JPS6187656A - リン酸グアニジン・ホルムアルデヒド付加物水溶液の製造方法 - Google Patents

リン酸グアニジン・ホルムアルデヒド付加物水溶液の製造方法

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JPS6187656A
JPS6187656A JP21516985A JP21516985A JPS6187656A JP S6187656 A JPS6187656 A JP S6187656A JP 21516985 A JP21516985 A JP 21516985A JP 21516985 A JP21516985 A JP 21516985A JP S6187656 A JPS6187656 A JP S6187656A
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JP
Japan
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guanidine
formaldehyde
aqueous solution
guanidine phosphate
reaction
Prior art date
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Pending
Application number
JP21516985A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketo Matsumoto
松本 武人
Masaaki Wakamatsu
若松 正昭
Hisatomo Sato
佐藤 久知
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は紙や合板等の難燃処理剤として使用されるリン
酸グアニジノ成分を高濃度に含有する水溶液の刺造方法
に関する。
(背景技術ノ グアニジン塩類は、浚れた防炎作用を有する化合物であ
るので、各種の難燃処理剤あるいは水系消火剤の配合薬
剤等に用いられている。
グアニジン塩類としては、塙酸グアニジン、炭酸グアニ
ジン、リン酸グアニジン、スルフアミノ酸グアニジ7等
種々の塩が知られているが、これらの中でもリン酸グア
ニジノは他のグアニジン塩に比較して難燃処理剤として
優れた性能を有しており、特に紙の難燃処理剤として極
めて優れた効果のあることが知られている。
グアニジン塩類は、紙や合板等の難燃処理に使用する場
合には水溶液の形で取扱れる場合が多い。
しかるにリン酸グアニジンは第1表に示す様に常温にお
ける水に対する溶解度が低いため、梃や合板等への浸透
性が不十分であるので、上記し1こ様に他のグアニジン
塩に比べ難燃処理剤として−めで優れた効果のあること
が認められているにも拘らず、未だ充分りでは晋及して
いないのが実情である。
第1表 代表的なグアニジン塩のt8屏度(20℃)リ
ン酸グアニジンの水への溶解性を改良する手段として、
リン酸グアニジンとホルマリンヲ反応させると得られる
反応生成物(リン酸グアニジンのアルコール変性物)は
溶解度が格段に上昇することが知られている(特公昭3
5−12750)。
しかしながら、この方法では下記する如(リン酸グアニ
ジンとホルマリンとの反応性が悪いので反応にかなり長
時間を要し、また、リン酸グアニジンを分割添加しなけ
ればならないなどのやっかいな問題もある。す/酸グア
ニジンとホルマリンの反応性の悪い理由は、リン酸グア
ニジン自体がアルカリ性の強−グアニジンと強酸性のリ
ン酸との付加物であるため、リン酸グアニジンとホルマ
リンとの反応が抑制されるからであると推定されろ。
(問題点を解決するkめの手段〕 本発明者らはこの様な問題を解決すべく種々検討を重ね
た結果、炭酸グアニジンまたはグアニジンがホルムアル
デヒドと非常に付加反応を起し易いといつ卸見を得、こ
の付加反応物をリン酸で中和すれば容易に高濃度のリン
酸グアニジン成分を含有する水溶液が得られることを見
出し、本発明を完成するに到ったものである。
すなわち、本発明は弱酸性である炭酸とグアニジンの付
加物である炭酸グアニジンまたはアルカリ性であるグア
ニジンとホルムアルデヒドを水の存在下で反応させたの
ちす/酸で中和することを特徴とする高濃度のリン酸グ
アニジン・ホルムアルデヒド付加物水溶液の製造方法で
あり、かつ得られたリン酸グアニジン・ホルムアルデヒ
ド付加物の濃度が水100重首部に対し、リン酸グアニ
ジン成分として20〜150重量部である高濃度のリン
酸グアニジン・ホルムアルデヒド付加物水溶液の製造方
法である。
本発明で得られたリン酸グアニジンのホルムアルデヒド
付加物は、リン酸グアニジンに比べその水溶性が著しく
改善され、通常のリン酸グアニジ7の水に対する溶解度
が20℃において15.5g/ 100 g)(I!0
であるのに対し、リン酸グアニジンに換算して150 
、i9/100y)jOもの高濃度の水溶液を得ること
ができるのである。
また、このリン酸グアニジンのホルムアルデヒド付加物
の水溶液を用いて紙の難燃処理を行なった場合、単なる
リン酸グアニジンの水溶液を使用した場合と比較して紙
に対する歩留りが良(、さらに乾燥時の紙の炭化による
着色が緩和されるという長所も有する。
本発明を更に詳細に説明する。
炭酸グアニジンまたはグアニジンとホルムアルデヒドと
の反応は、炭酸グアニジンやグアニジンがアルカリ性を
示すため付加反応が主体であって、使用するホルムアル
デヒドのモル比等の条件によっては一部縮合付加物を形
成することもあるが、後述する反応条件下ではその割合
は極めて小さい。
反応は常温でも充分に進行するので反応温度に特に制限
はないが、反応所要時間や反応混合物の粘度等を考慮し
て一般に20〜100℃、特に50〜70℃の範囲が好
適である。反応時間はグアニジン成分に対するホルムア
ルデヒドのモル比反応温度によって異なり、ホルムアル
デヒドのモル比が大きくなるほど、また反応温度が高(
なるほど短かくて良いが、通常反応温度が5o〜7゜℃
の場合15〜60分が適当である。
ホルムアルデヒドの使用量はグアニジン成分に対し0.
5〜3モル比が好ましい。0.5モル比未満でももちろ
ん溶解度の改良効果は認められるがその幅は小さく、ま
た6モル比を越えると縮合付加物の生成量が増加し、5
モル比以上でk1反応物の粘度が増大し固化することも
あるので好ましくない。
本発明の方法で得られるリン酸グアニジン・ホルムアル
デヒド付加物は、ホルムアルデヒド使用量に応じてリン
酸グアニジ71分子に対し、ホルムアルデヒドが1〜3
分子付加したもの、あるいはそれらの混合物として得ら
れるが、もちろん若干の未付加物を含んでいてもよ(、
さらに新製により未付加物を添加して使用することもで
きる。
次に本発明のリン酸グアニジン成分を高濃度で含む水溶
液の製造方法を具体的だ示す。
先ず、所定のりンばグアニジン濃度になる様に計算した
蛍の水に炭酸グアニジンまたはグアニジンを加え、好ま
しくば50〜70℃に加温撹拌しながら、所定量のホル
ムアルデヒド水溶液またはパラホルムアルデヒドを加え
、好ましくは15〜60分間反応させる。
反応終了後、所定量のリン酸を加え中和し冷却すること
によって、所定濃度のリン酸グアニジン成分を含むり/
酸グアニジン・ホルムアルデヒド付加物の水溶液を得る
ことができる。尚、リン酸の添加量は中和当−着までで
よ(、pH値が高い程溶解度は高く、高濃度の水溶液が
得られる。
使用するホルムアルデヒド源としては、通常市販されて
いるホルマリン、即ち67重量%ホルムアルデヒド水溶
液、またはパラホルムアルデヒドを適宜調整して使用す
ればよい。
炭酸グアニジンまたはグアニジンとホルムアルデヒドの
仕込み順序はどちらを先にしても差支えない。
(発明の効果) 本発明ではリン酸グアニジン・ホルムアルデヒドの高濃
度の水浴液を製造するのに、炭酸グアニジンまたはグア
ニジンを使用しアルカリ性の条件下でホルムアルデヒド
との反応を行なわせたのちリン酸で中和するという方法
をとるので、リン酸グアニジンとホルムアルデヒドとの
付加反応が非常に容易に進行するため比較的低温でしか
も極めて短時間で反応が終結するという大きな効果があ
り、本発明の工栗的順値は極めて大ぎいものである。
また本発明の水溶液は、リン酸グアニジン成分を水10
0重量部に対し20〜150重量部含む高濃度の水溶液
であり、紙や合板その飴の難燃処理用に極めて好適であ
る。
(実施例及び比較例) 以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に示す。
実施N1 還流冷却器を付した1eの三ロフラスコに純水457、
!9及びグアニジ7256.ji?を入れ、60℃に加
熱、攪拌しながらホルムアルデヒド濃度80]Ht%の
パラホルムアルデヒド150Iを加え、60分間反応さ
せた。
次いで冷却しながら濃度75重量% IJン酸水溶液2
61.9を徐々に加えて中和し20℃まで冷却した。
得られた水溶液は78.59 / 100 gH20の
リン酸グアニジン成分を溶解して含んでいる。
この水溶液を20℃及び冷蔵庫中(約5℃)で1ケ月間
貯蔵したが結晶の析出もなく、安定水溶液の状態を保っ
た。
また、この水溶液は紙の難燃処理に適用し優れた効果を
示した。
実施列2 実施例1で使用した三ロフラスコに純水161g及びホ
ルムアルデヒド濃度80重量%のパラホルムアルデヒド
150gを入れ、70℃に加熱撹拌しながら炭酸グアニ
ジン180gを加え30分間叉応させた。
次いで冷却しながら濃度75重量%のリン酸161gを
徐々に加え炭酸ガスを追出した。
これを冷却して得られた水溶液は96.59/100y
H20のリン酸グアニジン成分を溶解して含んでいる。
この水溶液を20℃及び冷蔵庫中で1ケ月間貯蔵したが
、結晶の析出もなく安定水溶液の状態を保った。
実施例3〜5 はぼ実施例1に準じた方法で表2に示す条件で反応させ
た結果を表2に示す。
比較例1 実施例1で使用した三ロフラスコに、ホルムアルデヒド
濃度37 %最%のホルマリン6001を入れ、75℃
に加熱、撹拌しながらこれにリン酸グアニジン200g
を加えて反応させた。反応液は初め白濁していたが約4
5分後に透明になったので更にリン酸グアニジンを20
09加え80〜90°Cの高温度で反応を続行し、さら
に80分経過後にようやく透明になったが念のため引続
き10分間反応させた。
次いでこの水溶液を20℃まで冷却した。得られた水溶
液は105g/ I DOgH20のリン酸グアニジン
成分を溶解して含んでいた。
この様にリン酸グアニジンとホルムアルデヒドを直接反
応させて得られたリン酸グアニジン・ホルムアルデヒド
付加物の水溶液をうるには反応時間が本発明の実施例に
比べてきわめて長くかかりまたリン酸グアニジンも二段
添加をしなければならず操作上繁雑であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭酸グアニジンとホルムアルデヒドまたはグアニ
    ジンとホルムアルデヒドを水の存在下で付加反応させた
    のちリン酸で中和することを特徴とする高濃度のリン酸
    グアニジン・ホルムアルデヒド付加物水溶液の製造方法
JP21516985A 1985-09-30 1985-09-30 リン酸グアニジン・ホルムアルデヒド付加物水溶液の製造方法 Pending JPS6187656A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100464665B1 (ko) * 2002-06-20 2005-01-03 이상호 난연성 조성물의 제조방법

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