JPS6140933B2 - - Google Patents

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JPS6140933B2
JPS6140933B2 JP12718878A JP12718878A JPS6140933B2 JP S6140933 B2 JPS6140933 B2 JP S6140933B2 JP 12718878 A JP12718878 A JP 12718878A JP 12718878 A JP12718878 A JP 12718878A JP S6140933 B2 JPS6140933 B2 JP S6140933B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
spring plate
tension
tension rod
tensile
Prior art date
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Expired
Application number
JP12718878A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5554431A (en
Inventor
Minoru Sawaide
Tatsuo Matsuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP12718878A priority Critical patent/JPS5554431A/ja
Publication of JPS5554431A publication Critical patent/JPS5554431A/ja
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は塗布された塗料やしつくいなどの下
地への付着強度を引張りにより試験する装置に関
するものである。
引張りにより付着強度を試験することについて
は、実公昭39−30039号公報に開示されたものが
あるが、その測定は直接的な引張力をばね秤のよ
うな測定器を介して行つているため、塗料やしつ
くい、モルタル・タイル、防水層などの薄い被覆
層の付着強度を正確に試験するまでには至つてい
ない。またばね秤の自重が影響するような水平方
向での使用には、誤差が含まれてくる。
これは塗料、しつくい、モルタル、タイル、防
水層のような被覆層は一層に脆弱な状況にあり、
引張試験部分が周辺部から影響されることなく、
純粋に接着力のみを測定するには、極めて微細な
測定が必要であり、また一般に10〜100gのよう
な微細単位状態における特性変化を把握する必要
があることと、測定面は一般に凹凸が激しく測定
器のセツト及び計測状況を常に最適な状態に置く
ことが難しいことなどによる。
この発明は困難とされているしつくいなどの薄
い被覆層や、永年にわたり大気に曝されて脆くな
つた壁体の上塗りなどを始め、壁に吹付けた塗
装、鉄材に塗着した塗料、防水層(シート、塗
膜、アスフアルト)、床タイル、床シート、陶磁
質タイル、壁紙などの付着強度を、直接的な引張
の測定によらず、ばね板の撓みを梃作用により拡
大して、精密に試験することができる装置を提供
しようとするものである。
上記目的によるこの発明は引張試験装置の本体
と、該本体に作動装置を介して貫設し先端を被覆
層に接着させる引張杆と、一端を本体に固着し、
他端を試験面に当接して引張杆の作動反力を試験
面に伝える一対の脚部とからなる公知の引張試験
装置を基本としながらも、該脚部の自由端間にば
ね板を張設し、ばね板の両端部近傍に試験面への
当接支点として設けた当接部材の一方を転子状の
ものとするとともに、ばね板の中央部に変位計を
臨ませたことを特徴とするものであり、上記引張
杆を作動させることによつて被覆層の付着力に対
抗する引張力の反力を脚部に伝え、上記ばね板の
支点間の彎曲に転換し、支点間の撓みを梃作用に
よつて拡大して上記付着力を精密に測定すること
ができるようにしたものである。
また上記本体と引張杆の貫設部分に、両者の係
脱装置を設けたことを第2の特徴とするものであ
る。
以下この発明を図示の例により詳細に説明す
る。
1は長方形の装置本体で、中央部に長手方向に
沿つた所要巾の空間部2を有する。この空間部2
には、ブロツク状の引張部材3とコイルバネ4と
が収容され、かつ引張部材3は、本体1に軸承し
たレバー5の作動ピン6により、コイルバネ4に
抗して摺動すべく案内板7を取付けて嵌挿してあ
つて、それらにより後述の引張杆の作動を構成し
ている。
8は引張杆で、上記本体1及び引張部材3、コ
イルバネ4の中央に摺動自在に貫設され、かつ先
端に正方形のアタツチメント9を、ピン10によ
り、着脱自在に取付けることができるジヨイント
11が連結してある。
また本体1のレバー取付側と反対の端部に引張
杆8を上記コイルバネ4に抗して本体1に留め置
く保持用チヤツク部12があり、また引張部材3
内にはレバー5を操作して作動ピン6により引張
部材3を移動したとき、その引張部材3と引張杆
8とを連結する引張用チヤツク部13が設けてあ
る。これらチヤツク部12,13には、引張杆8
の側面に向けて形成した同一方向のテーパー面1
2a,13aと、引張杆8とテーパー面12a,
13aとの間にそれぞれ挿入され、かつ引張杆8
と接するローラ12b,13bと、ローラ12
b,13bを引張杆8とテーパー面12a,13
aとの間に押し込むスプリング12c,13c
と、引張杆8とテーパー面12a,13aとの間
に圧入された上記ローラ12b,13bをそれぞ
れ解除するピン12d,13dとが設けてあり、
それらによつて本体1と引張杆8及び引張部材3
と引張杆8の係脱装置が構成されている。
また上記解除ピン12aは、本体1の側面に支
点23を設けて取付けて戻しレバー22の先端に
連結して、引張杆8とテーパー面12aとの間に
可動自在に設けられており、また解除ピン13d
は引張杆8と並行にして引張部材3に貫挿され、
かつ内端はローラ13bに当接してある。
14は本体側部に固着した鋼材よりなる一対の
脚部で、外方に向け斜めに形成され、かつ先端は
内方に屈曲して所要間隔を空けて位置する一対の
自由端14a,14aとなつている。この自由端
の間には、中央にアタツチメント挿入用の穴15
を明けたばね板16が張設してあり、その両端部
近傍の外面側には当接部材17a,17bが試験
面への2つの当接支点として取付けてあり、ばね
板16は両端は脚部14の自由端14a,14a
に施した保持金具18,18に差し込んで摺動自
在に支持されている。上記当接部材17aはボー
ルベアリングを介して軸承した転子状のものから
なり、また他方の当接部材17bは当接面を球面
状に形成した複数の突起を固定したものからな
り、装置を被覆体にセツトして試験に入つた時、
表面の荒さや可撓性に対して、一方の当接部材1
7bは固定され、他方の当接部材17aが転動す
ることによつて、装置全体が自由に微動して表面
への坐りを良くし、さらにばね板16の撓みが大
きくなつて当初の当接部材間の距離を保てなくな
つてきても、当接部材17aの転動によつてその
支点を自由に変え、ばね板の撓みが何らの制限を
受けることなく自由に被覆層の付着力に比例して
生じ、その結果測定荷重値のばらつきを最少にし
正確な値を得ることができる。
19は検出ロツド20を上記ばね板16に当接
したダイヤルゲージで、本体1に固定してある。
なお図中21はレバー5の支点、24は把手で
ある。
しかして、上記構成の装置を用いて塗料やしつ
くい、モルタルなどの薄い被覆層25の付着強度
を試験するには、予め被覆層25に接着したアタ
ツチメント9に、引張杆8を連結するとともに、
ばね板16の当接部材17a,17bを被覆層2
5に当接する。
次にレバー5を把手24と一緒に握つて静かに
しぼり、作動ピン6を介して引張部材3をコイル
バネ4に抗して摺動する。このときテーパー面1
3aによつてローラ13bが引張杆8の側面に圧
接され、引張部材3と共に引張杆8も移動するよ
うになる。しかしながら、引張杆8はアタツチメ
ント9により被覆層25と接着していることか
ら、そこに反力が生じて実際の操作では、相対的
に本体1が把手24によつて押圧されることにな
り、本体脚部14,14に伝わり、その自由端間
に架け渡した上記ばね板16に撓みが発生する。
さらにレバー5により引張力を与えると反力は
増々大きくなり、ばね板16の撓みが著しくな
り、ばね板16の端部と中央部の間に当接部材1
7a,17bを支点として梃作用が生じて端部の
移動が中央部で拡大され、ダイヤルゲージ19に
より自動的に検出されることになる。そして被覆
層25の付着力が限界に達して被着体26から剥
離するときには、レバー5の操作は実際に引張杆
8を被着体26から引離すように移動させ引張杆
8に対する引張力が失なわれ、同時に反力もなく
なつてばね板16は元に戻る。この引張力を与え
る過程において、本体側のチヤツク部12は、引
張杆8が引張方向に移動するごとに解放と係着を
繰り返すように作用して、ローラ12bにより引
張杆8をその位置に保持するが、引張杆8が移動
するときには、本体1から解放されるように作動
し、本体1の押圧が保持されている間は、直接ば
ね板16の復元には影響せず、最終剥離時の測定
が行われる。
また上記引張杆8の移動による引張力の付与は
2つのチヤツク部12,13における交互作動に
より容易に行うことができる。上記レバー5に握
力を加えて引張部材3と共に引張杆8を移動した
のち、握力を緩めると、圧縮されたコイルバネ4
の弾圧力が、引張部材3とその引張部材3にテー
パー面13aとローラ13bとで係着された引張
杆8に作用し、引張杆は元に戻ろうとするが、上
記スプリング12cにより常時弾圧されているロ
ーラ12bによつて、本体1に係着されているた
め作動せず、バネ圧は引張部材3に大きく作用す
る。またその作用方向はローラ13bを常時弾圧
しているコイルバネ13cと同一方向ではある
が、引張部材側であることと、バネ圧の差が大き
く、ローラー13bが解除ピン13dによつて、
引張杆8とテーパー面12aとの間に更に圧入さ
れるのを阻止されていることから、そこに生じて
いた引張部材3と引張杆8との係着が自動的に解
除され、引張部材3だけがバネ圧によつて元の位
置に戻る。
そして再度レバー5に握力を加えて、引張部材
3と共に引張杆8を移動させることができ、この
ようなレバー操作の繰返をもつて引張力を増大さ
せることができる。
また引張杆8の解除を行うときには、上記戻し
レバー22を時計方向に回動して先端の解除ピン
12dをローラ12bの方向へ移動させる。これ
によりローラ12bがスプリング12cに抗して
押し戻され、係着は解除されて引張杆8を元に戻
すことができる。また再度セツトするときには、
戻しレバー22をもつて解除ピン12dを動か
し、ローラ12bを押し戻して引張杆8を自由に
する。
第5図はダイヤルゲージによる測定値と付着強
度を示す較正曲線図で、これによればばね板16
の撓み寸法から付着強度をきわめて容易に知るこ
とができる。
なお、測定値にダイヤルゲージの内部抵抗の影
響を重視するときには、変位計としてのダイヤル
ゲージを本体1と別体に設置すればよく、またダ
イヤルゲージに代えてばね板16の撓みを電気
的、光学的な変位計で検出することもできる。
この発明は上述のように、被覆層25に接着し
た引張杆先端のアタツチメントに、駆動装置をも
つて引張力を付与し、そこに生じた反力で一方が
転子状の当接部材を介して被覆層25に当接した
ばね板16を撓ませ、その撓みをゲージ或は電気
的手段により検出して、被覆層の下地に対する付
着強度を知ることがきるように構成したことか
ら、下記のごとき効果を奏する。
(1) 試験操作に対して被覆層が応答する状況(反
力として現われる)を見ながら計測できるので
微細な測定を遂行できる。
(2) 一対の自由端を持ち間隔を開けて位置する脚
部の反力を有効にばね板の撓みに転換処理して
(1)に述べた測定が効率良くできる。
(3) 測定点を跨ぐことによつて荒れた測定面に逃
げを作ると共に測定被着層を周辺から押さえ込
むような測定点に対する測定器セツトの影響を
避けることができる。
(4) ばね板の両端部近傍に試験面への当接支点と
なる当接部分を設けたことから、反力が当接部
材を支点とする梃作用によつて中央部で拡大さ
れ、微細な測定値を正確に知ることができる。
(5) 当接部材の一方を転子状のものとなしたこと
から、試験時に反力が大になつて、ばね板の撓
みが大きくなつても、試験面への当接支点の一
方が自動的に移動して当接部材間の距離を変え
るので、ばね板を制限を受けることなく被覆層
の付着力に比例して撓み、測定荷重値のばらつ
きを最少にして正確な測定を行うことができ
る。
(6) 脚部を被試験体に当てるだけでよいから、試
験時のセツトもきわめて容易であり、常に試験
面に反力をとり、その反力を転換して測定する
から、垂直面は勿論のことあらゆる面に被覆層
をも確実に試験することができる。
(7) 本体と引張杆及び引張部材と引張杆の貫設部
分に交互に作動する係着装置を設けたので、レ
バー操作を小刻みに繰返し行つて引張力を高め
ることができ、大きな握力でレバー操作を行う
必要もなくなるので、加力により被着体に当接
した装置が揺れたりして安定性を欠くようなこ
とがなく、引張力の付与も容易となる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係る引張試験装置の1実施例
を示すもので、第1図はセツトした状態における
側面図、第2図は本体の縦断側面図、第3図は平
面図、第4図はばね板部分の正面図、第5図は較
正曲線図である。 1……本体、2……空間部、3……引張部材、
4……コイルバネ、5……レバー、6……作動ピ
ン、8……引張杆、9……アタツチメント、12
……保持用チヤツク部、13……引張用チヤツク
部、14……脚部、14a……自由端、15……
穴、16……ばね板、17a,17b……当接部
材、19……ダイヤルゲージ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 引張試験装置の本体と、該本体に作動装置を
    介して貫設し先端を被覆層に接着させる引張杆
    と、一端を本体に固着し他端を試験面に当接する
    一対の脚部とからなる引張試験装置において、上
    記脚部の自由端間にばね板を張設し、そのばね板
    の両端部近傍に試験面への当接支点として設けた
    当接部材の一方を転子状のものとし、かつばね板
    の中央部に変位計を臨ませたことを特徴とする引
    張試験装置。 2 引張試験装置の本体と、該本体に作動装置を
    介して貫設し先端を被覆層に接着させる引張杆
    と、一端を本体に固着し他端を試験面に当接する
    一対の脚部とからなる引張試験装置において、上
    記脚部の自由端間にばね板を張設し、そのばね板
    の両端部近傍に試験面への当接支点として設けた
    当接部材の一方を転子状のものとし、かつばね板
    の中央部に変位計を臨ませるとともに、上記本体
    と引張杆及び引張部材と引張杆の貫設部分に交互
    に作動する係脱装置を設けてなることを特徴とす
    る引張試験装置。
JP12718878A 1978-10-16 1978-10-16 Method and device for tension test Granted JPS5554431A (en)

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JP12718878A JPS5554431A (en) 1978-10-16 1978-10-16 Method and device for tension test

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JP12718878A JPS5554431A (en) 1978-10-16 1978-10-16 Method and device for tension test

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JPS5554431A JPS5554431A (en) 1980-04-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6350041U (ja) * 1986-05-15 1988-04-05
KR100421163B1 (ko) * 2001-07-12 2004-03-04 (주)지오넷 락볼트인발시험용 반력장치
GB2406388A (en) * 2003-09-24 2005-03-30 Pearson Panke Ltd Apparatus to assist in the manual application of force to test stability of graveyard monuments and other upstanding structures

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JPS5554431A (en) 1980-04-21

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