JPS6169733A - 静脈血栓症を証明するための放射線活性診断剤 - Google Patents

静脈血栓症を証明するための放射線活性診断剤

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JPS6169733A
JPS6169733A JP60146444A JP14644485A JPS6169733A JP S6169733 A JPS6169733 A JP S6169733A JP 60146444 A JP60146444 A JP 60146444A JP 14644485 A JP14644485 A JP 14644485A JP S6169733 A JPS6169733 A JP S6169733A
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JP
Japan
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neoplasminogen
diagnostic agent
radioactive
labeled
plasminogen
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JP60146444A
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アンドレ ヘーベルリー
アウグスト シユビーガー
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TSURU FUERUDERUNGU de le IND F
Tsuru Fueruderungu de le Ind Forschung An Den Shiyubuaitsuaaritsushien Hotsuhoshiyuuren & Buaiteren Inst g
Original Assignee
TSURU FUERUDERUNGU de le IND F
Tsuru Fueruderungu de le Ind Forschung An Den Shiyubuaitsuaaritsushien Hotsuhoshiyuuren & Buaiteren Inst g
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Publication date
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、診断剤が放射性原子で標識された、ヒトの
プラスミノーゲン断片を有する、核医術により静脈血栓
症を検査するための静脈内に注射可能な放射線活性診断
剤に関する。更にこの発明は、上記診断剤の製造方法及
び製剤に関する。
静脈血栓の存在を極めて正確且つ比較的短時間で確認す
るか、または識別でき、しかも被験者が診断剤及び照射
により著しい苦痛を受けないという要求があることは明
らかである。従来周知の診断法はほとんど特異性がな(
、時間を要し、侵襲性(lnv@s+マ)であるか、ま
たは健康上障害のある副作用の危険を伴っていた。
侵襲性で患者に苦痛を与える検査の一つは、0麗写真法
(Pb lebograph leまたはVenogr
aphle)であるが、この場合には静脈内に放射性造
影剤が注入され、引続いてすぐにVL検対象の身体部位
からXls像が作成され、場合により存在する血栓を検
知している。
局所的な温度差異に基づく体温記録法、血液の電気伝導
度に基づくプレチスモグラフ、及び音波の反射に基づく
超音波検査法は、はとんど特異性のない、したがってま
た不確実な診断法である。
放射線フィブリノーゲン(繊維業態)試験法は比較的確
実な結果を提供する。この場合には、アイソトープ!−
125で標識したヒトのフィブリノーゲンを静脈内に注
射するき、血栓個所で蚤票錨フィブリンーゲノか、人体
内に存(1する天然のフィブリノーゲンと共に、フィブ
リ/(繊維X>に分解される。この場合、血栓個所に高
一度のアイソトープが出現して、局所的に高い放射能照
射を生ずる。これは、被験者の被検体部位表面での比較
放射能測定により確認し、また局在化できるものである
この診誹法の欠点は、放射能で識別したフィブリノーゲ
ンの注入と表面放射能の測定との間に6〜24時間の待
機時間を置かなければならないことである。それは、フ
ィブリンの自然生成、したがってまた血栓個所へのアイ
ソトープの沈若が比較的緩慢に行われるためである。シ
/チグラフィー法を実施する場合にも同一の待機時間が
必要である。この場合には、l−131またはl−12
3で標識されたフィブリノーゲンを静脈注射して、一定
の待機時間の経過後、被検体部位内の血管の影像をシン
チレー7リン・カメラによって作成し、これによりアイ
ソトープの局在的な分布を知ることができる様になって
いる。
もう一つの周知の試験法は、凝■■塊の個所には自然に
、ヒトの血液中に、血液1リツトル当りに約0.1gの
量でひ在するプラスミン、即ちプラスミノーゲンの断片
が生成するという認識に基づいている。プラスミンは血
液凝固に際して生するフィブリン凝固体(Flbrla
gerlnsel)を、「分解ペプチド」に分解し、し
たがってまた凝血塊を徐々に溶解することができるもの
である。0区血栓の診断には、患者の放射性態Iで標識
したヒトまたは動物のプラスミノーゲンの断片を静脈内
に投与できること、そしてこれらのプラスミノーゲン断
片は自然プラスミンと同様、血栓個所に集合し、これに
よって核医術により血栓範囲における高められた放射能
を確認でき、そして血栓を局在化できることが判った。
前述のフィブリノーゲン試験法とは異なり、この場合に
は、静脈注射と放射能測定の間に必要とする待機時間は
1時間以内であるから、例えば疑似塞栓症(Lugaa
e■bolle)のような併発症が生ずる前に、場合に
よっては適時に血液稀釈剤を投与できる。このような放
射性プラスミノーゲン断片の有利な即効性は、おそら(
はこの診断剤が血栓を生じている個所で、天然プラスミ
ンと同様に挙動し、しかも人体内でプラスミノーゲンが
プラスミンに分解するのに必要な時間間隔が飛び越され
るためと考えられる。それは、この試験では、既に分解
したネオプラスミンが静脈に注入されるからである。
プラスミノーゲン断片を標識するための放射性原子とし
ては、従来は、Tc−99mが用いられてきた。その際
、アール・と−働アールーパーソン及びエル・ダーテが
、インド・ジャーナル オブ アプライド ラヂエーン
gン アンド アイソトープス 286(1977)9
7頁で説明した方法によった。この方法ではプラスミノ
ーゲン断片またはプラスミンを、Tc−99m−過テク
ネチウム塩(pertechaetat )及び還元剤
としての塩化亜鉛の食塩溶液と混合し、そしてこの混合
溶液を約1時間常4で放置する。その結果、コロイド状
のTcOが生成して、プラスミンのどこか不特定の個所
に吸nにより付着する。この様にしてF3識したプラス
ミノーゲン断片は、なるほど静脈注射のできる診断剤と
して血栓症の検査に適しているが、後に続く人体組織内
での分解に際して、単一物質の様には挙動せす、望まし
からざる、且つ場合によっては、特に患者の肝臓及び腎
臓における核技術的撮影を乱す副作用を起こすという不
利を伴っている。
この発明の課題は、静脈注射でき、体組織から天然源の
単一物質として撮影され、処理され、且つ予測されない
副作用を起こすことのない静に血栓を検査するための診
断薬を提供することにある。このR題解決の際見い出さ
れた、静脈注射可能な放射線活性診断剤は、γ線または
陽電子散射体として、プラスミノーゲン断片の遊離チロ
シン基に放射性ハロゲ/が共役的に結合しているか、ま
たは放射性金属イオンがプラスミノーゲン断片の遊離ア
ミノ基に二官能性キレート化剤(Chelatorsl
により共役的に結合しているか、またはプラスミノーゲ
ン断片の遊離チロシン基にアゾカップリングにより共役
的に結合していることを特徴としている。
プラスミノーゲン断片に結合するγ線放射元素としては
、例えばl−123、l−123、In−111、Ru
−97またはTc−99mがあり、そのエネルギー範囲
は8O−400keVの範囲である。
プラスミノーゲン断片に結合した陽電子放射元素として
は、例えばF−18、l−124またはBr−77を挙
げることができる。
この発明により創造された本発明の診断剤の製造方法は
、ヒトのプラスミノーゲンがエラスターゼにより分解さ
れ、その反応混合液からネオプラスミノーゲンがクロマ
トグラフィーにより得られること、そして放射活性ハロ
ゲンがネオプラスミノーゲンの遊離チロシン基に共役的
に結合されるか、或は放射性金属イオンがネオプラスミ
ノーゲンの遊離アミノ基に二官能キレート化剤により共
役的に結合しているか、またはネオプラスミノーゲンの
遊離チロシン基にアゾカブプリングにより共役的に結合
していること、そしてその様にγ線または陽電子放射元
素により標識されたネオプラスミノーゲンが、静脈注射
の前に放射性標識され、静脈注射可能なネオプラスミン
を生成する如く、ウロキナーゼにより更に分解されるこ
とを特徴としている。
この方法はそれぞれpH7,8で、O,1Mの燐酸塩緩
衝溶液の少なくとも200μl中に、少なくとも200
μC+の放射活性標識ネオプラスミノーゲンを含む患者
投薬量を調製して、この投薬量に静脈注射の約15分前
にその都度約3000単位のウロキナーゼを添加するこ
とにより行われるのがよい。
この方法の実施に適した診断剤を製造するための製剤は
、本発明によれば静脈i1−射前にウロキナーゼ処理さ
れるへき製剤が、γ線または陽電子放射元素で標識した
ヒトのネオプラスミノーゲンを少なくとも200μCi
含(TL、ネオプラスミノーゲンの遊離チロシン基に放
射性ハロゲ/が共役的に結合しているか、または放射性
金属イオンがネオプラスミノーゲンの遊離アミノ基に二
官能キレート化剤により共役的に結合しているか、また
はネオプラスミノーゲンの遊離チロシン基にアゾカップ
リングにより共役的に結合していることを特徴としてい
る。
それぞれpH7,8の0.1M燐酸塩緩衡液少なくとも
200μm中に、少なくとも放射能200μCiの放射
能標識したネオプラスミノーゲン約250μgを含む市
販の燦菌で発熱側を含仔しない患者投薬剤は、γ線また
は陽電子放射元素で標識したネオプラスミノーゲンから
構成されているのがよい。この患者投薬剤には、まず静
脈注射n1■約15分に、約3000単位のウロキナー
ゼを添加し、ネオプラスミノーゲンを生物学的に活性化
し、放射能[2したネオプラスミノーゲンの生成を促進
するのがよい。診断剤注射後、15〜30分にはすでに
、周知の核医術の一つにより、例えば種々の体部位の表
面放射能を測定することにより、静脈血栓の所在または
不存在を比較的良好な的中率で証明することができる;
この発明のさらに詳細な点は、特許請求の範囲及び、こ
の発明を実施例により、また添付図面を引用する下記詳
細な説明により明らかにされる。
図1 : l−123で標識したネオプラスミンの静脈
注射後、それぞれ15分、30分、60分及び120分
に、鮭康なりL検者の右または左脚に沿う各所で測定し
た表面放射能を図表で示したものである。
図2=同様に1−123で標識したネオプラスミンを静
脈注射した後、それぞれ15分、30分、60分及び1
20分ごとに、左脚に血栓症をもつ患者について測定し
た表面放射能を表示したものである。
実施斑−上 核医術により、静脈血栓検査用の静脈に注射可能な放射
能診断剤を製造するためには、ヒトのプラスミノーゲン
の酵素的または非酵素的な分解により得られるすべての
断片、例えば公知のネオプラスミン、特に分子量約38
.000のネオプラスミン−Va l−442が適して
いる。
ヒトのプラスミノーゲンを、トリス緩衝溶液による透析
により精製し、続いてpH7,8でトリプシン阻止剤及
びエラスターゼにより分解する。約20時間後、この反
応をフェニルメチルスルフォニルフルオリドを添加する
ことにより停止させる。この反応混合液をまず100m
Mの燐酸塩緩衝液で透析し、次いで0.3Mの燐酸塩緩
衝液でpH7,8で、リジン−セファローゼの柱を用い
て分離する。その際4■覧までの分別液が得られる。分
割階9から階27まではミニ−またはネオプラスミノー
ゲンを含んでいる。次いで限外濾過により、その容積を
相袈品の量に応じて、それぞれ4〜10■1に減少させ
る。このとき約21g/■1のプラスミノーゲン濃縮液
が得られる。
ネオプラスミノーゲンの製造に関しては、文献で詳細に
報告されている。ジェームス アール、ポーウェル及ヒ
フランシス ジェー、カステリノ著「ウロキナーゼ及び
ストレプトキナーゼによるヒトのネオプラスミノーゲン
Vat 442の活性と、ネオプラスミンVal 44
2の動力学的特性J  (Journal of Bi
ological Chemistry 255 (I
I)5329〜5335頁 参照)。
j尋られたネオプラスミノーゲンを、例えばアイソトー
プl−123で放射標識する。そして例えばダブリュー
ジー、ラード、り1ハハクター及びビー、シー、スクリ
バによりフェセニウスのツァイト、アナル、ヘミ、30
1.119  (1980)、スプリンガー出版社に説
明されている公知のヨードアン法によって標識する。即
ち、例えば以下の様に行われる。
11の溶液当たりヨードゲン1■gとなるように、ヨー
ドゲンのクロロホルム溶液をつくる。この溶液を10■
1容積のフラスコに0.2腸1の割合で分けて、クロロ
ホルムを窒素で除去する。ヨードゲンに0.3Mの燐酸
塩緩衝液(pH=7.3)1■1中に、予め生成したネ
オプラスミノーゲンl〜2mgを溶かした溶液、並びに
ミニ磁性撹拌棒、そして最後に約0.1■1の0.1M
苛性ソーダ約0.1ml中5〜8mC4の1−12.3
を加える。15分間反応させ、その際水rb水で約10
”Cに冷却する。
反応時間の終わりに、水で2.5■1に稀め、全溶液を
ミラックスGV型滅菌フィルター(0,22μ)で濾過
する。
この標識法では、ネオプラスミノーゲンの遊離チロシン
基(HO−C6H4−CH2−CH(NH2)Co。
H)に共役的にアイソトープl−123が結合されてお
り、技術水準とは異なって、ネオプラスミノーゲンのい
ずれかの個所に単に吸着により付着しているのではない
放射性標識したネオプラスミノーゲンの物理的熾傷性(
υnversehrthelt)は、ポリアクリルアミ
ド・ゲルの電気泳動で試験できる。ネオプラスミノーゲ
ンは標識されていると否とにかかわらず、同一の結果か
えられる。更に、酵素による呈色反応により、製品の生
物学的活性度が測定できる。その活性度は通常的75%
である。最後に、aWKクロマトグラフィーにより遊f
f1I−の含1も調べることができる。
l−123で標識したネオプラスミノーゲンを原料とし
て前段階の静脈注射可能な診断剤が製造され、患者投薬
量に分包される。患者投薬量は、以下の仕様を存してい
る。0.1M燐酸塩緩衝液(pH=7.8)200μm
中に ■−ネオプラスミノーゲン250μg0放射能2
00μCis無菌で発熱源なし。この様な用量を0獣注
射の約15分前に、3000単位のウロキナーゼで生物
学的に活性化し、11!■−ネオプラスミノーゲンの分
解を起こさせ、放射能標識したネオプラスミンの生成が
促進される。
上記の方法で処理した診断剤により、以下の試験が5名
の健康な被検者と、重篤な静脈血栓の疑いのある新規患
者の下肢で行われた。ヨードが甲杖腺に偏在するのを避
けるために、検査臼には3×10滴のヨードカリ溶液を
処方した。200μCiの123■−ネオプラスミノー
ゲンを300001位のウロキナーゼで活性化し、15
分後に被検者と患者とに静脈注射した。携帯式ピットマ
ン型モニターにより、各被検者及び患者の右及び左脚の
静脈に沿う10ないし13個所の平均して分布した測定
点の表面放射能を、診断剤注射後15分、30分、60
分及び120分ごとに測定した。測定結果を図1及び図
2に、図表により示されている。
図1は、健康な被検者の測定結果を示している。表面放
射能は図1で階1410で示した10個所の測定点で調
べた。測定点l1k11は、何れも股関節に、また測定
点mioは、くるぶしにあった。右脚及び左脚の放射能
測定は、その都度同一の測定器で行われ、常に同一の測
定単位を用いた。結果、右及び左脚の2個所の互いに対
応する測定点は、その都度、はぼ同一の高さの放射能が
あることが明らかになった。基準としては、その都度、
右及び左脚の相互に対応する測定点についての測定放射
能から商が求められた。この商は、健康な被検者5名全
員の場合、0.90と1.20の間の極端値の場合では
、1.042±0.09として生じた。
図2は、重篤な静脈血栓をもつ患者の測定結果を示すも
のである。表面放射能は、第2図でNn1からNfl1
3までを以って示した13f14定点について調べた。
その際、測定点膳1はいづれも股関節に、また測定点陽
13は、いずれもくるぶしにあった。右脚及び左脚の放
射能測定は、いずれも同一の測定器で行われ、常に同一
の測定単位が用いられた。この場合も、右及び左脚の2
つの相互に対応する測定点での測定放射能から指数が求
められた。
この場合、−6からN113までの測定点については、
えられる商が、その都度、■とは著しく相違tでいた。
患者の左脚の測定点に、右脚の対応測定点におけるより
、かなり高い放射能があったためである。
以上から、この患者の左脚には、くるぶしからひざの上
半分までの範囲に血栓があると結論できた。同様な結果
が、総員9名の被検患者のうち、7名の患者について示
される。診断試験結果が陽性の全部で8名の患者の場合
、右及び左脚の相互に対応する測定点の若干についての
測定放射能からの商は、0.9以下若くは1.2以上で
あった。したがって上記した商は、診断上の基準として
使用できる。ただし、臨界限界値は、はぼ0.9ないし
1゜2である。
上記の診断試験の結果を、他の診断法の結果と比較し、
下表にまとめた。
臨床:       患者9名 陽性 ネオプラスミン試験:!i者8名 陽性、1名 陰性静
脈波曲線試験二  患者8名 陽性、1名 陰性ドブプ
ランノブラフイー 試験:!!者6名  陽性、 1名
  陰性本発明のネオプラスミン試験の結果、陰性であ
った唯一の患者の場合、静脈波曲線試験によっても、血
栓は証明できなかった。これら所見により、γ線放射元
素■−123により標識したネオプラスミンを含む上記
の診断剤による非侵襲型検査法により、侵襲型の静脈波
dblIil試験によると同様的羅に、静脈血栓の存否
を診断できることが確認できる。同様に非侵襲型のフィ
ブリノーゲン試験と異なり、新しい診断剤は、図2に明
らかに認められるように、診断剤の静脈注射と核医術放
射能試験との間の待機時間は比較的短く、15〜30分
を要するにすぎなかった。ドブプランノブラフイーによ
る試験と比較して、静脈注射したl−123により放射
能標識したネオプラスミンによる上記診断試験法は、と
(に下肢範囲で優れている。
上記診断剤では、アイソトープl−123がネオプラス
ミンのチロシン基に共役的に結合されているから、この
診断剤は、ヒトの打機体内で、単一、且つ一義的に定義
される物質として、血栓個所で自然に形成される天然の
ヒトプラスミンと全く同様に分解される。それ故、この
診断剤は、予期しない、また場合によっては健康を害す
る様な副作用を全(生じない。
実施出−2− I−123の代わりに、l−123、l−124、Br
 −77、およびF−18基からなる他の放射性ハロゲ
ンにより標識された放射性プラスミノーゲン断片として
の静脈注射用診断剤も同−作用及び利点をもって実施例
1と同様もしくはほぼ同様に製造できる。とくに、この
場合にも、放射性アイソトープが、いずれもプラスミノ
ーン断片のチロシン基に共役的に結合をされていること
に言及できる。アイソトープl−131は、l−123
と同様にγ線放射元素であるのに対して、アイソトープ
1−124、F−18、及びBr−77は、陽電子放射
元素である。
l施廻−」エ ヒトのプラスミノーゲンが、実施例1で詳細に述べた様
に調製できる。
放射アイソトープTc−99mが二官能キレート化剤(
二官能配位子または橋状配位子とも呼ばれる)により、
ネオプテスシーゲyの遊離アミノ基に共有結合により結
合されるように、ネオプラスミノーゲンは、放射性アイ
ソトープTc−99mに標識される。二官能キレート化
剤としては、例えば活性カルボン酸(例えば混合無水酸
、または環状無水酸)が適している。
di化は、例えば以下のように行われる。
二官能キレート化剤として用いられるノメチレン・トリ
アミ7・ペンタアセテートCDPTA)のジ諷水物は、
公知のニッケルマンの方法(J、 Pharm、 5c
lencles Vo。
84 (19751704頁)により調製される。ジメ
チル・フォルムアミド中に、この物の飽和溶液を用意す
る。この溶液0.1■lに0.5■Iの0.1M燐酸塩
緩衝液(PH7,5)に溶解した2〜5mgのネオプラ
スミノーゲンを攪拌しながら添加する。室温で1分間反
応させてから、この時点では完全に加水分解されている
遊離DPTAをG25−セフTデノクス柱によりタフバ
ク質から分離する。標識化は、置換標識法により補助錯
体て行われた。
そのため、まず市販のMDP−Kit(即ち、メチレン
・)燐酸塩及び5nC12の既製混合物を凍結乾燥した
もの)を、公知の常法で、Tc−99m−パーテクネタ
ートにより標識する。この様に標識したMDPを、予め
用意したネオプラスミノーゲンとDTPAとからなる混
合液と混合し、約1時間室温で反応させる。
クロマトグラフィーにより測定した9率は、70±20
%であり(溶離剤としてセルローゼ・プレート CEL
300及び生理的食塩水)、そして呈色基質により測定
した生物学活性は、75±15%であった。
このeJ方法によりアイソトープTc−99mは、二官
能キレート化剤により、ネオプラスミノーゲンのペプチ
ド鎖内のリノンの遊離アミノ基にアミドの形成して結合
されるので、技術水準とは異なり、Tc−99mがコロ
イド状T c 02の形態で、ネオプラスミノーゲンの
何等かの不特定の個所に吸着により容易に付着している
様なことなく一義的に定義された製品が得られる。
Tc−99mにより標識されたこのネオプラスミノーゲ
ンのその他の用途は、実施例1で述べたと同様である。
実施伝−生 実施例3と原理的には同一、若くは類似して、放射性ネ
オプラスミノーゲン若くはネオプラスミンを、Tc−9
9mを以ってする代わりに、In−111,及びRu−
97族からなる別の放射性金属イオンによって標識する
。この診断剤の有利な作用は、実施例1で示したものと
同様である。特に強調すべき点は、この場合にも放射性
金属イオンが、いずれの場合も二官能キレート化剤、ま
たは橋状配位子によりネオプラスミノーゲンの遊離アミ
7基に、共有結合により(共役的に)結合されることで
ある。同位元素Tc−99m及びRu−’77は、γ線
放射元素である。
実施医一旦 放射性金属イオン、例えばTc−99m1Ru−97ま
たはIn−111によるネオプラスミノーゲンの標識は
、別法として、ネオプラスミノーゲンの遊離チロシ/基
へのアゾカップリングによっても行われ、この場合も、
診断剤として使用される放射性ネオプラスミンの同一の
何利な作用が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1及び2図はともに本発明の説明図である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)γ線または陽電子放射体として、プラスミノーゲ
    ン断片の遊離チロシン基に共役的に放射性ハロゲンが結
    合しているか、または放射性金属イオンがプラスミノー
    ゲン断片の遊離アミノ基に二官能性キレート化剤により
    共役的に結合しているか、またはプラスミノーゲン断片
    の遊離チロシン基にアゾカップリングにより共役的に結
    合していることを特徴とする、診断剤が放射性原子で標
    識された、ヒトのプラスミノーゲン断片を有する核医術
    により、静脈血栓症を検査するための静脈内に注射可能
    な放射線活性診断剤。
  2. (2)プラスミノーゲン断片が80〜400keVの範
    囲のエネルギーを有するγ線放射元素で標識されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲1の診断剤。
  3. (3)プラスミノーゲン断片に結合したγ線放射体が1
    −123、I−131、In−111、Ru−97また
    はTc−99mがあることを特徴とする特許請求の範囲
    2の診断剤。
  4. (4)プラスミノーゲン断片に結合した陽電子放射元素
    がF−18、I−124またはBr−77であることを
    特徴とする特許請求の範囲1の診断剤。
  5. (5)プラスミノーゲン断片が約38,000成る分子
    量のプラスミンVal−442であることを特徴とする
    特許請求の範囲1ないし4の診断剤。
  6. (6)ヒトのプラスミノーゲンがエラスターゼにより分
    解され、その反応混合液からネオプラスミノーゲンがク
    ロマトグラフィーにより得られること、そして放射活性
    ハロゲンがネオプラスミノーゲンの遊離チロシン基に共
    役的に結合されるか、或は放射性金属イオンがネオプラ
    スミノーゲンの遊離アミノ基に二官能キレート化剤によ
    り共役的に結合しているか、またはネオプラスミノーゲ
    ンの遊離チロシン基にアゾカップリングにより共役的に
    結合していること、そしてその様にγ線または陽電子放
    射元素により標識されたネオプラスミノーゲンが、静脈
    注射の前にウロキナーゼにより更に分解され、放射性標
    識され、静脈注射可能なネオプラスミンが生成している
    ことを特徴とする特許請求の範囲1ないし5による核医
    術により、静脈血栓症を検査するための静脈内に注射可
    能な放射線活性診断剤の製造方法。
  7. (7)それぞれpH7.8で、0.1Mの燐酸塩緩衝溶
    液の少なくとも200μl中に、少なくとも200μC
    iの放射活性標識ネオプラスミノーゲンを含む患者投薬
    量を調製して、この投薬量に静脈注射の約15分前に、
    その都度約3000単位のウロキナーゼを添加すること
    を特徴とする特許請求の範囲6の方法。
  8. (8)静脈注射前にウロキナーゼ処理されるべき製剤が
    、γ線または陽電子放射元素で標識したヒトのネオプラ
    スミノーゲンを少なくとも200μCi含有し、ネオプ
    ラスミノーゲンの遊離チロシン基に放射性ハロゲンが共
    役的に結合しているか、または放射性金属イオンがネオ
    プラスミノーゲンの遊離アミノ基に二官能キレート化剤
    により共役的に結合しているか、またはネオプラスミノ
    ーゲンの遊離チロシン基にアゾカップリングにより共役
    的に結合していることを特徴とする、核医術により、静
    脈血栓症を検査するための静脈内に注射可能な放射性に
    標識された、ヒトのプラスミノーゲンの断片を製造する
    為の製剤。
  9. (9)γ線または陽電子放射元素で標識したヒトのネオ
    プラスミノーゲンがpH7.8の0.1M燐酸塩緩衝液
    少なくとも200μl中に含まれていることを特徴とす
    る特許請求の範囲6の製剤。
  10. (10)プラスミノーゲンに結合したγ線放射体がI−
    123、I−131、In−111、Ru−97または
    Tc−99mであることを特徴とする特許請求の範囲8
    ないし9の製剤。
  11. (11)γ線放射体が80〜400keVの範囲のエネ
    ルギーを有していることを特徴とする特許請求の範囲1
    0の製剤。
  12. (12)プラスミノーゲン断片に結合した陽電子放射体
    がF−18、I−124またはBr−77であることを
    特徴とする特許請求の範囲8ないし9の製剤。
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