JPS6137281Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案はゴルフ靴に関する。

〈従来技術〉 ゴルフプレイに関しては、グリーンをいためた
り、足場が滑らないようにスタンスをとるため、
ゴルフ靴裏に鋼製スパイクをねじこんだ短靴をは
くことになつている。そして足を疲れさせせない
靴がよいゴルフにつながる。

しかし、従来のゴルフ靴は、第１図の様に、ス
パイク１付底板２と、この底板２の全外周縁に接
続された硬質芯入甲部５とからなるものであつ
た。したがつて、旅行時等の携帯の際に左右の靴
を互に逆に重ねてもそのまま二足分の高さH1に
なり、かさばるという欠点があつた。

〈目 的〉 本考案は上記に鑑がみなされたもので、軽量で
かさばらず携帯に便利なゴルフ靴の提供を目的と
している。

〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を第２，３，４図に基
づいて説明すると、ゴルフ靴は、スパイク１付底
板２と、この底板２の全外周縁から上側へ突設さ
れた、後大幅部３ｂとその他の小幅部３ａからな
る硬質下甲部３と、この硬質下甲部３の上側に接
続された軟質上甲部４とから構成されている。

前記軟質上甲部４は、芯なしの皮（合成皮、天
然皮等）製であり、硬質下甲部３は従来の甲部と
同様に芯入りの皮（合成皮、天然皮等）製で、そ
の小幅部３ａはほぼ20mm位であるが、その後大幅
部３ｂはほぼ40mmと高く、下甲部の外表面Ａには
従来同様の防水合成樹脂加工が施されている。

上記のゴルフ靴においては、底板２の全外周縁
から上側へ硬質下甲部３が突設されているので、
打球時には足に掛かる力がスパイク１付底板２の
スパイク１を介して足場に伝わり、正しい姿勢を
保持できる。またこの硬質下甲部３の上側に軟質
上甲部４接続されているので、旅行時等の携帯の
際に左右の靴を互に逆に重ねて押えると、この軟
質上甲部４は靴の内側にたわんで変形し、従来の
高さH1の約半分の高さH2にしかならない。また
この軟質上甲部４は、この部分を硬質皮で形成し
た場合より軽くなる。

なお、上記や第３図ｂの実施例では軟質上甲部
４は下方へ延長されて底板２に固定されている
が、本考案においては、軟質上甲部４を延長せず
に硬質下甲部３の上縁に直接接続してもよい。

〈効 果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案のゴルフ
靴は、スパイク付底板と、この付底板の全外周縁
から上側へ突設された、後大幅部とその他の小幅
部からなる硬質下甲部と、この硬質下甲部の上側
に接続された軟質上甲部とから構成されたもので
ある。したがつて、本考案によれば軽量でかさば
らず携帯に便利な靴を提供できるという優れた効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の側面図、第２図は本考案靴の
実施例の側面図、第３図ａ，ｂは同断面図、第４
図は同左右の靴を重ねた状態の側面図である。 １：スパイク、２：底板、３：硬質下甲部、３
ｂ：後大幅部、３ａ：小幅部、４：軟質上甲部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. スパイク１付底板２と、この底板２の全外周縁
   から上側へ突設された、後大幅部３ｂとその他の
   小幅部３ａからなる硬質下甲部３と、この硬質下
   甲部３の上側に接続された軟質上甲部４とから構
   成されたゴルフ靴。