JPS6145992Y2 - - Google Patents

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JPS6145992Y2
JPS6145992Y2 JP13829184U JP13829184U JPS6145992Y2 JP S6145992 Y2 JPS6145992 Y2 JP S6145992Y2 JP 13829184 U JP13829184 U JP 13829184U JP 13829184 U JP13829184 U JP 13829184U JP S6145992 Y2 JPS6145992 Y2 JP S6145992Y2
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JP
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gear
crankshaft
balance
rotation
drive
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JP13829184U
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JPS6153099U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、高速プレス機械等のスライドおよび
回転アンバランス部より発生する慣性力(基礎に
対する加振力)を機械内部で動的に平衡させるプ
レス機械の動的平衡装置に関する。
[背景技術とその問題点] プレス機械では、モータ等の回転運動をクラン
クシヤフトによりスライドの往復運動に変換する
構造のため、機械内部に動的アンバランスが生じ
る。
従来、この種の動的アンバランスを打消す平衡
装置としては、スライドを昇降させるクランクシ
ヤフトに、前記スライド等とバランスされるウエ
イトを有するバランスギヤを回転自在に支持し、
このバランスギヤをクランクシヤフトと逆方向へ
かつ同回転数で回転させることにより、プレス機
械内部に生じる動的アンバランスを相殺する、構
造が知られている。
しかし、このものは、ウエイトを有するバラン
スギヤをクランクシヤフトと逆方向へ回転させる
ために、このバランスギヤヤと噛み合う他のギヤ
を支持する補助軸をクランクシヤフトとは別に設
けなければならないので、補助軸のためのスペー
スが必要となり、結局装置が大型化する欠点があ
る。
[考案の目的] ここに、本考案の目的は、モータからの回転を
駆動軸へ伝達し、この駆動軸の回転を減速機構を
介してクランクシヤフトへ伝達するプレス機械に
おいて、装置を大型化することなく、機械内部に
生じる動的アンバランスを平衡させるプレス機械
の動的平衡装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段および作用] そのため、本考案では、前記駆動軸を、バラン
スギヤを回転させるための駆動ギヤの軸として利
用し、これにより装置の小型化を図ろうとするも
のである。
具体的には、駆動軸からの回転を歯車列を介し
て減速した後クランクシヤフトへ伝達し、そのク
ランクシヤフトの回転によつてスライドを昇降さ
せるプレス機械において、前記クランクシヤフト
に平衡重鍾を有するバランスギヤを回転自在に支
持する一方、前記駆動軸に前記バランスギヤをク
ランクシヤフトと同回転数で回転させる駆動ギヤ
を設け、かつ前記歯車列または前記バランスギヤ
と駆動ギヤとの間に、前記バランスギヤの回転方
向とクランクシヤフトの回転方向とを互いに逆に
するアイドルギヤを挿入し、これにより装置の大
型化を防ぎつつ、機械内部に生じる動的アンバラ
ンスを平衡させようとするものである。
[実施例] 第1図は本実施例の動的平衡装置を示してい
る。同図において、駆動軸1には、その一端に図
示しないモータから回転が伝達されるフライホイ
ール2およびこのフライホイール2の回転を前記
駆動軸1へ伝達させるクラツチ3がそれぞれ設け
られているとともに、他端に駆動軸1に制動をか
けるブレーキ4が設けられている。駆動軸1の回
転は、歯車列5を介して前記駆動軸1と平行にか
つ回転可能に支持されたクランクシヤフト11へ
伝達されるようになつている。
前記歯車列5は、第2図に示す如く、前記駆動
軸1のブレーキ4側に固定された第1の駆動ピニ
オン6と、この第1の駆動ピニオン6にアイドル
ギヤ7を介して噛合されかつ前記クランクシヤフ
ト11の他端側に固定されたメインギヤ8とから
構成されている。ここで、第1の駆動ピニオン6
の歯数をN1、メインギヤ8の歯数をN2とする
と、N1<N2に設定されている。従つて、駆動軸
1の回転は、N1/N2に減速されてクランクシヤ
フト11へ伝達される。また、第1の駆動ピニオ
ン6とメインギヤ8との間にアイドルギヤ7が挿
入されているため、駆動軸1とクランクシヤフト
11とは互いに同方向へ回転するようになつてい
る。
前記クランクシヤフト11には、その2つのク
ランク部11A,11Bにそれぞれコネクテイン
グロツド12を介してスライド13が連結されて
いる。また、各クランク部11A,11Bの両側
にバランスウエイト14が固定されているととも
に、、両クランク部11A,11Bの中間にバラ
ンスギヤ15が回転自在に支持されている。前記
バランスウエイト14は、クランクシヤフト11
に対して、クランク部11A,11Bと180度の
位相差をもつて取付けられている。これにより、
主として、クランクシヤフト11のクランク部1
1A,11Bによる動的不平衡が打消されるよう
になつている。
また、前記バランスギヤ15には、第3図に示
す如く、前記クランク部11A,11Bの突出方
向と反対方向の位置に主として前記スライド13
の重量とバランスされる平衡重鍾としてのバラン
スウエイト16が取付けられているとともに、前
記駆動軸1の略中央に固定された駆動ギヤとして
の第2の駆動ピニオン17が噛合されている。こ
こで、バランスギヤ15と第2の駆動ピニオン1
7の歯数比は、クランクシヤフト11の回転数と
バランスギヤ15の回転数とが互いに等しくなる
ように、予め設定されている。
次に、本実施例の作用を説明する。図示しない
モータからの回転がフライホイール2およびクラ
ツチ3を介して駆動軸1へ伝達されると、駆動軸
1の回転は、歯車列5を介して減速された後クラ
ンクシヤフト11へ伝達されるとともに、第2の
駆動ピニオン17を介してバランスギヤ15へ伝
達される。
この際、クランクシヤフト11の回転方向は駆
動軸1と同方向、バランスギヤ15の回転方向は
駆動軸1の回転方向に対して逆方向、である。従
つて、クランクシヤフト11とバランスギヤ15
とは互いに逆方向へ回転される。また、クランク
シヤフト11の回転数とバランスギヤ15の回転
数とは互いに同一である。従つて、スライド13
の昇降動作およびクランク部11A,11Bの回
転によつて発生するアンバランスは、バランスウ
エイト14およびバランスウエイト16により互
いに相殺される。これにより、プレス機械の動的
平衡が保たれる。
いま、スライド13の質量をms、コネクテイ
ングロツド12の長さをl、クランクシヤフト1
1のクランク部11A,11Bの回転半径(スト
ロークの1/2)をr1、クランクシヤフト11廻り
のアンバランス質量をm1とする。また、バラン
スウエイト14の質量をm2とし、かつその質量
m2の中心の回転半径をr2とする。更に、バラン
スウエイト16の質量をm3とし、かつその質量
m3の中心の回転半径をr3とする。
このような条件において、クランクシヤフト1
1を角速度ωで回転させたとき、プレス機械のア
ンバランス量による水平方向および垂直方向にお
けるそれぞれの分力X,Yは、 X=m1・r1・ω2sinωt +m2・r2・ω2sin(π+ωt) +m3・r3・ω2sin(π−ωt) Y=(ms+m1)・r1・ω2cosωt +ms・r1 2/l・ω・cos2ωt +m2・r2・ω2cos(π+ωt) +m3・r3・ω(π−ωt) で表される。
ここで、ωt=0、ωt=π/2、ωt=π、
ωt=3/2πのときの上記水平分力Xおよび垂
直分力Yの値をそれぞれX1およびY1、X2および
Y2、X3およびY3、X4およびY4とすると、X1およ
びY1は、 X1=0 Y1=(m1+ms)・r1ω +ms・r1 2/l・ω −m2・r・ω −m3・r3・ω となる。また、X2およびY2は、 X2=m1・r1・ω−m2・r2・ω +m3・r3・ω Y2=−ms・r1 2/l・ω となる。また、X3およびY3は、 X3=0 Y3=−(m1+m2)・r1 2・ω +ms・r1 2/l・ω +m2・r2・ω +m3・r3・ω となる。更に、X4およびY4は、 X4=−m1・r1・ω +m2・r2・ω −m3・r3・ω Y4=−ms・r1 2/l・ω となる。ここで、平衡条件として、 m3・r3・=ms・r1/2 m2・r2=m1・r1+ms・r1/2 が成立するように、ms、m1、m2、m3、r1、r2
r3の値を設定すれば、 Y1=ms・r1 2/l・ω X2=0 Y2=−ms・r1 2/l・ω Y3=ms・r1 2/l・ω X4=0 Y4=−ms・r1 2/l・ω となる。通常、ms・r1 2/l・ωの値の分力に
よる不平衡は問題とならないものとされているの
で無視することができるから、その他の角度条件
でも全体としてプレスの運転の際の動的平衡が保
たれていると解することができる。
従つて、本実施例によれば、駆動軸1にバラン
スギヤ15を回転させる第2の駆動ピニオン17
を設けたので、従来のようにクランクシヤフト1
1とは別に第2の駆動ピニオンを支持するための
補助軸を設ける必要がなく、その結果補助軸のス
ペースも不要となるので、装置を大型化すること
なく、機械内部に生じる動的アンバランスを平衡
させることができる。
また、バランスギヤ15の歯数と第2の駆動ピ
ニオン17の歯数との比率を選択すれば、減速機
構を有するプレス機械にもともと必要である第1
の駆動ピニオン6およびメインギヤ8をそのまま
利用することができ、従つて経済的に構成できる
利点がある。
更に、バランスギヤ15はクランクシヤフト1
1に対して回転自在、第2の駆動ピニオン17は
駆動軸1に対して固定であるので、高速回転に適
し、かつ高速回転であつても軸受の摩耗を低減で
き、その結果耐久性の向上が期待できる。
なお、上記実施例では、アイドルギヤ7を第1
の駆動ピニオン6とメインギヤ8との間に設けた
が、第2の駆動ピニオン17とバランスギヤ15
との間にアイドルギヤ7設け、第1の駆動ピニオ
ン6とメインギヤ8とをダイレクトに噛合させる
ようにしてもよい。ただ、前記実施例のように構
成すれば、バランスギヤ15を大径にできるの
で、バランスウエイト16をクランクシヤフト1
1の中心より離れた位置に設置できる結果、バラ
ンスウエイト16の重量を小さくできる利点があ
る。
[考案の効果] 以上の通り、本考案によれば、減速機構を有す
るプレス機械において、駆動軸を利用しているの
で、装置を大型化することなく、機械内部に生じ
る動的アンバランスを平衡させることができる。
プレス機械の動的平衡装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略図、第2
図は歯車列を示す正面図、第3図はバランスギヤ
と第2の駆動ピニオンとの関係を示す正面図であ
る。 1……駆動軸、5……歯車列、7……アイドル
ギヤ、11……クランクシヤフト、13……スラ
イド、15……バランスギヤ、16……平衡重鍾
としてのバランスウエイト、17……駆動ギヤと
しての第2の駆動ピニオン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動軸からの回転を歯車列を介して減速した後
    クランクシヤフトへ伝達し、そのクランクシヤフ
    トの回転によつてスライドを昇降させるプレス機
    械において、前記クランクシヤフトに前記スライ
    ド等の重量とバランスされる平衡重鍾を有するバ
    ランスギヤを回転自在に支持する一方、前記駆動
    軸に前記バランスギヤをクランクシヤフトと同回
    転数で回転させる駆動ギヤを設け、かつ前記歯車
    列または前記バランスギヤと駆動ギヤとの間に、
    前記バランスギヤの回転方向とクランクシヤフト
    の回転方向とを互いに逆にするアイドルギヤを挿
    入したことを特徴とするプレス機械の駆動平衡装
    置。
JP13829184U 1984-09-12 1984-09-12 Expired JPS6145992Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13829184U JPS6145992Y2 (ja) 1984-09-12 1984-09-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13829184U JPS6145992Y2 (ja) 1984-09-12 1984-09-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6153099U JPS6153099U (ja) 1986-04-10
JPS6145992Y2 true JPS6145992Y2 (ja) 1986-12-24

Family

ID=30696686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13829184U Expired JPS6145992Y2 (ja) 1984-09-12 1984-09-12

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JP (1) JPS6145992Y2 (ja)

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JPS6153099U (ja) 1986-04-10

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