JPS6151782A - 直流モ−タの刷子防振装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明はダンパー材を刷子に溶着した直流モータの刷子
防振装置に関する。

（従来技術） 従来この種の刷子防振装置では刷子にダンパー材として
ゴム材を両面粘着テープで張りイ」りていた。

従って■自助化が難しい。■粘着テープは夏場べとつい
て作業が困難になる。■ゴム材を使用している為整流子
に悪影響を与える硫化ガスが出る。

■粘着テープが高温使用時にブレを生じ、刷子圧力が変
化する等の不具合があった。

〔発明の目的〕

本発明は上記不具合に鑑み、ダンパー材を改良して刷子
に張り付けを機械で自動化可能にして生産性を向上し、
刷子や整流子等の寿命を延長さし、防振効果の向上を図
った直流モータの刷子防振装置を提案することである。

（発明の構成） 本発明は、整流子に摺接する刷子にダンパーを設けた直
流モータにおいて、熱可塑性エラストマーを主成分とし
、このエクス１〜マー中に粘着付与剤及び微小中空球体
を混合したダンパー材を上記刷子に熱溶着または超音波
溶着により一体内に設けたことにある。

（実施例） 以下、図示の一実施例で本発明を説明する。第１図で直
流モータＭは有底筒状のステータケース１の内周面に円
環状の永久磁石からなるステータ２を嵌着し、このステ
ータ２の内部に僅かな空隙を介してロータ３を配設し、
このロータ３には複数の図示しないスロットを設けて駆
動コイル４を巻回し、ロータ３の中心には回転軸５をに
石し、この回転軸５上に整流子６を並設固定し、整流子
６の周面には側板７に絶縁板８を介して一〇Ｗｆを収り
伺けた一対の制子９．９の先端を摺接している。

上記刷子９．９には第２図のようにダンパー材１０を一
体内に溶着固定して刷子防振装置を構成している。

上記側板７は平板状の鉄板からなり、中央に凹所７ａを
形成してこの凹所７ａに一方の軸受１１を装着し、ステ
ータケース１に設けた図示しない軸受とで上記回転軸５
を軸承している。又、凹所７ａの底部にはスラスト座板
１２を設りて回転軸５の先端を当接してスラスト軸受を
構成している。

上記ダンパー材１０は熱可塑性のスチレン系エラストマ
ーを主成分とし、この主成分中に粘着付与剤と微小中空
球体と補剤のカーボンブラック、老化防止剤、耐候剤を
配合して混合成形している。

上記粘着（＝１勾剤としては次の中から１種又は２種以
上を使用する。

ｉ）脂肪族系炭化水素（例えば商品名工スコレッツ１３
１５）　、ｉｉ　）脂肪族／脂環族系炭化水素、ｉｉｉ
　）脂肪族／芳香族系炭化水素（例えば商品名工スコレ
ッッ２２００）　、ｉｖ　）芳香族系炭化水素（例えば
商品名タッキファイヤ−１０１）、Ｖ）水添脂肪族系炭
化水素（例えば商品名フィントンＤ−１００）、Ｖｌ）
脂環族系炭化水素 上記微小中空球体は以下より１種又は２種以上を混合使
用する。

ｉ）無殿系微小中空球体　直径３０μ〜３００μ（酸化
シリコンＳｉ　０２６０〜６５％、アルミナＡ１２０３
２７〜３３％） ｉｉ）有機系微小中空球体　直径５μ〜１００μ（塩化
ビニリデン／アクリロニトリルのコーポリマーを殻とし
て、発泡剤としてイソブタンを内包したもの） ［配合筒１倒コ 上記ダンパー材１０の配合第１例は次の通りである。

スチレン系エラストマー（例えば商品名フレイト’７Ｑ
−１６５１）　　　　　　　　１００部水添脂肪族系粘
着付与剤（例えば商品名クレイトン１）−１００）　　
　　　　　　５０部有機系微小中空球体（例えば商品名
フィライト２００／７）　　　　　　　　　６０部カー
ボンブラック　　　　　１０部 ［配合第２例〕 ダンパー材１０の配合第２例は未膨張の有機系微小中空
球体をダンパー材として煉り込み、刷子９に取りイ」け
時に発泡温度１２０℃、’ｌ　ｍｉｎ　〜３　＋ｎｉｎ
で加温発泡させ、配合材は次の通りである。

熱可塑性エラストマー　　１００部 粘着付与剤　　　　　　　　４０部 有機系微小中空球体　　　３００部 カーボンブラック　　　　１００部 上記刷子９にダンパー材１０を溶着する時は第３図、第
４図のようにターミナル１３を酒肴機械の台部に固定し
て帯状ダンパー材１０を刷子９に当てて熱又は超音波で
溶着し、溶着後ａ線で切断する。

溶着前に切断して短片状のダンパー材を刷子に溶着して
もよい。

上記のようにエラストマーを主成分とし、このエラスト
マー中に粘着付与剤及び微小中空球体と補則を混合して
成形したダンパー材１０は微小中空球体を使用すること
により、高耐熱性エラストマー（例えば商品名クレイト
ンＱ−１６５１）が従来高硬度の為に使用出来なかった
が、硬度を低下させることが出来て使用可能となり、上
記刷子９に熱溶着または超音波溶着により一体内に溶着
すると、溶着が自動化出来て生産性が向上し、従来の粘
着テープを用いた場合に起る？８！ｉ温雰囲気でのダレ
がなくなって刷子の寿命が延長され、刷子圧ツノの変化
が生ぜず、従来のゴム材を使用する場合に発生する硫化
ガス又は塩素ガス等の接点障害を与えるガスがなくなり
信頼性が向上して危険性がなくなって刷子の寿命が延長
され、防振効果が向上される。

（発明の効果） 本発明は上）ホのようにダンパー材を改良して刷子に機
械で張り付ける自動化可能として土泥性を向上し、ダン
パー材によって従来のゴム材による硫化ガス又は塩素ガ
ス等の発生がないので接点障害の危険性がなくなり、粘
着デーブの高温雰囲気におけるダレがなくなって刷子の
寿命が延長され、防振効果が向上される等実用上層れた
効果を奏する直流モータの刷子防振装置を提供すること
が出米る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明実施例が示され、第１図は直流モータの刷
子防振装置の断面側面図、第２図は刷子にダンパー材が
固定された外観斜視図、第３図は刷子とダンパー材の側
面図、第４図は刷子とダンパー材の平面図である。 Ｍ・・・直流モータ、６・・・整流子、９・・・刷子、
１０・・・ダンパー材。 出願人　株式会社三協猜槻製作所 第　　１　　図 第３図 第　　４　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 整流子に摺接する刷子にダンパーを設けた直流モータに
   おいて、熱可塑性エラストマーを主成分とし、このエラ
   ストマー中に粘着付与剤及び微小中空球体を混合したダ
   ンパー材を上記刷子に熱溶着または超音波溶着により一
   体内に設けたことを特徴とする直流モータの刷子防振装
   置。