JPS6142911Y2 - - Google Patents

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JPS6142911Y2
JPS6142911Y2 JP1980078027U JP7802780U JPS6142911Y2 JP S6142911 Y2 JPS6142911 Y2 JP S6142911Y2 JP 1980078027 U JP1980078027 U JP 1980078027U JP 7802780 U JP7802780 U JP 7802780U JP S6142911 Y2 JPS6142911 Y2 JP S6142911Y2
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JP
Japan
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anode
cathode
electrolytic cell
current
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JP1980078027U
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JPS575464U (ja
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は海水電解用の電解槽に関する。
海水電解用の電解槽においては、海水に含まれ
るマグネシウムイオンやカルシウムイオンにより
電解中陰極上に水酸化マグネシウム、水酸化カル
シウム、炭酸カルシウム等が沈殿堆積し、極間閉
塞をおこすため流量の低下、電槽電圧の上昇及び
電流効率の低下を招くという問題があり、これを
防止するための電解槽に各種の工夫がなされてい
る。しかしながら、いかなる構造を採用しても陰
極上への沈殿物の堆積を完全に防止することは難
しく高電流密度で長期間に亘つて運転する場合に
は沈殿物が堆積するのを避けることができない。
本考案は上記の点に鑑み全く別の観点から沈殿
物による極間閉塞を防止する構造の海水電解用電
解槽を提供すべくなされたものである。
本考案は、電解槽本体内に複数の平板状陽極と
複数の平板状陰極とが相互に平行に対向して堅型
に設置され、電解槽本体の下部に海水の入口、上
部に出口を有する海水電解用電解槽において、 (a) 陽極及び陰極の側縁は通電部を除いて本体内
壁と空間をもつて隔てられており、陰極の側縁
は陽極の側縁より内側にあり、 (b) 陽極への通電部は陽極の上部にあり、 (c) 陰極の下端は陽極の下端より下方に延長し、
陽極への通電部は陽極の下端より下方にあり、
陽極の下端と陰極への通電部との距離が5cm〜
20cmであることを特徴とする海水電解用電解槽
に関する。
以下図面に従つて本考案を説明する。
第1図は本考案に係る海水電解用電解槽の縦断
面図であり、第2図は第1図のA−A線横断面図
である。
図において1は電解槽本体でであり、下部に海
水の入口2を有し、上部に出口3を有している。
電解槽本体1内には平板状陽極4と平板状陰極5
とが相互に平行に対向して設置されている。陽極
4の側縁6及び陰極5の側縁7は通電部を除いて
本体内壁と空間をもつて隔てられており、陰極5
の側縁7は、陽極4の側縁6よりも内側にある。
電解槽本体側壁の上部に設けたフランジ8,8の
間に差し込まれた陽極側通電板9が陽極4の上部
に接続されている。陰極5の下端10は、陽極4
の下端11より下方に張出している。電解槽本体
側壁の下部に設けたフランジ12,12の間に差
し込まれた陰極側通電板13が陰極5の下端10
に接続されている。陰極通電部と陽極4の下端1
1と距離は5cm〜20cm、好ましくは10cm〜15cmで
ある。
陰極5への通電は、第1図に示す場合のように
陰極5の最下端部よりなされるが望ましいが、陰
極5の通電部より更に下方に陰極5の下端11が
延長していてもよい。
本考案による電解槽においては、陽極と対向す
る陰極部分の付近は陽極上で激しく発生し上昇す
る塩素ガスの作用によりPH値がそれほど高くなら
ないのに対し、陽極より下方にある陰極部分の付
近は対向する陽極がないので、陰極付近で生成す
る苛性ソーダによりPH値が高くなる。その結果、
陽極下端より1cm〜3cm下方にある陰極部分から
更に下方に向つて沈殿物が堆積する。
第3図は、陰極下部の張出し部に沈殿物が堆積
する状況を示す電解槽の部分縦断面であり、陽極
下端より1cm〜3cm下方にある陰極部分14に最
も多く沈殿物15が堆積し、この部分が陰極とし
て機能しなくなると更に下部に沈殿物が多く堆積
してくる。堆積した沈殿物はある程度以上に生成
すると鱗片状の固まりとなつて落下する。
このように本考案においては、沈殿物の堆積が
陽極下端より下方にある陰極の張出し部に集中
し、かつ沈殿物は大きくなると下方に落下するの
で、陽極と陰極の極間を閉塞することがない。ま
た陽極及び陰極の側縁は通電部を除いて本体内壁
と空間をもつて隔てられており、陰極の側縁は陽
極の側縁より内側にあるため陰極側縁部への沈殿
物の堆積は少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る海水電解用電解槽の縦断
面図であり、第2図は第1図のA−A線横断面図
である。第3図は本考案の電解槽における陰極下
部の張出し部に沈殿物が堆積する状況を示す部分
縦断面図である。 1……電解槽本体、2……入口、3……出口、
4……陽極、5……陰極、6……陽極側縁、7…
…陰極側縁、8……フランジ、9……陽極側通電
板、10……陰極下端、11……陽極下端、12
……フランジ、13……陰極側通電板、14……
陽極より下方にある陰極部分、15……沈殿物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電解槽本体内に複数の平板状陽極と複数の平板
    状陰極とが相互に平行に対向して堅型に設置さ
    れ、電解槽本体の下部に海水の入口、上部に出口
    を有する海水電解用電解槽において、 (a) 陽極及び陰極の側縁は通電部を除いて本体内
    壁と空間をもつて隔てられており、陰極の側縁
    は陽極の側縁より内側にあり、 (b) 陽極への通電部は陽極の上部にあり、 (c) 陰極の下端は陽極の下端より下方に延長し、
    陰極への通電部は陽極の下端より下方にあり、
    陽極の下端と陰極への通電部との距離が5cm〜
    20cmであることを特徴とする海水電解用電解
    槽。
JP1980078027U 1980-06-06 1980-06-06 Expired JPS6142911Y2 (ja)

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JP1980078027U JPS6142911Y2 (ja) 1980-06-06 1980-06-06

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JP1980078027U JPS6142911Y2 (ja) 1980-06-06 1980-06-06

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JPS575464U JPS575464U (ja) 1982-01-12
JPS6142911Y2 true JPS6142911Y2 (ja) 1986-12-05

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ID=29440564

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54160866U (ja) * 1978-04-28 1979-11-10
JP6569144B1 (ja) * 2019-01-23 2019-09-04 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 モノポーラ型電解装置

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JPS575464U (ja) 1982-01-12

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