JPS6172608A - 嵩比重の小さいオルソ燐酸ナトリウム無水物の製造法 - Google Patents
嵩比重の小さいオルソ燐酸ナトリウム無水物の製造法Info
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- JPS6172608A JPS6172608A JP19247984A JP19247984A JPS6172608A JP S6172608 A JPS6172608 A JP S6172608A JP 19247984 A JP19247984 A JP 19247984A JP 19247984 A JP19247984 A JP 19247984A JP S6172608 A JPS6172608 A JP S6172608A
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- sodium orthophosphate
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業分野)
本発明は嵩比重の小さいオルソ燐酸ナトリウム無水物の
製造法に関する。
製造法に関する。
(背景技術)
オルソ燐酸ナトリウムの純度の高いものは食品添加物、
清缶剤、硬水軟化剤、金属表面処理剤、染色助剤等、各
方面に使用されている。オルソ燐酸す) IJウムは燐
酸二水素す) IJウム、燐酸−水素二ナトリウム、燐
酸三ナトリウムの三種あるが、これら各種オルソ燐酸す
) IJウムは、工業的には乾式性燐酸またはこれと同
程度に精製された湿式法燐酸に苛性ソーダ、炭酸ソーダ
などのす) IJウム化合物を加え中和する方法で製造
された当該燐酸ナトリウム水溶液またはスラリーを乾燥
して製造される。
清缶剤、硬水軟化剤、金属表面処理剤、染色助剤等、各
方面に使用されている。オルソ燐酸す) IJウムは燐
酸二水素す) IJウム、燐酸−水素二ナトリウム、燐
酸三ナトリウムの三種あるが、これら各種オルソ燐酸す
) IJウムは、工業的には乾式性燐酸またはこれと同
程度に精製された湿式法燐酸に苛性ソーダ、炭酸ソーダ
などのす) IJウム化合物を加え中和する方法で製造
された当該燐酸ナトリウム水溶液またはスラリーを乾燥
して製造される。
オルソ燐酸ナトリウムには種々の結晶水を有するものが
あり、特定温度で熱転移する。例えば、燐竣水素二ナト
リウムは35℃以下の乾燥温度では、12水塩を、48
°C以下では7水塩を、958C以下では2水塩を形成
し、そして95℃以上では無水物に転移する。
あり、特定温度で熱転移する。例えば、燐竣水素二ナト
リウムは35℃以下の乾燥温度では、12水塩を、48
°C以下では7水塩を、958C以下では2水塩を形成
し、そして95℃以上では無水物に転移する。
オルソ燐酸す) IJウムにはこの様に多くの結晶水塩
及び無水物が存在するが通常多くの場合無水物の形で製
造、市販されている。
及び無水物が存在するが通常多くの場合無水物の形で製
造、市販されている。
而してオルソ燐酸ナトリウム水溶液を乾燥して無水物を
製造する場合、従来はその水溶液を無水物に転移する温
度以上で一気に乾燥する方法が通常採用されている。
製造する場合、従来はその水溶液を無水物に転移する温
度以上で一気に乾燥する方法が通常採用されている。
(発明が解決しようとする課題)
この様にして得られた各種オルソ燐酸ナトリウムは、い
ずれも水に対する溶解性は良好ではあるが、用途によっ
ては更に溶解速度の速いものが要求される場合がある。
ずれも水に対する溶解性は良好ではあるが、用途によっ
ては更に溶解速度の速いものが要求される場合がある。
また溶剤等と混合使用する場合は、これら溶剤を吸収す
る量をいう吸油量の大きいものが要求されている。
る量をいう吸油量の大きいものが要求されている。
(問題点を解決する為の手段)
本発明は、この様な市場の要求に応えるべく種々検討を
重ねた結果、完成されたものである。
重ねた結果、完成されたものである。
即ち、本発明は、オルソ燐酸す) IJウム含有物を一
旦結晶水塩とし、更にこのものが無水物に転移する温度
より高くかつ、縮合反応または溶融を起こす温度より低
い温度で乾燥して無水物とすることを特徴とする嵩比重
の小さいオルソ燐酸ナトリ1(ラムの製造法である。
旦結晶水塩とし、更にこのものが無水物に転移する温度
より高くかつ、縮合反応または溶融を起こす温度より低
い温度で乾燥して無水物とすることを特徴とする嵩比重
の小さいオルソ燐酸ナトリ1(ラムの製造法である。
本発明の方法に使用するオルソ燐酸ナトリウム含有物に
は、水溶液またはスラIJ−1更に無水のオ・ルソ燐酸
ナトリウムに加水して結晶水塩としだものが含まれる。
は、水溶液またはスラIJ−1更に無水のオ・ルソ燐酸
ナトリウムに加水して結晶水塩としだものが含まれる。
本発明はオルソ燐酸ナトリウムを一旦結晶水塩の固形物
として行なうことが最も重要であり、この結晶水塩を無
水物に転移する温度より高く縮合反応または溶融を起こ
さない温度で乾燥することによって結晶水が失われて結
晶がポーラスとなり、その結果比表面積が太き(かつ嵩
比重の小さいオルソ燐酸ナトリウム無水物が得られるも
のと思われる。
として行なうことが最も重要であり、この結晶水塩を無
水物に転移する温度より高く縮合反応または溶融を起こ
さない温度で乾燥することによって結晶水が失われて結
晶がポーラスとなり、その結果比表面積が太き(かつ嵩
比重の小さいオルソ燐酸ナトリウム無水物が得られるも
のと思われる。
オルソ燐酸ナトリウムの結晶水塩を乾燥して無水物を得
るに当り、結晶水塩の結晶水含有量が多い程、嵩比重の
小さいオルソ燐酸ナトリウム無水物が得られやすいが、
オルソ燐酸ナトリウム水溶液から結晶水含有量が多い結
晶水塩を得ようとする場合は、乾燥温度を低くせざるを
得ないので乾燥能力を低下するのみならず乾燥の調節を
しに(いなどの問題が生じて(る。
るに当り、結晶水塩の結晶水含有量が多い程、嵩比重の
小さいオルソ燐酸ナトリウム無水物が得られやすいが、
オルソ燐酸ナトリウム水溶液から結晶水含有量が多い結
晶水塩を得ようとする場合は、乾燥温度を低くせざるを
得ないので乾燥能力を低下するのみならず乾燥の調節を
しに(いなどの問題が生じて(る。
従って、結晶水量としては、通常、2〜6水塩が適当で
ある。
ある。
本発明で使用される乾燥機は特に限定されるものではな
(通常公知の乾燥機がいづれも好適に使用される。
(通常公知の乾燥機がいづれも好適に使用される。
(発明の効果)
本発明は、この様にオルソ燐酸ナトリウム無水物を製造
する方法において、オルソ燐酸ナトリウムを一旦結晶水
塩とした後、無水物にするという方法であり、これによ
ってオルソ燐酸ナトリウム無水物の水に対する溶解度を
更に向上させると共に溶剤等と混合使用する場合の吸油
量を増加させることができ、オルソ燐酸ナトリウムの用
途を更に拡大することができた。
する方法において、オルソ燐酸ナトリウムを一旦結晶水
塩とした後、無水物にするという方法であり、これによ
ってオルソ燐酸ナトリウム無水物の水に対する溶解度を
更に向上させると共に溶剤等と混合使用する場合の吸油
量を増加させることができ、オルソ燐酸ナトリウムの用
途を更に拡大することができた。
(実施例)
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1
燐酸水素二す) IJウムの・18%水溶液を625k
g/T−Irで連続的((パドルドライヤーにフィード
し、熱風を熱源としてパドルドライヤー出口排風温度約
75°Cで乾燥し、燐酸水素二す) IJウム2水塩に
した。
g/T−Irで連続的((パドルドライヤーにフィード
し、熱風を熱源としてパドルドライヤー出口排風温度約
75°Cで乾燥し、燐酸水素二す) IJウム2水塩に
した。
この2水塩を次にカルサイナーにフィードし、カルサイ
ナー出口排風温度140〜150℃で乾燥して無水物に
し、粉砕して300 kj7/ Errの嵩比重の小さ
い燐酸水素二す) IJウム無水物を得た。得られた燐
酸水素二ナトリウム無水物の物性を第1表に示す。
ナー出口排風温度140〜150℃で乾燥して無水物に
し、粉砕して300 kj7/ Errの嵩比重の小さ
い燐酸水素二す) IJウム無水物を得た。得られた燐
酸水素二ナトリウム無水物の物性を第1表に示す。
実施例2
実施例1の装置を使用し、燐酸三ナトリウムの、15%
水溶液を667kg/Hrで連続的にパドルドライヤー
にフィードし、パドルドライヤー出口排風温度約1[0
℃で乾燥し燐酸三ナトリウム6水塩にした。
水溶液を667kg/Hrで連続的にパドルドライヤー
にフィードし、パドルドライヤー出口排風温度約1[0
℃で乾燥し燐酸三ナトリウム6水塩にした。
この6水塩を次+Cカルサイナーにフィードし、カルサ
イナー出口排風温度400〜450℃で乾燥して無水物
((シ、粉砕して300kg/Hrの嵩比重の小さい燐
酸三ナトリウム無水物を得た。得られた燐酸三ナトリウ
ムの物性を第1表に示す。
イナー出口排風温度400〜450℃で乾燥して無水物
((シ、粉砕して300kg/Hrの嵩比重の小さい燐
酸三ナトリウム無水物を得た。得られた燐酸三ナトリウ
ムの物性を第1表に示す。
実施例3
10 kyの粉状燐酸二水素−ナトリウム無水物を、リ
ボンミキサーで混合しなから2水塩の結晶水に相当する
水3kgを噴霧添加して十分に水和させ、燐酸二水素−
ナトリウム2水塩にした。これを内温150℃の箱型乾
燥機で1時間乾燥し、9.9kg0嵩比爪の小さい燐酸
二水素−ナトリウム無水物を得た。得られた燐酸二水素
−ナトリウム無水物の物性を第1表に示す。
ボンミキサーで混合しなから2水塩の結晶水に相当する
水3kgを噴霧添加して十分に水和させ、燐酸二水素−
ナトリウム2水塩にした。これを内温150℃の箱型乾
燥機で1時間乾燥し、9.9kg0嵩比爪の小さい燐酸
二水素−ナトリウム無水物を得た。得られた燐酸二水素
−ナトリウム無水物の物性を第1表に示す。
実施例4
101CL;Jの粉状燐酸−水素二ナトリウム無水物を
、リボンミキサーで混合しなから2水塩の結晶に相当す
る水2.6kgを噴霧添加して十分に水和させ、燐酸−
水素二ナトリウム2水塩にした。これを内温200℃の
箱型乾燥機で1時間乾燥し9.9kgの嵩比重の小さい
燐酸−水素二ナトリウム無水物を得た。
、リボンミキサーで混合しなから2水塩の結晶に相当す
る水2.6kgを噴霧添加して十分に水和させ、燐酸−
水素二ナトリウム2水塩にした。これを内温200℃の
箱型乾燥機で1時間乾燥し9.9kgの嵩比重の小さい
燐酸−水素二ナトリウム無水物を得た。
得られた燐酸−水素二ナトリウムの物性を第1表に示す
。
。
比較例1
実施例1と同様に燐酸水素二す) IJウムの・18%
水溶液を625に9/Hrで連続的にパドルトゞライヤ
ーにフィードし、パドルドライヤー出口排風温度110
11 ℃でほとんど無水物まで直接乾燥した。
水溶液を625に9/Hrで連続的にパドルトゞライヤ
ーにフィードし、パドルドライヤー出口排風温度110
11 ℃でほとんど無水物まで直接乾燥した。
更にこの無水物を次にカルサイナーにフィードして、カ
ルサイナー出口排風温度150〜160℃で乾燥して粉
砕し、300kg/Hrの燐酸水素二ナトリウム無水物
を得た。得られた燐酸水素二ナトリウム無水物の物性を
第1表に示す。
ルサイナー出口排風温度150〜160℃で乾燥して粉
砕し、300kg/Hrの燐酸水素二ナトリウム無水物
を得た。得られた燐酸水素二ナトリウム無水物の物性を
第1表に示す。
なお、実施例1〜4及び比較例1で得られたオルソ燐酸
ナトリウムについて吸油量テストを行なった。テスト方
法はオルソ燐酸ナトリウム無水物toogに溶剤を添加
、強く攪拌しその状態を観察した。その結果は、比較例
1は溶剤添加1が15gでオルソ燐酸ナトリウムが濡れ
た状態となり、小さな固りが出来たのに対して、実施例
1〜4では溶剤3Qgを添加してもオルソ燐酸ナトリウ
ム無水物はdlqれた状態や固りも無(、粉状の状態が
十分維持され吸油量が大きいことが判明した。
ナトリウムについて吸油量テストを行なった。テスト方
法はオルソ燐酸ナトリウム無水物toogに溶剤を添加
、強く攪拌しその状態を観察した。その結果は、比較例
1は溶剤添加1が15gでオルソ燐酸ナトリウムが濡れ
た状態となり、小さな固りが出来たのに対して、実施例
1〜4では溶剤3Qgを添加してもオルソ燐酸ナトリウ
ム無水物はdlqれた状態や固りも無(、粉状の状態が
十分維持され吸油量が大きいことが判明した。
(註)溶解速度の測定方法
水toomgをマグネチノクスクーラーで攪拌しながら
これ(にオルソ燐酸ソーダ無水物10gを加え完全罠で
容解する迄の時間で表わした。
これ(にオルソ燐酸ソーダ無水物10gを加え完全罠で
容解する迄の時間で表わした。
Claims (1)
- 1)オルソ燐酸ナトリウム含有物を一旦結晶水塩とし、
更にこのものが無水物に転移する温度より高く、かつ縮
合反応または溶融を起こす温度より低い温度で乾燥して
無水物とすることを特徴とする嵩比重の小さいオルソ燐
酸ナトリウム無水物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19247984A JPS6172608A (ja) | 1984-09-17 | 1984-09-17 | 嵩比重の小さいオルソ燐酸ナトリウム無水物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19247984A JPS6172608A (ja) | 1984-09-17 | 1984-09-17 | 嵩比重の小さいオルソ燐酸ナトリウム無水物の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6172608A true JPS6172608A (ja) | 1986-04-14 |
Family
ID=16291973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19247984A Pending JPS6172608A (ja) | 1984-09-17 | 1984-09-17 | 嵩比重の小さいオルソ燐酸ナトリウム無水物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6172608A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007107931A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Toppan Printing Co Ltd | ワークの厚みの検査装置並びにワーク搬送装置及び排出装置 |
JP2009074863A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Ogiso Kogyo Kk | 丸棒材の曲がり測定装置 |
-
1984
- 1984-09-17 JP JP19247984A patent/JPS6172608A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007107931A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Toppan Printing Co Ltd | ワークの厚みの検査装置並びにワーク搬送装置及び排出装置 |
JP2009074863A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Ogiso Kogyo Kk | 丸棒材の曲がり測定装置 |
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