JPS6139434Y2 - - Google Patents

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JPS6139434Y2
JPS6139434Y2 JP1981168698U JP16869881U JPS6139434Y2 JP S6139434 Y2 JPS6139434 Y2 JP S6139434Y2 JP 1981168698 U JP1981168698 U JP 1981168698U JP 16869881 U JP16869881 U JP 16869881U JP S6139434 Y2 JPS6139434 Y2 JP S6139434Y2
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JP
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string
tension
tremolo
strings
board
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JP1981168698U
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JPS5874294U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は新規なトレモロ演奏用テールピースに
係り、特にトレモロ演奏を充分なし得ると共にト
レモロ演奏をしないときに弦の張力方向への緩み
を規制して通常演奏に切換えることができるトレ
モロ演奏用テールピースに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に電気(エレキ)ギタ等においては、演奏
中にその弦を適宣手段を介して弛緩させ、それに
応じて弦の固有振動数を変化させて特殊な演奏効
果を生み出す装置としてトレモロ演奏用テールピ
ースが知られている。
このテールピースは、弦の端部を係留し弦側に
枢支点を有する基板と、その基板の下部に位置さ
れ弦の張力と釣り合いを保ち上記枢支点で基板が
静止するようになした弾発手段と、基板の枢支点
とは反対側に位置され弦楽器のボデイに対して略
平行して延びるトレモロアームとを備えている。
このトレモロアームを基板乃至ボデイ側に向けて
押圧し基板を枢支点回りに転動させることによつ
て、これに係留された弦を弛緩させて固有振動数
を変化させトレモロ効果を得るようになされてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、このような構造を有するトレモロ演
奏用テールピースにあつては、基板が単に弦と弾
発手段との釣り合いによつて静止保持されていた
ため、トレモロ演奏を行つていないにもかかわら
ず、並設された弦上を移動しこれを弾く演奏用ピ
ツク等の上下動作や指板上に指で弦を押圧付勢す
ることによつて弦に不規則な張力の変動が生じて
これらと釣り合いを保つべき弾発手段が不必要に
伸縮され、通常の演奏動作によつても弦をその張
力方向に弛緩させて、トレモロ効果を帯びた音色
を誘引する問題があつた。従つて、トレモロ演奏
用テールピースを用いた場合には明確でハードな
音色が得られないということになり、別々のギタ
ーを用いなければならなかつた。
尚、回転カムと、この回転カムを挾持保持する
一対のロツクピンンからなるロツク機構を付設し
てブリツジベースを任意位置(特に、バランス位
置)に固定することにより、トレモロユニツト機
構を用いない通常常演奏時におけるブリツジベー
スへの影響をなくし、弦の張力を常に一定に保ち
得るようにした「電気ギターのトレモロユニツト
機構」(実開昭56−75793号公報」が提案されてい
る。
しかしながら、この提案にあつては、ロツク機
構によるブリツジベースのロツク位置は、常にバ
ランスばねと弦の張力とによつて決定される。即
ち、ブリツジベースのロツクに際し、ロツク位置
はバランスばねの関与の下に決定される。このよ
うな構成では、弦が切れた場合ブリツジベース並
びにロツクピンは、残りの弦とバランスばねとが
バランスする位置まで傾くことになるが、ロツク
機構はこの傾いた状態でしかブリツジベースをロ
ツクすることができず、たとえロツクしてブリツ
ジベースを固定しても調弦は狂つたままとなつて
しまう。このことは、ロツクピンのロツク位置が
常にバランスばねに支配されることによる。
殊に演奏中に弦が切れたときに、この調弦の狂
いを修正することは大変である。
このような場合、ブリツジベースを適当に引き
上げることで、バランスばねに抗してロツクピン
を移動させて、回転カムによりロツクすることも
考えられるが、当初の弦とバランスばねとのバラ
ンス位置は不明であり、当初の調弦状態に迅速に
回復させることは困難であつた。
本考案は上述した如きトレモロ演奏用テールピ
ースの問題点に鑑み、これを有効に解決すべく創
案されたものである。
本考案の目的はトレモロ演奏を充分なし得ると
共にトレモロ演奏をしないときに弦の張力方向へ
の緩みを規制することができ同一のテールピース
にて通常演奏に切換えることができるトレモロ演
奏用テールピースを提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、弦楽器のボデイ表面上に露出させて
設けた基板上に複数の弦を係留し、基板をその弦
側を枢支点としてボデイ表面上で弦の張力方向に
転動させて弦をその張力方向に移動可能としたト
レモロ演奏用テールピースにおいて、基板の枢支
点と反対側にボデイ表面上にこれに沿つて凸設さ
れた係合片と、ボデイにその表面より高さ調節自
在に起立させて設けられた支柱と、ボデイ表面上
に露出させて支柱に回転自在に設けられ、基板の
転動を規制するために係合片に弦の張力方向への
その移動方向から係脱自在に係合する係合部材と
を備えて成るものである。
〔作用〕
本考案の作用について述べると、基板に設けた
係合片に、ボデイに設けた係合部材を係脱自在に
係合させることにより、基板の弦の張力方向への
移動をを規制できるようになつている。
特に本考案にあつては、高さ調節自在な支柱を
固定側となるボデイに設けてこれに係合部材を設
けたことにより、移動する基板に対する係合部材
の係合位置を演奏者により任意に設定できるよう
になつている。即ち、係合位置が、弾発手段の関
与を排して、固定側となるボデイ表面上に起立さ
れた支柱の高さで設定できるようになつている。
従つて、係合位置を当初の調弦時の係合片位置に
セツトすれば、ロツクすることにより当初の調弦
状態に簡単に回復でき、また係合位置を適当に調
節すれば、演奏者の好みに応じた任意の調弦状態
でロツクできる。
〔実施例〕
次に、本考案に係るトレモロ演奏用テールピー
スの好適一実施例を添付図面に従つて詳述する。
第1図及び第2図に示す如く、1は本考案のト
レモロ演奏用テールピースであり、主にギター等
の弦楽器のボデイ2表面上に露出させて設けられ
ギターボデイ2側の弦3の端部を係留するための
基板4と、この基板4の弦3側に係合し、基板4
をボデイ2表面上で弦3の張力方向に転動させる
ための枢支点5を形成する軸ロツド6と、基板4
の上記枢支点5と反対側に設けられ基板4に係合
してその転動を規制するロツク手段7とから構成
されている。
基板4には弦3の端部をそれぞれ係留するため
係留片8が設けられている。この係留片8はそれ
ぞれ弦3の張力方向に調節し得るようにネジ棒9
に螺合されている。
また、軸ロツド6は第1図に示す如く基板4の
弦3側の両端部に位置されるようにボデイ2に起
立して設けられている。これに符号して、上記基
板4の両端部には上記軸ロツド6に係合して弦3
の張力方向に転動すべくU字形状の係合溝10が
形成されている。この係合溝10の周縁部は上記
軸ロツド6に対して点接触すべく形成されると共
に軸ロツド6にも環状の係合溝11が形成されて
おり、基板4の枢支点5が軸ロツド6に沿つて上
下動しないように構成されている。また、基板4
の底部にはギターボデイ2の内部に垂下すべく一
体的に形成された片部材12が形成され、この片
部材12に図されない上記弦3の張力に抗するス
プリング等の弾発部材が設けられている。従つ
て、この弾発部材によつて、基板4は係留される
弦3の張力に対して平衡状態を保持され常時水平
状態に維持されるように構成されている。
また他方、基板4を弦3の張力方向に転動させ
ることを自由に許容すると共に、これとは反対に
その転動を規制して完全に水平状態あるいは一定
位置に保持することができるようにロツク手段7
が設けられる。このロツク手段7は、基板4に、
その枢支点5とは反対側にボデイ2表面上にこれ
に沿つて凸設された係合片18と、ボデイ2にそ
の表面より高さ調節自在に起立して設けられた支
柱13と、ボデイ2表面上に露出させて支柱13
に回転自在に設けられ、基板4の転動を規制する
ためにその係合片18に弦3の張力方向へのその
移動方向から係脱自在に係合する係合部材14と
から主に構成されている。支柱13はボデイ2に
螺合するネジ部を有し、これを回すことによりボ
デイ2の表面よりその上下方向にその高さを調節
し得るように構成されている。この支柱13の上
部には係合部材14が回転自在に設けられてい
る。この係合部材14は第1図の切欠円板15に
よつて形成され、基板4の端部の係合片18に弦
の張力方向から係合する係合溝16を有してい
る。また、上記円板15にはこれを回転させるた
めの作動レバ17が設けられている。
他方、基板4の枢支点5とは反対側には上記係
合溝16に係合すべく係合片18が設けられてい
る。
従つて、作動レバ17により円板15を回転さ
せることにより、係合部材14の係合溝16は係
合片18に係合し、基板4をロツクするように構
成されている。
また、係合部材14を構成する切欠円板15は
第2図に示す如く支柱13の上部がその径を縮小
して形成された回転軸19に取付ネジ20を介し
て着脱自在に取付けられるべく軸孔が設けられて
いる。この軸孔は円板15の切欠されない状態の
軸芯部に設けられている。上記円板15の切欠部
21は基板4との係合を解除するためのものであ
る。
以上の構成から本考案の作用について述べる。
先ず、トレモロ演奏をせずに通常演奏をする場
合には作動レバー17により、係合部材14の係
合溝16を基板4の係合片18に係合乃至噛合さ
せることにより、基板4を第2図に示す如く枢支
点5の反対側よりボデイ2側より所定の位置を保
持されて、弦の張力方向への転動が規制されるこ
とになる。従つて、例え基板4に設けられたトレ
モロ作動レバ23に演奏中触れても、弦3が弛緩
されてトレモロ音が発生することがない。
次に、トレモロ演奏するときには第1図の仮想
線で示すように、作動レバ17により円板15を
回転させ、切欠部21に係合片18を位置させる
べく係合溝16を離脱させることによつて、基板
4はその枢支点5を軸として張力方向への転動が
許容されることになる。そこで、トレモロ作動レ
バ23により基板4を張力方向へ転動させて任意
なトレモロ演奏をなし得ることになる。
尚、上記支柱13はボデイ2よりその上下方向
に調節することができるので、演奏者は好みに応
じて基板4の転動規制位置を任意に設定すること
ができる。即ち、第2図の如く基板4を弦3の張
力と平衡状態になる水平位置から弦側あるいはそ
の反対側に傾斜させてロツクすることができる。
また、殊にロツク手段7は、固定側となるボデ
イ2表面に起立させた支柱13に設けた係合部材
14が、弾発部材と弦3の張力とのバランスの如
何にかかわらず、基板4を強制的に一定位置にロ
ツクするので、演奏中に弦3が切れて弾発部材と
弦3の張力とがバランスする位置まで基板4が傾
くようなことが起つても、この影響を排除して必
ず基板4を調弦時の位置に回復させて固定するこ
とができる。従つて、従来のように、弾発手段と
弦の張力とのバランス位置でしかロツクできず、
調弦が狂つてしまうものに比べて、演奏中であつ
ても容易且つ迅速に当初の調弦状態を確保するこ
とができる。
更に、ロツク手段、具体的には、係合片18、
支柱13及び係合部材14全てがボデイ2表面上
にに露出されているので、ボデイ内部に設置した
場合に比して、メンテナンスを容易に行うことが
できる利点もある。
〔考案の効果〕
以上明らかな如く本考案によれば、次の如き優
れた効果を発揮する。
(1) トレモロ演奏と非トレモロ演奏とが同一テー
ルピースによつて簡単な操作によつて達成する
ことができる。
(2) また非トレモロ演奏時には基板が完全にロツ
クされるためにその演奏中にトレモロ音の発生
を防止することができる。
(3) 構造が簡単であり、操作性に優れている。
(4) 基板の転動を規制する係合位置が、弾発手段
の関与を排除して、固定側となるボデイ表面上
に起立させた高さ調節可能な支柱によつて決定
され、この支柱に設けた係合部材で係合片を係
合して基板をロツクするようにしたので、簡単
且つ迅速に所望の調弦状態を得ることができ
る。
(5) 係合片、係合部材並びに支柱がボデイ表面上
に露出されているので、容易にメンテナンスを
施し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図はその側面図である。 図中、2はボデイ、3は弦、4は基板、5は枢
支点、13は支柱、14は係合部材、18は係合
片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弦楽器のボデイ表面上に露出させて設けた基板
    上に複数の弦を係留し、該基板をその弦側を枢支
    点として上記ボデイ表面上で上記弦の張力方向に
    転動させて該弦をその張力方向に移動可能とした
    トレモロ演奏用テールピースおいて上記基板の枢
    支点と反対側に上記ボデイ表面上にこれに沿つて
    凸設された係合片と、固定側となる上記ボデイに
    その表面より高さ調節自在に起立させて設けられ
    た支柱と、上記ボデイ表面上に露出させて上記支
    柱に回転自在に設けられ、上記基板の転動を規制
    するために上記係合片に弦の張力方向へのその移
    動方向から係脱自在に係合する係合部材とを備え
    たことを特徴とするトレモロ演奏用テールピー
    ス。
JP16869881U 1981-11-12 1981-11-12 トレモロ演奏用テ−ルピ−ス Granted JPS5874294U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16869881U JPS5874294U (ja) 1981-11-12 1981-11-12 トレモロ演奏用テ−ルピ−ス

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16869881U JPS5874294U (ja) 1981-11-12 1981-11-12 トレモロ演奏用テ−ルピ−ス

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Publication Number Publication Date
JPS5874294U JPS5874294U (ja) 1983-05-19
JPS6139434Y2 true JPS6139434Y2 (ja) 1986-11-12

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ID=29960726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16869881U Granted JPS5874294U (ja) 1981-11-12 1981-11-12 トレモロ演奏用テ−ルピ−ス

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JP (1) JPS5874294U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5675793U (ja) * 1979-11-16 1981-06-20

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Publication number Publication date
JPS5874294U (ja) 1983-05-19

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