JPS614884A - ル−ツ式流体送給機用まゆ形ロ−タの製造方法 - Google Patents

ル−ツ式流体送給機用まゆ形ロ−タの製造方法

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JPS614884A
JPS614884A JP12572884A JP12572884A JPS614884A JP S614884 A JPS614884 A JP S614884A JP 12572884 A JP12572884 A JP 12572884A JP 12572884 A JP12572884 A JP 12572884A JP S614884 A JPS614884 A JP S614884A
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JP
Japan
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rotor
cocoon
rotor body
mold
resin layer
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Application number
JP12572884A
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English (en)
Inventor
Nobuo Kobayashi
信夫 小林
Yoshisada Wada
義定 和田
Takuo Shibata
拓男 柴田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はルーツ式流体送給機に用いられるまゆ形ロータ
の製造方法に関するものである。
先行技術 ルーツ式ブロア、ルーツ式ポンプ等のルーツ式流体送給
機に用いられるまゆ形ロータの一種に、ロータ本体の外
周面に樹脂層を備えたものがある。
斯る形式のまゆ形ロータによれば、表面の樹脂層によっ
てロータの相互干渉が吸収されるので、相互間のクリア
ランスを可及的に小さくできる特徴がある。そして、そ
のようなまゆ形ロータの樹脂層は一般に、鉄、アルミニ
ウム等の金属製であるロータ本体に比較して熱膨張率が
数倍も大きいのが一般的である。それ故、ロータの外形
寸法の熱膨張変化を小さくするために、樹脂層の厚みを
前記特徴が維持される範囲で出来るだけ薄く、たとえば
0.3乃至0.50とすることが望まれる。上記樹脂層
を構成する樹脂には、ルーツ式過給機における気体の断
熱圧縮により発生する熱や、機械的損失によって発生す
る熱等により、たとえば100乃至120℃の温度とな
っても充分耐え得るように、耐熱性の高い高価な材質が
使用されるのもその理由の一つである。
発、明が解決すべき問題点 しかしながら、ロータ本体の外周面に樹脂層を形成する
ために流動浸漬法、静電塗装法、樹脂シート圧着法等の
樹脂層形成方法が試みられているが、それ等は量産性が
乏しく、或いは形成される樹脂層に充分な精度が得られ
なかった。すなわち、流動浸漬法は上昇気流によって流
動状態とされた樹脂粉体中に樹脂の融点以上に昇温させ
られたワークが浸漬されるのであるが、−回の浸漬では
僅かの膜厚、たとえば0.15 mm程度しか得られな
いため、再昇温および再浸漬を繰り返す必要がある。
結局、所望の樹脂層の膜厚を得ようとすると、5乃至6
回の浸漬があり、1個のロータを生産するのにたとえば
2乃至3時間を必要としていた。また、静電塗装法によ
れば、1回の塗装でo、 i m程度膜駒しか得られず
、上記流動浸漬法よりも更に多くの時間を要し、生産性
がきわめて低くなるとともに、上記両方法による樹脂層
の表面形状は凹凸が激しく、仕上げ加工を要するととも
に、仕上げによって削除される樹脂量が多くなって、実
際にロータ本体の外周面に固着される樹脂の割合(歩留
り)が充分に得られない欠点があった。
一方、ロータ本体の外周面に一定膜厚の樹脂シートを巻
き着けて熱圧着する方法においては、1回の巻き着けで
略所望の膜厚が得られ、しかも樹脂の歩留りが大幅に改
善される特徴がある反面、樹脂シートをロータ本体の外
周面に押圧ローラにて押し付ける際、ロータ本体外周面
の凹部と凸部とにおける押圧ローラの面圧が異なること
が避けられす、それに起因して、ロータ本体の外周面に
形成された樹脂層の膜厚がばらつく不都合があった。
問題点を解決するための手段 本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その要旨とするところは、(1)前記まゆ形ロータと同
様な形状の外周面を備えた成形型と前記ロータ本体とを
、それ等の間に前記樹脂層の厚みと同様な間隙を形成し
つつ、前記ルーツ式流体送給機内において用いられる一
対のまゆ形ロータと同様な位相関係をもって略水平な平
面内に位置する互いに平行な軸線まわりに逆向きに回転
させる回転工程と、(2)その工程に先立ってまたはそ
れと同時に、前記ロータ本体を加熱する加熱工程と、(
3)前記成形型と前記ロータ本体との間に樹脂材料を挟
み込み、そのロータ本体の外周面に前記樹脂材料を溶着
させて、前記樹脂層を形成する成形工程と、を含むこと
にある。
作用および発明の効果 このようにすれば、前記樹脂層の厚みに相当する間隙が
形成された成形型とロータ本体との間に樹脂材料が挟み
込まれつつ両者が回転させられることにより、挟み込ま
れた樹脂材料が圧縮されかつロータ本体の外周面に溶着
させられる。それ故、ロータ本体の外周面に樹脂層か能
率良くしかも歩留り良く形成される一方、その樹脂層の
厚みは前記ロータ本体と成形型との間隙に相当する厚み
にきわめて精度良く形成されるのである。
実施例 以下、本発明の一実施例を示す図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図はルーツ式流体送給機の−・種である、車両用ル
ーツ式過給機10の正面断面図および側面断面図である
。図において筒状のハウジング本体12の両端開口がエ
ンドプレート14および16によってそれぞれ塞がれる
ことにより、気密なポンプ室18が形成されている。ポ
ンプ室18内には一対のまゆ形ロータ20および22が
互いに平行な軸線まわりに回転可能に設けられている。
まゆ形ロータ20および22は、両端部がエン[プレー
ト14および16にローラベアリングを介して回転可能
に支持された回転軸24および26に固設されている。
回転軸24の一端には■ベルト28を介してエンジン等
に設けられた図示しない■プーリ30が固定されており
、この■プーリ30を介して伝達された回転力が回転軸
24および26の他端に固定された互いに噛み合うタイ
ミングギア32および34を介して他方の回転軸26に
伝達されるようになっている。タイミングギア32およ
び34は、同歯数であり、まゆ形ロータ20および22
は互いに逆方向へ同じ速度で回転駆動されるようになっ
ている。まゆ形ロータ20および22が、たとえば第2
図の矢印に示した方向に回転駆動されると、吸入口36
を経て吸入された空気が吐出口38を経てエンジンへ圧
送されるのである。
まゆ形ロータ20および22は全く同様に構成されてい
るので、以下、まゆ形ロータ2oについて説明する。ま
ゆ形ローフ2oは鉄或いはアルミ合金製のロータ本体4
0とそのロータ本体4oの外周面に形成された樹脂層4
2とから成り、全体としてまゆ形を成している。ロータ
本体4oには過給810の回転軸24を嵌め入れるため
の中央孔44が形成されるとともに、一対゛の羽根部に
はそれぞれ貫通孔46が形成されて重量が軽減されてい
る。樹脂層42は一般に0.3乃至0.5111程度の
厚さに形成され、たとえば「アフロン」なる商品名のテ
トラフルオロエチレンとエチレンとの共重合体である樹
脂から成る。
以上のように構成されたまゆ形ロータ20は、第4図お
よび第5図に示す装置による樹脂層形成工程を経て製造
される。
第4図および第5図において、駆動軸5oおよび52は
略水平な平面内において互いに平行な軸線まわりに回転
駆動される駆動軸であり、それ等駆動軸50および52
は互いに同じ速度で逆向きに回転駆動されるようになっ
ている。すなわち、第4図において駆動軸50は右★わ
りに、駆動軸52は左まわりに回転駆動される。前記ロ
ータ本体40は駆動軸50上において着脱可能に固定さ
れるようになっており、成形型54は駆動軸52に固定
されている。成形型54はまゆ形ロータ20と同様寸法
の外周面56を備えており、その端部においてまゆ形の
フランジ58および60がそれぞれ固定されている。
ロータ本体40および成形型54は、ルーツ式過給機1
0におけるまゆ形ロータ20および22と同様の位相関
係をもって駆動軸50および52上に固定されており、
それ等ロータ本体40と成形型54との隙間は、前記樹
脂N42の厚み寸法に対応した寸法に正確に規制されて
いる。
上記ロータ本体40と成形型54との隙間の上方には粉
体または粒体状の樹脂材料63を所定の供給速度で供給
するホッパー装置64が設けられている。ホッパー装置
64には、樹脂材料63の供給を開始または停止させる
シャッタ66と、そのシャッタ66が開かれたとき樹脂
材料63が流出させられる流出口68が備えられており
、ホッパー装置64はロータ本体40および成形型54
の回転に伴ってそれ等と干渉しないように、また流出口
68がロータ本体40と成形型54との間の隙間の上方
に出来るだけ近接して位置するように、図示しない駆動
機構によりロータ本体40の回転に同期して所定の運動
軌跡に沿って移動させられるようになっている。また、
ロータ本体40および成形型54の近傍またはその内部
には、伝熱ヒータ、誘導加熱装置或いは赤外線加熱装置
等の加熱装置がそれぞれ配設されており、ロータ本体4
0が樹脂層42を構成すべき樹脂材料63の分解温度以
下であり且つ熔融温度以上の温度、たとえば320乃至
340℃程度に加熱されるようになっている。また、成
形型54は樹脂の融点程度の温度、たとえば260“C
程度に加熱されるようになっている。
次に上述のように構成された装置を用いてロータ本体4
0の外周面に樹脂層42を形成する製造工程を説明する
まず、駆動軸50上にロータ本体40を装着し、駆動軸
50および52を回転駆動する。また、それに先立って
またはそれと同時にロータ本体40および成形型54を
前述の加熱装置によって所定”の温度に加熱する。その
後、ホッパr装置64のシャッタ6・6を開き、その流
出口68から粉体または検体状の樹脂材料63をロータ
本体40と成形型54との間に汰出させる。このとき、
樹脂材料63の安息角(45°程度)により、ロータ本
体40と成形型54との間の隙間の上方には、適当な量
の粉だまりが形成され、その隙間内に樹脂材料63が均
一に充填される。
ロータ本体40および成形型54は第4図の矢印に示す
方向に側転駆動されるから、樹脂材料63はそれ等ロー
タ本体40と成形型54との間に挟まれ圧縮されるが、
ロータ本体40は樹脂の融点以上に加熱されているので
、粉体または粒体状の樹脂材料63は溶解されて緻密な
樹脂[42を形成する。この樹脂Jlii42は、成形
型54の温度が樹脂の融点程度の温度であるから、樹脂
を充分に溶解させる高い温度に加熱されているロータ本
体40の外周面に溶着させられる。このため、樹脂層4
2は、ロータ本体40および成形型54の回転に伴って
連続的に形成され始める。第4図はこの状態を示す。
このようにして、ロータ本体40が1回転させられるこ
とによりその外周面に樹脂層42が能率良く、しかも歩
留り良(形成されるのであるが、その厚みもきわめて精
度良く形成されている。すなわち、前記ロータ本体40
の外周面と成形型54の外周面56との間隙は前記樹脂
層42の厚みに対応する値(たとえば、樹脂の熱膨張を
考慮した樹脂N42の厚み寸法)に常時正確に維持され
ているので、樹脂層42の厚みはロータ本体40の外周
面上の全ての場所において一定の厚みに形成されるので
ある。
このように、本実施例によれば、互いに逆方向に回転す
るロータ本体40と成形型54との間に形成された隙間
が樹脂層42の厚みに対応した寸法に正確に維持される
ので、ロータ本体40の外周面に形成された樹脂層42
の厚みがその周方向の位置に拘らず正確に形成される。
この結果、樹脂層42形成後のまゆ形ロータ20は、仕
上げ加工を殆ど要することなくハウジング内に組み込ま
れ得ることとなり、高価な樹脂材料の歩留りが大幅に向
上する。しかも、樹脂層42の所望の厚みがロータ本体
40を1回転回転駆動させる間に形成されるので、きわ
めて能率的に樹脂層42が形成される。したがって、ま
ゆ形ローフ20を能率良く、かつ安価に製造できること
となる。
なお、前述の実施例においては、樹脂材料63が粉体ま
たは粒体状とされていたが、シート状に予備成形された
ものであっても良い。
以上、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一適用例であるまゆ形ロ
ータを含むルーツ式過給機を示す正面断面図および側面
断面図である。第3図は第1図および第2図のまゆ形ロ
ータを説明する図である。 第4図および第5図は、第3図のまゆ形ロータの製造に
用いる装置をそれぞれ示す正面断面図、および第4図の
V−V視一部所面図である。 10:ルーツ式過蕗機(ルーツ式流体送給機)40:ロ
ータ本体   42:樹脂層 54:成形型     56:外周面 出願人  トヨタ自動車株式会社 第2図 第4図 第51!I

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ロータ本体の外周面に樹脂層を備えたルーツ式流
    体送給機用まゆ形ロータの製造方法であって、 前記まゆ形ロータと同様な形状の外周面を備えた成形型
    と前記ロータ本体とを、それ等の間に前記樹脂層の厚み
    と同様な間隙を形成しつつ、前記ルーツ式流体送給機内
    において用いられる一対のまゆ形ロータと同様の位相関
    係を以て略水平な平面内に位置する互いに平行な軸線ま
    わりに逆向きに回転させる回転工程と、 該工程に先立ってまたはそれと同時に、前記ロータ本体
    を加熱する加熱工程と、 前記成形型とロータ本体との間に樹脂材料を挟み込み、
    該ロータ本体の外周面に前記樹脂材料を溶着させて前記
    樹脂層を形成する成形工程を含むことを特徴とするルー
    ツ式流体送給機用まゆ形ロータの製造方法。
  2. (2)前記成形工程は、粉体状の樹脂材料を流し込むこ
    とによって、前記成形型と該ロータ本体との間に樹脂材
    料を挟み込むものである特許請求の範囲第1項に記載の
    ルーツ式流体送給機用まゆ形ロータの製造方法。
JP12572884A 1984-06-19 1984-06-19 ル−ツ式流体送給機用まゆ形ロ−タの製造方法 Pending JPS614884A (ja)

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