JPS6156472B2 - - Google Patents

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JPS6156472B2
JPS6156472B2 JP49136974A JP13697474A JPS6156472B2 JP S6156472 B2 JPS6156472 B2 JP S6156472B2 JP 49136974 A JP49136974 A JP 49136974A JP 13697474 A JP13697474 A JP 13697474A JP S6156472 B2 JPS6156472 B2 JP S6156472B2
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JP
Japan
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neutron
borehole
pulse
circuit
time
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JP49136974A
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JPS5093201A (ja
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Jaagen Paapu Hansu
Uiriamu Pitsutsu Junia Robaato
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Texaco Development Corp
Original Assignee
Texaco Development Corp
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Publication date
Application filed by Texaco Development Corp filed Critical Texaco Development Corp
Publication of JPS5093201A publication Critical patent/JPS5093201A/ja
Publication of JPS6156472B2 publication Critical patent/JPS6156472B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V5/00Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity
    • G01V5/04Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging
    • G01V5/08Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging using primary nuclear radiation sources or X-rays
    • G01V5/10Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging using primary nuclear radiation sources or X-rays using neutron sources
    • G01V5/104Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging using primary nuclear radiation sources or X-rays using neutron sources and detecting secondary Y-rays as well as reflected or back-scattered neutrons
    • G01V5/105Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging using primary nuclear radiation sources or X-rays using neutron sources and detecting secondary Y-rays as well as reflected or back-scattered neutrons the neutron source being of the pulsed type
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH DRILLING; MINING
    • E21BEARTH DRILLING, e.g. DEEP DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B49/00Testing the nature of borehole walls; Formation testing; Methods or apparatus for obtaining samples of soil or well fluids, specially adapted to earth drilling or wells
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は掘さく孔が縦断する地層の測定方法に
関し、更に詳しくは、掘さく孔近傍の地層に対し
強度が変えられた高速中性子雲を放射して、地層
測定を行う方法に関するものである。本発明によ
れば、強度が変えられた高速中性子の減速によつ
て生ずる熱中性子雲の諸種のパラメーターが測定
され、この計測値によつて高速中性子に対する熱
中性子の位相関係が定まる。また本発明で利用さ
れる掘さく孔走査機にはデユウトリユム・トリチ
ユウム加速器型高エネルギー中性子発生装置が配
備され、その出力は掘さく孔内で強度変化可能に
なされている。 地層の熱中性子崩壊時間特性の検証方法には、
現在二つの方法があり、その一つは中性子を利用
する方法であり、他の一つは中性子により誘起さ
れるガンマ線を利用する方法である。 この中性子の寿命測定による方法は掘さく孔中
の地層評価に特に有用であることが立証されてき
ている。 上述の両技術による方法では、共に高エネルギ
ーまたは高速中性子(14MeV)の中性子パルス
源が、掘さく孔を縦断する走査機に配備される。
そして第一の方法では、中性子源が繰返しパルス
を発するようになされ、各パルス毎に高速中性子
雲がパルス源周辺の地層に向つておよそ対称な球
状をなして放射され、注入される。そしてこの高
速中性雲は放射されたあと、掘さく泥土、掘さく
孔ケーシング、掘さく孔とケシング間の接合剤を
貫通してゆく。放射された高速中性子パルスは、
地層内で熱中性子群(すなわち低エネルギー中性
子群)が生成されるのに充分な時間すなわち、通
常20乃至30マイクロ秒の間、ほゞ一定の強度をも
つて存在するようになる。しかし、この雲状また
は群をなす熱中性子の数は、やがて地層内の捕獲
中心によつて捕獲され指数関数的に減少する。初
期の時間(およそ300マイクロ秒)後、つまり、
掘さく孔、泥土、ケーシング内に誘起されたガン
マ線放射能の影響が実質的になくなつたのち、相
次ぐ二つの時間において走査機の近傍における熱
中性子の数を測定することによつて、地層の熱中
性子雲または群の指数関数的な崩壊特性曲線を決
定することが可能となる。この二つの連続時間の
間隔は、たとえば、400から600マイクロ秒と700
から900マイクロ秒の二期間として設定されてよ
い。もし拡散効果が無視できるなら、熱中性子の
巨視的捕獲断面積εをもつ均一媒体中の熱中性子
群の崩壊式は、次のように表わされる。 N2=N1e-VT …(1) ここで N1=時間T1の第1時刻点における熱中性子数 N2=時間T2の後続時刻点における熱中性子数 e=自然対数の底 T=2測定間時間間隔(T2−T1) V=熱中性子速度 第1式より得られる掘さく孔周辺の岩の巨視的
捕獲断面積εは地層の有孔度、地層内水塩度、お
よびその細孔空間に含まれている石油の量や種類
に左右されるものであり、有用な測定結果を構成
するようになる。 高エネルギー源から出た中性子が掘さく孔内の
物質や媒体、および周囲の地層や媒体と互いに作
用しあう時、中性子は適度を減じてエネルギーを
失う。中性子に対する“減速”の第1原因は水素
であり、水、炭化水素中に多量に含まれている。
高速中性子は減速によつて地層内の捕獲中心に捕
獲されると、その安定状態に達する間に特有な捕
獲ガンマ線を放出する。これが、前述の二種の連
続時間間隔で検知される“捕獲ガンマ線”であ
る。検知されるガンマ線の数は走査機近傍に発生
した熱中性子群の数に比例する。 これとは別に熱中性子自体はHe3あるいは他の
中性子検出装置を用いて、上記時間間隔で検出す
ることもできる。この固定時間ゲート測定法によ
つて、捕獲断面積εを決定することができる。 熱中性子崩壊時間または中性子寿命を測定する
第二の方法は、τ(熱中性子の吸収時定数)によ
つて定義される巨視的捕獲断面積εの逆数を用
い、τによつて定義される関係式は次のように与
えられる。 N=No〓〓ここでτ=1/Vε …(2) ここで N=任意の時刻Tにおける熱中性子密度 No=初期時刻Toにおける熱中性子密度 e=自然対数 τ=熱中性子群が崩壊してToにおける値の
1/eになるに要する時間 この第二の方法で使用される走査機は二つの連
続時間間隔内の崩壊曲線を決定するのに捕獲ガン
マ線をカウントする方法をとつている。この場合
測定の二つの時間間隔は、中性子の放射巾、測定
の待ち時間および測定時間を構成する値τを用い
て実際の測定値τの関数として定義されるもので
ある。 前述の如く、従来方法では、実質的に一定強度
の中性子を放射し、そのあと、時間の関数とし熱
中性子崩壊時間を決定している。これに対して本
発明では、強度が変えられた中性子源によつて発
生される高エネルギー中性子を用い、熱中性子捕
獲ガンマ線により定義される生成熱中性子群の位
相に関連した計測がなされる。これによつて、掘
さく孔の環境が淡水、油などで満たされていて熱
中性子強度の掘さく部成分の減衰が地層部成分の
それよりも遅い場合でも地層測定が可能となり測
定環境の範囲を拡大できる。 本発明によれば、走査機は強度が変えられる高
速中性子源、熱中性子検出装置およびガンマ線検
出装置を含んで構成されている。この中性子源
は、時間と共に周期的、連続的に変化される高速
中性子群を発生し、この高速中性子群が周囲媒体
に導入される。この中性子群の減速によつて生ず
る熱中性子群は、それ自体コヒーレントな位相の
中性子雲を包含しており、ガンマ線検出装置によ
つて検知されるものである(この目的のためにガ
ンマ線検出装置が所定位置に配備されている。)。
ついで中性源によつて発生された高速中性子雲に
対する熱中性子雲(強度が変えられた)の相対位
相角が計測される。中性子検出装置は掘さく孔に
帰因する熱中性子群を主に検出する目的で走査機
の所定部位に配備されている。そして再び強度が
変えられた中性子源に関連してこの熱中性子群の
位相が計測される。ガンマ線検出装置で計測され
る合成位相(地層による成分と掘さく孔による成
分の合成と考えられる)は中性子源に対する位相
を示し、これはガンマ線検出装置の応答から決定
される。中性子源に対する掘さく孔による成分の
位相角は熱中性子検出装置の応答から算出され
る。そして掘さく孔成分に関連した位相角成分を
前述の合成位相角から差引くことによつて、地層
成分による位相角成分のみを算出することができ
るようになる。位相角は前述の二つの検出装置か
らのカウント数を特定の方法で合計し位相角に対
応するタンジエント値として算出することによつ
て決定される。この位相角に対するタンジエント
の値から、地層における熱中性子崩壊時間τまた
はそれに対応する巨視的捕獲断面積εが得られ
る。 地層内の熱中性子崩壊時間または捕獲断面積を
決定するための計測系は、ガンマ線検出装置から
の放射能カウントを表わす正の鋭い尖頭の電気パ
ルス信号と、高速中性子の強度の交番周期に対応
した正の、大きな鋭い尖頭の同期パルスと、熱中
性子検出装置によつて検出される熱中性子を表わ
す負の鋭い尖頭の電気パルス信号とを発する地下
装置を含んで構成されており、一方地表では掘さ
く孔深度の関数としての測定の記録をなす記録計
を含んで構成されている。地下における計測はそ
れぞれ独立に、ガンマ線カウント信号は第1の計
算回路に供給され、熱中性子カウント信号は第2
の計算回路に供給されるようになされている。第
1の計算回路は、前述した合成位相角のタンジエ
ント値を決定し、第2の計算回路は掘さく孔によ
る位相角のタンジエント値を決定する。地層によ
る成分に対する補正されたタンジエント値は合成
位相角タンジエント値から掘さく孔による位相角
タンジエント値を差引くことによつて決定され
る。このようにして地層による成分の値から熱中
性子捕獲断面積または崩壊時間値が決定され、記
録される。 本発明の更に他の特徴・利点は、以下に図面を
参照して述べる詳細な説明によつて明らかとなろ
う。 第1図において、掘さく孔10は地層11を縦
断し、所定の位置に固定された筒状ケーシングが
これを裏打ちして配される。走査機またはゾンデ
12は、地上に配されたウインチまたはリール1
4に巻装された外装電気ケーブル13によつて掘
さく孔10に懸垂される。深度データは点線16
で略示されている通常の電気的または機械的機構
により掘さく孔内の走査機12の深度の関数とし
て滑車輪16Aからトラツク15に伝達される。
こうして走査機12による測定結果はケーブル1
3を介してトラツク15に伝達され、深度の関数
としてごく通常の深度測定記録計(図示せず)に
よつてトラツク15内に記録される。 本発明で用いられる走査機12は、典型的に
は、その底部のノーズピースまたはブルプラグ1
2A、中性子発生源12B、放射線防護部12
C、熱中性子検出装置12D、ガンマ線検出装置
12E、および電子装置12Fを含んで構成され
ている。中性子検出装置12DはHe3かBF3(三
弗化ほう素)利用の装置である。ガンマ線検出装
置12Eは光電子倍増管と結合したNal(Tl)結
晶を利用した装置である。電子装置12Fは電源
と、検出装置12Dおよび12Eから得られるガ
ンマ線と熱中性子のカウント信号に対応した電気
信号を発生する同期パルス発生器と信号レベル検
出器によつて構成されている。 地下測定系への電力はトラツク15内にある地
上の電力源(図示せず)から外装ケーブル13内
の導線を介して供給される。外装ケーブルは通常
の複線深度測定ケーブルでよく、もし望むなら、
外装同軸ケーブルでもよい。本発明では検出装置
12Dによつて検出された熱中性子は、それに対
応して電子装置12F内で発生される負の鋭い尖
頭を有する電圧パルスとしてケーブル13を介し
て地上に伝送される。検出装置12Eによつて検
出されたガンマ線は、それに対応して電子装置1
2F内で発生される正の鋭い尖頭を有する電圧パ
ルスとしてケーブル13を介して地上に伝送され
る。また、より大きな振幅と、正の鋭い尖頭を有
する同期パルスが、中性子源12Bの強度変化の
各周期に対応して一回宛電子装置12Fから伝送
される。 中性子源12Bはデユウトリウム・トリチユウ
ム加速器型であることが望ましい。この種の中性
子源は、トリチユウムを含んだターゲツト物質に
重水素イオンを加速し、射突せしめる構造を有し
ている。この場合、重水素イオンは通常熱によつ
て放出される重水素を含む物質からなる補充体を
用いて供給される。このようにして得られた重水
素原子はイオン源へと導かれる。このイオン源は
補充体からの重水素をイオン化し、ターゲツト物
質上へ加速するのに適したビームに陽イオンを収
束するための電場が与えられた真空管部を含んで
構成されている。この場合ターゲツト物質は高い
負電位に保たれる。このイオン源は通常の三極管
に類似した電極構造を有し、かつコントロールグ
リツドに類似の部品を供えている。この“コント
ロールグリツド”部へ時間的に変化する電圧を加
えることによつて、加速管の中性子出力は、時間
と共に連続的、周期的に強度が変る中性子出力が
得られるように変調される。 デユウトリユム・トリチユウム加速器に代えて
機械的発生源を利用する場合、発生源は第2図に
図示されるような構造となる。同図において、ベ
リリウムの円筒状芯20は中心軸21の周囲に回
動可能に載置され、一定の角速度でモーター22
によつて駆動される。そして縦に延在する2つの
ニツケル断片23がベリリウムの外壁に取りつけ
られ、直径方向に対面している縦に延在した四分
円とは互いに90゜以内の角をなすよう配置され
る。筒状の外側ハウジング24は同心状に軸21
のまわりに配置され、芯20に関して静止関係に
ある。縦に延在するプルトニウム238またはアク
チニウム227の断片25はハウジング24の内壁
上で直径方向に配置され、かつ互いに直径方向に
配される四分円を90゜をなすように配置される。
断片25と23の形状は、互いに一定の速度です
れ違う時、放射性断片によつて放射されるアルフ
ア粒子のむらのない均一な作用がベリリウムまで
達することができるように成形される。この機構
によれば芯20を回転せしめて(時間の関数とし
て)強度が変えられた中性子雲を発生することが
できる。 本発明の理解を深めるために、最初に基礎とな
る原理の説明をする。以下の説明では、分析を容
易にするために単純化した仮定を置く。即ち、
今、空間的に分布した熱中性子(あるいは熱中性
子雲)源が高エネルギー中性子源の作用によつて
地層内に発生したと仮定する。また、中性子源か
らの高速中性子の減速時間τsが熱中性子崩壊時
間τ(先に定義された)よりきわめて短いと仮定
する。この仮定は、たとえば高多孔性で液体によ
り飽和した砂れき層に対しては有効である。 地層内における熱中性子群Nの時間変化率に対
する下記の微分方程式は、基礎原理から導きうる
ものである。 dN/dt=λ・N+λs〔No+δNoeit〕 …(3) ここで No=発生した高速中性子の平均数 δNoeit=時間tと共に連続的、周期的に周
波数ωで変化する高速中性子数 N=熱中性子群密度 λ=τを熱中性子崩壊時間としたときの1/τ λs=τsを中性子の減速時間としたときの
1/τs ω=2πν=2π/T ここでνは高速中性子
源強度変化の周波数、またTはその周期であ
る。 時間の関数としての熱中性子群密度に関して方
程式(3)を解くと、 ここでは中性子源の強度に対する地層熱中性
子の強度の位相角であり、この位相角は高速中性
子群から熱中性子群への生成(これは地層が熱中
性子に対して持つ特性の関係である)時間遅延と
考えることができる。 熱中性子群密度N(t)が発生源強度から遅れ
る位相角は次のように表わされる。 =ARCTAN(−ω/λ) =ARCTAN(−ω・τ) =ARCTAN(−2πτ/T) …(5) 式(5)を用いて位相角を測定し、走査した地層
の熱中性子崩壊時間τの値を導出することができ
る。本発明のように位相角測定による熱中性子崩
壊時間τの決定は、後述するように、バツクグラ
ンド放射線の影響が自動的に考慮されるので望ま
しい。 熱中性子崩壊時間または中性子寿命測定中に一
般に起きる熱中性子崩壊時間と種々の励起源周波
数とに対して予測される位相角の値を表に示
す。この表から、低い動作周波数ほど、位相角測
定のダイナミツクレンジが広くなることがわか
る。
【表】 ダイナミツクレンジと位相ずれ効果の大きさ間
の実際的折衷点として、発明の好適な実施例では
約400Hzの強度変化周波数が用いられる。 しかしながら場合によつては正弦波以外の他の
波形が同様に利用することができ、またある条件
下ではその方が好ましい場合があることは勿論で
ある。 実際の掘さく孔測定においては、掘さく孔周囲
部の影響をも考慮に入れなければならない。実際
測定された位相角は掘さく孔および地層部によ
る位相角の重畳位相角であり、次のように表わさ
れる。 R・ei=RBe i B+RFe i F …(6) ここで Rは発生源に対する位相角がのときの熱中性
子測定の強度の合成振幅、 RBは熱中性子強度の掘さく部成分の振幅、 RFは熱中性子強度の地層部成分の振幅、 Bは掘さく孔部成分に対する位相角、 Fは地層部成分に対する位相角である。 掘さく孔部成分と地層部成分の合成位相角の
タンジエント値は、 TAN=(RBSINB+RFSINF)/ (RBCOSB+RFCOSF) …(7) または TAN=〔TANF+R/R ・TANB・(COS/COS)〕 /〔1+R/R・(COS/COS
〕 と表わされる。 通常生じる位相角と、500Hz以下の周波数と、
表に示したRB/RFの比とに対して、比COS
B/COSFを数パーセント以上の誤差を生ず
ることなく値「1」に等しくすることができる。
それゆえ(7)式は次のごとく近似される。 TAN〓 (X・TANB+TANF)/(1+X)
…(8) または TANF〓 TAN+X・(TAN−TANB) ここでX=RB/RFであり、TANがTANF
に近づくと、この比 X=掘さく部成分の大きさ/地層部成分の大きさ=R
/R はTANと比べて小さくなければならない。 掘さく孔部分における熱中性子崩壊時間は典型
的な湾岸掘さく孔の場合小さなTANBを結果す
る平均35マイクロ秒程度で測定された。掘さく孔
部成分に起因する誤差を除くため、X=RB/RF
の比はTANと同時に測定されねばならない。
何故ならXは有孔度により変るからである。この
X=RB/RFの比はプルトニウムベリリウム中性
子源と、汚れのない石灰水中の2″(約5cm)×
4″(約10cm)NaI(TI)ガンマー線検出器と、ケ
ーシングされかつ水に満たされた掘さく孔とに対
して表に示すごとく、発生源と検出器との間隔
を増加させることによつて小さくすることができ
る。
【表】 表は表の25.5%の有孔性をもつ石灰層に対
する正確な地層位相測定の改良結果を上記間隔と
比Xによつて示したものである。
【表】 NaI(Tl)ガンマ線検出器を用いた塩素掘さく
孔測定装置の詳細な研究によつて、掘さく孔ガン
マ線成分の全検出器応答に対する寄与が掘さく孔
内の熱中性子束に比例することが判明している。
掘さく孔内の熱中性子束は、He3またはBF3カウ
ンタのような熱中性子検出器による別個の熱中性
子測定により決定される。適当な較正を行なえば
ガンマ線検出器の応答内に含まれている掘さく孔
成分RBは熱中性子測定を用いて減算により求め
ることができ、その結果地層部成分RFだけが残
る。また、掘さく部成分位相角Bは掘さく部成
分の測定によつて得ることができる。求められた
B,RF、およびBから、地層部成分の真の位
相角Fは掘さく部成分と地層部成分の位相遅延
の合成位相角から得られ、TANFの値は(7)お
よび(8)式から得られる。TANFの値を用いて地
層熱中性子崩壊時間が(5)式により得られる。 熱中性子に対する巨視的捕獲断面積εは熱中性
子崩壊時間τの関数であり、ある場合には次のよ
うに定義される。 ε=4545/τ …(9) ここでτの単位はマイクロ秒、εはcm2/cm3であ
る。 掘さく部分の熱中性子崩壊時間は、掘さく部液
体の均質性のために、掘さく孔中において全体的
に小さく、事実上一定である。この量はまた任意
の地域内における掘さく孔群でふつう同じ値をと
る。このような場合には、TANBを測定する必
要はないだろうし、ある特定の地域における代表
値を測定装置の較正定数として決めることができ
る。 位相角およびBのタンジエント値は、中性
子源強度変化周期の連続した1/4同期で地層の熱
中性子捕獲を表わすガンマ線と掘さく孔内の熱中
性子束を表わす熱中性子とをカウントすることに
よつて測定される。第3図に、中性子源強度の変
化サイクルの一周期が曲線Nで示されている。検
出器応答曲線Dは第4図に示されている。時間t0
は中性子強度が中性子発生器の平均中性子出力を
越える瞬間の“時間軸ゼロ”通過点である。時間
間隔t0−t1(中性子源の強度変化周期の四分の
一)内で、検出器からカウントされた数C1はあ
るカウンタに蓄積される。各連続した1/4周期に
対する時間間隔t1−t2,t2−t3,t3,t4、それに対
応する計数C2,C3,C4は他のカウンタに蓄積さ
れる。曲線Nに関する検出器反応曲線Dの位相ず
れは時間と位相角の関数であり、次式で与えら
れる。 △t=/2π/T …(10) 発生器出力曲線Nに対する検出器応答曲線Dの
位相ずれによるタンジエント値は次式で与えられ
る。 TAN=(C+C)−(C+C)/(C
)−(C+C)…(11) 式(11)より、中性子源強度変化周期よりきわめて
長い半減期をもつた自然放射能によるいかなるバ
ツクグランドも、測定中に自動的に消去されるこ
とがわかる。なぜなら、バツクグランドが強度変
化周期の各1/4周期内で実質的に一定であると考
えられる(バツクグランドの周期は強度変化周期
より長い)からである。 第5図には、合成位相角および掘さく部成分
位相角Bから、合成成分に対する掘さく孔部成
分の比RB/RF、熱中性子崩壊時間τ、または巨
視的捕獲断面積εなどを決定するデータ処理装置
が示してある。この装置は第1図の測定トラツク
15に配備され、全地層部成分の値(RF+R
B)、掘さく孔部成分の値RBおよび比RB/RF
もまた決定する。周辺部媒体の合成成分に対する
熱中性子崩壊時間τは第1の処理チヤンネル30
で決定され、掘さく孔部分の崩壊時間τBは第2
の処理チヤンネル31で決定される。合成された
地層部成分(RF+RB)の大きさは第3のチヤン
ネル32で決定される。掘さく孔部成分RBの大
きさは第4のチヤンネル33で決定される。 第5図に示されるように、第1図の12Fから
の正の大きな同期パルスを含んだ電圧信号と、ガ
ンマ線測定に対応する第1図の検出器12Eから
の正の電圧パルスと、熱中性子測定に対応する第
1図の検出器12Dからの負のパルスはパルス分
離装置40に加えられ、大きい振幅の正の同期パ
ルスと小さい振幅のプラスのガンマ線検出パルス
が、ダイオードロジツクにより、極性によつて熱
中性子検出器パルスから分離される。同期パルス
およびガンマ線データパルスはパルス増幅器41
に送られ、増幅される。単チヤンネルのパルス高
さ分析器42は増幅器41の出力側に接続され、
選択的に振幅に基づいてガンマ線パルスを分離す
る。分析器42の出力は導線43を介して、この
値を用いて次の計算のためにチヤンネル30およ
び32に加えられる。同期をとるため、もう一つ
の単チヤンネルパルス高さ分析器44は増幅器4
1に接続され、振幅によつて選択的に同期パルス
を分離し、このパルスを出力導線45に加える。
導線45に加えられる同期パルス出力は、上述の
中性子強度変化周期に関して適切な時間間隔でデ
ータゲートをコンデイシヨニングする出力信号を
供給するための時間ゲート装置46および47を
同期するのに用いられる。前述したように、一つ
の同期パルスは第1図の中性子発生器12Bの中
性子強度変化期間の各周期ごとに発せられる。分
析器42からのガンマ線データパルス出力は導線
43を介して複入力ANDゲート50に加えられ
る。時間ゲート装置46は時間t0−t1,t1−t2,t2
−t3,t3−t4として定められた1/4周期間にガンマ
線パルスを出すANDゲート50をコンデイシヨ
ニングする(図4参照のこと)ように作動する。
この時間に発生するカウント総量は、C1,C2
C3,C4として示される。中性子発生中性子強度
変化の一周期に対し、時間間隔は一周期の連続的
な90゜の範囲(または1/4周期)に対応する。こ
のようにして、第1のチヤンネル30において計
測されたガンマ線カウントは4つの等しい1/4時
間周期に分離され、時間t0からはじまる中性子強
度変化された中性子発生に同期される。 AND回路50はカウンタ52の加算・減算入
力端子のどちらかにパルスを加える加減カウント
論理回路51にパルスカウントO1とO4を加える
ようになされている。パルスカウントC1および
C4がカウンタ52の加算入力端子に加えられて
代数的に加算される。論理回路51によりカウン
タ52の減算入力端子にパルスカウントC2およ
びC3が加えられ、C2およびC3は代数的にパルス
カウントC1+C4から減ぜられる。このようにし
てカウンタ51は動作の一周期(中性子強度変化
期間)において代数的にパルスカウントC1およ
びC4を加算し、パルスカウントC2およびC3を減
算し、それによつて式(11)の右辺の分子を形成す
る。 同様にAND回路50は、時間ゲート46およ
び加減カウント論理回路53によつてコンデイシ
ヨニングされ、パルスカウントC1およびC2をデ
ータパルスカウントC1およびC2を合計するカウ
ンタ54の加算入力端子に加えられる。加減カウ
ント論理回路53はまたパルスカウントC3およ
びC4をカウンタ54の減算入力端子に加え、パ
ルスカウントC3およびC4をパルスカウントC1
よびC2から代数的に減ずる。その結果得られる
値はカウンタ54内で式(11)の分母となる。カウン
タ52および54はそれぞれ伝達信号を受けるた
びにカウンタに貯蔵された数を読み出す関連デコ
ード回路55および56を有している。伝達信号
を得るために、同期分析器44の出力線45は同
期パルスをカウントするスケーラー回路57に接
続されている。前もつて選択された周期数を受け
ると、スケーラー回路57はデコーダ55,56
のそれぞれに伝達ワンシヨツトマルチバイプレー
タ58を作動させて、伝達信号を発生し、同時に
マルチバイブレータ58はリセツト回路59を励
起してカウンタ55および56をリセツトする。
デコード回路55および56のそれぞれはデジタ
ル数をアナログ信号に変換するデジタル・アナロ
グ回路57および58に接続される。アナログ回
路57および58出力はカウンタから導き出され
る値を比率回路59に与えるようになされてい
る。比率回路出力は掘さく孔周囲部成分と地層成
分の総成分に対する位相角のタンジエント値で表
わされる。前述のように、ずれ位相角のタンジエ
ント値は次式によつて与えられる。 TAN=(C+C)−(C+C)/(C
)−(C+C)…(12) 積分器および時定数回路装置60はアナログ出
力を受けて、その出力信号をアナログレコーダ6
1に供給する。レコーダ61は直接にあるいは変
換した形で位相角のタンジエント値、崩壊時間
τ、または捕獲断面積εを記録する。 また、分析器42からの出力信号は地層および
掘さく孔成分に起因するC1からC4までの総パル
スカウントをカウントする導線43を介してチヤ
ンネル32に加えられる。1/2周期で、タイミン
グ同期パルス導線66に与えられ伝達回路装置6
7を励起し、この回路67がデコード回路68を
作動させる。デコード回路68は、伝達パルス発
生時点のカウンタ65のカウント数を読み取る。
デコード回路68の出力は、ガンマ線数の関数と
してアナログ信号を差動増幅器70に対してその
出力を与えるデジタル・アナログ回路69に加え
られる。伝達回路67からの伝達パルスが発生さ
れると、リセツト回路71が動作してカウンタ6
5をリセツトする。D/A変換器69の出力は、
地層および掘さく孔部成分の合計である(RF
B)を表わしている。 熱中性子パルスは分離装置40により分析器4
9にパルスを与えるパルス増幅器48へ加えられ
る。分析器49の出力は複入力ANDゲート回路
72へ加えられる。時間ゲート装置47は、これ
まで述べてきたと同様に、4つの1/4周期ごとの
熱中性子パルス量C1,C2,C3,C4を連続して出
力するようにANDゲート回路72をコンデイシ
ヨニングする。 AND回路72はその時間内に検出されたパル
スカウントC1およびC4を加減カウント論理回路
73に加えるようになされており、この回路73
がカウンタ74の加算入力端子にパルスを加える
ようになる。カウンタ74はデータパルスC1
よびC4を合計する。またAND回路72は、パル
スカウントC2およびC3を加減カウント論理回路
73に加えるようになされていて、この回路73
がカウンタ74の減算入力端子にパルスを加える
ようになる。カウンタ74ではC2およびC3のパ
ルスカウントをC1およびC4のパルスカウントか
ら減ずる代数計算が行なわれる。 さらに、AND回路72はパルスカウントC1
よびC2を加減論理回路75に加えるようになさ
れていて、この回路75が加減カウンタ76の加
算あるいは減算入力端子のどちらかにパルスを加
えるようになつている。カウンタ76は加算入力
端子に加えられるデータパルスカウントC1およ
びC2を合計する。論理回路75はパルスカウン
トC3およびC4を加減カウンタ76の減算入力端
子に加え、そしてパルスカウントC3およびC4
パルスカウントC1およびC2から減ずる代数計算
が行なわれる。カウンタ74,76はそれぞれに
関連したデコード回路77,78を有していて、
このデコーダ回路によつて伝達信号受信にともな
いカウンタ内に蓄積される数が読みとられる。伝
達信号を得るため分析器44の出力線45はスケ
ーラー回路80に接続されており、この回路80
は同期パルスをカウントし、前もつて選別された
サイクル数に達するとワンシヨツトマルチバイブ
レータ81を動作させて、デコーダ77および7
8のそれぞれに伝達信号を供給する。同時に、前
記バイブレータ81はリセツト回路82を作動さ
せてカウンタ74,76をリセツトする。各デコ
ード回路77,78はデジタル数をアナログ信号
に変換するデジタル・アナログ回路81,82に
接続されている。アナログ回路81,82の出力
はカウンタから得られる値を除す比率回路83に
与えられる。次いで、この比率回路の出力は式(11)
の掘さく孔周辺成分に対応する位相角tanBの値
として表わされる。積分回路装置84はアナログ
出力を受け、アナログレコーダ85へ出力信号を
供給する。 分析器43からの出力信号は導線90を介して
熱中性子検出器からの総カウント数を加算するカ
ウント回路91を有するチヤンネル33に加えら
れる。1/2周期で同期パルスが導線66に与えら
れ伝達回路装置92を励起しデコード回路91を
作動させる。このデコード回路91は伝達パルス
発生時のカウンタ90における数値を読み取る。
デコード回路91の出力はデジタル・アナログ回
路94に加えられ、この回路はその出力として熱
中性子数の関数としてのアナログ信号をアナログ
乗算器95に与える。乗算器は乗算機能を持つた
調整回路96を有している。乗算器95の出力は
導線97を介して差動増幅器70およびアナログ
比率回路98に与えられる。差動増幅器70は
D/A変換器69による(RB+RF)と乗算器9
5によるRBとの関数とを合成し、RFの関数を出
力する。比率回路98はRB/RFの比を得、この
値をレコーダ99に出力する。 積分回路60の出力はTANに対する値を表
わし、一方積分器84はTANBに対する値を表
わす。これら二つの出力は差動増幅器86内で合
成され、差TAN−TANBに対応する出力を作
り、その差はレコーダ87で記録される。 また、関係式 TANF=TAN +R/R(TAN−TANB) …(13) で示されるTANFの値は比率回路98のRB
F信号値と増幅器86からの(TAN−TAN
B)の値とを乗算器88を介して合成することに
より決定される。乗算器回路88の出力は、加算
器回路89によつて積分器回路60の出力に加え
られ、前記加算器の出力であるTANFはレコー
ダ89Aによつて記録される。 第6図には時間ゲート46、ANDゲート5
0、論理回路51,53、カウントおよび記録回
路の更に詳細を示した。この要部詳細図によつ
て、同型チヤンネルの同型回路構成が容易に理解
されよう。同期信号100(第7図参照)は4つ
の時間ゲート46(A−D)のそれぞれに与えら
れ、ついで中性子発生強度変化周期(曲線N)の
各90゜に対してゲート駆動パルス101から10
4が生じ、このゲート駆動パルスはAND回路5
0(A−D)に加えられる。ゲート駆動パルス1
01から104の発生は、次いでAND回路(A
−D)を作動させ、その間に生じたカウントを論
理回路51および53に伝達する。この論理回路
51,53はOR回路であり、OR回路51Aはデ
コードカウンタ52の加算入力に接続されてお
り、一方OR回路51Bはカウンタ52の減算入
力に接続されている。カウンタ54の加算入力は
OR回路53Aに接続されており、一方減算入力
はOR回路53Bに接続される。AND回路50A
はOR回路51A,53Aの入力に接続され、
AND回路50BはOR回路51B,53Aの入力
に接続され、さらに、AND回路50CはOR回路
51B,53Bに接続され、さらにまた、AND
回路50DはOR回路51A,53Bに接続され
る。このようにしてOR回路51Aはカウンタ5
2に加算カウントC1,C4を供給し、OR回路51
Bはカウンタ52に減算カウントC2,C3を供給
し、そしてOR回路53Aはカウンタ54に加算
カウントC1,C3を供給し、さらにOR回路53B
は減算カウントC3,C4をカウンタ54に供給す
る。 デコードカウンタ52,54はカード・ラツチ
(quad latch)デコード回路55,56にそれぞ
れ接続されている。このデコーダ55,56が伝
達パルスを受けて、カウンタがリセツトパルスに
よつてリセツトされると、それらデコーダ55,
56がカウンタの計数を読み取る。伝達パルスは
同期パルスに関連して発生する。分析器44から
の同期パルスはスケール回路57Aに与えられ、
それによつて該同期パルスがカウントされる。ス
ケールスイツチ57Bは伝達パルスの発生前の望
ましい同期あるいは同期パルスの数を決定する。
このスイツチ57Bはワンシヨツトマルチバイブ
レータに接続されていて、このバイブレータはデ
コード回路55,56のおのおのに対して伝達パ
ルスを発生させ、カウンタ52および54にリセ
ツトパルスを加えるリセツト回路59をトリガす
る。 前述した装置の操作中、走査機12は外装測定
ケーブル13によりケーシングされた掘さく孔内
を航行し、トラツク15においては記録計、例え
ばテープまたはアナログ記録装置がケープル動作
で駆動され、時間の関数として記録がとられる。
走査機内の高エネルギー中性子発生源12Bは周
囲媒体に均一に強度が変えられた中性子源を提供
するように強度変化されている。 この走査機は熱中性子検出装置12Dおよびそ
れに隣接して設けられたガンマ線検知装置12E
を含んで構成されている。ガンマ線検出装置12
Eは周囲媒体からの熱中性子捕獲ガンマ線に応答
し、掘さく孔と地層とに起因する成分を含む。熱
中性子検出装置12Dは掘さく孔中の熱中性子束
に応答する。 中性子発生の周期それぞれに対し同期タイミン
グパルスが発生され、熱中性子検出が中性子数の
関数であるマイナスの電気パルスを発生させる。
一方ガンマ線検出装置は周囲媒体の熱中性子捕獲
の関数であるプラスの電気パルスを発生させる。
これらの電気信号はトラツク記録装置15に伝達
される。 トラツク記録装置15において電気パルスは1
つの計算回路から送られた熱中性子信号と他の計
算回路から送られたガンマ線信号とに分離され
る。1つの角に対するタンジエント値は数学的に
カウントの代数的演算によつて決定され、これは
次式で与えられる。 TAN=(C+C)−(C+C)/(C
)−(C+C)…(14) ここでC1は発生源強度変化期間の最初の1/4周
期で計算されたカウントであり、タンジエント角
は初期中性子源密度に比例する熱中性子密度の位
相ずれ(あるいは時間遅れ)に関連しており、タ
ンジエント値によつて崩壊時間あるいは捕獲断面
積が決定される。 それぞれの計算チヤンネルは同期パルスにより
時間調整され、希望する発生源周期の数倍の時間
間隔までTANの計算を行う。 同時に熱中性子信号とガンマ線信号はそれぞれ
1/2周期ごとにカウントされ、地層部成分に対す
る掘さく孔成分の比を求めるため比率回路98に
与えられる。掘さく孔および地層部成分の位相角
と比率は地層部成分の位相角を導出するため合成
され、崩壊時間または捕獲断面積が記録される。 場合によつては掘さく部成分RBは一定とみな
すこともでき、すでに明らかに述べた方法で装置
に入力することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は地層を横ぎる掘さく孔中における本発
明による測定法を実施する測定系の概略断面図、
第2図は強度変化高エネルギー中性子を発する中
性子源の斜視図、第3図は時間の関数として表わ
した中性子発生の一周期を示すグラフ、第4図は
第3図の曲線と時間的関連をとりつつ時間の関数
として表わした熱中性子応答の一周期を示す図、
第5図は本発明の方法を実施した掘さく孔内で得
られる信号処理のための地上装置ブロツク線図、
第6図は第5図の部分詳細図、第7図は高速中性
子と熱中性子雲に関連した電気信号のグラフであ
る。 10……掘さく孔、11……地層、12……走
査機(ゾンデ)、12B……中性子発生源、12
D……熱中性子検出装置、12E……ガンマ線検
出装置、20……ベリリウムの円筒状芯、21…
…中心軸、23……ニツケル断片(筒状外側ハウ
ジング)、25……プルトニウム238またはアクチ
ニウム227の断片、41……パルス増幅器、5
2,54……カウンタ、55,56……デコード
回路(デコーダ)、58……伝達ワンシヨツトマ
ルチバイブレータ、65……カウンタ、63……
デコード回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 地層を横切る掘さく孔内で発生される熱中性
    子特性を用いて前記掘さく孔が横切る地層のバラ
    メーターを決定して地層を測定する方法におい
    て、掘さく孔内で高エネルギー中性子を連続的に
    発生せしめて前記掘さく孔周辺媒体を照射し、前
    記高エネルギー中性子の強度を正弦波のような連
    続的、周期的に変化する波で時間の関数として変
    化し、前記周辺媒体内に時間の関数として強度変
    化された熱中性子雲を創成し、前記周辺媒体に関
    する関連パラメーターの決定を前記強度変化され
    た熱中性子雲に対する周辺媒体による熱中性子特
    性を表わすガンマ線の測定によつて行うことを特
    徴とする強度変化された中性子を用いる地層測定
    方法。
JP49136974A 1973-12-17 1974-11-28 Expired JPS6156472B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

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DK (1) DK654174A (ja)
ES (1) ES432642A1 (ja)
FR (1) FR2254798A1 (ja)
GB (1) GB1476676A (ja)
IE (1) IE40545B1 (ja)
IT (1) IT1030912B (ja)
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