JPS61500710A - インシュリン供給アルゴリズム - Google Patents

インシュリン供給アルゴリズム

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JPS61500710A JP50011085A JP50011085A JPS61500710A JP S61500710 A JPS61500710 A JP S61500710A JP 50011085 A JP50011085 A JP 50011085A JP 50011085 A JP50011085 A JP 50011085A JP S61500710 A JPS61500710 A JP S61500710A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

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【発明の詳細な説明】
インシュリン供給アルゴリズム 関連出頭 本出願は1983年12月6日付出願に係る本出願人による米国特許願第562 ,435号の一部継続出願で本発明は燃料(炭水化物、たん白及び脂肪)処理( すなわち、酸化、貯蔵および他の物質への変換)能力が慢性的に異常(例えば糖 尿病患者)であったり、急性滝害によシ妨害(例えば事故や外科外傷患者)され ている人にインシュリンと各種燃料を投与するタイミング方法に関するものであ る。 人体、例えば貯蔵やその他の組織例えば筋肉の通常の燃料処理能力は疾病(例え ば糖尿病)や外傷(事故または外科)によって妨害される。 インシュリンは正常な燃料処理能力を回復させ且つ筋肉夕/バクの破壊を阻止す るために糖尿病患者や外科患者あるいは事故(特にやけどンの被害者に多量投与 される。インシュリンの多量投与は血糖量を下げるため、グルコースも注射され る。 糖尿病患者に対する確立された治療プログラムではインシュリンを投与して血中 のグルコース濃度を調節している血中のグルコース濃度の測定値を直接に基準と したインシュリンの注射パターンはアイゼンベルブらの米国特許第3,387, 339号、クラインの米国特許第4.206,755号、ニーデルマンの米国特 許第4,073,292号およびケミカル・アブストラクツ92:135345 mに開示されている。予測される血中グルコース濃度と、血中グルコース濃度の 測定値を用いて計算した血中グルコースの変化予測値とを基準としたインシュリ ン注射パターンはアルビゼールらの米国特許第4,2°45,654号、7ノド ラーらの米国特許第4,255,456号、クレメンスの米国特許第4,151 ,845号、クレメンスらの米国特許第4,055,175号およびケミカルア ブストラクツの89:39926uに開示されている。上述の各型式のプログラ ムでは、注射されるインシュリンの量と注射継続期間とはともにグルコース濃度 の測定値を基にしている。すなわち、測定したグルコース濃度および/または予 定した濃度がある一定限度まで上昇した時にインシュリンが投与される。インシ ュリンの注入はグルコース濃度がある濃度以下に達するまで、すなわち低上記の ようにグルコース濃度を常に測定して行うインシュリン注入パターンとともに、 患者のインシュリン要求量について予め定めたプロフィルに従ってインシュリン を注入することができるインシュリン注入装置も開発されている。例えば、フラ ンネツキーらの米国特許第4,482,872号に開示された器具では基本量の インシュリンが連続的に注入され、一般には、より多量(パルス)のインシュリ ンを投与する所定プログラム(マイクロプロセッサ−に記憶されでいる)は必要 な場合に患者が呼出すことができるようになっている。同様にハードンらの米国 特許第4,077,405号に開示された器具は予めプログラムされた信号、ま たは手動制御される信号に応答して一定基準線上で薬剤(例、tばインシュリン )のパルスを投与できるようになっている。これらの器具はグルコース濃度を常 時測定する前記の方法と同様に、血液流中のグルコースの実際の濃度を直接制御 するように働き且つ設計されたパターンでインシュリンを投与するものである。 本発明の大要 一般的に、本発明の特色は1)患者の代謝系中に高い炭水化物濃度を確立し、2 )インシュリンを投与して炭化水素濃度が高くなった時の少なくとも一部分の期 間中患者の代謝系中の「自由」インシュリン濃度を増加させて患者の貯蔵の食事 時の炭化水素処理能力を活性化し、上記インシュリンをパルスの形で投与して「 遊離」インシュリン濃度に一連のピークを造る段階を含む糖尿病患者または外科 疾病患者の治療法にある。 好ましい実施例では、遊離インシュリン濃度の変化はインシュリン投与を時間と ともに変化させて行い、高い炭水化物濃度を炭水化物の摂取または注入により確 立し、投与段階は前記確立段階と一致させて開始し、インシュリンはパルス状に 投与し、次第に増大するピーク間濃度にわたって鋭いピークを造る第1シリーズ のインシュリンパルスの後にはインシュリンの投与を止めた休止期を置いて第1 のシリーズのパルスの投与前に存在する濃度(基準線濃度)へ戻し、上記休止期 の次に第2シリーズのインシュリンパルスを投与して基準線の上下で変動するイ ンシュリン濃度を造って燃料処理系を活性状態に維持し、第2シリーズのパルス の平均的インシュリン量は第1シリーズのパルスの平均的インシュリン量よりは 少なくシ、第2シリーズは炭水化物の摂取間あるいは注入間の全期間の間継続す る。 さらに、好ましい実施例では、インシュリンの時間変動を外部または埋設可能な プログラマブルインシュリン注入ボ/プを用いて投与する。 本発明のインシュリン濃度変化プログラムは炭化水素(クルコース、フルクトー ス、サッカロース、カラクトース、デンプンおよびこれらの類似物および誘導体 )、アミノ酸および脂質のような糖尿病患者や外科疾病患者の人体燃料の処理能 力を活性化し、および維持する。糖尿病患者の場合、このインシュリン投与法は 糖尿病の基となる問題点、すなわち代謝系によるグルコース濃度の自己調節機能 欠陥に対して、代謝系の休止状態の食事による炭水化物処理系、特に筋肉な含む 肝蔵の処理系を迅速且つ有効に活性化させることによシ間接的に血中グルコース 濃度を調節する。 本発明のこの他の特色および利点は以下の好ましい実施例および特許請求の範囲 から明らかになるであろう。 好ましい 伊の普明 4、
【図面の簡単な説明】
図 面 第1図は本発明の好ましい実施例で達成される「遊離」インシュリンの濃度を示 す。 第2図は第1図のA部分の拡大図を示し、第3図は第1図のC部分の拡大図を示 し、第4図は本発明に従ってインシュリンを供給するためにプログラム化された プログラミング可能な外部インシュリンポンプの概略ブロック図を示し、第5図 は本発明に従ってインシュリンを供給するプログラミング可能な埋没可能なイン シュリンポンプの概略図を示す。 説明 本発明のインシュリン濃度変化プログラムは例えば炭水化物含有食の消化や炭水 化物(例えばグルコースンの注入による人体組織内での炭水化物濃度の増大を前 記プログラムによるインシュリン濃度と整合させて両者を人体の燃料処理能力の 活性化とその維持のために役立たせるようにするものである。特に、このグログ ラムは肝蔵と肝門静脈のグルコース濃度を上記インシュリン濃度と整合させて、 食事炭水化物処理系を活性化させるように設計されている。この食事炭水化物処 理系はグルコースの新陳代謝に関与する酵素と代謝系中での外来および自生グル コースの分布の研究を基にすると、主として肝蔵内にあって、筋肉内には少ない と考えられる。注入したインシュリン量とインシュリンパルスの投与期間はとも に血中グルコース濃度とは無関係である。 インシュリンを注射している人(例えば、インシュリンを投与している糖尿病患 者)ではインシュリンは抗体と結び付いているため、燃料処理能力を調節するた め、特に血中のグルコース濃度を調節するのに使うことが可能なインシュリン濃 度は代謝系の全インシュリン濃度より一般にははるかに低い。このように血中グ ルコース濃度を調節するのに使用可能なインシュリンの濃度を「遊離」インシュ リン濃度という。 上記プログラムの最初の部分は人体の燃料処理能力、特に食事の炭化水素処理系 を活性化させるように設計されている。この系を活性化させるために、人体組織 、特に肝蔵(なお筋肉も含む)は肝蔵および肝門静脈中のグルコース濃度が高く なった時、例えば炭水化物を含む食物の摂取後あるいは炭水化物の注入後に、そ れと同時に「遊離」インシュリン濃度は急激に増加し且つ「遊離」インシュリン 濃度のピーク間で全体に次第に増加するのが見られなければならない(すなわち 、そのようにしなければならない)。第1図および第2図のA部分は「遊離」イ ンシュリン濃度の必要なパターンを示している。これら3つの因子すなわち、肝 墓内あるいは肝門静脈のグルコース濃度が高い時に「遊離」インシュリン濃度が 次第に増加するのに加えて「遊離」インシュリン濃度が急激に変化することによ って肝蔵(および筋肉ではこれよシも低い程度で)はグ代謝系が活性化された後 は、インシュリン量を時間とともに変化させて投与することによって基準線の近 くあるいはほぼその値すなわちプログラムの初期に投与する前に存在しているイ ンシュリン濃度の近くで上下する「遊離」インシュリン濃度に維持することがで きる。第1図のC部分および第3図は上下動する「遊離」インシュリン濃度を示 している。 上記の時間とともて変化するインシュリン量はインシュリンのパルスすなわち短 時間(秒のオーダーで)内で開始と停止をする注射または注入であるのが好まし い。しかし、必要な「遊離」インシュリン濃度パターンが得られる時間変化量が 得られれば任意のものが使用可能である。 次のパルスが加わる前に一つのパルスの作用(すなわち「遊離」インシュリン濃 度ピーク)が完全に消えないだけ十分に接近した第1シリーズのインシュリンパ ルスを投与することによってピーク間インシュリン濃度の増加の上に「遊離」イ ンシュリン濃度を急激に変化させることができる。第1図および第2図を参照す ると、「遊離」インシュリン濃度がXの時に炭水化物含有食を摂取するか炭水化 物を注入した時間がDすなわち時間=0で示しである。Xは第1シリーズのイン シュリンパルスを加える前に患者の代謝系中に存在する「遊離」インシュリン濃 度を表わし、以下、これを基準線濃度という。例えば、糖尿病患者の場合には、 又は典型的な治療プログラムの最後のインシュリン注射の後の患者の代謝系中の 最低「遊離」インシュリン濃度である。典型的な基準線「遊離」インシュリン濃 度は血清j ml当りインシュリンが5〜15マイクロユニツト(μU/me) である。 一定高さの炭水化物濃度に合せであるいはそのすぐ後に、本発明のインシュリン 供給プログラムの第1のシリーズの第1パルスを加えることによりビークEとな る。このパルスは血中の「遊離」インクニリン濃度のビークが50〜6000μ U/’%好ましくは100〜2000μU/mlに達するのに十分な量である。 この「遊離」インシュリン濃度が約90チ減少してYになる(すなわち第1パル スの投与時の「遊離」インシュリン濃度よシ約10%過剰となる)と、第1のシ リーズの第2パルスが加えられ、それによりビークFとなる。 「遊離」インシュリン濃度が再び約90%減少して2になる、すなわち第2パル ス投与時の「遊離」インシュリン濃度よシ約10チ過剰になると、第1のシリー ズの次のパルスが加えられて、ピークGとなる。この操作を反復すると「遊離」 インシュリン濃度のピーク間濃度は線Hで示すように段々高くなる。この第1の シリーズのインシュリンパルスで各パルス毎に注射されるインシュリンの量は一 定でもよいが、各パルス後ノピーク「遊離」インシュリン濃度が50〜3000 μU/ゴ、好ましくは100〜2000μtr/!I/となれば変化させてもよ い。パルス間の時間も一定でもよいが、前回のパルスによるインシュリン濃度が 前のパルスの投与前に存在する濃度に戻る前に次のパルスが投与されて、一つの パルスから次のパルスまでにピーク間の「遊離」インシュリン濃度が10〜50 0μU/mlだけ増加するようにすれば、変化させてもよい。毎食あるいは炭化 水素注入毎に投与するこの第1のシリーズの時間は5時間を超えてはならず、一 般には約6〜180分以内である。特に有効な結果は一連の10回のパルスを6 分ごとに投与し、全体の時間を56分にした時に得られる。食事の燃料処理系の 活性化と合致した最低量のインシュリンを投与するのが望ましいということ、並 びにこの系を活性するのに必要なインシュリンの1は患者毎あるいは同じ患者で も日によって異るということのために、第1シリーズの長さすなわち時間をはっ きりと決めることはできない。 予め決められた第1のインシュリンパルス・・・・炭水化物の食事/注入7−ケ ンスが完了した後、パルス投与は中断して「遊離」インシュリン濃度を第1図の B部分に示すように基準線濃度へ戻す。 遊離インシュリン濃度がこの基準線濃度まで、あるいはその近くになった時に、 より小さなインシュリンパルスの第2シリーズを投与して、第1図および第6図 のC部分の曲線Jで示すように、はぼ基準線濃度あるいはその近くの濃度の上下 で変化する「遊離」インシュリン濃度にする。この第2シリーズのインシュリン パルスはピーク時の「遊離」インシュリン濃度が10〜300μU/mlの量と なる量である。このパルス(単独または対を成すパルス)は個々のパルス間また はパルス対間のピーク間「遊離」インシュリン濃度が5〜15μU/m/でほぼ 一定するように互いに離される。 すなわち、一つのパルス(iたは一対のパルス)ノ作用は次のパルス(またはパ ルス対)が投与される前に消失するように離される。 この第2シリーズの投与によって、(1)第1シリーズとともに、人体の燃料処 理能力、特に食事の炭水化物処理系を活性に維持し、且つ(2)炭水化物の摂取 または注入間隔間に肝蔵グルコースの排出および肝蔵グルコースの吸収のサイク ルが可能となる。すなわち、「遊離」インシュリン濃度が基準線以上になると活 性化された肝蔵のグルコース意生機能が阻止されて肝蔵はグルコースを吸収し、 「遊離」インシュリン濃度が基準線へ向けて低下あるいはそれ以下になると、活 性化された肝蔵がグルコースを産生じ且つ放出する。 この第1と第2のインシュリン注入プログラムのシリーズにより燃料処理系が活 性化され且つその活性化状態にある期間(1〜4日間)維持されると、通常通り の機能ができるようになる。糖尿病患者の場合では、この間の第1と第2のシリ ーズの投与の反復により肝蔵(および筋肉)は通常に機能して人体のグルコース 濃度を自動調整することが可能となる。インシュリンに依存する糖尿病患者の場 合にはインシュリンの注射や注入を永久に中断することは不可能であるが、この プログラムで約1〜4日間投与すると、活性化された食事の燃料処理系は単に6 〜30日または以上毎に「チューンナツプ(調整)」するだけで良くなる。この 「チューンナツプ」の間は、糖尿病患者は代謝系のインシュリンを基準濃度に維 持するための標準的治療(例えば皮下インシュリン、経口低血糖剤、治療食)に 戻ることができる。しかし、従来の標準的治療と組合せて、活性化された燃料処 理系にすると、糖尿病患者は血糖濃度の広範な変動を受けることが少なくなシ、 米国糖尿病協会の規定する治療食の制限の必要性も少なくなる。或はまた、無期 限に代謝系は治療食と共に第1のシリーズの投与をし、夜間は第2シリーズで投 与をしでもよい。 本発明によるインシュリン注入プログラムには例えば第1のシリーズのインシュ リンパルスの投与〔例えば(肝門静脈を含む)静脈注射、腹膜内投与または皮下 投与〕の直後に10〜100gの治療食炭化水素または10〜100gのグルコ ースあるいはその類似物〔例えばサスタカル(Suθtacal−) )を含む 混合食を摂取したり、同様な合成燃料組合せ物を注入することが含まれる。6〜 180分にわたって6〜30分毎に投与される第1のシリーズのパルスの量は同 じであっても変えてもよく、このパルスの平均量は体重1kIi+当り0.01 〜0.05単位(U/kl+)、好ましくは0.02〜0.04U/ゆにするこ とができる。既に述べたように9、所望治療効果を達成するのに必要な最低量を 使用するのが望ましい。これらパルスは6〜30分間隔で動脈血tたは動脈化静 脈血中にピーク強度が50〜3000μu/’、好ましくは100〜20001 1U/mlの「遊離」インツユリン濃度の対応するシリーズのピークを生じさせ る。これらの「遊離」インシュリンピークに対応して、ピーク間「遊離」インシ ュリン濃度は6〜30分間隔で1o 〜soo ttry/atづつ増加し、6 〜180分で最大のピーク間最大「遊離」インシュリン濃度6〜1000インシ ユリン濃度が基準線の「遊離」インシュリン濃度である5〜15μU/mlに少 しづつ戻るのに十分な時間(例えば90〜120分)の間中断する。この基準線 の「遊離」インシュリン濃度に到達後、2〜90分の間に動脈または動脈化静脈 血のピーク「遊離」インシュリン濃度が10〜300μU/ldKなるように1 2〜90分毎に0.00 +〜0.02 U/に9の平均量で同量または可変量 のインシュリンパルスを投与する。この第2のパルス形式は炭水化物の摂取間ま たは注入間の全期間中連続する。 以上説明したシーケンスを毎食事時または注入時に反復する。食事の摂取または 注入は頻繁に行い、例えば1日に2〜8回取る。食事や注入は任意の組合せ、例 えば食事だけ、注入だけ、あるいは食事と注入を規則的あるいは不規則なパター ンで交互に行って投与することができる。 8〜96時間後には炭水化物含有食の摂′R1または同等の炭水化物注入の後で 呼吸商と炭水化物酸化速度に大巾な改善がみられ、通常の患者の場合と同様に等 量の炭水化物含有食の摂取や同様な注入が開始できる。 以上説明した第1シリーズと第2シリーズのインシュリン供給プログラムは第4 図の概略図として示した標準のプログラミング可能な外部インシュリンポンプを 用いて注入することができる。外部ポンプの構造は臨床用、例えば事故や外科で 外傷治療した患者のための外来患者治療用(例えば「チューンアップ」用)や、 手術前に患者の代謝系を調整するために用いるのが好ましい。第4図を参照する と、この外部プログラミング可能なポンプ10はプログラミング可能なマイクロ プロセッサ−12と、ポンプ部14と、注入カテーテル16とを備えている。プ ログラミング可能なマイクロプロセッサ−12にはプログラム用キーボード18 と、ディスプレー20、例えばLC!D −? LEDディスプレーとが含まれ る。ポンプ部14にはポンプ機構22とインシュリン収容部24とが含まれる。 注入カテーテル16はポンプ機構22からのびて患者の体内に挿入され、インシ ュリンが静脈(肝門静脈を含む]、腹膜あるいは皮下を通じて供給されるように なっている。 この構成の場合には、例えば上記プログラミング可能なマイクロプロセッサ−1 2は(1)6〜180分の間に6〜30分毎に第1のシリーズのインシュリンパ ルスを供給し、(2190〜120分間インシュリンの注入を中断し、(3)次 の第1のシリーズが開始するまで第2シリーズの少量のインシュリンパルスが供 給されるようにプログラムされる。第1のシリーズの開始は予めセットされた炭 水化物の注入と一致するように自動制御すなわちプログラムするか、食物を摂取 した時にキーボード18上の所定のキーを押すこと等によって手動制御すること ができる。おるいは、マイクロプロセッサ−12が(手動らるいは自動制御で) 第1のシリーズのみを供給するようにプログラムすることもできる。 グルコースの濃度(レベル)はフィンガーステック、静脈穿刺、あるいはグルコ ースセンサーを用いて独立してモニターすることができる。グルコースセンサー すなわちアナライザーは外部のプログラミング可能なポンプと組合せて、例えば 人工βセル中で当業者に公知のある所定限度のグルコース濃度に到達した時に警 報を出すように設計することもできる。しかし、この設計の場合には、グルコー スセンサーでインシュリンの注入の開始時や、その速度を制御することはできず 、精々、グルコース濃度が所定限度に達した時にインシュリンの注入を中断する のに利用できるだけである。 インシュリンの注入の中断と同時に、警報で患者(あるいは看護人)に警告し、 インクユリ/の注入プログラム(第1シリーズ)を、必要に応じて、炭水化物の 投与と同時に手動で再スタートさせることができる。 上記プログラムは第5図に概略図式に示した標準的な埋没可能なプログラミング 可能なインシュリンポンプを用いて行うこともできる。この埋没可能なポンプは 篭尿病患者による長期間自己管理に好ましい。第5図を参照すると、埋没可能な ポンプ組体26には外部送受信(トランスミツター/レジ−/(−)装置28と 、埋没可能なポンプ装置30とが含まれる。外部送受信装置28にはプログラミ ング可能なキーボード34とディスプレー66、例えばLCDやLEDディスプ レーとを有するプログラミング可能マイクロプロセッサ−32と、このマイクロ プロセッサ−32から受けた制御信号を埋没装置50へ送信し且つ埋没装置60 から受げた看護信号をマイクロプロセッサ−62へ送信する遠隔測定装置38と を含んでいる。埋没可能なポンプ装置30には動力源40と、プログラミング可 能なマイクロプロセッサ−42と、マイクロプロセッサ−42から受けた情報を 外部送受信装置28に伝え且つ外部送受信装置28から受けた制御信号をマイク ロプロセッサ−42に伝える送受信装置44と、ポンプ機構46と、インシュリ ン収容器48とを備える。インシュリンカテーテル50はポンプ機構46から延 び静脈(門脈を含むン、腹膜あるいは皮下まで延びている。 填ができる。埋没可能なポンプ装置30は外部のインシュリンポンプ装置で説明 したのと同様に第1と第2のインシュリンシリーズを投与するように最初からプ ログラムすることができる。所望の場合には、例えば第1シリーズのみを供給す るようにインシュリン供給パターンを開始および/または変化させるように外部 トランスミツター/レシーバ−ユニット28を使用することもできる。 前記の外部ポンプ装置を使用する場合と同様に、フィンガースティック、静脈穿 刺あるいはグルコースセンサーを用いてグルコース濃度を独立してモニターする こともできる。グルコースセンサーは埋没可能なインシュリンポンプ中に組込ん でグルコース濃度を当業者に周知のように外部送受信装置28へ伝えるように設 計することもできる。外部送受信装置はグルコース濃度が所定限度に到達した時 に警報を発するだけにすることもできるが、(外部ポンプ装置と同様に)インシ ュリンの注入を中断し且つそれと同時に警報を発するようにプログラムすること もできる。外部式あるいは埋没式のいずれの装置の場合でも、グルコース濃度で 発せられる警報は主として情報を伝えるために使い、のに使われないという点に 注意することは重要である。 さらに、上記インシュリン注入パターンと組合せて作動するのに十分な高い濃度 となるように炭水化物を投与することは標準的な糖尿病患者用食事療法とは全く 逆であるという点についても注目する必要がある。 さらに、炭化水素含有食の摂取後の、あるいは炭水化物注入開始後の門脈グルコ ース濃度の高い期待値に一致するようにパルスのタイミングを取るが、本発明に よるインクニリン注入パターンおよびその結果のインシュリン濃度は正常人の場 合あるいは典型的な糖尿病患者治療プログラムで起る場合とは大巾に異っている 。 上記のインシュリン注入プログラムは燃料処理系、特に食事による炭水化物の処 理系の迅速且つ有効な一次活性化や、−次活性化用に用いるより少量のインクニ リンの静脈内パルスの投与を食事の摂取の直前または直後に行うことによって上 記系を維持するために糖尿病患者に用いることができる。このインシュリン供給 ″ターンは急性の看護が必要な場合、すなわち外傷治療患者(外科手術患者、事 故犠牲者)や栄養過多患者のような非糖尿病患者と糖尿病患者の両方の肝蔵およ び他の組織(例えば筋肉ンの燃料(例えば、グルコース、アミノ酸、脂質)処理 能力を維持および/または回復するのにも有効である。 本発明には上記以外の実施例も含まれる。例えば、長時間活性(NPH) イン シュリンを用いたり低レベルインシュリンを連続注入することによって第2シリ ーズの代シに標準インシュリン治療を行い、第1シリーズのパルスを食事と一緒 に投与して、食間(夜間を含む)の「遊離」インシュリン濃度を基準線濃度にあ るいはその近傍に維持することができ、第1および/または第2シリーズは静脈 (門脈を含む)、腹膜あるいは皮下を介して多重周期インシュリン注射療法を用 いて投与することができる。 IG 5 国際調査報告 m−^”d”””IC丁INSRtrln202Q

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.糖尿病または外傷治療患者の治療方法であつて、上記患者の代謝系中に高い 炭水化物濃度を確立し、この炭水化物濃度が高い期間の少なくとも一部の間上記 患者の代謝系中の「遊離」インシユリン濃度を増加させるためにインシユリンを 投与することによつて患者の体の組織、特に肝蔵と筋肉の食物炭水化物処理能力 を活性化し、上記インシユリンは上記「遊離」インシユリン濃度中に一連のピー クが生じるようにパルス状に投与することからなる、糖尿病または外傷治療患者 の治療方法。
  2. 2.遊離インシユリン濃度中のピークがしだいに増大するピーク間遊離インシユ リン濃度の上に生じるようにインシユリンを投与する請求の範囲第1項記載の方 法。
  3. 3.インシユリンのパルスを、3時間以下の期間内に投与する請求の範囲第2項 記載の方法。
  4. 4.インシユリンのパルスを6〜180分間の間投与する請求の範囲第3項記載 の方法。
  5. 5.インシユリンのパルスが第1シリーズと、この第1シリーズに続く第2シリ ーズのパルスで構成され、この第2シリーズのインシユリンパルスは患者の体の 組織、特に肝蔵と筋肉の食事炭水化物処理能力を活性状態に維持するように「遊 離」インシユリン濃度中に基準線濃度近くで周期変動を生じさせるように行う請 求範囲第4項記載の方法。
  6. 6.基準線濃度が第1シリーズ投与前に存在する「遊離」インシユリン濃度であ り、インシユリン投与プログラムが第1シリーズの後で且つ第2シリーズの前に 上記遊離インシユリン濃度が上記基準線濃度へ戻る休止期を有する請求の範囲第 5項記載の方法。
  7. 7.第2シリーズが次に続く高い炭水化物濃度の確立まで続けられる請求の範囲 第6項記載の方法。
  8. 8.活性化段階が高い炭水化物濃度の確立段階と一致させる請求の範囲第1項、 第2項、第3項、第4項、第5項、第6項または第7項のいずれか1項記載の方 法。
  9. 9.活性化段階を1日に2〜8回行う請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4 項、第5項、第6項または第7項のいずれか1項記載の方法。
  10. 10.高い炭水化物濃度が炭水化物の摂取により確立される請求の範囲第1項、 第2項、第3項、第4項、第5項、第6項または第7項のいずれか1項記載の方 法。
  11. 11.高い炭水化物濃度が炭水化物を患者の血液中に注入することにより確立さ れる請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第5項、第6項または第7項 のいずれか1項記載の方法。
  12. 12.高い炭水化物濃度が食事炭水化物を10〜100g投与することにより確 立される請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第5項、第6項または第 7項のいずれか1項記載の方法。
  13. 13.各インシユリンパルスが約0.01〜0.05U/kgの範囲内に入る請 求の範囲第1項、第2項、第3項または第4項のいずれか1項記載の方法。
  14. 14.インシユリンの各パルスが約0.02〜0.04U/kgの範囲内に入る 請求の範囲第13項記載の方法。
  15. 15.パルスが6〜30分毎に投与される請求の範囲第13項記載の方法。
  16. 16.第2シリーズのインシユリンパルスが0.001〜0.02U/kgの範 囲内に入る請求の範囲第5項または第6項または第7項いずれか1項記載の方法 。
  17. 17.第2シリーズのパルスが2〜90分毎に投与される請求の範囲第16項記 載の方法。
  18. 18.第1シリーズのインシユリンパルスの平均量が0.01〜0.05U/k gである請求の範囲第16項記載の方法。
  19. 19.第1シリーズのインシユリンパルスの平均量が0.02〜0.04U/k gである請求の範囲第18項記載の方法。
  20. 20.第1シリーズのパルスが6〜30分毎に投与される請求の範囲第16項記 載の方法。
  21. 21.第1シリーズのインシユリンパルスが0.01〜0.05U/kgであり 、第2シリーズのインシユリンパルスが0.001〜0.02U/kgであり、 第1シリーズのパルスが6〜30分毎に投与され、第2シリーズのパルスが2〜 30分毎に投与され、上記の高い炭水化物濃度が食事炭水化物を10〜100g を一日2〜8回で投与することにより確立され、第1シリーズの投与が上記食事 炭水化物の投与と一致して開始される請求の範囲第7項記載の方法。
  22. 22.ブログラミング可能なマイクロプロセツサーと、このマイクロプロセツサ ーで制御されるポンプ機構と、このポンプ機構へ供給するためのインシユリン収 容器と、ポンプ機構から患者の静脈、腹膜あるいは皮下中に延びることができる カテーテルとで構成され、上記マイクロプロセツサーは糖尿病患者または外傷患 者の体の組織の燃料処理能力を活性化させるように前記患者の代謝系中に高い炭 水化物濃度が確立される期間の少なくとも一部分の間前記患者の代謝系の遊離イ ンシユリン濃度を変化させるようにプログラムされており、炭水化物濃度が上記 のように高い間に上記「遊離」インシユリン濃度中に一連のピークを生じさせる ように上記ボンブがインシユリンをパルス状に投与することからなるブログラミ ング可能なインシユリン注入ボンブ。
  23. 23.マイクロプロセツサー、ポンプ機構およびインシユリン収容器が患者の外 部に備えられる請求の範囲第22項記載のポンプ。
  24. 24.マイクロプロセツサー、ポンプ機構、カテーテルおよびインシユリン容器 が埋没可能な装置で構成され、この埋没可能な装置は患者の皮下に体内埋没され 、上記マイクロプロセツサーは第1マイクロプロセツサーを備え、上記ポンプは 外部送受信装置で構成され、上記外部送受信装置は第2のブログラミング可能な マイクロプロセツサーと、この第2マイクロプロセツサーからの制御信号を受け 且つこの制御信号を上記埋没可能な装置に伝える手段と、上記の埋没可能な装置 から情報信号を受け且つこの情報信号を第2マイクロプロセツサーに伝える手段 とで構成され、上記の埋没可能な装置は第1マイクロプロセツサーと上記ポンプ に電力を供給する電源と、上記外部送受信装置からの制御信号を受け且つこの制 御信号を第1マイクロプロセツサーへ伝える手段と、第1マイクロプロセツサー から情報信号を受け且つこの情報信号を外部送受信装置へ伝える手段とで構成さ れてなる請求の範囲第22項記載のポンプ。
  25. 25.グルコースセンサーおよび聴覚または視覚で感知できる警報とをさらに有 し、上記センサーは患者血液のグルコース濃度を測定し且つこのグルコース濃度 測定値が予めセツトした濃度値に達した時に上記警報を駆動し且つインシユリン の投与プログラムを中断するように働く請求の範囲第22項または第23項また は第24項のいずれか1項記載のポンプ。
  26. 26.遊離インシユリン濃度を変化させる段階がインシユリンの量を時間ととも に変化させるプログラムで投与することによつて構成される請求の範囲第22項 、第23項、または第24項記載のポンプ。
  27. 27.時間とともに変化するインシユリンの量が増加中のピーク間遊離インシユ リン濃度上の遊離インシユリン濃度中にピークを生じさせる請求の範囲第22項 、第23または第24項記載のポンプ。
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