JPS6178352A - 公害防止に有効な飼料添加物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は家畜のフンに係るハエの発生及び悪臭の公害を
防止するに有効な飼料添加物に関する。

（従来技術） 従来、養鶏、養豚等家畜の飼育においてフンに発生する
ハエ及びフンの悪臭による公害に対しては養鶏場、養豚
場等飼育の場所を人家よりなるべく離れた場所につくる
とか、フンを速かに密閉容器に収納する等があるだけで
、何れも不十分な対策となり易く、家畜の飼育一般に所
謂畜産公害がやか捷しい問題となっている。

本発明者は、この課題の解決の為に鋭意研究をす＼めた
結果、昭和５９年４月群馬県太Ｆｆｌ市長千１８３の土
壌より分離したバチルス　スフエリカス（Ｂａｃｉｌｌ
ｕｓ　５ｐｈａｅｒｉｃｕｓ　）　’ｌ’　−］菌の芽
胞含有培養液を家畜の飼料に添加して家畜を飼育するこ
とにより、前記の畜産公害を解決し得ることを見出し本
発明に到達した。

（発明の構成） 本発明ハ「バチルス　スフエリカス（Ｂａｃｉｌｌｕｓ
ａｐｈａｅｒｉｃｕｓ　）　Ｔ　−１菌の芽胞含有培養
液よりなる公害防止に有効な家畜用飼料添加物」である
。

本発明の目的は家畜飼育に伴うフンにハエが発生して公
害を生ずる問題及びそのフンの悲臭公害を解決するにあ
る。

本発明に使用される前記のバチルススフエリカスＴ−１
菌の菌学的諸性質は下記に示す通りである。

ａ　形態 １、　細胞の形及び大きさ：桿菌 ０．６〜１×１５〜５ミクロン ２．運動性：有（周毛） ３、胞子二円形、膨出（端室〜亜端立）４、　ダラム染
色：（十） ５　抗削性：（−） ｂ　生育状態 １、　肉汁寒天平板培養：コロニーは緻密、潤沢で淡褐
色を呈す、中央面で周縁にＲ（粗）型である。

２、　肉汁寒天斜面培養：側線に沿って生育し、緻密潤
沢で淡褐色を呈す。

３　肉汁液体培養：良好な生育を呈し、後で少量の沈澱
を生ずる。

４、　肉汁ゼラチン穿刺培養：穿刺に沿って菌は生育し
ない。ゼラチンは液化されない。

５、リドマスミルク：リドマスは脱色されミルクはゆる
く凝固する。

Ｃ生理学的性質 １、　硝酸塩の還元：（−） ２、脱窒反応：（−） ３、ＭＲテスト：（−） ４、、ＶＰテスト＝（−） ５、　インドールの生成＝（−） ６、　硫化氷菓の生成＝（−） ７、　デンプンの加水分解＝（−） ８、　クエン酸の利用（Ｋｏｓｅｒ培地）　　：　　（
−）９、　クエン酸の利用（Ｃｈｒｉｓｔｅｎｓｅｎ培
地）＝１０、　　算ｈＵ窒累源（硝酸塩及びアンモニウ
ム塩）の利用：（−） １１、色素の生成：（−） １２、　　ウレアーゼ：（＋） １３６　　オキングーゼ：（＋） １４、　　カタラーゼ＝（十） １５、　　生育の範囲： １）Ｈ：５．７〜１００ 温度：１５°〜４５°Ｃ １６酸系に対する態度：好気性 １７．０−Ｆテスト＝（−） １８　　糖類からの酸およびガスの生成：検査すべきす
べでの糖類から酸及びガスの生成は認められない。

ｄ　記載すべきその他の性質 １．５０℃での生育：（−） ２、　　ｐＨ５，７での生育：（＋） ３、　塩化ナトリウムの耐性＝７％ＮａＣｌ！存在下で
生育せず ４、　レシチナーゼ：（−） ５、ＶＰブロスのｐＨ：アルカリ性８．０上記の菌学的
諸性質をＢｅｒｇｅｙｂ　Ｍａｎｕａｌ　ｏｆＤｅｔｅ
ｒｍｉｎａｔｉｖｅ　Ｂａｃｔｅｒｉｏｌｏｇｙ第８版
に照らすト本市はバチルス　スフエリカスに属すると判
断される。何故ならば、本市は好気性で胞子をつくる桿
菌であるからＢａｃｉｌｌｕｓ　属に属することは明ら
かであり、前記のＢｅｒｇｅｙ’ａ　Ｍａｎｕａｌ　ｏ
ｆＤｅｔｅｒｍｉｎａｔｉｖｅ　１３ａｃｔｅｒｉｏｌ
ｏｇｙ第８版のｐ、５３２のＴａｂｌｅ　１５．１に依
れば、本市の胞子（芽胞）の形態等及び本市がグルコー
スに作用する場合の産生物から、本市は該表（ＴＡＢＬ
Ｅ　１５．１　）の１７、Ｂ、　５ｐｈａｅｒｉｃｕｓ
又は１８．　Ｂ、　ｐａｓｔｅ４ｉ　ｉ　（７）何れか
に該当する。ところが本市のｖＰブロスのｐＨは前述の
通９８０であること等がｆＪ、、　ｐａｓｔｅｕｒｉｉ
の性質と異るので本市はＢ、　５ｐｈａｅｒｉｃｕｓに
鵬すると判断され、前述の通りバチルススフエリカス　
Ｔ−１と命名された。

なお、本市は工業技術院微生物工業技術研究所に寄託さ
れ、その番号は微工研菌寄第７８２０号（ＦＥＲＭ　Ｐ
−７８２０）である。このことは昭和５９年８月２９日
付５９微寄文第１１８７号の受託証により本発明者に通
知されている。

後に実施例を述べ本発明及びその効果について具体的に
説明する。然し々がら、本発明はこの実施例により何ら
制限されるものでないことは勿論、本発明の家畜用飼料
添加物の適用は養鶏用の飼料に限定されるものではない
。即ち、本発明の家畜用飼料添加物は養鶏の場合と同様
中、ブタ、羊、馬等一般家畜の飼料に用いて公害防止に
有効である。

（発明の効果） 既に述べたことの繰返しになるが、本発明は、次Ｇで述
べる実施例の試験結果から明らかな通り、家畜飼育に伴
う公害即ちフンに係る・・工の発生及びフンの悪臭を防
止するに顕著な効果がある。

実施例　１ バチルス　スフエリカスＴ−１を普通寒天培地に斜面培
養して保存菌株とした。この斜面培養から一白金耳をヌ
トリエントブロス（肉汁）　　（ｐ１１＝７．２）１０
ｍ／に接種し、３５℃で４８時間培養した後、上記のブ
ロス２００ｍ／に移し同条件で培養し、この培養液をさ
らに上記プロス４０００ｍｅに移して３５℃、４８時間
通気培養を行った。

この時点で培養液の細菌数は約１　ｏ１０／ｍｅに増殖
した。

この培養液は芽胞を豊富に含有する本発明の家畜用飼料
添加物である。この培養液を市販の養鶏用の配合飼料に
重量で１チ添加した飼料を試験区の鶏の飼料として用い
、上記の配合飼料のみを用いた対照区と比較する鶏の飼
育試験を行い、フンよりのハエ（ウジ）の発生、鶏フン
の臭い及び産卵（産卵率及び−羽当りの採卵扇）ダ を調査した。試験期間は昭和５９４「与力２５１１より
同年７月８日迄で、用いたＬ１は各区共デカルプ（鶏の
独者）１００羽づつで給飼量は一羽当り１００９／日の
制限給飼とした。結果は下記の（１）〜（３）の通りで
あった。

（１）ハエ（ウジ）の発生 第１衣（て記載の日に各区の１０分のフンをそれぞれ混
合し、その中から各区１０９のフンを採取し、これを加
熱してウジの数を調べた。結果は第１表の通りであった
。

第　　１　　表 （２）鶏フンの臭いについて 本発明者の研究室ならびに併設された養鶏工場の従業員
で構成きれた１０名のパネル試験で判定した結果、対照
区はアンモニア臭等の悪臭が著しかったが、試験区では
認められなかった。

（３）産卵成績について 第２表に示す如く試験区は対照区に比して産卵率および
１羽採卵量がすぐれていた。

又、第３表に示す如く試験区の卵は対照区のものに比し
て粘度が高くすぐれておシ、他に異状は認められなかっ
た。

第　　２　　表

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　バチリススフエリカス（Ｂａｃｉｌｌｕｓ　ｓｐｈ
   ａｅｒｉｃｕｓ）Ｔ−１菌の芽胞含有培養液よりなる公
   害防止に有効な家畜用飼料添加物。