JPS6149533B2 - - Google Patents

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JPS6149533B2
JPS6149533B2 JP52147037A JP14703777A JPS6149533B2 JP S6149533 B2 JPS6149533 B2 JP S6149533B2 JP 52147037 A JP52147037 A JP 52147037A JP 14703777 A JP14703777 A JP 14703777A JP S6149533 B2 JPS6149533 B2 JP S6149533B2
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JP
Japan
Prior art keywords
clutch
planetary
brake
planetary gear
input shaft
Prior art date
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Application number
JP52147037A
Other languages
English (en)
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JPS5371752A (en
Inventor
Arufuansu Kurausu Juriusu
Sakuson Aibii Jon
Ruisu Sumaaru Richaado
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Borg Warner Corp
Original Assignee
Borg Warner Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Borg Warner Corp filed Critical Borg Warner Corp
Publication of JPS5371752A publication Critical patent/JPS5371752A/ja
Publication of JPS6149533B2 publication Critical patent/JPS6149533B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/44Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
    • F16H3/62Gearings having three or more central gears
    • F16H3/66Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は変速機構に関する。 従来技術において、一対の単式遊星歯車装置を
用いて4速前進駆動を与えることが知れている。
従来技術において、特に米国特許第3986413号に
示されるように、4速前進動比を与える解決手段
が示されている。しかしながら、この解決手段お
よび従来の他の方法において、出力に分割動力路
が使用されている。これは、一対の入力軸および
出力軸により変速機構に三つの同心軸が必要とな
るという点で、変速機構を複雑にしかつ高価なも
のにしている。加えて従来の解決手段は径の異な
つたブレーキ機構を使用し、かつデスクユニツト
よりもむしろドラム型ブレーキを使用している。
これらの従来の解決手段では、変速機の製作が困
難になりかつ前進4速駆特動比を得るのが高価に
なる。加えて、ある従来技術の装置は、一対の遊
星歯車装置から前進4速駆動比を与えるが、歯車
装置のある要素が高速で回転することになるオー
バドライブである第4速すなわち高速駆動比を含
んでいて、これにより要素が早期に破損しかつ騒
音が発生するという問題があつた。 本発明の目的は、変速機構の遊星歯車装置、ク
ラツチ装置およびブレーキ装置の組合せを改良す
ることにより変速機構の要素の不必要な高速回転
をなくして変速機構の寿命を増加するとともにコ
ンパクト化を図ることである。 本発明は、四つの前進駆動比および後進を有す
るエンジンで駆動される乗物用のの変速機構にお
いて、単一の入力軸と、前記エンジンを前記入力
軸に接続するようになつている係合可能な入力装
置と、前記入力軸の回りに互いに軸方向に整合し
て配置されかつ各々がサンギヤ要素、リングギヤ
要素、遊星キヤリヤ要素および前記遊星キヤリヤ
要素により支持されかつ前記サンギヤ要素および
リングギヤ要素とかみ合つているピニオンギヤと
を有する一対の単式遊星歯車装置であつて、前記
遊星歯車装置の一方の遊星歯車装置のサンギヤ要
素が前記入力軸に接続され、前記一方の遊星歯車
装置の遊星キヤリヤ要素が他方の遊星歯車装置の
リングギヤ要素に接続されている一対の単式遊星
歯車装置と、前記入力軸を前記一方の遊星歯車装
置の遊星キヤリヤ要素に接続し、それによつて係
合時に前記一方の遊星歯車装置をロツクアツプす
るように係合可能な第1のクラツチ装置と、前記
一方の遊星歯車装置のリングギヤ要素に接続され
たブレーキ反動要素と前記他方の遊星歯車装置の
遊星キヤリヤ要素との間に設けらかつ前記ブレー
キ反動要素を前記遊星キヤリヤ要素と接続するよ
うになつている第2のクラツチ装置と、前記一方
の遊星歯車装置の前記遊星キヤリヤ要素および前
記他方の遊星歯車装置のリングギヤ要素と前記変
速機構のケーシングとの間に設けられかつ前記遊
星キヤリヤ要素および前記リングギヤ要素にブレ
ーキ力を加えるようになつている第1のブレーキ
装置と、前記他方の遊星歯車装置の前記サンギヤ
要素と前記ケーシングとの間に設けられかつその
サンギヤ要素にブレーキ力を加えるようになつて
いる第2のブレーキ装置と、前記他方の遊星歯車
装置の前記キヤリヤ要素に接続されかつ前記入力
軸と同心の出力軸と、他方の遊星歯車装置の前記
サンギヤ要素と前記ブレーキ反動要素との間に設
けられかつ前記サンギヤ要素を前記ブレーキ反動
要素に接続するようになつている一方向係合装置
と、を備え、そこにおいて第1速比が前記入力装
置および前記第2のブレーキ装置の係合により得
られ、第2速比が前記入力装置、前記第2のブレ
ーキ装置および前記第2のクラツチ装置の係合に
より得られ、第3速比が前記入力装置、前記第2
のブレーキ装置および第1のクラツチ装置の係合
によつて得られ、第4速比が前記入力装置並びに
前記第1および第2のクラツチ装置の係合によつ
て得られるように構成されている。 上記のように本発明は単一のクラツチ或はその
代りに単一の中間入力軸によつて2個の単式遊星
歯車装置および入力クラツチ又はトルクコンバー
タに接続された入力トルクコンバータを備えてい
る。駆動接続している遊星歯車装置の要素に接近
して取り付けられた、遊星歯車装置用の一対のク
ラツチが設けられている。ケーシングの所定の位
置に互いに近接して取り付けられた同径の二つの
デイスクブレーキ機構から成る、遊星歯車装置用
のブレーキ機構は、必要なスペースを最小限にし
かつブレーキ機構のトルク容量を最大にする。 加えて、入力クラツチはトルクコンバータから
の一対の単式遊星歯車装置に対して1個の入力軸
を有しかつ遊星歯車装置と出力歯車装置とを接続
している1個の出力軸を有することにより、単に
二つの同心軸が必要となるだけであり、その結果
変速機、エンジンおよび車軸駆動機構が乗物の同
じ端部にある装置において通常要求されるような
一対の同心入力軸および出力用同心出力軸を有す
る変速機よりも製作が経済的になる。 以下図面を参照して本発明の実施例について説
明する。 第1図において本発明の改良された変速機構が
示され、その変速機構は摩擦クラツチを有する入
力部分12と遊星歯車部分16とを備えている。
遊星歯車部分16と入力部分12との間には、差
動機構20を有しかつ乗物の駆動輪に接続された
車軸222および24を駆動するようになつてい
る出力部分18がある。入力部分はケーシング1
3に取り付けられかつケーシング13には遊星歯
車部分16が取り付けられているケーシング15
が接合されている。 第1図に示されるように、入力部分12は、エ
ンジンによつて駆動される軸26を、遊星歯車部
分16と接続している入力軸28に接続するため
の摩擦クラツチすなわち入力装置(以下クラツ
チ)14を備えている。クラツチ14は金属板ハ
ウジング32と環状反動板34から成る駆動部材
30を備えている。ハウジング32内には、加圧
板38を有する加圧部材が取り付けられ、その加
圧板は環状戻し部材42によりベルビル戻しばね
44に接続されている。加圧板38は、両面に摩
擦材を有する摩擦クラツチ板46と係合可能であ
り、クラツチ板46はこのようにして加圧板38
によつて反動板に向つて押圧され、軸26によつ
て駆動されるハウジング30からクラツチ板46
を介して入力軸28に動力を伝達するようになつ
ている。 クラツチ板46は、そのクラツチ板46の摩擦
材の直径方向内側に緩衝ばね組立体50を備えて
いる。緩衝ばね組立体すなわちダンパ組立体50
は、入力軸28にスプライン接続されている中央
はぶ52に駆動力を伝達する作用をする。このよ
うにクラツチ14が係合されると駆動力はエンジ
ンによつて駆動される軸26から入力軸28に伝
達される。 加圧板38は軸方向に移動可能な環状ピストン
部材(以下ピストン)54に取り付けられかつこ
のようにして軸方向に可動である。ピストン54
は、クラツチが係合、されるべき適当な流体圧チ
ヤンネルを介して流体圧を受けるようになつてい
る流体室56を限定している。ハウジング32は
内部の環状密封部材58を備え、その密封部材に
はピストン54の軸方向伸長部分62と密封係合
するようになつた環状シール60が取り付けられ
ている。ハウジング32はベルビルばね44の内
周部分と係合している。このように圧力が流体室
56内に受けられる。ピストン54はベリビルば
ね444の力に抗して左に動きかつ加圧板38を
クラツチ板と係合させかつクラツチ板46を反動
板34に押圧してクラツチを係合する。流体圧が
流体室56から解放されると、ベリビルばね44
はピストン54および加圧板38を第1図におい
て右側に戻し、クラツチ14を解放する。 明らかなように、ハウジング32の中央ハブ6
6は、内側ケーシング壁72内に設けられたポン
プ組立体70に駆動接続されている。ポンプ組立
体は、内歯々車―外歯々車型であるが、この分野
で使用される他の形式のポンプでもよい。ハウジ
ング32はハブ66を介してエンジンからポンプ
70に駆動力を伝え、ハブ66はポンプ70の内
歯車74と滑り駆動係合している。 前述のように、入力軸28に駆動力を与えて駆
動入力を遊星歯車部分16に与える遊星歯車部分
16は一対の単式遊星歯車装置80および82を
備えている。遊星歯車装置に関連して、クラツチ
84、クラツチ86、ブレーキ88およびブレー
キ90のような四つの摩擦係合可能なデイスク装
置がある。 遊星歯車装置80は、入力軸28に取り付けら
れたサンギヤ92と、リングギヤ94と、遊星キ
ヤリヤ要素(以下キヤリヤ)96とを備えてい
る。キヤリヤ96にはリングギヤ94およびサン
ギヤ92と公知の方法でかみ合つている一連のピ
ニオンギヤ98が取り付けられている。キヤリヤ
96の一部には、金属板でつくられかつ軸方向伸
長部分102および半径方向伸長部分104を有
するブレーキ部材100が取り付けられている。
半径方向伸長部分104には、一連のスプライン
108が形成され金属板クラツチ部材106が固
定されている。クラツチ部材106は電子ビーム
溶接又は他の溶接方法によつて半径方向伸長部分
すなわち放射状フランジ104に接合され得る。 入力軸28には、クラツチ部材106の半径方
向外側に置かれた軸方向部分112を有する環状
クラツチハウジング110が、設けられている。
軸方向部分112はスプライン108と同じ構造
の内径に形成された一連のスプラインン114を
有している。外側クラツチ部材112を内側クラ
ツチ部材106と接続するように係合可能な一連
のさし込まれたクラツチ板が設けられている。第
一連のクラツチ板116は部材すなわち軸方向部
分112のスプラインに接続されかつその間には
クラツチ部材106にスプライン接続された一連
のクラツチ板118がさし込まれている。クラツ
チハウジング110内にはクラツチシリンダ12
0を有し、そのクラツチシリンダの中にはピスト
ン122が摺動可能に挿入されている。ピストン
122はクラツチハウジング110と共に流体圧
室124を限定している。クラツチハウジング1
10、は、入力軸28にスプライン接続された内
部軸ハブ130を有している。ハブ130にはば
ね保持具132が固定されている。ばね134
は、クラツチ86が解放されるべきときに室12
4内に流体圧がないとき、ピストン122を右に
戻す作用をするように設けられている。ブレーキ
部材100の軸部分には一連の外側スプライン1
40が形成されている。 遊星歯車装置82は、サンギヤ150と、リン
グギヤ152とキヤリヤ154とを備えている。
リングギヤ152は環状の金属板ドラム156に
よつて、遊星歯車装置80の遊星キヤリヤ96と
接続されている。キヤリヤ154は、第1図に示
されるように左側に金属板クラツチハブ158を
備え、かつ放射状フランジ160、が軸方向に伸
長している出力軸162と一体となつていて、そ
の出力軸には出力歯車164がスプライン接続さ
れている。ハブ158は金属板に形成された一連
の外側スプライン170を有している。 遊星歯車装置80のリングギヤ94には、スプ
ライン付き又は刻み目付きの外側伸長部分174
を有する円筒状金属板ドラム172が固定され、
その外側伸長部分174は環状の金属板でできた
ブレーキ反動部材(以下反動部材)176と駆動
接続、するようになつている。反動部材176は
金属板に形成された一連の内側スプライン178
を有し、そのスプライン178に外側伸長部分1
74がスプライン接合されかつこのようにしてリ
ングギヤ94と反動部材176との間で回転トル
クを伝達するようになつている。 クラツチ84は、前述のように、ハブ158と
反動部材176とを接続するように係合されるよ
うになつている。反動部材176は中にピストン
202を有する環状の金属板シリンダ200を有
している。ピストン202およびシリンダ200
は圧力室204を限定している。一連の間に挿入
された摩擦板はフランジ158のスプライン17
0と反動部材176のスプライン178との間で
伸びている。スプライン175と係合している一
連の摩擦板206が設けられ、かつスプライン1
70と係合している一連の摩擦板208が間に挿
入されている。圧力室204内に流体圧が受けら
れると、ピストン202、は右側に移動して摩擦
板206および208を共に押圧し、クラツチ8
4を係合しかつリングギヤ94および反動部材1
76をハブ158を介して遊星キヤリヤ154と
駆動接続する。シリンダ200の内周には保持器
すなわちリテーナ210が取り付けられている。
リテーナ210とピストン202との間には、一
連のコイルばね212が取り付けられ、そのコイ
ルばねは圧力室204から流体圧が解放されたと
きピストンを第1図において左側に戻すようにな
つている。 反動部材176と下記のように係合する一方向
係合装置すなわちクラツチ機構220が設けられ
ている。反動部材176は外側レース224を形
成する軸方向フランンジ222を有している。内
側レース228を限定するブレーキハブ226が
一方向クラツチ220の内側に設けられている。
レース228と224との間には、フランジ22
2とハブ226との間で従来知られているように
一方向回転においてのみ駆動係合を与えるように
なつている一連のスプラグ230が設けられてい
る。ハブ226には、スプライン244が形成さ
れたドラム部分242を有する金属板のブレーキ
フランジ240が接続されている。ハブ226は
サンギヤ150を有する中空軸245にスプライ
ン接続されている。軸245は出力軸162と同
心である。 前述のように、この実施例の変速機構は一対の
摩擦ブレーキ88および90を備えている。ケー
シング部材15の内部には内側スプライン250
が形成され、そのスプラインは外側にスプライン
が形成された一連のブレーキデイスク252をブ
レーキ90のケース内で受けるようになつてい
る。ブレーキデイスク252の間にはブレーキ部
材100のスプライン140と係合するブレーキ
デイスク254が挿入されている。ケーシング1
5内には中でピストン262が摺動可能になつて
いるブレーキシリンダ260が限定されている。
ピストン262はシリンダ260と共に流体室2
64を限定している。一連のコイルばね268が
リテーナ266とピストン262ととの、間で伸
長している。流体室264内に流体圧が受けられ
ると、ピストン262は第1図に示されるように
左に移動し、ブレーキデイスク252と254と
を係合してブレーキ90を係合し、かつこのよう
にしてブレーキ部材100をケーシング15に固
定してブレーキ部材100、遊星キヤリヤ96お
よびリングギヤ152を静止状態に保持する。 ブレーキ88は、ケーシング15のスプライン
250と係合するように外側にスプラインが設け
られた一連のブレーキデイスク270を有してい
る。ブレーキデイスク270の間には、フランジ
240のスプライン244と係合するように内側
にスプラインが設けられた一連のブレーキデイス
ク272が挿入されている。ケーシング15内に
は中でピストン282が摺動可能になつているブ
レーキシリンダ280が限定されている。シリン
ダ280の内周にはリテーナ286が取り付けら
れている。リテーナ286とピストン282との
間には一連のコイル戻しばね288が伸び、その
コイルばねはブレーキ88が解放されるべきとき
ピストン282を第1図で左に戻すようになつて
いる。明らかなように、流体室284内に流体圧
が入るとピストン282は右に移動してブレーキ
デイスク270と272とを係合させ、ブレーキ
88を係合させかつブレーキフランジ240、ブ
レーキハブ226およびサンギヤ150を静止状
態に保つ。 本変速機構の出力部分18は出力軸162によ
つて駆動されるスプロケツト、ギヤ164を備え
ている。スプロケツトギヤ164にはチエーン3
00が掛けられている。チエーン300は、差動
組立体20の駆動スプロケツトを形成しかつそれ
によつて駆動軸22および24に駆動力を伝達す
るように作動可能なスプロケツト302と、係合
されている。差動機構20は、自在継手組立体3
06を介して駆動車軸24に接続されているはす
歯サイドギヤ部材304を備え、はす歯サイドギ
ヤ308は自在継手組立体310を介して駆動車
軸22に接続されている。差動機構20の駆動ケ
ーシング316内に固定された遊星ピニオンキヤ
リヤ部材314に回転可能に取り付けれている複
数の遊星ピニオン312は、サイドギヤ308と
304とを相互に接続している。リングギヤ30
2はケーシング316に固定されている。 単に4個の摩擦係合要素と2個の単式遊星歯車
装置を有する前述のユニークな変速機構は前進4
速駆動比を与えるように作用する。次の表は、前
進4速駆動比および、後進を得るのにどの摩擦要
素すなわちクラツチが係合されるかを示してい
る。表において「D」は非係合すなわち解放を示
し「E」は係合を示す。駆動比の値は本発明につ
てつくられた変速機の特別な例において得られた
ものである。
【表】
【表】 ここで示された変速機構の動作を記載するに際
し、ブレーキ又はクラツチの1つが係合されてい
ることを示すときは流体圧がその摩擦装置すなわ
ちブレーキ又はクラツチ用の流体室内に選択的に
供給されて摩擦要素を係合するようにピストンを
作動させ、かつ解放されていることを示すときは
流体圧が流体室から排出されかつ戻しばね、がピ
ストンを元の位置に戻して摩擦要素を解放するこ
とがわかるであろう。このように、説明を簡略化
するため摩擦装置すなわちブレーキ又はクラツチ
が係合され或は解放されるとしか述べない。 摩擦要素が全く係合されないとき、中立位置が
与えられる。第1速が確立されるときブレーキ8
8が係合されかつそれから係合が急激にならない
ように適当な流体制御装置によつてクラツチ14
が徐々に係合される。このようにエンジンはクラ
ツチ14を介して入力軸28を駆動する。入力軸
28はサンギヤ92を駆動し、かつブレーキ88
が係合されているので内側レース228およびハ
ブ226は静止しかつ反動部材176およびリン
グギヤ94は一方向クラツチ220によつて静止
保持される。このように、キヤリヤ96は減速比
で前進方向に回転し、サンギヤ150が静止して
いるので遊星歯車装置82のリングギヤ152を
駆動し、かつキヤリヤ154および出力軸162
は前進方向に駆動し、例えば上表で示されるよう
に4.356の、第1駆動比を確立する。 前進第2速比が確立されるべきとき、クラツチ
14は係合されたままで、ブレーキ88も係合さ
たままでかつクラツチ84が係合される。クラツ
チ84が係合されるとリングギヤ94はキヤリヤ
154に直結されかつ出力軸162に直結され
る。ここのようにサンギヤ92が駆動しかつリン
グギヤ94がクラツチ84によつて出力軸162
に直結され、かつサンギヤ150が静止していて
キヤリヤ96がリングギヤ152に接続されて、
キヤリヤ要素154の複合遊星駆動は前進方向で
与えられ、その駆動比は例えば、2.518である。 第3速駆動比が確保されるとき、クラツチ14
は係合されたままでクラツチ84は解放されかつ
クラツチ86が係合される。クラツチ86が係合
されて、キヤリヤ96は入力軸28およびサンギ
ヤ92に駆動接続され、遊星歯車装置80をその
遊星歯車装置が入力軸と一体に回転するように係
止する。このように、サンギヤ150がブレーキ
88によつて静止されてリングギヤ152は入力
軸28によつて前進方向に駆動され、かつリング
ギヤは入力軸28、キヤリヤ154および出力軸
162とともに例えば1.535の減速駆動比で前進
方向に回転する。 第4速駆動比が確立されるとき、クラツチ14
は係合されたままでクラツチ86も係合されたま
まであり、ブレーキ88は解放されてクラツチ8
4が係合される。クラツチ84が係合されかつ遊
星歯車装置80がクラツチ86によつて係止され
て、入力軸28からキヤリヤ154および出力軸
162への直結駆動が与えられ、このようにして
1対1のロツクアツプ駆動比が与えられる。 後進(逆)駆動比が確立されるとき、クラツチ
14は係合されかつブレーキ90が係合される。
サンギヤ92が入力軸28によつて前進方向に駆
動されかつ遊星キヤリヤ96がブレーキ90によ
つて静止保持されて、リングギヤ94はサンギヤ
92によつて逆方向に駆動される。リングギヤ9
4が一方向クラツチ220によつて逆方、向に駆
動されて、(外側レース224が逆方向に回転す
るので)リングギヤ94およびハブ226とサン
ギヤ150との間の接続が確立される。リングギ
ヤ94がサンギヤ150を逆方向に駆動すること
により、かつ遊星歯車装置82のリングギヤ15
2がブレーキ90によつて静止保持されるという
事実によつて、キヤリヤ154は例えば5.276の
減速比で出力軸を逆方向に駆動する。 上述のことから、前述の変速機構は、極めてコ
ンパクトな変速装置で前進4速駆動比および後進
(逆進)をユニークなかつ新規な方法で与えるこ
とが明らかである。上述の表から明らかなよう
に、機能的な望ましい駆動比の段階が与えられ
る。第2にクラツチ84が係合されるとき第2駆
動比が一方向クラツチ220から引き継ぐことに
よつて確立されるので、第1速から第2速への速
度比切換の円滑さが強化されることは当業者には
明らかである。 変速機構のコンパクトさというユニークな利点
に加えて、ブレーキ88および90を同一直径に
することによつて、両ブレーキ88および90に
対して同じブレーキデイスクが使用できるという
点で、経済的に製造できるということが明らかで
ある。第2に両クラツチ、84および90は、ク
ラツチ84および86に使用される、クラツチ板
が金属板デイスクの内側部分からつくられ、その
外側にブレーキデイスクがすくれるという点で経
済的となる。この経済性は金属板自身にわたるだ
けでなく、ブレーキおよびクラツチの摩擦表面要
素の製造におよぶものである。 更に、乗物の始動および中立から第1速への切
換はブレーキ88を係合するだけで達成され得
る。ブレーキ88は大径で、このようにして適当
なトルク容量を増加ししかつ摩耗を最小にするよ
うに多数の板を備え得る。 遊星歯車部分16内の主な構成部分が金属板素
材でつくられ、かつ各摩擦要素用のスプラインが
金属板部分にスプラインを形成することによつて
普通につくられ得るので、本変速機構からは別の
経済性が得られる。 更に、前記表で示したように駆動比を確立する
ことによつて、各要素の速度の分析は、二つの単
式遊星歯車装置から前進4速駆動比を得ようとす
るときに通常見られるように前進運転領域にわた
つて要素が極めて高速に回転するということはな
い。 第2図において、クラツチ14がトルクコンバ
ータ組立体400で置き換えられた変速機構の別
の形式が示されている。トルクコンバータ組立体
400はエンジンによつて駆動されるべき軸26
に接続されたポンプすなわちインペラ要素402
と、内側部分がスプラインを介して入力軸28に
接続されている出力タービン404とを備えてい
る。トルクコンバータ組立体400はインペラ要
素402と出力タービン404との間の流体回路
内のステータすなわち反動部材406を備えてい
る。ステータ406は公知の一方向装置すなわち
一方向クラツチ410を介してケーシングに接続
された静止ハブ408と係合している。 第2図に示された変速機構の動作は種々の駆動
比を確立する前述の動作で示される。もちろん、
エンジンが入力軸26を回転しているときはイン
ペラ要素とタービンとの間には常に流体力学的駆
動があるので、トルクコンバータのタービン40
4はトルクを変速機に加える状態にある。しかし
ながら、変速機の摩擦要素を係合させないで中立
状態が確立されかつこのようにしてタービンが回
転し得ても回転力は出力軸162に伝達されな
い。更に、従来技術として知られているように、
ブレーキ88を係合して入力軸28がタービン4
04によつて回転されて第1駆動比のための条件
が確立されたとき、乗物はもしブレーキが加えら
れているとまた動き得ず、エンジンが遊転状態で
タービン404は静止している。 トルクコンバータ400が変速機構すなわち変
速機16と共に使用されるときインペラ402と
タービン404との間で乗物の高速において少な
くともわずかな速度差があることは明らかであ
る。このように、トルクコンバータはクラツチ1
4のように完全に連結しないので、燃料の経済性
は大きくない。しかしながら、経済性の犠性は、
多大な捩り振動を有するエンジンと共に使用され
るとき望まれるトルクコンバータ400の衝撃吸
収特性によつて償われ、この場合、トルクコンバ
ータの衝撃吸収特性はクラツチ14によつて与え
られる効率の良い駆動様式よりも、より重要とな
る。 変速機について記された上述の可能性に加え
て、ダンパ組立体並びにクラツチ14およびトル
クコンバータ400のどちらも駆動接続に含まれ
ていないけれども、エンジンは入力軸28に直結
され得る。この動作様式において、中立は変速機
内のどの要素も係合されないことによつて与えら
れかつ第1速が確立されるときはブレーキ88が
徐々に係合されて車両の駆動輪に前進駆動比を
徐々に与える。このような場合、乗物が停止され
ると、ブレーキ88は解放される。 ここで示された変速機は中心出力型変速機であ
るけれども、変速機を通常の前方機関後輪駆動乗
物用の「インライン」ユニツトに容易に改造でき
ることは当業者に明らかである。各場合におい
て、第1図に示されるように、入力軸14又はト
ルクコンバータ400はクラツチ86に隣接して
入力軸28の右に接続され、かつ出力軸162は
駆動ラインに接続する変速機の他端から後輪まで
伸びている。 加えて、本変速機は摩擦デイスク型ブレーキ8
8および90と共に示されているけれども、もし
望むならばバンドブレーキもそれに代り得ること
は明らかである。半径方向の寸法を最小にするこ
とが重要な状況ではバンドブレーキの使用が望ま
しい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を実施している変速機と
軸の組合せの断面図、第2図は入力クラツチが液
圧トルクコンバータで置き換えられた変速機の変
形例を示す部分断面図である。 12:入力部分、14:クラツチ、16:遊星
歯車部分、18:出力部分、20:差動機構、2
2,24:入力軸、28:入力軸、30:駆動部
材、32:ハウジング、80,82:遊星歯車装
置、92,150:サンギヤ、94,152:リ
ングギヤ、96,154:キヤリヤ部材、98:
ピニオンギヤ、84:クラツチ、88,60:ブ
レーキ、162:出力軸、220:一方向クラツ
チ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 四つの前進駆動比および後進を有する、エン
    ジンで駆動される乗物用の変速機構において、単
    一の入力軸28と、前記エンジンを前記入力軸に
    接続するようになつている係合可能な入力装置
    (14又は400)と、前記入力軸の回りに互い
    に軸方向に整合して配置されかつ各々がサンギヤ
    要素、リングギヤ要素、遊星キヤリヤ要素および
    前記遊星キヤリヤ要素により支持されかつ前記サ
    ンギヤ要素およびリングギヤ要素とかみ合つてい
    るピニオンギヤとを有する一対の単式遊星歯車装
    置であつて、前記遊星歯車装置の一方の遊星歯車
    装置80のサンギヤ要素92が前記入力軸に接続
    され、前記一方の遊星歯車装置の遊星キヤリヤ要
    素96が他方の遊星歯車装置82のリングギヤ要
    素152に接続されている一対の単式遊星歯車装
    置80,82と、前記入力軸を前記一方の遊星歯
    車装置の遊星キヤリヤ要素に接続し、それによつ
    て係合時に、前記一方の遊星歯車装置をロツクア
    ツプするように係合可能な第1のクラツチ装置8
    6と、前記一方の遊星歯車装置80のリングギヤ
    要素94に接続されたブレーキ反動部材176と
    前記他方の遊星歯車装置82の遊星キヤリヤ要素
    154との間に設けられかつ前記ブレーキ反動部
    材176を前記遊星キヤリヤ要素154と接続す
    るようになつている第2のクラツチ装置84と、
    前記一方の遊星歯車装置の前記入力装置96およ
    び前記他方の遊星歯車装置のリングギヤ要素15
    2と前記変速機構のケーシング15との間に設け
    られかつ前記遊星キヤリヤ要素96および前記リ
    ングギヤ要素152にブレーキ力を加えるように
    なつている第1のブレーキ装置90と、前記他方
    の遊星歯車装置の前記サンギヤ要素150と前記
    ケーシングとの間に設けられかつ前記サンギヤ要
    素150にブレーキ力を加えるようになつている
    第2のブレーキ装置88と、前記他方の遊星歯車
    装置の前記キヤリヤ要素154に接続されかつ前
    記入力軸と同心の出力軸162と、前記サンギヤ
    要素150と前記ブレーキ反動要素176との間
    に設けられかつ前記サンギヤ要素150を前記ブ
    レーキ反動要素176に接続するようになつてい
    る一方、係合装置220と、を備え、そこにおい
    て第1速比が前記入力装置および前記第2のブレ
    ーキ装置の係合により得られ、第2速比が前記入
    力装置、前記第2のブレーキ装置および前記第2
    のクラツチ装置の係合により得られ、第3速比が
    前記入力装置、前記第2のブレーキ装置および第
    1のクラツチ装置の係合によつて得られ、第4速
    比が前記入力装置並びに前記第1および第2のク
    ラツチ装置の係合によつて得られるように構成し
    た変速機構。 2 前記出力軸が出力装置を有し、前記出力装置
    が前記入力装置と前記遊星歯車装置との間に置か
    れ、前記入力軸が出力軸を通して伸びている特許
    請求の範囲1に記載の変速機構。
JP14703777A 1976-12-08 1977-12-07 Speed change mechanism Granted JPS5371752A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/748,572 US4195536A (en) 1976-12-08 1976-12-08 Planetary transmission

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5371752A JPS5371752A (en) 1978-06-26
JPS6149533B2 true JPS6149533B2 (ja) 1986-10-30

Family

ID=25010016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14703777A Granted JPS5371752A (en) 1976-12-08 1977-12-07 Speed change mechanism

Country Status (9)

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US (1) US4195536A (ja)
JP (1) JPS5371752A (ja)
AU (1) AU512735B2 (ja)
BR (1) BR7708145A (ja)
CA (1) CA1070523A (ja)
DE (1) DE2752079A1 (ja)
GB (1) GB1581293A (ja)
IT (1) IT1087315B (ja)
SE (1) SE437865B (ja)

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Also Published As

Publication number Publication date
AU512735B2 (en) 1980-10-23
SE437865B (sv) 1985-03-18
JPS5371752A (en) 1978-06-26
SE7713855L (sv) 1978-06-09
BR7708145A (pt) 1978-07-25
CA1070523A (en) 1980-01-29
IT1087315B (it) 1985-06-04
US4195536A (en) 1980-04-01
AU3040977A (en) 1979-05-17
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GB1581293A (en) 1980-12-10

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