JPS6147396A - ストロ−ク微調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、主として分注機などにおいて、被検査液体を
シリンダ内に吸引する場合などに用い石ストローク微調
整装置に関するものである。

（従来技術） 分注機において、複数本のシリンジを並列配置し、同時
にピストンを動作して被検査液体の吸引および排出を行
なうことが、分注作業の能率化のためになされている。

こ＼では、各シリンジのピストンは、共通する駆動手段
で、同一ストロークで動作されるが、分注という作朶の
特殊性から、吸引量、排出量は各シリンジ〈つき、高精
度で同等性を発揮しなければならない。

（技術的課題） しかるに、各シリンジはその製作精度のばら付きによっ
て、同一ストロークでも、吸引量、排出量に微妙な差異
を生じる。そして、これは、そのま＼、分注のｆｆ度に
影響することになる。

（発明の目的） 本発明は、上記事情にもとづいてなされたもので、複数
のシリンダに付き、そのピストンを共通する駆動手段で
動作する場合、各シリンダ毎に、ピストンの動作ストロ
ークを微妙に調整できるようにしたストローク微調整装
置を提供しようとするものである。

（発明の技術的構成） この目的のため、本発明は被制御シリンダのピストン可
動方向に対して交差する面に関し、その面の角度を微調
整する手段と、微調整された面を、その微調整角の方向
に関して上記ピストンの可動時、上記ピストン側の接触
子に対して移動するような状態にて上記被制御シリンダ
を駆動する駆動手段とを具備したことを特徴とするもの
である。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して具体的に説明
する。図において、符号１ａ、ｌｂ・・・は架台２に対
して若干傾斜した状態で立設した並列配置のマイクロシ
リンジ（シリンダ）であり、上記架台２には、上記シリ
ンジＩａ、１ｂ・・・と平行して可動ロッド３ａ、３ｂ
・・・が軸方向移動可能に支持されている。この可動ロ
ッド３ａ、３ｂ・・・には、固定駒４が設けられておシ
、これは対応するシリンジＨａ、Ｉｂ・・・につき、そ
の各ピストンロッド５を保持固定している。上記固定駒
４を介して上記可動ロッド３ａ；３ｂ・・・は圧縮コイ
ルスプリング６で上向きに弾持されておシ、また、上記
可動ロッド３ａ、３ｂ・・・の頂部にはローラ式の接触
子７がそれぞれ設けられている。一方、上記架台２には
、鉛直方向に延びるスライドガ、イド８が設けられてい
て、これに沿って上下に移動する摺動ブロック９が用意
されている。この摺動ブロック９には送り螺子軸１０が
螺合されており、この送り螺子軸１０は、モータ１１に
よって駆動されるようになっている。

上記摺動ブロック９上には駆動用の抑圧ブロック１２が
上記シリンジｌａ、ｌｂ・・・側に向けて突出させてあ
り、と＼には、微調整片１２ａ、１２ｂ・・・がそれぞ
れ、接触子７に対向して、枢支ピン１３によシ枢支され
ている。そして、上記微調整片１２ａ１１２ｂ・・・は
、調整ボルト１４の先端で押圧されて、その下面と、可
動ロッド３ａ、３ｂ・・・の長手方向とのなす角度を微
妙に調節されるようになっている。

なお、この実施例では、各シリンジｌａ、ｌｂ・・・は
、可撓管１５を介して架台２に設けたピペット支持筒１
６にそれぞれ連通され、この各支持筒１６にはピペット
１７がそれぞれ装着される。そして、上記架台２と共に
、全体が上下動できるように、上記架台２は、基台１８
に設けた鉛直なスライドガイド１９に沿って上下動でき
るようになっておシ、この上下動は送υ螺子軸２０で達
成される。なお、図中、２１は上記送り螺子軸２０のた
めの駆動モータである０ このような構成では、モータ１１の駆動によって送り螺
子軸ｉｏが働き、摺動ブロック９を上下に移動する時、
そのストローク対応で、押圧ブロック１２および微調整
片１２ａ、１２ｂ・・・を介して、接触子７が移動され
る（上昇の時には、圧縮コイルスプリング６が働いて、
その動作に追随する）０この時、摺動ブロック９は鉛直
に動作するが、可動ロンド３ａ、３ｂ・・・（換言すれ
ばピストンロッド５）は鉛直でなく、若干の角度をもっ
て傾斜しているので、接触子７と微調整片１２ａ、１２
ｂ・・・の接触面とは、角度調整の方向に関して、相対
的に移動することになる。したがって、第３図のように
、微調整片１２ａの角度（−例である）をαとした場合
の可動ロッド３ａの移動ストロークＬと、第４るのであ
る。

このように各シリンジ１ａ、Ｉｂ・・・毎に、各微調整
片１２ａの角度調整を行えば、駆動手段（こ＼でハ摺動
ブロック９など）によって同等に与えられるストローク
動作を、各シリンジ対応で微妙に変更できる。換言すれ
ば、ストロークと吸入・排出量との間に製作精度上のパ
ラ付きがあっても、各シリンダを共通駆動手段で駆動す
る時、微調整されたストロークで各シリンダのピストン
が動作し、同一吸入・排出を実現できることになる。

なお、上記実施例では、分注機のシリンジに関して、本
発明のストローク微調整装置を適用したが、このような
共通駆動手段で、若干のストローク差を要求される一般
のシリンダの操作に適用できること勿論である０また、
その微調整の構造は実施例のものに限られるものではな
い。

（発明の効果） 本発明は、以上詳述したようになυ、各シリンダが製作
精度上のバラ付きを持っていても、接触子に対する接触
面の角度調整で、この誤差を吸収するだけのストローク
微調整を達成し、一つの駆動手段で複数のシリンダ駆動
を窩精度で実現できるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図は同側
面図、第３図および第４図は微調整状態を相対的に説明
するための概略側面図である。 １ａＳｌｂ・・・・・・マイクロシリンジ、２・・・架
台、３ａ、３ｂ・・・・・・可動ロッド、４・・・固定
駒、５・・・ピストンロッド、６・・・スプリング、７
・・・接触子、８・・・スライドガイド、９・・・摺動
ブロック、１０・・・送υ螺子軸、１１・・・モータ、
１２ａ、１２ｂ・・・・・・微調整片、１３・・・枢支
ビン、１４・・・調整ボルト、１５・・・可撓管、１６
・・・支持筒、１７・・・ピペット、１８・・・基台、
１９・・・スライドガイド、２０・・・送り螺子軸、２
１・・・モータ。 特許出願人　　　阿　竹　　　實 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被制御シリンダのピストン可動方向に対して交差する面
   に関し、その面の角度を微調整する手段と、微調整され
   た面を、その微調整角の方向に関して上記ピストンの可
   動時、上記ピストン側の接触子に対して移動するような
   状態にて上記被制御シリンダを駆動する駆動手段とを具
   備したことを特徴とするストローク微調整装置。