JPS6138636B2 - - Google Patents

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JPS6138636B2
JPS6138636B2 JP53098740A JP9874078A JPS6138636B2 JP S6138636 B2 JPS6138636 B2 JP S6138636B2 JP 53098740 A JP53098740 A JP 53098740A JP 9874078 A JP9874078 A JP 9874078A JP S6138636 B2 JPS6138636 B2 JP S6138636B2
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gyroscope
block
prism
output mirror
reflector
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JP53098740A
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Roisu Geimaatsufuerudaa Jooji
Hansu Gunnaa Ryungu Bo
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Singer Co
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Publication date
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Publication of JPS6138636B2 publication Critical patent/JPS6138636B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/58Turn-sensitive devices without moving masses
    • G01C19/64Gyrometers using the Sagnac effect, i.e. rotation-induced shifts between counter-rotating electromagnetic beams
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/58Turn-sensitive devices without moving masses
    • G01C19/64Gyrometers using the Sagnac effect, i.e. rotation-induced shifts between counter-rotating electromagnetic beams
    • G01C19/66Ring laser gyrometers
    • G01C19/68Lock-in prevention
    • G01C19/70Lock-in prevention by mechanical means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/05Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
    • H01S3/08Construction or shape of optical resonators or components thereof
    • H01S3/081Construction or shape of optical resonators or components thereof comprising three or more reflectors
    • H01S3/083Ring lasers
    • H01S3/0835Gas ring lasers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)
  • Lasers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はリングレーザ・ジヤイロスコープに関
するものである。
従来の通常の角度レートセンサは基準方向を与
えるために自転する質量を含んでいる。しかし、
それらのセンサは摩擦と、望ましくないトルクと
のためにドリフト率が高いという固有の問題を有
する。リングレーザ・ジヤイロスコープは従来の
角度レートセンサに固有の問題の大部分を解消す
るものである。リングレーザ・ジヤイロスコープ
の動作は光学的原理と電子的原理を完全に基にし
ており、リングレーザ・ジヤイロスコープの角運
動は閉じた光路内を循環する無質量の光波によつ
て測定される。
リングレーザ・ジヤイロスコープは米国特許第
3373650,3467472号に開示されている。これの米
国特許に開示されているリングレーザ・ジヤイロ
スコープは、三角形の各頂点に設けられる3枚の
反射鏡により構成される三角形状のリングレーザ
空胴を形成する三角形のブロツクを含む。三角形
ブロツクが好適であるが、その理由は三角形のブ
ロツクが空胴構成に必要な反射鏡の数が最少だか
らである。空胴の中にはガスレーザ用のガスが充
される。そのガスはたとえばヘリウムガスおよび
ネオンガスで構成され、通常は2つの波長帯のう
ちの1つの波長帯で動作する。それら2つの波長
帯は、通常は赤外線領域の1.15ミクロンと、可視
領域の0.63ミクロンである。
混合ガス中のネオン同位体Ne20とNe22との割合
を適切に選択することにより、2種類の単色レー
ザビームが発生される。これら2種類のレーザビ
ームは閉じられている同じ光路内の三角形空胴の
周囲を時計回りと逆時計回りにそれぞれ伝わる。
リングレーザ・ジヤイロスコープの入力軸を中
心とする角運動が存在しない時は、2種類のレー
ザビームの長さは等しく、それらのビームの振動
数は等しい。従来のリングレーザ・ジヤイロスコ
ープがその入力軸を中心としていずれの向きに角
運動しても、その角運動の向きに伝わるビームの
空胴の長さが見かけ上長くなり、その向きとは逆
の向きに伝わるビームに対する空胴の見かけの長
さはそれに対応して短くなる。閉じられている光
路は持続発振を行う共振空胴であるから、各レー
ザビームの波長は空胴の長さの見かけ上の増減に
対応して増減する。したがつて、リングレーザ・
ジヤイロスコープがその入力軸を中心として角運
動すると、2本のレーザビームの周波数に違いが
生じ、その周波数差は角運動の速に比例する。
先行技術のやり方に従つて、2本のレーザビー
ムはレーザの出力鏡からとり出され、それら2本
のレーザビームはビーム混合器でヘテロダイン検
波されて干渉パターンを発生する。この干渉パタ
ーンは2本のレーザビームのヘテロダイン検波さ
れた光の周波数のうなり周波数を検出する光検出
器により検出され、そのうなり周波数は角運動の
速さを表す。
このリングレーザ・ジヤイロスコープでは角速
度が低いと2本のレーザビームの周波数差が小さ
く、2本のビームがいつしよに共振する、すなわ
ち「ロツクイン」してただ1つの周波数で振動す
る傾向があるから、低い角速度ではリングレー
ザ・ジヤイロスコープは動作が困難である。した
がつて、低角速度では角速度に比例する周波数差
が存在しないために、低い角速度を読取ることは
困難である。低い角速度におけるそのようなロツ
クイン現象を避けるための技術が米国特許
3373650,3467472号に開示されている。この技術
は、ロツクイン角速度よりも高い角速度でビーム
が循環して見えるように、検出器に機械的振動を
与えるようになつている。
リングレーザ・ジヤイロスコープの対称線を横
切る温度勾配はラングミユアの流れに影響を及ぼ
すから、そのような温度勾配に対してリングレー
ザ・ジヤイロスコープは感ずる。ラングミユアの
流れはレーザの陽極と陰極の間の電気泳動ポンピ
ングによつてひき起され、グロー放電を含む毛細
管の慎重な整合により、および対称的に置かれる
2つのグロー放電を利用することにより、ラング
ミユアの流れは通常は良く釣合いがとられる。ま
た、ラングミユアの流れは、2台の能動レギユレ
ータによつて2つのグロー放電を一定電流の放電
に維持することにより、従来のジヤイロスコープ
においても通常釣合いがとれている。
以上説明したような従来のリングレーザ・ジヤ
イロスコープは周囲温度の変化と、ジヤイロスコ
ープ自体の温度の変化とに極めて敏感である。そ
のような温度変化は従来のジヤイロスコープの対
称平面を横切る温度勾配が生ずる。その理由は三
角形ブロツクが対称性を欠いているからである。
そのような温度勾配によつて、ジヤイロスコープ
がその入力軸を中心とする角運動をしない時に、
スプリアス出力パルスが現われることになる。従
来のリングレーザ・ジヤイロスコープのブロツク
は、前記したように機械的震動によりロツクイン
現象を避けることを容易にするように、意図的に
非対称的に作られている。前記したように、角速
度が低いと角度入力がある臨界値すなわちしきい
値以下になるから、ロツクイン現象は低い入力角
速度で起りがちであり、かつジヤイロスコープの
入力と出力の間に非直線関係が存在する領域で起
りがちである。ロツクイン領域より上ではジヤイ
ロスコープの入力と出力の間にほぼ直線的な関係
が存在する。
従来のリングレーザ・ジヤイロスコープは、た
とえば100〜200Hzという比較的高い範囲の振動数
で機械的に振動させられる。そのような従来のジ
ヤイロスコープでは残留しているロツクイン効果
は明白で、そのような残留ロツクイン効果により
ジヤイロスコープの入力と出力の間に不連続的な
非直線性をひき起す。そのような非直線性をなく
すために、擬似ランダム震動運動を用いることが
従来一般的に行われているやり方である。
前記米国特許出願に開示されているユニツトに
類似して、本発明も三角形の各頂点に設けられた
3枚の反射鏡(出力鏡を含む)により構成される
三角形状のリングレーザ共振空胴を有するブロツ
クを含むジヤイロスコープを提供するものであ
る。ヘリウムガスとネオンガスとの混合ガス中に
毛細管グロー放電を行い、単色光を発生する空胴
の一部をガスレーザが一体として構成する。支持
柱を有するケースが設けられる。ブロツクはその
対称線上の点Aに中心を置く軸受(図示せず)に
よりケース上に支持される。ブロツクの中心を支
持柱の上に支持するために、空胴の対称平面上に
何個かのばねが設けられる。前記米国特許出願に
おけるユニツトと同様に、周囲温度およびジヤイ
ロスコープの温度が変化しても、ジヤイロスコー
プの対称線を横切る温度勾配が生じないように、
本発明のジヤイロスコープの構造体には非対称的
な切込み部、または位置がずらされた穴が設けら
れる。
本発明のジヤイロスコープでは、ガラス、ガラ
ス・セラミツクその他の適当な材料で作られた光
学くさびの一方の側がユニツトの出力鏡の外側に
とりつけられ、光学くさびの他の側はプリズムに
とりつけられる。光学くさびとプリズムは出力ビ
ームを角変位させ、隅に設けられている静止して
いる立方体状の後方反射器へ出力ビームを送る。
光学くさびの角度を適切に選択することにより、
得られた干渉計の感度を、リングレーザがその中
心対称点を中心として機械的に震動させられた時
のリングレーザの感度と絶対値が等しく、符号が
逆のものにすることができ、それにより希望の補
償を行うことができる。後方へ反射されたビーム
は、リングレーザ・ジヤイロスコープからの他の
出力ビームと拡げられた機械的震動角にわたつて
相互作用して、低周波で広角の機械的震動を利用
できるようにする。アセンブリの目的は、従来の
ジヤイロスコープで要求されていたように、ロツ
クインを阻止して、高周波の機械的震動によりひ
き起される残留ロツクイン効果を避けるために、
低周波の機械的震動を利用できるようにすること
である。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
第1図は前記したような種類の従来のリングレ
ーザ・ジヤイロスコープを示す。このジヤイロス
コープは三角形のブロツク10を有する。ブロツ
ク10はオウエンス―イリノイスガラス会社
(Owens―Illinois Glass Company)から販売さ
れている「Cevvit101」(商品名)、またはシヨツ
ト・ガラス会社(Schott Glass Company)から
販売されている「Zevodur」(商品名)のような
低熱膨張率でヘリウムの拡散を防止するガラス・
セラミツクで作ることができる。ブロツク10の
中に空胴が設けられる。この空胴は2枚の高反射
率反射鏡12,13と出力鏡14により構成され
る。第1図に示すジヤイロスコープは2個の陽極
15,16と陰極17も含む。この空胴の中には
ヘリウムガスとネオンガスとの混合ガスが充填さ
れる。2個の陽極と1個の陰極との間のプラズマ
放電により、ガスが充填されている空胴の中に必
要な利得が得られる。2本の単色光ビームが反射
鏡と出力鏡により、ブロツクの周囲を時計回りと
逆時計回りとにそれぞれ伝播させられる。
ブロツク10はばね18によりベースに弾力的
に連結される。このばね18はケースにとりつけ
られている支持柱19にとりつけられる。ブロツ
ク10は外部の圧電作動器(図示せず)により駆
動して、A点を中心として擬似ランダム的に震動
させることができる。この機械的震動の目的は、
前記したように、ロツクイン効果を避けるのに十
分高い入力角速度を導入することである。
出力鏡14にとりつけられた半透明鏡21と、
隅の立方体状後方反射器20と、半透明鏡21の
近くでケースにとりつけられた光検出器22とで
干渉計アセンブリが構成される。時計回りと逆時
計回りとの2本の光ビームが半透明鏡21の所で
混合され、その結果得られたうなり周波数の光が
光検出器22によつて検出される。
前記干渉計アセンブリは異なる光路を伝わつて
きた2本の光ビームを再び組合わせる。第1図の
A点は距離dが出力鏡14の厚さtに等しいよう
に選択される。そうすると、干渉計の感度は、リ
ングレーザ・ジヤイロスコープがA点を中心とし
て機械的に震動させられる時のリングレーザ・ジ
ヤイロスコープの感度と絶対値が等しく、符号が
反対である。この干渉計により、リングレーザが
受ける実際の入力角速度を正確に回復できる。
第1図に示す従来のジヤイロスコープでは、時
計回りと逆時計回りとの2本の単色光ビームが光
検出器22に到達した時に、それら2本のビーム
の間に小さな収束角度が形成されるように、それ
ら2本のビームは組合わされる。このようにし
て、暗い部分が点在する2個所またはそれ以上の
明るい領域より成る干渉パターンが形成される。
その干渉パターンはリングレーザの回転の向きに
応じていずれの側へも動く。したがつて、このレ
ーザの回転の向きは、干渉パターン内の明るい領
域の間の距離の4分の1の距離をおいて配置され
る2つの領域に光検出器22を分割することによ
つて、検出することができる。
ブロツク10をその支持柱19を中心として機
械的に平衡させるために、非対称的な切込み部2
3,24,26と、偏心穴27とがブロツク10
に設けられる。そのようにして平衡をとる必要が
ある理由は、従来のこの種のジヤイロスコープで
はユニツトと外部の直線震動源とが機械的に結合
されることを避けるために、ブロツクの対称線か
らA点が外れているからである。
第1図に示す従来のリングレーザ・ジヤイロス
コープに固有の欠点は、その対称線B―Bを横切
る温度勾配に対してこのジヤイロスコープが極め
て敏感なことである。それらの温度勾配は空胴内
におけるガスの流れを変え、その結果として入力
角速度が加えられない時にスプリアス出力パルス
が発生されることになる。この現象は、たとえ
ば、周囲温度が変化したり、装置が動作を開始し
てから一定温度に落ちつくまでの温度変化などに
起因する温度変化が存在する場合に起る。そのよ
うな温度勾配が生ずる理由は、第1図に示すブロ
ツク10が非対称的な構造だからである。温度勾
配に含まれる時定数は時のオーダである。
第1図に示す従来のリングレーザ・ジヤイロス
コープの別の欠点は、機械的な震動の大きさが約
±0.5゜に制限されることである。その理由は、
後方反射器20からの反射ビームが、極めて小さ
な震動角でのみ他の出力ビームと一致することで
ある。したがつて、第1図に示す従来のジヤイロ
スコープでは、±0.5゜よりも大きい機械的震動角
では出力が存在しないために、その震動角より大
きい震動角に対しては2本のビームをヘテロダイ
ン検波することが不可能である。そのために、従
来のジヤイロスコープでは比較的高い振動数の機
械的震動を用いる必要があるが、そうするとジヤ
イロスコープの入力と出力の間にロツクイン非直
線が残ることになる。また、高い振動数の震動で
は慣性誘導装置で通常用いられる加速度、ジヤイ
ロスコープのような近くに設けられている機器に
悪影響が及ぶ。
従来のリングレーザ・ジヤイロスコープのこの
ような欠点は本発明のリングレーザ・ジヤイロス
コープによつて解消される。第2,3図に本発明
のリングレーザ・ジヤイロスコープの実施例を示
す。第2,3図に示す実施例の構造はいくつかの
面で第1図に示す従来のリングレーザ・ジヤイロ
スコープの構造に類似するから、本発明のリング
レーザ・ジヤイロスコープは従来のものと異なる
部分についてのみ詳しく説明することにする。
第2,3図に示すリンクレーザ・ジヤイロスコ
ープにおいて、ばね18およびその支持柱19の
中心すなわちA点は、第1図に示すジヤイロスコ
ープの場合とは異なり、対称線B―B上に位置さ
せられる。したがつて、本発明のリングレーザ・
ジヤイロスコープのブロツクには非対称的な切込
み23,24,26または偏心穴27を設ける必
要はない。
出力鏡29には透明な光学接着剤により光学く
さび28がとりつけられる。光学すさび28はコ
ーニング・ガラス会社(Corning Glass
Company)から「U.L.E」という商品名で販売
されている超低膨張ガラスであるチタニアで安定
化されたガラス・セラミツクのようなガラス―セ
ラミツク材料で作ることができる。この材料は水
のように透明で、レーザブロツクの熱膨張率に良
く一致する熱膨張率を有する。熱によりひき起さ
れる応力によつて光学的な干渉じまができること
を避けるために、光学くさび28とブロツクとの
熱膨張率を良く一致させることが必要である。光
学くさび28には半透明被膜30が施される。光
学素子の全ての外面には反射防止層を付着して損
失を減少させることが好ましい。
第2,3図に示すリングレーザ・ジヤイロスコ
ープのケースには後方反射器30が設けられる。
この後方反射器30は通常は隅の立方体状後方反
射器である。感度円33の上に光中心があるよう
にして後方反射器32を設ける。感度円33の中
心はA点にあり、その半径rは r=2B/L である。ここに、Lは空胴の光路長、Bはこの光
路により囲まれる面積である。
後方反射器32の面にも適当な反射防止層を形
成する。後方反射器からの表面反射がレーザ空胴
へ戻されることを避けるために、後方反射器は少
しずれた位置に設けられる。
光学くさび28の外面に直角プリズム31が透
明な光学接着剤でとりつけられる。光学くさび2
8は逆時計回りのビームを角変化させるから、そ
の逆時計回りのビームは直角プリズム31の中で
2回反射されてからビーム34として後方反射器
32へ向つて進む。ビーム34は後方反射器32
により反射されてから、ビーム35となつて直角
プリズム31へ向つて進む。
以上説明した光学素子は干渉計を構成し、この
干渉計の感度は、リングレーザ・ジヤイロスコー
プが震動させられる時のそのジヤイロスコープの
感度と絶対値が等しく、符号が逆である。それら
の光学素子は、後方反射器32に入射するビーム
34と、反射器32から出るビーム35とが互い
に平行で、感度円33の半径に垂直であるように
配置される。ビーム25が光学くさび28に入射
すると、そのビーム25は半透明反射膜30によ
り反射される。出力鏡29を透過する時計回りの
ビームは半透明反射膜30を透過する。時計回り
のビームとビーム35とは一致し、プリズム31
で更に反射されてからそれら2本のビームはブロ
ツクに固定されている光検出器36へ送られる。
それら2本のビームは光検出器36でヘテロダ
イン検波されて希望の干渉パターンを形成する。
この干渉パターンの形成に必要な小さな収束角
は、出力鏡29を数分の弧のくさび形とすること
により、または光学接着剤が希望のくさび角を成
すように光学くさび28を光学くさびで出力鏡2
9に接着することにより作ることができる。
第2,3図に示すリングレーザ・ジヤイロスコ
ープでは、光学くさび28と、プリズム31と、
反射器32とは干渉計を構成し、この干渉計によ
りジヤイロスコープからの出力が補償されて、か
なりの角度にわたる誘起された機械的震動の影響
を受けないようにして、ジヤイロスコープの換算
係数に悪影響を及ぼす残留ロツクイン効果が生じ
ないように、大きな角度の低振動数の震動がジヤ
イロスコープに生ずるようにする。更に、本発明
のジヤイロスコープはその構造により対称線上で
支持できるから、対称線を横切る温度勾配の悪影
響が大幅に小さくなる。
本発明の第2の実施例では、別々の出力鏡から
の時計回りと逆時計回りのビームを光学くさび2
8とプリズム31とを介して、感度円33上に設
けられている反射器32のようなビーム組合わせ
器へ送る。しかし、第2,3図に示す実施例では
行われる誤差打ち消し作用がこの実施例では存在
しないから、この第2の実施例では製作誤差の慎
重な制御が求められる。第2,3図に示す実施例
における誤差打ち消しはビームがプリズム31を
介して両方向に進むために起るものである。
したがつて、本発明はブロツクがその対称線上
に設けられ、釣合用の切込みまたは偏心穴を必要
としない改良したリングレーザ・ジヤイロスコー
プを提供するものである。ブロツクをこのように
とりつけることにより、このジヤイロスコープは
周囲温度の変化、およびジヤイロスコープのウオ
ーミングアツプ中に起る温度差に感じなくなる。
本発明のリングレーザ・ジヤイロスコープは、第
1図に示す従来のリングレーザ・ジヤイロスコー
プと比較して、許容機械的震動角を約10倍にで
き、それによりロツクイン効果をなくすために大
きな角度の低振動数の震動を用いることが実用的
に可能となる。そのような低い振動数で大きな角
度の震動により、高い振動数の震動の場合よりも
残留ロツクイン作用が少なくなり、したがつて高
い振動数の震動では必要であつた擬似ランダム運
動を小さくできる。
本発明の別の利点は、出力鏡をブロツクの上の
最適な位置に設けて後方散乱をできるだけ少なく
できることである。これは第1図に示す従来のジ
ヤイロスコープでは、出力鏡が前記した理由で半
反射部分21を含み、その半反射部分が特定の光
路上に正しく配置されるように出力鏡をブロツク
上の固定位置に配置せねばならないから、出力鏡
をブロツク上の最適位置に配置できなかつた。
本発明のリングレーザ・ジヤイロスコープの更
に別の利点は、後方反射器ビーム組合めせ器32
の占有スペースが、第1図に示す従来のリングレ
ーザ・ジヤイロスコープのビーム組合わせ器21
の占有スペースよりも小さいことである。
【図面の簡単な説明】
第1図は対称平面を横切る温度勾配に敏感な従
来のリングレーザ・ジヤイロスコープの略図、第
2図は隅の立方体状後方反射器とともに干渉計を
構成する光学くさびとプリズムとがとりつけられ
る本発明のリングレーザ・ジヤイロスコープの略
図、第3図は本発明のリングレーザ・ジヤイロス
コープの動作の説明に有用な第2図のジヤイロス
コープの一部を切り欠いて示す拡大斜視図であ
る。 10……ブロツク、12,13……反射鏡、1
5,16……陽極、17……陰極、18……ば
ね、19……支持柱、22,26……光検出器、
28……光学くさび、29……出力鏡、30,3
2……後方反射器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2本のレーザビームを発生するリングレーザ
    共振空胴を有する対称ブロツクと、ジヤイロスコ
    ープの入力軸を中心として2本のレーザビームを
    時計回りと逆時計回りとの向きに閉ループを伝播
    させるために前記ブロツクに装置される反射器
    と、ジヤイロスコープの入力軸に沿つて延びる軸
    線を有し、ブロツクの対称線上に位置させられる
    ブロツクの支持器と、ブロツクが入力軸を中心と
    して角運動できるようにブロツクを支持器に機械
    的に連結するための弾力要素と、ブロツクの十分
    な角運動変位にわたつて入力軸を中心としてブロ
    ツクにひき起される機械的な震動の影響をジヤイ
    ロスコープの出力が受けないようにするためにブ
    ロツクに結合される補償干渉計要素とを備えるこ
    とを特徴とするリングレーザ・ジヤイロスコー
    プ。 2 特許請求の範囲第1項に記載のジヤイロスコ
    ープにおいて、光検出器を含み、前記反射器は出
    力鏡を含み、前記干渉計要素は静止後方反射器
    と、1本のレーザビームを後方反射器へ導き、他
    方のレーザビームと後方反射器からの反射ビーム
    とを光検出器へ導くために出力鏡の外側に装置さ
    れる要素とを備えることを特徴とするジヤイロス
    コープ。 3 特許請求の範囲第2項に記載のジヤイロスコ
    ープにおいて、後方反射器へ導かれるレーザビー
    ムと、後方反射器から反射されたレーザビームと
    は互いに離れている2本の平行光路に沿つて進む
    ことを特徴とするジヤイロスコープ。 4 特許請求の範囲第3項に記載のジヤイロスコ
    ープにおいて、出力鏡の外側に装置される前記要
    素は、出力鏡の外面にとりつけられる光学くさび
    と、この光学くさびの外面にとりつけられるプリ
    ズムとを含むことを特徴とするジヤイロスコー
    プ。 5 特許請求の範囲4項に記載のジヤイロスコー
    プにおいて、前記光学くさびの表面のうち前記出
    力鏡に隣接する部分には、前記プリズムから反射
    されてきた後方反射器からの反射ビームをプリズ
    ムへ反射させてプリズムから光検出器へ入射させ
    るため、および他のレーザビームをプリズムへ向
    けてプリズムの反射により光検出器へ入射させる
    ための半透明反射膜を含むことを特徴とするジヤ
    イロスコープ。 6 特許請求の範囲第4項に記載のジヤイロスコ
    ープにおいて、前記プリズムと光学くさびとは光
    学接着剤により互いにとりつけられるとともに、
    出力鏡にとりつけられ、前記光学くさびは熱によ
    りひき起される応力のために複屈折が生ずること
    を避けるように熱膨張を一致させるように選択さ
    れることを特徴とするジヤイロスコープ。 7 特許請求の範囲第4項に記載のジヤイロスコ
    ープにおいて、光学くさびを出力鏡にとりつける
    接着剤層を含み、前記光学検出器に入射した光に
    所定の干渉パターンを形成させるように、光学く
    さびと出力鏡との間に選択されたくさび角度を形
    成させるためのくさび形を前記接着剤層が有する
    ことを特徴とするジヤイロスコープ。 8 特許請求の範囲第4項に記載のジヤイロスコ
    ープにおいて、前記プリズムは直角プリズムであ
    つて、Lを前記閉じられたループの長さ、Bを前
    記閉じられたループで囲まれた面積、r=2B/
    Lとして、後方反射器の中心がジヤイロスコープ
    の入力軸から半径rのにあるように位置させられ
    ることを特徴とするジヤイロスコープ。
JP9874078A 1977-09-07 1978-08-15 Ring laser gyroscope Granted JPS5441693A (en)

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DE2839066A1 (de) 1979-03-22
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NO782989L (no) 1979-03-08
JPS5441693A (en) 1979-04-03
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