JPS6142326Y2

JPS6142326Y2 -

Info

Publication number: JPS6142326Y2
Application number: JP1980034564U
Authority: JP
Priority date: 1980-03-18
Filing date: 1980-03-18
Publication date: 1986-12-02
Also published as: JPS56153102U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、耕耘爪を取付ける耕耘爪ホルダー
の爪ホルダーキヤツプに関する。

この考案の目的は作業中に耕耘爪ホルダーから
脱落しにくい爪ホルダーキヤツプを提供するもの
である。

この目的を達成するためにこの考案は、耕耘爪
を取付ける耕耘爪ホルダーに嵌合する嵌着部と、
回転方向に曲率を有する円弧状の頭部とを有する
ものとした。

以下、この考案の好ましい実施例を図面を用い
て詳細に説明する。

図において、１はロータリー部に装着するミツ
シヨンケース３の下端部に支承された伝動軸（図
示省略）に連結する耕耘パイプで、この耕耘パイ
プ１の外周面には多数の耕耘爪ホルダー５…を側
面からみて放射状となるよう適宜間隔に固着して
設け、これら耕耘爪ホルダー５…は耕耘爪７を着
脱自在に嵌着する空隙部５ａを備えるとともに、
その両側部５ｂ，５ｂには左右対称位置にそれぞ
れ互いに合致するボルト等の締結具９を挿通する
通孔１１が穿設されている。

１３は前記耕耘パイプ１の中間位置の耕耘爪ホ
ルダー５と側面からみて対向する位置に設けた特
殊爪ホルダーで、この特殊爪ホルダー１３は内盛
用あるいは外盛用爪２１を着脱自在に嵌着する空
隙部１３ａを備えるとともに、その両側部１３
ｂ，１３ｂには左右対称位置にそれぞれ合致する
ボルト等の締結具１５を挿通する通孔１７が穿設
されている。

１９は前記特殊爪ホルダー１３の空隙部１３ａ
に着脱自在に嵌着するキヤツプで、このキヤツプ
１９はゴムあるいはプラスチツク等からなる弾性
部材によつて回転方向に曲率を有する円弧状に形
成した頭部１９ａと嵌着部１９ｂとから構成され
（第７図、第８図）、前記嵌着部１９ｂは前記特殊
爪ホルダーの空隙部１３ａにしまり嵌めの状態で
装着しうるように空隙部１３ａよりも適宜寸法だ
け大きく形成されている。なお、キヤツプ１９の
材質は鋼材、木材等でもよく、キヤツプ１９の固
定は、締結具１５を利用してもよいこと勿論であ
る。

以上の構成において、今、平面耕を行う場合
は、耕耘爪ホルダー５…に耕耘爪７を第４図に示
すように配置して取り付け、耕耘爪７が装着され
ない特殊爪ホルダー１３にはキヤツプ１９を装着
して耕耘作業を行う。

ついで、外盛あるいは内盛耕を行う場合には、
耕耘爪７を第５図あるいは第６図に示すように配
置して取り付けるとともに、特殊爪ホルダー１３
のキヤツプ１９を取外して、外盛用あるいは内盛
用爪２１を新たに取り付けて作業を行う。

以上より明らかなように耕耘爪を取付ける耕耘
爪ホルダーに嵌合する嵌着部と、回転方向に曲率
を有する円弧状の頭部とを有するものとしたの
で、耕耘爪ホルダーに嵌着部を嵌着させて取付け
ることができるものでありながら、取付けた状態
で耕耘作業を行なう場合には、円弧状の頭部の回
転方向前側の曲率面に土壌が当接し、土壌による
押圧力の分力が円弧の半径方向に働いて頭部を耕
耘爪ホルダーへの嵌着方向へ押し付け、作業中に
脱落しにくくなる。同時に、円弧状の頭部の回転
方向後側の曲率面によつて土壌を逃がすことがで
き、抵抗を少なくすることができる。

また、この考案に係るキヤツプ１９は、ゴムあ
るいはプラスチツク等からなる弾性部材によつて
構成されているから、特殊爪ホルダーへの着脱を
簡単容易に行うことができるとともに長期間の使
用によつても錆付く等の虞れがないものである。

さらに、前記キヤツプは頭部を円弧状に形成し
ているので、耕耘作業中に抜け落ちる虞れもない
ものである。

第９図、第１０図はキヤツプの第２実施例を示
すもので、第１実施例におけるキヤツプ１９の嵌
着部１９ｂを円弧状嵌着部２３に形成したもので
ある。

第１１図、第１２図はキヤツプの第３実施例を
示すもので、第１実施例における嵌着部１９ｂを
一側側部に彎曲させた彎曲嵌着部２５に形成した
ものである。

第１３図、第１４図はキヤツプの第４実施例を
示すもので、第１実施例における嵌着部１９ｂに
空洞部２７を設けるとともにその一側側部に、特
殊爪ホルダー１３の通孔１３ｂに合致する出張り
部２９を形成したものである。

第１５図、第１６図はキヤツプの第５実施例を
示すもので、特殊爪ホルダー１３の全体を覆うご
とく構成された覆い形キヤツプ３１で、前記特殊
爪ホルダー１３を挿入する嵌装部３１ａと円弧状
に形成した頭部３１ｂとから構成されている。

なお、この考案は、前述の実施例に限定される
ものではなく、前述の実施例以外の態様でもこの
考案を実施しうるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、この考案の実施例を示すものであつ
て、第１図はこの考案に係る耕耘爪ホルダーの側
面説明図、第２図は第１図における−線断面
図第３図は第１図における−線断面図、第４
図、第５図および第６図は耕耘爪の配列を示す説
明図、第７図、第８図はこの考案に係るキヤツプ
の側面図、正面図、第９，１０図、第１１，１２
図、第１３，１４図および第１５，１６図は他の
実施例を示すキヤツプのそれぞれ側面図、正面図
である。図面の主要な部分を表わす符号の説明、５……
耕耘爪ホルダー、７……耕耘爪、１９ａ……頭
部、１９ｂ……嵌着部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

耕耘爪を取付ける耕耘爪ホルダーに嵌合する嵌
着部と、回転方向に曲率を有する円弧状の頭部と
を有することを特徴とする爪ホルダーキヤツプ。