JPS6152132A - キヤンドモ−タのキヤン組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明はキャンドモータのキャン組立方法の改良に関
するものである。

〔従来技術〕

従来のこの種のＴ３動機即ち、実開昭５５−２５７７９
号公報に示される電動機を第１図に従って説明する。図
において１はステータコア１ａとステータコイル１ｂと
で構成されるステータ、２は内周部でステータ１を支持
する筒状でステンレス鋼板製のステークフレーム、３．
４はステークフレーム２の軸方向両ｐμ）に夫々溶接さ
れたステンレス鋼製の端板を構成しｔこつば、５はステ
ータ１の内周に液入すると共に、両端がつば３．４に溶
接されｔこキャン、６はつば３にステンレスボルト７に
より装着されたステンレス鋼板のブラケット、８はブラ
ケット６とボルト７どの間に挿入されｔこシール用パツ
キン、９はっば４にステンレスボルト１０により装着さ
れたステンレス鋼製のブラケット、１１はブラケット９
とボルト１０との間に装着されたシール用パツキン、１
２．１３はブラケット６．９に対応装着されたラジアル
軸受、１４．１５はブラケット６．９の軸方向内側端部
に対応装着されたスラスト軸受、１６はステータ１と対
をなすロータ、１７はロータ１６を支持すると共に、軸
受１２．１３に回転自在に支承されるステンレス鋼製の
軸、１８．１９は軸１７に装着されたスラスト円板で、
スラスト軸受１４．１５と対をなすものである。２０は
ブラケット９に着脱自在に装着されｔこ軸シールである
。

上記のように構成されたものにおいては、キャン５は一
般に平板を円筒状に丸めて、その突合せ部を溶接してい
た。更に、円筒状のキャン５はステーク１内に筬きされ
、その各端にっば３．４が溶接される。

ところが、キャン５の突合せ部は他の部分に比し、厚さ
が大となり易く、キャン５の内側にロータ１６を配した
場き、キャン５の内周にロータ１６の外周が接し、その
摩耗粉により、軸受１２．１３や軸シール２０の寿命が
低下するという問題点があった。

待にキャン５の突合せ部をシーム溶接したものでは、突
合せ部が重ね合されているため、肉厚が大となるばかり
ではなく、シーム溶接によって、突合せ部の端部が反る
ことにより、実質的に厚さが大となり、キャン５とロー
クロとの接触の恐れが大となる欠点があった。

〔発明の概要〕

この発明は上記の欠点を解消するためになされたもので
、筒状のステータフレーム内周にはステータを嵌合させ
、次に上記ステータの内周にキャンを嵌合させる工程か
らなるキャンドモータのキャン組立方法において、予め
突合せ部を重ね合せて、その重ね合せ部をシーム溶接し
てキャンを円筒状に形成し、次に重ね合せ部を径方向に
突出させて軸方向の突条を形成し、その後、上記突条を
上記ステータのスロット開口部内に合わせながら上記キ
ャンを上記ステータ内に嵌合させたことにより、キャン
の突合せ部を確実にスロット開口部内に位置決めでき、
キャンとロータとの接触を確実に防止できるキャンドモ
ータのキャン組立方法を提供するものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を第２図ないし第４図で説明
する。図において、ＩＣはステータコ１１ａのスロット
開口部、ｌｄはステータコイル１ｂを絶縁するウェッジ
、２１はステータ１の内周に液入されると共に両端がつ
ば３．４に溶接されるキャンで、平板を円筒状に丸めて
形成されており、その突合せ部２１ｂはシーム溶接にて
固着され、この突合せ部２１ｂの軸方向の一部には上記
スロット開口部ＩＣ内に位置される第１の突条２１ａが
形成されている。２１ｄは突条２１ａと平行してその画
側に設けられ、第１の突条２１ｍが液入されるスロット
開口部　ＩＣとは別のスロット開口部、つまりスロット
開口部１ｃの両側のスロット開口１１ＲＳ１ｅに夫々液
入される一対の第２の突条である。

上記のように構成されたものにおける組立方法を以下説
明する。まず、ステータフレーム２内周にステータコア
１ａを溶接等で固定し、次にステータフレーム２の各端
にっば３と４を固定する。

一方、キャン２１は第２図に示すような平板を円形筒状
に整形し、ついで、その突合せ部２１ｂの重ね部分をシ
ーム溶接する。次に第３図に示すように軸方向の第１の
突条２１龜並びにこれと平行の第２の突条２１ｄ　ｉｉ
！整形する。その後、っば３又は、４側からキャン２１
を挿入し、ステーク１のスロット開口部１ｃ、ｌｅに夫
々各突条２１ａ、２１ｄを合致させ、ステータ１内にキ
ャン２１を挿入し、次に、キャン２１の各端をっば３又
は４に溶接する。

このように、各突条２１ａ　、２１ｄがスロット開口部
ｌｃ、ｌｅに位置決めされるため、突合せ部２１ｂがス
ロットの歯１【の内周にずれることが阻止される。また
、キャン２１はっば３又は４内を通してステータ１内に
液入されることになり、第１、第２の突条２１ａ　、２
１ｄがっば３又は４内を通る時にキャン２１全体が弾力
を持って変形するが、っば３又は、４を通過すると再び
元の形状に突出することになり、各突条２１ｍ　、２１
ｄ自体の挿入後の変形は抑制される。

ところで、第３図においてはシーム溶接後に各端に反り
２１ｆが生じているが、第１の突条２１ｍを整形する際
にこの反り２１ｆをも同時に解消することも容易である
。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明は、筒状のステータフレーム内周
にはステータを嵌合させ、次に上記ステータの内周にキ
ャンを嵌合させる工程からなるキャンドモータのキャン
組立方法において、予め突合せ部を重ね合せて、その重
ね合せ部をシーム溶接してキャンを円筒状に形成し、次
に重ね合せ部を径方向に突出させて軸方向の突条を形成
し、その後、上記突条を上記ステータのスロット開口部
内に合わせながら上記キャンを上記ステータ内に嵌合さ
せたので、キャンの突合せ部を確実にスロット開口部内
に位置決めでき、キャンとロータとの接触を確実に防止
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置を示す断面図、第２図はこの発明の一
実施例の工程を示すキャン断面図、第３図は第２図の工
程の次工程を示すキャンの拡大断面図、第４図は第３図
の工程の次工程を示す要部断面図である。図中、１はス
テーク、ｌｃ、ｌｅはスロットＵ目印部、２はステータ
フレーム、２１はキャン、２１ａは第１の突条、２１ｂ
は突合せ部、２１ｄは第２の突条である。 なお、各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 筒状のステータフレーム内周にステータを嵌合させ、次
   に上記ステータの内周にキヤンを嵌合させる工程からな
   るキヤンドモータのキヤン組立方法において、予め突合
   せ部を重ね合せて、その重ね合せ部をシーム溶接してキ
   ヤンを円筒状に形成し、次に重ね合せ部を径方向に突出
   させて軸方向の突条を形成し、その後、上記突条を上記
   ステータのスロツト開口部内に合わせながら上記キヤン
   を上記ステータ内に嵌合させたことを特徴とするキヤン
   ドモータのキヤン組立方法。