二量体脂肪酸(例えばプリポー
ル1014 ) 61.0部及びステアリン酸 19部
を加えかつ約130℃に加熱する。
溶融物中に、5分間以内でインデカノール71.0部及
びトルエン25.0部中のチタンテトラブチレート48
部の溶液を滴加する。引続き、このバッチを17t1℃
で、KOH約3.0119/S’の酸価が達成するまで
攪拌する。その際、結合剤は150℃で1600 mP
a、sの粘度を有する。約60%の溶液を製造するため
に、夫々ブチルグリコール、エチルグリコール、トルエ
ン65部及びエタノール41.0部を加える。この生成
物のアミン価は、KOH74,3mV?である。
電着塗装のために、該結合剤480.U部を実施例A1
に記載したメチロール尿素GE 75108 128.
0部及び酢酸10.0部を混合し、完全脱塩した水で固
形分10%を有する浴容量4000部に希釈しかつ揮発
性溶剤を除去するために25℃で48時間攪拌する。こ
の浴はpH値7.8及び電導度1800μsを有する。
燐酸亜鉛で被覆した鋼板に3(10V72分間で陰極析
出すると、焼付け(160℃で20分間)後に約17μ
m厚さの優れた耐衝撃性の被膜が得られる。
つきまわりは20.5cIhである。耐食試験値は20
日間後に1〜2■である。
実施例B3 前記(B)に記載したジグリシジルエーテル/ポリアミ
ン−アダクト250.0部、インデカノール41.5部
中の前記のポリアクリレート25.0部をトリフェニル
ホスフィン41.7部と一緒にl0LI −110℃に
加熱する。アミドスルホン酸(水に溶解) 2.00部
を添加した後に140℃に加熱する。この際、過剰の水
分を除去する。引続き、160℃に加熱する、この際ア
ンモニア発生が完全に開始する。このバッチを150℃
で3000 mPa、sの粘度まで160℃の温度に保
つ。夫々ブチルグリコール、エチルグリコール、トルエ
ン36.u m 及ヒ夫々へキシルグリコール及びエタ
ノール18.0で希釈する。この結合剤は固形分60.
3%、アミン価KOH88,6舅V1、エステル価KO
H12’ZVt及び酸価KOH91rtrf?を有する
結合剤125.0部、インプロパツール中の市販のエー
テル化したビスフェノールA/ホルムアルデヒド樹脂(
固形分78.51%を有するトリメチロール化したビス
フェノールAから成るブチルエーテルをベースとする)
 32.0部及び、酢酸2.8部を混合する。引続き、
徐々に完全脱塩した水で約1000部に希釈しかつ23
℃で1晩撹拌した。pH値は7.9であり、電導度は1
520μsである。燐酸亜鉛で被覆した鋼板に280 
V/2分間で陰極析出させ、焼付け(160℃で30分
間)後に、約18μm厚さの被膜が得られる。腐食試験
値は20日間後に2〜3mである。
実施例c1 インデカノール 42.0部中の、前記(C)に記載し
たジグリシジルエーテル/ポリアミン−アダクト248
.0部及びジメチルテレフタレート 28.0部を10
0℃に加熱する。水中に溶かしたアミドスルホン酸 1
.24部を100℃で加えかつ更に徐々に150℃に加
熱する、この際まず水が、後でアンモニアが除去される
。引続き、インデカノール 42.U 部中のジメチル
テレフタレート28.0部を加えかっ更K 150℃で
加熱する。15(Icで5000 mPa、s (Q 
粘度が達成された後、夫々ブチルグリコール及びエチル
グリコール37.6部並びにトルエン33.s sから
成る混合物で希釈する。
該結合剤はアミン価KOH72m+V? 、エステル価
KOHlo yrV?並びに固形分62%を有する。
電着塗料結合を使用するために、実施例A1に挙げたメ
チロン樹脂GLニア5108 120部な加えかっ粘度
75℃で3600 mPa、B及びアミン価50.7が
達成されるまで、100 ℃に保持する。次いで、この
バッチを酢酸5.4部でプロトン化しかつインデカノー
ル8.0部及び若干の水で固形分61%に調整する。
固形樹脂100.0部を徐々に完全脱塩した水で容量1
000部に希釈しかつ23℃で1晩攪拌する。pH値は
7.0及び電導度は1700μsである。
燐酸亜鉛で被覆した鋼板に200 V/2分間で陰極析
出させ、焼付け(160℃で20分間)後に、約15μ
m厚さの被膜が得られる。腐食試験値は20日間後に約
2■である。
実施例C2 インデカノール44部及びトリフェニルホスフィン4.
4部中の、前記0に記載したジグリシジルエーテル/ポ
リアミン−アダクト265.0部及び前記ポリアクリレ
−) 20.5部を160℃に加熱し、アミドスルホン
酸2.2部の溶液を加え、徐々に水が完全に除去される
まで140℃に加熱しかつ引続き150 Cで測定して
3200 mPa4の粘度が得られるまで160℃で反
応させる。このバッチを夫々ブチルクリコール、エチル
グリコール、トルエン38.2部及び夫々へキシルグリ
コール及びエタノール19.0部で希釈する。
該結合剤は、固形分60.4%、アミン価KOH801
1Vy、エステル価KOH11m9/を及び酸価KOH
811V5’を有する。
結合剤130部、実施例Blに挙げたメラミン/ホルム
アルデヒド樹脂キメール325 32.0部、実施例B
lに記載のメラミン/ホルムアルデヒド樹脂キメール1
116 20.0部及び酢酸2.6部を混合し、完全脱
塩した水で1000部に希釈しかつ23℃で1晩攪拌す
る。pH値は8.1及び電導度1300μsである。
燐酸亜鉛で被覆した鋼板に150 V/2分間で陰極析
出し、焼付け(160℃で30分間)後に、約18μm
厚さの被膜が得られる。腐食試験値は20日間後に4〜
5m+である。
実施例D1 前記(D)に記載のジグリシジルエーテル/ポリアミン
ーアミン) 160.0部、二量体脂肪酸28.0部、
安息香酸9.0部、イソデカノール 24.0部、ヘキ
シル/ IJ :l−ル12.ui及ヒドリフェニルホ
スフィン3部を100℃に加熱し、アミドスルホン酸1
.0部の水溶液を加えかつ水を除去するために140℃
に加熱する。酸価11.5を達成するために、170℃
でアミド化を実施する。このバッチを夫々ブチルクリコ
ール、エチルグリコール、トルエン27.0 部並びに
エタノール12部で希釈しかつその際固形分60.5%
、アミン価63.5及びt−アミン価1.4を有する。
電着塗装のために、該結合剤115.0部を実施例B3
に記載した市販のエーテル化したビスフェノールA/ホ
ルムアルデヒド樹脂40.0部とインプロパノール中で
混合し、酢酸2.0部でプロトン化しかつ浴容量100
0部に希釈する。攪拌した後、該浴はpH値7.65及
び電導度1300μSを有する。燐酸亜鉛で被覆した鋼
板に280 V/2分間で陰極析出し、焼付け(170
℃で20分間)後に、約18μm厚さの被膜が得られる
。腐食試験値は10日間後に2〜3mnである。
比較例:結合剤の製造及び電着塗装 比較例E1 前記色)に記載のジグリシジルエーテル/エチレンジア
ミン−アダクト380.0部にN2下で二量体脂肪酸8
0.0部、ステアリン酸25.0部、トリフェニルホス
フィン7.0部及びイソデカノール72.0部を°加え
かつ100℃で溶融させる。次いで、水9.0部中に溶
かしたアミドスルホン酸0.9部を加えかつ徐々に14
0℃に加熱し、その除水が除去される。
引続き、170℃で水、トルエン及びアンモニアを除去
しながら、粘度150℃で2900 mPa、s及び酸
価KOH6,5Q/lが達成するまで反応を実施する。
次いで、夫々ブチルグリコール、エチルグリコール、ト
ルエン61.0部並びにエタノール35.0部で希釈す
る。
こうして得られた結合剤E1は、固形分61%、アミン
価KOH80tIg/を及びt−アミン価KOH5,5
Wtを有する。
a)結合剤1ml  115.0部を実施例1に記載の
メチロン樹脂GE 751U834.0部(固形樹脂に
対して約20%)と混合し、酢酸2.0部でプロトン化
しかつ完全脱塩した水で攪拌下に徐々に浴容量1000
部に希釈する。この分散液はpH値6.5を有しかつ不
安定である。
b)結合剤gt  13o−o部をメチレン樹脂GE 
751t1823.5部(固形樹脂に対して約30%)
と混合し、酢酸2.5部でプロトン化しかつ完全脱塩し
た水で浴容量1000部に希釈する。この分散液はpH
値6.5を有しかつ不安定である。
C)結合剤El  11υ、0部をメラミン/ホルムア
ルデヒド樹脂キメール1116 (シアンアミド社製)
11.0部、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂キメール
325 3u、osと混合し、酢酸2.0部でプロトン
化しかつ完全脱塩した水で浴容量1000部に希釈する
。この水性浴のpH値は7.0である。23℃で5日間
老化した後、pH値は5.3に降下する。14日間後、
この浴はpH値は4.8になる。
d) それに比較して、pH値7.8を有する前記Bl
に記載の浴pH値は5日間の老化後にも変化しないで維
持される。14日間の老化後に、pH値7.6が確認さ
れた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸でプロトン化することにより水で希釈可能な有
    機塩基性結合剤及び架橋剤、並びに場合により顔料、充
    填剤、腐食抑制剤、触媒、酸化防止剤又はその他のラッ
    カー助剤、及び被覆剤の全重量に対して40%以下の量
    の有機溶剤を含有する熱硬化性被覆剤において、有機塩
    基性結合剤として、ジカルボン酸及び/又はジカルボン
    酸エステル、又は(メタ)アクリル酸エステル−オリゴ
    マ−又は−ポリマ−と、ジ−又はトリグリシジルエーテ
    ル及びポリアミンから成るアダクトとの反応生成物を使
    用し、その際上記ジカルボン酸(エステル)は一部分モ
    ノカルボン酸及び/又はモノカルボン酸エステルで代用
    されていてもよく、かつ上記ポリアミンは1分子当り少
    なくとも2個のアミン窒素及びアミノ基の間に少なくと
    も3個の炭素原子を有する少なくとも1個のアルキレン
    鎖を含有し、しかもジ−又はトリグリシジルエーテル/
    ポリアミン−アダクトを製造するためにジ−又はトリグ
    リシジルエーテルのエポキシ当量に対してポリアミン2
    〜10NH当量を使用し、有機塩基性結合剤がNHアミ
    ン価KOH50〜150mg/g並びにイソデカノール
    中で88±1%の固形分を有する溶液で150℃で測定
    した粘度1〜6000mPa.sを有しかつ架橋剤とし
    てアミノ−及び/又はフェノプラストと組合せたことを
    特徴とする熱硬化性被覆剤。
  2. (2)ジ−又はトリグリシジルエーテル/ポリアミン−
    アダクトを製造するためのポリアミンとして、n−ヘキ
    サン−1,6−ジアミン、4,7−ジオキサデカン−1
    ,10−ジアミン又は4,9−ジオキサドデカン−1,
    12−ジアミンを使用する、特許請求の範囲第1項記載
    の被覆剤。
  3. (3)有機塩基性結合剤を製造するためのジカルボン酸
    及び/又はジカルボン酸エステルとして二量体化脂肪酸
    を使用する、特許請求の範囲第1項記載の被覆剤。
  4. (4)有機塩基性結合剤がスルホネート基を0.05〜
    3%の量で結合して含有する、特許請求の範囲第1項記
    載の被覆剤。
  5. (5)架橋剤として低メチロール化され、高エーテル化
    されたアミノプラスト樹脂を、フェノプラスト樹脂とし
    て、フェノールのOH基でアリルアルコールでエーテル
    化されたメチロール化フェノール又はメチロール基が少
    なくとも一部分エーテル化された、メチロール化モノ−
    、ジ−又はポリフェノールを使用する、特許請求の範囲
    第1項から第4項までのいずれか1項に記載の被覆剤。
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