JPS617463A - カーボン電極を備えたpHおよびイオン濃度測定用電極の製造方法 - Google Patents

カーボン電極を備えたpHおよびイオン濃度測定用電極の製造方法

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JPS617463A
JPS617463A JP59127465A JP12746584A JPS617463A JP S617463 A JPS617463 A JP S617463A JP 59127465 A JP59127465 A JP 59127465A JP 12746584 A JP12746584 A JP 12746584A JP S617463 A JPS617463 A JP S617463A
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    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/4035Combination of a single ion-sensing electrode and a single reference electrode

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、p H及び各種イオン′a度を測定するカー
ボン電極を備えたpH及びイオンa度測定用電極に関す
るものである。
(従来の技術) 従来一般に使用されているpトー1及びイオン濃度測定
用電極としてガラス電極と共に使用される比較電極は、
第6図に示寸ように支持管51内に内部電極52を装置
すると共に、塩化加工溶液53を充填し、更に支持管5
1下部に溶絡部54を設(プ、且支持管51の上方部に
塩化加工溶液53を補充するだめの補充口55を設りて
形成しである。
また、ガラス電極と比較電極とを一体に結合した複合電
極は、第7図に示すように下部にp l−1感応ガラス
56を一体に溶着したガラス電極支持管57の外周に比
較電極支持管58を間隔を置いて溶着周設して支持管5
9が形成され、且該支持管5つの上方部に支持板60を
設置してガラス電極支持管57の上端部を保持固定し、
更に支持板60に夫々比較電極の内部電極61及びガラ
ス電極の内部電極62の上端を固定すると共に、比較電
極支持管58に塩化加工溶液63を充填し、且ガラヌ電
極支持管57にガラス電極の内部溶液64を充填し、且
比較電極支持管58の上部に塩化加工溶液63の補充口
65を設しプ、下部に液絡部66を設けて形成されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のような構成の比較電極及び複合電
極には次のような問題点があって、l) +(及びイオ
ン濃度を正確に測定ができ、なかった。即ち、 (1)液絡部より塩化加工溶液が流出しながら測定する
ため、それが被測定溶液に混入し、そのo 1−1値に
変化を起すこともあり、また化学反応を起すこともある
(2)塩化加工溶液が液絡部を通して被測定溶液に接触
する部分において液絡都電位差が生じる。
もともと比較電極及び複合電極としては液絡都電位差が
無いこと、或は被測定溶液の濃度の変化に対しても、液
絡都電位差が変化しないことが望しい。しかし被測定溶
液の濃度が上る(例えば酸性度が強くなる)と、液絡部
の電位差が大きくなる傾向がある。例えば一般に25℃
において中性標準液6.865p Hとフタル酸標準液
4.008pHにて標準較正を行い、修酸塩標準液1.
679pHを測定した場合、およそ0.04〜0.06
pl−1以上の起電力誤差が出てくる。
〈3)液絡部から塩化加工溶液が被測定溶液中に流出す
るため、液絡部電位の安定に時間がかかる。
(4)一般に測定時において塩化加工溶液の補充孔を開
ける必要があり、−気圧で測定しなければならない。そ
のため圧力の高い(又は低い)溶液をそのまま測定すれ
ば、被測定溶液が液絡部を通じて塩化加用溶液中に逆流
する。それにより液絡都電位差が変動づることはいうま
でもイ5く、また圧力が低ければ塩化加工溶液の流出が
非常に甲くなる。
(5)最近は公害の理由で内部電極に水銀を用いる柑永
電極の代りに、銀−塩化銀(△q−△0Ce)電極を用
いるようになったが、銀−塩化銀は塩化加工溶液、即ち
高m度の塩素イオン溶液により溶出し、液絡部を詰まら
せ、そのため当然ながら液絡部の電位差が変動する。
(6)塩化加工溶液が流出するため、当然補充を要する
。補充を怠ると塩化加工溶液だけが流出してなくなり、
液絡部の波間電位差が変動したり、又溶液全体が流出し
、被測定溶液が液絡部を通じて逆流する。従って液間電
位差が変動覆ることはいうまでもない。これは特に工業
用の時に多く起る。
(7)塩化加工溶液の補充口は支持管の上方部に設けら
れていて、補充口の下まで塩化加工溶液が入っており、
比較電極は言わば水の棒に近い。従って、被測定溶液の
容器(ビーカー)が開放型で、比較電極が水の棒である
と、被測定溶液と比較電極とを精密に恒温槽により温度
を一定にすることはできない。
以」−の通りpHおよびイオン濃麿測定用電極である比
較電極及び複合電極は問題点が多いのにもかかわらず、
それに代わるべき新規なI)Hおよびイオンta測定用
電極が提供されていなかった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記のような従来の問題点に着目してなされた
もので、従来の塩化加工溶液を液絡部」:り流出させる
タイプのものと異なり、活性化処理を施したカーボン電
極を使用して、塩化加工溶液を流出させることなく、p
 )−1およびイオン濃度の測定をなし上記問題点を解
決することを目的とでる。
上記の目的を達成づる1=め、本発明は過塩素酸と硝酸
と水との混酸でグラファイトを煮沸し、水洗い後泥状グ
ラファイトとし、更にこの泥状グラファイトに四塩化炭
素を加え、塩素と窒素よりなる混合ガスを通過させつつ
加熱して後、窒素ガスのみを用いて更に加熱後冷却して
カーボン微粉末を得る第1工程と、第1工程によって1
nられたカーボン微粉末にテフロンまたはプラスチック
粉末を混合し、この混合物をロールプレスし、または型
に圧入して所定の厚さに成型後冷却してカーボンシート
またはカーボン棒を1qる第2工程と、第2工程によっ
て19られたカーボンシート2枚またはカーボン棒2本
を各々極として稀硫酸溶液中で電解づ−ることにより活
性化処理を施してカーボン電極を1qる第3工程とによ
り製造されたカーボン電極を、内部電極及び内部溶液を
備えた比較電極の支持管または複合電極の比較電極部の
支持管に穿設した開[1部に装着する一方、更に前記支
持管を支持板により上下に区分し、下方部に検出手段を
、目上方部に熱;庶断手段を夫々備えて構成されている
(作用) 次に、本発明の詳細な説明する。
前記第1へ・第3工程によって得られたカーボン電極を
使用した比較電極と従来タイプの比較型(φ(塩化加工
溶液と液絡部とにより成るもの)とを特性面に於いて対
比してみる。
従来測定せんとする溶液のII l−(値はガラス電極
と従来タイプの比較電極(塩化加工溶液と液絡部とより
なるもの)間において起電力E1は理論的に E+  −(1)l−N  −n  1−1x  ) 
 α+Eas+p j  −!−ΔEr  ・ ・ ・
 ・ (1) で表されている。
pH1・・・ガラス電極の内部溶液のp H値、一般に
pH7,00である。
111−IX ・・・被測定溶液のI)H値rx・’−
・0.1983T (m V/p 1−1) 、αはN
 ernstの係数、ゴーは絶対温度である。
EaS・・・ガラス電極の真の不斉電位差Ej ・・・
比較電極と被測定溶液間の液間電位差△Er・・・ガラ
ス電極の内部電極と比較電極の内部電極間の電位差 (1)式で明らかな様にガラス電極の起電力は、E、j
がなければ、N ernstの係数に近い電位勾配(m
V/pl−1)を示すものである。
これに対し−C1本発明方法により製造されたカーボン
電極を使用する第1図または第2図に示された比較電極
とガラス電極間の起電力E2はE2  =  (p  
Hi  −p  1−1x  )a+FaS−((11
1−1i  ’−pI−1x  )  β+E as’
  −ΔE「′ )・ ・ ・ (2) で表わされる。
p+−+i ・・・ガラス電・極の内部溶液の11 H
値、一般に1lH7,ooである 1)l−1x ・・・被測定溶液のDt−N直αt−・
Q、1983’r (m V、/p H)、αはN e
rnstの係数、王は絶対部iであるEaS・・・ガラ
ス電極の真の不斉電位差pHi’  ・・・カーボン電
極をもった比較電極の内部溶液のl’l 1」値、一般
に1)H7,00でガラス電極の内部溶液と同じものが
望しい。
β・・・カーボン電極の起電力(mV/pH)で各pH
値において殆んどOに近いものである。
E as’  ・・・カーボン電極をもった比較電極の
真の不斉電位差 △E r I  ・・・カーボン電極をもった比較電極
の内部電極とガラス電極の内部電極との電位差金不斉電
位差EasとE as’ は極めて少いものであり、又
当然変化も少い。また、ガラス電極の内部溶′aill
−1+とカーボン電極をもった比較電極の内部溶液pH
i’ は同様なものを用いるので、これによる電位差は
殆んどない。更にガラス電極とカーボン電極をもった比
較電極の内部電極との電位差△E r lも極めて少な
いものである。即ち、内部溶液と内部電極とも同様なも
のを用いるのであるから少ない上に更に打消しになるた
めである。
以上の通りであるから、カラス電極とJy−ボン電極を
もった比較電極間の起電力[、はFE、 −(p ll
i −p 1−lx )α・・・ど考えてよくN er
nstの係数に近い理想的な電極の組合せとなる。
次に各1)H値を25°Cにおいて前記第1図に示すカ
ーボン電極をもった比較電極を用いて測定した結果は、
第1表に示す如くであって極め′C安定なよい結果を与
えている 第1表中、 ■は25°Cにおける標準液のpl−1値■は中性標準
液6.865pl−1とフタル酸標準液4.008pH
とで標準較正をを行い、これを0.0OOl’lHとし
く実測では6.865p Hと4、.008間の起電力
は1p1」につき58.62mVであつIζ)、各11
 H値における差を示す。
上述のように前記工程によって得られた活性化されたカ
ーボンN極を使用した比較電極は、pHおよびイオン溶
液f1度に対してその起電力がほとんど変化がなく、ま
た膜抵抗は数10Ω以下である。従って、従来タイプの
塩化加用溶液と液絡部を有する比較電極の液絡部抵抗は
1〜10にΩであるため、この従来タイプの比較電極に
代えて、前記工程によって得られたカーボン電極を使用
した比較電極を使用できることが裏付【二lらhだ。
そして、前記工程により製造されたカーボン電極を比較
電極の支持管または複合電極の比較電極部の支持管に穿
設された開口部に装着づれば、内部溶液が流出すること
なく、従って内部溶液が被測定溶液に混入せず、また支
持管を支持板により上下に区分し、下部に検出手段を備
え、且上方に熱遮断手段を備えさせることによって、内
部溶液の温度と被測定溶液の温度が一定に保たれる。。
(実施例) 本発明の実施例を図に就いて詳細に説明づ−る。
本発明は新規な方法によって得られたカーボン電極をp
 H及びイオン濃度測定用電極である比較電極または複
合電極の比較電極部の支持管に穿設された開口部に装着
している。そして、本発明を説明するには新規なカーボ
ン電極の製造方法について説明する必要があるので、先
ずカーボン電極の製造方法について説明する。
本発明電極に使用づるカーボン電極を製造するための第
1工程としては先ずグラホイル等の市販グラファイトを
、過塩素酸を1、硝酸(HNO,)を3、水を3の割合
とした混酸と共に、特に限定する必要はないが好ましく
は2〜3時間煮沸させた後、充分攪拌、水洗いして泥状
にする。次にこの泥状グラノアイトに等容量の四塩化炭
素(CCL)を加え、石英ボー1へに入れ、塩素(CQ
+>ガス1と窒素(N2)ガス10の容量の割合の混合
ガスを通過させながら、グラファイトを特に限定する必
要はないが、好ましくは500℃位で凡そ2〜3時間加
熱する。この加熱後、窒素ガスのみを通過させ、更に加
熱温度を−Lげ、特に限定する必要はないが好ましくは
700〜900℃で5〜20分間加熱した後冷ム1]シ
てカーボン微粉末を得て第11稈を完了づる。
次に第2工程としては第1工程によって得られたカーボ
ン微粉末にテ、フロン粉末又は六弗化プロピレン等の耐
化学性、耐熱性、防水性のあるプラスチック粉末を、特
に限定する必要はないが好ましくは5〜10%混合して
、口の混合物を常温へ・300℃の7favでロールプ
レスをし、または型に圧入して所定の厚さに成型後冷却
してカーボンシートまたはカーボン棒を1りる。これに
よって第2工程を完了する。
第3工程は、第2工稈によって得られたカーボンシート
又は棒を比較電極用カーボン電極に形成する工程である
。すなわち、前記第2工程によって得られたカーボンシ
ート2枚またはカーボン棒2本を各々極として、1〜1
.5Nの稀ra酸(1−12So、)中で、特に限定す
る必要はないが好ましくは100μA〜2mA/crj
で直流電解を行い、5〜10分毎に極性を切換えて、同
様の条、イ!1で直流、電解を2・−10回繰返し、然
る後水洗いして表面の洗浄と活性化を行い、比較電極用
カーボン電極を形成するのτある。
そして、第1図(ま第1実施例を示し、前記方法によっ
て得られたカーボン電極の−うち膜l大のものを0日及
びイオン1lfi1度測定用電極である比較電極の支持
管に装着したものである。づなわら、第1図に示す比較
電極△は、薄いガラスまたはプラスチック製の支持@1
の下方側に開[]部2を?設し、月該開口部2に前記方
法により製造されたカーボンN極3を熱圧縮性チューブ
4により固着して内部溶液5がもれないようにすると共
に、カーボン電極3の内部溶液5及び内部電極6に接触
できるようにして形成されている。なお、図中7は内部
電極6の支持部であって支持管1に固定されており、ま
た8はリード線であって内部電極6に接続され、キャッ
プ9を経て外部へ起電力を取り出すbのである。
また、第2図は第2実施例を示し、前記方法によって1
0られたカーボン電極のうち棒状のものをIJ H及び
イオン濃度測定用電極である比較電極の支持管に装着し
たものである。すなわち、第2図に示す比較電極Δ′は
、薄いガラスまたはプラスチック製の支持管1の下方側
に開口部2を穿設し、ロ該間ロ部2に前記方法により製
造された短かいカーボン電極3′を接着材4′により固
着して形成され、その他の構成は第1図のものと全く同
一である。
第3図は第3実施例を示し、前記工程によって得られた
カーボン電極を、DH及びイオン濃度測定用電極である
熱遮断手段を設けた比較電極の支一般に、ガラス電極ど
比較型(かどの組合Vにより正確に被測定溶液のp l
−1及びイA−ンm度を測定するには、両電極及び被測
定溶液の温度を一定1こすることが好ましい。
何故なら、ガラス電極、比較電極ともに、精密に温度を
一定にする必要があることは、前記公式(1)のガラス
電極のNernStの係数でも明らかである。ガラス電
極の内部電極及び内部溶液も同様に温度で電位が変化す
る。と同jに比較電極も内部電極、塩化加工溶液及び液
絡部も湿度で電位が変化することが明らかであるからで
ある。
従来、室温内の測定でも、恒温槽内の測定であっても、
ビーカー内の被測定溶液の上部が開放されているために
、被測定溶液内に浸漬された比較電極の検出部分と、被
測定溶液上に突出した上方部分とは同一温度とはならず
、徐々にその湿度が変化して比較電極の内部溶液の温度
を一定に保つことができず、正確なpH及びイオン濃度
の測定は不可能である。
この温度を一定に保つようにしたのが第3実施例であり
、この第3実施例の比較電極A l/は薄いガラスまた
はプラスチック製品の支持管1の下方側に間口部2を穿
設し、且該開口部2に前記工程により製造されたカーボ
ン電極3を熱圧縮性チューブ4により固着すると共に、
支持管1の下方部に支持板10を固定して内部電極6の
上方部を密嵌固定し、支持板10下方の空隙部に内部溶
液5を充填して検出手段となるカーボン電極3、内部溶
液5及び内部電極6を支持板10の下方部に装置する一
方、熱遮断手段として支持板10上方の空隙部にプラス
チック発@林等の熱遮断材11を充填し、或いは空隙部
を真空とし、更に内部電極6に接続さ礼た内部電極線1
2を出来るたり細い線にして、検出部分からの熱伝導を
小としてリード線8に接続してキャップ9を経て外部へ
内部電極6の起電力を取り出すようにして形成されてい
る。
これにより比較電極の検出手段を装置して支持管1の下
方部分を被測定溶液に浸漬すれば、被測定溶液外へ突出
した支持管1部分の温度変化は熱遮断材11、或いは真
空部分により内部溶液6部分へ伝導せず、従って内部溶
液6と被測定溶液との湿度を一定に保ってpH及びイオ
ン潤度の正確な測定が可能である。
第4図は第4実施例を示し、前記方法によって得られた
カーボン電極をpH及びイオン8度測定用電極である複
合電極の比較電極部の支持管に装着したものである。
複合電極は、ガラス電極、比較電極及び温度検出素子と
を一体にまとめて形成されたものをいい、以下第4図の
一複合電極Bに就いて説明すると、支持管1は薄いガラ
ス製支持管1′と、該ガラス製支持竹1′の−り方にプ
ラスチック製支持管1″を嵌着して形成されている。ガ
ラス製支持管1′は下部にl) H感応ガラス13を一
体に溶着したガラス電極支持管14の外周に比較電極支
持’i’J15を間隔を置いて溶着周設して形成されて
おり、且ガラス製支持管1′の上方部には支持板10が
設(づられていて、ガラス電極支持管14の上端部を密
嵌固定している。そして比較N極支持管15の一方には
開口部2が穿設され、該開口部2に前記工程によって得
られたカーボン電極3が熱圧縮性チ1−ブ4により固着
され、また比較電極支持管15の使方には小孔16を穿
設して湿度検出素子17を嵌着して露出さじ、更に前記
支持板10には比較電極用の内部電極6、ガラス電極用
の内部電極18及び温度検出素子17の各上端部を密嵌
固定すると共に、前記各比較電極支持管15及びガラス
電極支持管1,4内に夫々内部溶液5.19を充填して
検出手段となるカーボン電極3、内部溶液5.1つ及び
内部電極6.18を支持板10の下方部に装置する一方
、熱遮断手段として支持板10−1一方の空隙部にプラ
スチック発泡材等の熱遮断材11を充填し、或いは空隙
部を真空とし、更に各内部型m 6.18に接続された
内部電極線12及び温度検出素子17に接続された接続
線20を出来るだけ細い線にして検出部分からの熱伝書
を小としてリード線8に接続して、キャップ9を経て外
部へ内部電極6.18の起電力を取り出すように形成さ
れている。
上記構成より成る複合電極Bは開放型ビーカーに入れら
れた被測定溶液内へ検出部分である下方部のみを浸漬す
ることによって、前記第3実施例で)ホべたような熱遮
断手段の作用により各内部溶液5.19と被測定溶液の
温度を一定に保つことができ、従ってpl−1及びイオ
ン淵磨の正確な測定が可能となるのである。
第4図に示す複合電極Bは開放型ビーカーに入れられた
被測定溶液のpH及びイオンi11度の測定に適するが
、第5図に示づものは前記複合電極Bを封入型ビーカー
に入れられた被測定溶液の測定に使用している状態を示
すものである。ターなわら、第5図は前記複合電極Bを
用いて外部にほとんど熱が通らないように各電極と被測
定溶液を封入して測定する装置である。この目的を達成
するため、前記複合電極Bには更にプラスチック製支持
管1″の下方部に後述の封入型ビーカー25の首部26
の内周壁に摺接する第1のOリング21を周設4ると共
に、プラスデック製支持管1″の第1のOリング21下
方より−ト端近くまでガス逃げ通用のカス排出管22を
プラスチック製支持管1″の内周壁に沿って装置して、
その上下端を間口して上方の開口部に蓋23を嵌合でき
るように構成する必要がある。第5図中、24は44人
型ビーカー25に入れられた被測定溶液であり、封入型
ビーカー25の首部26には複合電極Bのプラスデック
製支持管1″より梢径大の貫通孔27を有するキ↑・ツ
ブ28がa、Vされていて、該キャップ2ε3を螺合し
て行くに従い首部26上に装置された第2のOリング2
つを押圧してその径を少ならしめるようにしである。ま
た30はスタータ31」−にプラスチック発泡材により
形成された防食台兼用の熱絶縁物32を介して載置され
た恒温槽で、該恒湿槽30内には槽水33が入れられ、
恒温槽30の上部間口部には複合電極Bのプラスチック
製支持管1″の外周(二密着して口れを貫挿づる透孔3
4を有する蓋体35が被冠してあり、更に36は封入型
ビーカー25に入れられた回転子で、該回転子36はス
タータ31によって回転するように構成されている。
而して、封入型ビーカ−25の被測定溶液27′lの1
11−1及びイオンiR度を測定するには、複合電極B
を封入型ビーカー25内にキトツブ28を貫挿して挿入
し、複合電極Bの先乃部の検出部分を被測定溶′a24
に浸漬すると共に、ガス排出管22の下方の聞[71部
を被測定溶液24の液面より上面に位置せしめ、キャッ
プ28を螺合すると第2のOリング2つが押圧されて首
部26内周面に密着し、月第1のOリング21ち首部2
6内周面に密着しているので封入型ビーカー25は完全
に密閉される。そして、複合電極Bが被測定溶液24の
中に浸漬されることによって、被測定溶液24の液面レ
ベルが上がると同時に、封入型ビーカー25内のガス圧
(空気または不活発性ガスのガス圧)が上がるが、この
ガス圧はガス排出管22を通して蓋23を取去った上部
間口部よりガスが放出されるので常気圧となる。そして
、この密閉された封入型ビーカー25を恒温槽3oの槽
水33の中に浸漬すると共に、恒温槽30よりの熱放散
を防ぐため複合電極Bに密嵌固定した蓋体35を恒温槽
30上に被冠固定し、スタータ31によって回転子36
を回転せしめて被測定溶液24を攪拌してl)H及びイ
オン濃度を測定′づ”る。この際、恒湿槽30内体の温
度制御で、また複合電極Bの温度検出素子17の検出で
温度制御をするにしても、精密に温度制御ができ、且I
T H及びイオン濃度の正確な測定が可能である。
(発明の効果) 本発明は上述のようであるから、従来タイプの比較電極
に代えて、前記第1〜第3工程によって得られたカーボ
ン電極を比較電極または複合電極の比較電極部に用いる
ことができるので、塩化加用溶液が流出することなく、
その結果塩化加里溶液が被測定液に混入せず、p l−
1値に変化を起すこともなく、jた塩化加用溶液の補充
が不要で、然も支持管を、E下に区分し、下方に検出手
段、上方に熱遮断手段を備えることにより、内部溶液と
被測定溶液の温度を一定に保つことができ、その結果極
めて正確にpHおよびイオン濃度の測定をすることが可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す縦断面図、第2図は
同第2実施例を示す縦断面図、第3図は同第3実施例を
示す縦断面図、第4図は同第4実施例を示す縦断面図、
第5図は第4実施例に示した複合電極の使用例を示す縦
断面図、第6図は従来の比較電極の縦断面図、第7図は
従来の複合電図中、△、A′、Δ″は比較電極、Bは複
合電極、1は支持管、2は開口部、3.3′はカーボン
電極、5は内部溶液、6は内部電極、10は支持板、1
1は熱遮断材である。 昭和59年6月22日 外1名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 過塩素酸と硝酸と水との混酸でグラファイトを煮沸し、
    水洗い後泥状グラファイトとし、更にこの泥状グラファ
    イトに四塩化炭素を加え、塩素と窒素よりなる混合ガス
    を通過させつつ加熱して後、窒素ガスのみを用いて更に
    加熱後冷却してカーボン微粉末を得る第1工程と、第1
    工程によって得られたカーボン微粉末にテフロン(登録
    商標)またはプラスチック粉末を混合し、この混合物を
    ロールプレスし、または型に圧入して所定の厚さに成型
    後冷却してカーボンシートまたはカーボン棒を得る第2
    工程と、第2工程によって得られたカーボンシート2枚
    またはカーボン棒2本を各々極として稀硫酸溶液中で電
    解することにより活性化処理を施してカーボン電極を得
    る第3工程とにより製造されたカーボン電極を、内部電
    極及び内部溶液を備えた比較電極の支持管または複合電
    極の比較電極部の支持管に穿設した開口部に装着したこ
    とを特徴とするカーボン電極を備えたpH及びイオン濃
    度測定用電極 2 支持管が支持板により上下に区分され、下方部に検
    出手段を備え、且上方部に熱遮断手段を備えたものであ
    る特許請求の範囲第1項記載のカーボン電極を備えたp
    H及びイオン濃度測定用電極
JP59127465A 1984-06-22 1984-06-22 カーボン電極を備えたpHおよびイオン濃度測定用電極の製造方法 Granted JPS617463A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1987006701A1 (en) * 1986-04-22 1987-11-05 Toray Industries, Inc. Microelectrode for electrochemical analysis
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