JPS6141098A - オリフイス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 水元ψＪは、火力及び発電プラント、舶用プラント、化
学プラント等の高温高圧系統水の光量調節又は流量計測
用に使用されるオリフィスの技術分野で利用される。

従来の技術 従来の火力発電プラント用ボイ２水ドラムの蒸発管流量
調節用ステンレス製オリフィスとして、第３及び４図に
示すようなものがある。

第３及び４図において、ステンレス製オＩ）　フイス１
は、その中央−穿孔した流量調節用のオリフィス穴径部
２とその外周に穿孔した複数の指標ビン穴３とを有し、
かつ、アダプター４に指標ピン５、カップリング６、ボ
ルト７及びナツト８により取付けられている。また、ア
ダプター４は水ドラム９を介して蒸発管ｌＯと連通して
いる。

しかして、オリフィス１は通常一つのボイラで数百個用
いられ、各オリフィス１は上記のようにアダプター４、
水ドラム９を介して蒸発管１０に連通されているので、
水ドラム９内に持込まれたボイラ水は図示しないボイラ
水循環ポンプにより矢印Ａで示すようにオリフィス穴径
部２から予め定められた流量で各蒸発管１０に送水され
、蒸気となって、各種用途に用いられる。

なお、この種のオリフィスは、ボイラ給水や蒸気ドレン
等の流量計測用としても使用されている。′従来技術の
問題点 以上述べたような従来のステンレス製オリフィスは、し
かし、次のような問題があった。

ボイラ給水やボイラ水中には給水から持込まれた鉄、銅
及びボイラ材の腐食によって生じた鉄等のスケール化成
分が含まれているのて、これらの成分がオリフィス穴径
部２の絞り部に選択的に付着、成長して、何着スケール
１１となる。

この現象はかなりのプラントで認められ、スクール１１
の付着によりオリフィス穴径部２が／卦さくなるため、
各蒸発管１０へのボイラ水の均一な流量が制限され、ボ
イラ水循環ポンプの差圧上昇や蒸発管への流量阻害によ
る蒸発管の過熱、噴破等の原因となっていた。

また、給水流量計用のオリフィス穴径部２にスケール１
１が付着、成長すると、オリフィス穴径がそれだけ小さ
くなり、正確な流量計測が出来なくなり、正確がプラン
ト効率も求められない等の不具合があった。

この原因は十分明らかでないが、高温高圧のボイラ水や
ボイラ給水中でイオン化して存在している鉄、銅等のス
ケール化成分が、流量の調節又は計測のため流路が狭め
られ高流速となるオリフィス穴径部で急激な電気化学的
な変化により、オリフィス穴径部に選択的に何着するも
のと推定される。

このため、オリフィス穴径部にスケールが４勺着しボイ
ラ水循環ポンプの差圧上昇が著しくなったり、給水光量
の計測値に不審が生じたような場合はプラントを停止し
、これらの何着スケールを酸洗浄やブラシ等で除去せね
ばならず、プラント停止機器開放、付着スケール除去等
に要する時間や人件費の損失はきわめて太きかった。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、したがって、火力発電プラント等の高温高圧
系統水の流量調節又は流量計測用のオリフィスにおいて
、火力発電プラント等の運転時におけるオリフィス穴径
部へのスケール付着を防止し、効率的なボイラ水・系統
水の流量調節又は流量計測が出来るようにすることにあ
る。

問題点を解決するための手段 本発明は、上述の問題を解決するため、かかるプラント
系統水流量の調節又は計測用オリフィスを電気の絶縁体
であるＡｇ２Ｏ３、Ｔ　１０２、Ｃｒ２Ｏ３，。

Ｚ　ｒ　０２等の酸化物系、　ＢＮ、　ＡｄＮ、　　Ｓ
ｉＣ等の非酸化物系等のセラミックス材にて構成し、こ
れにより電気化学的作用による水中のスケール化成分の
オリフィス穴径部への付着、成長を防止している。

実施例 次に、第１及び２図を参照して本考案の実施例について
詳述する。第１及び２図において、第３及び４図に示し
たものと同一の部分には同一の参照符号を４すして、そ
の詳細な説明は省略する。

しかして、本実施例によれば、オリフィス２１はＡｇ２
Ｏ３、Ｔ１０□、Ｃｒ２Ｏ３、ＺｒＯ２，５ｌｏ２、Ｃ
ａＯ。

ＭｇＯ等の酸化物系又はＢＮ、　ＡｅＮ、　　ＳｉＣ等
の非酸化物系統のセラミックス材にて構成されている。

したがって、このようなオリフィス２１においては、イ
オン化した鉄、銅等のスケール成分を含むボイラ水がオ
リフィス穴径部２２で流量調節のため流路が急激に狭ら
れ、高流速となっても、オリフィス穴径部２２が非電導
体のセラミツノ￥あるため、該口径部は何んらの電気化
学的作用を受けることなく鉄、銅等の付着、成長は起こ
らない。

また、オリフィスをセラミツ）吊゛により形成する場合
−おいて、セラミックス単独で形成してもよいが、ステ
ンレス、クロム合金鋼等の金属製ネット又は多孔板等を
芯拐としたセラミックスオリフィスを形成すれば、耐衝
撃性を大きくすることもできる。

なお、給水流量顔１用オリフィスについても、本発明に
よるセラミックスオリフィスを使用すれば、電気化学的
作用によるオリフィス穴径部への鉄、銅等の何着は生じ
ない。

発明の効果 以上述へた如く、本発明によれば、オリフィスをセラミ
ソな番で構成しているので、そのオリフィス口径部での
鉄、銅等のスケール伺着、成長が全く起こらないので、
従来のステンレス製オリフィスのようにスケールの付着
、成長による流量減少、蒸発管の過熱・噴破や給水、系
統水流量計の誤差等は生じない。

これにより、オリフィス穴径部の付着スケール除去のた
めのプラント停止、機器開放、付着スケ−ルの除去・清
掃等の時間や労力が省かれ、低コヌトで効果的なプラン
ト運転が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は不発ψノによるオリフィスの一例を示す縦断面
図、第２図ｆｉｌ、その平面図、第３図は従来のオリフ
ィスを示す縦断面図−０第４図はその平面図て゛ある。 ２１・・オリフィス、２２・・オリフィス穴径部。 第１図 第２因 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 火力発電プラント、舶用プラント等の系統水の流量調節
   又は流量計測用のオリフィスにおいて、オリフィスをセ
   ラミツクス材にて構成することによりオリフィス穴径部
   へのスケール付着を防止したことを特徴とするオリフィ
   ス。