JPS6139122Y2 - - Google Patents

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JPS6139122Y2
JPS6139122Y2 JP1981193890U JP19389081U JPS6139122Y2 JP S6139122 Y2 JPS6139122 Y2 JP S6139122Y2 JP 1981193890 U JP1981193890 U JP 1981193890U JP 19389081 U JP19389081 U JP 19389081U JP S6139122 Y2 JPS6139122 Y2 JP S6139122Y2
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JP
Japan
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cushion
piston
cylinder
fluid
ring
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JP1981193890U
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JPS58101006U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シリンダのクツシヨン装置に関する
ものである。
[従来の技術] 従来、シリンダのクツシヨン装置として、第1
図に示すようなものが知られている。これは、ピ
ストン1がストローク端に近づいたときクツシヨ
ン用突起2がカバー3に取付けたクツシヨンパツ
キン4に嵌入摺接し、これでシリンダ室5内の作
動流体の流れが拘束されて該シリンダ室5内の流
体圧力が上昇し、この圧力上昇によつてピストン
1を減速停止させるものであるが、クツシヨン用
突起2がクツシヨンパツキン4に摺接すると同時
に流体が急激に拘束されるため、クツシヨン突入
時のサージ圧力が異常に高くなり(第2図参
照)、シリンダの破損を招き易かつた。
特に、強度の小さいアルミニウム製の低油圧シ
リンダにおいては、上記クツシヨン突入時のサー
ジ圧力による影響が非常に大きく、これに対処す
るには、シリンダチユーブの肉厚を大きくしなけ
ればならないという欠点があつた。
また、上記サージ圧力の緩和を目的として、上
記クツシヨン用突起2に対応するクツシヨンリン
グの外周の軸方向に1個のテーパー溝を設けたク
ツシヨン装置が知られている(特開昭55−155902
号公報参照)。
同クツシヨン装置は、クツシヨン突入時に、シ
リンダ室内の流体がクツシヨンリングのテーパー
溝を通つてシリンダ室外に排出されるので、クツ
シヨン突入時のサージ圧力の上昇が緩和される。
しかしながら、このようなクツシヨン装置は、
テーパー溝の加工が面倒なばかりでなく、その溝
内に異物がたまつてクツシヨン効果が異物による
影響を受け易く、また1個のテーパー溝を流通す
る流体の作用力がクツシヨンリングに偏心作用す
るために、ピストン、クツシヨンパツキン等の摺
動部の摩耗が大きくなつてシリンダの寿命が短い
欠点がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、クツシヨンリングにおける流体逃し
用スリツトの構成を簡素化して、その加工を容易
にすると共に、クツシヨン効果が異物による影響
を受けないようにし、またスリツトを流れる流体
によつて偏心した作用力が生じるのを防止し、そ
れにより摺動部の摩耗を減少させてシリンダの寿
命を増加させることを、解決しようとする問題点
とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、シリンダチユーブの端部に被着した
カバーに作動流体の流路を兼ねる凹穴を軸線方向
に形成し、該凹穴の内周面にクツシヨンパツキン
を取付け、シリンダチユーブ内を摺動自在のピス
トンにそのストローク端において上記凹穴内に嵌
入しながらクツシヨンパツキンと摺接するクツシ
ヨンリングを取付けると共に、該クツシヨンリン
グの外周に、上記クツシヨンパツキンとの間の流
体逃し用のスリツトを構成する複数の平面状テー
パー面を等間隔に形設し、それによつて上記問題
点を解決したものである。
[作用] ピストンのストローク端に近づくと、クツシヨ
ンリングの先端がクツシヨンパツキンに嵌入する
ので、シリンダの内圧が上昇してピストンが減束
される。
この場合、シリンダ内の流体の一部が流体逃し
用スリツトを構成する複数の平面状テーパー面の
表面部分を通つてシリンダ外に排出されるので、
クツシヨン突入時におけるサージ圧の上昇が緩和
される。また、複数のテーパー面を等間隔に設け
ているので、テーパー面を流通する流体の作用力
が軸心方向に略均等に作用し、ピストン、クツシ
ヨンパツキン等の摺動部の偏心による摩耗が防止
される。
ピストンがさらにストロークすると、スリツト
の軸方向断面が小さくなるので、ピストンは徐々
に減速されてストローク端に停止する。
上記スリツトは、テーパー面によつて形成され
るので、テーパー溝に比べて構成が簡単で、加工
も容易であり、また表面が平面状であるため、異
物が付着してそこを流れる流体に抵抗を与えるよ
うなことはない。
[考案の効果] 本考案は、クツシヨンリングにおける流体逃し
用スリツトを流通する流体の作用力がクツシヨン
リングの軸心方向に略均等に作用するので、ピス
トン、クツシヨンパツキン等の摺動部の偏心によ
る摩耗を減少させ、シリンダの寿命を増加させる
ことができる。
また、流体逃し用スリツトを平面状テーパー面
としたことにより、構成が簡単で加工も容易であ
り、さらに表面に異物が付着することも少ないた
め、そこを流れる流体に対して与える抵抗が変動
することが少なく、常に安定的なクツシヨン効果
を得ることができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明するに、第3図及び第4図において、10は
シリンダチユーブであつてアルミニウム、鉄等に
よつて構成され、該シリンダチユーブ10の端部
には、シリンダポート13,14を備えたヘツド
カバー11及びロツドカバー12が被着され、シ
リンダチユーブ10の内部にはピストン15が摺
動自在に挿嵌されている。
上記ヘツドカバー11及びロツドカバー12に
は、ヘツド室16及びロツド室17とシリンダポ
ート13,14とをそれぞれ結ぶ流路兼用の凹穴
18,19をそれぞれ軸線方向に形設し、該凹穴
18,19の内周面に切設した周溝20,21内
にナイロン製のクツシヨンパツキン22,23を
嵌装すると共に、上記凹穴18,19とは並列的
にヘツド室16及びロツド室17とシリンダポー
ト13,14とを結ぶバイパス流路に開度調節自
在のニードルバルブ24,25を取付けている。
また、上記ピストン15には、ロツドカバー1
2を流体密に貫通するピストンロツド26が取付
けられており、このピストンロツド26の取付け
は、その小径部26aを先端がヘツド室16側に
突出するようにピストン15に貫通させ、この小
径部26aにピストン15の両側においてクツシ
ヨンリング27,28を嵌合させると共に、ピス
トンロツドの先端にナツト29を螺着し、このナ
ツト29を締め付けて2つのクツシヨンリング2
7,28間にピストン15を挾持させることによ
り行つている。
上記クツシヨンリング27,28は、ピストン
15がストローク端に近づいたときに上記凹穴1
8,19内に嵌入しながらクツシヨンパツキン2
2,23内に嵌入摺接するもので、第5図からも
明らかなように、金属によつて形成した円筒状の
本体30の先端にテーパー状の面取部31を形成
すると共に、該本体30の先端から中間位置へか
けての外周に、先端が軸心方向へ傾斜する平面状
のテーパー面32を4方向に均等に形設し、これ
らのテーパー面32によつて、クツシヨンリング
27,28がクツシヨンパツキン22,23に嵌
入摺接した際にクツシヨンパツキン22,23と
の間に流体逃し用のスリツトが構成されるように
している。
なお、図中33はエア抜きバルブである。
次に本考案の作用について説明する。
第3図の動作位置にあるシリンダのヘツド室1
6にシリンダポート13を通じて作動流体を供給
すると、ピストン15は、ロツド室17内の流体
を凹穴19からシリンダポート14を通じて排出
させながら流体圧に応じた速度で左動する。そし
てこのピストン15がストローク端に近づくと、
クツシヨンリング28がクツシヨンパツキン23
内に嵌入摺接し、ロツド室17内の流体が拘束さ
れるため、該ロツド室内の流体圧力は上昇し、ピ
ストン15は減速されながら停止する。このとき
のクツシヨンストロークをさらに詳細に説明する
と、クツシヨンリング28がクツシヨンパツキン
23内に嵌入しはじめたクツシヨン突入時には、
各テーパー面32においてクツシヨンリング28
とクツシヨンパツキン23との間にスリツトが形
成されており、従つて流体の一部はこのスリツト
を通じてシリンダポート14へ流出し、これによ
つてクツシヨン突入時におけるサージ圧力の異常
な極大化が防止される。そしてその後、ピストン
15の左動と共に上記スリツトはテーパー面32
の傾斜に沿つて徐々に小さくなり、従つてピスト
ン15は、減速度とクツシヨン圧力とがほぼ一定
に保たれた状態で徐々に減速されていき、ピスト
ンリング28とピストンパツキン23とが全面的
に摺接した位置で停止することになる。この時の
クツシヨン特性を第6図に示す。この図と第2図
とを比較した場合、テーパー面32を設けること
によつてクツシヨン突入時のサージ圧力を著しく
減少させ得ることが分る。
また、上記クツシヨンリング28には4方向に
テーパー面32を設けてあるため、スリツトを流
通する流体によるクツシヨンリングへの作用力が
軸心方向へ均等に作用し、クツシヨンリング28
とクツシヨンパツキン23との摺接が同心的且つ
安定的に行われると共に、スムーズなクツシヨン
効果を得ることができる。しかも、ナイロン製の
クツシヨンパツキンと金属製のクツシヨンリング
との摺接方式であるため、それらの摩耗を最小限
に抑えて耐久性を高めることが可能となる。
なお、ピストン15への負荷のかかり工合や動
作速度などに予想外の変化が生じた場合には、ニ
ードルバルブ25の開度調節によつてクツシヨン
効果を調節することができる。
上記説明では、第3図の状態からピストン15
が左動する場合についての説明を行つたが、この
ピストンが左動した状態から第3図の位置へ右動
する場合も全く同様であり、従つてここではその
説明を改めて行わない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の部分断面図、第2図はその特
性曲線を示す線図、第3図は本考案の一実施例を
示す断面図、第4図は第3図におけるA−A線で
の断面図、第5図はクツシヨンリングの斜視図、
第6図は本考案の特性曲線を示す線図である。 10……シリンダチユーブ、11,12……カ
バー、15……ピストン、18,19……凹穴、
22,23……クツシヨンパツキン、27,28
……クツシヨンシリンダ、32……テーパー面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダチユーブの端部に被着したカバーに作
    動流体の流路を兼ねる凹穴を軸線方向に形成し、
    該凹穴の内周面にクツシヨンパツキンを取付け、
    シリンダチユーブ内を摺動自在のピストンにその
    ストローク端において上記凹穴内に嵌入しながら
    クツシヨンパツキンと摺接するクツシヨンリング
    を取付けると共に、該クツシヨンリングの外周
    に、上記クツシヨンパツキンとの間に流体逃し用
    のスリツトを構成する複数の平面状テーパー面を
    等間隔に形設したことを特徴とするシリンダのク
    ツシヨン装置。
JP19389081U 1981-12-29 1981-12-29 シリンダのクツシヨン装置 Granted JPS58101006U (ja)

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JP19389081U JPS58101006U (ja) 1981-12-29 1981-12-29 シリンダのクツシヨン装置

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Publication Number Publication Date
JPS58101006U JPS58101006U (ja) 1983-07-09
JPS6139122Y2 true JPS6139122Y2 (ja) 1986-11-11

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022021612A (ja) * 2020-07-22 2022-02-03 Smc株式会社 流体圧シリンダ

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US3559535A (en) * 1969-01-21 1971-02-02 Patrick W Conolly Hydraulic cylinder with cushioned stroke
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JPS58101006U (ja) 1983-07-09

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