JPS6162886A - 放射線監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は放射線を監視する放射線監視装置に係如、特に
自動化に関する。

〔発明の技術的背景及びその問題点〕

原子力光電所等におけるプラントの放射線監視システム
においては、プラントの排気や排水、置換の放射線を監
視するプロセス放射線モニタ、ダスト放射線モニタ或は
建屋内の空間放射線を監視するエリア放射線モニタがあ
る。これらの放射線モニタはプラントの必要箇所に設け
られ、莫大な数となシ、常時プラントの放射線監視を行
なう。

測定する放射線の種類あるいはレベルによシ使用される
放射線検出器は選定され、また計測装置もそれに見合っ
たものが用いられる。

第４図は代表的な放射線監視装置の１チヤンネルの構成
を示す。

５１は放射線検出器であシ、入射してきた放射線を電気
信号に変換して出力する。５２は計測装置であシ、増幅
器、計数回路、設定回路および信号処理回路などで構成
されている。原子力始電所等のプラント等においては、
これらからなる放射線監視装置が数十〜数百個設けられ
る。

使用する放射線検出器によシ検出器から出力される信号
が種々存在するか代表的にはパルス信号、電離電流信号
がある。これらの信号により、＝を副装置の回路構成も
定まる。

パルス信号を出力する検出器には、ＧＭ管積検出器半導
体検出器シンチレーション検出器、　ＢＦ’３計数管等
があわ、電離電流信号を出力する検出器にはイオン電離
箱等がある。第５図は第４図の放射線監視装置の構成ｔ
−詳細に示すもので、例としてシンナレーション検出器
を用いた放射線監視装［１チヤンネルの回路構成を示す
。６１はシンチレータ、６２は光電子増倍管６３は光電
子増倍管に電圧を印加する高圧電源、６４は増幅器、６
５は波高弁別回路、６６は計数回路、６７はトリップ回
路でを〕る。前記波高弁別回路６５は増幅器６４からの
パルス信号波高を弁別するものであシ、前記ａ−を数回
路６６は単位時間当たセの入力パルス数を計数する。前
記トリップ回路６７　　はあらかじめレベル設定器６８
にて設定されたレベルと前記１１数回路６６からの出力
とを　レベル比較し、結果を外部の警報器等（図示せず
）へ出力する。、 放射線監視装置の目的１条件等により回路定数の設定等
が異なってくるが、設定のパラメータには次のようなも
のがある。

１、放射線線検出器に印加する電圧値（使用する検出器
によっては旨電圧或は低電圧値となる。） ２、技高弁別値 ３、トリップ点の設定値 これらのパラメータは放射線監視装置では重要なもので
あわ、チャンネルごとにデータを採取し、ｉ己録、保管
される。これら設定のパラメータによって得られた監視
装置の種々の特性もデータとして採取され、記録、保管
される。その腸性には波高弁別％性とかプラトー特性と
かがある。

ところで従来の技術にあっては、これらの設定パラメー
タとかの特性は監視装置の試験員或は運転員が各チャン
ネルごとにデータを採取し、記録保管していた。

原子力発電所等では定期検査とかザーベランステスト等
が行なわれ、常にこれらのデータを採取、記録、保管し
、監視装置の機能維持、保守点検、異常診断等に用いて
いる。

原子力発電所等に設置されるこれらの監視装置は１チヤ
ンネル分でなく数十〜数百チャンネルと数多くあわ、各
チャンネルごとに、これらの設定パラメータ、特性等の
データを採取、記録、保管することは多大な時間と労力
又はスペースを要していた。

〔うも明の目的〕

この発明は従来の問題に鑑みてなされたものであって、
複数の放射線監視装置の設定パラメータの変更、各放射
線監視装置の特性試験、データを採取・記録、保管或は
診断を自動的に行なうことのできる放射線監視装置を提
供することにある。

〔発明の概衆〕

従来の放射ＭＡ監視装置の重要な要素となるパラメータ
を監視装置の特性を採るためシーケンス的に設定値を変
えることによって放射線監視装置からのデータを読み取
シ、パラメータとデータとからこの放射線監視装置の個
々の機能が正常に作動しているか否かを診断し、かつ、
パラメータ、データの採取、記録保管も自動的に行なう
機能をマイクロコンピュータなるもので火現する。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一冥施例を図面を参照しながら説明する。

従来装置を示す第４図、第５図の各々の回路構成と同一
機能をもつものに同一番号を付し、゛これらの説明を省
略して説明する。

相違箇所のみ説明する。

第１図において、コントローラとなる中央演算装置、記
憶装置入出力装置を有するマイクロコンピュータ１０と
キイボード１１．高電圧設定レジスタ１２．渡鳥弁別レ
ジスタ１３゜トリップ設定レジスタ１４．マルチプレク
サ１５、信号処理回路１６１診断回路１７．データレコ
ーダ１８およびプリンタ１９とをそれぞれ接続し、記憶
装置の不揮発性メモリに貯えられるプログラムのもとて
マイクロコンピュータ１０とそれら回路等との間でデー
タのやわとりを行なうところが新規である。

前記高電圧設定レジスタ１２は、マイクロコンピュータ
１０からの高電圧設定信号を入力し、その信号を高電圧
電源６３の高電圧を制御するためのディジタル／アナロ
グ変換器２００Å方何に与え、高電圧設定信号の指示通
りの高電圧値を高電圧電源６３から出力させるものであ
る。

前記波高弁別レジスタ１３はマイクロコンピュータ１０
からの波高弁別設定信号を入力し、その信号を波高弁別
回路６５の弁別レベルを制御するためのディジタル／ア
ナログ変換器２１の入力側に与え、波高弁別設定信号の
指示通シの波高弁別レベルに波高弁別回路６５を調整す
る。

トリップ設定レジスタ１４は、マイクロコンピュータ１
０からの　トリップ設定信号を貯え、出力を信号処理回
路１６に出力する。

マルチプレクサ１５は高電圧電源の出力および波高弁別
レベル信号の出力を入力し、マイクロコンピュータ１０
で指定された前記入力信号を信号処理回路１６にディジ
タル■として出力するアナログ／ディジタル変換器２２
の入力側に出力する。

信号処理回路１６は、マイクロコンピュータ１０からの
コントロール信号をもらい、計数回路６６からの出力、
アナログ／ディジタル変換器２２からの出力、トリップ
設定レジスタ１４からの出力を入力し、コントロール信
号の内容によシ、計数回路６６、アナログ／ディジタル
変換器２２、トリップ設定レジスタ１４からの信号を演
算等の処理を行なって診断回路１７、データレコーダ１
８へ出力する。

診断回路１７はマイクロコンピュータ１０からのコント
ロール信号により放射線監視装置の自己診断を行ない、
結果を外部へ出力する。

例えば、設定された波高弁別設定値、設定された高電圧
出力設定値、設定されたトリップ点設定値、測定された
ディスクＩＪ　ｅ性、測定されたプラト特性を診断する
。

データレコーダ１８ハマイクロコンピユータ１０からの
信号によシ信号処理回路１６からの出力を記録する。そ
の記録するデータは波高弁別設定値、高電圧出力設定値
、トリップ設定値ディスクリ特性、プラトー特性、定期
検査時の条件等である。

プリンタ１９は信号処理回路１６の記録されタテータを
マイクロコンピュータ１０　　からの印字指令によりプ
リントアウトする。

キーボード１１は試験員又は運転員が操作し、あらかじ
め決められた定期検査のファンクションキーによりコマ
ントヲマイクロコンピュータ１０へ与えるものである。

マイクロコンピュータ１０の不揮発性７１−Ｔ−９部に
はプログラムとデータとが予じめ貯えられ、プログラム
は測定プログラムと定期検査プログラムとに分けられ、
この定期検査プログラムは、ディスクリ特性用プログラ
ム。

プラト特性用プログラム、診断プログラム。

更新プログラム、出力プログラム等が予じめ登録されて
いる。またデータとしては、グツド特性データ、ディス
クリ特性データ、レベル値の異えたＮ個の高電圧設定値
、レベル値を異えたＮ個のディスクリ設定値等を記憶す
る。

なお第１図は一台の放射線監視装置に対し一台のマイク
ロコンピュータとキーボードを設けるように記述したが
Ｎ台の放射線監視装置の診断する場合には、信号処理回
路１６゜診断回路１７．マイクロコンピュータ１０．キ
ーボード１１．データレコーダ１８．プリンタ１９は各
チャンネル共通に用いられＱ、　、ｌ＆射線監視システ
ム全体として１台用意される。

次に第２図第３図のフローチャートを参照しながら第１
図の装置の作動を説明する。

マイクロコンピュータ１０の記憶装置“に予じめ貯えら
れた測定プログラムを笑行開始させる。放射線監視装置
が測定モード状態であることが表示される。その測定プ
ログラムは、Ｎ個のチャンネルが登録され、所定の順序
に従ってチャンネルのデータを採取し、あるチャンネル
のデータを採取したときキーボード１１から定期検査モ
ードの割込あるか否かを判断し、有れば定期検査モード
に、無ければ次のチャンネルのデータを採取するような
機能を有して、割込発生するまでサイクリックに総ての
チャンネルのデータを採取し、そのデータを信号処理回
路１６に貯える。

測定プログラムを走らせている途中、運転員或は試験員
がキーボード１１のキーを操作し、定期検査モード、測
定条件、定期検査したいチャンネルナンバの指定をキー
人力すると、測定プログラムの割込み判断時に検知され
、それによりマイクロコンピュータ１０　　が測定プロ
グラムの代りに定期検査プログラムを実行開始する。放
射線監視装置は測定モード状態から定期検査モードに代
わり、外界の放射線から隔離され、近くにチェック用線
源が配置される。モードを表示する表示器には測定表示
内容が消えて定期検査モードが表示すレル。マイクロコ
ンピュータ１０は　キーボード１１で指定恣れた複数の
チャンネルのある１つのチャンネルを選択して現状の複
数の設定値を取り込む。このときマイクロコンピュータ
１０はマルチプレクサ１５に選択指令を与えて、信号処
理回路１６よυ高電圧設定値。

波高弁別設定レベル、トリップ点設定値を読み込み、測
定モード時における測定開始時の設定値と測定終了時の
設定値とにそれぞれ設定値にズレがあるか否かを判断し
、一致の場合、その値を設定し、ズレの場合測定開始の
データを設定値とする。

設定データの確認後、マイクロコンピュータ１０はディ
スクリレベル特性プログラムをスタートさせる。　マイ
クロコンピュータ１０は確認後の高電圧設定値に対応す
るディジタル信号を高電圧設定レジスタ１２に出力する
。

同時に予じめ記憶装置の不揮発性メモリ要素（例えばＩ
ｔＯＭ）に記１意した複数個の弁別レベルを所定の）Ｉ
序に従い波高弁別レジスタ１３に与え、各弁別レベルに
おける計数回路６６の出力を採取し、定められた複数の
弁別レベルの総てのデータが採取されたことを確認する
と、信号処進装［１６に出力し、　ここで保管する。

総ての弁別レベルの採取したことを判断したときマイク
ロコンピュータ１０はプラト特性プログラムをスタート
させて、現状の弁別レベルを波高弁別レジスタ１３に出
力する。

同時に予じめ記憶装置の１−１．　ＯＭ　ＶＣ記憶した
複数のレベルの異なる高電圧設定値を所定の順序に従い
高電圧設定レジスタ１２に与え、各高電圧レベル’＋ｒ
ｋ　Ｋ、おける引数回路６６の出力を採取し、定められ
た複数の高電圧設定値における総てのデータが採取され
たことを確認すると、信号処理装［１６にデータを出力
し、そこで保管する。

総ての弁別レベルの採取したことを判断したトキマイク
ロコンピュータ１０はプラト特性プログラムをスタート
させて、現状の弁別レベルを波高弁別レジスタ１３に出
力する。

同時に予じめ記憶装置のＲＯＭＫ記憶した複数のレベル
の異なる高電圧設定値を所定の順序に従い高電圧設定レ
ジスタ１２に与え、各高電圧レベル直における計数回路
６６の出力を採取し、定められた複数の高電圧設定値に
おける総てのデータが採取されたことを確認すると、信
号処理装置１６にデータを出力し、そこで保管する。

プラト特性プログラムが終了するとマイクロコンピュー
タ１０は診断プログラムをスタートシ、そのプログラム
を実行する。先ずマイクロコンピュータ１０の記ｔ＠装
置に記憶した基準のディスクリ特性データおよびプラト
ー特性データをマイクロコンピュータ１０　　が信号処
理回路１６に出力する。その信号処理回路１６では、定
期検査プログラムによシ得た実測ディスクリ特性データ
プラトー特注データを貯えており、マイクロコンピュー
タ１０の指令にもとすき診断回路１７はイ６号処理回路
１６の基準のディスクリ特性データと実測ディスクリ特
性データとｒ比較判断し、また同様に基準のプジト特性
データと実測のプラトー特性データとを比較判断し、基
準のプラト特性或は基準のディスクリ特性で定まる許容
範囲内に今回の実測した各特性が存在するか否かを判断
し、その診断結果を表示するとともに保存する。

その表元内容によっては設定値の変更する可能性があり
、診断プログラムが終えるとマイクロコンピュータ１０
１更新プログラムをスタートし、そのプログラムを笑行
する。先ず設定値変更の有無を確認し、無ければ現状の
設定値を各レジスタに出力したのちキーボード１１に予
じめ設定された次のチャンネルに移る。もし次のチャン
ネルがないすなわちキーボード１１から指定したチャン
ネルの定期検査が終了なら始めの位置に戻り測定プログ
ラムをスタートさせる。前記設定値に変更あった場合、
キーボード１１よυ　設定変更する設定名称、データが
入力されるのでそのキーボード１１からの出力をマイク
ロコンピュータ１０が内容を読み取ｐ、対応する設定レ
ジスタにセットする。信号処理回路１６を介して読み取
ったデータと設定レジスタの内容とが一致しているか否
か判断し、一致の場合、このレジスタを除いた他のレジ
スタにｉ状の設定値を与えたのち第２図■のところのプ
ログラムに移り、不一致の場合、異常表示し、プログラ
ムが次のステップに移るのを阻止する。

なお総てのチャンネルの診断・更新等が終了した時点で
マイクロコンピュータ１０はデータレコーダ１７に信号
処理回路１６のディスクリ特性データ、プラトー特性デ
ータ、診断結果高電圧設定値、仮寓弁別設定値、トリッ
プ点設定値を記憶保存し、運転員或は試験員がキーボー
ドより　’を求したときそのデータレコーダの記録内容
をプリントアウトする。

〔発明の効果〕

本発明は、複数個の放射線監視装置における設定パラメ
ータの変更、そのパラメータの変更による結果の採取、
日己録保管をシーケンシャルに自動的に行なう構成にし
たため、１、　プラント運転に係る保守・点検が容易と
なる。

２、パラメータの変更、データの採取、記録、保管が自
動的に行なわれるので従来要していた多大な時間、労力
、スペースを最小限にすることが可能となった。

３、　自己＃断を自動的に行なうので計測装置の異常検
出を正確に迅速に行なえる。

４、　自己ｂ　Ｍ　Ｊ１能を有しているので長期間にわ
たって性能、匍頼性の向上がはかれる。

のような効果がある。

なお本ＤＱ明の一笑施において、記述しないが定期検査
を行なうプログラムに、次の機能を含めて実施するよう
にしてもよい。

各回路を構成する部品の中で定期的に交換を要する部品
をあらかじめマイクロコンピュータに交換時間、部品リ
ストを登録する。

定期検査ごとに交換すべき回路、部品を打出せば定期検
査時の点検・保守の時間設定。

作業見積、予算計画等が一段と正確になる。

また笑稼動時にマイクロコンピュータで各部品、ユニッ
トの体動時間を記録１〜で直ぐようにすることも可能の
ため定期点検時にその４！ｒ部品、ユニットの予測寿命
との関係で劣化の程度を知るようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

図は従来の放射線監視装置の構成をブロック的に示した
図である。 １０・・・マイクロコンピュータ。 １１・・・キーボード、１２・・・高電圧設定レジスタ
。 １３・波高弁別レジスタ、１４・・・トリップ点設定レ
ジスタ、　１５・・マルチプレクサ。 １６・・信号処理回路、１７・・・診断回路。 １８・・・データレコーダ。 ２０・２１・・・テイシタル／−アナログ変換器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電圧が印加される放射線検出器の出力を直接或は波高弁
   別回路を介して計数回路に入力し、その計数回路の出力
   をトリップ設定値で比較判別するものにおいて、前記電
   圧値を異なる値に変化したときの前記計数回路の出力が
   予じめ定めた所定プラトー特性許容範囲に存在するか否
   かを判別する診断手段を備えてなることを特徴とする放
   射線監視装置。