JPS6146247Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6146247Y2 JPS6146247Y2 JP6141282U JP6141282U JPS6146247Y2 JP S6146247 Y2 JPS6146247 Y2 JP S6146247Y2 JP 6141282 U JP6141282 U JP 6141282U JP 6141282 U JP6141282 U JP 6141282U JP S6146247 Y2 JPS6146247 Y2 JP S6146247Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- thread
- screw shaft
- flank
- slope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 3
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 3
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 2
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 241000289690 Xenarthra Species 0.000 description 1
- HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N Zinc Chemical compound [Zn] HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
- Adornments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は下穴のあけられた板金、鋳鉄、非鉄金
属、プラスチツク、木板とか或いは亜鉛、アルミ
ニウムのダイカスト製品の盲穴その他に予め雌ね
じ溝を形成することなく使用できるタツピン螺子
で、そのねじ山のフランクを折曲面に形成するこ
とによつてねじ込みトルクを逓減できると共に螺
子の破断事故の防止も図つたものに係る。
属、プラスチツク、木板とか或いは亜鉛、アルミ
ニウムのダイカスト製品の盲穴その他に予め雌ね
じ溝を形成することなく使用できるタツピン螺子
で、そのねじ山のフランクを折曲面に形成するこ
とによつてねじ込みトルクを逓減できると共に螺
子の破断事故の防止も図つたものに係る。
従来のタツピン螺子のねじ山は第3図に一点鎖
線で示すように何れも通常の螺子同様にねじ山角
が略60゜とか45゜で、左右の両側フランクは谷底
部まで断面直線状に形成されている。そのために
螺子をねじ込んで板金などの被ねじ込部材に雌ね
じ溝を形成するときにその雌ねじ溝部を大きく塑
性変形させる必要があることから抵抗が大きく、
勢い強力なねじ込みトルクを要すると共に螺子が
破断する事故も少なからず発生した。本考案はそ
のように通常は強力なトルクを要するタツピン螺
子の雌ねじ溝切り及びねじ込み操作を軽減された
トルクで行い得るようにして螺子の破断事故を回
避すると共にその操作が楽に正確に行えるように
改善したタツピン螺子に関する。
線で示すように何れも通常の螺子同様にねじ山角
が略60゜とか45゜で、左右の両側フランクは谷底
部まで断面直線状に形成されている。そのために
螺子をねじ込んで板金などの被ねじ込部材に雌ね
じ溝を形成するときにその雌ねじ溝部を大きく塑
性変形させる必要があることから抵抗が大きく、
勢い強力なねじ込みトルクを要すると共に螺子が
破断する事故も少なからず発生した。本考案はそ
のように通常は強力なトルクを要するタツピン螺
子の雌ねじ溝切り及びねじ込み操作を軽減された
トルクで行い得るようにして螺子の破断事故を回
避すると共にその操作が楽に正確に行えるように
改善したタツピン螺子に関する。
本考案をその実施例を示す図面によつて説明す
れば、第1図、第2図及び第3図に示すタツピン
螺子5において、そのねじ軸4の全部のねじ山1
の左右両側フランク2,2′を、その山頂から少
し下つた部分までの山頂近傍部3,3′について
は通常のタツピン螺子同様に断面頂角が略60゜
(即ち、第3図に二点鎖線で示すねじ軸軸線に垂
直な面6に対して左右に夫々略30゜の角度)とな
る傾斜の侭とすると共に、その近傍部以外の部分
についてそのねじ軸軸線に垂直な面6に対して左
右に夫々10゜或いは15゜といつた角度の急傾斜と
して、折曲斜面に形成したものである。
れば、第1図、第2図及び第3図に示すタツピン
螺子5において、そのねじ軸4の全部のねじ山1
の左右両側フランク2,2′を、その山頂から少
し下つた部分までの山頂近傍部3,3′について
は通常のタツピン螺子同様に断面頂角が略60゜
(即ち、第3図に二点鎖線で示すねじ軸軸線に垂
直な面6に対して左右に夫々略30゜の角度)とな
る傾斜の侭とすると共に、その近傍部以外の部分
についてそのねじ軸軸線に垂直な面6に対して左
右に夫々10゜或いは15゜といつた角度の急傾斜と
して、折曲斜面に形成したものである。
このようにねじ山1の山頂及びその近傍部につ
いては通常の角度の傾斜とすることによつてねじ
山1が板金などの被ねじ込部材に雌ねじ溝を形成
しつつねじ込まれるときに山頂及びその近傍部3
は通常のタツピン螺子と同様の構造であるために
別段の損壊事故を受けることなく順調なタツピン
グ動作を継続できる一方で、山頂及びその近傍部
以外のフランク部分は谷底部へ向つて急傾斜する
斜面を形成しているので、第4図に示すように、
山頂及びその近傍部で押圧されてその反動として
鎖線矢印のように動く被ねじ込部材7の塑性変形
に対するフランク部による妨害が少くなり、また
螺子5による雌ねじ溝切りが進行してねじ溝を深
くする段階においてフランク部の侵入による被ね
じ込部材7の塑性変形度合が少くて済むと共に恰
も刃のついたナイフで鉛筆などを削るときにその
刃で分断された鉛筆などの削り屑はナイフの刃以
外の部分には密接することがないように被ねじ込
部材7の塑性変形した部分とその急傾斜のフラン
ク部間の密接による摩擦抵抗が軽減されることか
ら、そのタツピン螺子5は通常のものに要するよ
りも格段に小さいねじ込みトルクで所定の雌ねじ
溝切り及びねじ締めを行うことができるようにな
る。
いては通常の角度の傾斜とすることによつてねじ
山1が板金などの被ねじ込部材に雌ねじ溝を形成
しつつねじ込まれるときに山頂及びその近傍部3
は通常のタツピン螺子と同様の構造であるために
別段の損壊事故を受けることなく順調なタツピン
グ動作を継続できる一方で、山頂及びその近傍部
以外のフランク部分は谷底部へ向つて急傾斜する
斜面を形成しているので、第4図に示すように、
山頂及びその近傍部で押圧されてその反動として
鎖線矢印のように動く被ねじ込部材7の塑性変形
に対するフランク部による妨害が少くなり、また
螺子5による雌ねじ溝切りが進行してねじ溝を深
くする段階においてフランク部の侵入による被ね
じ込部材7の塑性変形度合が少くて済むと共に恰
も刃のついたナイフで鉛筆などを削るときにその
刃で分断された鉛筆などの削り屑はナイフの刃以
外の部分には密接することがないように被ねじ込
部材7の塑性変形した部分とその急傾斜のフラン
ク部間の密接による摩擦抵抗が軽減されることか
ら、そのタツピン螺子5は通常のものに要するよ
りも格段に小さいねじ込みトルクで所定の雌ねじ
溝切り及びねじ締めを行うことができるようにな
る。
第5図及び第6図に示すものはねじ山1のねじ
先端側に位置するフランク2′又はねじ頭側に位
置するフランク2のみを前述の折曲斜面としたも
のである。これらは前述の実施例のものよりは多
少、ねじ込みトルクが大きくなるが、なお前述の
実施例におけると同様の理由で通常のタツピング
螺子を使用する場合よりも一段と軽減されたねじ
込みトルクで所定の雌ねじ溝の形成及びねじ締め
操作が可能である。
先端側に位置するフランク2′又はねじ頭側に位
置するフランク2のみを前述の折曲斜面としたも
のである。これらは前述の実施例のものよりは多
少、ねじ込みトルクが大きくなるが、なお前述の
実施例におけると同様の理由で通常のタツピング
螺子を使用する場合よりも一段と軽減されたねじ
込みトルクで所定の雌ねじ溝の形成及びねじ締め
操作が可能である。
第7図に示すものは、ねじ軸4のほぼ全部のね
じ山1のフランク2,2′については第1図実施
例と同様の折曲斜面に形成するが、ねじ軸4先端
部のみのねじ山については通常のタツプの先端部
同様に山頂部及びそれ以下の部分が適宜切断され
たかたちの断面台形状としたものである。もとも
とねじ軸先端部のねじ込みにはさ程大きなねじ込
みトルクを必要としないのであるから、このタツ
ピン螺子5の場合も第1図実施例のもの同様にそ
のねじ込みトルクは通常のものに較べて格段に小
となる。
じ山1のフランク2,2′については第1図実施
例と同様の折曲斜面に形成するが、ねじ軸4先端
部のみのねじ山については通常のタツプの先端部
同様に山頂部及びそれ以下の部分が適宜切断され
たかたちの断面台形状としたものである。もとも
とねじ軸先端部のねじ込みにはさ程大きなねじ込
みトルクを必要としないのであるから、このタツ
ピン螺子5の場合も第1図実施例のもの同様にそ
のねじ込みトルクは通常のものに較べて格段に小
となる。
第8図に示すものは、ねじ軸4の中間部のねじ
山1のフランク2,2′については第1図実施例
と同様の折曲斜面に形成するが、ねじ軸4先端部
のねじ山をその基部が適宜高さ部分だけ取除かれ
たかたちの断面三角形状又は五角形状とすると共
にねじ軸4のねじ頭に近い部分のねじ山は順次フ
ランクの急傾斜部分を小さくするかたちにしてそ
の断面形状をして通常のタツピン螺子のものに近
付けるようにしている。この場合、ねじ軸先端部
のねじ山形状の如何がねじ込みトルクの大小に影
響するところの少いのは前述のとおりであるが、
ねじ頭に近付くに従つてねじ山を順次通常の形状
に近いものとして行くことによつて被ねじ込み部
材7が薄ものであるときには被ねじ込部材の塑性
変更が終始徐々に行われるので、比較的小さなね
じ込みトルクで通常のタツピン螺子形状のねじ山
部分による雌ねじ溝切り及びねじ込みが可能にな
るという利益が得られる。
山1のフランク2,2′については第1図実施例
と同様の折曲斜面に形成するが、ねじ軸4先端部
のねじ山をその基部が適宜高さ部分だけ取除かれ
たかたちの断面三角形状又は五角形状とすると共
にねじ軸4のねじ頭に近い部分のねじ山は順次フ
ランクの急傾斜部分を小さくするかたちにしてそ
の断面形状をして通常のタツピン螺子のものに近
付けるようにしている。この場合、ねじ軸先端部
のねじ山形状の如何がねじ込みトルクの大小に影
響するところの少いのは前述のとおりであるが、
ねじ頭に近付くに従つてねじ山を順次通常の形状
に近いものとして行くことによつて被ねじ込み部
材7が薄ものであるときには被ねじ込部材の塑性
変更が終始徐々に行われるので、比較的小さなね
じ込みトルクで通常のタツピン螺子形状のねじ山
部分による雌ねじ溝切り及びねじ込みが可能にな
るという利益が得られる。
第1図は本考案一実施例の正面図、第2図はそ
の実施例の右側面図、第3図はその実施例の螺子
軸部の拡大部分断面図、第4図はその実施例の作
用を説明するねじ山部の拡大部分断面図、第5
図、第6図、第7図及び第8図は夫々本考案の他
の実施例の螺子軸部の拡大部分断面図。 1……ねじ山、2,2′……フランク、3,
3′……フランクのねじ山頂近傍部、4……ねじ
軸、5……タツピン螺子。
の実施例の右側面図、第3図はその実施例の螺子
軸部の拡大部分断面図、第4図はその実施例の作
用を説明するねじ山部の拡大部分断面図、第5
図、第6図、第7図及び第8図は夫々本考案の他
の実施例の螺子軸部の拡大部分断面図。 1……ねじ山、2,2′……フランク、3,
3′……フランクのねじ山頂近傍部、4……ねじ
軸、5……タツピン螺子。
Claims (1)
- ねじ軸4の一部又は全部のねじ山1の一方又は
双方のフランク2,2′を、その山頂近傍部3,
3′を通常の傾斜とすると共にその近傍部以外の
部分を急傾斜とする折曲斜面に形成したことを特
徴とするタツピン螺子5。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6141282U JPS58162309U (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | ねじ込みトルクの小さいタツピン螺子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6141282U JPS58162309U (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | ねじ込みトルクの小さいタツピン螺子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58162309U JPS58162309U (ja) | 1983-10-28 |
JPS6146247Y2 true JPS6146247Y2 (ja) | 1986-12-26 |
Family
ID=30071613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6141282U Granted JPS58162309U (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | ねじ込みトルクの小さいタツピン螺子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58162309U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH036463Y2 (ja) * | 1985-11-29 | 1991-02-19 | ||
CA2267354C (en) * | 1997-07-29 | 2006-03-14 | Ejot Verbindungstechnik Gmbh & Co. Kg | Self tapping screw |
EP2065888A1 (en) * | 2007-11-30 | 2009-06-03 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Disk drive device and clearence control method thereof |
-
1982
- 1982-04-26 JP JP6141282U patent/JPS58162309U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58162309U (ja) | 1983-10-28 |
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