JPS617905A - ロボツトの制御方法及びその装置 - Google Patents

ロボツトの制御方法及びその装置

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JPS617905A
JPS617905A JP12745384A JP12745384A JPS617905A JP S617905 A JPS617905 A JP S617905A JP 12745384 A JP12745384 A JP 12745384A JP 12745384 A JP12745384 A JP 12745384A JP S617905 A JPS617905 A JP S617905A
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平林 久明
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浩一 杉本
Shinichi Arai
荒井 信一
Muneyuki Sakagami
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ロボットの制御方法及びその装置に係り、特
に多自由度に動作するロボットに種々の作業をさせる際
、好適な制御方法及びその装置に関するものである。
〔発明の背景〕
近年、ロボットは様々な分野に広く導入されているが、
これはロボットが一般の専用機械と異なり汎用性に富み
、多種多様な作業に適用し得ることが大きな特徴の1つ
でおるからである。
ロボットをある作業に適用する場合、そのままの形で使
用される例は少なく、取り扱う対象物に応、じたツール
をロボットに備え付けて使用するのが一般的である。
例えば、ロボットを現場の加I又は組立ラインに導入し
作業させる場合、対象物の形や大きさ、あるいは作業の
内容に応じたツールをロボットの先端にあるハンド部や
アーム部とハンド部の間に設け、組立作業や塗装作業等
を行なわせている。この場合、ツール自体にある程度の
柔軟性を持たせて、対象物の精度上のバラツキや位置決
め誤差等作業不良の要因を吸収・排除することが行なわ
れている。
しかしながら1作業内容が複雑かつ高度なものKなるに
伴い、ツール自体も自由度が高く高機能を要求され、従
ってその構造も複雑で高価なものになる傾向にある。さ
らに1つのツール自体では対処し切れず、同じ作業でも
対象物の形状や作業条件により、ツール交換も必要とな
ることも少なくない。
この結果、ツール交換及びその調整に時間がかかりロボ
ットの稼動率を低下させるだけでなく、作業の信頼性を
保持するためにツールの保守・管理が生ずる等幾多の問
題点を派生する。
柔軟性を有するツールの例として、U8P4,098.
OOlに開示されティるRemote Center 
Compliance(以下RCCという)機構がある
。このRCC機構は、把持された対象物の先端に力やモ
ーメントが加わると、平行移動や回転して対処し、ロボ
ットハンドを単に直線的に移行させるだけで、例えば軸
状部品を挿入穴にはめ合わせることができるものである
。しかし、とのRCC機構も対象物である軸状部品の長
さやはめ合い条件の変化に対する柔軟性は充分ではない
以上述べた様に、ロボットとは、従来の専用機械が単一
の部品、作業しか対象とできなかった点と異なり、多品
種の部品を扱い、異なる作業を同一の機械で可能である
点に、その大きな意義がある。このため、ロボットが品
種、作業が変わる度にツールの交換が必要であるとする
と、汎用性あるいはフレキシビリティの面カラロボット
としての特徴を誇示しにくい。
しかし、このようなツール交換或いはこれと同等の事を
現在のロボット技術では行表わざるを得ないのが実情で
あり、これに対処するために、ツールに汎用性を持たせ
ることが考えられるが、汎用性を持つツールとは、往々
にして機構が複雑であり、不必要な部分を含む場合が多
く、ツール交換を行なう場合より、むしろ無駄が多くな
ることがある。
このように1機構だけで解決しようとすると逆に%との
フレキシビリティという問題は、より難しくなるという
性質を持つ。
〔発明の目的〕 本発明の目的は、種々の作業条件に対してツール交換等
の機構的によらず、制御上の特性バラメータを変更する
だけで対処し得るロボットの制御方法及びその装置を提
供するにある。
〔発明の概要〕
本発明は、ロボットのハンドに加わった力に関する力信
号とハンドの位置・姿勢に関する位置信号とハンドの速
度に関する速度信号から。
これらの基準となる力基準値及び位置基推値並びに質量
係数、バネ係数、粘性係数をパラメータとして用いて、
ハンドの次の速度指令値を算出するもので、上記の各パ
ラメータの値を変更することにより、ハンドに様々な動
作特性を持たせることができることを特徴とする。
即ち、ロボットに装着させたい動作特性を持ったツール
を想定して、上記の各パラメータの値を設定することに
より、そのツールをロボットに組み込んだときにするで
あろうノ・/ドの動作特性を得ることができるものであ
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を図に基づいて具体的に説明する。
第1図は、関節形ロボットと制御系の全体構成の概略を
示す構成図である。ここで、制御対象のロボットの一例
として示された関節形ロボット10は、ベース上を垂直
軸まわりに旋回可能な旋回台11と、この旋回台11上
に水平軸を中心に回動可能に設けられた上腕12と、こ
の上腕12の先端部に位置する他の水平軸を中心に回動
可能に設けられた前腕15と、この前腕15の先端部に
図示の如く3自由度に動作する手首部14を有する計6
自由度の関節形ロボットである。この手首部14[は取
り扱う対象物を把持する)・ンド15及びロボットに加
えられる力を検出するカセ/す16を有する。
なお、前記旋回台11.上腕12.前腕13及び手首部
14を各々駆動するモータMには、各々の回転角度を検
出するためのエンコーダPE及び回転速度を検出するた
めのタコジェネレータTOが連結されている。
制御装置17はエンコーダPE及び力センサ16からそ
れぞれ得られるロボットの位置信号θ及びロボットに加
えられた力信号FVを取り込み、予め人力された信号基
準値χ!及び力基準値Fcとからロボットの関節角度δ
を算出してサーボアンプ18に対して出力し、関節形ロ
ボット10を作動させる。
第2図は、この制御装置とロボットの駆動部の各構成要
素及びその関連を示する説明図である。制御装置17は
各種の演算及び制御を行なうマイクロプロセッサ19と
、RAM20と、ROM 21と、定型の関数演算を行
なう演算部22と、操作卓26に接続するインターフェ
ース回路CI/F)24と、これらの各構成要素を接続
するパスライン25を有し、さらにパスライン25には
サーボアンプ18を介してロボット駆動部26にあるモ
ータMに出力するため、角速度のディジタル信号をアナ
ログ信号に交換するD/人変換回路27と、モータMに
連結されたエンコーダPEからの出力を計数するカウン
タ2B、力センサ16からアンプ29を介して出力され
た力に関するアナログ信号をディジタル信号に変換する
ためのA/D変換回路30とが接続されている。
もよいが、この場合関節形ロボット10はノ・ンド15
に与えられる力Fvによってのみ動作すること一方、位
置基準値xl及び力基準値Fcのみが与えられたときは
、これらの基準値によって関節形ロボット10の動きが
定められる。
以上の構成により制御袋[17は、次の処理動作を行な
う。
第3図は制御装置17の処理動作を示す概略ブロック線
図である。
制御装置17は、位置・姿勢算出部40においてロボッ
トの各関節のエンコーダPEからの信号をカウンタ28
で計数してロボットの位置信号θを受け、この各関節の
角度から)・ンド系の直交座標2に座標変換して、ノ・
ンドの位置・姿勢を算出する。実際には第2図における
マイクロプロセッサ19からの指令で演算部22等が行
なう。また、ロボットに加わる外力Faを力センサ16
が検出し、力センサ16を構成している歪ゲージの電圧
Fvとして、制御装置17は、アンプ29及びA/D変
換回路50を介して取り込む。力算出部5oは、Fv、
χを取り込み、まず歪ゲージの電圧Fvを歪/力の変換
マトリックス等により力に変換する。
実際には、上記と同様第2図におけるマイクロプロセッ
サ19からの指令で演算部22等が行なう。
次に、ハンド15及びハンド15が把持する物の重量が
大きい場合には、ハンドの姿勢によって力センサ16に
与える値が異なる。このため、ハンド15の姿勢をχよ
り算出し%これKよる影響を取り除き、実際にロボット
に加った力Paを推定する。こうして推定された値がF
であり、制御主要部60に与えられる。制御主要部60
は、め入力される力及び位置の基準値Pc、srからハ
ンド15が動作すべき速度を算出する。この速度は、ハ
ンドに固定された座標系での値であるので、これを座標
変換によってベースの座標系テの速度Vに変換されて出
力される。
この後、直交座標系での速度Vから関節角速度算出部7
0によってロボット各軸が取るべき角で 速度θが出力される。ただし、θ=J ?(ここにJ 
は逆ヤコビアン行列と呼ばれ、その要素はロボットの位
置信号θの関数である。)この角速度θはD/A変換回
路27でアナログ信号に変換され、サーボアンプ18を
介してロボットの各関節用のモータMに出力され、ロボ
ットを動作させる。
以上、制御装置17の動作を述べたが、このうち制御主
要部60の処理方法が主に本発明の特徴を成すもので、
以下にその原理的な説明を行なう。
一般に、柔軟性を有するツールの動きは慣性力、バネに
よる復元力ダンパによる粘性力と加えられる力によって
関係づけられる。ここでは説明を簡単にするため1自由
度について述べる。
1自由度のツールのモデルを数式で示すと次の(1)式
の如くとなる1、 y m −−−1−c?+ic (z−jlr) = F 
−Fc −−=  (1)d【 ここで、mはハンドの質量、にはバネのバネ係数、Cは
ダンパの粘性係数であり、sr、Fcはそれぞれ位置と
力の基準値である。
(1)式は(F−pc)なる力がツールに加えられたと
きのツールの位置及び速度がそれぞれ2及びVとなるこ
とを示す。言い換えると、もしロボットのハンドに(F
−pc)なる力を加えたとき。
ロボットのハンドが2及びVなる位置、及び速度を持ち
、ロボットのハンドは実際にはツールを装着していない
にも拘らず、ツールを装着したときと同様の運動をさせ
ることができることを示すものである。
即ち、ロボットに装着させたいツールを想定してロボッ
トを制御させることによって、そのツールをロボットに
組込んだときにするであろうハンドの動きをロボットに
させることができるもので、このことが本発明の大きな
特徴の1つである。
実際にロボットの各関節を駆動させるモータMを動作さ
せるときには、速度あるいは速度に相当する指令値をサ
ーボアンプに与えるため、速度Vを計算手段で算出する
ことが有用であるから、上記(1)式は次の(2)式の
ように変形される。
””’   /’((F  FC)−k(”  gy)
  C?)dt  −・−、−、(2)更に、上記(2
)式を離散値系で示すと、次の(6)式及び(4)式と
なる。
Δt =   (FnI FCen 1) ’(”n−1”r
an−1))ここで、△tはサンプリング時間、サフィ
ックスiまたはnは1またはn番目の値である。
上記の式から明らかなように、本発明による処理方法に
よれば、速度の計算に微分処理が含まれず、ノイズに対
して強く、誤動作がなくなり、ロボットのハンドに安定
した動きをさせることができる。
更に、離散値系に変形した上記(4)式の右辺に”n 
−1(”の1つ前のV)があり、左辺にちがある。つま
り、n番目のロボットのハンドの速度Vを計算手段で算
出するために、1つ前の速度Vさえあればよく、毎回タ
コジェネTJ等から実際の速度Vを検出し、フィードバ
ックする必要が無い。これは実際にロボットの駆動系に
取付けであるタコジェネTG等の速度検出器を用いてロ
ボットのハンドの速度を検出することは、同じようにロ
ボットの駆動系に取付けであるエンコーダPE等の位置
検出器で検出されるロボットのハンドの位置の検出に比
較して、信号の信頼度がやや低いことを考慮すると有用
な特徴である。
なお、(4)式において、位置2に関するものとして輻
−1が唯1つしか無い事からも解かるように、2位置は
毎回検出する必要があるが、この位置2は、エンコーダ
PEからのロボットの位置信号θ(関節角度)から算出
される。
ここで、m、k 、Cはツールの特性を想定する除に決
める値である。ツールを想定したならば、そのツールの
機構を解析し、ロボットに動作させる前にこれらの値を
オフラインで決定しておき、この値をそのツールに固有
のデータ(定数であっても変数であっても良い。)とし
て、操作卓?3から入力して制御装置17のRAM20
にストックしておく。つまり、想定したツールが複数で
あれば、それに応じてストックすべきデータも複数とな
る。
また、上記(1)式で示される系が安定する条件は、常
微分方程式に関する基礎理論で既知である。それに基い
てm、c、kを定めれば安定させたり、発散させたりす
ることも可能である。
これと同様に、上記(2)式を離散値系に変換した上記
(4)式で安定させるためには、上記の条件の他に△t
の値も十分小さくする必要がある。
ただし、Δtはサンプリングタイムであるから、正値を
取り、mは質量に相当する値であるから、正値を取る。
また、安定させる目的で用いるならばCは正値とする。
以上まで所で、本発明により、ツールの動作特性をロボ
ットにさせる方法について述べた力ζこれは主に前記m
、C,にの値に基づく方法に関する、ものである。
本発明は、上記の方法以外にも別の変数であるロボット
に加えられる力F1この力の基準値Fc、ツール位置の
基準値zyに基づいてツールの動作特性を定めることが
できる特徴がある。
即ち、このF、FC,χrの3値を指令値として用いた
場合、多くの組合せが考えられ、ツールに様々な動作特
性を持たせることができる。ここでは具体例として、以
下の動作例について述べる。
第4図は第1の動作例を示すもので、その条件ハ4mk
−C”>o 、 C>o 、 mho 、 2F==Q
 、FC−=0であり、Fが第4図に示す如くステップ
人力FS27を取ったとき、位置χは時間tに対して次
の(6)式の関係となる。
ただしχt=O=0.Vt−o−0とする。
この場合のロボットの動作は第4図に示す出力28とな
る。Fsステップ人力27の大きさに比例した値に位置
が収束し、その時の立上り時間や振動については1m、
C,にで決まる。
第5図は、第2の動作例を示すものでその条件ハ4mk
 −C>o 、 C>o 、 m>o 、 F’=o 
、Fc=oであり、zlに第5図に示すようにステップ
入力z029を与えたとき、位置2は時間tに対して次
の(7)式の関係となる。
ただしzt=o=:Q 、  yt=o=Qとする03
=J、、 (1−ept(cos qt −−sin 
qt) ) −−−−−−(7)この場合のロボットの
動作は第5図に示す出力60となる。
これら第4図に示す出力28.第5図に示す出力30か
られかるように、またこれらの出力と前記(1)式から
推定できるように、ある条件の下ではステップ入力なF
に与えても、χrに与えても同等な出力が得られる。
即ち、同じ出力を得るのに変化させる値をFにしたり、
zyにしたり1選択することができ、必要に応じて多種
多様の制御が可能となる。
第6図は、第3の動作例を示すもので、その条件はに=
=o 、m>o 、 C>o 、 zr==o 、 F
e==oであり、第6図に示す如くFにステップ入力F
S31を与えたとき速度Vは時間tに対して次の(8)
式の関係となる。
ただし2Itヨ=0.?t:o=0とする。
この場合、ロボットのハンドの速度は第6図に示す出力
32のようになり、上記の第1.第2の動作例と異なり
、速度が収束する。つまり、力によってロボットのハン
ドの速度を制御することができる。
上記の如く簡単な6つの動作例を示したが、本発明はこ
の他にも有用な多数の制御を実行できる可能性を有する
以上% 1自由度のツールを想定し、ロボットを制御、
する場合について、その原理や動作例について述べた。
しかし、実際にはツールが1自由度である場合は少なく
、多自由度のツールを使用されることが多い、 多自由度の場合は、ベクトルを用いて式(1)を−膜化
することにより、次の式を得ることができる。
ただし2:位置ベクトル(直交座標系でのロボットの並
進位置及び回転角度) ?:速度ベクトル(直交座標系でのロボットの並進速度
及び回転角度) f二カセンサ等から検出される力信号(並進力と回転力
を含む)のベクトル χr:力基準値のベクトル fc:位置基準値のベクトル 〔M〕:ツールの仮想質量を示すマトリックス 〔C〕:ツールの仮想粘性係数を示すマトリックス 〔K〕:ツールのバネ定係数を示すマトリックス である。ここで、CM) 、 (K) 、 (C)は一
般には対角行列になる。
式(9)を変形すると式(10)となる。
””CM)  fccf r/)−((C)?+(K)
(z−「z )))di・・−(10)ここで式(10
)による計算は、実際には計算機では次の如く離散値係
によって行なわれる。
九=Δt(M)i((バーrハ) −((K) (zt
 −rzt )−l−(C) vI) 3      
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (11)=△
t(M)  Un ’  rfrr t )−(K)(
in−s−y”fl−t))十〔I〕−Δt (M) 
(C) ’!l−s・・・・・・・・・・・・(12)
ただしn=1.2・・・・・・ 式(11)、(12)に於いて Δt:サンプリング時間を示すスカシ 〔I〕:単位マトリックス なお、式(12)において初期値V。は別途定める必要
があり、また多自由度の場合はロボットの自由度と同じ
か、または、それより少ない自由度を持つ、ツールを想
定することが必要である。
以上、多自由度の場合についても述べたが、1自由度の
説明において触れたように、速度を計算する上で必要な
位置情報や速度情報をハード的に検出器から得る方法と
ソフト的に計算結果の値をその都度使用していく方法が
あり、それぞれ様々な組合せが考えられる。以下にその
例を示す。
第7図は位置帰還をエンコーダPEからの位置情報を用
い、速度帰還を演算結果の値Vを用いる第1の方法を示
すブロック線図である。
つまり、式(10)の右辺に於いて2はエンコーダによ
って検出された値を用い、また式(1o)の右辺におい
て、VはタコジェネレータTGKよって検出された値で
はなく、演算手段によって(〔J〕ハヤコヒアン行列と
呼ばれる。)ヲ用いて行なわれ、θがらχへの変換はロ
ボットの関節座標系から、直交座標系への座標変換によ
って行なわれる。
次に、第8図は位置帰還も、速度帰還も検出器からの情
報を用いる第2の方法を示すブロック線図である。
ここで、離散値系での値Zfiは例えば次式で求まる。
ZB==△tyB−H+χn−1・・・・・・・・・・
叩・ (16)ただしn=1,21曲叩・ 更に第9図は、位置帰還も、速度帰還も計算結果の値を
用いる第3の方法を示すブロック線図である。
つまり、この方法は位置z1速度Vの両帰還を計算結果
の値を用いて帰還させるものである。
なお、ここでは式(12)に於いて初期値?0.χ。
は別途定める必要がある。
以上、5つの方法について述べたが、各々次のような特
徴を持つ。
即ち、帰還の目的からすると上記第2の方法(第85図
の方法)の如く、位置も速度も実際の値を検出して帰還
させるのがよい。しかし現在の技術レベルから判断する
とロボットに取付けられた位置の検出器PEはがなり良
い精度を持つが、速度の検出器TGはそれに比べて劣る
このため1両者を折衷した第1の方法(第7図の方法)
が現実的に最も優れている。
また第3の方法(第9図の方法)は、計算普が増加する
ものの、全く検出器を必要としない点に特徴を有する。
なお、ツールは最大に6自由度を有することからして前
記マトリックスは6×6のマトリックスとなる。しかし
、作業に応じてツールの自由度、寸法等が変わるのでそ
のツールに合わせて(K) 、 (C) 、 (M) 
 のマトリックスの値を実験等によって求めておき、制
御装置17の′fLOM21にツールや作業内容に対応
させて各データに記憶させておくのがよい、 また、ツールの寸法はベクトル貴に関係するのでツール
や作業内容に合せてROM21の各テーブルに記憶させ
ておく必要がある。
以上に説明したように本発明は、ロボットの制御によっ
てツールに様々なフレキシビリティを持たせ得ることが
大きな特徴である。
次に、本発明における角速度の算出過程をさらに具体的
に説明するが、その前にモデルとなるロボットの構造、
設定する各座標系及び記号について述べる。
第10図に示すように、ロボットの構造として剛体の空
間内の位置決めには通常6要素が必要であり、またその
据付面積に比べ可動範囲が広いことから6自由度の関節
形ロボットのものとした。この関節形ロボットは、各関
節の回転角g e t (t=i 〜6 )、&び各ア
ーム長さdI y a1! y a28 +a、4.d
、(1)で表わされ1次に述べる各座標系が設定されて
いる。まず、ロボットが据付けられた場所に固定のベー
ス座標系(以下B系という)、ロボットの先端部に設け
られたハンドに固定のハンド座標系(以下H系という)
%センサ部に固定のセンサ座標系(以下S系という)。
運動の回転モーメントの基準点と原点とし、動作条件を
設定したり、指令速度を算出したりする補助座標系(以
下A系といつ)、バネの平衡位置・姿勢により定まり、
上記のH系に対応するリファレンス座標系(以下RH系
という)及びバネの平衡位置・姿勢により定まり、上記
A系に対応するリファレンス座標系(以下RA系という
)の各座標系がある。
さらにハンドの位置及び姿勢を表わすため次の4個の6
次元ベクトルを定める。
p:B系で表示したH系の原点 f:B系で表示したH系のy軸方向の単位ベクトル 9:B系で表示したH系のy軸方向の単位べクトル h:B系で表示したH系のZ軸方向の単位ベクトル 以上のロボットの構造、座標系及び記号を用いて、本発
明による角速度θの算出方法の一実施例を具体的に述べ
る。
第11図は、第3図のブロック線図をさらに詳細に示し
たものである。前述した様に、制御装置17は、位置・
姿勢算出部40.力算出部50.制御主要部60及び関
節角速度算出部7oの4つの主なブロックに分ゆられる
力算出部50は、さらに変換部51、座標変換部52、
重力分算山部55及び座標変換部54から構成される。
ロボットのハンドに外力Faが加えられ今ト、ロボット
に設けられた力センサ16ノ感知部例えば歪ゲージはこ
れを感知し、加えられた力及びモーメントを電圧eとし
てアンプ29及びA/D変換回路3oを介して変換部5
1に出方する。
変換部51は送られてきた電圧eに電圧/力変換マトリ
ックス(A)を掛は合わせ、まずS系における力Fsを
算出する。この変換マトリックス囚“は、予め力センサ
16に各軸方向に基準荷重を与えてキャリブレーション
を行ない、e= (A)Fsの関係を有するマトリック
ス(A)を求め、(A)十−((A)(A))  (A
)の式から得られるものである。、 この様に変換マトリックス(A)は予め算出されて記憶
され、制御演算中は足数として扱われるものであり、1
つの力センサは1つの変換マトリックス〔A〕  に対
応し、他の力センサに変える場合は、七〇カセンサに対
応した変換マトリックス〔人けを求め、対処することが
できる。この算出された力psはS系におけるイ直であ
るので、これをH系に座標変換するため次の座標変換部
52に出力される。
即ち、座標変換部52は、H系におり゛るS系の原点位
置及び姿勢(各軸の単位ベクトル)ps。
(fs、ys、hg )をパラメータとして用い、S系
の力FSをH系の力F’Hに変換する。この変換された
力FHは次の補正部54に出力される。
一方、位置・姿勢算出部40において後述する様に算出
されたB系におけるハンドの位置・姿勢p。
(f−p+h)から重力分算山部55はハンド及びハン
ドが把持する対象物の重量Wと重心位置■をパラメータ
として、ハンドや対象物自体の自重によって力センサ1
6に影響を与えている力、即ちハンドや対象物の重力分
の力Ftを算出し、補正部54に出力する。補正部54
は、このFfと前述のPHからハンド及び対象物の重力
による影響を取り除いて、真にハンドに加わった力Fを
、F=PH−Fyの式より求める。この算出された補正
後の力FはH系であり、速度算出の行なわれるA系に変
換する必要があるので、座標変換部55において、H系
におけるA系の原点位置及び姿勢(各軸の単位ベクトル
)Pa、(f a 、 ?!%  hb、)をハラメー
タとして補正後の力FはA系に座標変換され、次の制御
主要部60に出力される。
なお、ハンドの動作制御の態様により速度算出をA系で
行なう必要はなくH系の場合は、当然にこの座標変換部
55における座標変換は不用である。
位置・姿勢算出部40は、演算部4ζA系の位置・姿勢
算出部42.RA系の位置・姿勢算出部43゜A系とR
A系の位置・姿勢偏差算出部44及び座標変換部45か
ら構成される。
まず、演算部41は、モータMに連結されたエンコーダ
Pgの位置情報からカウンタ28によって得られた位置
信号θに基づいて、ロボットの各アーム長さJとアーム
先端部に対するハンドの位置・姿勢πに、 (了g 、
 yv: ;&、 )をパラメータとしてB系における
ハンドの位置・姿勢p、(f、t、h)を算出する。即
ち の各式からそれぞれp、f、、2.hが求まる。
ここで、(Alh)は第1の座標系からH座標系への変
換行列を示し、θ、A、pg、fE、tE、hEの関数
である。算出されたハンドの位置・姿勢p、(f、t、
h)は前述した力算出部50内の重力分算小部56と後
述する角速度演算部70とA系の位置・姿勢算出部42
に出力される。RA系の位置・姿勢算出部46では、H
系(ハンド)に対応する並進バネ及び回転バネの平衡位
置・姿勢prh 、 (frb、frb、hrb )か
から呼、 (fa、;a、ha)を用いてA系に対応す
る。
並進バネ及び回転バネの平衡位置・姿勢prα。
Cfra、 gra、 hr−)を算出する。
さらに、A系とRA系の位置・姿勢偏差算出部44では
i”cL+ (f ra、 gra、 hra)とpa
、(fa、ya、ha)から位置の偏差△p及び姿勢の
偏差E、■を次式により算出する。
△p=啓−prα    ・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・ (15)ここで百は、(fr
a、gra、πyO)なる姿勢から、(了α、7a、π
α)なる姿勢への回転を行なう軸方向の単位ベクトルを
、■は前記軸回わりの回転角をそれぞれ意味する。
さらに、これらの演算結果に基づき、B系における位置
・姿勢偏差Δχを次式により求める。
この式から明らかなように、偏差Δ2は、パラメータp
rtL、 (fra 、 gra 、 hra )の変
更により変化させることができる。この算出された偏差
△2は、座標変換部45においてB系から速度算出の行
なわれるA系に変換される。
なお、ハンドの動作制御の態様により速度算出をH系で
行なう場合は、偏差△χはH系に変換されるが、ここで
は速度算出がA系で行なわれる場合について述べる。
次には動作条件設定部61.指令速度演算部62、及び
座標変換部63から構成される。
まず、動作条件設定部61において、A系における様々
なハンドの動作条件を加味してハンドに加わった外力2
才を算出することによりノ)ンドに高度な運動を実行さ
せることができる。
なお、具体的な応用例は後述する。
指令速度演算部62は、力算出部50で算出された力F
(動作条件設定部を経てFとなる)及び位置・姿勢算出
部40で算出された位置・姿勢の偏差Δχから力基準値
Fc及び質量マトリックス岡。
粘性定数マトリックス〔C〕、バネ定数マトリックス〔
K〕をパラメータとしてA系におけるハンドの指令速度
Vを次式により算出する。
前述の原理的説明で述べた様に1本式によればCM) 
、 (K) 、 (C)によって力を加えられたときの
ハンドの挙動が定まるため、CM) 、 (K) 、 
(C)の各パラメータを適切に定めることによりハンド
の動作特性を設定することができる。
また、力基準値Fcを適切に定めることによっても押付
力を一定に保持したり変化させたり様々ナハンドの動作
特性を得ることができる。
以上算出された指令速度VはA系における値であるので
、座標変換部63において前述したパラメータpユ、(
珪* f(L * hル)を用いてB系に変換され、次
の角速度演算部70に出力される。
−実際にロボットは、各関節の角速度で駆動・制御され
るため、指令速度Vは角速度演算部70において、ロボ
ットの各関節の回転角度を示す位置信号7、ロボットの
各アーム長さ下及び前述した変換行列(Alh)をパラ
メータとして用へ各関節の角速度θに変換される。この
角速度θはD/A変換回路27及びサーボア/ブ18を
介して各アーム駆動用のモータMに入力され、ロボット
のハンドは所定の速度で動作することになる。
次に本発明による制御方法の具体的な応用例を次に述べ
る。
まず、第1の応用例はRA系が移動せずB系に固定であ
り、A系をH系に一致させ従ってRA系とRHが一致し
、A系の初期の位置・姿勢がRA系と一致した例である
この場合のハンドの動作を第12図を用いて説明する。
第12図(a)に示すように、H系におけるハンド15
にy軸方向にFなる力が加わると。
H系における外力fは、 並進力     回転力 と示される。ここで、式(19)においてFに)○とし とすると、外力fを受けたハンド15は第11図(b)
に示す位置・姿勢で静止する。ここで ΔF = ’y / ’ti      ・・・・・・
・・・・・・・・・(24)Δθz == m2+ /
 4.、     …・・・・・・・・・・・・(25
)となり、本発明の制御方法によれば、パラメータ(K
)の適切な設定によってロボットの手貫部にバネを付加
したときと同等の動作を得ることを意味している。
即チ、力rを瞬時に取り除くとハンドの原点Ouは位置
の基準値2rの原点即ちハンドの原点OHの初期位置を
中心として振幅△yなる単振動をし、またハンド15の
姿勢は第12図(b)に示すように初期姿勢を中心とし
て振幅Δθ2となる角度で示される回転の単振動をする
つまり、ハンドの原点OHの振動とハンドの姿勢の振動
が合成された振動をハンド15は行なう、具体的には式
(6)で示す減衰になるのでハンド15の位置Xと姿勢
■は次の様になる。
こコニ、Xy=Δyexp(pt)(CoSyt −−
5in yt )つまり、ハンド15に任意の並進力・
回転力が加わると、ハンド15の先端点は初期位置へ、
またハンド15の姿勢は初期姿勢に戻ろうとする復元力
と減衰力が働く。
よって、実際にはバネがないにもかかわらず。
あたかもハンド15が空中に上記の条件を満たすような
6自由度のバネでつるされているような動きをすること
になる。
次に、(K)= (0)とおくと、質的に異なった動作
をハンドにさせることができる。この場合は、バネの力
即ち復元力が無いのでノ’7)”&!元の位置や姿勢に
戻ろうとすることはなく、H系に関して加えられた並進
力の方向に並進し、回転力の中心となる軸回りに回転す
る。つまり空中間において、加えられた並進力及び回転
力の方向、大きさでなすが一部まに動き、力を加えるこ
とをやめれば静止するという運動が実現できる。
例えば、第12図(a)に示すよりな力Fを加えると、
この時の速度Vは式(8)より 並進力 回転力 となる。
これまでの説明では、バネ定数マトリックス(K)の6
個の対角要素が全て○でないか全ての場合を考えたが、
この6個の対角要素の一部を○とし、一部を○としない
ように設定すると。
例えば、力を加えるとノ・ンドの姿勢に関しては復元力
が働き、常に元の姿勢に戻ろうとするが位置に関しては
押されるがままに動くという上述した2つの動作特性と
は異なった動作特性をハンドに持たせることができる。
次に第2の応用例を述べる。
第2の応用例はRA系が移動する場合であり。
A系はH系に一致させ、従ってRA系とRH系が一致し
、R,A系が移動する例である。
この場合のノ・ンドの動作を第13図を用いて説明する
前述した第1の応用例では、RA系がB系に固定であっ
た。このため、ハンドにはRA系が示すところの位置・
姿勢への復元力が働き、また復元力はRA系からの偏差
に比例していたために、実際にはハンドはRA系の近傍
でしか作業することはできない。
しかし本例では、このRA系の位置・姿勢をB系上で移
動するところに特徴がある。RA系を移動させるとは、
復元力の平衡位置・姿勢を移動させることであるので、
ハンドがその移動に追従する形で移動する。
例えば第13図に示すごとく、RA系の位置・姿勢を移
動させると、これに追従してハンドの位置・姿勢も移動
し、同時に前述した第1の応用例で示した動作特性も合
わせ持つ。
即ち、ハンドの移動中に力が加われば、RA系の移動径
路をその力に応じて外れるが、その瞬間に同時&CRA
系への復元力が働くので、また移動径路に戻る。
つまり、手首部にバネが付加された機構を持つロボット
に於て、そのハンドが移動しているような運動を制御の
パラメータを与えるだけで実現できる。このときの動作
は、式(7)で示されるが、これをRA系が静止してい
るときに力を加えたときの動作を示す式(6)と比較す
ると基本的には同一であることがかわる。これは、ロボ
ッ)K加える力(RA系が静止時)とRA系の移動量を
適切に定めれば、この両者を置き換えてもハンドが同一
の動作を行い得ることを示唆するものである。
第3の応用例として、ハンドの動作条件を設定した場合
の例を示す。
最初の例は、動作条件を回転速度のみとし、A系はH系
に一致させず、従ってRA系はRH系に一致せず、RA
系はB系に固定で、A系の初期位置・姿勢と一致させる
ものである。
この場合のハンドの動作を第14図を用いて説明する。
ハンド15が持つシャフト80の先端点をA系の原点O
Aとする。基本的な動作は、第12図で示したものと同
一であるが、A系はH系と違う位置にしである点が異な
る。
また動作の拘束条件として、並進力及びZ軸回りの回転
力を0とした。
並進力 回転力 即ち、A系での並進力を0とし、従ってA系の原点OA
回りの回転力のみ許される。但しZ軸回りの回転力はO
とした。このため力センサが検出できる範囲内で、ハン
ド及びシャフトのどの点にどのような方向に力(ただし
作用線が原点を通過しないものとする)を働かせても、
ノ・ンド及びシャフトは2軸回りとy軸回りとの合成さ
れた回転運動口か行なわない。そして力を除けば元の姿
勢に復帰する。
この動作は前述したRCC機構の本質をなすシャフト(
ワーク)の先端点回りの回転を実現するものであり、自
動組立、特に精密嵌合作業に有用な動作である。
次の例はハンドの動作条件を並進力のみとし、A系はH
系に一致させ、従ってRA系はRH系に一致し、かつR
A系はB系に固定でA系の初期位置・姿勢と一致させる
ものである。
この場合のハンドの動作を第15図を用いて説明する。
基本的な動作は第12図に示したものと同じであるが、
動作の拘束条件とし、て1回転力を0とした。
並進力 回転力 つまり、A系での回転力をOとした。従って並進運動の
み許される。このため、どのような力をどの点に加えて
もハンドは姿勢が一定のまま、並進運動をする。そして
力を除けば元の位置に復帰する。
また1式(26)に於いて、AIt + ’2!を大き
く、  ’ssを小さく定めた。
つまり、H系のχ軸、y軸方向には柔いバネとして働き
、Z方向には硬いバネとして働く。
このため第15図で示すように、同じ力を加えれば、Z
軸方向に大きく振れ、χν平面上では振れは小さい。
またここでは、A系をH系に固定にしたので第15図で
示したように、この性質(Z軸方向に大きく振れる)は
、ハンドの姿勢が変わっても常にハンドの中心軸方向(
即ちH系の2軸方向)に大きく振れることに変わりはな
い。
最後の例は、同じくハンドの動作条件を並進条件のみと
し、A系の原点はH系に一致させるが、その軸方向はB
系に一致させるものである。
この場合のハンドの動作を第16図を用いて説明する。
この例においてはA系の方向がH系と異るため、ハンド
の姿勢が変われば大きく振れる方向は、ハンド系から見
て変わる。ただし、B系から見て不変である。つまり大
きく振れる方向は常にB系の2軸方向となる。
従って上記2例によって、ハンドの動作条件をH系にお
いてでも、B系においてでもA系の定め方一つで変えら
れることがわかる。
次に、本発明による制御方法に非接触センサからの情報
を取り入れた応用例を述べる。
第17図はロボットをある作業領域空間内にて位置制御
している最中に、万一危険領域内に入るような場合には
危険領域内への侵入を非接触センサによって回避せんと
するものである。既述のように、ロボットの位置制御は
位置基準値Xraを操作することによって行なわれるが
、これよりすればX r aを作業領域空間内圧とれば
、如何に操作しようともロボットはほぼ作業領域空間内
に留まることが予想される。
しかしながら、実際には設定されたパラメータCM) 
、 (C) 、 (K)やロボット駆動系の遅れなどに
よって、あるいは誤動作や外乱などによってロボットが
作業領域外、即ち、危険領域内に入ることがあり得ると
いうものである。第17図に示す例ではX軸の正、負方
向に壁116,117があって、壁116,117から
の距離がltc以内の領域が危険領域として設定されて
いる。したがって、ロボットとしてはX軸の正方向、負
方向における壁117,116との間の距離を測定すべ
く少なくとも2個の非接触センサ118を必要とし、こ
れら非接触セ/す11Bによってロボットハンドが危険
領域の何れかに侵入したことが知れるものである。
例えば、ロボットハンドが壁117に近づきつつある場
合を想定すれば、壁117′との距離ΔjX+がΔjX
+ <ΔJ−Cとなったことを以て危険領域に侵入した
ことが知れるものである。もしも危険領域にロボットの
ハンド15が侵入した場合にはΔ1x+がΔjcとなる
べくロボットのハンド15を押し戻すことが必要である
第18図に示すように、ある時点tcで危険領域に侵入
したことが検知された場合には、直ちに第5図に示した
如くの挙動をとらせ円滑に危険領域より脱しさせるもの
である。勿論従来より行なわれているように、その時点
tcで非常停止せしめたり、あるいは円滑にではなく直
ちに大きな加速度を以て危険領域を脱しさせることも可
能である。
ところで、非接触センナによる上記のような制御はこれ
までに既に述べた本発明による制御方法に非接触センサ
からのフィードバック信号を加味することによって容易
に達成可能である。
また、以上のような制御以外に第19図に示すような制
御も考えられている。第19図(a)、(b)はロボッ
トが人間に近づきその間の距離がΔjc。
X+よりも小さくなった場合は、ロボットが人間から離
れΔJc、x+の位置まで戻るべく制御され、また、そ
れとは逆に人間がロボットに近づいた場合も同様に制御
されることが示されている。
第19図に示す制御はいわば壁が移動可とされた場合に
相当するものであり、このような制御によって非接触直
接教示が可能となるものである。
以上2つの応用例は何れもロボットと対象物との間の距
離を検出したうえ、ある基準値との関係にもとづいてロ
ボットを制御するようにしたものである。このような制
御を拡張したものとして第20図に示す如くのものが考
えられている。第20図に示すものにおいては非接触セ
ンナ118以外に接触センナとしての力センサ16もロ
ボットに装着され、ハイブリットな制御が可能となって
いる、 例えば軸状ワーク119を穴が穿たれているワーク12
0−組付する場合を想定すれば、ロボットはワーク11
9を把持した後はワーク120近傍まで搬送することが
必要である。ワーク120への搬送は高速に行なわれる
ことが望ましいが、高速搬送の場合はワーク120に接
触した時点で大きな衝撃を受けることから、接触直前に
搬送速度を小さくすることが必要となる。一般に接触セ
ンサのみしか装着されていない場合は、大きな衝撃で初
めて接触が検知されるか、または大きな衝撃を回避すべ
くワークは低速にて搬送されることになるが、何れによ
るとしても大きな衝撃または低速といった不具合を生じ
ることになる。
しかしながら、非接触センサを併用する場合には大きな
衝撃を回避し得、しかも高速にワークを搬送することが
可能となるものである。
即ち、ワーク120にワーク119が接触する直前を非
接触センサ118によって検出したうえ搬送速度を小さ
くし、ワーク119が低速搬送の状態でワーク120に
接触した後は接触センサ11Bによりてワーク119の
ワーク120への組付を行なわんとするものである。
以上説明した応用例は、非接触センサによってロボット
ハンドと障害物などの対象物との間の距離が一定以内で
あることが検出された場合にはその検出時点でロボット
に対する制御モードを変更するようにしたものである。
したがって、対象物との関係でロボットは適切に制御さ
れ、更に接触センサを併用する場合はそれとの協調制御
も可能となっており、多種の制御動作特性が制御上での
パラメータを変更するだけで容易に実現し得るなどの効
果がある。
〔発明の効果〕
以上に説明したように本発明によれば、ロボットの制御
によってフレキシビリティを持たせることが可能となり
、次のような作用効果を有する。
即ち、必要とする動作を行なうツールを想定し、そのツ
ールと同等の動作をロボットにさせることができ、かつ
想定するツールを変換できることを実現することである
従来は、遂次ツールの交換をしていたが、本発明によれ
ば、この交換を単なる制御上のノ(ラメータの交換でで
きるようになった。
また、同一のツールを用いてはいるが、若干特性を変え
た動作をロボットにさせる時にも。
従来ならば、遂次ツールの一部を調整しないとできなか
ったが、本発明によればオンラインでツールの特性を必
要に応じて制御の面だゆで変換できるという便利な機能
を持たせること力;できる。
以上の如く一貫して、本発明をツール代替機能の面から
述べてきたが、本発明によればこの他にシミュレーショ
ン機能を持たせることができる。
これは1例えばロボットに取付ける手首機構を設計する
に際し、実際に物を作る前にその機構の挙動を見たい時
に本発明の手法を適用してロボットにその動作を実際に
させること力;できる。
上記のツール代替、シミュレーションの各機能は、ロボ
ットの精度が高い程、その効果も高い。しかし、現実に
はロボットはアーム部の弾性や減速歯車の剛性不足等に
よる振動他の機械的な原因やまた電気回路その他の原因
で、不要な振動、遅れ等が生じている場合がある。
このような時に、ロボットのこの振動、遅れ等を解析し
て予想できたならば、それを少くするための補償動作を
本発明によれば逆に加えることも可能となる。
以上述べた様に、本発明は有用な様々な効果を奏するも
のでおる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のロボット制御方法の全体構成を示す構
成概略図、第2図は本発明のロボツト制御装置の構成要
素を示す構成図、第3図は本発明のロボット制御装置を
示す概略ブロック線図、第4図は本発明の制御方法によ
るロボットの第1の動作例を示す説明図、第5図は本発
明の制御方法によるロボットの第2の動作例を示す説明
図、第6図は本発明の制御方法によるロボットの第3の
動作例を示す説明図、第7図は本発明の制御方法におけ
る演算フローの第1の実施例を示すブロック線図、第8
図は本発明の制御方法における演算フローの第2の実施
例を示すブロック線図、第9図は本発明の制御方法にお
ける演算フローの第3の実施例を示すブロック線図、第
10図はロボットの構成及び座標系を示す説明図、第1
1図は本発明のロボット制御装置を示す詳細なブロック
線図、第12図(a)。 (b)は本発明の制御方法の具体的な第1の応用例を示
す説明図、第15図は本発明の制御方法の具体的な第2
の応用例を示す説明図、第14図。 第15図、第16図は本発明の制御方法の具体的な第3
の応用例を示す説明図、第17図、第18図。 第19図、第20図は本発明による制御方法と非接触セ
ンサを組合せた実施例を示す説明図でおる。 10・・・・・・(関節形)ロボット、15・・・・・
・ハンド、 16・・・・・・力センサ。 17・・・・・・制御装置、 1B・・・・・・サーボアンプ。 40・・・・・・位置・姿勢算出部。 50・・・・・・力算出部。 60・・・・・・制御主要部、 70・・・・・・関節角速度算出部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ロボットのハンドに加えられた力を検知して力信号
    を算出し、この力信号と力基準値との差である第1の値
    を算出し、前記ハンドの現在の位置及び姿勢を表わす位
    置信号と位置基準値との差にバネ係数を掛けた第2の値
    を算出し、前記ハンドの現在の速度を表わす速度信号に
    粘性係数を掛けた第3の値を算出し、前記第1、第2及
    び第3の値と質量係数から前記ハンドの指令速度を算出
    することを特徴とするロボットの制御方法。 2、前記速度信号として、前回算出された指令速度値を
    使用することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    ロボットの制御方法。 3、前記位置信号として、前記ロボットに設けられた位
    置検出器からの位置検出値を使用することを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載のロボットの制御方法。 4、前記速度信号として、前記ロボットに設けられた速
    度検出器から検出された速度検出値を使用することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のロボットの制御方
    法。 5、前記速度信号として、前記ロボットに設けられた位
    置検出器からの位置検出値を微分した値を使用すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のロボットの制
    御方法。 6、前記位置信号として、前記ロボットに設けられた位
    置検出器からの位置検出値を使用することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のロボットの制御方法。 7、前記位置信号として、前記ロボットに設けられた速
    度検出器から検出された速度検出値を積分した値を使用
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のロボ
    ットの制御方法。 8、前記位置基準値を前記ロボットに設けられた非接触
    センサからの位置情報に基づいて制御することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のロボットの制御方法。 9、ロボットのハンドに加えられた力に基づいて力信号
    を算出する第1の算出手段と、前記ロボットに設けられ
    た位置検出器からの情報に基づいて前記ハンドの位置及
    び姿勢を表わす位置信号を算出する第2の算出手段と、
    前記力信号及び前記位置信号に基づいて、前記ハンドの
    指令速度を算出する第3の算出手段と、前記指令速度か
    ら前記ロボットの関節角速度を算出する第4の算出手段
    から構成されることを特徴とするロボットの制御装置。
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JPH079608B2 (ja) 1995-02-01

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