JPS6140735Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 スカート、スラツクスなどにおいて、ベルトレ
スでその上周に細巾帯状布を附装して胴廻り一杯
にリング状となし、これによつて固く緊締するこ
とを好む場合もあるが、胴廻りがやせた場合や薄
着をした場合にはベルトを必要とするもので、且
つ装飾としてもベルトを必要とする場合がある。
本案はこんな場合においてベルト通しがなくと
も、ベルトが強固にスカート、スラツクスの胴廻
りに固定せられ、激しい動作にも外れることな
く、且つアクセサリーとなつて服装の雅趣を高め
得るベルト止具を簡単廉価に得んとするものであ
る。本考案は倒Ｕ形に彎曲した金属等の硬質板Ａ
の後部垂下片１の下方を、左方に延長部分２を設
け、その左方端とにスカート、スラツクスの上部
胴廻りに縫着する縫着孔３，４を穿設する。

更に後部垂下片１の上部を残して切断した部分
を左方へＵ形に彎曲して延長部分２と対向せしめ
て引掛鈎５を形成せしめる。

この引掛鈎５はスカート又はスラツクスの胴廻
り上前裏面に出るものであつて、胴廻り下前表面
に附装した鈎孔に引掛けるものである。

而して後部垂下片１の上部には複数の縫着孔
６，６を穿設し、前部の垂下片７の表面には適宜
の装飾体８を固着せしめたことを特徴とするベル
ト止具の構造に係るものである。

本案は上記の構造より成り、倒Ｕ形に彎曲した
硬質板Ａの後部垂下片１と前部垂下片７の倒Ｕ形
をスカート又はスラツクスの胴廻り上部の上前に
挿し込んで、後部垂下片１の下方を左方に延長部
分２を設け、その左方端とに設けた縫着孔３，４
を夫々内面に縫着固定すると共に後部垂下片１の
上部に設けた複数の縫着孔６，６も共にスカート
又はスラツクスの胴廻り上部の上前内面に縫着固
定する。

そこでベルト通しは無いけれども、ベルトを胴
廻り上部に締めて後部垂下片１と前部垂下片７と
より成る倒Ｕ形の間に挾むことができるのでベル
トは外れることがない。

而してスカート又はスラツクスの下前表面上部
には鈎孔が附装してあるので、その鈎孔に本案の
引掛鈎５を引掛けるのでスカート又はスラツクス
の胴廻りがゆるむことのない特徴がある。

而して本案の前部垂下片７の表面には、適宜の
装飾体８としてバツチ等を固着せしめるので、そ
の意匠的価値を増大せしめる特徴がある。

更に本案は後部垂下片１の下方を左方に延長部
分２を設け、更にその上部を残して切断した部分
を左方へＵ形に彎曲して延長部分２と対向せしめ
て引掛鈎５を形成せしめ、前部垂下片７の装飾体
８を特に左方に位置せしめ、スカート又はスラツ
クスの前開き部の中心に装飾体８を位置せしめる
ように工夫したので本案附装の美的感覚を増進せ
しめベルト止具として甚だ適切なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案正面図、第２図は同じく側面
図、第３図は同じく背面図、第４図は表面よりの
斜面図、第５図は裏面よりの斜面図。 Ａ……硬質板、１……後部垂下片、２……延長
部分、３，４……その縫着孔、５……引掛鈎、
６，６……後部垂下片の縫着孔、７……前部垂下
片、８……装飾体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 倒Ｕ形に彎曲した硬質板Ａの後部垂下片１の下
   方を、左方に延長部分２を設け、その左方端と下
   方端とに縫着孔３，４を穿設し、更に後部垂下片
   １の上部を残して切断した部分を左方へＵ形に彎
   曲して延長部分２と対向せしめて引掛鈎５を形成
   せしめ、後部垂下片１の上部には複数の縫着孔
   ６，６を穿設し、前部垂下片７の表面には、適宜
   の装飾体８を固着せしめたことを特徴とするベル
   ト止具。