JPS6137895Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6137895Y2 JPS6137895Y2 JP15812581U JP15812581U JPS6137895Y2 JP S6137895 Y2 JPS6137895 Y2 JP S6137895Y2 JP 15812581 U JP15812581 U JP 15812581U JP 15812581 U JP15812581 U JP 15812581U JP S6137895 Y2 JPS6137895 Y2 JP S6137895Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- load
- shackle
- base
- eye
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 235000013372 meat Nutrition 0.000 claims description 5
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 238000005496 tempering Methods 0.000 description 1
- 238000009864 tensile test Methods 0.000 description 1
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Control And Safety Of Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案は起重機、ホイスト、ウインチなどにより
荷物を移送するときに用いるシヤツクルに関する
ものである。
荷物を移送するときに用いるシヤツクルに関する
ものである。
荷物を空中に吊上げて移送するときまたは所定
の軌道上を引張り移送するとき、鎖またはロープ
をシヤツクルに取付けこのシヤツクルに荷物を支
持させることが多い。シヤツクルは一般に第1図
に示すように目1を有する円環状の本体部2と軸
孔3を有する基部4とからなり、目1に鎖または
ロープ或いはこれらの取付金具を挿通すると共
に、軸孔3にクランプその他の荷物支持具をピン
結合して使用するのが普通である。従つて、シヤ
ツクルには荷物移送時に強大な引張り力が作用す
るので材料、断面形状、断面積を予想される最大
荷重に耐え得るように選定し且つ荷物の重量を制
限するなど、設計上および使用上充分な考慮を払
つているが、荷物移送中に引張り力の作用方向が
変化したときなどに取付金具、ピン、荷物支持具
が摩滅、変形或いは疲労して破損するに至り荷物
を落下させるなどの事故の原因となる。これらの
摩滅,変形,材料の疲労は外部から観察できない
ことが多いのでそのまま使用すると事故が突然発
生する。そこで、一定以上の引張り力が作用した
ことを外部から観察できる表示装置を吊上げ部材
に設けることが特公昭37−18925号に記載されて
知られている。
の軌道上を引張り移送するとき、鎖またはロープ
をシヤツクルに取付けこのシヤツクルに荷物を支
持させることが多い。シヤツクルは一般に第1図
に示すように目1を有する円環状の本体部2と軸
孔3を有する基部4とからなり、目1に鎖または
ロープ或いはこれらの取付金具を挿通すると共
に、軸孔3にクランプその他の荷物支持具をピン
結合して使用するのが普通である。従つて、シヤ
ツクルには荷物移送時に強大な引張り力が作用す
るので材料、断面形状、断面積を予想される最大
荷重に耐え得るように選定し且つ荷物の重量を制
限するなど、設計上および使用上充分な考慮を払
つているが、荷物移送中に引張り力の作用方向が
変化したときなどに取付金具、ピン、荷物支持具
が摩滅、変形或いは疲労して破損するに至り荷物
を落下させるなどの事故の原因となる。これらの
摩滅,変形,材料の疲労は外部から観察できない
ことが多いのでそのまま使用すると事故が突然発
生する。そこで、一定以上の引張り力が作用した
ことを外部から観察できる表示装置を吊上げ部材
に設けることが特公昭37−18925号に記載されて
知られている。
しかしながら、この吊上げ部材に用いられてい
る表示装置は本体鎖と親リンクとの間に装入連結
される円形の表示リンクからなるものであり、円
形であるため荷重が分散して容易に変形せず、ま
た緩んだ状態で自由に回転し、このため常に一定
の箇所に荷重を集中させておくことができないの
で規定荷重を大きく越えた場合にのみ変形し、長
期間の使用により一箇所に集中する規定内の荷重
によつて発生する金属疲労による強度の低下を検
知できず、また、変形が微妙な場合には観察しに
くいという問題点があり、実用的でなかつた。
る表示装置は本体鎖と親リンクとの間に装入連結
される円形の表示リンクからなるものであり、円
形であるため荷重が分散して容易に変形せず、ま
た緩んだ状態で自由に回転し、このため常に一定
の箇所に荷重を集中させておくことができないの
で規定荷重を大きく越えた場合にのみ変形し、長
期間の使用により一箇所に集中する規定内の荷重
によつて発生する金属疲労による強度の低下を検
知できず、また、変形が微妙な場合には観察しに
くいという問題点があり、実用的でなかつた。
本考案はこのような問題を解決し、一定以上の
引張り力が作用したとき容易に変形して荷重を吸
収し事故を防止するとともに過荷重が作用したこ
とを外部から観察することは勿論、規定内の荷重
によつて発生する金属疲労による強度の低下をも
検知し、きわめて安全なシヤツクルを提供するこ
とを目的とするもので、円環状の本体部の目に基
部へ向つて延びる切込み部が設けられ、この切込
み部を挾んだ肉部は内側へ凸に彎曲させられ次第
に間隔を狭くして本体部から基部へ移行している
ことを特徴とするものである。
引張り力が作用したとき容易に変形して荷重を吸
収し事故を防止するとともに過荷重が作用したこ
とを外部から観察することは勿論、規定内の荷重
によつて発生する金属疲労による強度の低下をも
検知し、きわめて安全なシヤツクルを提供するこ
とを目的とするもので、円環状の本体部の目に基
部へ向つて延びる切込み部が設けられ、この切込
み部を挾んだ肉部は内側へ凸に彎曲させられ次第
に間隔を狭くして本体部から基部へ移行している
ことを特徴とするものである。
以下本案の実施例を図面に就いて説明すると、
目11を有する円環状の本体部12とその一側方
へ突出して一体に形成された軸孔13を有する基
部14とからなり、前記の目11には基部14へ
向つて延びる切込み部15を設け、この切込み部
15を挾んだ肉部16,16は内側へ凸に彎曲さ
せると共に次第に間隔を狭くして本体部12から
基部14へ移行させたものであつて、肉部16の
内側縁16aおよび外側縁16bは本体部12の
同心円状の内側縁12aおよび外側縁12bに連
続し且つこれらと反対方向へ彎曲している。
目11を有する円環状の本体部12とその一側方
へ突出して一体に形成された軸孔13を有する基
部14とからなり、前記の目11には基部14へ
向つて延びる切込み部15を設け、この切込み部
15を挾んだ肉部16,16は内側へ凸に彎曲さ
せると共に次第に間隔を狭くして本体部12から
基部14へ移行させたものであつて、肉部16の
内側縁16aおよび外側縁16bは本体部12の
同心円状の内側縁12aおよび外側縁12bに連
続し且つこれらと反対方向へ彎曲している。
第3図は第2図に示した前記実施例のシヤツク
ルを重量物吊上げ移送用のクランプに装備した使
用例を示すもので、平行な板状の本体21,22
の間に架設したカム軸24に本体21,22の受
け縁23と協働して重量物Wを挾み咬えるカム2
5を回動可能に支承し、同じく本体21,22に
設けた支軸26に戻しレバー27を回動可能に支
承してこれらのカム25と戻しレバー27との間
にカム25に掴み力を発生させる方向または反対
方向の回転力を与える引張りばね28を架設し、
シヤツクル29はカム25にピン30によつて回
動自由に取付けて構成されている。このクランプ
即ち荷物支持具の受け縁23とカム25との間隙
に重量物Wを差込み、シヤツクル29の目11に
挿通したロープ31(または鎖)を引張ることに
よりカム25が第3図反時計方向へ回動して重量
物Wに圧接し掴み力を発生し、引張りばね28は
掴み力を増強する。ロープ31を緩めて戻しレバ
ー27を第3図時計方向へ回動すると、引張りば
ね28はその軸線が支軸26の中心よりもカム2
5から遠い方へ移動したときカム25に時計方向
の回転力を与え重量物を釈放する。
ルを重量物吊上げ移送用のクランプに装備した使
用例を示すもので、平行な板状の本体21,22
の間に架設したカム軸24に本体21,22の受
け縁23と協働して重量物Wを挾み咬えるカム2
5を回動可能に支承し、同じく本体21,22に
設けた支軸26に戻しレバー27を回動可能に支
承してこれらのカム25と戻しレバー27との間
にカム25に掴み力を発生させる方向または反対
方向の回転力を与える引張りばね28を架設し、
シヤツクル29はカム25にピン30によつて回
動自由に取付けて構成されている。このクランプ
即ち荷物支持具の受け縁23とカム25との間隙
に重量物Wを差込み、シヤツクル29の目11に
挿通したロープ31(または鎖)を引張ることに
よりカム25が第3図反時計方向へ回動して重量
物Wに圧接し掴み力を発生し、引張りばね28は
掴み力を増強する。ロープ31を緩めて戻しレバ
ー27を第3図時計方向へ回動すると、引張りば
ね28はその軸線が支軸26の中心よりもカム2
5から遠い方へ移動したときカム25に時計方向
の回転力を与え重量物を釈放する。
シヤツクルに一定以上の引張り力が作用する
と、第4図Aのように肉部16,16が変形して
互いが接近して切込み部15の間隔を狭くし、更
に大きな引張り力が作用すると第4図Bのように
本体部12が長円環状に変形するようになるので
ある。シヤツクルは一般に露出しているので前記
の変形を外部から観察でき、一見して過荷重が作
用したことを知ることができる。
と、第4図Aのように肉部16,16が変形して
互いが接近して切込み部15の間隔を狭くし、更
に大きな引張り力が作用すると第4図Bのように
本体部12が長円環状に変形するようになるので
ある。シヤツクルは一般に露出しているので前記
の変形を外部から観察でき、一見して過荷重が作
用したことを知ることができる。
即ち、基部14から本体部12へ向つて外側方
へ彎曲しながら延びる肉部16,16は比較的容
易に変形するもので、これによつて荷重超過を知
り得ると共にこの変形によつて荷重を吸収し取付
金具、ピン、荷物支持具の摩滅,変形,疲労を軽
減乃至阻止するのである。そして、肉部16,1
6が互いに接近し平行状態に近づくに従つて引張
り強度が増大し破断の心配をなくすのであつて、
焼入れ、焼戻し処理を施して硬度を調節すると共
に靭性をもたせることによつて変形容易にして破
断の虞れがないシヤツクルを提供できるものであ
る。
へ彎曲しながら延びる肉部16,16は比較的容
易に変形するもので、これによつて荷重超過を知
り得ると共にこの変形によつて荷重を吸収し取付
金具、ピン、荷物支持具の摩滅,変形,疲労を軽
減乃至阻止するのである。そして、肉部16,1
6が互いに接近し平行状態に近づくに従つて引張
り強度が増大し破断の心配をなくすのであつて、
焼入れ、焼戻し処理を施して硬度を調節すると共
に靭性をもたせることによつて変形容易にして破
断の虞れがないシヤツクルを提供できるものであ
る。
本案のシヤツクルを降伏点70Kg/mm2、引張り強
さ80Kg/mm2の高抗張力鋼で作り、引張り荷重を
徐々に増大したときおよび5tonの衝撃引張り荷重
を作用させたときの伸びを測定した所、それぞれ
第5図,第6図の結果を得た。第5図において、
4.3ton以下は弾性変形であつて4.3tonにおいて降
伏点に達し、それ以上の荷重で変形量が増加して
いることが認められこの領域で肉部16,16が
互いに接近している。第6図においては降伏点は
3.8tonであり、それ以上の荷重で変形量が増加し
ている。
さ80Kg/mm2の高抗張力鋼で作り、引張り荷重を
徐々に増大したときおよび5tonの衝撃引張り荷重
を作用させたときの伸びを測定した所、それぞれ
第5図,第6図の結果を得た。第5図において、
4.3ton以下は弾性変形であつて4.3tonにおいて降
伏点に達し、それ以上の荷重で変形量が増加して
いることが認められこの領域で肉部16,16が
互いに接近している。第6図においては降伏点は
3.8tonであり、それ以上の荷重で変形量が増加し
ている。
以上のように本案によると、過荷重を吸収して
他の部材に損傷を与えることがなく、且つ自身が
変形して過荷重が作用したことを外部から観察で
き、しかも長期間のうちに規定内の荷重によつて
生じる金属疲労をも検知できる等、きわめて安全
に使用できるシヤツクルが提供されるのである。
他の部材に損傷を与えることがなく、且つ自身が
変形して過荷重が作用したことを外部から観察で
き、しかも長期間のうちに規定内の荷重によつて
生じる金属疲労をも検知できる等、きわめて安全
に使用できるシヤツクルが提供されるのである。
第1図は従来品の斜視図、第2図は本案の実施
例の正面図、第3図は使用例の一部切截した正面
図、第4図A,Bは変形の状態を示す正面図、第
5図,第6図は引張り試験の結果を示すグラフで
ある。 11……目、12……本体部、14……基部、
15……切込み部、16……肉部。
例の正面図、第3図は使用例の一部切截した正面
図、第4図A,Bは変形の状態を示す正面図、第
5図,第6図は引張り試験の結果を示すグラフで
ある。 11……目、12……本体部、14……基部、
15……切込み部、16……肉部。
Claims (1)
- 目を有する円環状の本体部とその一側方へ突出
して形成された基部とからなり、前記の目には前
記基部へ向つて延びる切込み部が設けられ、この
切込み部を挾んだ肉部は内側へ凸に彎曲させられ
次第に間隔を狭くして本体部から基部へ移行して
いる荷物移送用シヤツクル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15812581U JPS5863443U (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | 荷物移送用シヤツクル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15812581U JPS5863443U (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | 荷物移送用シヤツクル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5863443U JPS5863443U (ja) | 1983-04-28 |
JPS6137895Y2 true JPS6137895Y2 (ja) | 1986-11-01 |
Family
ID=29950628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15812581U Granted JPS5863443U (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | 荷物移送用シヤツクル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5863443U (ja) |
-
1981
- 1981-10-23 JP JP15812581U patent/JPS5863443U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5863443U (ja) | 1983-04-28 |
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