JPS6143820Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6143820Y2 JPS6143820Y2 JP131184U JP131184U JPS6143820Y2 JP S6143820 Y2 JPS6143820 Y2 JP S6143820Y2 JP 131184 U JP131184 U JP 131184U JP 131184 U JP131184 U JP 131184U JP S6143820 Y2 JPS6143820 Y2 JP S6143820Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- guide rail
- chain
- escalator
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
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- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の利用分野〕
本考案は、無端状の踏段チエーンに、複数個の
踏段を連結して構成されたエスカレータ踏段の案
内装置に関するものである。
踏段を連結して構成されたエスカレータ踏段の案
内装置に関するものである。
一般に、エスカレータは、第1図に示すように
2階床間に傾斜して設けられた踏段列を連続運行
させ、乗客を昇降させる輸送機関であり、上下機
械室1,2にそれぞれ設けられた駆動ギヤ3およ
び従動ギヤ4に巻きかけられた踏段チエーン5
と、これに取付けられた踏段6、踏段チエーン5
を案内する案内レール7、上部機械室1に設けら
れ駆動ギヤ3を駆動するための駆動機械8、駆動
機械8の動力を伝達するための駆動チエーン9、
踏段6の両側に設けられた欄干10およびその上
部と踏段6と同期して運行するハンドレール11
とより構成されている。
2階床間に傾斜して設けられた踏段列を連続運行
させ、乗客を昇降させる輸送機関であり、上下機
械室1,2にそれぞれ設けられた駆動ギヤ3およ
び従動ギヤ4に巻きかけられた踏段チエーン5
と、これに取付けられた踏段6、踏段チエーン5
を案内する案内レール7、上部機械室1に設けら
れ駆動ギヤ3を駆動するための駆動機械8、駆動
機械8の動力を伝達するための駆動チエーン9、
踏段6の両側に設けられた欄干10およびその上
部と踏段6と同期して運行するハンドレール11
とより構成されている。
ここで、エスカレータを設置するために必要な
設置面積は、上下受梁12,13の間の水平距離
Lにエスカレータの全幅を乗じたものとなるが、
エスカレータの全幅は揚程Hに関係なく殆ど一定
のものであるから、水平距離Lに比例することに
なる。一方、従来より実施されてきたエスカレー
タの構造においては、揚程Hが高くなるに従つ
て、踏段チエーンの上部カーブ案内レールの半径
Rを大きくすることが必要であつた。この理由は
次の通りである。
設置面積は、上下受梁12,13の間の水平距離
Lにエスカレータの全幅を乗じたものとなるが、
エスカレータの全幅は揚程Hに関係なく殆ど一定
のものであるから、水平距離Lに比例することに
なる。一方、従来より実施されてきたエスカレー
タの構造においては、揚程Hが高くなるに従つ
て、踏段チエーンの上部カーブ案内レールの半径
Rを大きくすることが必要であつた。この理由は
次の通りである。
即ち、第2図に示すように、踏段チエーン5が
上部カーブ案内レールに入つた場合では、踏段チ
エーン5が折れ曲ることにより、踏段ローラ14
に法線力Fを生じる。この法線力Fは、F=P・
T/Rとなる。
上部カーブ案内レールに入つた場合では、踏段チ
エーン5が折れ曲ることにより、踏段ローラ14
に法線力Fを生じる。この法線力Fは、F=P・
T/Rとなる。
ここで、Pは踏段ローラ14の取付ピツチ、R
は案内レールの半径、Tは踏段チエーン5にかか
る張力を示している。
は案内レールの半径、Tは踏段チエーン5にかか
る張力を示している。
一方、張力Tは、乗客の全重量W、および露出
している踏段6および踏段チエーン5の自重
W5、エスカレータの傾斜角αとの間にT=(WP
+WS)・sin dなる関係があることから、揚程H
が大きくなるにしたがい、張力Tがこれに比例し
て増加し、従つて、踏段ローラ14の取付ピツチ
Pが一定であることを考慮すると、案内レールの
法線力Fを一定にするためには、案内レールの半
径Rを階高に応じて大きくしなければならなかつ
た。
している踏段6および踏段チエーン5の自重
W5、エスカレータの傾斜角αとの間にT=(WP
+WS)・sin dなる関係があることから、揚程H
が大きくなるにしたがい、張力Tがこれに比例し
て増加し、従つて、踏段ローラ14の取付ピツチ
Pが一定であることを考慮すると、案内レールの
法線力Fを一定にするためには、案内レールの半
径Rを階高に応じて大きくしなければならなかつ
た。
これは、一般に乗心地や騒音の関係上踏段ロー
ラ14に弾性体を使用しており、その寸法も制約
されていることから、強度に限界があるためであ
る。即ち、上記半径R部の法線力Fは、中間傾斜
部における踏段ローラ14の受ける荷重の5倍程
度となる。このような大きな荷重に耐えるため
に、踏段ローラの強度だけで解決することは、い
たずらに踏段ローラ及び支持構成を大形化するだ
けで経済的でなかつた。また、法線力Fが大きく
なると、踏段ローラ14と案内レール7との間の
面圧が高くなり、踏段ローラ14を変形させたり
案内レール7の摩耗を早めることになる。そのた
め前記半径Rを大きくして法線力Fを小さくして
いたのである。
ラ14に弾性体を使用しており、その寸法も制約
されていることから、強度に限界があるためであ
る。即ち、上記半径R部の法線力Fは、中間傾斜
部における踏段ローラ14の受ける荷重の5倍程
度となる。このような大きな荷重に耐えるため
に、踏段ローラの強度だけで解決することは、い
たずらに踏段ローラ及び支持構成を大形化するだ
けで経済的でなかつた。また、法線力Fが大きく
なると、踏段ローラ14と案内レール7との間の
面圧が高くなり、踏段ローラ14を変形させたり
案内レール7の摩耗を早めることになる。そのた
め前記半径Rを大きくして法線力Fを小さくして
いたのである。
以上の如く、従来のものにおいては、第1図に
示すように、揚程Hが高くなるにしたがい、これ
に比例する中間傾斜部の長さLMのみならず、案
内レールの半径Rが大きくなつて上部水平部の長
さLUも増加する。従つて、エスカレータを設置
するに必要な受梁間の水平距離Lは、揚程Hが高
くなることにより相乗的に増加し、設置面積が大
きくなることは避けられなかつた。
示すように、揚程Hが高くなるにしたがい、これ
に比例する中間傾斜部の長さLMのみならず、案
内レールの半径Rが大きくなつて上部水平部の長
さLUも増加する。従つて、エスカレータを設置
するに必要な受梁間の水平距離Lは、揚程Hが高
くなることにより相乗的に増加し、設置面積が大
きくなることは避けられなかつた。
この設置面積の増大は、デパートの売場面積の
縮少を生じさせ、又、膨大な建設費を要する地下
鉄等の場合、問題を生じていた。
縮少を生じさせ、又、膨大な建設費を要する地下
鉄等の場合、問題を生じていた。
また、エスカレータ本体においても、案内レー
ルの半径Rの増大は、案内レール自体の長さを長
くし、踏段6、踏段チエーン5の所要員数、ハン
ドレールおよびフレームの長さを増加し、その分
だけ割高となつていた。
ルの半径Rの増大は、案内レール自体の長さを長
くし、踏段6、踏段チエーン5の所要員数、ハン
ドレールおよびフレームの長さを増加し、その分
だけ割高となつていた。
本考案は、これらの点にかんがみなされたもの
で、その目的とするところはエスカレータの揚程
にかかわりなく上部水平部の長さを短縮してエス
カレータの設置面積を小さくし、かつ踏段ローラ
及び案内レールの寿命を延長して長期無保守他を
図ると共に、保守点検の容易なエスカレータ踏段
の案内装置を提供することにある。
で、その目的とするところはエスカレータの揚程
にかかわりなく上部水平部の長さを短縮してエス
カレータの設置面積を小さくし、かつ踏段ローラ
及び案内レールの寿命を延長して長期無保守他を
図ると共に、保守点検の容易なエスカレータ踏段
の案内装置を提供することにある。
本考案は上記目的を達成するために、無端状に
連結された踏段チエーンと、この踏段チエーンに
踏段軸を介して取付けられた複数個の踏段と、上
下端が水平に、中間部が傾斜をもつて配置され前
記踏段軸に設けられた踏段ローラを案内する案内
レールとからなり、前記踏段をこの案内レールに
沿つて水平部、傾斜部、水平部と移行させてなる
エスカレータ踏段の案内装置において、前記傾斜
部と上部水平部との間の曲線区間のほぼ全域に亘
つて、前記踏段チエーンのローラまたは前記踏段
軸に設けた転動ローラのうち少なくとも一方を介
して前記踏段チエーンの法線力と前記踏段の重量
を支え前記曲線区間の案内レールの半径より小さ
い半径を有する円弧状ガイドを前記案内レールの
転動面より上方に配置し、かつこの円弧状ガイド
を自己潤滑性の材料で形成すると共に、前記曲線
区間に支持部材を設けて該支持部材に前記円弧状
ガイドを着脱可能に取付けたのである。
連結された踏段チエーンと、この踏段チエーンに
踏段軸を介して取付けられた複数個の踏段と、上
下端が水平に、中間部が傾斜をもつて配置され前
記踏段軸に設けられた踏段ローラを案内する案内
レールとからなり、前記踏段をこの案内レールに
沿つて水平部、傾斜部、水平部と移行させてなる
エスカレータ踏段の案内装置において、前記傾斜
部と上部水平部との間の曲線区間のほぼ全域に亘
つて、前記踏段チエーンのローラまたは前記踏段
軸に設けた転動ローラのうち少なくとも一方を介
して前記踏段チエーンの法線力と前記踏段の重量
を支え前記曲線区間の案内レールの半径より小さ
い半径を有する円弧状ガイドを前記案内レールの
転動面より上方に配置し、かつこの円弧状ガイド
を自己潤滑性の材料で形成すると共に、前記曲線
区間に支持部材を設けて該支持部材に前記円弧状
ガイドを着脱可能に取付けたのである。
以下本考案の一実施例を第3図、第4図につい
て説明する。駆動ギヤと従動ギヤ間に巻掛けられ
た左右一対の踏段チエーン15、この左右一対の
踏段チエーン15に跨がり等間隔毎に支持された
踏段軸16、この踏段軸16の両端部に回転自在
に支持された踏段ローラ17及び踏段18の構成
は従来と変るところはなく、上下の水平部及び中
間の傾斜部からなる案内レール(図示せず)に案
内されて移行するものである。ところで、本実施
例では、前記踏段チエーン15の移動方向に沿つ
て自己潤滑性のある合成樹脂で形成された円弧状
ガイド19が配置されている。この円弧状ガイド
19は踏段チエーン15の移動全範囲に配置され
るものではなく、前記踏段ローラ17を転動させ
る案内レールの傾斜部と上部水平部との間の曲線
区間のほぼ全域に亘つて配置される。そして、踏
段チエーン15のローラ21が前記円弧状ガイド
19上を転動あるいは摺動して移動する。この円
弧状ガイド19は単に踏段チエーン15を案内す
るためのものではなく、上記曲線区間において前
記踏段ローラ17を案内レール上から浮かして従
来は踏段ローラで受けていた前記踏段18の重量
と踏段チエーン15の法線力を支えるように、前
記曲線区間において前記案内レールの転動面より
も上方に位置し、しかも案内レールよりも小さな
半径で円弧状に形成されている。このように形
成、配置された円弧状ガイド19は、前記曲線区
間に設けられた支持部材20にボルト23によつ
て、着脱可能に取付けられ、かつこの支持部材2
0はブラケツト22によつてエスカレータ本体に
固定されている。
て説明する。駆動ギヤと従動ギヤ間に巻掛けられ
た左右一対の踏段チエーン15、この左右一対の
踏段チエーン15に跨がり等間隔毎に支持された
踏段軸16、この踏段軸16の両端部に回転自在
に支持された踏段ローラ17及び踏段18の構成
は従来と変るところはなく、上下の水平部及び中
間の傾斜部からなる案内レール(図示せず)に案
内されて移行するものである。ところで、本実施
例では、前記踏段チエーン15の移動方向に沿つ
て自己潤滑性のある合成樹脂で形成された円弧状
ガイド19が配置されている。この円弧状ガイド
19は踏段チエーン15の移動全範囲に配置され
るものではなく、前記踏段ローラ17を転動させ
る案内レールの傾斜部と上部水平部との間の曲線
区間のほぼ全域に亘つて配置される。そして、踏
段チエーン15のローラ21が前記円弧状ガイド
19上を転動あるいは摺動して移動する。この円
弧状ガイド19は単に踏段チエーン15を案内す
るためのものではなく、上記曲線区間において前
記踏段ローラ17を案内レール上から浮かして従
来は踏段ローラで受けていた前記踏段18の重量
と踏段チエーン15の法線力を支えるように、前
記曲線区間において前記案内レールの転動面より
も上方に位置し、しかも案内レールよりも小さな
半径で円弧状に形成されている。このように形
成、配置された円弧状ガイド19は、前記曲線区
間に設けられた支持部材20にボルト23によつ
て、着脱可能に取付けられ、かつこの支持部材2
0はブラケツト22によつてエスカレータ本体に
固定されている。
このような構成において、上部水平部と傾斜部
間の曲線区間では、踏段チエーン15と踏段18
は前記円弧状ガイド19の曲率に沿つて案内さ
れ、踏段ローラ17は案内レールの転動面から離
れて浮上り、踏段チエーン15の張力による法線
力と踏段18の重量は前記ローラ21を介して円
弧状ガイド19に支持される。
間の曲線区間では、踏段チエーン15と踏段18
は前記円弧状ガイド19の曲率に沿つて案内さ
れ、踏段ローラ17は案内レールの転動面から離
れて浮上り、踏段チエーン15の張力による法線
力と踏段18の重量は前記ローラ21を介して円
弧状ガイド19に支持される。
ここで、踏段チエーン15のローラ21のピツ
チPCは一般に踏段ローラ17のピツチPの1/8〜
1/12と格段に小さく、第2図で示したような法線
力はチエーン張力Tがほぼ同じの場合、円弧状ガ
イド19の半径RSが小さくなつたとしても十分
に小さくなることが理解できる。したがつて、前
記合成樹脂製の円弧状ガイド19が受ける面圧を
小さくして、該円弧状ガイド19の半径を小さく
しても、強度上十分に耐える円弧状ガイド19と
することができる。
チPCは一般に踏段ローラ17のピツチPの1/8〜
1/12と格段に小さく、第2図で示したような法線
力はチエーン張力Tがほぼ同じの場合、円弧状ガ
イド19の半径RSが小さくなつたとしても十分
に小さくなることが理解できる。したがつて、前
記合成樹脂製の円弧状ガイド19が受ける面圧を
小さくして、該円弧状ガイド19の半径を小さく
しても、強度上十分に耐える円弧状ガイド19と
することができる。
したがつて、前記上部水平部に連なる曲線区間
において、前記踏段ローラ17と案内レール上と
の接触はなくなり、該踏段ローラ17は無負荷の
状態となるので、踏段ローラ17の法線力による
変形や案内レールの摩耗などの不都合は一切なく
なり、これらの使用寿命が延びて長期無保守化が
行える。一方、踏段18が前記半径RSの小さい
円弧状ガイド19の案内によつて円滑に移動でき
るので、従来半径の大きい案内レールを基準に決
めていた上部水平部の長さLU(第1図参照)も
前記円弧状ガイド19の半径RSを基準に決める
ことができるので短かくすることができ、その結
果エスカレータの設置面積を小さくすることがで
きる。尚、前記円弧状ガイド19による踏段チエ
ーン15の案内により、上部水平部の長さLUを
揚程が変つたとしてもほぼ一定の長さとすること
ができる。また、前記上部水平部の長さLUの短
縮により、当然エスカレータ本体も短かくでき、
その結果踏段数、踏段チエーン長、ハンドレール
長なども付随して低減できるため、軽量化するこ
とができる。
において、前記踏段ローラ17と案内レール上と
の接触はなくなり、該踏段ローラ17は無負荷の
状態となるので、踏段ローラ17の法線力による
変形や案内レールの摩耗などの不都合は一切なく
なり、これらの使用寿命が延びて長期無保守化が
行える。一方、踏段18が前記半径RSの小さい
円弧状ガイド19の案内によつて円滑に移動でき
るので、従来半径の大きい案内レールを基準に決
めていた上部水平部の長さLU(第1図参照)も
前記円弧状ガイド19の半径RSを基準に決める
ことができるので短かくすることができ、その結
果エスカレータの設置面積を小さくすることがで
きる。尚、前記円弧状ガイド19による踏段チエ
ーン15の案内により、上部水平部の長さLUを
揚程が変つたとしてもほぼ一定の長さとすること
ができる。また、前記上部水平部の長さLUの短
縮により、当然エスカレータ本体も短かくでき、
その結果踏段数、踏段チエーン長、ハンドレール
長なども付随して低減できるため、軽量化するこ
とができる。
また本実施例では、円弧状ガイド19を支持部
材20への着脱が可能な自己潤滑性の合成樹脂と
しているため、低摩耗性は高く、踏段チエーン1
5のローラ21が転動することと合わせて、長寿
命とすることが可能となる。また、万一何らかの
異常が生じたり、寿命に至つた場合は、円弧状ガ
イド19は簡単に交換することができる。
材20への着脱が可能な自己潤滑性の合成樹脂と
しているため、低摩耗性は高く、踏段チエーン1
5のローラ21が転動することと合わせて、長寿
命とすることが可能となる。また、万一何らかの
異常が生じたり、寿命に至つた場合は、円弧状ガ
イド19は簡単に交換することができる。
以上の実施例は揚程が高く踏段チエーン15の
張力が大きい場合に、この踏段チエーンのローラ
21を円弧状ガイド19で案内するようにしたも
のであるが、揚程が低い場合には踏段チエーン1
5の張力が小さいので前記法線力FのF=P・
T/Rの式から法線力Fを一定にすると、円弧状
ガイド19の半径Rを小さくしてローラピツチP
を大きくできるので、第5図に示すようにピツチ
の小さい駆動チエーン15のローラを案内せず
に、ピツチの大きい踏段軸16に設けた転動ロー
ラ24を円弧状ガイド19で案内するようにして
もよい。
張力が大きい場合に、この踏段チエーンのローラ
21を円弧状ガイド19で案内するようにしたも
のであるが、揚程が低い場合には踏段チエーン1
5の張力が小さいので前記法線力FのF=P・
T/Rの式から法線力Fを一定にすると、円弧状
ガイド19の半径Rを小さくしてローラピツチP
を大きくできるので、第5図に示すようにピツチ
の小さい駆動チエーン15のローラを案内せず
に、ピツチの大きい踏段軸16に設けた転動ロー
ラ24を円弧状ガイド19で案内するようにして
もよい。
この場合も円弧状ガイド19の位置が踏段チエ
ーン15と踏段18との間に変つただけで、円弧
状ガイド19、支持部材20と案内レール(図示
せず)との半径関係は程度の差はあれ上記実施例
と同じであり、したがつて上記実施例と同様の効
果を奏することができる。
ーン15と踏段18との間に変つただけで、円弧
状ガイド19、支持部材20と案内レール(図示
せず)との半径関係は程度の差はあれ上記実施例
と同じであり、したがつて上記実施例と同様の効
果を奏することができる。
ところで、上記本考案の実施例に対して前記円
弧状ガイド19を案内レールと同心曲線に形成し
て、チエーン15を案内するように構成したもの
が知られているが、この構成の場合通常時のチエ
ーンの垂れ下りを防止するためのものであるの
で、踏段ローラが曲線区間においてある程度変形
を強いられた上でなければチエーンの法線力や踏
段重量を受けることはできず、まして案内レール
と円弧状ガイドが同心曲線となつているので、上
部水平部の長さを短かくすることはでできず、結
局本考案の如き円弧状ガイドを用いなければ不経
済である。
弧状ガイド19を案内レールと同心曲線に形成し
て、チエーン15を案内するように構成したもの
が知られているが、この構成の場合通常時のチエ
ーンの垂れ下りを防止するためのものであるの
で、踏段ローラが曲線区間においてある程度変形
を強いられた上でなければチエーンの法線力や踏
段重量を受けることはできず、まして案内レール
と円弧状ガイドが同心曲線となつているので、上
部水平部の長さを短かくすることはでできず、結
局本考案の如き円弧状ガイドを用いなければ不経
済である。
以上説明したように本考案によれば、エスカレ
ータの揚程に関係なく上部水平部の長さを短かく
できるのでエスカレータ設置面積を小さくでき、
また踏段ローラ及び案内レールの寿命を延長でき
るのでこれを踏段ローラや案内レールの長期無保
守化が可能となり、さらに円弧状ガイドの保守点
検も容易に行えるなど、その効果は顕著なもので
ある。
ータの揚程に関係なく上部水平部の長さを短かく
できるのでエスカレータ設置面積を小さくでき、
また踏段ローラ及び案内レールの寿命を延長でき
るのでこれを踏段ローラや案内レールの長期無保
守化が可能となり、さらに円弧状ガイドの保守点
検も容易に行えるなど、その効果は顕著なもので
ある。
第1図はエスカレータの全体側面図、第2図は
上部カーブ部分の説明図、第3図は本考案の一実
施例になる上部カーブ部分の部分図、第4図は第
3図のA−A断面図、第5図は本考案の他の実施
例を示す第4図相当の断面図である。 7……案内レール、18……踏段、15……踏
段チエーン、16……踏段軸、17……踏段ロー
ラ、19……円弧状ガイド、21……ローラ。
上部カーブ部分の説明図、第3図は本考案の一実
施例になる上部カーブ部分の部分図、第4図は第
3図のA−A断面図、第5図は本考案の他の実施
例を示す第4図相当の断面図である。 7……案内レール、18……踏段、15……踏
段チエーン、16……踏段軸、17……踏段ロー
ラ、19……円弧状ガイド、21……ローラ。
Claims (1)
- 無端状に連結された踏段チエーンと、この踏段
チエーンに踏段軸を介して取付けられた複数個の
踏段と、上下端部が水平に中間部が傾斜をもつて
配置され前記踏段軸に設けられた踏段ローラを案
内する案内レールとからなり、前記踏段をこの案
内レールに沿つて水平部、傾斜部、水平部と移行
させてなるエスカレータ踏段の案内装置におい
て、前記傾斜部と上部の水平部との間の曲線区間
のほぼ全域に亘つて、この曲線区間に設置された
前記案内レールの半径より小さい半径を有し、前
記踏段チエーンのローラまたは前記踏段軸に設け
た転動ローラのうち少なくとも一方を介して前記
踏段チエーンの法線力と前記踏段の重量を支える
円弧状ガイドを前記案内レールの転動面より上方
に配置し、かつこの円弧状ガイドを自己潤滑性の
材料で形成すると共に、前記曲線区間に支持部材
を設けて該支持部材に前記円弧状ガイドを着脱可
能に取付けたことを特徴とするエスカレータ踏段
の案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP131184U JPS59130874U (ja) | 1984-01-11 | 1984-01-11 | エスカレ−タ踏段の案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP131184U JPS59130874U (ja) | 1984-01-11 | 1984-01-11 | エスカレ−タ踏段の案内装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59130874U JPS59130874U (ja) | 1984-09-03 |
JPS6143820Y2 true JPS6143820Y2 (ja) | 1986-12-10 |
Family
ID=30133041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP131184U Granted JPS59130874U (ja) | 1984-01-11 | 1984-01-11 | エスカレ−タ踏段の案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59130874U (ja) |
-
1984
- 1984-01-11 JP JP131184U patent/JPS59130874U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59130874U (ja) | 1984-09-03 |
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