JPS6137206Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6137206Y2
JPS6137206Y2 JP9690078U JP9690078U JPS6137206Y2 JP S6137206 Y2 JPS6137206 Y2 JP S6137206Y2 JP 9690078 U JP9690078 U JP 9690078U JP 9690078 U JP9690078 U JP 9690078U JP S6137206 Y2 JPS6137206 Y2 JP S6137206Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
winding
fuselage
machine
laid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9690078U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5512391U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9690078U priority Critical patent/JPS6137206Y2/ja
Publication of JPS5512391U publication Critical patent/JPS5512391U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6137206Y2 publication Critical patent/JPS6137206Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 田植機をして、汎用されている歩行型のものに
代えて乗用型のものとするときは、作業者の疲労
度が大巾に軽減されると共に、作業能率が大巾に
向上するものであるが、この考案は、機体を機体
前部と機体後部とに2分割し、その間を鉛直軸線
まわりで相対回動可能に連結して、機体前後部間
の相対回動により機体操向を向なうように構成さ
れた乗用田植機において、各植付け直進走行中に
植付けられる株条が所定のように整列せしめられ
るように、機体進路についての自動操向を行なう
自動操向装置に関するものである。
すなわち、畦際端での小廻りの旋回を頻繁に要
求される乗用田植機を、上記のように2分割され
た機体の前後部間の相対回動により操向を得る、
いわゆる胴折れ操向型のものとするときは、上記
の小廻りの旋回が容易となるといつた実益が与え
られるが、この考案は、このような長所を備えた
胴折れ操向型の乗用田植機において、上記のよう
な自動操向を精度良く行なうと共に、一定の不都
合も生じないように図られた、新規な自動操向装
置を提供しようとするものである。
図示の実施例について、この考案に係る乗用田
植機の自動操向装置の構成を説明すると、この実
施例はこの考案を、第1、第2図に示すような乗
用田植機において実施した例に係る。この乗用田
植機は、第1、2図に示すように、ミツシヨンケ
ースを兼用させた機体を分割面Pに沿つて機体前
部1と機体後部2とに前後に2分割し、その間
を、互に同心的な上下の鉛直支点軸3まわりで相
対回動自在に連結し、左右の前輪4を備えた機体
前部1に対し左右の後輪5を備えた機体後部2
を、乗用座席6に座乗せる作業者がその前方の操
縦ハンドル7操作で相対的に振つて、手動的な機
体操向を行なういわゆる胴折れ操向型のものに構
成されている。この乗用田植機の機体走行は、機
体後部2にエンジンカバー8内において塔載され
たエンジン(図示せず)の動力を、上記支点軸3
位置では機体前後部1,2間の相対回動を許容し
つつ動力伝導を可能とする伝動機構(図示せず)
にて機体前後部1,2間で適宜に伝達して、左右
の前輪4と左右の後輪5とへ伝え、4輪駆動によ
つて行なうようになされている。また図示乗用田
植機の植付部9は、機体前部1にトツプクリン1
0及びロワリンク11にて昇降可能に接続して、
機体ないし本機の前方に設けられており、この植
付部9の駆動、つまり該植付部9の苗載台12の
横往復駆動と植付爪13の上下回動駆動とは、機
体前部1から植付部9のトランスミツシヨン14
に伝動するフレキシブル伝動軸機構15を設け
て、トランスミツシヨン14により行なわせるよ
うにされている。トランスミツシヨン14に懸垂
支持させてあるフロート16により下方から受け
支持されている植付部9はさらに、この植付部9
と機体前部1間に張設された左右1対の補助バネ
17により上方向きに引き勝手に支持されてい
る。植付部9を下方の作業位置と上方の待機位置
間で昇降させるためには、油圧リフトアーム18
が設けられており、また乗用座席6の後方には予
備苗載台19を設置してある。
図示乗用田植機が上記のように構成されている
のに対し、この乗用田植機には、この考案に従つ
た。次のような自動操向装置を設けてある。
すなわち、この自動操向装置は、第1−3図に
示すような各植付け直進走行中に、1本のワイヤ
20を、第2,3図に機体右側について示すよう
に、機体走行径路に沿い捲出して圃場に敷設する
と共に、前回の植付け直進走行中に敷設された他
の1本のワイヤ20を、第2,3図に機体左側に
ついて示すように、捲取つて行くものとされてい
る。そしてこの自動操向装置は、捲取られつつあ
る上記他の1本のワイヤ20を機体走行径路の基
準線として、その捲取り前に該他のワイヤ20各
部の機体巾方向での位置を、センサーボツクス2
1及びセンサーアーム22を備えた位置センサー
23にて検出し、その検出値に応じ、機体前後部
1,2間に配された自動操向装置の油圧シリンダ
24にて機体前後部1,2間を、前記支点軸3ま
わりで適宜に相対回動させ、該他の1本のワイヤ
20に沿う方向に機体進路を自動的に修正するも
のに、構成されている。
以上のようであるが、上記のように線条体の一
例であるワイヤ20を捲出し及び捲取るための線
条体捲出し・捲取り装置が、特に次のようなもの
に構成されている。すなわち、先端にアンカー状
のウエイト25を取付け該ウエイト25により先
端位置を圃場内において固定するものとされてい
るワイヤ20を捲出し及び捲取りするための該線
条体捲出し・捲取り装置は、機体前部1上に設置
した左右1対のウインチ26を備えており、各ワ
イヤ20をその側のウインチ26に捲きかけてお
いて、ワイヤ20の捲出しは、ウインチ26の自
由回転で機体走行により行なわせ、またワイヤ2
0の捲取りは、ウインチ26の捲取り方向への回
転駆動により行なわせることと、されているが、
この線条体捲出し・捲取り装置におけるワイヤ2
0の捲出し・捲取り口には、次のような位置に配
して設けられている。すなわち、各ワイヤ20の
機体前後方向での、ウエイト25反対側の端が、
乗用田植機からのワイヤ20捲出し端もしくは乗
用田植機へのワイヤ20捲取り端となり、該ワイ
ヤ捲出し・捲取り端に線条体捲出し・捲取り装置
の捲出し・捲取り口が設けられるのであるが、該
ワイヤ捲出し・捲取り端には、植付部9に支持さ
せて前後1対のローラ27,28を設けてあり、
該ローラ27,28によつてワイヤ20の捲出
し・捲取り口を形成している。そして、捲出し中
のワイヤ20は後方側のローラ28に、また捲取
り中のワイヤ20は前方側のローラ27に、それ
ぞれ下面側から支承されてローラ27,28間を
上方へと導いてあるが、第1,2図からみてとれ
るように、ローラ27,28は、前輪4の車軸4
aの延長線上にほぼ位置させて、設けられてい
る。
より具体的に説明すると、植付部9には、この
植付部9の前端部と両側端位にわたつて張り渡さ
れて該植付部9を保護するロツド状のバンバー2
9を設けてあるが、このバンバー29の後端横向
き部分に固着した支持金物30に機体巾方向に沿
う水平支軸31まわりで昇降回動自在に支持させ
て、機体前後方向に沿う左右1対の支持アーム3
2を設けてあり、この各支持アーム32の先端に
は、機体前部1のチエンケース33(第2図)に
支持された前輪車軸4aの延長線上にほぼ位置す
るそり34を固定してある。そして第4図に明瞭
に示すように、ガイド溝27a,28aを有する
上記ローラ27,28をこのそり34に、そり3
4底壁の開口から一部を下方に臨ませて、回転自
在に軸支させてあり、以上により、ワイヤ20の
捲出し・捲取り口を形成するローラ27,28
を、前輪車軸4aの延長線上にほぼ位置させてい
るのである。支持アーム32上には重錘35を載
せてあり、この重錘35によつて支持アーム32
を、そり34及びローラ27,28が下降する向
きに適宜に附勢させてある。
そり34の上方には、第1−3図に示すよう
に、機体前部1から側方に延出させた支持アーム
36の先端に機体前後方向に沿う軸線まわりで回
転自在に軸支させて、ガイド溝付きのローラ37
を設けてある。捲出されるワイヤ20は、そり3
4上における機体後方向側のローラ28へ支承さ
せて、また捲取られるワイヤ20は、そり34上
における機体前方側のローラ27へ支承させて、
それぞれ上方へ導かれ、上方のローラ37に支承
されて機体巾方向へと方向転換された上で関連す
るウインチ26へと導かれている。両側のウイン
チ26はそのウインチモータ26aを、第3図に
示すように、スライドボツクス38を介して機体
上の電源39へと接続L1されており、スライド
ボツクス38内には、何れか1個のウインチモー
タ26aを選択的に電源39へ切替え接続するた
めのスイツチ(図示せず)を、内蔵させてある。
なおウインチモータ26とウインチ26本体間に
は、スリツピング・クラツチを介在させて、機体
走行速度よりも大な速度でワイヤ20捲取りが行
なわれないように図つてあり、また各ウインチ2
6には抵抗可変の適宜の捲出し抵抗附与手段を附
設して、ワイヤ20がたるみを生じることなく捲
出されるように図つてある。
前記のセンサーボツクス21及びセンサーアー
ム22を備えた位置センサー23は、左右1対設
けられており、該位置センサー23は、そのセン
サーボツクス21を前記バンバー29の前端両端
部に、前記支持金物30に対向位置させて固定し
て設けてある。センサーアーム22は、センサー
ボツクス21内に基端を臨ませ、先端側を機体後
方向き、且つ、下方向きに延出させて、捲取りワ
イヤ20側のセンサーアーム22を、最先端の逆
V字形の係合部22aでもつて捲取り中のワイヤ
20に、捲取り口を構成するローラ27よりも前
方位置で係合摺接させるように、図つてある。し
たがつて、捲取り中のワイヤ20、つまり既敷設
のワイヤ20、から係合部22aが機体巾方向で
ずれる方向に機体が偏位すると、該係合部22a
の一脚部または他脚部をワイヤ20に押されてセ
ンサーアーム22が、同偏位反対方向に揺動変位
せしめられることとなるが、センサーボツクス2
1内には、センサーアーム22の該揺動変位によ
り抵抗ないし出力電圧を変更せしめられるポテン
シヨンメータを内蔵させてある。両側のセンサー
ボツクス21ないしその内部のポテンシヨンメー
タは、第3図に示すように、バンバー29のの中
央部に固定して設けたスイツチボツクス40を介
して機体上のコントロールボツクス41へと接続
L2されている。スイツチボツクス40内には、
何れか1個のセンサーボツクス21を選択的にコ
ントロールボツクス41へ切替え接続するための
スイツチ(図示せず)を内蔵させてあり、このス
イツチは、前記スイツチボツクス38内のスイツ
チと連動操作され、捲取り中のワイヤ20側のセ
ンサーボツクス21がコントロールボツクス41
へ接続されるように、図つてある。
次に前記油圧シリンダ24は、そのシリンダ本
体24aを機体前部1の上面に沿う、機体後部2
の前方延出部2aに、またそのピストンロツド2
4b端を機体前部1上の回動枠42に、それぞれ
枢支させて設けてある。回動枠42は、詳細な図
示と説明は省略するも、図示の場合には屈曲可能
とされている。前記操縦ハンドル7のハンドル杆
7aを第1図に鎖線図示のように屈曲させ操縦ハ
ンドル7を倒伏させると、機体前部1に対し固定
されるように図つてある。したがつて、回動枠4
2の上記固定状態で油圧シリンダ24を伸縮動作
させると、前記支点軸3まわりでの一方向或は他
方向への機体前後部1,2間の相対回動が得られ
ることとなる。第3図において、43は機体上に
設けた油タンク、44はこの油タンク43から油
圧シリンダ24に給油するための油圧ポンプ、4
5は油圧ポンプ44及び油タンク43と油圧シリ
ンダ24との間に介装され油圧シリンダ24の両
油室に対する作動油の給排を制御する電磁コント
ロールバルブであつて、電磁コントロールバルブ
45は、リードL3を介して前記コントロールボ
ツクス41へと接続され、またコントロールボツ
クス41は電源39に、リードL4を介して接続
されている。
コントロールボツクス41内には、位置センサ
ー23の検出値に応じ電磁コントロールバルブ4
5の位置を切換え制御し、もつて油圧シリンダ2
4の両油室への作動油を制御し該油圧シリンダ2
4を適宜に伸縮動作させて、機体進行方向が既敷
設のワイヤ20に沿うように機体前後部1,2間
を相対回動させることとする、電磁コントロール
機構を組込んである。このようなコントロール機
構は、自動制御技術分野において周知である任意
の機構とし得るので、図示及び詳細な説明はこれ
を省略するが、このコントロール機構は例えば、
適宜に抵抗値ないし出力電圧をプリセツトし得る
基準ポテンシヨンメータと比較回路及び出力部を
備えていて、センサーボツクス21内のポテンシ
ヨンメータの抵抗値ないし出力電圧と上記基準ポ
テンシヨンメータの抵抗値ないし出力電圧とを上
記比較回路によつて比較させ、その差が零となる
ように上記出力部により電磁コントロールバルブ
45を変位させる、つまり、油圧シリンダ24の
伸縮動作で、センサーボツクス21内のポテンシ
ヨンメータの抵抗値ないし出力電圧が基準ポテン
シヨンメータのそれと等しくなるように、機体操
行を行なわせるもの等に、構成される。
以上のようであるから、図示乗用田植機を用い
ての植付け作業に際しては、各植付け直進走行端
において機体を回行させた後に、捲取つて来たワ
イヤ20端のウエイト25を機体前後側に位置さ
せて該ワイヤ20端位置を圃場内で固定すると共
に該ワイヤ20をそり34上の機体後方側のロー
ラ28にガイドさせ、また敷設して来たワイヤ2
0をそり34上の機体前方側のローラ27にガイ
ドさせると共に該ワイヤ20にセサーアーム22
の係合部22aを係合させ、両スイツチボツクス
38,40内のスイツチを、後者のワイヤ20に
関連させたウインチ26が捲取り駆動されると共
に該後者のワイヤ20位置を検出する位置センサ
ー23が作用するようにし、また操縦ハンドル7
は前記のように倒伏させておいて、次の植付け直
進走行を開始するものである。そしてこの植付け
直進走行中においては、センサーアーム22及び
センサーボツクス21を備えた位置センサー23
により、機体進路が既敷設のワイヤ20各部に沿
つているかどうかが、走行中の各位置において絶
えず検出され、この進路にずれが生じると、前記
のようなコントロール機構の制御下で油圧シリン
ダ24が選択的に伸縮動作せしめられて、自動的
に進路が修正され、植付けちれる株条が所定のよ
うに整列せしめられることとなるのであり、この
各植付け直進走行中においては、次回の植付け直
進走行時の自動操向の基準線となる別のワイヤ2
0が自動的に敷設されることとなる。したがつて
乗用座席6に座乗する作業者は、植付け作業中に
おいて、ステアリングについて全く配慮する必要
がなく、疲労が少なくなるのはもとより、機体走
行を停止させることなく予備苗載台19上から苗
載台12上への苗補給を行なえて、作業能率が向
上する。なおスイツチバツクス40内のスイツチ
で非作用側の位置センサー23のコントロールボ
ツクス41への接続を断つておくことによつて
は、該非作用センサー23からの浮動電圧の入力
が防がれ、コントロール精度の向上が期待され
る。
以上のようであるが特に、乗用田植機側のワイ
ヤ20捲出し・捲取り口を形成する前記ローラ2
7,28を、前記のように前輪車軸4aの延長線
上にほぼ位置させて設けたことによつては、次の
ような長所が発揮される。すなわち、第5図に示
すように、植付け直進走行中において自動操向用
の前記油圧シリンダ24により、機体前後部1,
2間が角度αだけ屈曲せしめられた場合について
考えると、ローラ27,28にて形成された、車
軸4a延長線上のワイヤ捲出し・捲取り口(Aは
位置)A′へと移るが、このときの機体巾方向で
の捲出し・捲取り口Aの変位量△dAは、ワイヤ
捲出し・捲取り口が他の位置Bに設けられている
場合と比較して、つまり上記の場合に位置Bが位
置B′へと移りその間の機体巾方向での変位量△d
Bとなるのと比較して、極めて小さくなる。この
ことは、それでもつて機体位置を検出される既敷
設ワイヤ20の敷設状態が、自動操向によるワイ
ヤ捲出し・捲取り口の変位でほとんど乱されない
こと、つまり該変位が僅少であることからほとん
ど乱されないことを、意味する。また捲出し敷設
中のワイヤ20についても、ワイヤ20の捲出し
端ないし捲出し口位置があまり変わらないことか
ら、それ迄のワイヤ20敷設状態がほとんど乱さ
れないこととなる。
この事実は、第5図に後輪5の車軸5aの延長
線上の一位置C、つまり上記の角度αの機体前後
部1,2間の屈折時に位置C′へと変位せしめら
れ、その間の機体巾方向での変位量が△dCとな
る位置Cに、ワイヤ20捲出し・捲取り口を設け
た場合にも、同様に成立する。すなわち、この考
案にあつては、胴折れ操向型の乗用田植機におい
て、その前輪車軸4aまたは後輪車軸5aの延長
線上にほぼ位置させてワイヤ20等の線条体の捲
出し・捲取り口を設けることで、自動的な胴折れ
操向時の該捲出し・捲取り口の機体巾方向での変
位量を小さく抑え、もつて自動操向の基準線とし
つつある既敷設ワイヤ20等についてはその敷設
状態を乱さず、また次回の自動操向のために敷設
しつつあるワイヤ20等についてもそれ迄の敷設
状態を乱さないように図つて、自動操向の精度を
高めるのである。
そしてこのように、ワイヤ20等の捲出し・捲
取り口位置を設定するときは、畦際での機体旋回
時にワイヤ20等が車輪4,5により踏まれると
いつた不都合も、生じないこととなる。すなわ
ち、第6図から明らかなように、車軸4aまたは
5aの延長線上に該捲出し・捲取り口AまたはC
があるときは、機体旋回側の捲出し・捲取り口A
またはCが機体の旋回中心Oに近付く関係となる
ため、それまで敷設して来たワイヤ20等が該旋
回側に位置していても、車輪4,5によつて踏ま
れるおそれが無くなり、円滑に作業を進め得るこ
ととなるのである。
機体の旋回後には既植苗条に沿わせて機体を位
置させた後、捲取つて来たワイヤ20が次の植付
け工程で敷設され敷設されたワイヤ20が次の植
付け工程でセンサー位置センサー20により位置
を検出させると共に捲取られて行くための条件を
前述のように整えた上で、敷設ワイヤ20による
機体位置検出と次工程の植付けを再開する。
以上の説明から明らかなように、この考案の乗
用田植機の自動操向装置は、機体を機体前部1と
機体後部2との2分割し、その間を鉛直軸3線ま
わりで相対回動可能に連結して、機体前後部1,
2間の相対回動により機体操向を行なうように構
成された乗用田植機において、各植付け直進走行
中に1本の線条体20を機体走行径路に沿い捲出
して圃場に敷設すると共に前回の植付け直進走行
中に敷設された他の1本の線条体20を捲取る線
条体捲出し・捲取り装置を設け、上記他の1本の
線条体20の機体巾方向での位置を捲取り前に検
出して、その検出値に応じ該他の1本の線条体2
0に沿う方向に機体進路を自動的に修正するよう
に構成された自動操向装置であつて、前記線条体
捲出し・捲取り装置における線条体20の捲出
し・捲取り口27,28を、前輪4または後輪5
の車軸4aまたは5aの延長線上にほぼ位置させ
て設けてなるもので、自動操向用の基準体を、機
体走行を利用して圃場に敷設するワイヤ等の線条
体としてあることから、圃場条件に左右されない
確実な位置検出が行なわれると共に、車軸延長線
上にほぼ位置させて線条体の捲出し・捲取り口を
設けたことで、先に詳述したように、自動操向中
に胴折れ操向により既敷設線条体及び敷設中線条
体の敷設状態が乱されることがほとんどなく、以
上よりして、精度の良い自動操向を行なうものと
なつていると共に、上記のような位置に線条体捲
出し・捲取り口を設けたことで、これまた先に詳
述したように、機体旋回時に車輪により線条体が
踏付けられるといつた不都合を生じないものとな
つている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を装備した乗用田
植機の側面図、第2図は同乗用田植機の平面図、
第3図は同乗用田植機要部の部材のみを示す模式
的平面図、第4図は同実施例における一部材の斜
視図、第5図及び第6図はそれぞれ、作用を説明
するための模式的平面図である。 1……機体前部、2……機体後部、3……鉛直
支点軸、4……前輪、4a……前輪車軸、5……
後輪、5a……後輪車軸、9……植付部、20…
…ワイヤ、21……センサーボツクス、22……
センサーアーム、22a……係合部、23……位
置センサー、24……油圧シリンダ、25……ウ
エイト、26……ウインチ、27,28……ロー
ラ、29……バンバー、30……支持金物、31
……水平支軸、32……支持アーム、33……チ
エンケース、34……そり、37……ローラ、3
9……電源、41……コントロールボツクス、4
4……油圧ポンプ、45……電磁コントロールバ
ルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体を機体前部と機体後部とに2分割し、その
    間を鉛直軸線まわりで相対回動可能に連結して、
    機体前後部間の相対回動により機体操向を行なう
    ように構成された乗用田植機において、各植付け
    直進走行中に1本の線条体を機体走行径路に沿い
    捲出して圃場で敷設すると共に前回の植付け直進
    走行中に敷設された他の1本の線条体を捲取る線
    条体捲取出し、捲取り装置を設け、上記他の1本
    の線条体の機体巾方向での位置を捲取り前に検出
    して、その検出値に応じ該他の1本の線条体に沿
    う方向に機体進路を自動的に修正するように構成
    された自動操向装置であつて、前記線条体捲出
    し・捲取り装置における線状体の捲出し・捲取り
    口を、前輪または後輪の車軸の延長線上にほぼ位
    置させて設けたことを、特徴としてなる自動操向
    装置。
JP9690078U 1978-07-13 1978-07-13 Expired JPS6137206Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9690078U JPS6137206Y2 (ja) 1978-07-13 1978-07-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9690078U JPS6137206Y2 (ja) 1978-07-13 1978-07-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5512391U JPS5512391U (ja) 1980-01-26
JPS6137206Y2 true JPS6137206Y2 (ja) 1986-10-28

Family

ID=29031220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9690078U Expired JPS6137206Y2 (ja) 1978-07-13 1978-07-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6137206Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5512391U (ja) 1980-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7520110B2 (en) Self-propelling machine for wrapping stacked loads with protective film
US4754815A (en) Sod laying machine
US6007004A (en) Center pivot irrigation system
JP6758278B2 (ja) 作業車
US6042031A (en) Center pivot irrigation system
US5947393A (en) Center pivot irrigation system
US4266724A (en) Mobile spraying apparatus with an axial pipe-carrier drum
JPS6137206Y2 (ja)
US11498632B2 (en) Work vehicle
JPS6121933Y2 (ja)
JPS6121934Y2 (ja)
JPS6121935Y2 (ja)
JP6758277B2 (ja) 作業車
JPS6137207Y2 (ja)
JPS6137205Y2 (ja)
GB2026293A (en) Pipe-following water take-off assembly for irrigation apparatus
JP3653142B2 (ja) 自走型茶園管理機の走行装置
EP0520329B1 (en) Water-cannon irrigation device
GB2026826A (en) Irrigation apparatus
JP2013014172A (ja) 作業車両
US3175769A (en) Self-propelled irrigation apparatus
US4354637A (en) Self-propelled reversible irrigation machine
JPS6227055Y2 (ja)
JPS6245530Y2 (ja)
JP2557470Y2 (ja) 半自走型茶葉摘採機