JPS6142896Y2 - - Google Patents

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JPS6142896Y2
JPS6142896Y2 JP488985U JP488985U JPS6142896Y2 JP S6142896 Y2 JPS6142896 Y2 JP S6142896Y2 JP 488985 U JP488985 U JP 488985U JP 488985 U JP488985 U JP 488985U JP S6142896 Y2 JPS6142896 Y2 JP S6142896Y2
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coke
charging
center
blast furnace
furnace
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JP488985U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、溶鉱炉の装入装置に関し、装入シユ
ートを用いて高炉の中心部にコークスを装入でき
るようにしたものである。
〈従来の技術〉 高炉の上部にコークス、鉱石等の装入物を装入
するベル式装入装置には、例えば第3版 鉄鉱便
覧製紙・製鋼(日本鉄鉱協会編)において、第
294頁の図5・153a〜hに示されるように、
従来から数多くの種類がある。
一方、ベル式装入装置において、装入物の炉内
半径方向の分布を制御するために、ムーバブルア
ーマを付設することが同便覧第295頁図5・15
4のa〜cにて開示されている。
この種のベル式装入装置において、装入物を高
炉上部に装入する場合、装入物をベル斜面に沿つ
て落下させ、炉壁の近傍に落下させる。すると、
装入物は炉壁側から中心に向かつて流れ込み、堆
積層を形成する。従つて、コークスと鉱石とを交
互に装入することによつて、炉内ではコークスと
鉱石とが層をなして堆積している。
しかしながら、過去の数多くの高炉解体調査或
いは模型実験から、炉中心部においてはコークス
層のみが形成されていることが多い。
この中心部にコークス層が形成される理由につ
いては、従来、次の二つの説明がよく用いられて
いる。
第7図に示すように、ガス流の影響で時間の
経過と共に中心部にコークス層が形成される
(高炉内反応部会中間報告)。
第8図に示すように、鉱石の装入によつて装
入物の最上面のコークス層が削り取られ、中心
部に押し出される(鉄と鋼’82−S696)。
なお、第8図において、実線はコークス装入
後のコークス層の表面形状、点線は鉱石装入後
のコークス層と鉱石層の境界面を示し、また装
入順序は、コークス、コークス、鉱石、鉱石の
順である。
斯かる理由から、高炉内では第9図に示すよう
に炉中心部にコークスのみの層が形成されること
が多い。
高炉では、通常、設備保全(炉壁への熱負荷防
止)、燃料比低下の観点から、中心部にガス流を
多く流す操業を指向しており、半径方向のコーク
ス層厚、鉱石層厚を調整すると同時に、中心部の
コークス層をも調整して、ガス流分布を調整して
いる。
ベル装入装置にブーマブルアーマを付設した高
炉では、ブーマブルアーマの押し出し距離を調整
することによつて、装入物の炉壁での反撥量を変
更せしめ、高炉半径方向(特に炉壁近傍)のコー
クス層厚、鉱石層厚を変更し、炉内のガス流分布
を調整する。この場合、同時に中心部のコークス
層の形成量も調整される。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、ベル方式、或いはベル・ムーバ
ブルアーマ併用方式による装入物の分布制御方法
は、次のような欠陥がある。
即ち、装入物を高炉の炉壁部側に装入すること
によつて、周辺部のコークス層厚及び鉱石層厚
と、中心部のコークス層とを同時に制御しようと
するため、制御性が悪いという欠点がある。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、このような従来の問題点に鑑み、高
炉上部にベルとムーバブルアーマとを備えた装入
装置において、制御性の向上を図ることを目的と
して提供されたものであつて、そのための具体的
手段として、高炉の中心部にコークスを装入する
ための装入シユートを、高炉上部側方からベル下
方の炉中心まで傾斜状に設けたものである。
〈作用〉 コークス、鉱石等の装入物の高炉内への装入に
際しては、主としてムーバブルアーマによつて周
辺部のコークス層厚、鉱石層厚を調整し、中心部
のコークス層の量を装入シユートによつて調整
し、装入物の分布制御による炉内ガス流の分布制
御をより精度よく行なうことができる。
〈実施例〉 以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第1図は高炉上部の装入装置を例示し、1は
高炉で、この高炉1の上部には、大ベル2、小ベ
ル3、シール弁4及び旋回シユート5が順次上方
に向かつて直列状に設けられており、装入コンベ
ア6から切替シユート7を経て供給されたコーク
ス、鉱石等の装入物を、これらを介して高炉1内
に装入し得るように構成されている。8はムーバ
ブルアーマで、大ベル2より下方側で高炉1の周
辺部に配置されている。9は高炉1の中心部にコ
ークスを装入するための装入シユートで、高炉1
の上部側方から大ベル2下方の炉中心部まで傾斜
状に設けられている。なお、この装入シユート9
には、大ベル2から落下する装入物が当る部分に
硬化肉盛り10を施して、シユート9の摩耗を防
止するようにしている。11はシユートで、切替
シユート7で切替られて装入コンベア6から送ら
れて来るコークスを、高炉上部床(図示せず)に
設置されたコークス貯骸槽12へと案内する。貯
骸槽12の下方側には、開口部を開閉するスライ
ドゲート13と、コークスを切り出すための切り
出しフイーダー14とが付設され、また切り出し
フイーダー14の下部に秤量ホツパー15が設置
されており、これらで貯骸槽12内のコークスを
切り出すと共に、定量ずつ秤量するようになつて
いる。秤量ホツパー15の下方には、上下にシー
ル弁16,17を備えた均圧室18が設置され、
秤量したコークスをN2ガスにて均圧した後、装
入シユート9から高炉1の中心部に装入するよう
になつている。なお、均圧室18には均圧弁19
と排圧弁20とが付設されている。シール弁17
は装入シユート9に接続されている。
上記構成によれば、コークスと鉱石との混合装
入の場合、大ベル2からの装入と、装入シユート
9を介した中心部へのコークス装入とを交互に繰
り返すことによつて、炉中心部にコークスのみの
層を形成し、中心ガス流を保持できる。
即ち、第2図に示すように、先ず大ベル2を開
き、コークス21を炉内に装入する。次に第3図
に示すように、装入シユート9を介して中心部に
コークス22を装入する。この場合のコークス2
2の装入量は、前述の装入時におけるコークス2
1の0.3〜3%程度である。続いて大ベル2を開
き、鉱石23を装入する。この時、中心部には第
4図に示すように、先に装入したコークス22が
山伏に存在するため、鉱石23は中心部には殆ん
ど到達しない。次に、第5図に示すように、第2
図の場合と同様、鉱石23上にコークス24を装
入する。以下、第2図から第5図の装入を繰り返
すと、中心部にはコークスのみの層が上下に連続
して形成され、中心のガス流を保持できるので、
ガス流の制御性が向上する。
勿論、周辺部のコークス層厚と鉱石層厚は、ム
ーバブルアーマ8で調整する。
なお、炉体プロフイールの都合上、装入シユー
ト9の傾斜角度が40゜以下になる場合には、第6
図に示すように装入シユート9内を摺動自在な押
出し体25と、これに連結された押出し棒26と
から成る押出し装置27を付設しても良い。押出
し棒26はグランドバツキング28でシールす
る。
(考案の効果) 本考案によれば、炉中心部に装入シユートを介
してコークスを装入できるので、炉中心部にコー
クスのみの層を形成でき、従来に比較して中心ガ
ス流の制御性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装入装置の一実施例を示す概略
構成図、第2図乃至第5図は作用説明図、第6図
は本考案の他の実施例を示す構成図、第7図は装
入物分布形成過程の模式図、第8図は装入物の装
入状態の説明図、第9図のAは検尺計より求めた
分布形状を示す図、Bは層厚計から求めた分布形
状を示す図である。 1……高炉、2……大ベル、3……小ベル、6
……装入コンベア、7……切替シユート、8……
ムーバブルアーマ、9……装入シユート、12…
…コークス貯骸槽、18……均圧室、27……押
出装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高炉上部にベルとムーバブルアーマとを備えた
    溶鉱炉の装入装置において、高炉の中心部にコー
    クスを装入するための装入シユートを、高炉上部
    側方からベルト下方の炉中心まで傾斜状に設けた
    ことを特徴とする溶鉱炉の装入装置。
JP488985U 1985-01-17 1985-01-17 Expired JPS6142896Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP488985U JPS6142896Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP488985U JPS6142896Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61120743U JPS61120743U (ja) 1986-07-30
JPS6142896Y2 true JPS6142896Y2 (ja) 1986-12-05

Family

ID=30480894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP488985U Expired JPS6142896Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

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JPS61120743U (ja) 1986-07-30

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