JPS6155299A - 繊維結束数が極度に少ない薄葉紙 - Google Patents

繊維結束数が極度に少ない薄葉紙

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JPS6155299A
JPS6155299A JP17498384A JP17498384A JPS6155299A JP S6155299 A JPS6155299 A JP S6155299A JP 17498384 A JP17498384 A JP 17498384A JP 17498384 A JP17498384 A JP 17498384A JP S6155299 A JPS6155299 A JP S6155299A
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JP
Japan
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fibers
thin paper
fiber
fiber bundles
paper
Prior art date
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Pending
Application number
JP17498384A
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English (en)
Inventor
安倍 武明
北村 晴男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフィルター用紙、人絹精練用紙、感熱性孔版印
刷用原紙等に用いる薄葉紙に関するものである。
〔従来の技術〕
上述のような用途に用いられる薄葉紙には、流体を均一
かつ円滑に透過させる性能が要求される。
しかしながら薄葉紙には長繊維が絡みあって生じる繊維
結束が存在し、その部分は流体の透過率が極度に低くな
るため、用途によって紙破れ、精練むら、印刷ぬけ等の
障害の原因となっている。従来は繊維結束数が少ない薄
葉紙が得られないため、このような障害は正むを得ぬも
のとしてきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし産業における要求が高度化している現在では、繊
維結束数が極度に少ない薄葉紙を期待する声が高まって
いる。
〔問題点を解決するための手段〕
発明者らはその要請に応えるべく鋭意検討を行ない、本
発明に到達した。
すなわち、本発明は、天然繊維30〜ワタ重量%、繊度
/θデニール以下、かつ長さ2〜/J%の合成繊維また
は再生縁a7θ〜タ重量俤から成り、坪量タル−02汐
、密度θ、i〜θ、t 77mの範囲内にあり、しかも
繊維結束数が/θdあた95個以下である薄葉紙である
ここで言う繊維結束とは、紙を構成する繊維が絡みあう
か、または分散不良の状態で生じる山塊状、糸状のもの
で、山塊状のものは直径3%以上、糸状のものは太さが
θ、!岨以上でかつ長さが3%以上のものを指す。
本発明に用いる天然繊維としては、木材、木綿、コウゾ
、ミツマタ、ガンピ、マニラ麻、亜麻、ワラ、バガス等
の繊維が挙げられる。なかでも、コウゾ、ミッマタ、ガ
ンピ、マニラ麻、亜麻等の靭皮繊維が湿潤強度が高いた
め好ましい。また、これらの繊維を混合して用いても差
支えない。
本発明に用いる合成繊維または再生繊維としては、ポリ
エステル繊維、ビニロン繊維、アクリル繊維、ポリエチ
レン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリアミド繊維、レー
ヨン繊維等が挙げられる。
なかでもポリエステル繊維、ビニロン繊維が好ましい。
また、これらの繊維を混合して用いても差支えない。繊
度は/θデニール以下、長さは2〜/J−’Xの範囲内
にあることが必要である。また。
構成比率は天然繊維30〜9!重量%に対し、70〜!
重L’t %の範囲内であることが必要である。
発明者らは、上記構成の薄葉紙を抄造すると繊維結束数
が70ff/あた95個以下と極度に少なくなることを
知った。抄造法は従来から知られている方法がそのま\
用いられるが、繊維の滞留や引っかかり、あるいは紙料
の発泡を避けるため、装置の接液部は滑らかにし、紙料
の流れは極力静流化する等の配慮が宋ましい。
本発明の薄葉紙は、流体を透過させる性能が要求される
ので、低坪量、低密度でなくてはならない。坪量はj〜
20?汐、密度は0.2〜O0!2Δdの範囲内である
ことが必要であり、この範囲外であると流体の透過量が
低下したり、紙が破損する等の支障が生じる。測定法は
JIfSP−♂/24t(坪量)、JZS’P−♂//
l(密度)に塾するものとする。
合成繊維または再生繊維の繊度が70デニールを超した
り、長さがλ〜/J″%の範囲外になったり、構成比率
が夕重量%以下になると、薄葉紙の繊維結束数を/θ−
あたリタ個以下に抑えることができなくなる。また、構
成比率が70重tu%を越えると使用時に紙が破損しや
すくなる。
合成繊維または再生繊維に捲縮加工を施したものを用い
ると繊維結束数をさらに減らすことができ、好ましい。
捲縮加工を施す方法としては、乾式法、あるいは湿式法
と呼ばれる公知の方法を利用すればよい。乾式法とは、
繊維の可塑性を利用し、繊維トクを2枚のギヤーの間を
通したり、ローラーで箱の中に押しつけて機械的(二捲
縮を施す方法であり、合成繊維に主とじて用いられる。
湿式法とは製造工程において化学的に繊維に歪を与える
方法であり、再生繊維に主として用いられる。
例えばレーヨン繊維では、ビスコースを低酸性の第−浴
で紡糸し、次いで高温の微酸性の第二浴中で引き延し、
切断後に水または熱水中で捲縮を生じさせる方法がとら
れている。本発明に用いる合成繊維または再生繊維はい
かなる方法で捲縮を施しても支障はないが、JIS  
L −10/jに準拠する捲縮数はj個/in以上、同
じく捲縮度は3チ以上が好ましい。
抄紙(=あたっては必要に応じ、サイズ剤、紙力増強剤
、バインダー繊維、バインダー剤、染料等を加えてもよ
い。ただし、バインダー繊維を用い〔実施例〕 以下、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発
明の内容はこれによって限定されるものではない。なお
、「部」はすべて重量部を表わす。
実施例/ マニラ麻をアルカリ蒸解し、洗浄後、水で濃度3係に希
釈し、ビータ−で濾水度2105R(JISP−♂/認
/)に叩解して得たマニラ麻繊維!夕部に対し、繊1式
2デニール、長さtXのポリエステル繊維/夕部を混合
し、これを紙料としてヤンキ一式円網抄紙機により坪量
♂?2々、密度0.グ?肩の薄葉紙を抄造した。この薄
葉紙を目視検査したところ、繊維結束数は34部M/1
0rr?以下であった。
実施例λ ポリエステル繊維として繊度/、3デニール、長さ夕%
、捲縮数7 (IA/in 、捲縮度7チの捲縮加工を
施したものを用いる以外は実施例/と同様にして、坪量
l″?72、密度0.’l ?Ar&の薄葉紙を抄造し
た。この薄葉紙を目視検査したところ、繊維結束数は、
/個/10−以下であった。
実施例3 マニラ麻繊維70部に、繊度/デニール、長さグzのビ
ニロン繊維30部を混合して得た紙料を用い、実施例/
・と1同様の操作を行って坪@ 7 ?/rr?、密度
0.31Arlの薄葉紙を抄造した。この薄葉紙を実施
例/と同様にして検査したところ、繊維結束数は、3v
10−以下であった。
実施例弘 ビニロン繊維として繊度/デニール、長さグX、捲縮数
/θ(IN/in、捲縮度9%の捲縮加工を施したもの
を用いる以外は実施例3と同様(=して、坪量7 f/
rr?、密度0.3?Δ−の薄葉紙を抄造した。この薄
葉紙を実施例/と同様にして検査したところ、繊維結束
数は、/v10−以下であった。
実施例j マニラ麻繊維♂夕部に、繊度3デニール、長さ夕Xのア
クリル繊維/!部を混合して得た紙料を用い、実施例/
と同様の操作を行って坪@/θ1Aν?、密度OA(?
1crdの薄葉紙を抄造した。この薄葉紙の繊維結束数
は9個/10tt?以下であった。
実施例6 アクリル繊維として繊度3デニール、長さ5%、捲縮数
♂(l!iL/in、捲縮度/θチの捲縮加工を施した
ものを用いる以外は実施例夕と同様にして、坪量10?
〆??、密度0.11.?/crAの薄葉紙を抄造した
この薄葉紙の繊維結束数は/W/θイ以下であった。
実施例7 実施例/と同様な操作を行なって、マニラ麻繊維♂θ部
に、繊度/、!デニール、長さ5%のビスコミス法し−
ヨン繊維20部を混合して得た紙料を用い、実施例/と
同様の操作を行って坪量乙17♂、密度0.3?ΔMの
薄葉紙を抄造した。この薄葉紙の繊維結束数は3個/i
0n?以下であった。
実施例♂ レーヨン繊維として繊度/、5デニール、長さ夕%、捲
縮数9個/1n、捲縮度//チの捲縮加工を施したもの
を用いる以外は実施例2と同様にして、坪量乙?Ar?
、密度0.3 f/ctdの薄葉紙を抄造した。
この薄葉紙の繊維結束数は7個/10−以下であった。
比較例/ 繊度/タデニール、長さ夕Xのポリエステル繊維を用い
る以外は実施例/と同様にして薄葉紙を抄造した。この
薄葉紙を目視検査したところ、繊維結束数は、/ OW
10rr?以上であった。
、 比較例コ 繊度2デニール、長さ20%のポリエステル繊維を用い
る以外は実施例/と同様にして薄葉紙を抄造した。この
薄葉紙の繊維結束数は、/タ個カシ以上であった。
比較例3 マニラ麻繊維97部(二対し、ポリエステル繊維3部を
用いる以外は実施例/と同様にして薄葉紙を抄造した。
この薄葉紙の繊維結束数は、72W10−以上であった
〔効果〕
本発明の薄葉紙は繊維結束数が極度(=少なく、流体を
均一かつ円l[1・に透過させることを可能であり、高
度は産業上の要求に応えることができるようになった。
特許出願人 旭化成工業株式会社 手続補正書(1発) 昭和60年ケ月 7日 特許庁長官  志 賀   学 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第174983号 2、発明の名称 繊維結束数が極度に少ない薄葉紙 3、補正をする者 事件との関係 °特許出願人 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号4、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 補正の内容 (1)  明細書第3頁第20行の「団塊」を「団塊」
に訂正する。
(2)同第4頁第1行[団塊状のものは直径3′″八以
上、」を「団塊状のものは直径3″′八以上、」に訂正
する。
(3)同第4頁第2〜3行の「糸状のものは・・・・か
つ長さが3″′八以上のものを指す。」を「糸状のもの
は長さが3龍以上のものを指す。」に訂正する。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 天然繊維30〜95重量%、繊度10デニール以下
    、かつ長さ2〜15m/mの合成繊維または再生繊維7
    0〜5重量%から成り、坪量5〜20g/m^2、密度
    0.2〜0.5g/cm^3の範囲内にあり、しかも繊
    維結束数が10m^2あたり5個以下である薄葉紙 2 合成繊維または再生繊維が、捲縮加工を施したもの
    である特許請求の範囲第1項記載の薄葉紙 3 天然繊維が、コウゾ、ミツマタ、ガンピ、マニラ麻
    、亜麻等の靭皮繊維である特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の薄葉紙 4 合成繊維または再生繊維が、ポリエステル繊維であ
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の薄葉紙 5 合成繊維または再生繊維が、ビニロン繊維である特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の薄葉紙 6 合成繊維または再生繊維が、アクリル繊維である特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の薄葉紙 7 合成繊維または再生繊維が、ビスコース法レーヨン
    繊維である特許請求の範囲第1項または第4項記載の薄
    葉紙 8 合成繊維または再生繊維が、銅アンモニア法レーヨ
    ン繊維である特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    薄葉紙
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5387319A (en) * 1989-05-18 1995-02-07 Societe Anonyme: Aussedat-Rey Process for manufacturing a flat, fibrous, supple substrate, difficult to tear and substrate obtained
WO2016140356A1 (ja) * 2015-03-04 2016-09-09 ダイワボウホールディングス株式会社 湿式不織布用レーヨン繊維とその製造方法、湿式不織布とその製造方法、及び水解紙

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5387319A (en) * 1989-05-18 1995-02-07 Societe Anonyme: Aussedat-Rey Process for manufacturing a flat, fibrous, supple substrate, difficult to tear and substrate obtained
WO2016140356A1 (ja) * 2015-03-04 2016-09-09 ダイワボウホールディングス株式会社 湿式不織布用レーヨン繊維とその製造方法、湿式不織布とその製造方法、及び水解紙
JPWO2016140356A1 (ja) * 2015-03-04 2017-12-21 ダイワボウホールディングス株式会社 湿式不織布用レーヨン繊維とその製造方法、湿式不織布とその製造方法、及び水解紙

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