JPS6143966A - 食品用ゲル状組成物 - Google Patents

食品用ゲル状組成物

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JPS6143966A
JPS6143966A JP59164252A JP16425284A JPS6143966A JP S6143966 A JPS6143966 A JP S6143966A JP 59164252 A JP59164252 A JP 59164252A JP 16425284 A JP16425284 A JP 16425284A JP S6143966 A JPS6143966 A JP S6143966A
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JP
Japan
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carrageenan
gel
tamarind gum
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aqueous solution
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JP59164252A
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Naoki Mochida
望田 直規
Hiroaki Sawada
博昭 澤田
Taku Tabuchi
田渕 卓
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Mitsubishi Acetate Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Acetate Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特異がつ有用な性質を有する新規な食品用ゲ
ル状組成物に関する。
近年の食生活の向上は著しく、殊に冷蔵庫及び冷凍庫の
普及に伴い、ゼリー、プリン様のデザート食品は一般的
なものとなっている。このようなデザート用ゲル状食品
としてはプリン、ワインゼリー、フルーツゼリー、ババ
ロア、ムース、ミルクデザート、水ようかん、みつまめ
等があげられるが、それらのゲル化剤としては寒天、カ
ラギーナン、ゼラチン、ペクチン、卵白等が汎用されて
いる。殊に最近は涼感、清潔感及び淡白感を与えるため
、透明性を基調にしたゲル状食品が普及している。
これらの食品のゲル化剤としては主に寒天及びカラギー
ナンが用いられ、特にカラギーナンは高いゲル化能、優
れた離水抑制能、透明性及び好ましい食感から賞月され
ている。しかし喫食者及び製造者のより良いゲル状食品
を得たいという要求から、更に高度なゲル化剤が製造さ
れている。例えばカラギーナンをゲル化剤として用いた
場合は、ゲル化力、喫食時の感触、離水等の現象を改良
しかつ調和したものとするため、無機塩、ローカストピ
ーンガム等が添加される。カラギーナンに無機塩例えば
塩化カリウムを添加すると、ゲルがしまった感じとなり
、食感及びゲル化力が大幅に向上する。しかし同時に離
水性が増大し、ゲル状食品の開封時に水が流出するとい
う好ましくない現象が発現する。
一方、ローカストピーンガムを添加することによってゲ
ル化力、喫食時の感触及び離水抑制能が大幅に向上し、
優良なゲルを得ることができる。しかし透明性に優れた
ゲル状物を作成しようとする場合、透明性に優れたロー
カストピーンガムを用いねばならず、この物質はカラギ
ーナンに比較して高価であるため経済的に不利である。
本発明者らはこの様な≠=状況に鑑み、カラギーナンを
用いて優良なゲル状組成物を得るべ(鋭意検討を進めた
結果、意外にもカラギーナンとタマリンドガムを含有す
るゲル状組成物では、カラギーナンやタマリンドガムで
はみられ有する食品用ゲル状組成物である。
本発明に用いられるカラギーナンは紅藻類に含まれるガ
ラクトース硫酸エステルを主成分とする水溶性多糖類で
あり、粘性、蛋白との反応性、保水性等の特異な性質を
有し、人体に無害な天然物であることから食品工業、化
粧品工業等の分野で広く利用されている化合物である。
このカラギーナンはカッパ(に)、ラムダ(λ)、及び
イオタ(Z)の3種に大別され、これらは可溶性、ゲル
形成性、蛋白反応性、粘度等が異なる。カッパカラギー
ナ/及びイオタカラギーナンはゲル化能が優れているの
で好ましい。
カラギーナンの含有量はゲル状組成物の全量に対し0.
05〜5%、特に0.1〜2%が好ましい。カラギーナ
ンの含有量がこれより少ないと水溶液がゲル化せず、ま
たこれより多いとカラギーナンを完全に溶解することが
困難であり、著しく硬いゲル状物となる。
本発明に用いられるカラギーナンは、水溶液の透明性が
高いもの、すなわち1.5チ水溶液の25℃における透
過率が30%以上のものが好ましい。なお透過率とは光
路長10mのガラスセル中に試料を投入し、可視光線の
660 nmにおける透過率を蒸留水を対照(100%
)として表示したものである。この透過率が60%以下
では透明性に優れたゲルを作成することが困難である。
タマリンドガムはタマリンダスインデイカの種子の胚乳
部より得られる植物ガム質であり、古くから増粘安定剤
として食品、製紙、繊維業界等で広く用いられている。
このタマリンドガムとしてはいわゆるタマリンドカーネ
ルパウダーと呼ばれる粗製品の他に各種の精製品が市販
されている。タマリンドガムとしては水溶液の透明性の
高いもの、すなわち25℃における15%水溶液の透過
率が30%以上のものが好ましい。
タマリンドガムの含有量はゲル状組成物に対し0.01
〜30%とすることが好まし℃・。この比率が0.01
%未満又は60%以上の場合はタマリンドガムのカラギ
ーナンとの相乗効果が顕著でなくなる。
本発明のゲル状組成物を製造するに際しては、タマリン
ドガムとカラギーナンの水溶液を別個に調製したのち両
者を混合してもよいが、まずカラギーナンとタマリンド
ガムの混合物を調製することが好ましい。カラギーナン
とタマリンドガムの混合比は、99.5 : 0.5〜
25ニア5が好ましい。この混合物には食品添加物、他
のゲル化剤等を添加してもよい。
次いでこの混合物を温水に溶解し、カラギーナン0.0
5〜5%及びタマリンドガム0.01〜60%を含有す
る溶液を調製する。この溶液には無機塩例えば塩化カリ
ウム、燐酸水素カリウム等を添加することが好ましい。
無機塩の添加量は、カラギーナン100重量部に対し、
2〜60重量部が好ましい。この溶液に所望により甘味
料、酸味料等を添加したのち室温に冷却すると本発明の
ゲル状組成物が得られる。
本発明のゲル状組成物は優れた離水抑制能を有する。し
たがってこの組成物に無機塩例えば塩化カリウムを添加
した場合であっても、遊離水の生成を著しく減少させる
ことができる。また本発明のゲル状組成物は透明度が高
いので、透明性が必要なゲル状食品例えばゼリーに適し
ている。カラギーナンにタマリンドガムを添加すると、
両者の混合によって予想される値以上の透明性が得られ
る。ゲル−ゾル転位温度が変化すると、ゲルの性質例え
ば食感が変化することが知られている。カラギーナンに
タマリンドガムを添加すると、カラギーナンゲルが本来
有がやや柔らか(なる。そのほか本発明のゲル状組成物
は原料が安価であり、また水に溶解する際にままこと呼
ばれる未溶解物の生成が少ないので、水溶液の調製が容
易である。
本発明のゲル状組成物は例えばゼリー、プリンなどのゲ
ル状食品の分野で用いられる。
実施例中の透過率等は下記の方法で測定した。
ル中に投入し、液温な25℃とする。蒸留水を対照とし
て660 nmにおける透過率を測定し一表示した。
離水率:カラギーナン水溶液を75℃で作成し、室温ま
で冷却してゲルを作成する。このゲルを直径15mm、
長さ10illiの円筒状に切り出し、重量を測定する
(A、9)。東洋F紙&2(直径7 cm )を数枚計
量し、その上に前記の・円筒状ゲルをのせ、20分放置
する。次いでp紙に吸収された液重量(B、f)を求め
、(B/A)X100を離水率とする。
ゲル−ゾル転移温度及びゾルーゲル転移a度:離水率の
測定に用いたものと同様のゲルを試験管中に投入し、−
たん85℃浴でゲルを溶解してから冷水浴に浸す。徐々
に温度を下げてゾルの流動性が失われた時点を試験管を
傾けることによって判定し、その時の温度をゾル−ゲル
転移温度(Tgと略称する)とした。ゲルをTgより更
に5℃はど冷却したのち温水浴に浸しながら流動性の発
現しはじめる温度を測兇する。
この温度をゲル−ゾル転移温度(Tmと略称する)とし
た。
比較例1 カラギーナン粉末(三菱アセテート社製カッパカラギー
ナン) 4.59を85℃の温水に溶解し、500mA
!の水溶液としたのち、室温に冷却してゲル状物を得た
。このゲル状物の透過率は81%、Tmは68℃、Tg
は66℃であった。
更にこのゲル状物に0.45gの塩化カリウムを添加し
、均一に溶解したのちゲル化した試料の離水率は11チ
であった。
比較例2 タマリンダスインデイ力種子粉末を熱湯で抽出し、濾過
したのち、アルコールで回収し、乾燥、粉砕を行って精
製タマリンドガムを得た。
この精製タマリンドガムの1.5%水溶液を作成したと
ころゲル化せず、透過率は92%であった。
粉末及び比較例2で用いたものと同−母精製タマリンド
ガムを重量比で9:1の割合で■型ブレンダーで混合し
た。この粉末4.59をとり85℃の温水で600rI
Llの水溶液としたのち、室温に冷却してゲル状物を得
た。このゲル状物の透過率は83%、Tmは47℃、T
gは62℃であった。このゲルに塩化カリウム0.40
5.9(カラギーナンの10%)を添加し、均一に溶解
したのちゲル化した試料の離水率は9.0%であった。
一方このゲル状物から、精製タマリンドガムを除いたも
の、すなわちカラギーナン4゜059と塩化カリウム0
.405.9を500 mlの温水に溶解して調製した
ゲル状物の離水率は11.3%であった。
実施例2 実施例1と同じ原料を用い、カラギーナン粉末と精製タ
マリンドガムを重量比で8=2の割合でV型プレンダー
で混合した。この粉末4.59をとり、85℃の温水で
3 [10mlの水溶液°としたのち、室温に冷却して
ゲル状物を得た。このゲル状物の透過率は87チ、Tm
は47℃。
Tgは61℃であった。更にこのゲルに塩化カリウム0
.369(カラギーナンの10%)を添加し、均一に溶
解したのちゲル化した試料の離水率に8.0%であった
。一方このゲル状物から精製タマリンドガムを除いたも
の、すなわちカラギーナン3.6gと塩化カリウム0.
36 flを61em/の温水に溶解して調製したゲル
状物の離水率は12.0チであった。
実施例6 実施例1と同じ原料を用い、カラギーナン粉末と精製タ
マリンドガムとを重量比で7=6の割合で■型ブレンダ
ーで混合した。この粉末4゜511をとり、85℃の温
水で300ゴの水溶液としたのち室温に冷却してゲル状
物を得た。このゲル状物の透過率は92%、Tmは45
℃、Tgは61℃であった。更にこのゲルに塩化カリウ
ム04i5.9(カラギーナンの10%)を添加し、均
一に溶解したのちゲル化した試料の離水率は16%であ
った。一方、このゲル状物から精製タマリンドガムを除
いたもの、すなわちカラギーナン6.159と塩化カリ
ウム0.61実施例4 実施例1と同じ原料を用い、カラギーナン粉末と精製タ
マリンドガムを重量比で5:5の割合で■型プレンダー
で混合した。この粉末4.5gをとり、85℃の温水で
300m1の水溶液としたのち室温に冷却してゲル状物
を得た。このゲル状物の透過率は96%、Tmは69℃
、Tgは60℃であった。更にこのゲルに塩化カリウラ
o、z25g(カラギーナンの10チ)を添加し、均一
に溶解したのちゲル化した試料の離水率は6.5%であ
った。一方、このゲル状物から精製タマリンドガムを除
いたもの、すなわちカラギーナン2.25.9と塩化カ
リウム0.22551を300I/の温水に溶解して調
製したゲル状物の離水率は14.7%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カラギーナン及びタマリンドガムを含有する食品用
    ゲル状組成物。 2、カラギーナン0.05〜5%及びタマリンドガム0
    .01〜30%を含有する特許請求の範囲第1項に記載
    のゲル状組成物。 3、カラギーナンがカッパカラギーナン及び/又はイオ
    タカラギーナンである特許請求の範囲第1項又は第2項
    に記載のゲル状組成物。 4、1.5%水溶液の25℃における透過率が30%以
    上のカラギーナンを含有する特許請求の範囲第1項ない
    し第3項のいずれかに記載のゲル状組成物。 5、1.5%水溶液の25℃における透過率が30%以
    上のタマリンドガムを含有する特許請求の範囲第1項な
    いし第3項のいずれかに記載のゲル状組成物。
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