JPS6168122A - ジメチルホルムアミドの回収方法 - Google Patents

ジメチルホルムアミドの回収方法

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JPS6168122A
JPS6168122A JP59188896A JP18889684A JPS6168122A JP S6168122 A JPS6168122 A JP S6168122A JP 59188896 A JP59188896 A JP 59188896A JP 18889684 A JP18889684 A JP 18889684A JP S6168122 A JPS6168122 A JP S6168122A
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JP
Japan
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activated carbon
dmf
steam
acf
dimethylformamide
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JP59188896A
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Inventor
Kenji Seki
賢司 関
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Toho Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Toho Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ジメチルホルムアミド(以下DMFと記す)
含有排ガスから繊維状活性炭(以下ACFと記す)を用
いてDMFを回収する方法に関するものである。
〔従来の技術及び問題点〕
DMFは優れた有機溶媒であって、DMF単独又はメチ
ルエチルケトン(以下MEKと記す)、トルエンなどの
有機溶媒と共に広く用いられており、乾燥機等より発生
するこれら有機溶媒含有排ガスから、これら有機溶媒を
捕捉回収することは環境対策上及び経済上からも必要で
ある。
一般に気相系の有機溶媒を回収する方法として、活性炭
を利用する方法は広く行われており、有効な方法の一つ
である。
しかしながら、DMFを活性炭に吸着させ直接スチーム
再生し、DMFを回収する方法は行われていない。これ
は、DMFを吸着した活性炭をスチーム脱着する場合、
活性炭の再生可能温度にまでスチーム温度を高くすると
DMFが分解し、安定回収できず、DMFが分解しない
温度では、活性炭の再生ができないためである。
環境対策上の問題からDMFを活性炭に吸着させた場合
には再生時DMFは分解廃棄されていた。
最近開発、実用化されlCA CFは排ガス中の低濃度
有機溶媒の好適な吸着材として広く用いられている。こ
のACFに、排ガス中のDMFを吸着させた場合、上記
活性炭の場合と同様な問題が懸念され、しかもACFが
活性炭に較べ高価であることと相俟って、ACFにDM
Fを直接吸着させることは行わず、予め活性炭にて吸着
捕捉し、次いで他の有機溶媒はACFへの吸着及び脱着
によって回収され、活性炭に吸着した[)MFは、活性
炭の再賦活の1lIi廃棄されているのが現状である。
本発明者はこのような問題を解決し、排ガス中のDMF
を、効率よく回収する方法を検討の結果本発明に至った
(発明の構成〕 本発明は、DMFを含む排ガス中からDMFを回収する
に当り、該排ガスをACF吸着層に通してDMFを吸着
除去し、清浄空気として放出すると共に、DMFに吸着
したACFを160〜200℃の水蒸気にて脱着するこ
とを特徴とするDMFの回収方法である。
本発明によるとACFを用いてDMFの脱着としては考
えられない高温において脱着プることによって、排ガス
中から効率よ<DMFの回収が可能であると共に、AC
Fの吸着性能を低下させることなく再生することができ
るものである。
本発明において処理の対象とされる排ガスはDMFの外
にMEK1トルエン、酢酸エチルなどの有機溶媒ガスを
含む混合ガスであることもできる。
本発明において用いられるACFは既知の八〇F、例え
ばレーヨン系ACF、アクリル系へ〇F、フェノール系
ACFなどであるが、DMFはアミド系であるため比表
面積300〜3000m’ /Qのアクリル系ACFが
DMFに対し、特に高い吸着能を示し、このものを使用
するとACF@着缶の容積が小さくなり、その結果速か
な脱着が行われ高い回収率でDMFを回収できる。
本発明においては、ACFによってDMFを吸着除去さ
れた排ガスは清浄空気として放出されると共に、DMF
を吸着したACFは160〜200℃のスチームで脱着
処理される。温度が160℃未満の場合には、繰返し使
用によって徐々にACFの吸着能(比表面積により評価
される)が低下し、また200℃超の場合はDMFの回
収率が低下する(後掲第1表参照)。
ACF吸着層の構造としてはACFのフェルト、織物、
または繊維状のまま支持体にて円筒状に固定された構造
とし、使用するのがよい。
このようなACF吸着層を装着したACF吸着塔として
は第1図に示された装置とするのがよい。
第1図は、ACFe着塔の断面図を示すものである。第
1図において1は排ガスの供給口であり、弁機構を有す
る入口部2かう、吸着缶3内に供給される。吸着缶3内
には円筒状ACF吸着層4が配されており、缶内に供給
された排ガスは、この円筒状ACF吸着層を通り、清浄
ガスとして排出口5を経て缶外に排出される。図中矢印
6はガスの流動方向を示す。
一方、脱着用水蒸気はスチーム供給管7から缶内に供給
噴出され、ACF吸着層4を通り、@着されている有機
溶姪を脱着後、弁tag 2を経て12看蒸気8として
取出され、ACF吸着層4は再生される。脱着蒸気8は
凝縮工程を経て、既知の方法にて、各含有成分毎に分離
される。
以上の如き脱着−脱着装置によると、ACF吸着層の下
部から高温のスチームが供給されることとなるため、A
CF@着層の有効な活用が可能となる。
本発明において、供給される排ガスはDMFを含むガス
であって、その濃度は特に制限されないが、DMFIN
度が特に高い場合、あるいは排ガス中に繊維屑などの固
形物、高分子物質などが含まれる場合は、予めスクラバ
ー水洗処理してのちACF吸着層に供給するのがよく、
スクラバー水洗処理によって水に溶解したDMFは既知
の方法によって回収される。
本発明の実施に際して、例えば混合布I幾溶媒含有排ガ
スで、DMF比が低い場合、これら混合有機溶媒を吸着
したACFの脱着は、毎回本発明方法を適用する必要は
なく、DMFの吸着缶が蓄積し、ACFの吸着能力が低
下したときに適用すればよい。
例えばMEKが含まれる場合120℃のスチームでの脱
着が充分可能であり、その方がエネルギーコスト的にも
好ましい。
(発明の効果〕 本発明方法によると、160〜200℃特に170〜1
90℃の水蒸気を用い、ACFに吸着したDMFを脱着
することによって、第1表に示した通り、繰返し使用に
よっても、ACFの吸着能は低下せず、しかも高い収率
でDMFを回収することができる。
第  1  表 注(1)実験方法: D M F 1300ppmを含
む排ガスをACFm着層に通してDMFを吸着させ表に
記載のスチームにて脱着した。
このときの供給盪と凝縮水溶液中のDMFli度とより
求めた。
注(2)No■、■2■は本発明例、N ol、5は比
較例 本発明において再生したACFの比表面積は12801
1’ /g 、1300m ’ /Qで当初の比表面積
の約95%を維持した。
同様の操作を5 、000回繰返したがACFの比表面
積の低下は見られなかった。
脱@温度を135℃で行った場合はサイクル時間が次第
に短くなり500回目頃より半分の時間で破過するよう
になり回収率も低下し実用的でなくなった。
実施例 D M F 1200ppm%M E K 2800E
)I)IR1トルエン11000pp 1酢酸エチル1
30ppmを含むモデル排ガスを、比表面積1200m
 ’ /(Jのアクリル系ACFフェルト3kgを円筒
状に充填した第1図に示すACFCFm着層1111/
分にて供給した。このとき、ACFCFm着層排出され
るガス中の各成分の含有量は何れも10ppm以下であ
ったのでこのまま大気中に放出した。排出されるガス中
のMEK含有量が10ppmを越える直前にモデル排ガ
スの供給を止め、180℃のスチームを供給し脱着した
脱着スチームを凝縮し、更に分離器にて水層と非水層と
に分離し、水層はDMFを約3%含む水溶液であり活性
炭に通してDMFを吸着させ、塩化メチレンにて脱着及
び蒸留し、DMFを回収した。その結果DMFの回収率
は約92%であった。またMEK1トルエン及酢酸エチ
ルの回収率は何れも90%を越えた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられるACFCFm着層例を示す
断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ジメチルホルムアミドを含む排ガス中からジメチルホル
    ムアミドを回収するに当り、該排ガスを繊維状活性炭吸
    着層を通してジメチルホルムアミドを吸着除去し、清浄
    空気として放出すると共に、ジメチルホルムアミドを吸
    着した繊維状活性炭を160〜200℃のスチームにて
    脱着することを特徴とするジメチルホルムアミドの回収
    方法。
JP59188896A 1984-09-11 1984-09-11 ジメチルホルムアミドの回収方法 Granted JPS6168122A (ja)

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JPS6168122A true JPS6168122A (ja) 1986-04-08
JPH0410368B2 JPH0410368B2 (ja) 1992-02-25

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6342719A (ja) * 1986-08-08 1988-02-23 Kubota Ltd 着臭ガスの脱臭方法
US5908490A (en) * 1996-05-20 1999-06-01 Toho Chemical Engineering And Construction Co., Ltd. Organic solvent recovering system and organic solvent recovering method
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CN108976144A (zh) * 2018-08-31 2018-12-11 潍坊中汇化工有限公司 一种生物医药产dmf废液提纯的方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5035067A (ja) * 1973-07-24 1975-04-03
JPS5148769A (ja) * 1974-10-24 1976-04-27 Ota Toshuki

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