JPS6176282A - ボルト軸力管理方法 - Google Patents

ボルト軸力管理方法

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JPS6176282A
JPS6176282A JP19574384A JP19574384A JPS6176282A JP S6176282 A JPS6176282 A JP S6176282A JP 19574384 A JP19574384 A JP 19574384A JP 19574384 A JP19574384 A JP 19574384A JP S6176282 A JPS6176282 A JP S6176282A
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JP
Japan
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bolt
rotation angle
axial force
tightening
torque
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Pending
Application number
JP19574384A
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English (en)
Inventor
竹田 栄
野中 寿夫
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はボルト軸力管理方法に係り、特にボルト軸力管
理を正確に行なうことができるボルト軸力管理方法に関
する。
〔発明の背景〕
被締付物たとえば2枚の鋼板を一体に締結する場合など
には、F+ボルトとナツトが広く活用されでいろ。そし
てボルト締結時の当該ボルトの軸力を管理することは、
このようvCyl?ル)k締結して得られるボルト締結
体の安全上重要である。従来このような締付は時のボル
ト火管理する方法としてトルク法とナツト回転角法があ
る。
第9図は従来リトルク法にぢける特性線図で、横軸には
締付はトルクT、縦軸にはボルトの軸力F火とっである
。このトルク法はボルトの締付けに際して生じるトルク
Tと軸力Fどの間に成り立つT=kdF(kはトルク係
数、dはボルトの呼び径)の関係を利用したものである
。ここでdはボルト固有の定数であり、kはある範囲の
締結条件に関して通常定数として取扱われる。そしてこ
の方法はトルクT′f?c制御することによってボルト
の軸力Fを管理しようとてろものである。
ところで、上記したトルク係数には座面やねじ部の摩擦
係数に関係しているが、これらの座面やねじ部の表面粗
さが各ボルト間では完全には一致していないこと、また
これらの座面やねじ部の表面に何者している油の種類等
により座面やねじ部の摩擦係数自体にばらつきケ生じや
すいことから、トルク係数kにばらつきを生じやすい。
な′j6第9図においてaはトルク係数klI7)場合
の特性線、bはトルク係数かに2の場合の特性線、Cは
トルク係数かに3の場合の特性線である。ここでに2>
kt 、k3<ktの関係にあるものとする。そしてト
ルクでの管理目標値をTfとすると、特性線aの場合の
軸力Ffに対して特性atbの場合の軸力F f’はは
るかに小さく、また特性線Cの場合の軸力Fiははるか
に大き°い。このようなことから従来のトルク法ではト
ルクTの管理目標値T。
に対するボルトの軸力Fの範囲が大きくなってしよい、
そn故、軸力管理を正確には行ない難い。
第10図は従来のナツト回転角法における特性線図で、
横軸にはナツトの回転角θ、縦軸にはボルトの軸力Fを
とっである。この方法はボルトに螺合されるナツト欠回
伝させてボルトを塑性域まで締付けろことにより、当該
ボルトの軸力を管理しようとするものである。例えば同
第10図に示すようにボルトの目標軸力FをFfとした
場合、回転角θがθf上Δθ丁なわち大きな角度範囲d
となっても、それに対応する軸力FはF、±ΔFすなわ
ち小さな軸力範囲eとなる。従って回転角θに多少のば
らつきに生じても軸力Fのばらつきが小さく、それ故上
記したトルク法に比べて安定した軸力Fの管理を行なう
ことができる。
しかしこのナンド回転角法にRいてはボルトを塑性域ま
で締付けろよ5Vcして軸力管理を行なうことから、締
付は過ぎによるボルトの破断を招く危険があり、そのた
め延性の小さい材質からなるボルトに対しては適用でき
ない。従ってこのナツト回転角法によるボルトの軸力管
理を実施する場合には、十分な延性を有する特殊な形状
のボルトに限定されろ不具合がある。なお弾性域におけ
る軸力管理を考えた場合、ナツト回転角法にあってはナ
ツトの回転角な目で読み取るようになっているので、当
該回転角の読ろ取り誤差に相応した大@な軸力Fの誤差
を生じる。それ故、弾性域における従来のナツト回転角
法による軸力管理は不可能であった。
〔発明の目的〕
本発明にこのような従来技術にどける実情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、ボルトの軸力の正確な管理を
行なうことができろとともに、弾性域に8ける軸力管理
も行なうことかでさるボルト軸力管理装置を提供するこ
とにある。
〔発明の概要〕
この目的を達成するために本発明は、所定の締結条件に
応じた基準回転角をあらかじめ設定し、第1回目のボル
ト締結時には、ボルトの締付けに際してボルトの回転角
値あるいはボルトに螺合されるナツトの回転角値を求め
、この回転角値が上述の基準回転角に一致するようにボ
ルトを締付けることによりボルトの動力を所定の値に管
理し、この状態からボルトの締付けを解いた後におこな
われる第2回目以降のざルト締付けに際しては、第1回
目のボルトの締結に際して生じる該ボルト、ナツト、被
締付物からなる締結体の永久変形に応じた補正係数に基
づいて別の基S回転角を求め、ボルトの回転角値あるい
はナツトの回転角値がこの別の基準回転角に一致するよ
うにボルトを締付けることによりざルトの軸力を所定の
値に管理する構成にしである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明のボルト軸力管理方法を第1図〜第8図に
基づいて説明する。第1図〜第4図(a)。
(b)は本発明のボルト軸力管理方法を実施する装置の
一例を示す説明図である。これらの図において、1は被
締付物で、例えば2枚の鋼板からなっている。2はこの
被締付物1を締結するためのボルト、丁なわち軸力管理
されるボルト、3はこのボルト2に見合するナツトであ
る。4はボルト2およびナツト3のいずれかに回転カケ
付与する締付は工具で、先端に角ドライブ部5を有して
いる。6は締付は工具4に着脱自在に設けた検出装置で
、例えば第2図、第3図(a) 、 (b)に示すよう
に構成しである。
これらの第2図、第3図(a) 、 (b)にSいて、
7は外殻を形成するケース、8はこのケース7内に収納
されろ第1の回転体で、前述した締付は工具40角ドラ
イブ砲5が嵌入可能な角穴9火有している。IOはこの
第1の回転体8に一体に設けたシャフトである。11は
第1の回転体8に連設され、一部がケース7に収納さn
7:1第2の回転体で、中央部にシャフト10が回動目
在に挿入される穴12.13jciよひ9間部14を有
するとともに、ケース7かう突出てる部分に角ドライブ
部15を有している。ナ?、この角ドライブ部15は第
1図に示すボルト2あるいはナツト3のいずれかに嵌着
可能なレンチソケット16に嵌入される。また第2図に
示す17は、第2の回転体11に回転可能に保持される
遊星歯車で、その歯部18はシャフト10の外周に形成
した歯部19′j6よひケース7の内周に形成した歯部
20に係合している。
21はケース7に一体に設けられ、例えば前述した被締
付物1に固定される板状の反力受けである。
22は第2の回転体11に装着したトルクロードセルで
、角ドライブ部15に生じるトルク、すなわちボルト2
の締付はトルクを電気信号として出力する。!j:23
は、前述した第1の回転体8に形成した円板部で、第4
図(a)に例示するように、円周方向にΔθ間隔に設け
た穴24を有している。
また第2図に示す25は光電式センサで、ケース7に装
着されるとともに、円板部23に対問するように配置し
てあり、第4 [W (b)に示すように、円板部23
0回転に伴う穴24の位置変化に相応したパルス信号、
すなわち円板部230回転角に相応したパルス信号を出
力する。例えばΔθな5°に設定すればパルス信号の高
レベル信号と低レベル信号とからΔθの凭、すなわち2
.5°の分解能な得ることができる。第2図、第3図(
a)に示す26は元1式七ン丈25のコネクタで、光電
式センサ25に入出力用の道線を接続する。
なS、上述した円板部23%よび元を式センサ25は、
ボルト2およびナツト3のいずれか一万の回転角を検出
する回転角検出手段を構成している。また上述したトル
クロードセル22は、ボルト2に付加されろトルクに相
応する信号を出力するトルク検出手段を構成している。
また、上述したケース7、第1の回転体8、シャフト1
0.第2の回転体11、遊星歯117、および反力受け
21は、締付は工具4によって付与される回転力を倍加
させて角ドライブ部15に伝える倍力機構を構成してい
る。
また第1図に戻り、27はボルト2の呼び径d。
ピッチル、締付は長さtf等が入力される寸法設定器で
ある。28はボルト2の強度区分、すなわち例えばJI
S等によって規定された強度区0分と引張強さの関係が
設定され、指定された強度区分に対応する引張強さを信
号として出力する強度区分モード選択器、29は被締付
物1の形態が設定され、指定された形態に相応する信号
を出力する締付物モード選択器である。これらの寸法設
定器27、強度区分モード選択器28、および締付物モ
ード選択器29は、締付けに際して用いられるパボルト
2の呼び径d1ピッチp、締付は長さt2、当該ボルト
2の強度区分、Sよひ被締付物1の形態等の締付条件を
信号として出力する信号出力手段を構成している。
30は寸法設定器27、強度区分モード選択器28、締
付物モード選択器29に接続される演算記憶回路で、こ
れらの設定器27、運択器28.29かも出力されろ信
号に応じて、後述する式で示される演算をおこない、記
5図のボルトの軸力、締付はトルク−ナツト(ボルト)
の回転角特性曲線で例示するように、例えばボルト2等
の座と被締付物1とが@Mr−する点つまりスナツグで
ある点AK#けろ軸力F ′?:得るに要するトルクで
ある基準スナツグトルクで と、点Aに至った時点にに
げる回転角θ をゼロとして締付は時の望ましい軸力F
fを発生させる点Cまでの回転角、つまり基準回転角θ
。、!演算し、これらの基準スナツグトルクT3と基準
回転角θユを記憶する。
次に、この演算・記憶回路30でおこなわnる演算の内
容について述べる。
一般に、管理されるボルト2の軸力F、と、当該ボルト
2(あるいはナツト3)の回転角θとの関係は次式で表
わすことができろ。
f θ=360c′X−(δ、+δc)(1)ここで、θ:
回転角 F、:軸力 p:ボルト2のねじピッチ δ :ホルト2のコンプライアンス δc:被締付物lのコンプライアンス である。なおコンプライアンスとは、単位荷重当りの変
位量を示すもので、ばね定数の逆数がとられる。
そして、ボルト2のコンプライアンスδ、は第6図に例
示するように、次式で表わされる。
δ  =δ、+δ。+δ、(2) ここで、δ :ボルト2の頭部にSける柱状要り 素に置換した場合のコンプライ アンス δ :ナット3とのかみ合い部を形成 するねじ部のコンプライアンス δ :締付は長さt flc:Mけるボルト2の軸部フ
ンプライアンス である。また一般に、コンプライアンスの基本式であり
δ 、δ は各々 h      n で求められる。
ここで、′F2:ボルト2の縦弾性係数A:ボルト2の
公称断面積 d:ボルト2の呼び径 である。
またδ1は第6図に示すよ5に、締付は長さt。
のうち、ボルト2の細部の長さtbとねじ部の長さt8
との比によって多少変化するが、簡易的にはねじ部の長
さt8−1のコンプライアンスの計算に用いるねじ部の
径を呼び径dと等しく?いて、締付は長11fを呼び径
dをもつ軸部の長さtbとしても実用上、余り問題はな
い。
したがって、 となる。これらのことからボルト2のコンプライアンス
δ、は、 となる。ここでE5は材質で決まる定数であり、δt&
まボルト2の呼ひ径dと締付は長さt、の関数で求める
ことができ、結局、次式で表わすことができろ。
また上記と同様にして、被締付物lのフンプライアンス
δ は、次式から求めることができろ。
に こで、E :被締付物1の縦弾性係数 (材質で決まる定数) A  :被締付物1な等価円筒に置換しq て計算する場合の各条件に対す る等価断面積 である。なお等価断面積A は被締付物lの形態q (モード)によって異なり、第7図(a) 、(b) 
5(c)に示−f3種類の形態に分けられる。同第7図
(a) 、 (b) 。
(c)に示す形態は、ポルト20座面径Bと靴付は内筒
径D との比によって分けられろ。jなわち、第7図(
A)は被給付物1が薄肉円筒のモードで、B≧D の条
件の場合で、第7図(b)は厚肉円筒のモ〇 一ドで、B<D  ≦3Bの条件の場合で、第7図(C
)はフランジのモードで、D。)3Bの条件の場合をそ
れぞれ示している。
これらの第7図(a) 、(b) 、(c)に示す各条
件における等側断面3[Ae qは、 第7図(a)の場合には、 一π    2 A、  −(D   J ) q  4    0 第7図(b)の場合には、 第7図(c)の場合には、 となる。な?、Dlはボルト穴径である。
ここで、B、D  、D、をボルト2の呼び径dの関数
とするために、B/d 、 D 0/d 、 D 、/
dの比な各々求めろと、第1表のようになる。なお、こ
の第1表中の寸法値はJIS規格値ヶとりである。ただ
し、第7図(a)の場合のD はD =Bとし、第7図
(b)の場合のD はD  =3BとしOO である。
第   1   表 この第1表から明らかなように、B / d 、 D 
1/d、D  /dはそれほどばらついておらす、した
がって6値とも平均値を採用しても余り問題はない。
つまり、 厘面径 B=1.46d 穴径 Dl=1.12d 締付は円筒径 D。=1.46d  (薄肉)D  =
4.38d  (厚肉) とすることかでさる。したかって前述の式(9)、αq
α刀はそれぞれ、 被締付物lが第71図(a)に示すモードの場合、A、
、=、−CDo−DI) =7〔(1,46d)2−(1,12d)2〕(2)被
締付物1が第7図(b)に示すモードの場合、=7(:
(1,46a)2−(1,t2d)2〕被締付物lが第
7必(c)に示すモードの場合、として、ポルト2の呼
び径d、締付は長さt、の係数として演算することがで
きる。また、このようにして求められた八〇qの値を式
(8)に代入することによって、被締付物1のモードの
それぞれに相応でるコンプライアンスδ が求められる
以上のようにしてポルト2のコンプライアンスδ、と被
締付物lのコンプライアンスδ。が求まれば、締結体と
してのコンプライアンスδが次式から求められろ。
δ=δ、+δ             αりなお、軸
力F、と回転角θとの関係式は前述の式(1)で示した
ように、 であるが、実際はボルト2、ナット3座面におげろへ1
こり、ねじ面、被締付物1どうしの接触面におけるへた
つの影響があるので、これらのへたり量を補正係数とし
て計算する必要がある。またこの一実施例で演算する回
転角θは、第5図に示す点Aから点C1での角度、すな
わち基準回転角θ  であって、原点0かも点Aまでの
軸力壬゛8set 夕も補正する必要がある。つまり基準回転角θsetは
、 となる。
ここで、δ′は各接触面間におけるへたりを考慮してコ
ンプライアンスの補正係数としたもので、で表わされ、
feはへたりjtを示し、経験的な笑測値により定数と
して定めろことができろ。
また、前述したように給付は過程に2いて生じるボルト
2やナット30座面、ねじかみ会い部におけろへたつ、
被給付物1ど5しの接触面間におけるへたりの影響によ
り、第1回目のボルト2の締付けにおける軸力と回転角
との関係と、一度締付けたボルト2をゆるめた後におこ
なわれる第2回目以降のボルト2の締付けに?ける軸力
と回転角との関係とは異r1つだものになる。すなわち
、第8図のYlは第1回目のボルト2の締付り゛に際し
て得られる特性曲線、Y2は第2回目以降のボルト2の
締付けに際して得られる特性曲線であるが、特性曲線y
、iCあっては特性面!fi Y s に比べて傾きが
急になっている。なお、Xlは第1回目の締付は後に、
例えば補修等のためにボルト2の締付けをゆるめた際に
得られる特性曲線である。
このように、特性曲線Y1 と特性曲線Y2とが異なる
の(工、前述したようにボルト2やナツトの座面、ねじ
かみ合い部はとにおいて陥没等によるへたり、すなわち
永久変形が生じ、式(イ)の計算で求めた被締付物1、
ボルト2、ナツト3からなる締結体のコンプライアンス
δにずれが生じるためである。
したかつて、このような永久変形の影i1 y1′考慮
に入れた締付は過程におけろ見かけ上のコンプライアン
スをδ。とすると、 δ =δ+δp          叫で表わすことか
できる。ここで、 δ:弾性変形に関係するb分で、上記の式(至)から得
られるコンプライアンス δ ニボルト2やナツト3の座面、ねじかろ合い部にお
いて座面陥没等、永久変形により生じ、見かけ上コンプ
ライアンスを大きくする成分 そして、上記式(8)で求められる見かけ上のフンプラ
イアンスδ。は近似的にコンプライアンスの計算値δと
比例するとみなせるので、式賂のコンプライアンスδ、
は計算値δの補正係数として扱5ことがでさ、結局式9
日は次式のように置換することができろ。
δ =α・δ          (至)ここで、αは
被締付物lの材質、硬度、面の粗さ等に関係する定数で
あり、例えば被締付物lが軟鋼の場合、この値を実験的
に求めると、締付は長さtfと呼び径dの比L 1 /
 dが3〜5の範囲において、 となる。したがって、第2回目以降の締付けに?いては
上記の式(1)は となり、こり式翰に上記の式αう、鵠を代入すると、と
なる。これに伴って基準回転角θ6.!tは、となる また、基準スナツグトルク18時におけろ軸力F3はト
ルクと軸力との関係式 T=kdFから求められる。ま
た最1!lな基準スナツグトルクT8は1つのボルト2
について実験等により求めておけば他の径については計
算で設定することができろ。つまり、あらかじめ実験等
で求めておいたボルト2のスナツグトルク’kTs0と
し、そのボルト2の有効断面積をA、。とτれば、任意
の径のボルト2の基準スナツグトルクT、は、 で表わされる。なおこの式翰に示すA3は、任意の径の
ボルト2の有効断面積である。
ここで?ルト軸部の断面積ALと有効断面積A。
の比、スナツグトルクTB0と有効断面積A3゜の比を
とってみると、第2表のようになる。
以上の結果から、任意のボルト2の基準スナツグトルク
T8は式翰から、 =0.035X0.84AL = 0.035X0.84X:d2 =0.023d2              (ハ)
とボルト2の呼び径□dの関数として求めることができ
る。したかつて基準スナツグトルク78時における軸力
F8は、 = 0.023 X −(25) で求められ、kはこの場せ、k = 0.2として定数
で取扱っても問題はない。
次に弐α0のFfは上述したように管理しようとする目
標軸力であるか、ボルト2宛弾性域内で管理する場合と
、塑性域内で管理する場合とが考えられる。仮に弾性域
内で管理するものとして、当該軸力Ff火ボルトA力の
60%に設定しようと丁れば、ポルト20強度区分欠指
定することによってこの軸力Ffを算出することができ
る。例えば強度区分をJISの10・9と指定すれば、
目標軸力Ffは、 F: 、 = l OO(kg/gj)xO,9x0.
6= 54 (kg/mj) となる。
なお、上記では目標とする軸力Ffを耐力の60%とし
たが、必ずしもこの限りではない。このようにして締結
に用いるボルト2に応じて強度区分のモード選択をおこ
なうごとによって、目標とする軸力F、は設定できる。
以上のようにして基準スナツグトルクT3、及び第1回
目の締付けに際して設定される基準回転角6.et、第
2回目以降の綿付けに際して設定されろ基準回転角oB
etを演算することかできる。
また第1図に戻り、31は前述したトルクロードセル2
2に接続され、トルクロードセル22かも出力されろ信
号を処理し、トルク値火頂算するトルク演算器、32は
トルク演算器3 ’l gよひ前述の演算・記憶回路3
0に接続さit、、トルク値と基準スナックトルクT、
とを比較し、トルク値が基準スナツグトルクT、に一致
した場合に信号を出力するトルク比較器である。な?、
33は演算・記憶回路30かも出力されるスナツグトル
ク設定信号を示している゛。34はトルク比較器32に
接続され、トルク比較器32かも信号が出されたときに
、前述した回転角検出手段から出力される信号をリセッ
トする信号を出力する回転角リセット回路、35は前述
した回転角検出手段及び回転角リセット回路34に接続
され、回転角検出手段から出力されろ信号を処理し、ボ
ルト2(あるいはナツト3)の回転角に相応する回転角
検出手段佃′!L″″rろ回転角演算器、36は回転角
演算器35及び前述した演算・記憶回路30に接続され
、回転角検出値と基準回転角θsetとを比較し、回転
角検出値が基準回転角θsetに一致した場合に48号
を出力する回転角比較器である。なお、37は演算・記
憶回路30かも出力される基準回転角設定信号を示して
いる。また38は回転角演算器36に接続され、この回
転角比較器36がも出力される信号に応じて、ボルト2
の締付は作業の終了の旨を示す信号を出力するす感層、
39はトルク演算器31及び回転角演算器35に接続さ
れ、トルク値及び回転角検出値火成示すろ表示装置でる
る。
また40はトルク演算器31、トルク比較器32、回転
角リセット回路34、回転角演算器35、回転角比レズ
器36、及び曾感層38の−「べてをイニシャルリセッ
トする初期リセット回路である。
このように構成しである装置欠相いて次のようにしてボ
ルト:2の動力を管理することができる。
1なわち、はじめに初期リセット回路40’&作動さセ
て、トルク演算器31、トルク比較器32、回転角リセ
ット回路34、回転角演算器35、回転角比較器36、
及びν綴器380丁べてをリセットしておく。また、締
結に用いられろボルト2の呼ひ径d、ねじのピンチP、
締付(げ長さtfを寸法設定器27に設定するとともに
、ボルト20強度区分を強度区分モード選択器28vc
よって指定し、被締付は物lのモードケ締付物モード選
択器29によって指定する。これによって、演算・記憶
回路30 VcNいて基準スナツグトルクT と上記式
αQで示j第1回目の締付けに際して用いられる基準回
転角θ3□、上記式(2)で示す第2回目以降の締付け
に際して用いられる基準回転角θsetが演算され、記
憶される。
この状態において、第1図に示すように例えばボルト2
の頭にレンチソケット16を嵌着させ、このレンチソケ
ット16に検出装置60角ドライブ部15y!−嵌着さ
セ、この検出装置60角穴9に、締付は工具4の角ドラ
イブ部5?:嵌着させろ。そして、検出装置6の反力受
け21を回動不能に係止させた状態において締付は工具
4を回動さセると、この締付は工具4と一体に第1の回
転体8及びシャフト10が回動し、シャフト100回動
に伴って遊星歯j[17が回動し、この遊星Ji車17
と一体に第2の回転体11が回動し、この第2の回転体
11と一体にレンチソケット16が回動し、ゲルト2が
締付けられる。なお、この場合、第2の回転体11の角
ドライブ部15には、ケース7に一体に設けた反力受け
21が固定状態に保持されることから、締付は工具4に
よって付与されるトルクに比べて倍加されたトルク、す
なわち角穴9の中心からシャツ)10の歯部19と係合
する遊星歯][17の歯部18の中心に至る距離と、角
穴9の中心からケース7の歯部20と係合する遊星歯1
17の歯部18の中心に至る距離との比に相応して増大
したトルクか付与される。
な8この間、締付は工具4の回動に伴って第1の回転体
80円板部23が回動し、この円板部230回転角に相
応する信号、丁なわちゲルト2の回転角に比例した信号
が回転角演算器35に出力されろ。また、第2の回転体
110回動に伴って、トルクロードセル22かもトルク
演算器31に信号が出力され、トルク比較器32でトル
ク値とOiL算・記憶回路30かも出力される基準スナ
ツグトルクT、とか比較されろ。
セし℃、トルク値と基準スナツグトルクTsとか一致し
たとさ、トルク比較器32かも回転角リセット回路34
に信号が出力され、この回転角リセット回路34は回転
角演算器35に、それまで出力されているボルト2の回
転角に相応する回転角検出値をリセットする旨の信号な
出力する。次いで、この回転角演算器35で、基準スナ
ングトルクT3が得られた後のボルト2の回転角検出値
火求める演算がおこなわれ、七の回転角検出値に相応す
る信号が回転角比較器36に出力されろ。
なおこの間、トルク演算器31で演算されるトルク値及
び回転角演算器35で演算される回転角検出値は、表示
装置39に?いて表示される。
また、上記の回転角比較器36は回転角演算器35かも
出力される回転角検出値と演算・記憶回路30かも出力
される基準回転角θaetと欠比較する。この場合、ゲ
ルト2の締付けが第1回目の締付けであるときには弐〇
〇で示す基準回転角θsetが比較に際して用いられ、
第2回目以降の締付けであるときには式翰で示す基準回
転角θgetが比較に際して用いられる。
そして、基準回転角θsetと回転角検出値とか一致す
ると、回転角比較器36から警報器38に信号が出力さ
れ、警報器38はこの信号に基づいて締付は終了を示す
信号を出力し、例えば警報音宛発てる。このよ5にして
所望のボルト2の軸力Ffによる被締付物lの締付けを
実現さセることかで〔発明の効果〕 本発明のボルト軸力管理装置は以上のように栴成しであ
ることから、第1回目のボルトの締付けの場合と、第2
回目以降のボルトの締付けの場合のそれぞれに応じて適
切な基準回転角を採用することができ、管理目標値に対
する誤差の少ない正確な軸力管理火おこなうことができ
、また弾性域における軸力管理をおこなうことができ、
それ故従来に比べてより精度の高い動力管理な実現でき
ろ。また、適用されろボルトに対する制約を緩和するこ
とができ、締付は過ぎによるボルトの破断ン確実に防止
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図(a) 、 (b)は本発明のボルト軸
力管理方法を実励τろ装置の一例を示す説明図で、第1
図は全体の概略構成を示す説明図、第2図は検出装置を
示す一部断面部分を含む倶1面図、第3図(a)は第2
図に示す検出装置の平面図、第3図(b)は第2図に示
す検出装置の裏面図、第4図(a)は第2図に示す検出
装置を構成する円板部を例示てろ平面図、第4図(b)
は第2図に示す検出装置を構成する回転角検出手段から
出力されるi4ルス信号の波形図、第5図はボルトの軸
力、締付はトルク−ナツト(ボルト)の回転角特性曲線
を示′″r%性綴図、第6図は締結に用いられろボルト
の形態大例示する説明図、第7図(a) 、 (b) 
、 (c)は被締付物のモードを例示する説明図、第8
図は第1回目のボルトの締付けに際して得られる軸力−
回転角の特性曲線と第2回目以降のボルトの締付けに際
して得られる軸力−回転角の特性曲線と火比較して示し
′7..%性緑図、第9図は従来実施されているボルト
軸力管理方法のうちのトルク法にSける特性線図、第1
0図は同じ〈従来のナツト回転角法に2ける特性線図で
ろろ。 ■・・・被締付物、2・・・ボルト、3・・・ナツト、
4・・・締付は工具、6・・・検出装置、22・・・ト
ルクロードセル、27・・・寸法設定器、28・・・強
度区分モード選択器、29・・・締付物モード選択器、
30・・・演算・記憶回路、31・・・トルク演算器、
32・・・トルク比較器、35・・・回転角演算器、3
6・・・回転角比較器。 1・、−1− 、・141.・ ) じ−゛ 化1人弁1± 3  顕次部11〕、・;第1図 べ 第2図 第3図 Cσノ (b) 第4図 Cσノ Δn (b) 第5図 第6図 第7図 第8図 @lθ 第9図       第1O図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、被締付物を締結するボルトの締結時の軸力を管理す
    るボルト軸力管理方法において、所定の締結条件に応じ
    た基準回転角をあらかじめ設定し、第1回目のボルト締
    結時には、該ボルトの締付けに際して該ボルトの回転角
    値あるいは該ボルトに螺合されるナットの回転角値を求
    め、該回転角値が上記基準回転角に一致するように該ボ
    ルトを締付けることにより当該ボルトの軸力を所定の値
    に管理し、この状態から該ボルトの締付けを解いた後に
    おこなわれる第2回目以降のボルト締付けに際しては、
    上記第1回目のボルトの締結に際して生じる上記ボルト
    、ナット、被締付物からなる締結体の永久変形に応じた
    補正係数に基づいて別の基準回転角を求め、該ボルトの
    回転角値あるいは該ナットの回転角値がこの別の基準回
    転角に一致するように該ボルトを締付けることにより当
    該ボルトの軸力を所定の値に管理することを特徴とする
    ボルト軸力管理方法。
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