JPS6167712A - 多帯式連続加熱炉の仕切壁構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、多帯式連続加熱炉における仕切壁構造の改良
に関するものである。

（従来の技術） 従来から多帯式連続加熱炉に゛おいては、例えば、特開
昭５８−２２１２２８号公報に示される仕切壁が公知で
ある。これを第６図で説明すると被加熱材の進行方向１
４と直角に炉内方向に炉内燃焼排ガス流れを抑制するよ
うに耐火物構造の固定した下側仕切壁５と上側仕切壁５
′を複数個配置し、仕切壁５．５′による伝熱促進効果
及び燃焼排ガスの滞留促進による炉長方向の仕切壁間で
温度制御性の向上をはかつている。

この場合、仕切壁５，５′が固定されているため、即ち
仕切壁５．５”ｉ設けた炉巾の垂直面に対して燃焼排ガ
スの流れる流路面積が固定されているため、燃焼排ガス
量の変動に応じたガス流れの調節ができず、燃焼排ガス
量が増大した場合、仕切壁５．５′による流れの抵抗が
増大し、炉内圧力上昇により、抽出扉１０及びその他の
炉開口部等からの燃焼ガスの吹出し等があり、炉圧制御
が困難になっていた。上記問題を解決する１つの方法と
して、本願出願・人は、第７図に示すように６帯を仕切
る仕切壁を炉巾方向に個々に垂直軸を回転軸として回転
用能な仕切壁１３を連続して配置する方法（特願昭５８
−１４４４４９号）を提案し、炉圧制御性の向上をはか
つている。しかし、後者の仕切壁では、炉内圧力分布及
び燃焼排ガス流れ分布の制御性は向上するが、仕切壁の
構造が前者の仕切壁に比らべ、複雑なため施工に時間が
かかり、さらに仕切壁の一部が破損した場合でも、すぐ
に修理ができず取９替えには炉体止が必要となるという
問題があることが判った。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、上記問題点を解決する為に多帯式連続加熱炉
の仕切壁において、地帯からの放射熱を遮断し、６帯の
温度制御性の向上をはかるとともに仕切壁に通気性ケも
たせ、燃焼排ガス流れによる圧力損失を減少させること
で炉内圧力制御性の向上をはかり、さらに構造全簡累化
することで修理及び取替えを簡便化したものである。

その特徴は、炉内の少なくとも１箇所以上の仕切壁を任
意の長さをもつ複数の耐熱棒状体音はｌ工事直状に炉巾
方向任意の間隔全おいて、放射熱全遮断するように少な
くとも２列、千鳥状に配置して仕切ｆｋ構成したことに
ある。

（問題点を解決するための手段） 以下、本発明の仕切壁構造全棒状セラミックスで構成し
た例について、図面に基づき詳細ＶＣｍＬ明する。第１
図（Ａ）、（Ｉ３）は本発明の多帯式連続加熱炉の上側
仕切壁の断面図、第２図（Ａ）、■）は下部仕切壁の断
面図及び第３図（ト）、（８）は二帯式連続加熱炉に一
ヒ記仕切壁を設置した図である。

第３図（Ａ）、（Ｂ）における上側仕切壁５′、下側仕
切壁５は、それぞれ第１図（ト）、（Ｂ）及び第２図囚
、ＣＢ）に示す棒状セラミックス１，１′からなり、形
状はけ円柱、角柱１円筒その細柱状であり、燃焼排ガス
流の抵抗を少なくするような形状（たとえば円柱）が望
ましく、その材質は熱間強度、耐スポー＋１ング性にす
ぐれたものの中から加熱炉の使用部（９）範囲内で任意
に選択できる。たとえば、セラミックス類の他にステン
レス鋼等の金属製、その他の耐熱材料から採用する。上
記材質は冷却を必要としないものが望ましい。上側仕切
壁５′の固定方法は第１図（４）に示すように炉天井壁
２′の外部から吊り金具３によシ吊下し、上側の棒状セ
ラミックス１′が１本ごとあるいは数本組で取り外し出
来るように固定される。

（作用） 本発明は下側仕切壁５は第２図（４）のように簡単に取
り外せるように炉床壁４に下側の棒状セラミックス１′
がほぼ直立できる所定の深さ及び径の穴をもつ耐熱材料
（例えばセラミックス）製の台座１５に挿入するのが適
当である。捷だ上下の棒状セラミックス１，１′の配置
、炉巾方向本数、列数（２列以上であればよい）は自由
であるが、棒状セラミックス１，１′の間隔によｐ仕切
壁５　、５”ｉ通過する燃焼排ガス流量及び炉天井２、
炉側壁１２からの熱放射量が決するため、設置する加熱
炉のドラフト能力と炉長方向仕切壁間の必要温度制御性
とのバランスからそれぞれの条件を設定するものである
。なお、燃焼排ガス流の抵抗の低減からは配置は千鳥配
置、支持力の低減のための＠槍化の而から形状はパイプ
状が適正である。上下の仕切壁５．５′の高さについて
も炉高に応じて、上側仕切壁５′は被加熱材に接触しな
いように下側仕切壁５はスキッド１５に接触しないよう
に炉内圧力が制御できる範囲で設定するものである。

（実施例） 上記構成に基づいて、第１図（Ｂ）及び第２図０３）の
セラミックパイプの配置図第１図（４）のＡ−Ａ線及び
第２図（ＡのＢ−Ｂ線の配置図において、セラミックパ
イプ＆ａが１００目、パイプ肉厚ｅが加部。

燃１尭排ガス流に平行な方向のパイプピッチｂが１００
９、燃焼排ガス流に垂直な方向のパイプピッチＣが１５
０ｍｍ、及び隣シの列のパイプとの距離ｄか１２０ｎＲ
とし、第３図（Ａ）、（Ｂ）に示す三帯弐連続加熱炉に
本発明全実施したところ、第４図に示すように炉長方向
炉温分布は、従来の固定式仕切壁設置炉の炉呂分布（イ
）と同等な本仕切壁設置炉の炉温分布（ロ）が得られ、
−１′た第５図に示すように炉長方向炉圧分布は従来の
固定式仕切壁の炉圧分布（／うに比らべ本仕切壁設置炉
の炉圧分布に）は、均熱帯及び加熱帯で０．５　ｔｍＡ
ｑ程度低下し、抽出扉及びその他炉開口部からの排ガス
吹出しがなくなり、炉圧の応答性も向上した。さらに仕
切壁を無水冷化することによシ冷却損失熱を４　Ｘ　１
０’　Ｋｃａｌ　／Ｈ程低減することができた。

（発明の効果） 本発明の仕切壁を多帯式連続加熱炉に適用したことによ
り、従来の固定式または回転式の仕切壁を設けた加熱に
比らべ、炉内圧力制御に対する応答が速く、制御性が向
上した上に仕切壁の施エル１間が約半分に短縮され、上
側仕切壁においては、破損場所が発見され次第炉を休止
することなしに。

取り替えができるようになった。さらに下側仕切壁にお
いては従来の固定式では、炉修理中は仕切壁が通行の障
害となるため、仕切壁の一部を破壊して工事用通路を確
保し、工事完了後再構築するということが必要であった
。本発明採用後は工事中はセラミックパイプを台座よシ
取り外せば必要な作業通路が確保され、工事完了後は再
びセラミックバイブ全台座に挿入するだけで良く、下側
仕切壁一部破壊による費用と時間の無駄が皆無になった
。また、従来多帯式連続加熱炉の仕切壁は水冷却を必要
としていたが、セラミックパイプを使用することによシ
冷却が不要になり加熱炉の熱効率も向上し、省エネルギ
ー上も効果大なるものがある。

なお図面中６はサイドバーナー、７は断面スペース、８
は被加熱材、９は装入扉、１１は煙道吸引口、１５はス
キッドである。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）は１本発明の上側仕切壁の設置例の断面図
５′−″ｙｇ１図０３図上３上Ａ〜Ａ線配置図、第２図
（ト）は下側仕切壁の設置例の断面図、第２図Ｑ３）は
同上Ｂ−Ｂ線配置図、第３図（４）は上及び下側仕切壁
の二帯式連続加熱炉の設置例の平面図、第３図（Ｂ）は
同上Ｃ−Ｃ線の断面図、第４図、姶５図はそれぞれ二帯
式連続加熱炉における従来仕切壁設置炉及び本発明仕切
壁膜ｆＦｆ炉の炉長方向炉温分布線図、炉長方向パスラ
イン上炉圧分布図、第６図は二帯式連続加熱炉の従来仕
切壁設誼列図、第７図は従来の回転仕切壁設置例を示す
図面である。 １．１′は棒状セラミックス、２は炉天井、５は下側仕
切壁、５′は上側仕切壁。 特許　出　願人　新日本製鉄株式会社 七λで３　図いノ ツｖ３斤！　　（Ｂ） Ｗ　、！　区 ＷオＰ −一□ｌ□

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 多帯式連続加熱炉の各帯を仕切る上下の仕切壁において
   、炉内の少なくとも１箇所以上の仕切壁を任意の長さを
   もつ複数の耐熱棒状体をほぼ垂直状に炉巾方向任意の間
   隔をおいて少なくとも２列千鳥状に配置して仕切壁を構
   成したことを特徴とする多帯式連続加熱炉の仕切壁構造
   。